「ザラにある」という表現がある。
この"ザラ"っていったい何?というのが今回のエントリの主旨である。
読売テレビのアナウンサーにも同じ疑問を持った人がいたようで、このような記事を残している。
辞書(『精選版日本国語大辞典』)を引いても語源は出ていません。
「ザラ」は「形容動詞」であること、「ザラに」という形になることに改めて気付きまた。
「もしかしたらこれは、『さら』が強調されて濁ったのではないか?」
というアイデアが浮かびました。
と文章を展開した上で、以下の様にエントリを閉じている。
正解はわかりませんが、一つのアイデアとして書き残しておきます。
「ザラ」の辞書的な意味に、「ばら銭、小銭」とある。
前述の読売テレビのアナウンサーの方には悪いが、「ザラにある」というのは「ザラのようにある」が慣用句化するにしたがって"ように"が省略された表現であり、「ザラ(=小銭)のようにありふれている」様をあらわす言葉だと考えるのが良さそうだ。