■18:00~18:30頃
「オープニング」→最新カルチャートピックス
宇多丸さん、つけそばを食べていて打ち合わせに遅れる。
遅れた言い訳にはならないぞ宇多丸さん。
半蔵門のバジルつけ蕎麦の系列?
宇多丸さん:じゃあいってみましょ
宇垣さん:アフター
宇多丸さん:シックス
宇垣さん・宇多丸さん:ジャンクション!
宇多丸さん:……チクショー言おうとしてたのに……
宇垣さん:ふふ
宇多丸さん:苦手意識のあったからみ蕎麦、最近はとても好き。大嫌い大嫌い大嫌い大好きなやつ。
宇垣さん:ナスなんかがそうですよね
宇多丸さん:Twitterでニュースになっていること。編集長・磐田さん。
1/5のアトロクの放送『韓国映画』特集出演後、『映画秘宝』について良いイメージを持っていない旨呟いたTwitterユーザーの女性が。
それに対して編集長岩田さんがDMを送信。
下手に出るようでいて一種の脅しのようなメッセージ。
それをTwitterに呟く。
映画秘宝としての公式謝罪をする前に、双葉社にそのDMを送られた女性が電話をしたところ、その電話番号を知った編集長が女性に電話をして謝罪した、と言う問題。
宇多丸さん:DMの中身からしてちょっと……
宇垣さん:私も「もう死んでしまおうかしら貴女のせいで」というメッセージを受け取ったことがある。
「殺してやろうか」よりも怖いメッセージ。
擁護できない。
一人では受け止められないだろうから誰かに共有するのは間違いじゃない。
被害者が責められるようなことはあってはならない。
宇多丸さん:番組リスナーがこんな目に合ってしまったことが悲しい。
放送内容に問題があったかは分からないが、1/5の放送のゲスト選定も今まであった「映画秘宝=ホモソーシャル」という批判を知った上でそう言った性格付けにならないようにしたつもりだったが……
宇多丸さんは秘宝と一体化しているわけではなく年一でベスト作品記事を寄稿するくらいだが、「秘宝周りに対する嫌な印象」を持たれることに理はある。
宇多丸さん自身に良いイメージを持っていない人がいるであろうことも事実。
番組としても頑張るし個人としても頑張る。
これからも映画秘宝に寄稿しているライターの方をお呼びすることもあると思うが、個人個人はとても良い人。
いつかまた番組を聴いて欲しい。
お二人の頑張って番組を発信していくという決意表明。
宇垣さん:「死んでやる」と言うのはとても重い脅迫
宇多丸さん、本来話す予定だったのは「船越桂展」。
実際の人間よりも近い距離で観ることの出来る展示。企画展とは思えないほど空間にフィットしていた。1/31まで。
■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ 冨田明宏(今年注目のネット発アーティスト・クリエイター)
YOASOBIをはじめ冨田さんに紹介されたクリエイターに触れる機会が多い。
ネット発のクリエイター、アーティストは米津玄師をはじめ今のシーンの中心にあり、無視できない。
ado 『うっせぇわ』
ガチャピンが「歌ってみた」投稿。
Yama『まっしろ』
テレビで特集組まれる。
『春を告げる』が有名。
FantasticYouth(ファンタスティックユース)「真刀勝負」
色んな音楽性を混ぜ合わせて作ったような感じ。
今のヒップホップを聴いている感じが凄くすると宇多丸さん。
ハイブリットを突き詰めて独自の色にしている。
冨田さん、出演番組情報などはTwitterをチェック!
アトロクブックフェア
1位:キングオブステージ
7位:宇垣美里のコスメ愛
■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ toconoma
もりやすディレクターがお世話になっている模様
■19:45-19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」→何かが始まる音がする~YOKAN~
予想に反し良いコーナーに笑
思いのほかグッと来るメールが多かった。
RN:かしくさん(女性)
中学時代同じ部活、同じ塾に通う女友達。
部活帰り、傘を忘れたかしくさんを傘に入れてくれたその友人。
暗い夜道を相合い傘で歩き始めたその時、ドキドキと心臓が高鳴る。
当時恋愛経験も余りなく、片思いの男性相手にドキドキしたことはあったが女性、それもかなり慣れ親しんだ相手に覚えたドキドキ。
「うお、どうした?暗いから心臓バグってんのかな」と自分を納得させた。
高校時代、卒業後も交流は続き、カラオケに通い詰めたり。一緒にいてとても楽な、素の自分でいられる相手。
しかしことある毎に何となく違和感が募っていく。
レストランで食事をしていると妙にディナー感が出たり、動物園に行くと何故かデート感が出たり……
彼女との友情はこういう(空気が流れる)形なんだなと思い気にもとめず。
二人でその雰囲気を笑いの種にさえしていた。
そんな中、かしくさんの引越とコロナで彼女に会えない日々が続く。
コロナ禍で外出もままならず色々と考える日々。
そんな中、今一番会いたい、一緒にいたい相手は彼女だと気付く。
ある日ビデオ通話をして久し振りに彼女の顔を見たとき、違和感がスッと晴れるのを感じ、「彼女のこと好きだな」と自分の気持ちにやっと気付いた。
今度一年振りに彼女に会う。その時、あの日相合い傘をしたときに感じた鼓動の高鳴りがバグだったのか恋のYOKANだったのか。
動物園に出かけたとき彼女が作ってきてくれたお弁当はただの厚意だったのが恋のYOKANつだったのか。直接会って自分の気持ちを、そしてできれば彼女の気持ちを確かめたい。
これから始まるのか、終わるのか。予感で一杯のこのタイミングで是非ともと思い、投稿させていただきました。
この(BGMに流れる)尾崎豊の「I LOVE YOU」はカラオケに行った際、彼女に一度だけリクエストされた曲でした---
宇垣さん:はぁ〜〜〜〜
宇多丸さん:『スワロウ』の監督のようにジェンダーすら変動しうるのだからセクシャリティつって変化するのが当たり前。
宇垣さん:会わない時間で見えてきたものがある。
久しぶりに二人が会う日がよい天気だと良いなぁ。
<この投稿が素敵すぎる……
今回のコロナがキッカケで「彼女」への気持ちに気付いたとあるが、思うにこの方はもっと以前から自分の気持ちに気付いていたのではないだろうか。>
宇多丸さん:YOKANが最終回と言うことで、このコーナーを盛り上げてくれたあの男の投稿を読まないわけにはいかない!
ペニメンの兄(あに)さん
宇垣さん。:出たぁ〜笑
宇多丸さん:何個YOKANエピソードあるんだっていう
宇垣さん:YOKAN製造機!
(投稿読み):コロナが少し落ち着いた兆候を見せた昨年12月。
エナジードリンクの試供品を配る列に並んでいたところ、前に並ぶ女性のリュックが開いていることに気付いたペニメン。「誰かを
「リュック開いてますよ」
「え、開いてますか?」
「閉めますね」
「試供品、ありがたいですよね」
「仕事帰りすでか?」
の会話があり、コロナにおける仕事の話や『愛の不時着』トークで。
話してみるとその女性が高校の二年下の後輩だと判明!
そのまま飲みに行き、年明けにパンケーキを食べに行った際告白。
晴れて付き合えることに!
YOKANの空耳を聴き続けてきた人生だったが、YOKANがKOIにかわることもある!
宇垣さん:気付いたけどペニメンの兄さん、凄いわ!「リュックのファスナー開いてますよ」までは言えても「仕事帰りですか?」の一言が出せるのが凄い。
自然な会話術に「弟子入りしたい」という宇垣さん。
宇多丸さん:こっちのスキルだけ高めていてもダメ。これはKISEKIですよ!
宇垣さん:ドゥエェェェェイ!
<最後に良い投稿が並んだな……>
■20:00~20:45頃
「ビヨンドザカルチャー」→「このマンガ展がスゴい!考察することでマンガや美術館のことが見えてくる特集by 伊藤遊 (京都精華大学・国際マンガ研究センター研究員)」
ここ20年で「マンガは捨てるもの」という認識が覆った。
美術館は近代に作られた文化装置。
そのままでは滅んで行ってしまう文化を守る目的。
現在進行形の文化に対しては手を差し伸べづらいが、世界的にはマンガを初めとしたポピュラーカルチャーを扱わなければならないという潮流が出来つつある。
大英博物館が日本の漫画展を開催して注目を集めた。
同年、京都で世界博物館会議開催。
マンガをテーマにした進歩をやってほしいと依頼され、マンガを美術館で扱うことについて論が交わされた。
放っておいたら皆忘れてしまういつもの生活=POP LIFEを扱わなければならないという意識で設立されたのが大阪の民博。
宇多丸さん:今は価値が定まってる浮世絵も当時は扱いが違った。それと同じように考えられるのでは?
日常生活をPOP LIFE という伊東さんだが、ライムスターのアルバム『POP LIFE』のTシャツを着ての出演。
お知り合いが続々とアトロクに出演したと言うことで自ら売り込んで出演が決定!
漫画展の開催数(マンガナタリーのサイト内検索にて)
2019年:173件
2020年:176件
コロナ下でも数が減らないどころか微増している!
社会的価値の定まった文化を取り扱う博物館美術館。
漫画展:手塚治虫展が「原画を額装する」というある種フォーマットを規定した。
現在の漫画展もこの呪縛から逃れられていないともいえる。
手塚治虫の死去に伴って開催された企画展。
ある種神格化された漫画家の死を契機に美術館でもマンガを扱うことが始まったとも言える。
とはいえ当時は美術館筋でも喧々囂々の議論が成されたとのこと。
1990年代後半に手塚美術館が開館し、それを契機に「手塚治虫の美術館がアリならばこの漫画家も」ということで広がった。
伊東さんの思う凄い漫画展
長谷川町子記念館
文化庁メディア芸術祭はキュレーターがよい仕事してる。
コロナ下でも楽しめる凄い漫画展
明治大学の米沢嘉博記念図書館 で「少女マンガはどこから来たの」という企画展をwebでも見られる形で開催。
宇垣さんは実際に訪問して鑑賞!
「目の中に☆が描かれ始めたのはいつから?」など、少女マンガの色々な「初めて」を追える。
宇多丸さん:キュレーションのしっかりした展示は後々図録を見た時により一層楽しめる。
『マンガ・パンデミックWeb展』
https://www.kyotomm.jp/event/exh_mangapandemic/
しりあがり寿さんなどと始めた。
世界中からパンデミックマンガを集め、投稿された順番に公開するという企画。海外にも門戸を開いた。
「0件かも……」と思っていたが500を越える国と地域から投稿が……!
これから開催される注目展
THE ドラえもん展 KYOTO 2020
http://thedoraemontentokyo2017.jp/kyoto.html
去年オープンした話題の京セラ美術館で開催。
期待と不安がある。
巡回展は各所のキュレーターが手を加えるため、巡回するにつれてパワーアップするのが常。
しかし、各美術館にマンガを扱えるキュレーターがまだ少ない。
京セラ美術館は去年オープンしたばかりで、話題の企画展をバンバン打ち出している。
発破をかける意味でも期待したい。
ドラえもんは研究も進んでいる漫画作品。
良い展示にして欲しい。
「原画を観る価値がある」というのは谷口ジローさん。
『描くひと 谷口ジローの世界』
故郷の鳥取で開催。これから各地巡回するのでは?
原画を持たせていただくと「重い」と感じる。
スクリーントーンを多重的に使用するスタイル。
必要箇所にトーンをあてるのではなく、山などは貼られたトーンをカッターで削ることで描写している。
漫画家は紙面に載らないところは手を抜くというのもプロの業。
しかし谷口先生は目の前の画を完成させることにしか関心がない?
原画を見る価値のある漫画家。