■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 番組を聴いててわからないこと質問回答
3周年だよアフターシックスジャンクション入門
宇多丸さん:僕特有の言い回しが多過ぎなんですよね
話は変わるけど4月のTBSの臭いってあるよね
日比さん:え?
宇多丸さん:4月って改編期だから花が届くでしょう?
赤目長耳さん
日比アナの発音。
以前、「日々」のアクセントだと日比さんは答えていたが……
日比さん:正解が無い。
以前小林豊さんに「お前が正解を決めろ」と言われ、「あ、自分はアナウンサーになったのだ」と思った
宇多丸さん:「ちゃん」「さん」をつけたときはどうしてもアクセント変化が生じるもの。
「ひ↑びさん」「ひ↑びちゃん」だと「チェケラ!」みたいになっちゃうもんね!
日比さん:でも学生の頃は「ひ↑びさん」でした。
呼び名問題はその場のマジョリティですよね。
宇多丸さん:マジョリティ問題といえば「アフター」どっちが口火を切るか問題
日比さん:やだやだ!「シックス」を言わないと私の3時間が始まらない
宇多丸さん:呼び名問題はどうしましょう
日比さん:「ひびまおこ」とフルネームで言われるときに「ひび(→→)まおこ」という発音だと違和感。「浅い」と感じる笑
宇多丸さん:こういう当たり前を改めて考えるのも大事。もう8分も経ってる。
日比さんが「アフター」言わないからまだ始まらないけど……
日比さん:私言わないよ?
宇多丸さん:分かりました笑
アフター
日比さん:シックス
宇多丸さん・日比さん:ジャンクション!
日比さん:やったー!
宇多丸さん、本日スタートの『宇宙なんちゃらこてつくん』について
しまおさんのスポショイ内「アート&ユーモア」コーナーで紹介された個展について。
宇多丸さん:しまおまほそのものがアート化しつつある昨今。私行って来ました。
会場内には宇多丸さんの他女性が一人。
宇多丸さんは絵も購入。
そして日比さん提唱ののポストカードも購入。
書き初め、テストの答案、目つきの悪い生徒証、骨折したときのギプス、歴代のケータイなどが展示されている。
宇多丸さんと同じ時間に個展を見ていた人はしまおさんの人となりを知らずに立ち寄った模様。
純粋に服を買いに来ていた人だったらしい。
ボイドに「しまおさん本人がいることもあるんですよ」と言われたその人は「じゃあまた来てみようかしら」という反応だった模様。
面取りさん
しまおさん個展行きました。宇多丸さんが「これどうするんだよ」と言った上海でのコスプレ写真、かいました!
立体駐車場さん
分からない用語:バトルプルーフ
実際の戦場で使われて証明された実際の能力のこと
■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ 曽我大穂(『仕立て屋のサーカス』について)
宇多丸さん:TBSの下で「格好良い人いるなぁ……」と思ったら曽我さんでした
<トーク前にミシンの音が流れる>
受取り手によって多様な面を見せる総合舞台演出?
もともと音楽をやりたかったわけで無く、音楽に導かれていった。
高校はサボってヒッチハイク。
考古学が好きで考古学のバイトなどしていた。そのどうちゅうで大道芸人に出会う。
「大道芸なら日銭を稼げる」と発見。沖縄に移住したところ、音楽文化の根付く沖縄で色々な場所に誘われるように。
その後バルセロナのレーベルが決まり、渡欧。
東京のシーンを知らぬまま音楽活動。
帰国して東京のシーンを体験し違和感を覚える。
「サッカーは世界で最も成功したサーカス」という表記に宇多丸さん感嘆。
曽我さん:カンプノウでバルサのサッカーを見ていて、気が付けば沈み行く太陽を見ていた。
宇多丸さん:仕立屋のサーカスで天井の光の揺らめきを見ていたと言う人の意見と同じですね。
舞台芸術ってどこ見てても良いから
宇多丸さん:言いにくい部分を舞台芸術にこめる一方で今回本を出した
曽我さん:自分はうっかり死にしやすい人間だと思っている。自分の考えは自分の中で抱えておきたいものでは無いので共有したかった
■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ 80KIDZ (DJmix)
■19:45-19:55頃
新概念提唱型投稿コーナー → シアター・一期一会
日比さんの「スクリーンの中一期一会」
日比さん:『あの子は貴族』見てきた。『花束』に続く自分の生活の中に入ってくる映画。
「貴族」キャラ数名がお茶をするシーン。
その中の一人をみて「あ!めぐだ!」と気づく。
青学のミスコンで一位を取った安倍萌生(あべめぐみ)さんとの久々の再会がスクリーンだった(日比さんは準ミス)。
エンドロールで名前を見るのがとても楽しみだった。
これをきっかけに久しぶりにSNSで連絡をとった。
https://instagram.com/megumiabe_?igshid=inu71jzl0eoo
RN:ドスンさん
中学生の頃・職業体験での一期一会
京都シネマというミニシアターに行った。一週間通う。ロビーで整理番号を読んだり、上映前の注意と挨拶を読んだり。
『ワンス』『ダブリンの街角で』が公開されていた。
職業体験最終日に映画を一本観た。大人向けのアニメ『ペルセポリス』だったが、難しかった。
嘘か本当かわからない「俺三子やねん」というギャグをかましてくれたお兄さん。その後何度か通ったが、その人がモギリをやっていたものの自分には気づいてもらえず。
就職説明会を忘れて観た『グランドブタペストホテル』を観た記憶も。
宇多丸さん:このエピソード聞いたら京都シネマに行きたくなるね
投稿「シアター一期一会終わりに宇多丸さんが低い声で「一期一会」を重ねるのは何故?」
仲良くなり始めに声を合わせる文化が水曜日は特に強かった。
その名残がここにだけ残ってる。「尾骶骨は尻尾の名残」的な!
シアター一期一会の老若男女感を出すためにおじいさん的な口調で重ねている。
■20:00~20:45頃
「ビヨンド・ザ・カルチャー」→ 「K-POP入門」の入門を考える by 田中絵里菜(「K-POPはなぜ世界を熱くするのか」著者)
K-POPには5つの「フリー」が隠れている?Z世代の消費スタイルに合っている?
「K-POP入門」入門!
田中さん:2002年シャイニーのアルバムでK-POPで初めて出会う。
ジャケットデザインが「アイドル」のジャケットらしからぬものだった。
「アイドル」の楽曲ではなくアートとして矜持を持ったジャケットデザインだと感じた。
文化的には近いところがあり、日本と韓国で同じ用語が使われていて案外ハードルは高くなく馴染めた。
「オボイ」という雑誌編集をしていた。「地球の未来と動物の共存」をテーマにした月刊誌。
環境保護・動物愛護の意識の高い編集者が立ち上げた雑誌。
宇多丸さん:すげーいけてんじゃん!
今日は何故K-POPがこんなに世界中で人気を集めているのか教えていただきます。
K-POPに入門するプロセス自体が周到!
①カムバは祭りの合図
英語のComeBackから来ている。新曲を出していない時期から新曲を書き下ろしてシーンにカムバックすることを表す。
楽曲発表後「グッバイステージ」と呼ばれる時期まで音楽番組に出続ける。
連日メディアに露出し続ける。
カムバックステージ→露出→グッバイステージ→作成→ティーザームービー公開→カムバックステージ
というサイクル。
日本と違いバラエティ出演が少なく、その間に練習の仕込みをガッチリしている。
宇多丸さん:作品としての「公演」のような感じなんですね
日比さん:カムバの時期には髪色もガラッと変わったり
宇多丸さん:ティーザーの文化は日本もちらっとやってるけど、それ以上にやってるんですね
田中さん:韓国ではテレビで情報を小出しにできないのでSNSで情報を出してる
綿密に作られた世界観をもとにした楽曲。衣装や小物の意味をファン同士が考察し、ミュージックビデオはその答え合わせのような感覚で楽しんでいる。
作り手も考えるための余白を持たせている。
宇多丸さん:余白はファンダム成長のキー。俺は全部自分で答えを言っちゃう笑
②MVという世界感を共有するツール
再生回数7億回?!何度でも見直したくなるMV
宇多丸さん:ヴィデオにめちゃくちゃ金かけてる。今みたいな世界規模の市場になる前からお金かけてましたよね。映像はどれだけお金かけているかが如実に出ちゃう。
田中さん:中小企業が大手企業に勝つためにハイクオリティなMVを作るようになった。
宇多丸さん:お金ないからケチるんじゃなくてMVに注力しようという発想がいいですね
田中さん:中小は資本力がないので、1曲出してから2年間カムバックしないグループもあったりする
海外市場は当初から視野には入っていたと思う。国内の市場が限られているから。
宇多丸さん:すごく豪華なセット、ポップなセットという印象が強いがその理由も?
田中さん:韓国は景観を守らずに街づくりをした結果、ロケハンしようとすると困難が伴う。故にセットの中での撮影の潮流が作られた
作り込みがすごいMV
EXO(エクソ)「OBSESSION(オブセッション)」
田中さん:クリエイターに尋ねたら「全てのコンテンツに統一感のあるコンセプト世界観があるのが好ましい」と言っていた。
宇多丸さん:考えれば当たり前という感じに聞こえると、アイドル市場においてはそれが通せない事情もある。
しかし、カムバックという飢餓感のある中にコンテンツ投下をするというのは、ファンにとってもアイドル側もウィン-ウィンだと思う。
田中さん:韓国は日本よりもCD市場が廃れるのが早かった。
無料で音楽を聴ける状況にしてハマってもらって、ファンになった人からコンテンツにお金を落としてもらうという構造を作った
宇多丸さん:ピラミッド構造なんですね。すごく真っ当。
これは理にかなっていると思う。「曲聴きたきゃ金出せ」という入り口はハードルが高い。
ディアゴスティーニだって創刊号は安いんですよ!
日比さん:(ファンはお金を払ってでも推しを支えたいから)ファンにも嬉しいシステムであることは間違い無いですね
田中さん:韓国は「ワンソースマルチユース」という考え。
また、推しだけを追うことのできるカメラが用意されている。音楽番組に出たとき、五人いれば全体を捉えた映像と五人それぞれのカメラ、6つの動画が楽しめる。
日比さん:推しと繋がる環境も整っているというのはどういうこと?
田中さん:海外にいる人も韓国ないと同じように楽しめるフォーマットがある。
ファンが有志で字幕をつけてくれたり。
また、BTS専門のビルがある。MVのセットが残されており、映えスポットとして集客効果あり。
宇多丸さん:MV撮って人も呼べて、セットが無駄にならない!
③ファンダムは言語の壁さえぶっ壊す
宇多丸さん:さっきも出てきた、海外とも繋げるアプリがあるとか
田中さん:V-LIVE……海外ユーザーが8割。
語学堪能なファンのつける字幕を公式が認めている。
日本のアニメを無許可で字幕つけてアップしてたりするけど、それを公式が認めている。
宇多丸さん:言葉選ばず言えば「ズリィ」。本来公式側が翻訳家を雇う必要があるのに
田中さん:字幕をつけた人にはアプリ内コインのプレゼントがあったり、字幕にランキングがある。貢献を可視化した。故に同一言語でも複数の字幕が存在している。
日比さん:他にファンダムが貢献していることは?
田中さん:再生数を一気に上げるために時間を合わせて再生したり、推しの誕生日に融資で出資して鉄道広告を出したり
宇多丸さん:二次創作に寛容すぎるとそれでお金稼ぎをする人はでないの?
田中さん:ホームページマスターと呼ばれる人は実際に利益を得ている人はいる。
日比さん:田中さんの携わっている雑誌はどこで買えますか?
田中さん:雑誌「オボイ」は代官山の蔦屋書店で購入可能です
宇多丸さん:「バトルプルーフ」について質問を寄せてきた立体駐車場さん、ほかにもいい質問を寄せてくれたので紹介。
楽理とは:音楽理論。数学的にできあがっている音楽を「楽理的に理解している」などという使い方をする