映文計

映画と文房具と時計、好きなものから1文字ずつもらって「映文計」。映画のことを中心に日々綴っていきます。

デパートの スーツ売り場の おじいちゃん

世の中には、買い物をしている際に店員から声をかけられる人とそうでない人がいる。

 

僕はどうか、というと、これが滅茶苦茶声をかけられるタイプの人間だ。

 

ちゃん嫁は付き合い始めの頃に僕と買い物をしていて、「あなたどれだけ買い物中に声をかけられるの?」と笑っていた。

彼女は全く声をかけられないタイプの人間だったので、ギャップの大きさに驚いたのだろう。

 

そんな僕だけど、実は買い物時に声をかけられるのは好きではない。

しかし、イヤフォンをしていようが帽子を目深に被っていようが兎にも角にも声をかけられるので、今では半ば諦めている。

 

ショップ店員は客に声をかけて一点でも多くアイテムを買わせるのが仕事だと言うのは分かっているんだけど、僕は買い物に行くときは「こう言うものが欲しい」とある程度決めてから行くので、助言も別に良いというか……

まぁ、最近はちゃん嫁に服選びの助言を請うようにしているし、ちゃん嫁のセンスを信頼しているので、店員から声をかけていただかなくても別に……と言う感じなのである。

(このエントリを店員さんが読んでいたらごめんなさいね)

 

社会人1年目は、夏のボーナスも冬のボーナスも気が付いたら消えていた。

社会人2年目のボーナスは何か形が残る物を、ということで夏のボーナスでセミオーダースーツを作った。

 

生地を選び、裏地を選び、ボタンを選び、シルエットを選ぶ。

オーダーから数か月後に自分の体型に合った冬用のスーツが出来上がったときの感動は格別で、職場の先輩からも「良いスーツじゃん」と褒められたりして、馬子にも衣装的なものを実感した。

 

以来、ボーナスが出たタイミングで定期的にパターンオーダーでスーツを誂えるようになった。

今年も、近くの百貨店でパターンオーダーのセールを行っていたので春先にスーツをオーダーした。

出来上がりの日を迎えたので、35度を超えるような酷暑の日にスーツを受け取ってきた。

 

9月も末になるというのに暑い日が続く今年。冬用スーツを着るのはまだまだ先の話になるけれど、着るのが楽しみだ。

 

このスーツをオーダーするときに対応してくれたおじいちゃん店員がまた良かった。

生地を選び、その生地に合った裏地やボタンを選んでいく段で、僕はちょっと奇を衒ったようなチョイスをしてみた。

今までの僕のオーダー履歴が所謂スタンダードを極めたようなチョイスだったので、ちょっとした変化が欲しかったのだ。

 

しかし、そのおじいちゃん店員が「こちらの方がお客様に似合うと思いますよ」と提案してくれる選択肢がどれも的確で、スタンダードな中にも遊び心を忘れない、何とも僕好みのチョイスなのだ。

 

配色や着こなしには「正解」とされる組合せがあるので、きっと店員のおじいちゃんは自分のその膨大な過去のアーカイブの中から僕好みの組み合わせを提示してくれたに過ぎないのだろう。

要は僕のような素人よりも「正解」のパターンを熟知しているということだ。

 

しかし、このおじいちゃんは引き出しの多さ云々よりも、顧客である僕が何を求めているかを的確に見抜く眼力こそ優れていたように思う。

 

この日も売り場に入るや否や声をかけられたので、正直「一人で回りたいから声掛けないでよ……」とか思っていたのだけど、あの店員さんがついてくれて良かったと今なら思える。

 

雪に縁のない地域で育った僕。富山の冬は嫌いだけど、涼しくなってくれないと冬用スーツが着られない。

少しは涼しくなってくれても良いんだよ、とお天道さんに向けて念を送るのだった。

 

お題:「あの店員さんがすごい

 

 

 

お題全文:

はてなブログでは、ビックカメラギフトカードを賞品とする特別お題 #あの店員さんがすごい を開催中! お店で買い物したときに出会った素敵な店員さんのエピソードを投稿してください。

お題 #あの店員さんがすごい に投稿
※ このお題に投稿いただいた方に、ビックカメラのアンケートをメールでお願いすることがあります。そのほか詳細をキャンペーンページの応募要項とヘルプの注意事項でご確認の上ご参加ください。
 

僕にとって、ブログってなんだろう

 

「動機の言語化か……あまり好きじゃないしな」

 

 

2020年代におけるブログの意味合いって何でしょうね。

 

ゼロ年代。

ブログ文化華やかなりし頃。

大学への長い長い通学時間をブログを読むことで飽きずに過ごしていた僕にとって、ブログとは暇な時間を「読む」という行為に向かわせる存在だった。

 

2010年代初頭に就活を迎えた僕は、大学主催の就活イベントでサイバーエージェント方と話す機会を得た。

そこで採用担当者が言っていた言葉で記憶に残っているのが、「ブログという文化も、いつまで流行が持続するか分からない」という言葉。

 

言うまでもなくサイバーエージェントといえばアメブロことアメーバブログの運営元。

僕自身はアメブロではなく別のブログサービスでブログを書いていたけど、アメブロといえばブログ文化のど真ん中にいた存在。

「サイバーエージェントの人がブログ文化の終焉を口にするなんて。ブログ文化が潰える訳ないじゃん」と思っていたが、同じくブログ文化の雄として君臨していたYahoo!ブログがサービスを終えて早3年8カ月。

support.yahoo-net.jp

 

ブログの存在意義はSNSに取って代わられた感が強い。

 

日本でSNS文化の黎明期に隆盛を極めたmixiが、メインコンテンツとして「日記」を有していたことも、ブロガーが緩やかにSNSに流れていったことと無関係ではないように思う。

 

そもそも、ブログとは“web+log”=“weblog”の略称が起源の言葉だ。

logを「日誌」と捉えると、文章を書き残すという要素が必要であるように思えるが、日本語化した「ログ(=記録)」と捉えれば、単に写真を撮って投稿するだけでも十分「ログを残す」という要件を満たしているように思える。

 

故にInstagramは広義のweblogだと言うことが出来ると思うし、いわんやTwitter(現“X”)をや、である。

 

……って面倒くせぇなイーロン。Twitterって言わせろイーロン。

このツイートには笑ったぞイーロン。

 

何の話だ。

 

冒頭に書いたとおり、僕にとってブログは電車の移動時間を楽しくしてくれる存在。

そんな訳で、僕自身このエントリを自宅への帰路で書いている。

 

読んで良し、書いて良し。移動という空虚な時間を一つのレジャーにしてくれるのがブログなのかな。

 

誰かの移動時間の暇つぶしにこのブログがなれていたら良いのだけど。

 

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前回:

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『イコライザー3』のマッコールさんの腕時計

うちのブログで安定して一番読まれている記事、マッコールさんと同じ時計を買ったという記事なんですよ。

 

eibunkeicinemafreak.hateblo.jp

 

やっぱりマッコールさんの時計って気になるもんね。

さて、来る10/6はイコライザー3作目の公開日。

 

www.youtube.com

www.youtube.com

 

トレイラーを見る限り、今作では過去2作でマッコールさん愛用の品だったSUUNTO CORE ALL BLACKとは別の時計を着用しているらしい。

https://youtu.be/GzIFPDi3XrM より


トレイラーだとベルト部分が不明瞭だけど、以下のモデルのように見える。

 

SUUNTO 9 PEAK PRO ALL BLACK(スント ナイン ピーク プロ オール ブラック)

https://www.suunto.com/ja-jp/Products/sports-watches/suunto-9-peak-pro/suunto-9-peak-pro-all-black/ より

www.suunto.com

 

上にリンクを貼った公式サイトによると、この商品のウリは以下の通りらしい。

 ・高性能プロセッサ

 ・21日間の耐久バッテリー

 ・軍用レベルの耐久性

 ・あらゆる機能が搭載されたスポーツウォッチ

 ・正確なGPS とナビゲーション

 ・フィンランド製(職人による手作り)

 

マッコールさんのハードな運用に耐えうるモデルともなれば軍用レベルの耐久性は納得。

また、「職人による手作り」という点も丁寧な暮らしを送るマッコールさん的には見逃せないポイントだろう。

 

SUUNTO CORE ALL BLACKと比べると多少値が張るけど、これも欲しいな。

 

苦手意識の先に、映画体験の豊かさを

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幼少期から洋画ばかり観る家庭で育った。

邦画は怪獣映画とアニメーション作品くらいしか観てこなかったように思う。

記憶に残っている限り、この二つのジャンル以外で映画館で観た最も古い邦画は何だっただろうかと思い返してみたけれど、14歳の頃に見た『クイール』(2004年)よりも前の記憶がない。

 

その次に観た記憶がある邦画は、友人に誘われて観に行った『陰日向に咲く』。2008年、当時18歳。

これがね……

どちらも全然僕の趣味に合わなくてね……

自分の中で「邦画って苦手だわ」という印象が強く根付いてしまった。

 

それ以前も邦画には全然慣れ親しんでなかったわけだけど、『陰日向に咲く』以来一層距離が開いて、邦画というものを全くと言って良いほど観ない生活が暫く続いた。

 

普段地上波ドラマを観ない当時実家暮らしの僕が、珍しく父親と観てハマっていた“SP”の劇場版は例外的に2010年・2011年と続けて観に行ったけど。

 

2010年くらいから行き始めた「午前十時の映画祭」でも、邦画は避けがちだった。

リアルタイムで触れた作品で僕の邦画への苦手意識を払拭してくれたのは『ちはやふる』(2016年)で間違いないんだけど、その前に午前十時の映画祭で観た黒沢作品に「邦画も面白いじゃん!」と思わせてもらえていたのも大きいと思う。

ベタ中のベタだけど、『七人の侍』の面白さには衝撃を受けた。

 

映画を観る本数もそれなりの数になり、自分に合う映画とそうで無い映画を見分ける術も多少は身に付いてきた。

 

「映画は出演者よりも監督や脚本家で選んだ方が良い」という当たり前のことを、映画にのめり込む前には知らなかった。

 

邦画だからと毛嫌いせずに映画を選んでみると良い出会いもある。

苦手意識の先に、新たな地平を見つけたのだった。

 

 

今週のお題「苦手だったもの」

 

お題全文:

あんなに苦手だったのに、気がつくと克服していた

今週のお題は「苦手だったもの」です。

昔は苦手だったのに、今では好きなものや克服したことってありませんか? 今週は「苦手だったもの」をテーマにみなさんからのエントリーを募集します。「子どもの頃は苦手だったナスをおいしく食べられるようになった」「人前で話すことが苦ではなくなった」「小学生のときは作文が好きではなかったけれど、今ではブログが続いてる!」など、あなたの苦手だったものやそれを克服したきっかけについて、はてなブログに書いて投稿してください! ご応募をお待ちしております!

 

 

追伸:このエントリを投稿した直後にtwitterをみてみたら「ムカついた邦画」というハッシュタグがバズっていた。

奇妙な偶然だ。

https://twitter.com/search?q=%23ムカついた邦画&src=trend_click&vertical=trends

 

関連お題:変わった

eibunkeicinemafreak.hateblo.jp

 

前回:

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スタジオジブリ最新作『君たちはどう生きるか』インタビューを求めて彷徨った先に、文房具沼があった

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『君たちはどう生きるか』のインタビューが載っているという雑誌”SWITCH”を求めて書店に行った。


富山は他の都道府県よりも本の発売日が遅い。
SNSで話題になった本を求めて書店に行くと「明日/明後日の発売です」と言われることになるので、必ず店内の端末で本を検索してから買うようにしている。

 

昨日も端末で検索をかけてみたところ店内に在庫があるとのこと。
しかし、該当の売り場をどれだけ探しても見当たらない。

夫婦で探しても見つからなかったので、たまらず店員に尋ねてみた。


すると、「端末には発売中と情報が出てしまっているが、バーコードの不具合により現在販売ができていない」とのこと。

 

(帰宅後SWITCHのTwitterアカウントを調べてみたら、なるほど確かに)

 

取り置きは可能と店員に言われたので、名前と電話番号を書き残して、販売可能になったタイミングで連絡をもらうことにした。

 

その際、店員から手渡されたペンを見て僕は驚いた。そのペンがLAMY 2000の4色ボールペンだったからだ。

 

対応してくれたのは大学生くらいの青年。
そんな彼の私物なのかと思っていたが、研修中の身なのか取り置き対応を先輩店員にスイッチして、他の客の会計対応にいってしまった。僕の手にはボールペンが握られたままだ。


「こんな場所でこんな品に出会った」という驚きと、「こんな値の張るボールペンを放置していっちゃって大丈夫?」という驚きをダブルで食らった形。

 

以前もこの書店でペンを借りて予約や取り置きをお願いしたことはあるけれど、その際はJETSTREAMやブレンと言った一般的なペンだったはずなので、お店の支給品ではないと思うんだけどなぁ。
なかなか良い趣味を持った書店員がいるものだと思い、この書店をもっと好きになったのだった。

 

僕自身「いつか買おう」と思ったまま10年くらい購入できていないのがこのLAMY2000というペンなので、たまに行く書店にこのペンを持った店員がいるなんて驚きだ。

 

LAMY2000は1966年という半世紀以上前に生み出されたとは信じられないくらい美しいデザインをしたペンだ。

LAMY 2000 4色ボールペンlamy.jp


その上、4色ボールペンの他に、揃いのデザインで万年筆、ボールペン、ローラーボール(いわゆる水生ボールペン)、ペンシル(いわゆるシャーペン)が展開されているというのも所有する喜びを高めてくれる。

 

僕はこのペンをrethinkstoreのリムペンスリーブで持ち歩くのが最も格好いいと思っている。

リンク先のリムペンスリーブの商品ページを見て欲しい。

Lim Pen Sleeve Nebbiarethinkstore.jp

 

3つのクリップ部が顔を揃えてこちらを向いている美しい様は壮観だ。

LAMY2000はバウハウス思想が結実したようなプロダクトであるだけに、リムペンスリーブの「要求される機能が必然的にプロダクトの形を導き出した」という佇まいと堪らなくマッチするのだと思うし、rethinkstoreの側もそういったフィロソフィーの共通性を感じるからこそ商品紹介写真に他ならぬこのペンを選んだのだと思う。


このペンケースの存在を知った記事を見返してみたところ、当時のリムペンスリーブの価格は税込み9,975円らしい。

今は15,180円なので、1.5倍に値上がりしている。

うーん……世知辛い……

allabout.co.jp

 

LAMY2000も、僕が文房具に興味を持った頃は10,000円の税別だったはずなので、公式サイトを覗いてみて13,200円(税抜12,000円)という価格表示に慄いている。

こちらも1.2倍の値上げである。

 

 

スタジオジブリ最新作に関連したインタビューの載った雑誌を求めて書店に行ったら、大好きな文房具に脳をハックされた。

予期せぬ出会いと刺激があるから、リアル店舗は楽しい。

 

なお、今朝早速「注文の品が入荷されました」というショートメッセージが届いた。

対応が早くて助かる。

 

書店員の反応は「在庫はあるけどバーコードの不具合で売り場に出せない」というニュアンスだったが、ショートメッセージでの連絡は定型文なのだろう。

お題:「これって私の地元だけですか」

今週のお題「これって私の地元だけですか」

 

僕の地元は神奈川県は小田原市。

小田原の名物といえばかまぼこ。

地元の名店「鈴廣かまぼこ」が箱根駅伝第四区のランナーが山登りの第五区のランナーに襷リレーする際の場所になっていたので、「小田原といえばかまぼこ」というイメージを持っている人も多いのではないだろうか。

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で、何が「私の地元だけ?」かと言うと、小田原市民は各家庭に「推しのかまぼこ屋」があるんすよ。

 

中学・高校の同級生に聞いても、地元生活が長い家庭ほど「我が家のかまぼこといえばあのお店」と言うのが決まっている。

 

で、僕の家庭の「推し」だったかまぼこ屋がコロナ禍で倒産の憂き目にあったと知り、富山の地で悲嘆に暮れていた2020年。

まさか「丸う」かまぼこの名前を全国ニュースで見るなんて……

maonline.jp

 

で、このエントリを書くにあたって調べてみたら、1年後に復活している?

www.asahi.com

 

と思ったら、今年に入って今度は営業を休止しているっぽい。

www.atpress.ne.jp

 

ここの蒲鉾は歯応えがあって美味しいのよ。

母がスーパーで買ってきたかまぼこを食卓に出した際、当時小学生の僕は「母さん、今日のかまぼこ美味しくない」と言った記憶がある。

それくらい生活にかまぼこが密着している地域なんすよ、小田原。

 

他の小田原名物は梅干しと、最近は小田原〜鎌倉あたりまで「湘南ゴールド」を推しているみたい。

興味のある方、ご賞味あれ。

 

 

お題全文:

"北辰テスト"があるのは埼玉だけと知ったときの衝撃たるや

今週のお題は「これって私の地元だけですか」です。

お盆休みに帰省した人も多いのではないでしょうか。地元のことって、住んでいるときはわからないけれど、離れてから全国的ではなかったんだと気づくこともありますよね。ということで今週は「これって私の地元だけですか」をテーマに、皆さんからのエントリーを募集します。「これって方言だったの?」「よく行くスーパーが全国展開されていなかった」「冠婚葬祭で『うどん』を食べるのって私の地元だけ……?」など、あなたの「これって私の地元だけですか」に関することを、はてなブログに書いて投稿してください! ご応募をお待ちしております。

 

前回:

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アニメーション美術監督・山本二三氏逝去

悲しい知らせが届いた。

 

現在公開中の『君たちはどう生きるか』にも関わっている美術監督、山本二三さんが逝去されたとのこと。

www.asahi.com

 

山本二三さんといえば、男鹿(おが)和夫さんと共にスタジオジブリの美しい背景美術を手掛けてきた方。『君たちはどう生きるか』のエンドロールでは背景美術担当の一番最初に名前が載っていた。

 

僕はスタジオジブリ作品の大ファン。

現在住んでいる富山県で昨年「山本二三展」が開催された際に足を運び、その素晴らしい背景美術の数々を浴びるように味わって来て日も浅いだけに、今回の訃報を聞いて悲しんだ。

 

調べてみたところ現在静岡県浜松市で「新・山本二三展」が9/10まで開催されているとのこと。

www.city.hamamatsu.shizuoka.jp

 

終了まであまり日がないものの、スタジオジブリの魂とも言える美しい自然描写の数々を描いてきたレジェンドの仕事を体感できるまたとないチャンスであるため、お時間のある方は足を運んでいただけると宜しいかと。

郷里の長崎県五島市には江戸時代の武家屋敷を改修して作られた「山本二三美術館」がある。

www.goto-yamamoto-nizo-museum.com

浜松市の「新・山本二三展」に間に合わない方は、こちらに行ってみるのも一つ。

 

 

お題:「最近壊した・壊れたもの」

今週のお題「最近壊した・壊れたもの」

 

お題文を読んで、自分は最近物を壊していないなと気づいた。

食器も割らないし、電子機器も壊さないし。

 

比較的最近家の中で壊れたものを思い出してみたところ、こんな感じ。

・グラス(数年前。ちゃん嫁食器洗い時)

・グラス(今年。ちゃん嫁が帰宅したら割れていたらしい)

・ちゃん嫁の陶器の置物(地震の影響で倒れてしまった)

 

あとは3年超使ったワイヤレスイヤフォンが充電不良となって天寿を全うしたとか。

 

比較的無理な力がかからないように物を使っているつもりなので、僕ら夫婦が何かを壊すケースはだいぶ少ないはず。

 

あ、お腹を壊すケースは多いな。

お腹弱いので……

 

 

 

お題全文:

壊れるのは突然ですが、お題は毎週更新されます!

今週のお題は「最近壊した・壊れたもの」です。

急に何かが壊れて動揺しても、ブログを書けば落ち着けるはず! 今週は「最近壊した・壊れたもの」をテーマにみなさんからのエントリーを募集します。「うっかりしてメガネのつるが壊れた」「エアコンの効いた部屋にいたらお腹を壊してしまった」「壊れかけた人間関係をなんとか修復できた」など、あなたの最近壊した・壊れたものについて、はてなブログに書いて投稿してください! ご応募をお待ちしております!

 

前回:

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地元の友人と飲んだ

僕の中学校は1学年100人にも満たない小さな学校だが、ウチを含めて2組の夫婦がいる。

 

もう一組の夫婦の男女共ウチの夫婦と仲が良いので帰省の度によく相手をしてくれるのだが、今日もその夫婦とウチの夫婦と、僕の幼馴染みと5人で飲んだ。

 

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僕ら夫婦が地元を離れている間に起きた出来事を聞くのは何とも面白い。

 

地元に住んでいる頃は時と場を選ばずに飲めた仲間と、たまにしか会えないもどかしさはありつつ、基本的には同じ席に着けばいつだって中学生時代にタイムスリップさせてくれる友人との飾らないコミュニケーションが楽しい。

 

自分にとってのホームグラウンド的なコミュニティは多々あるが、自分の最もバカで向こう見ずな時代を知ってくれている中学生時代の友人と言うのは気を使わなという意味では一番の相手である。

 

僕ら夫婦と友人夫婦と幼馴染み。

幼稚園時代は愚か幼稚園入園前から知っている相手も交えた飲み会は、格好つけたり自分の中のバリアを張ったりと言ったことが一番少ない、徒手空拳の自分に最も近い領域を出せる集まりだと思う。

そんな自分の素を出せる相手と三十路を迎えて尚交流を保てていられるのは、何とも得難いことであると感じるのだ。

帰省している

社会人になってから一番長い盆休みを取った。

山の日の前に4日間の休みをとって9連休とした。

 

昨日8/7はとある試験があったので、僕の受験が終わってから夫婦で新幹線に乗った。

 

昨日は秋葉原をぶらついた後に友人と飲んだんだけど、昨年このエントリを書いた時と同じく「東京、臭くね?」と思ってしまった。

eibunkeicinemafreak.hateblo.jp

五感がある程度鈍感でないと東京で暮らすのは難しいのかもしれない。

しかし、東京にいないと味わえない、美術やら芸術やらに触れることでしか活性化されない脳みその領域があるからな。

 

友人に会うと皆「いつ帰ってくるの?」といってくれる。そろそろ帰ってきたいよね〜。

 

都内勤めの頃は「そこら中にあるし」と思って全然有り難がっていなかった麺屋武蔵がありがたいと感じてしまうし。

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富山には進出していないミニストップのハロハロが無性に食べたくなって食べちゃったりするし。

ハロハロ、めっちゃ小さくなってない?


う〜ん。田舎暮らし飽きたよ。

 

 

『荒木飛呂彦の漫画術』内で言及されている作品一覧

何ヶ月か前、職場でブチャラティの画像を待ち受けにしている人がいたのでジョジョの話を振ってみた。

どうやら昨年金沢で行われた「荒木飛呂彦の世界展」で掲出されていたイラスト共に撮影した写真をモノクロに加工して待ち受けにしているらしい。

モノクロ加工する前のカラーイラスト

 

「僕も行ったんですよ」と伝えた。

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すると「岸部露伴の衣裳は見に行きましたか?」と訊かれた。

僕の住む富山県では数ヶ月前に『岸部露伴は動かない』のTVドラマで使われた衣裳が飾られていたらしく、どうやらそのお姉様も実物を見に足を運んだらしい。

全くアンテナを張っていなかったので知らなかった……悔しいぜ……

 

荒木飛呂彦先生の名前を口に出したことで、「そう言えば暫く読んでいないな……」と思って本棚から『荒木飛呂彦の漫画術』を取り出して読んでみた。

 

本作では数多くの創作物が荒木先生の“漫画術”を語る上で登場する。

このエントリでは、作中で登場する創作物やその作者を挙げていく。

 

荒木先生の口からそれぞれの作品がどのような温度で語られているかは本書に目を通していただくとして、このエントリはあくまでも荒木先生が著書の中でどんな作品・作者に触れているかを紹介するメモ書き程度のものとして捉えていただければ幸い。

 

 

はじめに

<ジョジョは王道漫画である>

P8『ドラゴンボール』、『キャプテン翼』、『キン肉マン』、『聖闘士星矢』、『北斗の拳』


第一章 導入の描き方

<ゆでたまご先生と自分の違い>

P20『キン肉マン』

(同学年が在学中にデビューしたことへの衝撃)

 

<原稿を見もせず袋に戻す編集者>

P20『バビル2世』

(どこかでみたような漫画の一例。大好きだった作品と言うことで、荒木先生ご自身、初期の持ち込み作品を「『バビル2世』の真似みたいでしたし」とのこと)

<最初の一ページをどう描くか② 読みたくなるタイトルを探せ!」>

P25『手天童子』、『無頼・ザ・キッド』

永井豪作品のタイトルにはダジャレが多い。


P25〜26 『サザエさん』、『ジュラシック・パーク』、『紙の月』、『ちびまる子ちゃん』、『BLEACH』、『ONE PIECE』、『魁!!男塾』、『DEATH NOTE』、『NARUTO』

「自分ならどのタイトルに興味を持つか」「そのタイトルが優れている理由は何か」

「個人的に好きなのは、カッコイイ雰囲気のタイトルよりも、『サザエさん』や『ちびまる子ちゃん』のように、主人公の名前が入っているタイトルです。作者が主人公を大切にしている感じが伝わるように思うからで、僕の場合も、『真少年ビーティー』『バオー来訪者』『岸部露伴は動かない』のように、キャラクターの名前をタイトルに入れています。」

<他人が描いていない分野に踏み込む>

P36『荒野の少年イサム』

『武装ポーカー』を描くきっかけとして「日本人と「インディアン」の間に生まれた少年が主人公の『荒野の少年イサム』を除けば西部劇はほとんど描かれていなかったこと」を挙げている。

<最初の一ページはこう描く!:デビュー作『武装ポーカー』

P38『シャーロック・ホームズ』

冒頭、主人公ではなくストーリーの語り部を描く手法を説明する際に同作とホームズの助手ワトソンの名前が挙がる。


第二章 押さえておきたい漫画の「基本四大構造」

<欠かせないものは「キャラクター」と「世界観」>

P50 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』

「漫画にストーリーは必要ない」の一例として、キャラクターを中心に描く漫画の代表として『サザエさん』と共に紹介。


『AKIRA』、『COBRA(COBRA THE SPACE PIRATE)』、『蟲師』

「世界観を中心に描くことを主軸にした漫画の代表作」

 

<ヒット作を分析する習慣>

P53 『孤独のグルメ』


第三章 キャラクターの作り方

<主人公キャラの「黄金道」>

P57 『ドラゴンボール』

<動機リストを作ろう>

P63『テルマエ・ロマエ』

よい動機(「良いお風呂を作りたい」)


<人間の基本的な欲望が動機になる>

P65『必殺』シリーズ


P65『運命の女』(2002)ダイアン・レイン


<主人公と敵役は対比させる>

P67『巨人の星』


<ヒーローは孤独に戦う>

P70『続・夕日のガンマン 地獄の決斗』、『ダーティハリー』、『許されざる者』、『グラン・トリノ』

「クリント・イーストウッドの映画の主人公たちは、正にこのヒーロー像を体言しています」

「ちなみに、理想のヒーロー像であるイーストウッドを最も色濃く投映させたキャラクターは、『ジョジョ』第三部「スターダストクルセイダーズ」の空条承太郎です。知性や育ちのよさを感じさせる、ただ立っているだけでサマになるイーストウッドのイメージは、ポケットに手を突っ込んで静かに発っているだけなのに、存在感、威圧感を与える、承太郎のあの感じの元になっています。」

 


P71<男と女の描き分けについて>

『ターミネーター2』


<連載の鍵は強力なキャラクター>

P95『スター・ウォーズ』
P96『キャリー』当時『スター・ウォーズ』が大流行していたが、自分が好きなのは『キャリー』。自分の嗜好がヒット作とは違うところにあると気付く


第四章 ストーリーの作り方

<ストーリーが邪魔になるとき>

P104『金田一少年の事件簿』

P103「「キャラクター」と世界観どちらかだけで漫画は成り立つ」と書きましたが、「ストーリーだけの漫画というものは、ちょっと思い付きません」(略)こういうタイプ(推理小説のような作品)の作品では、「キャラクターが動かない」という欠点が出てくるのです。

P104「たとえば、『金田一少年の事件簿』は昔の推理小説を踏襲していて、一見、ストーリーが中心になっているように思えるかもしれません。しかし実際は(略)主人公のためにストーリーを動かしていく図式になっているのです。」

 


<主人公は「常にプラス」>

P114 『キック・アス・ジャスティス・フォーエバー』

「常にプラス」のよくない例として登場。

「幸せから一度下がって上がる。人生は実際そういうものだがストーリー作りでは欠点

例:ヒロインをやめた『キック・アス・ジャスティス・フォーエバー』のヒットガール」


P114『ウォーキング・デッド』

「常にプラス」の例外として登場。

「あえて人間の暗黒面のテーマに挑戦している。

この場合読者は落ちていく人間に興味がある。」

<「スターダストクルセイダーズ」が読者に認められた理由>

P119『水戸黄門』

「トーナメント制でない「常にプラス」の方法」のために生み出した道中ものの一例。

<「壁にぶつかる」のはダメ・パターン>

P123 『キック・アス』、『キック・アス・ジャスティス・フォーエバー』

荒木先生はヒット・ガールが大好き。

続編ではヒロインであるヒット・ガールが普通の女の子に戻るストーリー。

視聴者は「早くヒット・ガールに戻れよ!」とイライラしてしまう。これではただのプラスマイナスゼロでしかない。

 


<エンタメで現実を追及しない>

P128 『ゴッドファーザー』


<あえて挑戦する「マイナス」>

P128 『ゴッドファーザーPART2』


<なぜジョナサン・ジョースターを死なせたか>

P131 『旧約聖書』カインとアベル
『エデンの東』
『キャプテン』(ちばあきお)

「主人公は変わるけれども、大切なものが受け継がれていくという物語」

 


<表現はヘミングウェイに学べ!>

P139 『殺し屋 The Killers』(『ヘミングウェイ全短編Ⅰ』収録)


<サスペンスを演出したストーリ-の作り方:『ジョジョ』第三部より>

P148 『七人の侍』


第五章 絵がすべてを表現する

P154 手塚治虫先生、ちばてつや先生

(「誰が見ても絵が「上手」」な一例)


P154〜155「売れている漫画は、たとえば5メートル、10メートル先から見ても、その「あ、あれはあの先生の作品だ」というのが分かるのです。10年ほど前までは、電車の中ではみんな漫画を読んでいたものですが、ドア二つか三つ分ぐらい離れたところからでも、売れている漫画は、絵の雰囲気そのものが違っていて、一目で誰の漫画を読んでいるのかがわかりました。」


<リアル化とシンボル化>

ミッキーマウス、ドラえもん

「丸を三つ並べたらミッキーマウス、丸の中に水色があればドラえもんとすぐわかる、それがシンボル化です。


P158 鳥山明先生

(P157〜158 「水と油のように相対するリアル化とシンボル化ですが、ふたつを同時にやることは可能です。そして、それをまさに体現しているのが、鳥山明先生の絵でしょう。ひと目で誰の絵かわかるようにしながらも、メカや小道具は細部にわたってよく描かれている、これはかなり高度なテクニックです。」

<イタリアで自分の絵をつかむ>

P179 白土三平先生、横山光輝先生


P180 アポロとダフネ(バロック彫刻)


<ポージングの何が記憶に残るのか>

P182 円盤投げ(ディスコボロス)ミュロンの有名なオリンピックの彫刻


<見えないものを可視化する>

P183 ドラえもん、ミッキーマウス、アンパンマン

「親しみやすさ、優しさといったものを絵で伝えていると言えるでしょう」


P184 童夢

「小さなカットで、サラリーマンのおじさんが公園のベンチに座ってラジオを聴いているとき、そのラジオがパンと壊れるところを描いた何気ない絵から、見えないエネルギーの破壊力がとても強く伝わってきました。「こういうものが描ける漫画って、すごい!」と感動したのを覚えています。」

<永遠の一瞬を封じ込める>

P188 『モナ・リザ』


<すべてをアナログで描き続ける理由>

P190 『カムイ外伝』

原画を初めて見たときに感じた圧倒的な迫力

 


第六章 漫画の「世界観」とは何か

<読者は世界観にひたりたい>

P197 星野之宣

「架空の壮大な世界を緻密かつリアルに作り上げた典型」


『サザエさん』、『こち亀』

<ムードで勝負できるのは天才だけ>

P200 鳥山明先生、大友克洋先生、『綿の国星』


<徹底的にリサーチする>

P201 『スター・ウォーズ』


<世界観を描ききった後>

P214 『AKIRA』、『スター・ウォーズ』


第七章 すべての要素は「テーマ」につながる

<「基本四大構造」をつなぐ「テーマ」>

P215 『アナと雪の女王』

P216「ヒットした原因は、ヒロインの力強い現代的なキャラクターにあると言われていますが、僕はあの雪に閉ざされた白く寒い世界こそが『アナと雪の女王』の最大のポイントだと考えています。主人公の孤独な心という「テーマ」は雪の世界でなければ表現できないものでしたし、だからこそ、その凍えるような寒さと姉妹愛の温かさが際立った形で対比され、感動が生まれたわけです。」


P216 『蟲師』

水木しげる先生、楳図かずお先生

(「たとえば○○先生が『蟲師』を描いたら」の例として)

「水木しげる先生だったら背景を描き込み、楳図かずお先生であればキャラクターを描き込んだはず。『蟲師』はムードを描くというテーマで、「必ずしも描き込んでいく必要はないと判断したのではないかと僕は推察していますし、描き込まない絵によってこそ、あのムードが表現できているように思います。」


<「テーマ」はぐらつかせない>

P217 『こち亀』

「『こち亀』の「テーマ」は、大人でありながら子どもの心を持っているおまわりさんが起こす日常騒動のスケッチを描く、ということ」


<「人間讃歌」は偶然の産物>

P221 『エデンの東』、『ルーツ』(「アメリカの黒人奴隷を描いたテレビドラマ」)


実践編その1 漫画ができるまで-アイディア、ネーム、コマ割りの方法-

<アイディアはどこから生まれるか>

P226 植村直己

「植村直己さんという冒険家の実録旅行記」

ジュール・ヴェルヌ『八十日間世界一周』


実践編その2 短編の描き方-「富豪村」(『岸部露伴は動かない』)を例に-

P274 横溝正史の『犬神家の一族』や『八つ墓村』

 

荒木先生の作品作り(=アウトプット)は、これほどまでのインプットがあってこそなのだと気付かされる一冊。

クリエイターを志す人もそうでない人も、創作の裏側に何があるのかを知るために、是非。

お題:「ゾッとした話」

今週のお題「ゾッとした話」

 

ホラー的なことを思い出してみたけど、俺の人生にホラー的な体験はないなぁ。

 

そんなわけで他にゾッとしたことはないかなぁと思い出してみると、仕事のデカいミスが真っ先に思い出される。

 

1番のミスは……ここに書けないな。

入社1年目か2年目に発生した思わず肝が冷えた事件は、「先輩の代わりにA社に物品Bをお届け」という依頼を受けたのに、A社に到着して先方担当者に会うまでBを持ってき忘れていたことに気づいていなかったという事件。

 

先方担当者を目の前にして(やっば!渡すもの持ってきてないじゃん……😱)と気づいた時の肝の冷えっぷりといったら……

 

思い出すだけでゾッとする若手時代の事件。

 

 

お題全文:

ブログに書いて成仏させよう

今週のお題は「ゾッとした話」です。

毎日暑すぎる! みんなで肝を冷やした話をシェアして、気持ちだけでも涼んでみませんか? 今週は「ゾッとした話」をテーマに、みなさんのエントリーを募集します。「クーラーをつけっぱなしで旅行に行ってしまった」「夜のトンネルで、なにか見ちゃったんです」「子どもがやけに静かだと思ったら……」など、あなたの「ゾッとした話」にまつわることを、はてなブログに書いて投稿してください! ご応募をお待ちしております。

 

前回:

eibunkeicinemafreak.hateblo.jp

 

 

早川書房 夏のセールが熱い!

やばいっす。

早川書房がKindleで半額セールやってるっす。

 

www.amazon.co.jp

 

 

こちらの記事でも「最悪な形で同時代性を背負ってしまった」という筆者の弁を引用した『同志少女よ、敵を撃て』もフィジカル2,090円が1,045円。

eibunkeicinemafreak.hateblo.jp

 

先日読んでめちゃくちゃ面白かった『プロジェクト・ヘイル・メアリー』(1,980円→990円)。

eibunkeicinemafreak.hateblo.jp

 

読書好きでそのタイトルを聞いたことがないという人はいないであろう『アルジャーノンに花束を』(1,078円→473円)。

 

「中国SF」を世界に知らしめた劉慈欣の『三体』(2,090円→1,045円)。

 

100年以上前にこの世に生を受けたとは思えないほど、今日の我々にも愛されるSF作品を数多く生み出したハイラインの『夏への扉』(924円→462円)。

 

『ブレード・ランナー』の原作として知られるフィリップ・K・ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』も990円→495円。

 

『オデッセイ』の原作として知られる『火星の人』はフィジカルでは968円なのがKindleでは352円。やっすい!これは買ったぞ!

 

災害級の暑さで、外で遊ぶと命に関わる2023年の夏。

家の中で読書三昧とするのも良いでしょう。

本屋さんに行くだけでHPが激烈に低下する今年の夏は、「電子書籍はな〜」というアレルギーのある人が電子書籍に挑戦するのに最も適した時期であるかもしれない。

"#barbenheimer”で思い出したこと 「遺憾砲」、「文春砲」。次なる“砲”は?

 

#barbenheimer というハッシュタグが炎上したことは、2023年に起きた不幸な映画関連の出来事として、日本の映画ファンの心に残ってしまうと思う。

 

www.cnn.co.jp

 

theriver.jp

 

 

作品に罪はないと思うので僕はこの出来事をきっかけに両作品を観ないという選択肢をとるつもりはないし、今回の騒動を発端に両作品を見てもいない人間がレビューで低評価をつけまくるというのは絶対に「違う」と思う。

 

一方でこの騒動によって考えさせられたこともある。

そのきっかけになったのがこちらのツイート。

 

 

このツイートを見て、いつかエントリを書こうと下書きにぶち込んでおいた言葉を思い出した。

それは「文春砲」、「遺憾砲」という言葉だ。

 

「文春砲」は週刊文春による世間に及ぼす衝撃の大きなすっぱ抜き報道のこと。「遺憾砲」は日本の政治家が諸外国に対し「遺憾の意」を表明する以外何もしないことを揶揄していう言葉のこと……であると理解している。

 

なぜ前述のツイートでこの二つの言葉を思い出したかというと、以前「"文春砲"に"遺憾砲"……日本人って意外と好戦的な言葉を使うよな」と思ったからだ。

 

僕はこの方のツイートを読んで言葉の持つインパクトから戦争を想起させるような言葉を僕らは無自覚に使いすぎているのではないかとハッとさせられた。

 

この方のように、今回の騒動をきっかけに言葉の使い方に内省的になる人が増えたら、これらの好戦的な言葉は鳴りを潜めていくのだろうか。

 

21世紀にもなって戦争を止めることができない人類を見ていると、とてもじゃないけど好戦的な言葉が今後減っていくとは思えないのが悲しいところだ。

 

ジュラシック・パーク30周年

2023年。

ジュラシック・パーク30周年に当たる本年、アニバーサリーイヤーというだけあってとにかくJPがアツい。

 

皆も買おう。

 

俺はティラノサウルスのプラモを買った。

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「プラモって戦車とかロボットとか、硬いものしかモチーフにならないんじゃないの?」と思ったそこのあなた。

プラモデルの世界はもっと奥深いのだ。

ティラノサウルスのようなナマモノだってプラモになるのだ。

 

あと、loftもアツい。

30周年のミニメッシュポーチ、メッカワじゃない?

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サコッシュに入れて持ち歩いている身嗜みアイテムを入れるに当たって、普通の大きさのポーチだと持て余す。

だから、ミニサイズのポーチを探していたんだけど、これは丁度よいサイズ感だった。

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こちらもloft。

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コラボに積極的なRollbahn、遂にジュラシック・パークとコラボ!

本体の他にブックマークも別売。可愛いからセットで買っちゃう。

 

nico and...でもコラボしてたよね。

www.dot-st.com

 

恐竜は夏の季語だと思う。

そんな夏だからこそ、みんなもJPアニバーサリーイヤーを祝いましょうよ、という話。

 

 

関連:

eibunkeicinemafreak.hateblo.jp