前回書いて以来気になった時計をまとめたので備忘録。
- 【SEIKO】SSC081 Prospex Tanah
- 【SEIKO】SEIKO 5 SRPC29K1
- 【SEIKO】SBDY117 Prospex Diver ScubaSave the Ocean Special Edition
- 【SEIKO】SEIKO5 SPORTS SRP551
- 【CITIZEN】CITIZEN PROMASTER/ MECHANICAL DIVER 200m NB6021-17E
前回
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【SEIKO】SSC081 Prospex Tanah
恐らくデカすぎて僕が着けても全然似合わないんだろうけど、見てくれが滅茶苦茶良かったので。
僕は国産時計だとSEIKO贔屓だったのに前回の記事でSEIKOの時計を一本も入れていなかった。
広告でこちらのモデルを見かけて気になり、すぐに検索したのだった。
ProspexのXのロゴマークはエレガントな時計に入れるには野暮なロゴだと思うが、この手のタフな時計にはとてもマッチする。
【SEIKO】SEIKO 5 SRPC29K1
※逆輸入なこともあってか、SEIKOの公式ページには該当ページがなかった。
アラビア数字のインデックスは、ともすれば洗練された印象を損なうものだと思う。
それは決して僕個人の感想ではない。
ドレスウォッチの多くがローマ数字のインデックスやバーインデックスを採用していることからも明らかなように。
しかし、アラビア数字が文字盤に刻まれていても、それがかえって味になる時計というのも確かに存在する。それがフィールドウォッチやパイロットウォッチの類だ。
このモデルをよく見てみると、インナーベゼルには非常に多くの文字が刻まれているが、文字版自体のデザインは驚くほどシンプルなことが分かる。
暗い文字盤に明るいグレー?白?のインデックスは、そのコントラストが視認性の向上に一役買っている。
また、デイトの窓が4時と5時の中間に配置されているのも素敵なポイント。
デカ厚は基本的には僕の好みからハズれる上に自分が着けても似合わないんだけど、これは良いね。
【SEIKO】SBDY117 Prospex Diver Scuba
Save the Ocean Special Edition
「ツナ缶」の愛称で知られるSEIKOのダイバーズ。
以下の通り、この美しい色は特別仕様らしい。
“Monster”や “TUNA”の愛称で親しまれているケースデザインをベースに、4Rキャリバーを搭載したSave the Ocean Special Edition
絶滅危惧種にも指定されているペンギンをモチーフにしたアイコニックなデザインです。
氷の大地から水中へ飛び出す勇気ある「ファーストペンギン」が泳ぐ姿をダイヤル上に表現しました。
引用元:https://www.yodobashi.com/product/100000001006846752/
潜水用防水200m(そして耐磁性)という堅牢性は夏休みのマリンレジャーやキャンプを初めとしたハードユースにぴったり。
涼しげな青いカラーリングも相まって、夏に着用して出掛けたい一本。
こちらのリンクを見ると「ツナ缶」と呼ばれるこのモデルのケースの厚みがわかる。
セイコー プロスペックス ツナ ペンギン ダイバースキューバ SEIKO PROSPEX メカニカル 自動巻き 腕時計 メンズ SBDY117 Save the Ocean スペシャルエディション TUNAneel.co.jp
つけ始めるとその厚みも気にならなくなるんだろうか。
【SEIKO】SEIKO5 SPORTS SRP551
SEIKO 5は一期一会。
商品のライフサイクルが短いことがその理由の一つだが、海外限定流通のモデルも数多く存在することも一層その傾向を強めている。
上の記事でこのモデルが紹介されているのは6年前。
6年も経てば通常のモデルでも販売を中止していることはザラにあるけれど、逆輸入のSEIKO 5はいつ国内で流通し始めていつ姿を消したのかを追うことすら困難だ。余程のことがない限り、出会うことは無いだろうなぁ。
でもこれ、カッコ可愛いなぁ。
SEIKO 5ってなかなかライブラリに残らない。SEIKOさん、過去に発売した5のライブラリ、残しませんか?
Pinterestに上がっていた写真も可愛い。
この方がTwitterに挙げている写真もいいなぁ。
新しい仲間✨
— hamaa (@hamaa_masamusi) 2018年4月21日
seiko 5 SRP551"PEPSI" 手巻き、ハック機能、自動巻きの4R36搭載。
大きさが44mmとちょっと大きめですね。seiko 5は、ほんとに種類が多くて楽しいですよ😎 pic.twitter.com/pGJCCcFu1o
【CITIZEN】CITIZEN PROMASTER/ MECHANICAL DIVER 200m NB6021-17E
純粋に「この時計が欲しい!」よりも「こんな逸話があったのか!」というのを入口に気になった一本。
シチズンのアーカイブにおいてユニークな逸話を持つダイバーズウオッチ「チャレンジダイバー」。1983年にオーストラリアのロングリーフビーチで、フジツボに覆われながらも動き続けているものが発見されました。フジツボの付着状況から長期間海中にあったことがうかがえるものでした。
「空爆を耐えた任天堂GAMEBOY」とか、この「フジツボに覆われながらも時を刻み続けたCITIZENのダイバーズウォッチ」とか、日本メーカーの商品が高い耐久性から評価される逸話が大好きなのだ。
腕時計は単に「モノ」を手首に巻いているというよりも、「ストーリー」を手首に巻いていると言う感覚が強い。
伝説的なエピソードを持つダイバーズの後継機を自分が身に着けているのだという事実は、きっと同一価格帯の他の時計を購入した場合よりも強い満足感をオーナーに与えてくれることだろう。
2022年8月の新作と言うことで、いち早くトレンドをキャッチするという意味でもどうだろうか。
ちなみに、視認性を高めるために文字盤に示される情報が非常にミニマムな時計になるダイバーズウォッチは、他のメーカーの製品とデザイン上の差別化が最もしづらい時計の一つと言えるかもしれない。
ライバルであるSEIKOのプロスペックスシリーズのダイバーズと比較するとこんな感じ。
色合いやベルトの材質こそ異なるけれど、文字盤もケースデザインも酷似しているように見えないだろうか。
【CITIZEN】PROMASTER MARINE BN0156-13W
チャレンジダイバーは税込み96,800円、本商品は同40,700円。
性能が異なるので金額のみを比較して高い安いということはフェアではないが、200mの潜水用防水、ロック付きりゅうず、逆回転防止ベゼルなどダイバーズに求められる諸条件をクリアしてこの価格、正直僕は「やっす!」と思った。
時計マニアは機械式を好む傾向があるので、本商品の機構がエコ・ドライブ(クォーツ式)である点が消費者にどう映るか、というところである。
青文字盤はブームを超えて今やすっかり定着した感があるが、昨今は緑が流行りだとか。
(そういえば2011年くらいに出たROLEXのグリーンサブ、格好良かったんだよな~)
グリーンベゼルにグリーンフェイスでしっかりとトレンドをキャッチしつつ、海に川に大活躍すること間違いなしのタフネスを持ったこのモデルを是非今夏あなたのコレクションに加えてみてはどうだろうか。
上では定価で40,700円と書いたけど、am͜a͉zonなら28,200円(2022/08/21時点)で買えちゃうみたい。
【ORIENT】FAC00008W0 “BAMBINO”
※海外モデルなのでORIENT USAのサイトから
ORIENTは前々から興味は持っていたものの、実際に購入するというところまではいかなかったメーカー。
「SEIKO、CITIZENに次ぐ国産時計メーカーの三男坊」というのが永らくORIENTの立ち位置だったが、セイコーエプソン株式会社の完全子会社となったり、G-SHOCK人気に押されて「SEIKO、CITIZEN、CASIOが日本の3大時計メーカーだ」と考える人も出てきたりするなど、ちょっと存在感に陰りが……?などと思わないこともない。
しかし高品質な製品を生み出し続けていれば、世間は見ていてくれるもの。
こちらの記事を読んで、僕はこの時計の放つ価格以上の高級感と色気に魅了されてしまった。
静謐さを称えた白の文字盤に、ギラつきを押さえた気取らないゴールドのインデックスの組み合わせが実に上品だ。
インデックスは別パーツではなく塗装のようだが、価格を考えれば無理からぬこと。
国産時計のSEIKO、CITIZENのロゴが至ってシンプルであるため、それらと対比してORIENTのロゴは少々大仰なものだと感じていた。
しかしこのモデルの持つヨーロッパ貴族の愛用品のような雰囲気には、ORIENTの少し派手目なロゴが実にマッチしている。
(「ブランドロゴとデザインのマッチング」という面に対し、僕は今まであまりにも無頓着であったと気づかされた)。
これが1万円台で手に入るって、ちょっとした事件ですよ。
【TIMEX】Harborside Coast TW2V27400
前回の記事では気になるモデルとしてTIMEX Qのペプシベゼルを紹介した。
公式サイト上の宣伝もカラーリングも、アメリカのポップアイコン足りうるポップさとかわいらしさを備えたモデルだったが、巻きブレスである点が気になる人には気になるポイントだろう。
こちらのモデルは見る限りブレスはムクのようだ。
インデックスのデザインも針のデザインも、デイト窓のサイクロップスの組み合わせもどこかで見たことがあるような気がするけど、きっと気のせい。
TIMEX Qは24,200円、Harborsideは17,600円と価格の面ではこちらの方が安価であるものの、先に挙げたベルトの処理のみならずベゼルを見てもこちらの方が高級感がある。
ポップさを取るか、価格以上の高級感を取るか。これは大いに悩むところ。
なお、前回紹介したTIMEX Qは38mm、今回紹介するHarborside Coastは43mm。
写真で見る限り作りの良さはHarborside Coastだけど、サイズ感的にはQの方が僕の好みだなぁ。
【HAMILTON】KHAKI NAVY SCUBA AUTO H82505140
43mmサイズは某の守備範囲外なんだけど、格好良いね。
実際に着けたらきっと「デッカ!」ってなるんだろうけど。
ベゼルのエッジの処理とか、この辺のヘアライン仕上げとか、格好いいんよ。
腕時計は10万を超えたあたりのモデルから面構成がグッと複雑になり、ケースの仕上げも力が入るため見ていて楽しい。
このモデル、カタログで眺めていただけではさほど惹かれなかったかもしれないが、インスタグラムにあげられたこの写真が非常に印象的だった。
30気圧(300m)防水の機能性を誇示すように、マリンサイドでの使用シーンをイメージさせる写真がまた良い。
時計メーカーのHPに行くと白い無地の背景に時計が浮いたように写された写真が掲載されている。
白い背景は時計の色合いなどを見るのに適しているし、それはそれで勿論意味のあることだとおもう。
しかし腕時計は実用品なので、やっぱり実際に着用した時にどう写るのか、どんなシーンに映えるのかを消費者に想像させるのは大事だなと思う。
上に引用したInstagramの1枚目の写真は、時計に差し込む陽光がベゼルと文字盤の高低差でフェイスに影を落としていて、めちゃくちゃセクシー。
いや〜格好良いな〜
【LONGINES】SPIRIT Zulu Time L3.812.4.63.6
これまでに紹介していたモデルから一気に価格帯が上がるが、惹かれてしまったんだから仕方がない。
24時間タイムゾーン付き、クロノメータ規格。黒文字盤にゴールドのインデックスと針、そして濃緑のベゼルがキリリと締まった印象を与える。
流行の只中にあるグリーンの時計を選ぶのがちょっとハードル高めだなと思ったら、こんな渋めの緑は如何だろうか。
緑が使われているのは文字盤ではなくベゼル。そして、鮮やかな緑ではなく彩度を落としたミリタリーチックな濃緑ということもあって、いかにもトレンドを追っていると思われるのが抵抗のある方にも良さそうだ。
【IWC】IW388108 PILOT WATCH CHRONOGRAPH 41 “MERCEDES-AMG PETRONAS FORMULA ONE™ TEAM”
こちらは広告で見かけて「うお!」と思った商品。
シルバーのケースにブラックフェイス。
そしてインデックスと針は何と……ミントグリーン?!ターコイズ?!
鮮やかなグリーンのベルトがデフォルトだけど、黒いベルトも同梱されるようで、黒いベルトに付け替えればそんなに違和感なく着用できそう。
本モデルはF1のレースチームとのコラボモデル。
チームのクルーが揃ってこんな素敵な時計を着けていたら滅茶苦茶お洒落だよなー。
以上、前回の記事を書いてから気になったモデルの紹介でしたとさ。
価格と見た目の良い意味のギャップで、ORIENT FAC00008W0が滅茶苦茶刺さったなぁ。
青文字盤が好きと以前書いたけど、実は僕の一番好きな色は緑なので、最近緑がトレンドなのはうれしい。
今回も緑のモデルを沢山選んでしまった。