映文計

映画と文房具と時計、好きなものから1文字ずつもらって「映文計」。映画のことを中心に日々綴っていきます。

2/3(水)アトロク 743回

■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 最新カルチャートピックス/フリートーク

しんみりした話しをせねばならぬ為オープニングトークなく番組スタート。

宇多丸さん:アフター

日比さん:シックス

宇多丸さん・日比さん:ジャンクション!

(テーマ曲「After 6」が1〜2秒流れず。こんなに早く始まると思わず油断?笑)

 

訃報

ライムスター結成32周年。そんな年にもなると自分たちの仲間の訃報を伝えねばならぬことも増える。

SHAKKAZOMBIEメンバーとして音楽活動、またファッションデザイナーとして世界的評価を得ているBig-Oことオオスミタケシさん死去。

宇多丸さんは闘病中だったことすら知らず、ただ絶句。

全く同じ場所にいて頑張ってきた仲間。

 

匿名さん

太い声で滑らかな歌声が大好きだった。

ライムスターのライブでも衣裳協力などで関わりがあった。

宇多丸さんの口から思い出話が聞きたい

 

宇多丸さん:オオスミさんと出会ったのは92年。

SLAM DUNKディスコという伝説的イベントで出会う。

 

ハードコアなパーティで、出演者は今考えると伝説的なアーティスト。

しかも一般客は極端に少なく、出演者の方が多い、観客もいずれは演者側に回るような人たちだった。

 

SHAKKAZOMBIEを名乗る前に渡されたテープを今でも大切に取ってある。

 

原宿に竜宮というヒップホップ居酒屋を釈迦ゾンビが開き、そこでもお世話になった。

シャッターを壊してしまい、無料DJイベントを開いたのが「申し訳night」というイベント。

 

オオスミさんは丸々とした体型のみならず人柄もまんまる。オオスミさんに対して一瞬でも嫌な感情を抱いたことが無い、とにかく良い奴だったという宇多丸さん。

 

沢山のアルバムを出しているので今からでも掘ってみて。

 

再生する曲はカウボーイビバップ最終回に流れたソロ曲『そらを取り戻した日』。

不本意な形式で流れてしまったらしく、その後のソフト化でテレビ放送されたバージョンは収められていない。

 

宇多丸さん、気持ちの整理もついていない様子。

 

カルチャートーク

書籍『旅を栖とす』に関して。

 

ビヨンド・ザ・カルチャー

「パイセン?」と宇多丸さんが呼ぶほど年間ベストとして選出するカルチャーのセンスが悉く良いオバマ氏。

番組スタッフが馬鹿のふりして出演オファーを出したその結果や如何に??!!

 

日比さん:英語の質問メールもお待ちしています

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ 高橋久美子(チャットモンチー/最新エッセイ)

書籍『旅を栖とす』に関して。

https://www.instagram.com/p/CLEk08ljIQj/?igshid=13ge79mup1mo8

 

宇多丸さん「お元気?」

高橋さん「元気元気〜」と軽やかに挨拶を交わす二人。

前回は2018年2月に出演。

翻訳に関わった絵本の紹介、絵本特集で登場。

 

ももクロをはじめ数々のアーティストに楽曲提供、絵本翻訳、詩の朗読など表現の枠を越えて活躍。

バックパック旅行が好きで、大凡10年間のバックパック旅の思い出を本にした。

 

去年は旅行に気軽に出かけられないからこそ空を見て旅に思いを馳せる。

皆そうだったのでは?

 

実は旅に対して「ケツが重い」という宇多丸さん。

一方ツアーで各地を回ると時間目一杯そこここに出かけていく。

 

宇多丸さんは本を読んで相方によって旅のスタイルが変わっていくのが面白いと感じたらしい。

また、旅行記は幾つもあるが、善くも悪くも記憶に残るのは旅先で出会う人だったというところが良かった模様。

 

宇多丸さんの重い尻を上げてくれるおすすめの旅行先

モロッコ

礼拝時間を知らせる僧侶の読経音声「アザーン」がBGに流れる。一日に五回流れる。トランス感ある。

行った頃はラマダン時期。夜中の三時から翌日夜八時くらいまで飲まず食わず。

猛暑の中お店の人も寝ている。ダウナーな空気が流れる。

しかしラマダン明けには「よっしゃー!」と皆開放的になり、お腹いっぱい食べる。まるで人が変わったよう。

 

夜から一日が始まり、再び三時にラマダンに入る。

 

BGは高橋さんが旅先で撮った生の音。

帰国して家で聴いていると現地の臭いまで蘇る。

 

宇多丸さん:絶対真似しよう!

 

橋P:その音の特集をやりたい

 

高橋さん:いい!阿波踊り、郡上八幡盆踊りなど音源ある

 

日比さん:完全に「耳旅」になりますねそれね

 

宇多丸さん:モロッコパートでいうとアザーンの他にラッパの音が鳴り響くとあるけど……

 

高橋さん:かなり大きくラッパの音が鳴り響いていた。

とても格好良い。宗教的意味合いなのかと周囲に訪ねてみるも誰も応えてくれない。

モロッコの中の一カ所でしかその光景が無く、宗教とは関係ないかも。

 

宇多丸さん:音一期一会ですね

 

他に行きたい国

台湾

 

宇多丸さん:この番組で台湾カルチャーの特集多いから行きたくなってる

 

高橋さん:台北に行く人が多いが、ファーレン、カオシュン等もお勧め。日本語が話せるお爺さんお婆さんが多く、困っていると助けてくれる。

 

宇多丸さん:コロナ対策一つとっても滅茶苦茶イケてる。子どもの視力についても先進的取り組み

 

タイ

最初にバックパック旅行した国。

象に乗ったら楽しいだろうとチャレンジしたら、滅茶苦茶揺れる。

象の頭に跨がるので象の頭のフサフサと象使いの人の背中しか見えない。

 

6年間失恋を引きずるタン君との印象的な出会いも。

 

2/13にzoomで著書出版記念イベントを実施。妹さんと出演。

HPチェック!

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ illiomote

 

 

■19:45-19:55頃
新概念提唱型投稿コーナー → シアター・一期一会

水曜日はコーナー一新せず、単行本化を睨んでいるためコーナー継続。

投稿の際はどこの映画館かという情報も可能な限り明記して欲しい。

以前の「藤沢中央」のように素敵な繋がりが出来るかも知れないから。

 

RN:おじゃま虫三太夫さん

5歳の頃に『ガメラ2』の地下鉄のソルジャーレギオンのシーンの余りの恐怖に吐いてしまった。

エンドロール後、物販コーナーに自分を置いて父はシアターに戻ってしまった。

本編を全部観たかったから?吐瀉物を片付けていたから?

 

ガメラ2はレギオンの生体や繁殖の仕方などが面白い。

怪獣映画史上稀に見るディザスターが襲う。

売れる前の仲間由紀恵、大泉洋が確認できる。

 

宇多丸さんは小さい頃から『震える舌』が怖くて未だに見ることが出来ていない。

 

平成ガメラ三部作は怪獣映画の入口としても到達点としてもオススメ!

 

コーナー外

紙パンツドキドキさん

noteで更新された「ポストカード3枚」。

タイトルを読んだだけで「あの話」と分かった。

 

日比さん:たまに四枚買っちゃってますけどね。

私文章長いの。

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンド・ザ・カルチャー」→ 真のカルチャーキュレーター、バラク・オバマ特集~音楽編~by高橋芳朗

「パイセン?」と宇多丸さんが呼ぶほど年間ベストで選出するカルチャーが悉くセンスが良いオバマ氏。

番組スタッフが馬鹿の振りして出演オファーを出したその結果や如何に??!!

 

アメリカ国家がBGMに流れる珍しい特集と笑う高橋さん。

 

20:05、未だzoom画面にオバマ氏現れず。

 

Noとは言われていないので気長に待つお三方。

 

オバマ氏は毎年二回プレイリストを公開。

夏のプレイリストと冬に年間ベスト。これを10年ほど続けている。

 

高橋さん:今までアメリカ国歌を聴いてグッと来ることはなかったが、バイデン就任式点でレディガガが歌った様子には来るものがあった。

 

大統領選挙へのアーティスト本格的起用はオバマから?

 

彼の政治人生と音楽について

①オバマと言えば思い浮かぶあのキャッチフレーズと音楽の関係

 

“Yes we can.”

“Chage"

 

Chageはサム・クックChanges gonna comeが元ネタ?

勝利宣言のスピーチにこの曲を引用したと思しき一説がある。

 

黒人文化において“Chage"といえばサム・クックが想起されるくらいの名曲。人種差別撤廃を唱える黒人の精神的支柱、ブラックミュージックの最重要曲。

 

Netflixオリジナル映画

マルコム・エックス、モハメド・アリら黒人のスターが一堂に会するという作品。

この作品が“Changes gonna come ”の制作秘話のようなフィクション作品になっていて、そんな作品の題材になるくらいの名曲だという時点でこの曲の重要さが分かる。

 

公民権運動の精神を継承した大統領としてのオバマ。

 

“My president is Black”流れる

 

オバマが勝利演説で歌詞を引用したサム・クックの“Changes gonna come ”流れる。

 

日比さん:歌詞を引用するとリズムがあるからスピーチに向いているかも

 

②オバマとヒップホップ

HIP HOP president と呼ばれるオバマ。

誰を民主党代表に据えるかという際に

 

“Dirt of your Shoulder”

「埃を振り払払う」という原意から「取るに足らないこと」という意味合い。

ヒラリー・クリントンに政策批判をされた際、肩を払うジェスチャーをして観衆の大観衆を受けた。

 

討論会に臨む際にエミネムの曲を聴いて精神を高めていた。

 

③Music Loverとしてのオバマ

公衆の面前で歌うこともあるオバマ。

1971年アル・グリーン“Lets stay together ”

 

宇多丸さん:玄人はだしといった歌い振り

 

歌うのが難しい曲。反響も大きく着メロ化したことも。

ミシェルオバマがホワイトハウスで開催した音楽イベント。

B・B・KING、バディ・ガイ等出演。

マイクを渡されたオバマが歌声を披露。

 

日比さん:ミシェルさんもカルチャー姉様なんだなと

 

オバマさん、Earth wind &fireも招く。かなり快挙。

 

「自分はブルース・スプリングスディーンになれなかったから大統領になった」とも語っている。

自分の楽曲が意図せぬ政治的意図を纏って使われてしまったことから、自分の政治的立場を明確にした。

08年選挙戦ではオバマの選挙キャンペーンに自ら帯同。

次の選挙ではオバマ陣営から「またお願いしたい」とオファー。

オバマ自ら自らの選挙戦勝利の推進力になったのはスプリングスディーンだと明言。

 

スプリングスディーンは白人労働者階級のヒーロー。

 

U2の曲をテーマに入場するオバマを「音楽ライブのようだ」と評される。

 

オバマが選ぶ2020年ベストソングを聴いてみよう

まずはプレイリスト全般に大して。

過去最も渋い選曲。

二人の娘さんから音楽情報を仕入れている模様。

傾向としてはコロナ下における音楽の潮流を抑えている。

 

PHOEBE BRIDGERS「Kyoto」

フィービーが日本滞在中に書いた曲。

 

宇多丸さん:日本の近年の首相やトランプが同じように選曲リストを公開したらと考えてみなよ

 

Lido Pimienta「Nada」

 

Hope Tala「All My Girls Like To Fight 」

去年『生活は躍る』でちょっとかけたくらいの曲。

イギリスと日本でちょっと話題になったぐらいの曲。どうやってキャッチアップしてるの?!

 

宇多丸さん、高橋さんからの紹介を受けて聴いていたEPを聴く中でこの曲に触れた。

 

音楽への好奇心がとにかく旺盛。

稼働が叶ったら高橋さんの生活は躍るの仕事奪われかねないし、宇多丸さんのマブ論のライターの座も危うい??!!