映文計

映画と文房具と時計、好きなものから1文字ずつもらって「映文計」。映画のことを中心に日々綴っていきます。

・2/11(木)アトロク 749回

■18:00~18:30頃

<宇内さん声に元気がないけど何かあった?>

 

「オープニング」→最新カルチャートピックス

宇多丸さんが宇内さんが二分前にいないなぁ〜と思ったら前番組の純烈の番組を聴いていたらしい。

 

宇多丸さん、平日は6時間睡眠がルーティン。

惰眠を貪るときは12〜13時間睡眠。

宇内さんも寝るときは16時間くらい。

 

宇内さんが眠そうだと言う宇多丸さん。

よく分かりましたねと宇内さん。五時くらいに就寝したことで元気が出ていなかったらしい。

<当たった!>

 

宇多丸さん:アフター

宇内さん:シックス

宇多丸さん・宇内さん:ジャンクション!

 

テーマ曲が流れる間にも寝そうになる宇内さん。「今日は目が小さい!」と宇多丸さん。

「セロテープ持ってきて!」と言う宇内さんに対し「そんな『時計仕掛けのオレンジ』じゃないんだから!」と宇多丸さんのツッコミ。

 

ラジオブース内は間接照明なのでそれも眠気を誘う要因になっている模様。

「LDE……LEDで光量多めに照らしてくれると良いのに」と宇内さんは言うが、LEDが言えてないのはちょっとスイッチ切れすぎ笑

 

花粉症のトークから最近鼻うがいをしていると宇多丸さん。

お母様が昔インド人の方から鼻うがいを教えて貰った、そして片方の鼻の穴からもう片方の鼻の穴に糸を通してゴシゴシ洗い……

「流石ヨガの国」と宇多丸さん。そんな適当なコメントで良いのか笑

 

そして二人のトークは鼻毛や耳毛トークに。

「こんな話をする予定じゃなかった」

 

カルチャーニュース

元TBS常務鴨下新一さん死去

『不揃いのリンゴ達』等で知られる。

アトロクメンバーで以前社内で不揃いのリンゴ達を観る回などをやっていた。

キレッキレの演出の回のスタッフロールを見ると鴨下新一さん。

日本語に対する意識の高さも宇多丸さんは背筋が伸びる思い。

 

マンダロリアン

僕こと借りぐらしのナヲトッティのメール読まれる。

「宇多丸さん

こんばんは。
スターウォーザー希望の星『マンダロリアン』 に悲しいニュースが……


マンドーに味方するキャラ・デューン役のジーナ・ カラーノがルーカスフィルムをクビになったとのこと。


元プロ格闘家ということで身のこなしも非常に良く、 良いキャラあでっただけに非常に残念です。


続3部作のアレな感じがウソのように「面白いスターウォーズ」 を僕らに見せてくれたマンダロリアン。
その成功の立役者の一人の離脱ということで今後のシリーズ展開に 悪影響を及ぼさなければ良いのですが……」

 

“スターウォーザー”という言葉に馴染みがないようで笑っていた。

 

今までもSNSでの発言が取り沙汰されていた人物。ゴリゴリのトランプ支持者でセクシャルマイノリティへの攻撃的な発言が目立っていたり。

 

これからはキャスティングに当たってSNS健康診断が必要になるかも?

 

宇内さん、まだ『花束』観られていないとのことだがデート飯部の竹村さんと番組前に花束トークしたらしい。

すかさず「よりによってデート飯部の竹村さんと?!」とツッコむ宇多丸さん。

「自分の過去の恋愛遍歴と重なる部分もある」

「花束みたいな恋をしてから観ようかな」

 

トンボの気持ちさん

生放送だからこそ寝て良いんですよ。

「休みやすい戻りやすい、眠いときは寝て良い」そんな番組。

<これを読む宇内さんの声も何処か眠そう笑>

 

宇内さん:しっかりお勤めしますので、寝ません!

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ 伴野 智(アジアンドキュメンタリーズ代表/推薦ドキュメンタリー作品)

百四十四作品を公開しているドキュメンタリー専門チャンネル。

宇多丸さんも月額会員になったほどのハマりよう。

 

以前の特集では地球温暖化にちなんだドキュメンタリー紹介。

今回は医療をテーマにしたドキュメンタリーを紹介!

 

以前紹介して貰った作品がガツンときたという宇多丸さん。

昨年五月の初登場以来何度か登場してくれていたが、アジアンドキュメンタリーズが素晴らしい取り組みをしている。

今月いっぱい視聴料を日本赤十字社を通じ医療従事者への寄付に当てる。

月額会員990円の半額450円、無料会員で単品を購入された場合は450円全額を寄付!

アジアンドキュメンタリーズ、凄すぎ!

 

16本ある内まず出産をテーマにした作品『マザーランド 世界一いそがしい産科病院』

地球上で最も忙しい産科医といわれるフィリピンのマニラの病院。

一日平均60名の新生児誕生??!!

ピーク時には二十四時間以内に100名を超える新生児が!

 

ベッドも足りずお母さん同士でベッドをシェアしたり、未熟児がいても保育器が足りない、お母さん自ら新生児を抱いて体温で未熟児を温めるなどといった状況も。

中には経済的理由から赤ちゃんの誕生を手放しで喜べないお母さんも。。。

交通費すらなくて旦那が見舞に来られない貧困家庭、一度も診察を受けぬまま子を産んだら双子。貧しさから茫然とする母親……

 

しかし貧しくも明るくバイタリティに溢れた女性たちと病院スタッフ。

 「あなた子供何人欲しいの?」と聞かれた母親が「5人だけ」と答えたのが印象的だったという伴野さん。

 

宇多丸さん:ドキュメンタリーの作りがフレデリック・ワイズマン型で一切説明を加えない淡々と人物を撮るだけ。

 

伴野さん:カメラがふわふわと浮遊するように病院内のどこにでも飛んでいく。

 

宇多丸さん:この角度から映していいの?!と思ってしまう。

 

児童福祉をテーマにした作品

『ブラッド・ブラザー ノーカット完全版』。

 

伴野さん:日本初公開のとっておきさんの作品

 

宇多丸さん:こぉ〜れは凄かった……

 

主人公となるロッキーのことを誰もが好きになる。

明るく生きるHIVウイルス感染者の子供。しかし不意に偏見などが見え隠れする。

 

宇多丸さん:慰問に来る人々の「怖い」という気持ちが、食事を彼らと共にしないなどの行動に現れる。子供は敏感にそれを感じ取る。

 

伴野さん:そんな彼らに覚悟を決めてロッキーは接していく

 

宇多丸さん:ロッキーは複雑な生い立ちから、自分の人生の欠けた部分を事前活動で解消しようとしているところも面白い。

アメリカにいるときの心底嫌そうなロッキーの死んだ顔……

生きがいを見出しているのはここに打ち込むしかなかった彼の人生というのもある。

キリスト教の「聖人」と呼ばれる人も生きているうちは当然人間だった。

彼らが生きていたときはこんな人だったではないかと奇跡を目の当たりにした気持ち。

 

伴野さん:ロッキー自身子供達と出会えて幸せだといっていた。

 

宇多丸さん:宇内さんおすすめなので是非

 

高齢者介護をテーマにした作品

『徘徊 ママリン87歳の夏』

近所のちょっとした有名人となった徘徊をしてしまうお母さんとその介護をする娘さんをおったドキュメンタリー。

認知症の方と生きるとはどういうことかを描いた作品。

 

宇多丸さん:今回の伴野さんのチョイスはいずれも人間の生きる・人生を楽しむバイタリティ、その(楽しさの)読み替えのようだと感じた。

 

医療の行方というテーマから(日本初公開)

『妻として 母として 』

台湾作品。医学研究のために大学に遺体を提供する「検体」がテーマ。

最愛の一人の母、一人の妻の命の終わり方を描く。

最愛の人物の遺体を検体として提供することは医学の発展に寄与する行為だが、それをめぐる葛藤。

人は亡くなってもものではなくやはり人間なんだと気づくことができる。

 

 

マンダロリアン残念話

宇多丸さん:海外Amazonから身に覚えのない小包が。

「こわっ」と思って開けてみたらマンダロリアンのアートブックだった。

それが二冊目。

やってしまった。

書籍三冊ダブりもやらかしたことあり笑

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ Mime

 

■19:45-19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」枠 → Spotify presents ラジオ、できるかな?

 先週、clubhouseを話題にしたが10代20代のclubhouse認知が非常に高まった。

音声メディアの魅力に気づいてもらえたら。

ポッドキャスト時代ならではの疑問。

 

フカヒレラーメンさん

放送とポッドキャストに、作りの上での違いはあるのか

 

橋P:ポッドキャストは生放送のアーカイブという役割もあるが、ポッドキャスト専用コンテンツという側面もある。

 

宇内さん:アナはポッドキャストに出演できないので私も気になります。

 

宇多丸さん:本放送は時間が決まっている。PCはお尻が決まっていないんので基本的にはダラダラ喋り。

 

橋P:特にこの番組は本放送とPCを別途やっているので、差別化を意識している。

生放送だと「うっかり聞いてしまう人もいる」ということで映画のネタバレを避けている

 

宇多丸さん:内容的な違いはもちろん、喋りのモード、テンションの違いもある。

clubhouseっぽいね。音が出りゃラジオなんだよ!

 

橋P:PCでは事前にネタバレ全開ですよというエクスキューズをした上でそう言った特集をしている。

また、PCはイヤフォン環境で聴く人が多いことを考慮し、左右で別の音声を出したりして工夫している。

また、別冊(=PC)は台本が無かったり。

技術的な面で言うとBGMが出ないと言うところが。電話出演が昨今多いが、電話にはホワイトノイズが発生するのでそれを除去したり。

イヤフォンだとホワイトノイズが目立つので……

明日公開される別冊は自分の出演形態が特徴的。

リモート出演なのに音がいい。宇多丸さんよりも音がいいかも。

というのもプロ仕様のリモート出演機器を使っているから。

コムレックスのオパール。今週では西川美和監督の出演に使っている。

 

ja.fmuser.net

 

明日の別冊は観たら語り合いたくなる映画『花恋』。


■20:00~20:45頃
「ビヨンド・ザ・カルチャー」→どんなゲームでも早くクリアする「RTA(リアルタイムアタック)」の世界 by もか(RTA in Japan主催)、とよまな(どうぶつの森RTAプレイヤー)

Q:RTAにおいてここ十数年クラシックになっているのは?

A:1996年発売のスーパーマリオ64

 

Q:日本人が最速記録を先日塗り替えた。

スタッフがやったら10数時間でクリア。

その世界記録とは?

A(宇多丸さん):4時間?

正解→6分31秒

 

RTAとは?

ゲーム内の時間では無く、実世界での時間でどれだけ早くクリアできるかを競う。

世界的には「スピードラン」の名で知られ、競技人口約60万。

以前配信の同時視聴者数が15万人。

先日開かれたイベントでは日本円で2億円が集まる程の規模。

 

宇多丸さん:だれでもできる?

 

A:できる。マラソンと同じ。記録更新を狙う人もいれば健康のために走る人もいる。それと一緒。

ゲームを始めてからクリアするまでのタイムを計る。

「クリア」という概念のない『あつまれ どうぶつの森』では借金を返しきるまでをクリア地点に定めたり。プレイヤーがルール作りから関われる。

 

RTAサイトで一番プレイされているゲームはマリオ64。

自由度の高さ。スターを集めると最期のボスに挑めるという仕組みだが、スターを集めなくてもラスボスに挑めるような技が見付かったり。

日々色んな裏技が見付かっている。

 

Minecraftも人気。

 

宇多丸さん:オープニングでも言われてましたがムービーは飛ばすんですか?

 

とよまなさん:とばしますね。必要ないので

 

宇内さん:あつもりの他にプレイしているゲームは?

 

とよまなさん:ドンキーコング64、たまごっちのパーティゲームとか。

たまごっちを最終進化まで誰が一番早く持って行けるか。

 

宇内さん:それ64で出てた双六ゲームの奴ですか?

 

とよまなさん:そうです

 

RTA……ゼロ年代初頭に生まれる。

それまでもレースゲームなどでゲーム内の時間を競う遊び方はあったが、ゲームを起動してからクリアするまでのタイムを競うというスタイルを確立したのがこの年代。

大学内サークル「極限攻略研究会」が始祖。

コミケで攻略同人誌を頒布して活動を広めていった。日本発祥の文化。

 

サークル内でドラクエのクリア速度を競っていたのが最初と言われている。

最終的にはニコニコ動画の登場がムーブメントに大きな影響。

ゼロ年代初頭は動画をアップロードする術が無く、「00:00,○○をする」のようにテキストを投稿するスタイルだった。その投稿サイトが「アルティマガーデン」。

 

次にテキスト投稿がチャットというスタイルになり、リアルタイム性を増した。

 

昔はファミ通に自分のプレイ内容を送るというコーナーがあった。

90年代にはすでにタイムアタックを投稿するプレイヤーがいた。

 

とよまなさんはドンキーコング64の動画をニコ動で見つけてハマッた。

サンタさんに貰った思い入れの強いゲーム作品。「このゲームのRTAあるんだ!」と発見。

 

RTAは宇内さんもニコ動で何の違和感もなく触れていた文化。

 

日本生まれのこの文化。世界では任天堂が各地を周り、「ゲームを早くクリアしよう」というリアルイベントを実施。

また、アルティマガーデンのようにプレイ内容を投稿するサイトが生まれた。

 

RTAはゲームの魅力の再発見だ

クッパにさらわれたピーチ姫を助けるためにクッパを倒すまでが「クリア」の概念。

スタートボタンを押した瞬間がスタート、クッパを倒して出てきたコインに触れたタイミングがゴール。

ショートカット利用の有無でルールが違う。(100m走と800m走の違いみたいな)

 

ラスボスに挑むに当たって本当はスターが70枚必要。

しかし1枚もスターを入手せずにクリアする方法まで見付かってしまった。

 

段差で一定のリズムでジャンプし続けることで速度を「溜める」と言うバグを使い、本来越えられないはずの扉を超えることも出来るように……

 

全世界で愛好者が多いので、昨年だけでもかなりの数のバグ技が見付かっている。

 

宇多丸さん:今はオンラインでアップデートされるのが常だからバグが修正されてしまう

 

それを嫌ってオフラインで現行ゲームを楽しむ人もいるくらい

 

愛好者はバグが見つかることを「オフラインアップデート」と呼ぶ。

 

宇多丸さん:あつもりをRTAするとはどういうこと?

 

とよまなさん:あつもりRTAは「運」が最も大事。

いきものなどの収集、家具を売ってお金を得る……いずれも運。

 

最初の借金を完済するまでにとよまなさんが要した時間:最短は15分。

イースターイベントの卵を入手して売るのがポピュラー。

クリスマスの家具を売る、秋にキノコを売るなど色々な競技がある。

 

あつもりRTAは結構いる。かなり増えて30名に!

 

宇多丸さん・宇内さん:30名??!!少ない少ない!!

 

とよまなさん:プレイ開始時は1〜2といった人数だった。

 

あつもり発売日に2000マイルを最初に入手するまでを競おうとイベントを打ったところ50〜60名集まり盛況。

 

おすすめRTAソフト、注目プレイヤー

 

もかさん

おすすめRTAソフト:リングフィット アドベンチャー

身体的に早い人がゲーム上も早い訳ではないところが面白い。

負荷の高低の設定でルールが別れている。

 

とよまなさん

注目プレイヤー:オイルケンさん

スーパーマリオ走者

 

RTAの魅力

もかさん:世界の人と繋がれる

 

宇多丸さん:スケーターが街並みをフィールドとして読み替えるようで素敵なプレイの仕方。

 

とよまなさん:コンビニ行くのも散歩するのも、駅を歩くのも壁すれすれを歩いて最短ルートを考えている

 

モカさん:ストップウォッチとゲームがあれば誰でも出来る。

speed run.comで調べれば世界記録と自分の記録の違いがわかる。

 

とよまなさん:RTAのラジオを隔週金曜日に公開している。

#アルラジ で検索!

 

入試シーズンと言うことで、来週はあなたが見付けたオモシロ入試問題、難問珍問の投稿お待ちしてますとのこと!