映文計

映画と文房具と時計、好きなものから1文字ずつもらって「映文計」。映画のことを中心に日々綴っていきます。

・2/25(木)アトロク 759回 クエン酸 オスカー像  しげおか秀満 近田春夫

■18:00~18:30頃
「オープニング」→最新カルチャートピックス

世紀の大発見があるという宇内さん。

 

宇内さん:これはノーベル賞ものかな?

「クエン酸が凄い」ということで。

何週間か前に東大王収録前日に掃除を始めた。

宇内さんは回答側。出題傾向もあるので勉強をしようと思ったら掃除を始めてしまった。

急に水垢掃除をしたくなった。

浴室の鑑の水垢が気になる。ググると「クエン酸が効く」とあり、買いに行った。

 

クエン酸水をしみこませたペーパーで水垢をふやかしてゴシゴシ擦る。

 

宇多丸さん:ダイヤモンドのついたスポンジとかはどうなの?

 

宇内さん:結局ダイヤモンドスポンジの方が効果あった

 

宇多丸さん:それじゃ「クエン酸凄い!」とはならないけどね笑

 

宇内さん:別日にドラッグストア探索してたら「キレートレモン」があった。昔よく飲んでいたからと6本入り購入。

普段休みの日は10度寝をするくらい惰眠を貪るタイプだが、バキッと起きられる日があった。

それが三日続いた。

普段と違う行動と言えばキレートレモンくらいのもの。

ググッたら「クエン酸が寝起きに効く」というコメントを沢山見付けた。

体は酸化していくと良くない。

アルカリ性のクエン酸が疲労回復などに効くとのこと。

だからここ最近元気!

 

宇多丸さん:あなたここ最近眠そうだったもんね

 

宇内さん:キレートレモンから貰ってるわけじゃないけど、24本入りをネットでポチってしまった。

掃除にも効く、体にも良い。クエン酸凄い!

 

宇多丸さん:掃除は疑問だけど笑

 

宇多丸さん:僕も一週間タメしてみようかな

 

宇内さん:効かなかったらどうしよう……あ、効かないと言うことはそれは元気の証拠なんです!

 

宇多丸さん:何だその詭弁笑

アフター!

宇内さん:シックス

宇多丸さん・宇内さん:ジャンクション!

 

宇多丸さん:健康目的でヨーグルト飲んでる。快便度が増したような気がすると言うことで効果を感じる。

クエン酸とかの前に酒をよく飲むからなぁ

 

宇内さん:喧嘩しちゃう!

 

宇多丸さん:酒とクエン酸が喧嘩しちゃう笑

 

宇内さん:でも宇多丸さん元気じゃないですか

 

宇多丸さん:空元気ですよ

 

宇内さん:その“空”を取るのがクエン酸ですよ!

 

宇多丸さん:白夜書房さんは最近珍しいお中元お歳暮をしっかり贈ってくれるところ。

最近はウェルチのフルーツジュースを贈って頂ける。

炭酸割りで飲むと美味しいことに奥様が発見。濃いめのウェルチなので濃厚=割っても美味い!最近減るペースが速くて大変!

自分で買うものではないけども、という点で嬉しいお歳暮

 

宇内さん:その「自分じゃ買わないけどもらって嬉しい」というところに贈り物ってセンス出ますよね

 

宇多丸さん:宇内さんはプレゼントのセンスに自信は?

 

宇内さん:無い方……

 

宇多丸さん:どう選んでるんですか?

 

宇内さん:女性には美容系の消耗品、ブランドもののフェイスパックなどが良い。喜ばない人いない。でも男性が難しい。

 

宇多丸さん:オイニー瓶とかくれたじゃないですか

 

宇内さん:それは宇多丸さんがオイニー好きだから。人によっては置かなそうな人とかもいる

 

宇多丸さん:男性陣も女性に何を送っていいか分からない。

欲しいものすらわかっていないのに「欲しいけど自分じゃ買わない」なんて分からない!

 

女性に何を贈ったら良いか迷うという宇多丸さんに宇内さんは

デパコスで一推しされている美容液など。

舶来品を使って肌が荒れてしまう人もいるので国産ブランド(資生堂、SKⅡなど)が良いかも。

また、「無難」あでるが故にハンドクリームなどはタブって貰うことも。

 

宇多丸さん:コーナーで「ドン!」と推されているものでいいんだ

 

宇内さん:(急に自信を無くして)え、分からない……宇垣さんに聴いてみたらいいと思う!宇垣さんがOKと言ったら多分大丈夫だと思う!

ただ「顔に触れるものは自分でこれと決めた物がよい!」という考えの方もいるので、ボディに使うものの方が良いかも。

 

宇多丸さん:以前聞いた「これは外さない」というものをずっとなんとかの一つ覚えのように送り続けてしまう。

 

宇内さん:それはある。ハンドクリームなんかは結構ダブる。 

ハンドクリームは1本使い切るのに数か月かかるので、消費ペースの速いフェイスマスクが良い!

 

宇多丸さん:パートナー人には置いておくだけでインテリアになるようなお洒落な本を贈ってる

 

宇内さんのつむじはオスカー像?

宇内さん:私のつむじがオスカー像みたいな形しているんです。どうですか?

 

宇多丸さん:えっなんて答えればいいのこれ……あ!オスカー像!見えてきた見えてきた!……(実際にzoom越しに見ている)俺でもどう反応して良いかわから無いのにラジオ聞いてる人はどう受け止めればいいのか

 

宇内さん:でも頭部を想像してもらって、縦筋がバッ!と入っているわけじゃ無いですか!

 

宇多丸さん:タテス……笑 縦筋、はい笑

 

<そんなやり取りがあった後、「それつむじじゃなくて髪の分け目じゃね?」と気付く宇多丸さん。「あ!分け目だ!」と宇内さん。

何だこのボンクラトークはwww

そして髪を生やしていたときはつむじが二つあったという宇多丸さんと、「世界には13個のつむじを持つ人がいる」ということを検索して知ったという宇内さん。この中身の無さよ……笑>

 

フランスからのカルチャー情報

フランス大使館の末永さんという方がアトロクリスナーと言うことでカルチャー情報。

「UFOロボグレンダイザー」がフランスで大人気。かつて視聴率100%を取ったことも。

そのフランスでの大人気タイトルを同国のミクロイドというゲーム会社でリリース決定!

 

宇多丸さんも直撃世代で玩具を持っていた番組。

「ミクロイド」という社名も「ミクロマン」など日本の80年代的な香りを感じる、と宇多丸さん。

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ 宇多丸アイドルソング評with(森田秀一/BUBKA)

「ハロプロ」と呼ばれる前夜、「モーオタ」と呼ばれていた頃の論壇の中心人物たる森田さん。

 

明日のウォッチメン課題映画のこともあり、よいタイミングでの出演。

 

佐々木喫茶さん

仕事のペースが速すぎて月刊ペースだと追いつかない。

 

宇多丸さんももう追い掛けられていないというVTuberアイドルに佐々木喫茶さんが提供した楽曲も紹介。

森田さん、検索していたら関連作品でいくつもVTuberの曲を聴き、案外VTuberにも良いアーティストがいることを発見。

 

明日はムービーウォッチメン。

ハロプロを追い掛けていた宇多丸さんがかつての自分を見るかのよう。『あの頃。』を評論。

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ Tomggg

 

■19:45-19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」枠 → Spotify presents ラジオ、できるかな?

橋P:音声コンテンツの盛り上がりを毎週伝えているが、今日のこの番組はクエン酸が流行っている。

クエン酸は一旦忘れてこのコーナーに入ろうかと思います。

先週紹介したロバートさんの「秋山第一ビルヂング」、流石の面白さ。

宇内さんもその後他の回も聴いたとのこと。毎週月曜日更新。

 

今週紹介したいのは番組リスナー初のポッドキャスト。

重岡秀満さん

お礼を言いたくメール。このコーナーをきっかけに昨年10月末にPCを始めた。「おばけラジオ」。妖怪おばけを30分で語る番組。妖怪を民俗学、風俗史学的に語る番組。

 

漫画家さんでありイラストレーターでもある。

よく投稿してくれるしTwitterでも番組を紹介してくれたり。

妖怪図鑑のイラストを描いたりしているプロの方。

 

今回紹介するのは妖怪アマビエの回。

 

宇内さん:え!妖怪なんだ!

 

宇多丸さん:なんだと思ってたの?

 

宇内さん:神様かと思ってた

 

橋P:その辺の認識がメディアの報じられ方によって様々受け取られていると思うが、そもそもどんな存在?

世の中の報じられ方と妖怪にくわ言い方の受け取り方にずれがあるのではないかという考察。

 

アマビエが載っているのは京大所蔵の瓦版一枚しかない。

肥後国=熊本。

伝承が少なく、熊本に行ってアマビエについて聴いても誰も詳しく知らないはず。

とういうのも瓦版というメディアが「今でいう新聞のようなもの」と捉えられるとよく分からない事態になる。

瓦版はジャーナリズム精神のあるような立派なものではない。基本売れればいいもの。あわよくば売りつけて金にしてやろうというもの。

人々の関心を得やすいものを描く。

その中のひとっつ「珍獣に会いました」という瓦版を売るということが当時かなりあった。

キャッチーさで人々に買ってもらう、お守り的な要素をつけたらさらに買ってもらえるのではないかという打算込みの瓦版という構造。胡散臭い詐欺商法的なもの。

アマビエが警察のポスターで「詐欺を防ぐ!」のような使われ方をしているが、アマビエ自体が詐欺の片棒を担いでいるような存在。

そう言った胡散臭さも含めて妖怪らしくて愛おしいが。

 

橋P:「聞く前と後では世界の見え方がちょっと変わる」というこの番組でも目指していることそのものといった番組。

他にも「カッパは嘴で描かれることが多いが、実はそのことに明確に言及している文献はない」

 

悩み相談も

言葉がスッと出てこないときがある。言葉が今よりも素早く出る若い頃にやっておけばよかった。

自分より年上の宇多丸さんが素早く言葉を繰り出しているのがすごい。

 

それを受けた宇多丸さん

自分も言葉が出ないことがある。気にすんな!

 

橋P:一つアドバイスするならBGが少し大きい。BGを下げるか声の方を上げると良いかも。

 

宇多丸さん:しゃべりの音域と被らないものを選ぶのも良い

 

メディアで大流行した「アマビエ」について

 

別冊は小堺さん、そしてさらにゾエさん特集。

「結構本気でしんみりしましたんで」という宇多丸さん。良い特集になっているとのこと。

 

(CM空け)

キレートレモンに関するメールばかりが届く、と宇多丸さん笑

 

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■20:00~20:45頃
「ビヨンド・ザ・カルチャー」→ 楽曲で辿る日本音楽史の重要人物・近田春夫の歩み by 下井草秀・近田春夫

は今まで新宿三井ビルののど自慢特集の人と言う扱いだった下井草さん。今回は初めての本業での出演。

 

近田さんは爽健美茶など誰もが聴いたことのあるCMを手掛けてきた人物であり、かつ音楽論壇の先陣を切ってきた人物。

 

自叙伝『調子悪くてあたりまえ』を先月著のこのタイミングタイミングで、下井草さんによる近田さんの足跡を辿る特集。

 

「調子悪くてあたりまえ」はアルバムの広告として東京の至る所に貼られていた。人目を引く広告ではあったが、それがアルバムの広告だとは知らない人すらいた。

ライムスターの「ほとんどビョーキ」という楽曲タイトルにも影響を与えた。

 

近田春男さんと古い付き合いのいとうせいこうさんも初めて知るエピソード満載の一冊。

 

ロックが世間の最先端だった時代があったが、ロックンロールの衰退(?)に伴い「ダサい」扱いだったヒップホップが最先端に浮上した時代時代。

いとうせいこうさん・近田さんがヒップホップに軸足を移したのは17歳の宇多丸さんにとってかなり大きな変化だった。

 

「風営法」流れる。

改正風営法によりディスコの営業時間が24:00までに制限され、それに伴ってクラブが隆盛を極めるようになる。

近田さんのこの楽曲はムーブメントがディスコ文化からクラブ文化に変わる時代の結節点!

 

宇多丸さん:膠着話法たる日本語の特徴を逆手に取った「○○さ」で韻を踏む技法。初手で正解を出しすぎてフォロワーがいない。

 

CMソングに関して

チョコボール、爽健美茶、TOTOウォッシュレットなどを手がける。

自伝に詳しいので興味があれば要一読

 

評論

アイドルソング語りの土壌を築く。

筒美京平さんを論評するという土壌もそれまでにはなかった。

 

ヒップホップは1MC1DJというスタイルが革新的だったのに、大所帯で始める。

 

ビブラストーン「National」

安倍政権管政権の右傾化するナショナリズム歌った曲ではないかと今聴くと思える楽曲。

 

宇多丸さん:ここから更にメタモルフォーゼするのが凄いじゃないですか

 

下井草さん:そうなんです。トランスに身を投じていく。

嫌いなはずのジャンルに身を投じて20年近く活動

 

そして今日が近田さんの70歳の誕生日!

下井草さんが二日前に気付く笑

 

20:45から近田さんが出演。

「宇多丸君ラジオ向きの声だったんだね」と一言。

 

近田さん主催イベント

9/11 agehaにて小泉今日子さんや石野卓球さん、いとうせいこうさんなどを集めて一大ダンスパーティ開催!

「9.11ageha(キュウテンイチイチアゲハ)」と覚えて!

 

宇多丸さん:アウトロ特集という特集で10年ほど前に番組に出ていただいて以来。

久々にまた出てください!

 

近田さん:是非!今から行っても良いくらいだよ!

 

ということで宇多丸さんの直ブッキングで一人のゲスト出演が決定!

 

エンディング(近田さんと通話が繋がらなくなる)

宇多丸さん:音楽の構造を丸裸にするところに凄さがある。

どこが新しく、どこがダサいのかを解明し、その解明が済んでしまえば直ぐに他のジャンルへ。

 

(近田さんと再び電話が繋がる)

宇多丸さん:近田さんが凄いのは古希を迎えて更に変化しようとしてるところ

 

近田さん:そうだよ〜

 

<この軽やかにそうだよ〜と言えてしまうところも凄い。>