映文計

映画と文房具と時計、好きなものから1文字ずつもらって「映文計」。映画のことを中心に日々綴っていきます。

・2/23(火)アトロク 757回 トミヤマユキコさん しまおまほ物語

■18:00~18:30頃
「オープニング」→最新カルチャートピックス

以前宇垣さんが勧めていた『クイーンズ・ギャンビット』を観終えたという宇多丸さん。

 

主演アニャはシャーリーズ・セロンが演じたマッドマックスのキャラクター・フュリオサの若かりし頃を演じる。

 

宇多丸さんが以前から推していたPUIPUIモルカー第8話が放送されたことでリスナーさんからもメールが。

ミッション:インポッシブル×AKIRAと言うようなスペクタクルムービー。

 

放送前イベントではメインストリームでは無いストップモーションアニメーション作品の本作を盛り上げようと言うようなある種上から目線でイベント参加したが、そんな必要も無かったくらいの大ヒット!

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ トミヤマユキコ(最新推薦マンガ)

 髪色を白めに染めてメガネのいつもと違うトミヤマさんのルックに食いつく宇多丸さん。

リモート授業で上半身に意識がいくようになったという。

 

宇多丸さん:しまお予想!下半身冬の時代!

 

今回は「転生」がテーマのおすすめ作品。

 

前回の登場は11/5。

宇多丸さん:暮しの手帖に登場しているのを読みましたよ!今大学はどんな感じですか?

 

トミヤマさん:美術学校なので卒業シーズンとなり卒展というものがある。コロナで大学には来られないまでも卒展は実施。

授業もあまりせ学生は来られないのが多いけど、うちの大学は人数少なめの講義だけは来ていいよというスタイル。

 

トミヤマさん:今回「転生系」をテーマにした理由

ここに来て「転生ものって面白いのでは」となってきた。

少女漫画や他のジャンルを研究している人間から見たおもしろポイントを紹介。

数年人気のジャンルだったが、学生に聞くと「出尽くした」「飽きてしまって今はもう読んでいない」というような意見が返ってくる。

ググっても「異世界転生 飽きた」など出てくる。

しかし幸運にもそのセオリーを破ったもの作品と出会えている。

 

かねもと先生『私の息子が異世界転生したっぽい』

Kindleだと99円!

自費出版で長くない作品故にこのお値段。

二児の母。母になったことで異世界転生物を描けるようになった。

 

宇垣さん:異世界転生物は車にひかれることがキッカケで転生するというプロットが多い。

「その轢いてしまった人のその後の人生は?」と思うこともあったが、母親という立場のかねもと先生だからこそ残された人の人生を描けたのだと思う。

 

トミヤマさん:多様な登場人物の「人生」を描いた作品。手に取りやすい価格なので是非。

 

赤坂アカ×横槍メンゴ両先生『推しの子』

産科医の主人公の病院に「推し」のアイドルが通院、出産することに。

しかしそのアイドル・アイは悪質なストーカーに追われており、主人公はそのストーカーの手に掛かり命を落としてしまう。

転生したのは何と推しの胎内に宿っていた命。

しかも双子として転生したが、双子の片割れもどうやらアイを推していた人間らしい。

しかも自分を殺したストーカーは実行犯に過ぎず、黒幕は他にいるのではないかと推理。

その真相を解き明かすために芸能界に入る決心をする。

 

「芸能界」という現実に存在する「異世界」に転生するというストーリー。

 

赤坂アカ先生は『かぐや様は告らせたい』を連載中のW連載。

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ ザ・おめでたズ

 

 

■19:45-19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」→ マイ・スウィート・HOME (ホーメ)

かしくさん(女性)

小学校のころある男子が好意を寄せてくれているらしいという話が。

周囲から囃し立てられるたびに「こんなやつ絶対ない!」と強めに反発。

そんな騒動も落ち着いた頃、下駄箱で鉢合わせ。

「かしくって見た目は天使だけど、中身は悪魔だよな」と言われた。

洋画でも言わないようなセリフ。

その時は「うるさ〜い」と返したが、ずっと心に残っている言葉。

「そうか、見た目天使なんだ」……

 

宇多丸さん:「見た目は天使」もいいけど「中身は悪魔だよな」もトータルで褒めてくれてる感じ。

本当に悪魔みたいなやつにこんなことは言わないし。

 

宇多丸さん:宇垣さんなんかこんなこと言われたことあるんじゃない?

 

宇垣さん:女子からも虫も殺さないような感じだと思ったら普通に殺すね

 

コインロッカー18歳さん

体育の授業で空手があった。

運良く決勝に進み、運良く優勝。

仲のいい友達や教師からは褒められたが、友達の多い方でない自分、あまり話題にならず。

少し落ち込んでいると、あまり男子と話すことのない清楚系女子2名から力瘤を作ってと言われた。

そうしたら「本当に腕が格好いい〜」と言われた

 

宇多丸さん:クラブ遊びをしていた時、男女の仲でない女性二人とよく遊んでいた。

普段は「Dさんフェロモンがすごい〜」という感じだったが、ある時踊っていた宇多丸さんにたいして「その指いつも見惚れているから大事にしてね」と言われた

 

時報前

シャコパンチさん

何故宇垣さんは熊崎さんを「風斗さん 」と呼ぶのか

 

宇垣さん:風斗さんを紹介してくれた友人がそう呼んでいたからそのまま私も。

内定者時代?

多分一番付き合いの長い先輩。

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンドザカルチャー」→ 月刊しまおアワー by しまおまほ

しまおさん、zoom画面越しに頭部(上部)の半円部分だけ見えている。

 

しまおさん:宇多丸さんの指の印象ないけどな〜

 

宇多丸さん:しまおさんもHOMEエピソードないの?

 

しまおさん:クラブで横を向いた時に「横顔が素敵」と言われた

 

宇垣さん:失礼だよ〜

 

宇多丸さん:僕もクラブで踊っていた時に先輩から「士郎と話したいって言ってる人がいるよ」と呼び止められ、女性の元へ向かうと「あ、いいわ」と言われた(泣)

 

宇多丸さん:しまおさん出演はゲレンデDJ特集以来。Spotifiではプレイリストも公開されているので要チェック。

しまおさん最近どうなの?

 

しまおさん:確定申告をやりました笑

 

宇多丸さん:面倒だよね

 

しまおさん:でも案外やり始めると楽しい。菓子パンの消費が多かった。アップルパイをよく食べる

 

宇多丸さん:俺も木村屋のあんぱんを買ったら「ウッマ!」となった。

 

しまおさん:飲み物は何を?

 

宇多丸さん:日本茶です。普段持ち歩いているので

 

しまおさん:牛乳じゃないんだ

 

宇多丸さん:あぁ牛乳もよかろうね

 

しまおさん:前回は宇垣さんの物語だった。

自分語りに食傷気味になって美里物語にしたが、宇多丸さんの人生も交錯するタイミングになる。

三郷物語では96年までやった。今日は97年から。

 

宇多丸さん:僕は28歳!

 

(途中、マリオがクリアできず泣くしまおさんのお子さん。)

 

LA LA LA LOVE SONGが流れるも、この曲は96年のヒットソング。

続いてKinKiのガラスの少年が流れる。

宇垣さん、小学生入学時に堂本のどちら派かを選ばねばならない事態(?)に。ちなみに美里少女は剛派。

入学当初担任の先生が気に入らなかった宇垣さん。帰宅してお母さんに先生が気に入らないと言ったところ、お母さんも同感だった模様。

当時、須磨市で神戸連続児童殺傷事件があり、全体的にピリピリしていた。誰かしらの父兄が迎えに来ていた。

 

宇多丸さん:宇垣さんはどんな子だったの?

 

宇垣さん:よく本を読んでいる子だった。授業中本を読んでいて怒られて、外に出なあいと言われ校庭で花を見ていてさらに怒られ、意味がわからない

悪い言葉を吸収して親に怒られたり。

「良い気味」と言って怒られたことも

 

宇多丸さん:対する美大一年生のしまおさんは?

 

しまおさん:ピンクのメッシュで入学した。

「女子高生ゴリコ」でデビューしたのがこの年。大学入学時点の挨拶で「今度『女子高生ゴリコ』でデビューします」と言っていた。

そして初めての彼氏もできる。

石井さんと話していて話題で出てくるベッドに座る時ジーンズをずらしてパンツで座る事件もこの頃。

美大の中庭で車座で座ったりしていた時代だったから。

 

宇多丸さん:当時は渋谷センター街で地べたに座ったり上半身裸になったり、そんな時代だった。

 

 しまおさん:当時宇多丸さんは?

 

宇多丸さん:ライムスターは『B-BOYイズム』を出した年。

 よく話題になる振られドミノ事件があったのもこの年。

ヨシ君と道ですれ違う際、25m手前から手を振って「よしく〜ん!俺も振られた!」と言ったという笑

 

98年

美里、渋谷のギャルを知る

まほ、マガジンハウス時代

宇多丸、29歳

 

宇多丸さん:しまおさんのことは当時もう『ゴリコ』で知ってましたよ

 

しまおさん:97年、扶桑社で「ゴリコ」出版。その後98年マガジンハウスへ。

男性誌ばかりで活動していた。自分の描いていた未来とは少し違った。

女子高生の衛星放送?ケーブルテレビ?番組でガダルカナルタカさんと司会をしたり、よくわからない時期だった

 

宇多丸さん:新時代のYOUさんみたいな感じですね

 

しまおさん:イキってこの時期タバコを吸ったことがあるのもこの時期

 

宇多丸さん:この時期ちょうど俺もタバコに手を出していたのを思い出したわ。

紙タバコとかも。一瞬でやめたけど。

そんないきった大人たちに対し、宇垣さんは?

 

宇垣さん:ちゃおかりぼんの漫画『ギャルズ』で「渋谷にはギャルってもんがいるのか」と知る。

<注:『GALS!』はりぼんで98〜02年に連載されていた作品>

 

しまおさん:東京修学旅行で行ったりしなかったの?

 

宇垣さん:中学校が沖縄、高校が北海道。

 隣町に引っ越したのもこの頃。

 

宇多丸さん:さっきBGで『automatic』が流れたけど、この曲と出会った状況がまざまざと思い出される。

満喫でビビアン・スーのヌードを観ていた時にこの曲が流れ始めた。

 

時間いっぱいとなったため今日はここまで。

 

しまおさんのお知らせ:

ご両親とイベント出演。26(金)20:00〜22:00

 

来週は以前宇垣さんが紹介したチベットの小説『白い鶴よ、翼を貸しておくれ』の翻訳者・星泉さん出演。

以前の宇垣さんの書籍紹介を聴いてくださっての出演とのこと!