映文計

映画と文房具と時計、好きなものから1文字ずつもらって「映文計」。映画のことを中心に日々綴っていきます。

時計アンテナ2022/08/03

最近、腕時計に再び興味が出てきた。

 

今僕はApple Watchを使っているが、Apple Watchを使い始めた理由は「プロダクトとして惚れたから」というよりは「ガジェットオタク的に使ってみたかったから」という側面が強い。

 

Apple Watchを買うのは時計シーンを追うことからの“アガり”だ」と言う人もいるけれど、僕はそんな背景もあって「Apple Watchを買ったから時計に興味を失う」ということにはならなかったようだ。

 

Instagramの広告で流れてきた時計の広告を見てまんまと時計への興味が再燃してきたのだった。

 

まんまと乗せられたな、と思う。

 

と言うのも、僕はInstagramで特に時計ブランドのアカウントをフォローしてはいなかった。そんな僕のストーリーズに流れてきたのはSTRANGER THINGSとコラボしたTIMEX

 

映画・ドラマの趣味からコラボウォッチの広告が流れてきて、その広告からTIMEXの公式ページにアクセスしたところ、他の時計ブランドの広告も僕のストーリーズに流れるようになった。

 

STコラボのTIMEXの次に興味を引かれたのはSTAR WARSコラボのCITIZEN

これがね、メッチャ良いのよ。

欲しい……

買っちゃおうかな……

 

そんな感じで最近はInstagramアルゴリズムが「あんた、これも好きなんじゃない?」と次々に時計の広告を投げかけてくるようになった。

 

時計に興味を持ち始めた頃と今とでは興味を引かれる時計も大分変わってきた。

そんな訳で、2022年の今僕のアンテナが反応した時計を以下に挙げていきたい。

 

TIMEX】Atlantis x Stranger Things TW2V51000

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(画像:公式サイトより)

www.timexwatch.jp

 

僕は今までTIMEXを一本も持ったことがない。

Instagram広告でこの商品の画像が回ってきて、バックライトを使うとマインド・フレイヤーのシルエットが浮かび上がる仕様に心惹かれた。

その後、商品全体を写した写真を見て「ちょっと俺の好みとは違うな……」と思ったのだけど。

 

 

Timex】80 x Stranger Things TW2V50900

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(画像:公式サイトより)

www.timexwatch.jp

 

今になってみると上のモデルよりもこっちの方が可愛いかな。

ただ、仕事で使うにはちょっとハズしすぎな気もするけど。

 

再び時計に興味を持つことになった要因の一つであるはずなのに、結局この二つのSTコラボモデルはどちらも自分の相棒に迎えるにはちょっと違うかなぁ……という感じなのが面白い。

 

 

CITIZEN】ATTESA shop Disney 1周年記念 CITIZEN Disney Collection CB5040-71A

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(画像:公式サイトより)

citizen.jp

 

あ、はい。優勝です。メッチャ良いです。

STAR WARSコラボモデルとあっちゃ黙っていられない訳だけど、そんな中でも最推しのR2-D2モデル。

もうね、食指が動かない訳がないのです。

以前は機械式以外はあまり興味を引かれなかったのだけど、機械式にこだわらず「良いものは良い」という判断を下せるようになって来た今日この頃。

 

以前SEIKOがSTAR WARSコラボウォッチを出したことがあった。

その時僕は「買うなら絶対機械式!」という意識に支配されていたし、何よりこのルックスに惹かれるものが無くて当時R2モデルを買うことは無かった。

 

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(画像:ヨドバシ.comより)

https://www.yodobashi.com/product/100000001001607882/

 

今回のCITIZEN ATTESAのR2モデルはカッコよくて可愛くて、とても惹かれる。

 

上のR2モデルをはじめとしたSWコラボウォッチ発売を知らせるSEIKOのプレスリリースはこちら。

10年前なのね……

www.seikowatches.com

 

プレスページ見てたらダースモールモデルの品番が「ダース・モール」になってるの見つけて笑っちゃった。

 

CITIZEN】ATTESA ACT Lineブラックチタン™シリーズ CC4044-53E

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(画像:公式サイトより)

citizen.jp

 

このブログで折に触れて言及しているTBSラジオの帯番組“アトロク”こと『アフター6ジャンクション』。

そのパーソナリティ宇多丸さんがATTESAのニューモデルを身につけてインタビューに応じているとラジオで聴いたため、すぐにページにアクセスしたのだった。

文章も全部読んで動画も見た。

僕はライムスターというラップグループが好きだから、というのを入口にこのラジオを聴き始めたわけではない。むしろこのラジオを聴くまでライムスターという存在そのものを知らなかった。

そんな僕は投稿が採用されたリスナーに届くステッカーや各種SNSの投稿で静止画の宇多丸さんは見たことがあっても動いている宇多丸さんを観たことはなかった。

 

よってこのインタビュー動画で動く宇多丸さんを初めて観たので、何だか不思議な感じ。

 

インタビューでも語られているとおり、宇宙開発技術を時計に転用したところがロマンがある。黒一色で多様な表情を見せるケースもブレスも格好良い。

www.mens-ex.jp

 

 

CITIZEN】NB1060-12L

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(画像:公式サイトより)

citizen.jp

 

メッチャ良い。

「銀箔漆文字盤」という言葉のもたらすワクワク感。

表情豊かな文字盤がとにかく美しい。

手に入れたらずっと文字盤を眺めてしまうんじゃないかな。

キンと研ぎ澄まされた時針と分針のシャープな切っ先も良いし、裏スケの洒脱さも良い。

3針にデイトというシンプルで丹精な顔立ちは上位ライン「ザ・シチズン」に通底したフィロソフィーを感じる。

実は僕は今までCITIZENにそれほどアンテナを張っていなかったのでCITIZENに裏スケのイメージが無かったんだけど、綺麗だなぁ。

性癖ブッ刺さり案件。

 

 

【CASIO】G-SHOCK GA-B2100-1A

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(画像:公式サイトより)

www.casio.com

 

G-SHOCKはアナデジを一本持っているけど、海外出張でお気に入りの時計を紛失するのが怖くて安さを重視して購入した。

そんな訳で今のG-SHOCKは滅茶苦茶気に入っているわけではなく、スピードタイプに買い換えようかなと思いつつ何年も経過。

 

もうデジアナ/アナログのG-SHOCKは要らないかなぁとか思っていたけど、これは格好良い。

5色展開している中でブラックボディに赤い差し色の入ったこいつが一番気に入った。

 

この記事で提案されているように、ブルーシャツにイエローのモデルって言う組合せは抜け感があって良いなぁ。夏って感じ。

www.mensnonno.jp

 

 

【CASIO】G-SHOCK GM-B2100BD-1AJF

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(画像:公式サイトより)

www.casio.com

2022年8月の新作。

前出のGA-B2100-1Aと同じ2100ラインのメタルバージョン。

このモデルを知ったのはこちらの記事がきっかけ。

 

www.itmedia.co.jp

 

この記事の一枚の写真に完全に心奪われた。

ギラリと輝くブラックメタルのボディに妖しく光るイルミネーターの輝き。

滅茶苦茶格好良い。

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(画像:上記IT mediaの記事より)

 

GA-B2100-1Aと比較してみる。

(画像:CASIO公式サイト、IT mediaより)

点灯時、液晶がブラックバックなのが非常に効いているなぁと思う。ホワイトバックにイルミネーターの光が差しているよりも、ブラックバックにイルミネーターの光が差している方が格好良いと感じる。

 

ただなぁ……8万はちょっと高いかなぁ……

 

 

【LONGINES】MASTER CORRECTION L2.673.4.92.0

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(画像:公式サイトより)

www.longines.com

青文字盤が好きなので広告で流れてくるとつい目に留めてしまう。

LONGINESらしい端正さが際立つ一品。

今まで挙げてきたモデルとは大分価格帯が異なる。

 

僕の中ではLONGINESといえば3針時計。

 

父親の務める会社は永年勤続表彰として父親の数年前の代までは金銭的なアレがあったのだけど、突如としてカタログギフトによる物品支給に。

父親が残念がりながら「物として貰うなら……」とカタログから選んだのがLONGINESのペアウォッチだった。

その腕時計が黒い革ベルトに白の文字版の3針モデル。そして、僕はその時初めて「LONGINES」というブランドを知ったのだった。

「ロンジネス?」という母親。知っている単語から「ロンギヌスじゃね?」という僕。もう10年以上前の話。

 

そんな訳で僕の中のLONGINESは3針ドレスウォッチのイメージなんだけど、後に時計に興味を持ち始めて色々調べてみたところ、実はスポーティなモデルも結構あるのだと知った。

 

前段がやたら長くなったけど、L2.673.4.92.0。

クロノグラフムーンフェイズ。文字盤に機能が増えれば増えるほどエレガンスから離れていくものだと思うけれど、このモデルは機能が満載なのに上品さを損なっていないのが素晴らしいなと思うポイント。

 

ゴチャメカなのにエレガンス!

このバランス感覚はドレスウォッチ作りに真摯に向き合ってきたブランドにしか出し得ないものだと思う。

 

 

【LONGINES】LEGEND DIVER L3.774.4.70.2

(画像:公式サイトより)

www.longines.com

 

LONGINESはパイロットウォッチの雄というイメージが強いので、「ダイバーズ作ってたんだ」という意外性がまず大きかった。

また、上に挙げたエピソードからLONGINESは優等生なイメージがあったので、NATOストラップというのも僕の中では意外だった。

 

このモデルは文字版のグレーのグラデーションが美しい。

ケースの仕上げの美しさとフェイスデザインの美しさから、スポーティさと上品さが同居した佇まいはなかなか他に例を見ない。

 

公式ページの真正面の画像を見るとそんなに……な印象を受ける一方、こちらの記事のスタイリング例を見ると滅茶苦茶格好良い。

 

mens.tasclap.jp

 

(画像:上記tascrapより)

 

実際に着用してこそ映える時計ということだろうか。

腕時計は極めて実用性の高い装飾品だと思うので、HPで時計単体の画像を見るよりも誰かが身に着けている様子を見た方がグッと来ると言うのは寧ろ最高の誉れと言えるかも知れない。

 

TIMEX】Q TW2T80700

(画像:公式サイトより。以下同)

www.timexwatch.jp

 

実はこちらは最近Instagram広告に影響されて欲しくなったのではなく、大分前から気になっていたモデル。

Tweetを遡ってみたら2020年5月に欲しいと呟いていた。

 

ペプシベゼル」と言えばROLEXのGMT-Master。

しかし、もともと高かったROLEXだけど最近はもう庶民には手が出ないくらいの値段になってしまった。

 

こちらはTIMEX Qということで、TIMEXブランドらしい誰もが手に入れられる価格帯。

しかも、滅茶苦茶キュート。

 

公式サイトの商品イメージを見てみるとアメコミタッチの背景と共に紹介されていて、この演出が本商品のポップなイメージとマッチしていて素敵。

オールドスクールなアメコミの表現手法を、アメリカの庶民派ウォッチブランドの代表選手たるTIMEXの商品紹介画像に採用するというアイディアそのものがもう優勝でしょう。

 

横からの画像を見ると巻ブレスなのが分かる。

コマはムクの方が好まれるのは勿論だけど、低価格帯の商品なのでコストの関係から巻ブレスが採用されているのは無理からぬことでしょう。

 

ベルト交換するのも一つの手かも知れないけど、TIMEX Qは巻ブレスをそのままにした方がチープさを含めてポップなアイテムを身に纏っている感じが出て良いんじゃなかろうか。

 

 

過去の自分を省みる意味でも書いてみると、時計好きには「機械式にあらずんば時計に非ず」みたいな人とか、「自社ムーブ以外は邪道」、「ETAポンとか有り得ん」とか、色んな意見の人がいる。僕もこだわりもとい思い込みは激しい方だった。

 

でも、色々な拘りじみたものを無くした結果、小さなことに拘泥していた時よりも最近の方が自由に時計シーンを眺められるようになった。

 

時計の好みなんて、人の数だけ正解があって良い。