■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 最新カルチャートピックス
『花束みたいな恋をした』トーク。
ムービーウォッチメンのノートが7ページだと無理なくコーナーの時間内に収まると以前も言っていた宇多丸さん。
今回は纏まらず……
宇多丸さんに刺さりまくったようでいつにも増して自分事として話すことになってしまいそう。
15時くらいからノートを書き始めた宇多丸さん。
サントラを聴きながら書いてみようとしたところ、日常シーンのBGMを聴いただけで泣いてしまった。
「逃げ場がない」のが本作の凄さ。
「逃げ場がない」映画作品として例示したのが『リング』。テレビという日常に密接しすぎた物が恐怖の対象だから「逃げ場がない」というのが宇多丸さんの理論。
タカキは倦怠期の予感と倦怠期のイート描写がハマッた模様。
どんな言い合いでも相手への思いやりがゼロでは無い二人。
だからこそ行くところまで行ってしまった、ズレをも温存したまま行ってしまった。
二人が知り合う序盤のシーンにとある有名人が本人役で登場。このチョイスが絶妙。
トレードマークのある人だから知ってる人が見れば一発で分かる。
「好き嫌いは別にしてあの人のことは知っています」というセリフに現れる人柄。
コリドー街で登場するキャラのリアリティ。
「何ーラ飲みますか?」っていう台詞聞いたことあある。
『佐々木、イン、マイマイン』絡みのキャスティングも良かったと宇多丸さん。
とあるキャラが気になっているというキャラは『佐々木〜』のとあるキャラではないかと妄想。
シェアードユニバース?
「ユニバース!」と叫ぶ宇多丸さん。
中身ではなくガワの話で言うとパンフが良いとのこと。
読み物としても非常に良い模様。
<二人でキャッキャ盛り上がっているので、今まで興味のなかった作品だったけど滅茶苦茶興味が湧いてきてしまった>
■18:30~18:50頃
「ムービーウォッチメン」→ 「花束みたいな恋をした」評
■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ 崎山蒼志
■19:40~19:50頃
「新概念提唱型投稿コーナー」→ 抽象概念警察
ふんどしゆでたろうさん
「生活感」
散らかった部屋を「生活感のある部屋」というが、泥棒が入ったかのような散らかり具合の部屋やゴミ屋敷のような部屋は「生活感のある部屋」という形容はしない。
「程よく散らかっている部屋」を「生活感のある部屋」と言うのだろうが、その「程よく」とはどれくらい?
「生活していればこのくらいの散らかり具合は仕方ない」という水準は人それぞれでは?
宇多丸さん:散らかりすぎた部屋は「生活感」というには憚られる。
「生活」とは暮らしていてゴミが出てゴミ出しをして……というサイクル。
ゴミ屋敷はそのサイクルが止まっている、外れている。
「生活感」とは「一般社会生活感」なのでは?
世間一般の生活から外れてしまったら「生活感」とは言わない。
また、「生活感」を規定するのは「有機物周り」。
衣食住の衣食周りのサイクルを感じさせるもの。
衣も垢や汗という有機物がつく。
キッチン周りには飯のスタンバイが目につくところに一杯あるとか、トイレットペーパーを食の一部とするのならそれが見える所にある、「人間が生き物である」というサイクルを感じさせるものがあればそれは「生活感」。
一方フィギュア、エアガン、ポスターのような無機物は生きる上で不要不急なもの。
『花束』は生活の中に一輪挿しが映し出される。
あれも生き物ではないけど有機物=生活感。
猫が映っていたけどアレも生活感。ただ猫の糞が転がっていたりしたら一般的なライフサイクルからは外れてしまうので生活感と言う話ではなくなる。
奇麗汚いの話ではないのかも。
山本さんは生活感はおありなほうですか?……?
タカキ:生活感無い方です
宇多丸さん:そうなんだ。山本さんの部屋はどんな感じなの?そう言えば部屋の話ってしたことない。
タカキ:どうとは?
宇多丸さん:部屋のノリというか
タカキ:四角です
宇多丸さん:し……君ね、き、あなたね、その
タカキ:いやじっくり聞いて頂きたいから(小出しに)
宇多丸さん:あなたそれ口答えの部類ですよ
タカキ:デカ長、失礼しました!
有機物はほぼほぼ仕舞いたい。
宇多丸さん:食べ物の匂いもしてほしくない
タカキ:食べ物もジップロックに入れたり。
テレビやイヤフォンなど常に使う無機物だけがある
宇多丸さん:フィギュアやポスターなんかもないの?
タカキ:一切ないです!
自分の趣味嗜好は分かっているが、それを常に目に触れるところに置いてしまうとつかれてしまう。
宇多丸さん:それを言うとエアリズムでウロついているのも頷ける
タカキ:そうです!黒、エアリズムという機能、悩まない。何も悩まずに手に取りたい。だから基本無表情です。
宇多丸さん:無表情な部屋www
無表情な部屋というのもサイコみある
タカキ:36歳にしてペットに興味が……
■20:00~20:50頃
「ビヨンドザカルチャー」→ アトロク・フューチャー&パスト by 三宅隆太
三宅さんが関わっているオーディオムービー『夜のミステリー』がジャパンポッドキャストアワード2020大賞、ベストエンタメ部門にノミネート!
スクリプトドクターとして参加している映画『浅田家』も日本アカデミー賞最優秀作品賞。
『花束』をまだ見られていないという三宅さん。
clubhouseでもかなり話題になっている模様。
月曜日:クマス
吉田豪さんのclubhouseに関するお話。
20時台……卓球ほど素敵なスポーツはない
「卓球ストーカー」岩城選手はじめクセのあるエピソード盛り沢山。
お勧めグラドル:工藤美桜さん
キラメイジャーのピンク役
三宅さん:オープニングトークでライムスター本のスタンプ会について言及。
宇多丸さん自身がファンと会うのが一年振りと聞き、この生活が一年続いているのかと気付いた。
宇多丸さん:リスナー、ライムスターファンに感極まる人もいてくれた。
三宅さん:もう一つ印象に残ったのは『地獄楽』。熊崎さんが凄く手短に、素晴らしく分かりやすい説明をしていて凄いと思った。
実況経験の賜物?
固有名詞の量の取捨選択が的確。
ちゃんと説明したくなると固有名詞がたくさん入りがちだが、どこまで入れるかの判断が的確だった。
今週はオープニングトークが宇多丸さんとパートナー陣の呼吸が良くかみ合っていて、パートナー陣の特徴もよく出ていた。
新コーナーについて
「イキり言動」笑
初回なので「こういう内容を送って下さい」という紹介。物凄くおかしい笑
宇多丸さん:「イキり言動」じゃなく「これが私のイキる道」というアイディアもあった。
が、イキり言動というコーナー名は気に入っている。
イキり、マウントキャラのゲンドウがよく合っている。
ミッシェルガンエレファントカシマシ男さん
20時台の特集コーナーについて。
中高卓球部。「そもそも卓球はとても暗い」に首肯するばかり。
どれくらい暗いかというと、相手の心を乱したり相手の裏をかくことを教えられるスポーツ。
「下回転!」と言いながら横回転のサーブを打つという必殺技を開発笑
マッチョで足も早い学内一のフィジカルの同級生も入部したが試合で勝てず、「卓球はスポーツじゃない、ポーカーなどのだまし合いに近い」「俺の体をこんな陰湿なことに使いたくない」と言って退部。
卓球ストーカー岩城さんの「一日10時間練習、奈良県ベスト8」という戦績は卓球経験者からすると卓球の才能、ないです。
自分もうっかり五輪強化選手を倒せるくらい。
しかしここまで卓球を愛する姿は美しい。
かつてのチームメイトに「俺達素敵なスポーツをやっていたのかも」と記事を拡散してしまった。
掛け声の話が面白かった。
(素材音声の雄叫びが連続で流れ、笑い声を溢す三人)
「よー」「しゃー」がフランス経由で「レイ」という語尾を携えて帰ってきた。
カットマンの話など面白いエピソード盛り沢山。
火曜日:宇垣さん
節分!まめぐさんニューアルバム。まめぐさんはいつだって尊い……!
20時台……スタントウーマン
大島さんの話を聞いて観返したくなった作品沢山。シャーリーズ・セロン姉貴!
三宅さん:火曜日のOP
ミュージカル『パレード』。
クマスの端的な説明とはまた違う、「伝えたい」という思いの迸る紹介に感動した。
宇多丸さん:宇垣さんの文章や言葉は赤い血が流れてる。そしてその赤い血は熱気を帯びている。
三宅さん:生放送の醍醐味を聴けた。素敵な時間。
新コーナー「My sweet Home」
赤紐薬局さん
古川さんのHome話、最高!
ただ、褒められたのに次の仕事が来ないというオチも含めて話が出来すぎている。ハードルが上がってしまっている。
宇多丸さん:zoomでも「素晴らしい!」とHomeを送っていた。
後この手のエピソードを臆面もなく出してくるところが凄い。
タカキ:PCを見られても恥ずかしくないようにファイル名を「Home」にして保存しているのが面白い。
宇多丸さん:ただこの概念自体は誰もが持っているはず。三宅さんもあるでしょ?
三宅さん:フォルダは作ってないけど、心の中には笑
宇多丸さん:おかわり欲しくて返信メールを送っているのも良かった
ポイズミトリカブ子さん
現役スタントウーマン大島さんが選ぶ凄い女性アクション。
スタント玄人の大島さんが選ぶアクションの凄い女優として挙がったシャーリーズ・セロンの姉御伝説。
知られざるスタントウーメンの活躍する映画作品。
女性らしい煌びやかな服装の女性のスタントを務めるときは防具も着けられず、求められる画のためなら怪我をも厭わず挑む姿勢に、スタントシーンへの感謝が増した。
大島さんの「本当に打撃を当てているスタントシーンは問答無用で最高」というピュアさにキュン。
三宅さん:滅茶苦茶面白い。誰もが知るハリウッド大作に関わる人の話を聴けるのはなかなかない。
オーディオコメンタリーでも監督や主演級の声しか聴けない。
カザフスタンロケの話も興味深い。
「あれもできないこれもできない」
宇多丸さん:解決策が「我慢」でしたもんね。
三宅さん:007、ワイスピの新作にも関わっていると言うことでその時もお呼びしたい
宇多丸さん:エキストラの話も面白い。群衆が逃げ惑うシーンも技術が必要。
タカキさん:群衆の最前列にいるのはほとんどがスタント。
出演陣の安全確保的観点から。
宇多丸さん:日本にはスタント人材は。豊富と言う話も良かった
水曜日:日比さん
18時台『旅を栖とす』
工藤さんの視点で旅欲を満たしてくれる一冊。旅先の環境音録音もやってみたい。
20時台
文化系世界最強のパイセン『バラクオバマ特集』
オバマの政治的言動の裏に音楽があった、ということが分かる。
三宅さん:OPトークについて
宇多丸さんの3つ下だが、50歳を目前に自分も仲間の訃報に触れる機会が増えた。それもあって心の中で聴いた時間だった。
OPトーク時間が以前よりも長くなってきた。
最近この時間が情報提供だけでなく「感じ入る」時間になってきている。
その感情は笑いの時もあれば悲しみである時もあるし怒りであったりと様々。
情報も大切だが、「情緒」の時間になっている。とても大切な時間。
こんな時間がもっとあっても良いのでは無いかと思うくらい。
カルチャートーク 高橋さん。
ドラマー、作詞家作家さん。色々な国に旅行に行く方。
お話の仕方、言葉、リズム、呼吸、イントネーションの柔らかさが素敵。
映像を残す人は沢山いるが、モロッコの話で「音を撮る」というのが面白い。
凄く素敵。プレイバック。
高橋さんの紹介で様々な国の音を紹介する特集が欲しい。
宇多丸さん:サウンドスケープ特集全然いけますよね
RN:センタッキーアライド布巾さん
オバマさんの歩みは音楽と共にあったのだなと気付いた。
アポロシアター、スイートホームシカゴでの歌声も聴いてみたが素晴らしい。
音楽のみならず他の文化にもこれだけ精通しているので、他のカルチャーでも出演チャンスあるかも??!!
三宅さん:映画本音楽ノリスとを公開しているが、「アトロクの人」といえるほどアトロクとの親和性が非常に高い人。
オバマさんと言えばあの言葉、「change」から紐解いていくくだり。
Changes gonna comeという歌が勝利演説に引用されている。
宇多丸さん:Dirt of your shoulderという肩の埃を払うジェスチャーの引用、格好良すぎる。バトルMC的にヤバイ。
三宅さん:スピーチ文化の豊かさ、日米のスピーチ文化の差を見せつけられた
宇多丸さん:言葉に対する意識の差が(日本は)ヒドすぎる。元々ヒドいけどアウトプットするときに更に差が出てる。
間違えないように読むとか何それって言う。小学生の発表か?
「自分の言葉で話してる」風の人が珍しいからかつて小泉純一郎さんが目立ったのかな。
スピーチ巧者は左右への目線の動かし方やジェスチャーは完全に努力の賜物。テクニックに裏打ちされた物。
三宅さん:オバマさんに音楽面でアトロクに出て欲しいという話題はあるが、(紹介されるカルチャーを見るに)だいぶアトロクを聴いている節があるので、個人的にはフューチャー&パストに出て欲しい。
タカキ:それは新しい!
三宅さん:「来週は元大統領の選挙〜」と紹介できたら良い。
また、EDトークはOPと対になっていて良かった。
宇多丸さんと日比さんの信頼関係が見て取れた。
木曜日:宇内さん
18時台……紙媒体とwebメディアの違い
19時台……青春ががこじ開けられる
20時台……スチームパンクについて
クロノ・トリガー、レイトン教授とかイメージ的にスチームパンクっぽいと思っていたけど、当たっていた。
宇多丸さん:青春がこじ開けられると二回言った。大事なことなので二回言った的な。
三宅さん:宇内さんとのオープニングトークが素敵というのは以前から言っていたが、今回の新聞取材を題材にしたトークは良かった。
自分が受験生の時に知りたかった。
自分が○○が出来ない子だという認識は刷り込まれたことだという考え。
「これが達成出来ないと人生失敗」と思ってしまってはつまらないし不幸。
得意なことを伸ばしたりしていけば気付いたらいるべき所にいる。
勇気づけられる人が沢山いたのでは?
タカキ:社会人でも助けられた人がいたはず。
三宅さん:自分の教えているのは高校生では無く大学生だが、是非読んで聴くようにと勧めた。
『電ファミニ湖ゲーマファミニコゲーマー』のタイタイさん。
電子媒体はPV数重視。これを経済合理性と言っていた。
一見すると雑誌の記事を書くライターのメソッドのように聞こえるが、これは今のwebのスピード感にとって普遍的な話題だと思っていた。
宇多丸さん:耳目を集める記事を書くための三要素として「見出し、冒頭、最後」という「掴み、読み続けて貰う、拡散」の機能についてロジカルに語られていた。
アレは実は番組若手Dに編集長的に意見するときに気にしていることを言語化してくれた。
ディレクター全員この特集をたたき込んで!
三宅さん:中身が面白いのが出来上がっていれば、尚のこと「面白そうに見せる」ことが重要だという話。
表向き良いように観せるだけではない
宇多丸さん:また宇垣さんの話になるけど、伝えたいという気持ちを持っている人が強いと言うのが良かった。
三宅さんの意見が全部繋がっているのが素晴らしい。
三宅さん:本当に繋がっているからなんですけどね
宇多丸さん:Home!
三宅さん:じゃあこれフォルダに入れときます笑
そしてスチームパンク特集
ふんどしゆでたろうさん
スチームパンクとは何か特集がとても良かった。
フワッとしか理解していなかったが、その源流と現在を知ることが出来た。
宇内さんが冒頭を読んだ小節を読んで見ようと思うと共にFF6をプレーし直そうと思った。
三宅さん:物凄く良かった。気合い入れて聴いた。
「ホームズと切り裂きジャックの世界に蒸気で動く機械が入ってきて……」という定義が良かった。
『地底王国』と言う70年代の映画を思い出した。原作者が『ターザン』と同じ。
地下世界に冒険に行く話。「鉄土竜」というドリルのついた機械で地下へ潜っていく。
この発射装置が木材で出来ている。機械の内部構造にも気が使われていたり、スチームパンク的だと思っていたけどやっぱり。
これは保存版の特集。
■21:00配信
「Spotify podcast限定・別冊アフター6ジャンクション」→ 話題の音声SNS、clubhouseと音声コンテンツの未来を語る(コンバットREC、しまおまほ、宇多丸、橋本吉史)