■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 最新カルチャートピックス
お互いストレッチをしながらの開始。
タリーランプが光っていないのに放送が始まっている怪現象笑
タカキ、自宅で初となる長時間zoom使用。二日間、8時間にわたって研修を受ける。
異常なほどの疲労感。プライベート空間を観られ続けることが原因にあるのではないかとタカキの考察。
ちなみに研修を受ける際もエアリズム笑
宇多丸さんは相変わらずやる気の無いzoom背景笑
宇多丸さん:山本さんに言うのも申し訳ないけど金曜日にもなると言うこと無いのよ←www
宇多丸さん:アフター
タカキ:シックス
宇多丸さん・タカキ:ジャンクション
気を付けねばならないこと
・ネタバレ要注意→どこを話そうかな
ヘイリー・ベネットが製作総指揮に入り、お金持ちの家庭で専業主婦になった女性が異物を飲み込むという自傷行為に近い行動を行う作品。
宇多丸さん:今年のエンドロール大賞決定!
エンドロールが始まってから微動だに出来ないくらいだったとのこと。
ヘイリー・ベネットを宇多丸さんが最初に意識したのは『イコライザー』。クロエベネットの同僚。
『ハードコア』、『ガール・オン・ザ・トレイン』、『マグニフィセント・セブン』。
監督のカーロ・ミラベラ=デイヴィスさんは本作が長編映画監督デビュー。
旦那役オースティン・ストウェルは『セッション』で主人公の代わりにドラムを叩くことになるキャラを演じ、また『シンクロナイズドモンスター』で主人公と良い感じになるキャラを演じた役者。
川崎を中心に活躍していたHIPHOPグループ、スカーズのスティッキーさん死去。
直接の知り合いではなかったが1ファンとして応援していた。
2006年“The album”というアルバムが大好きでライムスターのライブツアー移動中に皆で聴いていた。
『シン・エヴァンゲリオン』公開延期。
今日の出来次第では「山本エヴァウォッチメン」もあり?
「受けちゃダメだ」
「逃げちゃダメだ」(番組スタッフからの差し紙)www
■18:30~18:50頃
「ムービーウォッチメン」→ 特別企画「山本匠晃アナのフード・ムービーウォッチメン」
ヘイリー・ベネットが演じるハンターは誰もが羨むような生活をしている一方で孤独で息苦しい生活をしていた。
ふとしたことでガラス玉を飲み込んだ彼女は異物を飲み込むことで多幸感を感じるようになる……
「飲み込む」ということを辞められない女性。
その描写や意味合いを考える。
「ふとしたこと」の前にあるものを飲み込んだシーンが「見事」と感じた。
そのあるものとは「氷」。
「キタキタキタキター!」と感じたタカキ。
新婚家庭、夫の両親とのディナーの場で氷が登場。
緊張が続き、会話に入れないハンター。
そんな時彼女の目に入ったのが透明な容器に入った氷。
氷が輝いている。その氷が溶ける「パチパチパチパチ」という音。氷にカメラズーム。
グラスの中の氷の集まり。一つ一つの氷が溶けることでその塊が蠢く。
グラスの中の集合体としての氷が渦巻くように回転する。(早回し?)
お行儀よくしていたハンターが氷に手を伸ばし手掴みで氷を咀嚼する。
ハントに無関心に会話を続けていた旦那とその両親が思わず会話を止める。
それまではお行儀よくしていたハントだったが、氷を咀嚼した後は開き直ったように満足、満ち足りた落ち着きを見せる。
これを観てタカキは「スワロウ、始まってる!」と思った。
「BGMを咀嚼音で切りさく」
タカキの考える「氷」という選択の意味
何故氷を選んだのか。
均衡が取れていて綺麗に見える氷の集まりがあり、じっくり溶けて変化していく。
氷はそのままの形は保てない。いつか無くなる。水になっちゃう。
どこか外見は綺麗に、うまく見せているハント。
しかし氷と同じようにそのままではいられない、ムリが来ている。今の生活は一過性でしかない、ハントは精神を保てなくなる……
傍から見ると優雅な豪邸暮らしも中は違う……氷がハントに伝えた、突きつけられたものがあるのでは無いか。
ディナーの場で氷を食べるという行為はハントが初めて発した咀嚼音という「声」だったのではないか。
初めての主張だったのではないか。
「私もいるんだよ、何で私に関心がないの?」という主張。三人の話を切り裂いた咀嚼音の意味は大きいのでは?
『ボーダー』のエスカルゴチューチュー食いと同じくフードボイスで主張する。
「氷」というチョイスが良い。
日常で食べるものでは無い、けど食べる人もいる。
ビー玉もプレーンでは無い。赤いラインが入っている。
この柄がスワロウすることの魅力の暗示?
ハントがビー玉を舌で迎えに行くところも素晴らしい。
「氷が教えてくれたあの感覚をもう一度」と思っているに違いない。
歯にビー玉が当たる「カチカチ」「コロコロ」という音。
この時ハントは何かを感じているんだな。
そしてBGMも無い静寂の中「ゴクン」という初めてのスワロウ。
立ち尽くして遠くを見るハント。
重力によって喉食道を通って胃へと運ばれていくビー玉の「旅」を感じている。
宇多丸さん:実際に飲み込んでいるわけではないから演技だけでこれを見せているヘイリー・ベネットは凄い
タカキ:快演名演。
ビー玉が体内を進むに連れて、彼女の表情には変化が。不安から和らぎへ。
(タカキ、息継ぎをせず一息に)「不安 安堵 安心 満足 達成感みたいな」表情の変化が数秒間で訪れる。
この演技が良い。
一度飲み込んだビー玉のその後。
ビー玉を飲むことは貯まった鬱屈とした気持ちを押さえ込むという意味もあった?
言いたいことを飲み込む、「スワロウ」にはそんないみもあるのでは?
そして一度飲み込んだビー玉を出す。
言いたいことを言えない日々を我慢して飲み込む、でも本当は吐き出したい、吐き出せたという意味合いもある?
独り言のように吐き出しす。それが晴れ晴れしている。
ハントならではの消化法。
一度飲んだものを奇麗にトレイに並べていく。まるでトロフィーを並べるかのように……
掌で包み込むように大切に並べていく。
色々な意味合いを考えているだけで楽しい
(少し涙ぐむタカキ)。
その後、タカキが大好きな飲み込み物が二つある。盗み飲み込み?
大量、咀嚼すれば凄い音が出る物。
これが凄く良いのよ!と熱弁。
スワロウをする場所も見所。
異物のドカ食い。貪るように食べる。
失恋してお菓子をヤケ食いするかのように、凄いものを凄い場所で凄い姿勢で行う。
(ここで〆るようにカンペが出る)
課題映画:リスナーカプセル アルピコさん『スワロウ』
まさかの『スワロウ』に決定!笑
■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ sooogood!
■19:40~19:50頃
「新概念提唱型投稿コーナー」→ 抽象概念警察
『スワロウ』評を自分で「あ゛〜!」と悶えるタカキ。
「スワロウ前半の批評としては最高だった」とフォローする宇多丸さん。
(未視聴の僕だけど、とても良い批評だったと思う)
RN:煮干し&アイボリーさん
1/5(火)のYOKANメールから抽象概念を発見。
「目元が涼しげ」とは……どんな目許?
40才にして意味が全然分かっていなかったことに気付く。
宇多丸さんはまず「めもと」という言葉に注目。
日本人的な切れ長の目……?
アイメイクバッチリな人は「目元が熱い」感じ?
「じっと観る」では無く流し目のイメージ。
日本的な美学に紐付いた概念ではないかと宇多丸さん。歩く様で言えば「しゃなりしゃなり」というような……
また、放送前の話し合いで「目元が涼しげ」な芸能人を例示しようと試みるも一致した意見が出せず……
結論:ほぼ死語化している?
昔はそんな人もいたのかな。
当人に言う言葉ではない、当事者のいないところでしか使わない言葉であることがピンと来ない一員?
宇多丸さん:田中裕子さん、りょうさん
タカキ:麻生久美子さん
<僕は「目元が涼しげ」というと水川あさみさんが思い浮かぶなぁ>
RECさんに「あけましておめでとうさざいます」と宇多丸さん。
それに「また放送上だとそんな社交辞令的なおめでとうございますとか言って……元旦でも明けましておめでとうを言わない男すでよ?」というRECさん。
2002年の正月に会ったときの開口一番の言葉は「オイあれ聴いたよな?!」だった。
(※あれ=松浦亜弥さんの1stアルバム)
■20:00~20:50頃
「ビヨンドザカルチャー」→ アトロク・フューチャー&パスト by コンバットREC
今週は宇多丸さん不在。
新機能?バック・トゥ・ザ・フューチャー機能について。
マンダロリアンについて。
タカキ未見。RECさん、マンダロリアンの感想をとある友人に送ったが無視。
それなのに櫻井翔君からメールが来たことについては嬉々として語る。そんな友人が……
タカキにもお母様にもご意見を頂きたい。
< ってそれ宇多丸さんやないかい!>
タカキ、全然気付いて無くて「嵐特集の後云々」というカンペを見て「え?!宇多丸さんですか?!」と気付く笑
REC さん、元旦の谷垣さんの特集(『ポリス・ストーリー』など)は早速年間ベストと太鼓判。
月曜日/クマス
『無頼』公開待ちの井筒監督。
テイラー・スウィフトについて。キャリアのターニングポイントになった2020年。
次なる大統領選挙でも彼女がどう影響するか。
今週のグラビア:柳ゆり菜
RECさん:『アルプススタンドのはしの方』の描写と実況アナウンスの話。
実況に映画的カメラワークを持ち込むと新たな展望が開けそう。
RN :わだちんさん
監督と宇多丸さんの映画談義を聴いて韓国映画を見終えたときのような血湧き肉躍る感覚を得た。
REC さん:お互いがお互いを好きすぎる。イチャイチャブリが最高。
(プレイバック)
<自分のフィルモグラフィーを振り返る宇多丸さんに「ろくなもん作ってない」と言う監督。それに対して「上手くいっているのと両極あると思ってますけど」と言える宇多丸さん。その関係性がよい!>
REC さん:以前宇多丸さんと映画談義。
現役日本映画監督で誰が良いかと言う談義に宇多丸さん激昂。
「じゃあお前日本の監督で誰が良いと思う言って見ろよみろよ!」
しばらく考える宇多丸さん。
「……お前分かってんじゃん」で仲直り?笑
監督はホームランか三振か、という感じ。
80年代、90年代、00年代でそれぞれ特大ヒット飛ばしてる希有な才能。
火曜日/宇垣さん
翻訳家岸本さん。12月発売のエッセイ集。
記憶の中の場所を思い出すとき、その場所はもう無かったりして、記憶の彩度が少し下がる。
この気持を「エモい」って言うんだろうな、と宇垣さん。
数学オリンピックとは何ぞや特集。藏○丸先生と近藤さん。
また数学の問題を解いてみたいという宇垣さん。
「義務」から解き放たれた今、自由に数学に取り組んでみたい。
RN:タタタントさん
小学生も参加、天才達がふるい落とされていく選考の過程、文章での解答など知らないこと沢山。
引率者の折衝により点数が上がるというのも知らなかった。
REC さん:(タカキも)自分も文系。仕事を始めてから論理的に物事を勧める必要のある会議などは数学脳を使っているのでは?と気付く。文章を書く仕事でも同じように感じる。
数学を捨てて文系に早期にシフトしたことを少し後悔?数学やっといた方が良かったと思った。
『数学ゴールデン』を読んで確信。普通の仕事にも数学的思考は必須。
文系の人にこそ読んでほしい作品、聴いて欲しい特集。
論理の組み立ては数学脳、情緒的表現は文系脳
水曜日/日比さん
飯塚さん、注目の映画ソフト。
STAY HOME期間の今こそソフトだけの特典を楽しむ絶好の機会。
「上手いラップ」とは?
英語ラップの韻の進化から考察してみる特集。
英語ラップの韻の進化、楽しみ方を学ぶ。
ラッパー自身が楽器としての個性や特徴、韻の踏み方に影響されている。
ラップの聴き方が変わる一時間だった。
REC さん:
飯塚さんが来る度に4Kで大騒ぎする笑
『グーニーズ』のノーカット吹き替え版音声が“発見”される。
長らく散逸していたノーカット版の音声が見付かるという。
テレビ東京の午後のロードショーはカットする尺が長いことで有名。
RECさんとしては午後ロー版を特典につけて欲しい。こどをカットしてくるかを観るのが好き。
カットしすぎて別の映画のようになることも笑
『クレイマー、クレイマー』と言う映画は離婚する夫婦の裁判、子どもとの再会シーン等が描かれた作品。
一度午後のロードショーで子どもとの再会シーンを全てカットして完全な裁判映画のような味付けに仕上げたことがあった。
「これはとてもクリエイティブな作業だ!」と感動したとのこと笑
贅沢を言えば『水曜ロードショー』など過去の地上波映画番組のオープニングから通しで収めてくれたら嬉しい。更に欲を言えば当時のCMも入れて欲しい。更に更に欲を言えば映画番組の放送後の5分番組などを入れて欲しい!
木曜日/宇内さん
ゲームクリエイターイシイジロウさん。
IPについてスタトレ、ヤマト、ガンダムなどについて。
甲子園という「世界観」はすごい。
安彦良和先生直撃生インタビュー
日本アニメ史の転換点についての貴重なお話、漫画で歴史物を描くことについて。
安彦良和先生の「ボヤき」が面白く、話も興味深くて面白かった。
REC さん:木曜日は盛り沢山で面白かった。
apexで男子高校生と仲良くなった話。
ゲームの専門的な特集は沢山会ったが、「実際にオンゲーやろうと思うのはこう言う話からなのかなと思った」とのこと。
宇内さんはコンテンツの本質的な楽しさを伝える才能があるのでは?オープニングの駄話からここまで広げるなんて……!
IPビジネスについても楽しかった。
本来キャラクタービジネスの話だけではないのだけど。
「IPは三つに分けられる」という観点が面白かった。ストーリー、キャラクター、世界観。
世界観IPの例として出たガンダムだが、ガンダムは宇宙世紀という世界観すら共有していない作品群も。
とても考えさせられる特集だった。
RECさん、ガンダムのスピンオフ作品の設定を考えながら寝るのが好き笑
「宇宙世紀版『仁義なき戦い』が出来るのでは?」
RN:地球最期のおとうちゃんさん
大感激!アニメーター、キャラデザでヤマト、ガンダムに携わり、漫画家としてもいィナス戦記やジ・オリジンなど……ファンからしては神!
ヤマトに携わりながら裏番組のハイジを見せたり。破天荒な西崎さんとのエピソード。
同期の富野監督が当初「便利屋」的な役割で軽く見られていたことなど、初めて知ること沢山。
お二人の声を脳内再生しながら書籍を読みたい。
(プレイバック:安彦良和先生の語る西崎さんのエピソード)
西崎さん:97年に覚醒剤などの薬物所持で逮捕、99年には自動小銃やグレネードランチャーといった火器をクルーザーに所持していたことで銃刀法違反で逮捕。破天荒な人物笑
副読本として『吉田豪の巨匠ハンター』、『「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気』をRECさん紹介。
金曜日
RECさん:映画を観ていないので内容には触れられないがタカキの映画評を聴いて確信を新たにしたことが。
「フードムービーウォッチメンって言ってるけど、あなたのはフードじゃなくてイートじゃないの?」
食べること、食べ方に興味の中心があるから。
タカキも納得のご意見!
タカキがしきりに反省していること(尺管理)に対して。
タカキ:感じたことを全て伝えられないことのもどかしさ。畳みかけながら20分に纏める宇多丸さんは凄い!
RECさん:あのコーナーが始まったときは映画評論家としての宇多丸さんが有名じゃなかった。前番組でせのちんさんがこのコーナーを始めたとき、「(宇多丸さんの)話芸を聞かせる」というコンセプトでこのコーナーをスタートさせた。
だからサイコロを振って普段宇多丸さんが観ないような映画を観させるということをしていた。
タカキ:年末に映画ランキングを発表することとは違う独特な緊張感があった。
食べるシーンが好きな自分はどうしても描写語りになってしまい、全体的な構成を語ることが出来ていなかった。
■21:00配信
「Spotify podcast限定・別冊アフター6ジャンクション」→ 宇多丸激論!番組クルーの公開企画会議