映文計

映画と文房具と時計、好きなものから1文字ずつもらって「映文計」。映画のことを中心に日々綴っていきます。

4/12(月)アトロク

■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 最新カルチャートピックス/番組への素朴な疑問

ジェネレーターさん

「パンチライン」の意味は何となく分かるが、これはヒップホップ用語?

宇多丸さんの「ことほど左様に」は宇多丸さんのパンチラインですか?

 

宇多丸さん:パンチラインは辞書を引けば出て来る言葉。

英語の慣用表現。

スタンダップコメディアン・Sakuさんの前回登場時、日本語の「オチ」、「サゲ」が英語だと「パンチ」と言う。

上手いこと言う!決まった!「見事に落ちました」という状態を「パンチライン」という。

単独の単語を取り出して「パンチライン」とは余り言わない。

ジェーンスーさんはパンチライン製造機。

「俺は東京生まれヒップホップ育ち悪そうなやつは〜」は日本で最も有名なパンチライン。

「ことほど左様に」は単なる口癖であってパンチラインではない。

「ことほど左様に」は僕の代名詞的になっているが、これはもともと「文語では見かけても口語では使ってる人を見たことが無い」ということから使い始め、受けがよかったので使い続けている。

「このことからも分かるように」という意味合いで非常に使いやすい。

 

クマス:アフター!

宇多丸さん:シックス!

クマス・宇多丸さん:ジャンクション!!

 

訃報

アルカさん

アメリカのラッパーDMXさん死去について。

 

宇多丸さん:一聴してすぐに分かる歌声。

キャリアとしては遅咲き。

2000年リリースのParty upが流れる。

この曲をBGにメニュー紹介。

 

メニュー紹介後の「行ってみよう!」は二人揃って。

 

「アトロクのオファーが着たときどんな心境でしたか?」

興味Rが終わり、反省会的な時間で橋本Pに呼び出された。

その時しか使ったことがない部屋に呼び出された。

「この番組は3月で終わる。今まで頑張ってくれた。ありがとう」というくだりがあった後、「ところで4月からこんなラジオがある。熊崎には是非出て欲しい」と言われた。

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ カルロス矢吹(中日ドラゴンズと名古屋)

木曜たまむすび「面白い大人」コーナーにも出演。

カルロスさん:アトロクは出演者が友達ばかり。ピエール瀧さんが主催する草野球リーグに出ている。

Sakuさんも西寺さんも同じリーグ!

 

宇多丸さん:名古屋という土地はヒップホップ文化とは馴染みが深い土地だが、ドラゴンズは星野さんや、落合さんの強烈な監督のイメージしか無い……

「燃えよドラゴンズ」はタイムボカンシリーズの楽曲を手掛けた方の作曲、歌は水木一郎さん。

 

①球団もファンもケチ

宇多丸さん:矢吹さん!これはディスでは……?

 

矢吹さん:モーニング文化に見られるように「何かお金を払ったら何かおまけがついてきて欲しい」。

300円のものを280円にまけるんじゃなく、豆でも何でも付いてきた方が嬉しい。

 

「ドラゴンズ」はもともとが「おまけ」の球団。

もともと「中日新聞を取ってくれたらおまけでチケットがついてきますよ」というスタンスだった。

12球団屈指の客の不入り。

コロナ下で5000名に制限していたが、3000名くらいしか客が入らないのがドラゴンズ。

ただし、「無料でユニフォームやキャップがつきます」となると即ソールドアウト。

 

宇多丸さん:エンタテインメント業界は名古屋公演だけ苦戦することがあるんだけど、おまけつければ良いのか!

 

矢吹さん:今ポリコレ的にどうなの感があるけど、「レディースデーで女性にだけユニフォームプレゼント」などもやっている。

中日ファンをやっていて良いなと思うのは、球場に脚を運ばずとも公式グッズが増えていく。

球団が「ケチ」というよりは資金難。

久しぶりにリーグ3位になったのに、選手の年俸が全然上がらない。

福谷選手と言う人が合意のハンコを押さないばかりか「球団に長期ビジョンはあるのか?」と正されたときに「ビジョンは無い」も一言。

選手側から球団が注意を受けるという異例の事態に。

 

クマス:選手の年俸も423万のように「刻み年俸」というのは中日くらいでしか見たことが無い。

 

②中日スポーツとの距離感

中日新聞が経営母体。

最も詳しいドラゴンズ情報が載っているので、ファンが読むのはもちろん、敵チームがミーティングに持参するというぐらい。

先発ピッチャーは隠されるのが常道だが、中日スポーツの情報はかなり「正確」。

ミーティングで読まれていることを知った中日スポーツは必要情報を敢えて「書かない」選択をすることも。

中日ファンは他のスポーツ新聞も読んで書いていないことを浮かび上がらせるような読み方をするので、メディアリテラシーも高まる!

 

③中日の永遠の顔!星野仙一と落合博満

星野監督はポケットマネーでマスコミにノートPCを与え、情報も与える。

そして必要な情報は隠すことも。

落合監督は中日スポーツが敵チームのミーティングに持参されていると言うことも知っていたので、徹底的な情報統制。

対照的な両監督だが、一方で二人の野球観がかなり似ているのは面白い。

中日球場からナゴヤドームに移転する際、ホームランバッターを放出して脚が使える、守備の上手い選手を多く取ったのが星野監督。

落合監督はその野球を先鋭化

 

クマス:ドラゴンズの実況をするときは圧倒的な情報量からよく中日スポーツを読んでいたんですが、今回の話を聞いて敢えて書かれていないこともあるとのことだったので他の紙面もチェックしないと!

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→w.o.d

 

■19:40~19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」枠→ イキり・ゲンドウ

 

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンドザカルチャー」→ 西寺郷太の洋楽スーパースター列伝~Culture Club編~

タマフルも含め、この10数年でCulture Clubを扱おうと思ったのは実は初めて。

今まで扱っていなかったアーティストを扱っていくのが80'sポップ戦国武将図鑑特集。

 

西寺さん:MTVというラジオで音楽を聴くようにテレビ画面で音楽を観る時代の到来が80年代。

80年代は「シングル」の時代。

「黒人音楽に憧れた白人の音楽」の時代が「実際に黒人ミュージシャンがヒットを飛ばす」時代になったのが80年代。

「洋楽って難しい」という人も聞き易いのがCulture Club。

 

宇多丸さん:「本当に俺と郷太君は仲良いな」と思ったのはCulture Clubの話をしていたとき

 

西寺さん:6年ほど前にボーイ・ジョージさんにメールインタビューをした。

かつてゴスファッションをしていたが、ジョン・モスのアイディアでその路線を辞めた。

ボーイ・ジョージさんはジョン・モスさんに本気で恋心を抱いていた。

女性を好きという男性を好きになる傾向。

ボーイさんが歌詞と曲を全て書いて、楽器隊がその曲に各楽器用のパートを書き起こしていた。

非常に切ない歌詞が多いが、これは多くがジョン・モスへの恋心を歌ったもの。

 

MVはジュリアン・テンプル監督。

MTVで観ると「子供が観ても面白い」というものに仕上がっていて、全英一位→全米一位。

 

西寺さん、宇多丸さんが愛して止まない曲:Time〜clock of the heart

 

宇多丸さん:「どのアーティストならどの曲が好き?」と話していたとき、「Culture Clubなら?」となった際に揃って「「Time!!」」と声が揃って「最高!My man!」となった

 

西寺さん:この曲は「紫色の曲」。

「好きな曲って何だろう」と考えたとき、音楽でしか表現できない曲が好きだと気付く。赤でも青でもない色を備えた曲。

後にはColour by numbers という80年代ベスト5に入るであろう最高のアルバムが控えている。

 

絶対誰でも知っている曲、Karma Chameleonが流れる

 

宇多丸さん:これはもう聞いたこと無い人はいないんじゃないかと言うくらいの

 

西寺さん:僕にとっても物心つく一発目で好きになった曲の一つ。

Culture Clubというバンド名はLGBTのフロントマンに加えユダヤ系や黒人ドラマーなど多様な人種を内包した多様な文化のバンド。

 

西寺さんがTimeが一番好きだと伝えたところ、「自分が歌っていて今でも一番楽しい曲」としてあげられた曲としてVictimsが流れる

 

Colour by numbers が名作過ぎて続くHouse on fireは「ポップな曲が少ないアルバム」という評価。

そのアルバムよりWar Song。

 

宇多丸さん:ポップな反戦歌って80年代ぽいよね

 

西寺さん:センソーハンタイと言う歌詞が「センソーヘンタイ」に聞こえる一曲です

 

バンド・エイドにおけるDo they know it's Christmas収録時、ボーイ・ジョージは一説にはアメリカで寝過ごしていた?

コンコルドで大西洋を越えて9時間遅刻で現場に到着して収録に臨んだ。

それまで余りミュージシャンとしては見られていなかったCulture Club。

Do they know it's Christmas 二人目のボーカルがボーイ・ジョージ。

彼のアレンジが最も光る一曲。

それまでメッセージ性に寄りすぎていて楽曲としては今一つだったこの曲が、ボーイ・ジョージが加わったことで一気に花のある曲に

 

Move Away:一時の勢いがなくなった後のCulture Clubの曲。