今日、お客様との打ち合わせの終わりに「あの、その手帳、どこのですか?すごく使いやすそうで気になっちゃいました」と言われた。
ちょうど手帳用のエントリをアップしようと下書きに保存しておいたので、嬉しかったからアップしちゃう。
どれだけ世間のデジタル化が進んでも、「手帳はやっぱり必要だ」という人は多いのではないだろうか。
コロナ禍を経て自分の担務が外回りガンガン行こうぜから部内勤務中心に変わったこともあり、Outlookのスケジューラをフル活用した手帳無し生活にしてみようと考えたのが2022年後半。
2023年当初は手帳無しで当初やってみたけれど、再び外回り中心の業務に戻ったこともあり、「やっぱり手帳必要じゃん」となったのであった。
が、2023年も残り数か月というタイミングで手帳を新たに買い求めるのは面白くない。
そんな訳で測量野帳にマス目を描いて手帳を自作してみた。
測量野帳SKETCHBOOKは3mm方眼。
この方眼を活かして所謂バーチカルというフォーマットを作成。
測量野帳は一冊40ページ。1年間は52週なので、野帳一冊では1年分を賄えないのだが……「まあ俺、トラベラーズノートを上半期と下半期で替えてるしなぁ。さほど億劫じゃないよなぁ」と考えたら飲み込める程度の欠点だと気付く。
測量野帳は①軽量、②紙質が良い、③軽量 と文句なしの品質なのでこの自作手帳は何の不便もなく使えていたものの……
やっぱり罫線を引くのがダルい(それはそう)。
毎度毎度罫線を引くのがアホらしくなってきて、「野帳1ページ分をカバーできる罫線をデザインしたハンコをオーダーしてみたら良いのでは?」と思い至って“オーダーメイドハンコ”などと検索してみたりもした。
しかし、「押印をミスって方眼のマス目とスタンプがズレる週も絶対あるよなぁ」などと考えてスタンプ作戦は採用取りやめに。
「今までの話は何だったんだよ」と言われてしまうかも知れないが、色々迷って2024年は大人しく既製品の手帳を買うことにした。
選んだのは売り場で実際に商品を目にしてみて内部のレイアウトとサイズ感が良く、重量が許容範囲内であると感じた「ジブン手帳Lite B6スリム」。1年前の僕はこの子を今年の相棒に決めた。
eibunkeicinemafreak.hateblo.jp
↑自分手帳Liteはこの記事ですでにお目見えしてる。
手帳を話題にしたので、今度手帳のエントリを書こうかな。
手帳とカレンダーから考える、世界の捉え方の話 - 映文計
などと書いてから10ヶ月も経過している事実にただ慄くばかりだ。
ジブン手帳は本来3冊のリフィルを持ち歩くというコンセプトの手帳だが、持ち物を軽くしたい僕にとってはこのコンセプト自体相性が悪い。
しかし「ジブン手帳Lite」は1冊で完結するフォーマットだし、B6スリムのサイズ感、そして表紙の手触りが良くて気に入っている。
この手帳と共に使用する筆記具はFRIXION POINT KNOCK(0.4mm)のブルーブラック。
いや〜、フリクションポイントノック、良いっすよ。
約2.9mmの方眼のマス目に書いても文字が潰れない。長らくフリクションの弱点だった色の薄さも昨今は改善されているし、シナジーチップがもたらす潤沢なインクフローによって擦れもない。
今のところ理想の組合せ。
やはり手帳は予定の描き直しが出来てナンボでしょう。
JETSTREAM EDGEはかなりピーキーなペンであると評されるが、0.28mmのボール径は極小方眼との最高の相性を見せてくれる。
一度書いたら消すことは出来ないが、それゆえ各種期日といった「消してはいけない予定」、「毎月不変の予定」を書いている。
僕が主に使うのはウィークリーページ。
「予定をデータで入力して、マンスリーページとウィークリーページに記入する」というルーティンを組むとトリプルワークでムダだし、絶対に抜けが生じる。
正直、マンスリーページなんぞ買ってからほぼ開くことがなかったのでデッドウエイトとしか感じていなかったものの、最繁忙期を前に自分が抱えている複数の案件を俯瞰的に把握する必要に迫られて最近使い始めた。
「●月×日に△△社の案件があるから、○月□日に上長の承認を貰う」、「案件の○日前に請求書を発行する」といったスケジュールを管理しようと思うと、ウィークリーページは些か近視眼的にすぎる。
「○○社の××さんと10:00にアポイント」などといった細かな予定はウィークリーページに任せ、マンスリーページは案件の進行管理にのみ利用するようにしたら、これが大分具合がよい。
「一覧管理なんてデジタルでもできるじゃん」と思われるかも知れないが、今の僕は若手の育成に携わっているため、スケジューラには常に若手の予定が表示されている。
結果、僕のスケジューラは必要以上の情報が表示されて見辛くなってしまった。
そこでマンスリーページを使い始めたというわけ。
外回りの多寡によってデジタルと紙の手帳の使い分けが変わり、キャリアの変遷によって使用するツールも変わる。使わなかったページを使うようになる。
愛用品の選び方というのはその時々の自分の気分で変わるものだと思っていたけれど、外的要因によって変更を余儀なくされるところも多分にあるらしいことに気付いた。