映文計

映画と文房具と時計、好きなものから1文字ずつもらって「映文計」。映画のことを中心に日々綴っていきます。

「なんなん、ばんばんやちゃ」

僕の勤める会社には全社で採用しているレポートシステムがある。

全国のどの支店の誰がセールスに行った足跡であっても、そのレポート機能を使えばすぐさま読むことができるのだ。

 

そんなセールスの記録に先日、僕の先輩が「先方担当者より“なんなん、ばんばんやちゃ”という反応」というレポートを残していた。

 

「なんなん」とは富山では頻繁に耳にする言葉。

「なんなん」は「なん」、あるいは「な〜ん」という富山弁と同じように使われることが多いように思う。

 

「なん」は標準語の「いや」、「なんなん」は「いやいや」とニュアンスが近いかな。

 

そして「ばんばん」という言葉はレポートで初めて目にした言葉だった。

「バンバンやっちゃえ!」というような意味合いではないらしいことは文脈から読み取れた。

 

前後の文とのつながりから想像するに「問題ない」というような意味合いに読み取ったが、どうやら遠からずといったところだったようだ。

makotchan-i0223.seesaa.net

 

富山に暮らし始めて3年目。

嫁ちゃんが口にする単語のイントネーションが最近どんどん富山っぽくなってきたように思う。

 

僕も彼女も神奈川県の出身で、2人して同じイントネーションで言葉を発することでストレスなくコミュニケーションを取れていたのだけど、最近は「それ、関東のイントネーションだと〇〇だよ」と僕が口にする機会が増えた。

 

電話窓口対応をしていると、富山のお年寄りの方は標準語を使っていると「あんたここの人じゃないでしょ」と言われるらしく、富山のイントネーションに染まっていた方がコミュニケーションに軋轢が生じ辛いらしい。

 

静岡→愛知→岐阜→富山と職場を移動してきたちゃん嫁。

いずれも微妙にイントネーションが異なる環境の中で異動を繰り返してきた彼女の日本語。年々怪しくなっている。