映文計

映画と文房具と時計、好きなものから1文字ずつもらって「映文計」。映画のことを中心に日々綴っていきます。

スタジオジブリ最新作『君たちはどう生きるか』インタビューを求めて彷徨った先に、文房具沼があった

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『君たちはどう生きるか』のインタビューが載っているという雑誌”SWITCH”を求めて書店に行った。


富山は他の都道府県よりも本の発売日が遅い。
SNSで話題になった本を求めて書店に行くと「明日/明後日の発売です」と言われることになるので、必ず店内の端末で本を検索してから買うようにしている。

 

昨日も端末で検索をかけてみたところ店内に在庫があるとのこと。
しかし、該当の売り場をどれだけ探しても見当たらない。

夫婦で探しても見つからなかったので、たまらず店員に尋ねてみた。


すると、「端末には発売中と情報が出てしまっているが、バーコードの不具合により現在販売ができていない」とのこと。

 

(帰宅後SWITCHのTwitterアカウントを調べてみたら、なるほど確かに)

 

取り置きは可能と店員に言われたので、名前と電話番号を書き残して、販売可能になったタイミングで連絡をもらうことにした。

 

その際、店員から手渡されたペンを見て僕は驚いた。そのペンがLAMY 2000の4色ボールペンだったからだ。

 

対応してくれたのは大学生くらいの青年。
そんな彼の私物なのかと思っていたが、研修中の身なのか取り置き対応を先輩店員にスイッチして、他の客の会計対応にいってしまった。僕の手にはボールペンが握られたままだ。


「こんな場所でこんな品に出会った」という驚きと、「こんな値の張るボールペンを放置していっちゃって大丈夫?」という驚きをダブルで食らった形。

 

以前もこの書店でペンを借りて予約や取り置きをお願いしたことはあるけれど、その際はJETSTREAMやブレンと言った一般的なペンだったはずなので、お店の支給品ではないと思うんだけどなぁ。
なかなか良い趣味を持った書店員がいるものだと思い、この書店をもっと好きになったのだった。

 

僕自身「いつか買おう」と思ったまま10年くらい購入できていないのがこのLAMY2000というペンなので、たまに行く書店にこのペンを持った店員がいるなんて驚きだ。

 

LAMY2000は1966年という半世紀以上前に生み出されたとは信じられないくらい美しいデザインをしたペンだ。

LAMY 2000 4色ボールペンlamy.jp


その上、4色ボールペンの他に、揃いのデザインで万年筆、ボールペン、ローラーボール(いわゆる水生ボールペン)、ペンシル(いわゆるシャーペン)が展開されているというのも所有する喜びを高めてくれる。

 

僕はこのペンをrethinkstoreのリムペンスリーブで持ち歩くのが最も格好いいと思っている。

リンク先のリムペンスリーブの商品ページを見て欲しい。

Lim Pen Sleeve Nebbiarethinkstore.jp

 

3つのクリップ部が顔を揃えてこちらを向いている美しい様は壮観だ。

LAMY2000はバウハウス思想が結実したようなプロダクトであるだけに、リムペンスリーブの「要求される機能が必然的にプロダクトの形を導き出した」という佇まいと堪らなくマッチするのだと思うし、rethinkstoreの側もそういったフィロソフィーの共通性を感じるからこそ商品紹介写真に他ならぬこのペンを選んだのだと思う。


このペンケースの存在を知った記事を見返してみたところ、当時のリムペンスリーブの価格は税込み9,975円らしい。

今は15,180円なので、1.5倍に値上がりしている。

うーん……世知辛い……

allabout.co.jp

 

LAMY2000も、僕が文房具に興味を持った頃は10,000円の税別だったはずなので、公式サイトを覗いてみて13,200円(税抜12,000円)という価格表示に慄いている。

こちらも1.2倍の値上げである。

 

 

スタジオジブリ最新作に関連したインタビューの載った雑誌を求めて書店に行ったら、大好きな文房具に脳をハックされた。

予期せぬ出会いと刺激があるから、リアル店舗は楽しい。

 

なお、今朝早速「注文の品が入荷されました」というショートメッセージが届いた。

対応が早くて助かる。

 

書店員の反応は「在庫はあるけどバーコードの不具合で売り場に出せない」というニュアンスだったが、ショートメッセージでの連絡は定型文なのだろう。