映文計

映画と文房具と時計、好きなものから1文字ずつもらって「映文計」。映画のことを中心に日々綴っていきます。

実際に時計を見ることでしか得られない栄養素がある/時計アンテナ2023/07/31

先日、セイコーウォッチサロンに行ってきた。

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その理由はこちらの試着キャンペーンの存在を知ったから。

www.seikowatches.com

 

KING SIKO、PROSPEX、ASTRON、PRESAGEのいずれかのモデルを試着するとキャンペーンの参加資格を得られ、店員にもらったカードのQRコードを読み取って応募するという内容のキャンペーン。

 

残念ながら本日7/31が最終日なのでこれを紹介してもキャンペーンに参加することはできないんだけど、時計店に行くのは楽しいのでこのエントリを読んで興味を持ったら是非時計店に足を運んでみてほしい。

 

 

SBDL085

https://www.seikowatches.com/jp-ja/products/prospex/sbdl085

 

実物を見て一番評価が上がったのはPROSPEX SPEEDTIMERのSBDL085。

パンダカラーのこの子が滅茶苦茶可良かった。

www.seikowatches.com

 

実はこのモデル、僕はお店を訪ねる前から認知していた。それはこの記事を読んだから。

www.seikowatches.com

 

坂口憲二さん、好きなのよ。

俳優業を休止されてコーヒー焙煎士を始めたということは知っていたんだけど、最近俳優業を再開されたみたい。

 

前回ATTESAの電波ソーラーモデルを購入したので、僕としてはもう機械式以外の時計は要らないかなと思っていたんだけど、これには惹かれてしまった。

39mmのケースサイズも腕にしっくり馴染むし、白と黒のコントラストが非常に視認性も高くて見やすい。

 

SBDL097

https://www.seikowatches.com/jp-ja/products/prospex/SBDL097

 

今や完全に人口に膾炙した感のある青文字盤。

青ベースに赤の差し色が眩しいペプシカラーのベゼルが良い。実物は発色も良くて非常に見栄えが良かった。

41.4mmのケースサイズは現代のメンズウォッチにおいては一般的なサイズ感だし、良いんじゃないでしょうか。

 

SBDL103

https://www.seikowatches.com/jp-ja/products/prospex/sbdl103

一つ目に紹介した085のカラバリ。

黒字にミントグリーンの差し色というなかなか見ないカラバリが出るくらいなので、このモデルが結構売れているであろうことが伺える。

 

全体が黒い中でミントグリーンの蛍光塗料が売り場で非常に目立っていた。

誌面で見るよりも実物の方が良い感じだった。

 

売り場で店員さんと話したこと

店員さんと話をして知ったことがあったのでここに書き記しておく。

ただし、あくまで僕の出会った店員さんの見解であり、SEIKOの公式見解ではないので注意されたし。

 

「ASTRONって最近は結構シンプルなモデルも出てるんですね」

ASTRONは僕が時計に興味を持ち始めた少し前に「GPSで世界中で時刻合わせができる!」と話題になった時計。

その頃はデカ厚ブームの只中似合ったこともあり、非常に大きくて分厚くて全然僕の好みではない感じだった。

しかし、売り場を見ていたらASTRONブランドでシンプルな三針モデルも出ていると知った。

www.seikowatches.com

 

そこで「ASTRONって最近は結構シンプルなモデルも出てるんですね」と話しかけたら、「実は……」と店員さん自身の考えを話してくれた。

 

曰く、SEIKOは現在BRIGHTZのラインナップを縮小させてASTRONに注力しているらしい。

BRIGHTZの主力は10万円前後の電波ソーラー。ASTRONは以前は15万円(税別)〜というイメージだったが、12万円(税別)からモデルを用意している。

そうすると両者の価格帯が近接してしまう。

 

そうすると、顧客は「似たような価格帯ならBRIGHTZよりASTRONかな」という心理が働くだろうというのだ。

また、旦那さんが奥様に時計をねだる際、ASTRONが大谷翔平選手を広告塔に起用しているという点も有意に働くというのだ。「あの大谷のモデルが欲しくて……」と言うのが購入の最後の一押しになるケースは確かにありそうだ。

そんなわけで、SEIKO社はASTRON押しなのだろうと言うのが店員さんの考え。

 

両ブランドで使われている技術も比較的近いので、内実はBRIGHTZに近いASTRONブランドの商品というのもありそうだ。

 

「SEIKO 5の国内販売に関して」

SEIKO 5といえば街中の個人経営の小さな時計屋さんに15,000〜20,000円くらいで逆輸入の商品を売っていると言うのが10年ぐらい前の常識。

今は逆輸入ではなく、正式に日本の商流に乗せて販売するようになった。

 

逆輸入商品は当然日本のSEIKOのアフターサービスを受けることはできない。

にもかかわらず、「お宅、SEIKOのオフィシャルショップなんでしょ?この時計何とかならない?」と相談に来るお客さんが結構いたらしい。

 

よって、アフターサービスを提供できる今の販売形態は時計店としてはありがたいんだとか。

 

逆輸入商品がアフターサービスを受けることができないのは当たり前のことなので、店舗に相談するというのは正気を疑うが、店員目線で言うとそうなんだなと思った。

 

ちなみに今の価格帯のSEIKO 5には魅力を感じないんだけど、この色は非常に良いなと思った。

災害級の暑さが続く昨今、気分だけでも涼しくしてくれそうだ。

www.seikowatches.com

 

 

前回:

eibunkeicinemafreak.hateblo.jp

 

関連:

www.therisingsuncoffee.com