■18:00~18:30頃
「オープニング」→最新カルチャートピックス
本日にちなんで流したい曲があると言うことでオープニングトークもそこそこに番組スタート。
宇多丸さん:アフター
宇内さん:シックス
宇多丸さん・宇内さん:ジャンクション!
宇多丸さん:当日宇内さんは何をしていたの?
宇内さん:大学入学前、自由に過ごせる2ヶ月間を過ごしていた。
家族も皆いる状態でドライヤーを掛けていたら、揺れよりも先に停電が来た。
「何で?」と思ったら直後に揺れ。急いでトイレに駆け込んだ。
すぐさま停電になったためテレビも観られず、翌日被害の全容を知り驚く。
宇多丸さん:僕は翌日にウィークエンドシャッフルの番組をやった。
揺れた瞬間はシネマハスラーの対象作品『英国王のスピーチ』の監督の別作品を鑑賞していたとき。
揺れが生じやすいマンションだったので非常に揺れた。奥様は近所の病院に。
翌日、逡巡もありながらもウィークエンドシャッフルを放送。
音楽中心のバラエティ番組を放送したのは業界でもかなり早期だったはず。
知人の中には一ヶ月水道が通らなかったと言う人も。それから10年、我々は日常を取り戻したが、全てが変わってしまった人も。原発廃炉も進まず。
東北を中心に活動するヒップホップグループ・GAGLE(ガグル)の「I Feel I Will」が流れる。
GAGLE、「I feel, I will」を配信開始|THE MAGAZINE
阪神淡路大震災にも射程の届く歌詞の曲。
「何度も聞くに値する味わい深い曲」と宇多丸さん。
宇内さんのお知らせ
土曜夜10:00からのトークアバウトに生出演。
ウィークエンドシャッフルの後番組!
人狼ゲームについて。
■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ 伴野智(アジアンドキュメンタリーズ代表/震災関連ドキュメンタリー)
本日はTBSラジオ各番組で防災キャンペーン実施中。
アトロクではアジアンドキュメンタリーズで3.11関連のドキュメンタリーを紹介。
伴野さんおすすめの震災関連のドキュメンタリーを紹介。
映画の仕事に就きたいと思ったキッカケが大学四年生の時に遭遇した阪神淡路大震災。
フィルムを借りて『となりのトトロ』等を上映していた。
被災地に映画がやって来る!ということになると被災した方々が物凄く喜んでくれる。
それで映画の持つ力に気付いた。
3.11でも被災地を撮影しに行っていた。
先人達の残した「ここより下に家を建てるな」という石碑を境に、本当にその下に建てられた家屋が流されているのを見て愕然とした。
石碑が一つのドキュメンタリーになっている。
人は忘れていく動物だが、忘れてはいけないこともある。
今観るべき震災関連のドキュメンタリー
『盆唄』
双葉町が帰宅こんなん地域に。
伝統の盆唄が存続の危機に瀕してしまい、それを追ったドキュメンタリー。
ハワイの人々との出会いが一つの大きなターニングポイントに。
ハワイに渡った日系人の方が現地で踊り継ぎ、それが現在においても日系二世三世の方々が現地で受け継いでいる。
そんなハワイの人々の姿を観て「ハワイの人に双葉盆唄を歌い継いで欲しい」とハワイの人々に教えていく。
宇多丸さん:ゴーストタウンになってしまった双葉町を見て、このままでは故郷が二重に失われてしまうと思った。
また、日本の国の中でも双葉町の盆踊りは富山県から移り住んできた人々が伝えた文化であるということも知ることが出来、人の営みを感じた。
最後大勢で盆踊りを躍るシーンが凄い。音楽映画としても素晴らしい。
時代や場所を問わず文化が語り継がれていく様を見ることが出来た。
『津波そして桜』
イギリス人女性監督。2011年に公開された。
桜を撮りに訪日していた時に震災と津波に遭う。
「津波のありのまま」を捉えている。
今では地上波に流せない映像。
宇多丸さん:当時の恐怖を思い出した。映像の圧倒的生々しさ。
伴野さん:復興の思いを日本人の精神性の象徴たる桜に託して撮っているのが良い。
宇多丸さん:震災直後にもかかわらず被災した人々の逞しさ力強さ。
この段階ですら希望を見いだそうとする現地の人々。
伴野さん:あの時自分が何をしていただろうかと思い出す契機になった。
津波の子供達
2012年の作品。被災者である子供達の視点で描いた。
「子供達が語る東日本大震災」。子供ならではの純粋で鋭い視線。
大人が中々言葉で言い表さないことを語ってくれる。宇多丸さんは未視聴、宇内さんが鑑賞。
大川小学校が「何故この様な事態になってしまったのか」という釈明をしていたが、日本のメディアでそんな映像を見たことがない。
一人だけ生き残った先生を糾弾するシーンも……
外国人の方だからこそ撮り得た視点。
お知らせ
明日『ミッドウェイ』の円盤発売。
歴代のミッドウェーを描いた映画の中でもかなり史実に忠実に作られた作品と宇多丸さん。
■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ YONA YONA WEEKENDERS
■19:45-19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」枠 → Spotify presents ラジオ、できるかな?
■20:00~20:45頃
「ビヨンド・ザ・カルチャー」→ 「わたしとダフトパンク」論 by CMJK
2013年にグラミー賞を受賞して以来表立った活動は確かになかったが、彼らは何故活動を終えることを選んだのか。
ダフトパンク……93年にデビュー。
音楽史で「Daft Punky」と酷評されたが、その言葉を気に入った彼らがユニット名にした。
先日CNJKさんが書いたnoteがネット上で話題になったことで今回の特集に繋がった。
モヤモヤを解消しようと殴り書きしたこの記事が非常に反響が大きく、現時点で記事についたいいねは1000越え。
時系列順で追うCMJKさんとダフトパンクの出会い。
95年DJ用のネタ探しでレコード店で「Da Funk」を見つけたのが出会い。
自分のDJプレイには合わないと感じたが当時の感触。しかしアメリカではダンスミュージックのチャートで1位になるのをみて「アメリカではこういうのが受けるのか」と感じた。
サンプラーが安価になったことが世界的に大きな潮流に。
誰もが新たな音を作れるようになるエポックメイキングな出来事。
電気グルーブ脱退直後から自分のモードチェンジ。
メカニックとオーガニックが好きというCMJKさん。
選曲もフリーズドライのような曲。
ダフトパンクのピーク「One More Time」
2000年のシングル。
初めて聞いた時は料理中、ラジオから流れてきた。
フィルターハウスへの「アンサー返し」のような曲。
日本のヒップホップクラブでもよく流れていたという宇多丸さん。
本国フランスでヒットを飛ばし、全英2位まで行くもアメリカではさほど売れず。
しかし日本では30万枚を売る大ヒット!松本零士さん効果もあったとはいえ、日本人の金銭に触れるものがあったのだろう。
<音楽に疎い僕も聞いたことがある!>
宇内さん:ずっと乗っていられる。かと言って忙しすぎない。
CMJKさん:曲の後半、ビートがなくなって歌だけになる部分がある。ここは「やるな〜!」と思った。
全世界のDJに向けて「使ってください」というメッセージが込められているよう。
Random Access memories(アルバム)
有名ミュージシャンを集めているということでワクワクはする。
しかし、仮面ライダーやウルトラマンなどで歴代ヒーローが集まる回にワクワクはするもののストーリーが胸に残らないのと同じような感じ?
使用機材に縛りを設けたレコーディング。「スマホ全盛の時代にポケベルしか使っちゃダメ」というようなもの。ミュージシャンシップを感じる。
Get Lucky
高いレストランのA5のビーフのような曲、とCMJKさん
The Week Endに見る
本物の80’sの手法で作られた楽曲、マニアックにその手法が追求された曲。
「あまりにも80年代らしすぎて恥ずかしくらい」という一曲。
本当にオタクで本当によく知っているなぁと舌を巻くレベル。
The Week Endの音楽オタクらしさとダフトパンクの洗練された音楽の良さが際立つ。
イヤフォンで注意深く聴くとマニアック、流し聞すると非常に軽やかに聴ける。「これが洗練なんだ」と先日気づく。
もともと持っていたダフトパンクが戻ってきた。ダフトパンクの完成形を見た。
<門外漢なので全然わからない……色々間違っていたらすみません>