はじめて目にしたのはジャンプ作品『NARUTO』のコミックスの帯だっただろうか。
「15周年イヤー」というような使われ方をしているのを目にして「何だこの気色悪い表現は……」と思ったことを強烈に記憶している。
全部日本語にしたら「周年年」でっせ……
いやいや気持ち悪……
注意していると年に1〜2回はこの言葉に出会う。
「2022年はこのコンテンツが10周年を迎える年なんです」というのを一言で表現するのに苦慮して生み出された言葉であることは想像に難くない。
その新たな表現を生み出そうとする努力は買うが、「10周年イヤー」と言わずとも「10周年」と言えば言いたいことは伝わるし、何より「全部日本語にしたら“周年年”だぜ?」というバカみたいな響きが僕の生理に反するので受け入れがたい。
助手席に乗っていて標識を何気なく見ていて“LAKE ASHINOKO”という英語表記を見付けたときのような収まりの悪さがある。
「周年イヤー」、あなたは受け入れられますか?
【ちなみに】
PR TIMESで「周年イヤー」と調べたら結構ヒットしてゲンナリ。