■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 最新カルチャートピックス/フリートーク
アサチャン?のマンスリープレゼンターに森崎ウィンさん登板が決定!
スポーツコーナー担当の日比さん。かつてサッカー小僧だった森崎ウィンさんと会話のパス交換も見られる?
日比さん、丁寧に見ていた”Cobra Kai”完走!
食べ物も照明も万全整えて鑑賞。
宇多丸さん:Netflix特有の「頭に入ってこない各話インスト」。あれは実はネタバレを防ぐ目的があるのでは?笑
S2,S3共にラストに向かって全てを積み上げて行って全員参加のアクションと人間関係の決定的な変化が訪れる。
それが見事!
誰もが「こうなって欲しい」という展開を拾ってくれるし、闇堕ちする人は闇堕ちするし……
S2の絶望的なラストからよくS3で持ち直してくれた!こんなのムリじゃね?くらいのラストからのS3!
日比さん:S3は改修の仕方がキチンとミートする。そうそこ!そうそこ!ありがとう!という、パチンパチンとキャッチャーミットに入ってくるようなしっくり感がある
宇多丸さん:製作側の手の平(の上で躍らされている)なんだけど、「ほんとは良い子なのに……どうするの?お前が一番嫌な奴になってるぞ?」と思いながら観ていたら……「あぁ〜!」と言う展開。
映画ファン、オールドファンにも嬉しい展開。
宇多丸さんはダニエルさんと年齢が近い。良い成長してるなぁ〜
成熟した人間としてこの何十年間を学んで大人になって生活して自分なりにストラグルして生きてきたのが分かる。
(劇中の印象のまま停止したキャラになっていない)
宇多丸さん:一昔前なら焼け木杭に火がつくような展開になりがちだか、それをしないのも良い!
キャスティングも良い!
日比さん:画映えする、ファッション等も含めて画になるキャラが盛りだくさん。
1作目しか観たことがなかったがドラマでハマって、映画とドラマを行ったり来たりして楽しんでいる。
20時台に出演のKREVAさんは完全に文房具好きとしての出演となるため、ここで新譜紹介。
KREVA「タンポポ feat. ZORN」
KREVA | タンポポ feat. ZORN | ビクターエンタテインメント
ZORNはラッパーからの尊敬を集めるラッパーNo.1.マミーDさんがライブを観にいき、「全方位的に100点のラッパーが出てきたよ」と最大限の賛辞を送るほど。
このあとKREVAさん登場するのは20時台。
文具拘りが豊かな楽曲を生み出してる。
凝り性な所はアーティストとして成功する秘訣、と宇多丸さん。
OKB48選抜総選挙の結果発表。
昨年王者ジェットストリームを追い詰めた脅威の新人ブレン。今年の結果や如何に?!
■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ てらさわホーク(ディズニー+「ワンダビジョン」考)
いつもの「ナァ〜ウ!」がないまま番組参戦。テンションも低くしおらしい感じ。
Twitterにおける『映画秘宝』編集長のハラスメントを受けて。
てらさわホークさん:一介のライターとは言え自分のホームとも言うべき場所なのでショック。とは言えそんなことより被害に遭われた方のケアが一番大切。
今年初出演となるホークさん。
一人総選挙のテーマは「ドラマ『ワンダヴィジョン』配信記念、ワンダ・マキシモフの悲しき戦い」編。
宇多丸さん:まずドラマ『ワンダヴィジョン』の概要
日比さん:MCUフェーズ4の始まりとなるオリジナルドラマ。
エンドゲームの戦いの後、とある待ちに引っ越してきたワンダとヴィジョン。
身の回りに起きる不可思議な事件から、自分立ちの目に見えているものが事実では無いのでは?と疑い始める。
ホークさん:フェーズ4の1発目でこんな変なものを持ってくるかという感じ。
宇多丸さん:MCU追い掛けていた人からすると「あれ?あの闘いの後なのにこれどういうこと?」といった感じのストーリー
ホークさん:本編のことを少しでも喋れば興が削がれるようなネタバレがそこかしこに……
今回はワンダ・マキシモフその人に迫る特集。
いよいよ「一人総選挙」というフォーマットそのものに疑問符が……
宇多丸さん:ホークさんが辛いなら一人総選挙にしなくても良いですよ笑
<そんな会話から特集スタート>
一人総選挙ワンダ・マキシモフの悲しき戦い編
第5位:悲しき戦いの始まり 『アベンジャーズ・エイジ・オブ・ウルトロン』
第4位:実はアベンジャーズ最強?!『アベンジャーズ・エンドゲーム』
第3位:最愛の人との別れ『アベンジャーズ・インフィニティ・ウォー』
第2位:ヴィジョンとの夢の暮らし『ザ・ヴィジョン&ザ・スカーレットウィッチ』(コミック)
第1位:本気出すとマジでヤバイ コミック『ハウス・オブ・M』
第5位:AOU
ホークさん:最初は悪役として登場
宇多丸さん:あ、そうだ。
ホークさん:辛い人生を送っている。小さい頃に両親と死に別れて……これはアイアンマンが悪いんですけど。
で、AOUだと双子の兄弟ピエトロと死別。悲しい人生。
宇多丸さん:(人生に)普通の時期が無いくらい
ホークさん:ないんですよ。で、そんな彼女がMCU最強なんじゃないかという。その一端を観たのが『エンドゲーム』
宇多丸さん:第4位のね。
ホークさん:でも彼女のスーパーパワーについてはボンヤリしている
日比さん:あ!確かにあれ何なんですかね
宇多丸さん:超能力……?
ホークさん:手の平をヒラヒラさせて赤いモヤモヤを出して念動力出物を動かす、人の心を操る……何か強いっぽいぜとは思っていたけどボンヤリしてる。
宇多丸さん:念力とビリビリてっいうね
ホークさん:弟のピエトロの方は脚が物凄く早いという単純な能力だが、お姉さんの方は複雑。
ただその実力はMCU屈指。エンドゲームでサノスを土俵際まで追い込んだ。
ただでさえ強そうなワンダさん。そのサイキック以上の途轍もない能力がありそうな気配が『ワンダ・ヴィジョン』を観ていると伺える。
宇多丸さん:何かこの作品の異常な枠組みというもの自体が彼女の能力に関係しているのではと思わせられる。
ホークさん:第3位、最愛の人とのまたしてもの別れ。
最愛の相手ヴィジョンがインフィニティ・ウォーで亡くなった。
IW以前はCWでミッション中に事故を起こしてそこでもまた大変なことに……
宇多丸さん:幸薄系ですよね
ホークさん:幸が薄すぎる。
そんなデコを抉られて亡くなったはずのヴィジョンが『ワンダヴィジョン』などといって明るい感じで再び登場。
宇多丸さん:ぶっちゃけ笑ってる顔初めて見たかも
日比さん:私それが一番予告で衝撃でした。
ホークさん:どういうことなんだ、説明しろという感じ。
不幸を画に描いたようなワンダだが、ヴィジョンとの夢の生活が描かれるのがコミック『ザ・ヴィジョン&ザ・スカーレットウィッチ』。
1985年の作品。
割と牧歌的な話。ドタバタした新婚生活の様子が描かれる。
そういう愉快部分は今回のドラマにも特にシットコムとして良く描かれている。
宇多丸さん:仕掛けと言うよりはコテコテにやってますよね。
ホークさん:お客さんのの笑い声が入っていたり。
楽しい様子も描かれているが、ですよね。
第1位
本気出すとマジヤバイ、一つの文章に「本気」と「マジ」が入ってしまったけど。
10年ほど前のシリーズ。アベンジャーズ、X-MENなどの入り乱れる一大シリーズ。
「ワンダ最強説」で触れた彼女のとんでもない能力のせいでMARVELユニバースそのものに天変地異クラスの大異変が訪れる。
MCUは原作の大事件を躊躇なく放り込む傾向にある。
「バッキーが生きていた」というのも原作では何十年も経って訪れた展開。シビル・ウォーも大事件だった。
宇多丸さん:サノスすら描ききったシリーズだからね
日比さん:サノス越えを狙おうとすると余程のことをしないとダメ(だからハウス・オブ・Mの展開も有り得る)
結論「マジヤバイ、観よう」!笑
■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ CMJK
■19:45-19:55頃
新概念提唱型投稿コーナー → シアター・一期一会
シアター・一期一会はそのまま残る。
映画館の興収が00年以降最低を記録。鬼滅、今日から俺は!!、コンフィデンスマンJP等が支えてくれたとは言えトータルの数値上は厳しい。
苦しい中開場している映画館がある限りはムービーウォッチメンで支えていきたい。
RN:テネシアンさん
アメリカから聴いています。20年ほど前、13歳の頃仕事の都合でシカゴ暮らし。
訛った英語で相手にされず、殻にこもるテネシアンさん。
そんなテネシアンさんを毎週金曜日映画館に連れ出してくれたのはお母さん。
「親と一緒にいるところを見られたくない」とは思いつつ、やっぱり映画は楽しい。
その後英語も上達し、一年後には友達と映画館に行くように。
腐ることなく暮らせたのはムリヤリにでも連れ出してくれたお母さんのお陰。
RN:おおともかねさん
『鬼滅』を観に言った。
両隣が男女カップル、親子連れ。
「泣いた?」「泣いた!」と話すカップル。
それを聴いて驚き、身を乗り出してカップルを凝視する子供。
「大人が泣く」というのことに子どもは驚くらしい。
宇多丸さん:映画を観て泣く方?
日比さん:泣く。初めてはハリポタ?ダンブルドアが死んだとき?
大人になってからの方が泣くようになった。
弟や友達と映画を観にいくと格好つけでなく姿を見せなかった。
宇多丸さん:劇場版『ヤマト』を従姉妹のお姉ちゃんと観にいって鑑賞後席を立てなくなるくらい泣いた。
日比さん:初めて泣いたのは『火垂るの墓』かも知れない
宇多丸さん:あれは泣く。『トトロ』との鬼のような同時上映。
「悲しい」という感情以外で泣くと言うことを知ったのは『2001年』。
猿の進化を描いたシーンの描写の素晴らしさに泣いた。アートに純粋に感動した。自分でもその反応に驚いた。
思い出し泣き、サントラ泣きもあるという宇多丸さん。
日比さんも最近サントラ泣きがある。
韓国ドラマのサントラを聴き、散歩しながら泣く。マスクしているからバレない!<バレないか?笑>
■20:00~20:45頃
「ビヨンド・ザ・カルチャー」→ OKB48 結果発表会 with 文具王 & KREVA
まずは総選挙史上最も大きな動きが会ったと言われる前回9回大会のおさらいから。
10位:三菱鉛筆 ユニボールシグノRT1
9位:パイロット フリクションポイントノック04
8位:三菱鉛筆 ジェットストリームプライム回転繰り出し式シングル
7位:三菱鉛筆 ユニボールシグノ
6位:ゼブラ サラサドライ
5位:ぺんてる エナージェルインフリー
4位:パイロット ジュースアップ
3位:ゼブラ サラサクリップ
2位:ゼブラ ブレン
1位:三菱鉛筆 ジェットストリーム
文具王:ジェットストリームの10連覇なるかに注目。
その実力は本物なのか、ブレンがどこまで絶対王者を追い詰めるか。
コロナによって握手会が実施できず、ほとんどweb投票のみという現状がどう影響するか。文具王様とKREVAさんイチ押しのユニボールONEがどこまで上り詰めるか。
OKB48とは?
総合プロデューサー古川さん:選抜委員会が日本で手に入りやすいボールペンを48種類選出。
web投票とお店などでの試し書きという「握手会」を実施。
例年全国40箇所で握手会をやっていたが、今年は西新宿にあるキンコーズのワークスペースの1ヶ所のみ1カ月。
今年の投票数:4,197
去年の投票数:2,838
ということで1,000以上投票数を増やす結果に。
要因
コロナ禍?
文具王のYouTubeでの発信?
KREVAさんの活躍?
投票の内訳
web:4,022票
握手会:106票(前回の1/18)
公式ハンドブックを作って販売。
キンコーズが一本一本に選挙ポスターライクな物を作るというとち狂った施策を実施。
宇多丸さん:これ褒めてますけど、あんたらどうかしてるぜ笑
文具王:テレビチャンピオン三連覇をキッカケに文具王に即位(即位?)。文房具情報サイト「文具のトビラ」編集長。
zoomの背景の自室が文房具まみれの模様。
18時台に流した新曲にも「文房具」という歌詞が入っているKREVAさん。
公式ハンドブックで握手会が開催されないことで「ルックス」が影響するのではないかという文具王の指摘に対し、同じくルックスの重要さを解くKREVAさん。
但し、「現場派」のKREVAさんならではの視点として「単品としてのルックス」ではなく「売り場における印象」の重要さを解くKREVAさん。
OKBは黒のみのノミネートだが、50色展開されている内の一本(黒)なのかそうでないのかという視点。
所謂「面出し」。フィジカルの音楽ソフトの売り上げにも売り場の作りが大きく影響。
展開している色の数が多いと売り場の専有面積も拡がる、また什器の格好良さが得票に影響するかも……?
古川さん:過去最大数の「コピペ投票」が発見された。その数数千……
全てをカウントするわけにはいかないと判断し、一票とカウントした。
重複投票が出来ない仕組みの構築必須。
去年は上位20本紹介したが今年は時間の兼ね合いからトップ10のみ。
まずは10〜6位から!(各順位発表は日比さん読み)
10位:446票
インクが濃くて素早く乾く 昨年6位
ゲルインク (↓ 6位→10位)
9位:507票
昨年5位 ゲルインクボールペンの大本命も今回は伸び悩み どうした??!!お前はもっとやれる奴だろ??!!
ゲルインク 「ぺんてる エナージェル インフリー」(↓ 5位→9位)
(宇多丸さん:嘘だろー!!!
KREVAさん:マジかー)
8位:561票
昨年4位の実力者が今年はこの位置でした。守りに入るのはまだ早い。もう一伸び、あと一声を聞かせてくれ!
ゲルインク 「パイロット ジュースアップ」(↓ 4位→8位)
7位:579票
昨年10位から再浮上してきた中堅ゲルインクボールペン。待ってろ今から本気出す!まだ終わっちゃいねーぜ!
ゲルインク 「三菱鉛筆 ユニボールシグノRT1」(↑ 10位→7位)
6位:859票
ゲルインク界の大ベテランが昨年に引き続き好位置をキープ。あの村上春樹も愛用するノーベル賞級の名品です。
ゲルインク 「三菱鉛筆 ユニボールシグノ」(↑ 7位→6位)
順位の荒れに驚愕の様子の一同。
文具王:10、9、8位の3本がゴソッと4つ順位を下げてスライドしている。
宇多丸さん:エナージェル派としてはショック。なぜこのような事態に?
文具王:その先に何が起こっているのかということを想像していくともしかしたらということもあり得る?
まとまって順位が下がったことから、ここ(8〜10位帯)に関して言えばweb投票になったことで一気に順位がバラバラになるということはなく、傾向を持ったまま下がっているということができる。
とはいえ4位も下げているのでその上にどんな波乱が起きているのかと言ったところ。
KREVA:自分が注目していたところが影響しているのかと思うのはジュースアップ。
売り場でには白ボディにパステルカラーのものが一番良い位置にある。
黒のボディのカラーバリエーションはいっぱいあり、その一番端にあるのが黒。
黒だけの勝負になると「ジュースアップ書きやすいじゃん!」となっても、ジュースアップの中で黒にたどり着くのに回り道が必要。
シリーズ内で王道じゃない感じがしてしまうのが黒と感じていた。
エナージェルは什器がメチャクチャ格好いい。見栄えがいい。
順位が上がってくるのではと思っていたが、目立ちすぎて王道を嫌う投票者が避けたのではないかと考察。
以下、古川さんによる各ペンの一言ポイントと投票コメント読み。
10位:サラサドライ……速乾性、発色の良さ
シアンさん(女性/15歳):左利きだから書きやすい。黒を愛用しているが発色がいい。
文具王補足:左利きの人は筆記した箇所を手で擦ってしまうため、速乾性の高いペンを好む。
古川さん:左利きの人の速乾性に対する反応速度は速い
文具王:また、左利きの人はペンを立てて持つ人が多いため、ペン先の引っ掛かりに敏感
9位:エナージェルインフリー……番組内愛用者も多く高い評価だった。元々あったエナージェルの透明軸バージョンが登場し、人気高まる。
うさみみさん:透明ボディの美しさ、安っぽくないデザイン、書きやすさ、価格のバランスの良さ
8位:ジュースアップ……秋味の良さ、シナジーチップ、ルックスの良さ
あーちゃんさん(タイ・バンコクの方)
日本語教師をしている「丸つけ勢」。(※昨年KREVAさんのコメントから生まれた言葉)
漢字教育をしていてトメ、ハネ、ハライの表現がしやすい。
日比さん:握手会得票数が6〜10位のペンで最多の65pt。ユニボールシグノは24pt。
書いてみてわかる発見があるペン。
7位:ユニボールシグノRT1……ゲルインク細字、滑らかさ、カリカリ感、ノックのしやすさが人気。ノック形状が普通のペンと違う。
文具王:グリップがペン先まで到達しているため、ペンの先端を掴んで描く人にも使いやすい。どこを持っても書きやすい特徴あり。
古川さん:もともと人気があったが再浮上。
6位:ユニボールシグノ……ゲルインクの古株。硬筆の書き味。キャップ式故のグラつき・がたつき、インク掠れのないペンで性能面が高評価
たぬきさん:インクの切れがよく、他のペンと違ってインクが切れた時にピタッと出なくなる(薄いインクが出ることがない)
宇多丸さん:直接の声を聞くと面白い
古川さん:いまだに驚くような着眼点のコメントがある
宇多丸さん:でもコメントを聞くと各人何を大切にしているかわかる
5位:1,037票
一昨年2位、昨年3位の実力者がさらに絶不調。どうした、何があった?みんな心配しているぞ!
ゲルインク 「ゼブラ サラサクリップ」(↓ 3位→5位)
4位:1,278票
尖に尖った新人が初登場!この先も丸くならずにエッヂィな君でいてほしい。
油性インク 「三菱鉛筆 ジェットストリームエッジ」(NEW)
3位:1,471票
下馬評通りだがそれでもこれはBIG SURPRISE! 新人らしからぬその実力はやはり本物だった!
ゲルインク 「三菱鉛筆 ユニボールワン」(NEW)
文具王(総評):初登場でこの位置につけた3位と4位の影響で全部押し出された格好。これは大きい。
どちらも三菱鉛筆というのがすごい。
「これまでにない濃いペン」としてのユニボールワン、「これまでにない細いペン」としてのエッジということで、新たなジャンルを切り拓いたペンがこの上位に。
それでいうとサラサクリップは今までいい位置にいたが、まさかの大番狂わせ。
宇多丸さん:エッジは活躍の場が限られる変態ペン。にもかかわらずこの順位は驚き。ジェットストリームブランドの賜物?
KREVAさん:エッジは1,000円する高いペンなのに驚き。
サラサクリップの展開に注目していた。
アンケートを求められたとき、クリップボードにペンホルダーがあるのにサラサのクリップでボードにつけられているのを見たり。広まってきていたが、追い打ちをかけるように豊富なカラー展開。ポップな展開。
これがどう転ぶか着目していたが、順位を下げる結果に。
文具王:人気投票なので、「いつも使っているペン」とは違う要素もある。
古川さん:市場の「サラサ慣れ」、「サラサ疲れ」が見られる?
一方で「三菱ルネサンス」とでもいうべき事態が起きている。
ジェットストリーム登場時、番組では宇多丸さんを中心にずっとジェットストリームに対するデザイン面の悪さを口にしてきた。
「デザインがダサい」と執拗に言ってきた。
宇多丸さん:プライム石とかね
古川さん:かわいそうに思ってきた。しかし最近デザインのテイストの変化が見られる。ユニボールワンとエッジは明らかに同一線上のデザイン。
直線的なデザイン、メタルクリップ。
宇多丸さん:マットな感じ
この方向性が非常に成功しているように見受けられる。デザインの見直しが自分たちのブランドにもう一度力を与えている。
宇多丸さん;これはしつこくデザインに言及してきた我々の功績……?
古川さん:すぐ自分の手柄にする……本当に汚い……
それぞれのペンとコメントの紹介
5位:サラサクリップ……非常に若い人からも人気。昔からあるペンで「色が可愛い」「昔から使っている」といった意見。若年層・女性層が目立つ。
なっちさん(18歳):カラバリ、価格面、握りやすさ、全ての面でベスト
4位:ジェットストリームエッジ……油性ボールペンにして細さ0.28mmという極めて細い、世界で一番細いペン。
宇多丸さんも「こんなのどこに書くんだ」と言っていたが、明確に用途があった。
なぎたさん(51歳/女性)
伝票に小さい数字を書くので油性では一番気に入っている
ついてるニャンコさん(55歳/男性)
会社に提出する書類(年末調整他)の6mm程度の幅の紙にも書きやすいので嬉しい。
→平均年齢が高く、会社の書類に文字を収める用途で好まれている傾向。
(若年層の愛用者が多い)サラサと比べると絶対に出てこない「年末調整」などの文言が出てくる。クラスタの違いがはっきりある。
宇多丸さん:逆に言えば公の書類はエッジが登場するまでまでは書くのに苦労してたってとだからお前、そんな順番ないだろ!
KREVAさん:シグノの0.28があります
3位:ユニボールワン……インクの発色の濃さが人気、カラバリの豊富さ、学生人気
オイラショックさん(16歳/男性)
並べて書くと他のボールペンの黒が灰色に見えてしまうほど。また、黄色のインクもはっきり見える発色の良さ。シンプルな見た目が気に入った。
宇多丸さん:チックショ〜!やっぱ良いなぁ〜!エナージェルがこんなに(順位を)下げているのにユニボールワンにこんなに惹かれている俺……!
KREVAさん:いいんだよ!世の常世の常!
古川さん:そのほかにはこんな意見も。
ブッロコリー二郎さん(42歳/男性):配送業をしていて日報、積み込みの確認、受領サイン(のお客さんとのやり取りで)何度となくポケットからペンの出し入れをする。
クリップの強度が非常に重要。そこでバインダークリップの丈夫さが良い。
また、発色の良さからコピーを取る、FAX送信をした際に明瞭で見やすいとお客さんから好評。
古川さん:自分たちはFAX利用が減って久しいが残ってるところには残っている。
FAXユーザーにも訴求したことには気づかなかった。
宇多丸さん:三菱ルネッサンスなどというデザイン面強化の話題も出たが、実用面の進化もあった
古川さん:完成度も高く上位に進出するだろうとは思っていたが、3位に入ったのには驚き。
2位:握手会投票92票 web投票2,625票 合わせて2,717票
まさか、まさか、まさか!!……いや!まだまだ王者の背中は遠かった!しかし2年連続第二位は立派です。
エマルジョンインク 「ゼブラ ブレン」(→ 2位→2位)
1位:握手会投票182票 web投票3,943票 合わせて4,125票
(古川さん:うっわ!
宇多丸さん:強ぇ!)
やはり やはり やはりあなたは強かった!我々はまだあなたの時代に生きている。
油性インク 「三菱鉛筆 ジェットストリーム」(→ 1位→1位)
文具王:前回web投票でたったの2票差に迫っていたので、web投票が基本となる今回はもっと迫るかと思っていたが、web投票全体の数が増えたためそこで実力差が若干出たのかと。
バランスの良さのところで「誰からも嫌われないジェットストリーム」という強さが出た。
KREVAさん:ブレンの定着度合いを感じたのがPV撮影で栃木に行った際。コンビニで個包装のブレンが売っていた。
宇多丸さん:今までジェットストリーム強かったもんね
KREVAさん:サインペンならマッキー、という感じで定着してきた感じがあったので1位すらあり得ると思っていたが、ジェットストリームは強かった。
宇多丸さん:定着してしまったが故に昨年の鮮烈なデビューの勢いが削がれた?
今年の傾向として定番化すると新人に対して弱くなる。その分ジェットストリームの強さがすごいんだけど。
投票コメント
2位:ブレン……「ブレない」ことを押し出した19年発売のペン。
「本来ノック式のペンはガタつきがあるんだ」と、ブレンがいうには。
一同:ハハハハ
日比さん:ブレン「が」いうには
古川さん:ペンがガタつくのがストレスですよね?そのストレス軽減のペンがブレンです。
これに対して言いたいことのある人が一定数いるにはいるが……
・かおりさん(40歳/女性)
軸がブレないことによりラインが一定で綺麗に書けることにより、綺麗に書けるだけでなく滑らかに紙の上を滑る感覚的な感動がある。
40代/男性(兵庫県)
筆跡が手の動きのような感覚に衝撃を受けた。
ボールペンで書くという行為が「指でなぞる」という行為の延長なんだと再認識。
えりんごさん
筆圧が強く、軸がブレて長時間筆記を続けると普通は指が疲れる。ブレンはそれが全くなかったので感動。
パーカーさん
使い初めは否定派だったが長く使っているうちにすごいペンだと思った。
長時間引きなら一択かもしれない。
古川さん:「長時間筆記ならブレン」という意見はほかにも見受けられた。
また、コメントを寄せる方のリテラシーが高い傾向にあるとも感じた。
出たてはキャッチーな見た目だと思っていたが、実は通好みの渋いペンだと気づいた。
宇多丸さん:俺もムービーウォッチメンのペンこれがいいのかな
日比さん:テレワークで家の仕事が増え、会社の引用具ではなく自前の文具を揃える必要がある。ブレンに興味を持つ人が増えるのでは?
文具王:お店の店員の持っているペンが気になるが、ブレン比率増えている。
飲食店でのメモもブレン増えてる気がする。
宇多丸さん:使うほどに凄さがわかるペンなのかも。見切る前に触れてみたい。
KREVAさん:ブレンってテンゴとテンナナ(0.5mmと0.7mm)どっちが人気あるんですかね?
文具王:別れる。僕は0.7がブレンらしい、ブレンの面白さが伝わると思うが、細い文字がブレない良さを発揮するという意見もある。
宇多丸さん:僕とクレちゃんの手元に封筒に入ったペンが10種あるけどこれってもらって良いの?
古川さん:よろしければ差し上げます
宇多丸さん:ブレン使ってみよう
1位:ジェットストリーム……なめらか書きやすい、やっぱり色々試したけど戻ってくる
特徴的だったのは「ブレンと比べてやっぱり」という意見が目立った。
これは去年はなかった傾向で、ブレンを相当脅威に感じている様が見て取れる。
その上で「やっぱりジェットストリームが好き」という意見が目立った。
エビの王者さん:ブレンの登場でどうかなと思ったが、ジェットストリームの書き味はやはり別次元だった。
宇多丸さん:逆にブレンが脅威だったからこそジェットストリーム良さ再発見組も増えたということかな。強力なライバルがいるとお互いに高め合う的な。
ジェットストリームの民さん(18歳/女性):ブレンやユニボールワンはボディが汚れやすすぎる。汚れが目立つ。乱雑に扱えない。ポケットやカバンに放り込んだりして、ノートを書くときにさっと出したりする時に、普段使いとしては(汚れやすい)ボディの美しすぎさは気になるので、ボディがプラスチックでできているのジェットストリームの方が普段使いには良い。
宇多丸さん:だから俺がいつも言ってるあの斜めの線とかハイテクスニーカーに入っているよ余計な線のようなやつも
古川さん:また始まった笑
宇多丸さん:普段使いにはまぁまぁまぁ、こんな斜めの線が入ってるやつだからねと、気軽に使える
文具王(総括):今回はブレンがここで勝てなかったのは残念だが、1位2位は間違い無いなという感じ。3位4位はボールペンの世代を変えつつあるのかなと。
去年登場のブレンも含めると2,3,4位が新人。ボールペンシーンの上位を占めるところに新人が入るようになった。
ブレンとユニボールワンはデザインも似ており、「令和デザイン」と呼んでいる。
KREVAさん:さっきの人に言いたいのは「ユニボールワンは(汚れにくい)黒(ボディ)もあるよ」。ユニボールワンとブレンの白いボディはApple Pencilのデザイン的な影響があるのでは?
今後こう言ったデザインが増えてくるかも。
お知らせ
古川さん:大感想戦を2/14に配信予定。メンバーは文具ジャム&古川さん。
KREVAさん:言えないことばかり。ライムスターが今度出演するUNPLUGED。俺がアジア最初のヒップホップアーティスト。2008年12月にDVD出てるので予習にどうぞ。
ミュージカル『イン・ザ・ハイツ』のラップ日本語監修に携わっているのでそちらもよろしく。
文具王:毎日1本筆記具の試し書きをYouTubeで配信しているのでよろしく
<今更だが、僕は今年もジェットストリームが1位だと思っていた。
というか、第一回大会から10連覇を成し遂げて殿堂入りで優待というのが綺麗かなと。
昨年ブレンに迫られたジェットストリーム。おそらく普段からジェットストリームを使っている人も王者であるが故に「俺が投票しなくてもジェットストリームは安泰だろう」とたかを括って投票しなかった人が一定数いたと思う。
昨年のブレンの猛追を受けて今までジェットストリームを避けて投票していた人の票も集めて今回は10連覇となったのだと思う。>
OKB48結果発表ラジオで順位や傾向の解説を行うのための参照データ画面。#アトロク #utamaru #OKB48 pic.twitter.com/h5C7QrMc2S
— 高畑正幸 (@bungu_o) 2021年1月27日
過去にOKBに触れたエントリはこちら
eibunkeicinemafreak.hateblo.jp