映文計

映画と文房具と時計、好きなものから1文字ずつもらって「映文計」。映画のことを中心に日々綴っていきます。

2/1(月) アトロク741回

■18:00~18:30頃

「オープニング」→ 最新カルチャートピックス

クマス、お仕事終わりでビシッとしたスーツ。

(アトロクも仕事だけど!)

『呪術廻戦』の次はアニメ化が控えている『地獄楽』を読み始めた。『ジャンプ+』で連載していた作品で次巻が最終巻。

 

件のライムスター本、著書を出すとサイン会をするのが恒例だがコロナでままならず……

 

そこで事務所社長の知恵で非接触型のサイン会ならぬ「スタンプ会」を渋谷TSUTAYAにて実施。

 

200人のファンが時間を分けて来店。

特に目立ったのがリスナーの訪問。

お馴染みのリスナーからサイレントリスナーまで多くが来店。

 

対面で挨拶できる貴重な機会ということで大好評の投稿多数!

 

参加予定人数200余名。

訪問を控えた方にもスタンプ押印した本を送るとのこと。

「おじさんがスタンプ押すの見て面白いの?」と思っていた宇多丸さん。

しかしよくよく考えてみるとファンの前に姿を現すのは一年振り。

「開いてくれてありがとう」の声も。

 

ハンコのクオリティも高く、「イマドキのハンコってこんなことまで出来るの?!」と驚いてしまう宇多丸さん。

泣き出すファンも一人二人では無かった。

hy4_4yhさんも泣いていた笑

 

三角絞めさん、野暮天な連中さんをはじめお馴染みのリスナーさんも笑

 

いずれラジオ系の直接会うイベントも……?

対面イベントの価値を感じたという宇多丸さん。

<これは期待!>

 

クマス、アニメ化の情報を知らずに『地獄楽』を読んでいたとのこと笑

 

19時台後半は遂に登場する新コーナーの趣旨説明。

20時台は聴けば卓球ほど素敵なスポーツはないと思える特集。

先日話題になった岩城禎(いわきただし)さんについても言及

<僕は恥ずかしながらこの話題を知らなかった。ドラマがあるなぁ>

https://news.yahoo.co.jp/byline/itojota/20210111-00216771/

www.nikkansports.com

 

 

魅惑の深海パーティさん

宇多丸さんが受けた朝日新聞記事について。

受験の「勝者」の側から金言を……という「イキり言動」な記事笑

「「俺はバカじゃない」の証明チャンス 宇多丸さんと受験」ってどう言う見出し?笑by宇多丸さん

www.asahi.com

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ 吉田豪(clubhouseを語る)

宇多丸さん:今号のブブカの記事が凄かったですね

 

clubhouseは「喋るSNS」……?

クマス、登録はしているけど何も分からない。

 

基礎情報:昨年三月にアメリカで生まれた音声SNS。

ユーザーが自分のルームで好きに話をできる。

聞く専門、話題に参加することも可能。

電話番号を知る人を二人招待可能。

アーカイブが残らない所が特徴。

アプリ上の音声を録音して公開すると招待者諸共アカウントがbanされる。

 

今までは意識高いユーザーのサロン的な役割だったが、5日前やくらいからミュージシャンなども参加して門戸が一気に開いた。

 

キャスティングしただけで予算オーバーしそうな有名人同士の話を聴けるのは面白い、とユーザー目線の吉田さんの意見。

 

今は黎明期故の楽しさがあるが、これがいつまで続くかは分からない。

吉田さんは話してよと言われたらしいひとしきり盛り上げてそのルームを去るというのを繰り返している。

 

浅野忠信さんが一人配信している部屋に飛び込んだ吉田さん。

クロストークではなくTwitterやインスタを読み上げると一人配信という珍しいタイプ。

「こうやるんですよ」と説明していると、吉田さんと繋がりのある雨上がり決死隊の宮迫さんがトークルームに参加。

YouTube出演オファーをするという面白い現象も。

 

各人手探りの光景が見られるのは今だけかも?

mixi黎明期のワクワク感。

 

しまおさんが話している間にスピーカーの人が部屋から出るという現場を二度も目にしたという笑

 

お知らせ:吉田豪帯文騒動

news.livedoor.com

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ DJ CELORY

 

 

■19:40~19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」枠→ 新企画始動

 『ファーストマン』も良いコーナーだったが、湧いて湧いて仕方ない企画を「ダメならやめれば良い」という精神で新コーナー始動!

コーナー名は「イキり言動」!(『残酷な天使のテーゼ』をBGMに)

 

自分のやってしまったイキり、目撃したイキりを投稿するコーナー!

 

宇多丸さん:まず碇ゲンドウがイキリ倒してるじゃないですか。

お偉いさんに叱られてる最中ですらあいつイキってるじゃん?

補完計画だって俺だけがわかってるみたいな顔して……

 

しかしてあのイキリがあってこそのエヴァという作品(?)。

 

このコーナー発足の背景は年末の宇多丸さん散歩企画の年末イキり。

 

年越しのカウントダウンの瞬間ジャンプして「俺地球上にいなかった」というのも一種のイキリ?

2000年になる瞬間だったか、21世紀になった瞬間に渋谷駅半蔵門線の屋根に登ってしまって新聞沙汰に。

それを見て宇多丸さんは「何かしたかったんだな」と思った。

 

番組スタッフもイキリ倒した人間が多い。

特に橋本プロデューサー笑

クマスも番組周りでイキリ倒している人間を考えたらプロデューサーが思い浮かんだとのこと。

 

宇多丸さんが橋Pと出会った当初、デカいアメ車に乗っていたところもイキリだという(それは言いがかりでは……笑)

以上が橋P型のイキリ。

 

一方文系型のイキリもある。

構成作家古川さん

zoomに映る自宅壁紙がレンガ柄であること、文具イキリ、丁寧な暮らしイキリ……

 

いつも積極的に絡んでくる製作陣がzoomに乱入してこないと思ったらやっと乱入。

「居抜きで入ったイタリアレストランみたいな壁紙」by宇多丸さん。

「揶揄したいのではなく、「そのイキリや良し!」という感じ。

 

クマスのイキリ

学生さんへの説明会で「自分ちょっとイキってんなぁ」と思わないこともない。

 

宇多丸さん:結局絶対勝者としての言葉になるからね。

 

クマス:学生からの「どうやったらアナウンサーになれますか」「どう学生生活を送っていましたか」という質問に対して「当時から画になるようなトークっていうのは常日頃から考えていましたね。

 

宇多丸さん:(苦笑)

 

クマス:「で、ノートにメモ」とって……とかっていう。1やってたことを100で言っているような節が……

どこまでが本当かわからなくなる?

 

宇多丸さん:「必死の時のイキリ」というものがある。受験時、「俺は余裕だ」と思うためにどこかによって必ずコーヒーを飲む、ギリギリまでクラブ遊び。

これは余裕というよりも「俺は余裕だイキリ」が多分にあったという気がする。

自己暗示の一部だから意味はあった。

 

<リスナーへの投稿を呼びかけるシーンでエヴァ予告編のBGMが流れ始める>

 

宇多丸さん:みんなもっと、イキれば良いと思うよ……

 

クマス今週のおすすめグラビアアイドル:工藤美桜さん

https://www.instagram.com/mmio_kudo/?hl=ja

週間プレイボーイ初表紙。キラメイジャーのピンクの方。

www.nikkansports.com

 

165cmのスレンダーボディ。女優としても活躍し。

 

宇多丸さん:キラメイジャーでは少女らしさを感じるが、この号はグッと大人っぽい感じが出ている。

 

クマス:海、山といろんな王道を楽しめる。

 

宇多丸さん:女優型グラドルとグラドル型グラドルがいると思うが、この方は女優型という感じがする。

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンドザカルチャー」→ 聴けば卓球を愛してしまう珠玉のエピソード特集 by 伊藤条太(卓球史研究家)

宇多丸さん:「卓球ほど素敵なスポーツはない」

クマス:「思わず卓球が好きになる」

宇多丸さん:「名選手・名エピソード」

 

伊藤さん:高校時代は県ベストエイト。

東北大学に進み、その後卓球愛が爆発。

 

80年代は卓球暗黒時代。

「卓球は暗い」のイメージはタモリさんの言葉によるもの。

<これは有名。僕も知っていた>

 

しかしてその実体は!……想像以上に暗い笑

卓球は球の「回転」が得点に直結。

その回転を隠すため、今は禁止になったが、以前は裏表同じ色のラバーを貼る、打ったときの音の違いで球筋を読ませないために足を踏みならす……など、想像以上に姑息な手を使う笑

 

卓球に対するアンケートを取った結果、暗い等散々な解答結果に……

 

そこで「リッチでライトでファッショナブル」というスローガンを掲げ、「明るい」スポーツの代名詞たるテニスを参考に白っぽいウェア、テニスコートに卓球台を置く……などの珍妙な取り組みを実施。

 

「万年ユニフォーム男:岩城選手」

20年間毎晩日本代表のユニフォームを着て寝ているのに、卓球の才能だけがない……

 

『卓球王国』という雑誌でコラムを持っている。

岩城選手自ら伊藤さんに連絡。

「人生の目標はマスターズ優勝と『卓球王国』掲載。

マスターズ優勝はまだまだ先になるので、ついては『卓球王国』に掲載してほしい」と自ら売り込み。

 

全員加入必須の部活動で卓球部に加入。

岩城選手のお父様が弁護士事務所。

文武両道、バランスのよい人間に、と卓球台をポンと購入。

これが間違いの始まり……?

 

周りの人間よりも強いと思っていたが、中高と進むにつれ自分が「人が出来ることが出来ない」と言うことに気付く。

奈良県ベストエイトという実績はある。

学生スポーツとしては非常に優秀な成績だが、当時既に練習量は日本代表以上。それを考えると……?

 

練習が祟り、授業を寝ていた高校時代は下から三番目。

一浪して神戸大学法学部へ。

浪人時代、全国模試1位を獲得するなど勉学面での才能はピカイチ!

 

「いつかは戻ってくるだろう」と思い何も言わなかったお父様。法学部に進んだこともあり一安心したお父様だったが、岩城選手の魂胆はそんなところにはない。

自分がレギュラーになれる卓球部というところで神戸大学に入った。

頭の良い大学=卓球部が弱いのが通例と伊藤さん。

 

一日14時間卓球に打ち込み、部内でもおかしな人という立ち位置。

それだけ打ち込んだが部内3位。

 

5年で大学を卒業。

司法試験に挑むも惜敗。

お付き合いしていた彼女に「司法試験に受かるか働かないのなら別れる」と言われ、楽な仕事を目指し市役所へ。

しかし「市役所勤めをしていてはマスターズに優勝出来ない」と一念市役所を退職。

練習時間を確保するため、投資で生計を立てる。

「卓球以外は何でも出来る」

 

宇多丸さん:恋しちゃってるんだな。

こんなに人生で大事なことが分かり切ってる人っていないよ?

 

岩城選手:今回の人生でどこまで自分が強くなれるか実験だ

 

今まで奈良予選を突破できていなかったが、今回は奇跡的に全日本に出場。

 

クマス、岩城選手の全日本戦を報道。

一回戦の相手は13歳、日本の次代のエースと黙される天才少年。

敗戦を喫したが、「あの場にいる人で自分が勝てる相手はいない」と冷静に分析。

 

宇多丸さん:冷静とは……

 

岩城選手の人となりとしては酔狂な人間では無く、しっかりした人だと伊藤さん。

 

宇多丸さん:笑って済ませられるような人じゃない。伊藤さんからみて岩城選手とはどんな人?

 

伊藤さん:初めて会ったときから知っていたような印象。

考えさせられる相手。

 

まだいる!卓球界の曲者選手!というか、卓球自体が曲者スポーツ!

伊藤さん:伝説的な選手。高島典夫選手

1975年世界第三位。とにかく凄い。学生時代ベスト8くらいには入っていたが「どうすれば日本一になれるか」と考える。

「あいつおかしいぞ」と噂が立つくらいやれば勝てる!と思った高島選手。

朝六時から練習、2.5kgの鉄アレイを持って練習前後に10kmラン。鉄アレイはラン途中に捨てることが出来ないと気付き、意思を持って走ることに……

更に1.5kgの鉄板を入れは靴で走る。

 

それも奏功し、全日本を3回制し、世界第三位に。

 

他にも酔狂な選手が……

家でも練習したいと、半分に切った卓球台をダイニングテーブルに。

サービスのトスを高く上げたいからと天井を切ろうとしたが奥様に怒られた……など。

 

押し入れの中板の高さが卓球台っぽい→押し入れにサービス練習をしまくる

 

用具マニア

愛読書はカタログ。練習よりも夜時間の方が長い?

道具の良し悪しはかなり影響があるとは言え、練習がおろそかになっては本末転倒……

 

伊藤さんの著書では「日本の卓球練習の信仰が進歩を阻んできたのでは」と分析。

 

掛け声

「サー!」、「チョレイ!」など掛け声が有名。

卓球界でかけ声を始めたのは日本。

日本が世界を席巻していたこともあり、世界のかけ声は「ヨー」、「シャー」、「ショー」。

これは日本語の「ヨッシャー!」の変形。

 

90年代、フランスで掛け声の語尾に「レイ」をつける選手が出始める。

(張本選手の生音声が流れる)

 

伊藤さん:何故声を発しているか?

 

宇多丸さん:気合い入れでは?

 

伊藤さん:そうです。相手を脅かしているのではない。相手の(に影響を与える)ためではなく自分のため。

 

張本選手よりも声の大きい選手

①オオヤヒデトシ選手

宇多丸さん:絶叫じゃないですか笑

怒られるギリギリでは?

 

伊藤さん:相手に背を向けて発生しているので怒られないんです

 

②モリサクラ選手

「ダー!」のように聞こえる。

選出の「ヨッシャー!」の文脈とは違うオリジナルの掛け声。

 

宇多丸さん:コロナ対策で発生が憚られるシーンが多いが、卓球では?

 

伊藤さん:自粛を呼びかけていた。

Tリーグでは何故か解禁される笑

 

かけ声に関しての記事を週刊プレイボーイで書いている、と伊藤さん

 

卓球というスポーツそのものが曲者スポーツ

工夫が出来る余地が多いので、曲者も出やすい。

 

宇多丸さん:ハイスピードのやりとり、一打一打にチェス的な戦略性がある

 

普通の人が分からないルール

促進ルール

13手やり取りをしたらレシーバーの得点となる。

相手のミス待ちの戦術「カットマン」同士の戦いは戦いが長期化しやすい。

1936年の戦いでは1ポイント獲得に2時間13分かかったことも……

 

汗を拭くタイミング

二人の点数の合計が6の倍数の時のみタオルで拭くことを許可される。

卓球台で汗を拭いたり、シューズの裏で手の汗を拭ったり……

 

補助剤問題

ラバーにある薬品を塗ると回転が増す。

しかし国際大会では罰則がなく、検査をしない。

外国選手は罰則がなければやる。マジメな日本選手はマジメに守る。ここで軋轢が……

 

伊藤さんだけが卓球界で「濡れ濡れ」と主張するも逆風が……笑

 

クマスの今後の卓球実況は期待できる……かな?

 

TリーグはPrime Videoでも観られる。

 

伊藤さんは連載を四本持っているので興味を持った方は要チェック!

 

宇多丸さん:映画における卓球描写特集、是非お願いします!

 

<追記 22:23>

あとロク放送終了から一時間20分ほど経った今、今週のグラビアアイドルとして紹介された工藤美桜さんがTwitterを更新。

キラメイジャーの撮影オールアップとのこと。

お疲れ様でした!