■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 最新カルチャートピックス
クマス、 ゆったり過ごした年始。
『アルプススタンドの端の方』は野球中継の新たな描写を見せられた感じ。
「観客の視線がライトスタンドに釘付けになりました」という実況でもホームランが伝わるという気づき。
宇多丸さんもそれは実況アナウンサーとしての組ますならではの気づきだねと感心しきり。
「エイヨー 夢♪」(エイオー?)というフレーズの元ネタ。
ネイキッドアーツさんの曲。ライムスターとほぼ同期。
古川さんが聞き直してみたらそんな歌詞はない笑
「え?!じゃあリミックス版じゃね?」
というもそれもない。
同期ということでライブを一緒にしていた。おそらく曲フリで言っていたのではないか。
ライムスターメンバー同士で夢の話をする際に「こんな夢を見てさー」というと他の二人のメンバーが「エイヨー 夢♪」というのがテンプレ化。ライムスター用語。
今年の夢トークへの入りのアタック音は最高だった。保坂さんの功績、と宇多丸さん。
成人式話
中止の自治体も多い。
大人が「はい!今年中止!」というのと、今年成人の20歳の人が感じる気持ちは違う。
成人式に着飾って粋がる若者は、大人をおちょくるということである種大人の権威性を認めている。そんな若者のイキりの行き場のなさ。
クマスは浪人したということで大学一年生で成人式に参加。
宇多丸さんは中学時代に引っ越し。千駄木は地上げで引っ越してしまった同級生が多く、参加する同期がなく成人式に行かなかった。
「行かなかったイキり」笑
成人式で地元の友人と会って……というのがある種宇多丸さんには羨ましい。
橋Pも富山から都内に出て「東京の大学で学生プロレスをしている」と錦を飾って帰郷。
■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ 井筒和幸 監督(映画「無頼」)
『パッチギ』などで知られる監督。
良い時の井筒監督のホームランは特大級!
『無頼』……戦後〜バブル崩壊まで、我が身一つで生きた男の物語。「欲望の限りの昭和の物語」
東京は近過去の撮影が非常に撮りづらい街。
名古屋の多治見・岐阜のあたりで撮影。街中を走る車の確保が非常に難しかった。
描いている時代は「車の時代」。それを「ちゃんとやっているわ」と驚嘆したという宇多丸さん。
「いつかヤクザ映画を撮ってやる」と思っていた井筒監督。
四畳半に収まるような映画は撮りたくない。(『みゆき』という四畳半に収まるような映画を撮っており、それは宇多丸さんも大好きな作品)
『ゴッドファーザー』『仁義なき戦い』を観ていたのでイキっていた青春時代。
映画作中でも登場人物が映画を見てそれを話題にしており、井筒さんらしいと感じた。
『ゴッドファーザー』が公開された後は日本のヤクザ者の方々も大きな影響を受けており、鶏の首を放ったりということをしたヤクザな方々もいたらしい。
井筒監督:今の若者は欲望の限り生きていないのが可哀想。。。
製作費用3億円。
宇多丸さん:「よくぞ作ったり!」という作品なので是非視聴を!!!!
■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ さかいゆう
■19:40~19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」枠→ ザ・ファーストマン~宇宙で初めてコレをやった~
RNさるばたけさん
大量のビーフパティの挟まったバーガーを珍重する風潮があるが、そのファーストマンは自分。
2000年台初頭に遡る。
「ハンバーガーって量少ないよな」と常々思っていた。
1990年台後半、マックのハンバーガー平日59円に。
自分の中で「大盛りはアリだが同じメニューを複数頼むのはナシ」というルールがあった。
K君が自宅に遊びにきた際にハンバーガーをお土産として10個買ってきた。
両手にハンバーガーを持ってバクつくK君。
落雷に打たれたような衝撃を受けた自分はパティとバンズを分解、パティを増し増しにした自作した「超肉厚バーガー」を生み出した。
分解した後のパティはK君が食べてくれる。「これはこれで味が染みてて美味い!」
(宇多丸さん・クマス:低みだなぁ〜笑)
クマスの今週のグラビアアイドル
柳ゆり菜さん
https://instagram.com/yurinayanagi__?igshid=m1eci4uyotei
映画『無頼』にも登場。
『無頼』で演技も素敵だったが、「柳さんのグラビアはこうなんだ」というのをみてほしい。
一時期グラビア界のトップにいたが、今も定期的にグラビアを疲労。
宇多丸さん:『無頼』で見せた大人の色気に加え、あれだけ演技ができる人なのでグラビアの際も演技力が生きるはず。
二の腕の肉みが良い!
■20:00~20:45頃
「ビヨンドザカルチャー」→ 聴けば最新洋楽がすぐに分かる~月刊ミュージックコメンタリー~by 高橋芳朗
2020年はテイラー・スイフトに変化があった年。
1月のNetflixのドキュメンタリー作品のほか、アメリカ大統領選にも多大な影響を及ぼした。
彼女のモードの転換点となった一年。
テーマは「2020年のアメリカとテイラー・スイフト」。
単に充実した楽曲をリリースしたというのみならず、パンデミックと大統領選という激動のアメリカを体現していた。
それまでも名実ともにアメリカのポップミュージックの頂点にいたアーティストだが、2020年には年間ベスト級のアルバムを2枚リリース。
一方、反トランプの急先鋒としてバイデン勝利につながる。
今までここまで影響を及ぼしたアーティストはいなかったのでは?
宇多丸さん:今までは優等生タイプ。その受け取られ方に忸怩たる思いもあったのだと思う。
高橋さん:7/24「FOLKLORE」、12/11「EVERMORE」、いずれもサプライズリリース。
シングルアルバム同時1位を年に二度達成。これも歴史的記録。
また、批評家筋の評価は過去最高レベル。
前者はTIMEとrollingstone両誌で年間ベストアルバムに選出。これはかなりでかい。
双方ともアートワークが『燃ゆる女の肖像』の影響を受けていると言われている。
現地では周知の事実?で『燃ゆる女の肖像』の映像に彼女の楽曲「Tolerate it」を被せるファンアート動画がアップされている。
ていらーはが政治に対して沈黙を守ってきたのはデビュー当時からレコード会社より政治に対して言及しないように助言されてきたから。
今年はテイラーの地元選出議員が男女の賃金平等に対して反対の意を唱える議員に対してもう我慢できないと声を挙げた。
トランプ大統領がデモ参加者に対する発砲を示唆した際、直接トランプに対してメンションするなど、アクティビストとしてのテイラーの活躍に民主党はかなり乗っかった。
“Only the young”は「若者だけが未来を変えることができる」というメッセージ性に富んだ曲。
女性の社会進出についてのメッセージ発信にも熱心なテイラー。
4年後の大統領選出馬が確実視されているカマラ・ハリス氏との共闘にも注目。今後4年間もテイラーから目が離せない!
『ミス・アメリカーナ』は必見のドキュメンタリー。是非観て!
後半は気楽にオススメする洋楽シーン
「高橋芳朗Presents今の洋楽シーンがすぐわかる! ミュージックコメンタリー2021年1月号」
— アフター6ジャンクション(聴くカルチャー番組) (@after6junction) 2021年1月11日
taylor swift「willow」
taylor swift「only the young」
Laurel「Appetite」
TroyeSivan& KaceyMusgraves「Easy feat. Mark Ronson」
Yuna「Dance like nobody's Watching」
#utamaru #高橋芳朗
8月にもお勧めしたアーティストLurelの“appetite”。
TroyeSivan& KaceyMusgraves「Easy feat. Mark Ronson」
世界的な成功を収めたアーティストながら日本での認知度は今ひとつ。
2番で女声の入ってくる展開が好きでやられてしまったという宇多丸さん。数年前にこのメンツの名前を聞いても想像できなかった曲調。
Yuna「Dance like nobody's Watching」
2019年にこのコーナーで紹介されて以来、宇多丸さん大好きで今でも聴いている。
本日よりAmazonミュージックでジェーン・スーさんと高橋芳樹さんのポッドキャスト番組がスタート!
日本初のAmazonミュージックエクスクルーシブ番組とのこと。要チェック!
ライムスター書籍も重版出来!