映文計

映画と文房具と時計、好きなものから1文字ずつもらって「映文計」。映画のことを中心に日々綴っていきます。

4/1アトロク 

■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 新規リスナー歓迎企画!番組を聞いてて分からないことは?出演者が回答

みりりんさん

初回放送から聴いているサイレントリスナー。

番組スタート時の「アフター」の先陣を切るのは宇垣さんくらい。

他のパートナーも頑先陣を切ってほしい。

 

宇多丸さん:日比さんは「いやだ!私はシックスが良い!」とはっきり言っていた。

パートナー陣に是非「アフター」を言って欲しい。

宇内さんもYouTubeでは責任を持って自分メインでやってるじゃん。タカキも言ってたよ

 

宇内さん:タカキさんよく見てんなぁ〜

 

宇内さん:では、改めまして

私の方から、言わせて、いただきたいと、思って、おります

アフター

宇多丸さん:シックス

宇内さん・宇多丸さん:ジャンクション

 

宇内さん:TBSアナウンサーの宇内梨沙です。TBSはTokyo Broadcasting Systemの略でして

 

宇多丸さん:昨日前番組が終わる時の思い出話をした。

最終回に曜日パートナーが来てくれたが、その時は宇内さんの記憶が殆どない。

それなのに今や番組中に寝そうになるまでに成長した

 

宇内さんってどんな人?

中学時代は男を率いてとなりの学校に喧嘩をふっかけに行きました、って言うことにしとこうかな

 

宇多丸さん:そんなこと言うと信じられちゃうよ?

ニックネームは、梨ー沙る☆うなポン♪ 。これは何ででしたっけ?

 

宇内さん:宇多丸さんが火曜パートナー宇垣さんと名前を間違えることが頻出。

そこでリスナーからあだ名を募り、決まった。

ドラえもんがすきなのでドラえもんリスペクトで「梨ー沙る☆うなポン♪ 」

 

宇多丸さん:字面だけで楽しそうで、宇内さんの人となりがよく現れたニックネームで良いですよ。

後はゲーム好きということで最近YouTubeチャンネルも始めたと言うことで。

僕も出演したので宇内さんをよく知りたい人はこちらも是非。

 

アトロクの各SNSの働きに関して

宇内さん:LINEは「アフター」と入力すると「シックス!ジャンクション!」と返ってくるので寂しい人はやってみてください

 

<試しにやってみたら……本当だった!>

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ニックネームうなぽんの理由

宇多丸さんがプレゼントしたモデルガンがリーサルウエポン劇中でメル・ギブソンが使用している銃つったからでは?というリスナーメール。

しかし宇内さんは順序が逆では無いかと反論。

 

エイプリルフールの起源について

起源は全くの不明とのこと。

 

宇多丸さん:でもどのメディアが広めたとかはあるんじゃないの?僕が知ったキッカケはやっぱりドラえもん。

 

宇内さん:あ!ウソ800!

 

宇多丸さん:そうそう!「四月バカ」なんつってね

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ アフター6ジャンクション入門・素朴な質問集

今回はカルチャーニュースをお休みしてアトロク番組内で登場する用語の紹介。

 

不貞寝オヤジさん

宇内さん:待って私今「不貞寝オヤジ」って呼び捨てしちゃったwww普段はさん付けしてるのに……「目玉おやじ」みたいなノリで言っちゃったwww

出演者の語り口からはラップとヒップポップが同じように使われているように感じる

 

宇多丸さん:ラップは歌唱の技術。

ヒップポップは1970年代にブロンクスで生まれたBボーイ文化やDJ文化などの複合体。

ヒップポップ文化のジャンルの中にラップが内包されている。

ただラップミュージックをヒップポップと称することもあるので、そこは文脈で判断していただければ。

辞書的な意味としてはヒップポップはカルチャー、ラップはミュージックと考えれば良いかと。

僕が「ラップ」とだけ言うときはヒップポップという要素を排除する意識が働いていることが多い。

とは言え是是非非、文脈に応じてということで!

 

宇内さん:でも凄く整理されました!

 

宇多丸さん:今もゴニョゴニョしてしまった部分があるように、専門家でも揺れ動く概念なんです

 

宇内さん:DJミックスとリミックスの違いは?

 

宇多丸さん:DJミックスは色んな曲が続いていく。

リミックス=違うバージョン。

メガミックスは一曲の中にいくつもの曲が重なっている(3分間の中に100曲が入っているような)感じ。

 

宇内さん:メガミックスの曲をDJプレイすることはありますか?

 

宇多丸さん:メガミックスは要素が詰まりすぎてて、それはあまりしないかな

 

季節の変わり目ソルジャーさん

宇多丸さんがよく使う「ヴァイブス」が分からない。「雰囲気」と同じような者?

 

宇多丸さん:僕が「ヴァイブス」というのはある種のパロディ的なもの。「雰囲気」と考えて貰って良い。

 

宇内さん:ラジオエキスポの後に中華料理屋さんで飲み会をしたとき、恋愛談義に。その時私が「恋愛は「フィーリング」だ」と言ったら宇多丸さんは「「フィーリング」じゃない!「ヴァイブス」だよ!」と言っていたんですけど

 

宇多丸さん:それはもう、言い掛かりです笑

ヴァイブスは波。

 

宇内さん:陽の方向の言葉なんですね

 

宇内さん:一つ分かったのは「陽に向いてる」

 

宇多丸さん:そう!Yo!

 

宇内さん:Yo!Yeah!

 

キラキラ星さん

ラッパーなのに宇多丸さんが映画に詳しいのは何故?前番組「タマフル」とはどんな番組?

 

宇多丸さん:映画に詳しいラッパーもいる、ということ。ラッパーになる前から映画に親しんできた。

雑誌でもカルチャー紹介なんかをしていたり

 

宇内さん:宇多丸さんが一番映画評論家として手応え感じたのはいつですか?

 

宇多丸さん:『私は貝になりたい』の映画評でギャラクシー賞とったのが一番かな?

 

宇内さん:二つ目、タマフルってどんな番組ですか?

 

宇多丸さん:この番組の宇多丸要素を煮詰めた番組

 

面取りさん

錦糸町の盆踊りで宇多丸さんにインタビューを受けた。

その時「○○と言わねばならぬのが現状」と言ったが、それの元ネタは?

 

宇多丸さん:早稲田のギャラクシーという同好会でブラザーズ&シスターズというジンを出していた。

その時細田さんという先輩がかなり入り組んだですます調の文章を書く人だった。

素人の同人誌なので、根拠も弱い。そんな時細田さんが「○○と言わねばならぬのが現状」という文体を用いていた。それをライムスター内でパロディとして使っていた。

類するものは「事実上」。

 

こういう不明な用語はいつでも送ってくれたらオープニングトークなどで答えていくのでまた送ってね!

 

のとりのうぐ

「打ちに行く」とは?敢えて自ら食らいに行く?

 

宇多丸さん:多分合ってる。

ブラストコールの音楽評論が初出。

「そういう感慨に陥るのが分かっているのに敢えて行く」。ある感情になるのが分かっているのにバットを振るイメージ。

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ 土岐麻子

 

 

■19:45-19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」枠 → Spotify presents ラジオ、できるかな?

 

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンド・ザ・カルチャー」→ 「歴史の中の嘘」とは? by 原田実(偽史研究者)

宇内さん:「士農工商」とか今の教科書には載ってないらしいです。

私、士農工商世代ですよ!

 

歴史の世界では過去の当たり前が覆ることも。

歴史に向き合うことは歴史の「ウソ」と向き合うこと。

エイプリルフールの今日、偽史に向き合う特集で原田さん出演。

 

偽史とは

ねつ造された根拠、既に否定された根拠に基づいた歴史

 

偽史研究に至った経緯

中学高校まで遡る。

古代史ブーム、オカルトブームがあり、それに携わる部分を深く調べるようになる。

空飛ぶ円盤、後のUFOなど。

「こう言う物が真実なのだ」と思って調べてみると、根拠自体が成り立たないと言う物ばかり。

「古代人の技術では作れるはずがない」と言われる建築物が当時の技術で十分建築可能であると判明したり。

 

国家の根幹に関わるところに偽史・偽書が絡むこともある。

そんな事実を地道に指摘し続けることに意味がある。

 

教科書に載った嘘

江戸時代、士農工商という身分制度はなかった。

古代中国の書物に出展がある。士農工商は「市井にいる人」という意味でしかなかった。

江戸時代においても同じ意味合い。

しかし士=武士という支配階級を表す言葉だった。

明治時代で全員が平等であると言うことを表すために「士農工商平等」が叫ばれた。

市民の平等を謳ったこの言葉。

江戸時代において支配階級だった士が入っている=「士農工商平等」は江戸時代に「士・農・工・ 商」に分けられていた各身分階級を平等に正す物だ、という意味合いに時代を遡って誤読された。

 

慶安の御触書

慶安年間に幕府が発布したと言うこと自体が誤りであると判明した。

1990年代に山川先生が幕府の正史とされる書物を調べ上げた。

(正史=偽史の対義語では無い。その時の為政者が記した歴史という意味合いでしかない。)

山川先生が「慶安の御触書」のテキストを遡ったところ、そんなに古い物でもなければ幕府の出した物でもないと判明。

甲府の有力者が「正しい農民の在り方」を著したにすぎない書物だったが、広まる過程で「政府の発布したものだ」という誤った認識が広まり、幕府も後にこの御触書を正式採用したことから偽史として長く信じられることとなった要因。

 

宇多丸さん:偽史だった、嘘だったと分かるのはどんな瞬間?

 

原田さん:元の根拠を辿っていくこと。辿っていくと論拠がなくなる。そうするとそれは嘘、となる。

 

偽史に基づいた観光地

偽史に基づいた観光地も日本各地にある。

自分が書いた物を本物の古文書だとして売りつけたり貸し出したりして生計を立てていた人がいる。

村に作った借金のカタとして預けた偽の古文書を、文字お越しして村史の資料編として発行してしまう。

村史の古文書=実際の取材に基づいたものに違いない、と信じてしまい、創作物の元ネタに。

 

宇多丸さん:前後逆になっちゃってるんですね。

取材に基づいたから村史に書かれている、ではなく「村史に書かれているから正しい」となってしまっている。

 

『東日流外三郡誌』(つがるそとさんぐんし)は偽史自体が面白いから、それに基づいた観光地も出来てしまう。

アラハバキ族の話、安藤水軍などなど。

安藤水軍はもともと創作が元ネタ。

歴史家の中には「水軍は存在したかも知れない」くらいのことを唱える人はいたが、しかし『東日流外三郡誌』が出たことでそれが史実であることを補完する物だと思われてしまう。

それに基づいて観光名所も作られてしまい、否定できない状態に……

『東日流外三郡誌』(つがるそとさんぐんし)でアラハバキ族は遮光器土偶を祭っていたと書かれる=ゲーム『女神転生』では遮光器土偶を象ったアラハバキというキャラが出て来たり……

 

江戸仕草

原田さんが偽史であると判明させたもの。

教科書やCMに採用されていた。

狭い路地で傘をさして擦れ違うときは傘を傾ける、など基本的には良いマナーを謳ったもの。

しかし電車の座っているときに中で人が乗ってきたら腰を少し浮かせて譲りましょう……など、江戸時代の風俗には合わない事も沢山。

 

しばみつあきら と言う人が提唱。経営コンサルタントのはしりのような人。

自分を「江戸時代の文化の体現者」だと信じていた。

コインロッカーベビーをあつめ、江戸仕草に基づいた教育を施すことでエリート集団を形成しようと目指したり。

狭いところでのみ流通していた概念だったが、1991年に転機が。

こしかわれいこ さんがしばさんに弟子入り。

こしかわさんはアメリカにおけるネイティブアメリカンの社会運動を研究していた。

ネイティブアメリカンの長老に当たる人物が日本にもいるのでは?と思い、日本の先住民族という立ち位置として江戸っ子がフォーカスされる。

しばさんに弟子入りしたこしかわさんとのキャッチボールで江戸仕草のディテールが出来上がっていく。

 

江戸時代誰もがやっていた仕草なら何故今廃れているのか→「江戸っ子狩り」が行われたから→薩長が江戸に出て来て江戸っ子狩り。本来の江戸っ子は田舎に落ち延びて隠れ住んでいたんだ。江戸仕草に関する文献が一つも残されていないことがこの弾圧が徹底されたものであることを物語っている!と吹聴

 

学校教育や企業研修に草の根的に根付いていってしまう。その発露が2000年代のテレビCM。

そして自民党のシンクタンク的な立ち位置の人が目を付け、「日本人は先人達からして偉大な民族だったのだ」というイデオロギーと合い、江戸仕草を持ち上げることに。

そして文科相作成の道徳教材にも採用されることに……

 

宇多丸さん:原田さんの著書では、教科書作成に携わった人がこのことを反省しているのが印象的だった。

 

シオンの議定書

ロシアが行ったユダヤ人弾圧の正当性を担保するために書かれた偽書。

ユダヤ人の長老達の会議を文字に起こした物、という体裁。

ユダヤ人が如何に金融や情報を牛耳るか、ということを書いた物。

 

宇多丸さん:ユダヤ人は弾圧されていたから金融や報道以外生き残る道がなかったと言うことなのに

 

原田さん:英語圏で拡がり始めた早い時点でイギリスでこれは偽書であるという報道が成された。

しかし、その批判こそ偽りであると考える人がいた。

 

宇多丸さん:メディアを牛耳てっるのはユダヤ人だから、メディアが嘘だと否定しているということは本物だ!と考えちゃうんですね……

 

原田さん:ハワード・ヒューズの翻訳本を読んでいたヨーロッパの人の中にアドルフ・ヒトラーがいた。

一冊の偽書が大量虐殺を招くことに……

 

偽史に惑わされないために

それが嘘だと判明した時点で地道に「嘘だ」と言い続けるしかない。

オウム真理教ももっと早い時点でそれを言うことが出来れば最悪の事態は回避できたはず。

 

お知らせ

著書多数。

『疫病災害と超古代史』

『偽書が揺るがせた日本史』

『捏造と日本史』などは今日の特集にも深く関わる。

『江戸仕草の終焉』も。

 

来週は「ガチ農家から見たシン・エヴァンゲリオン特集」!

ラジオできるかなで見出された才能、「営農とサブカル」のジョンさん登場!

3/31(水)アトロク

■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 番組への素朴な質問回答

「ナーメテーター」の由来

2013年、タマフルで出来たコーナー。

ランボーと願望にちなんで「ガンボー」というコーナーも。

ナーメテーターのコーナー第一回の礼として宇多丸さんが挙げたのが『探偵!ナイトスクープ』。

「関西では人気なんでしょう?」くらいの受け取り方だった。

雑誌編集者からオススメされた回を観たら泣くわ笑うわの大傑作番組だったと気付いた、というのが始まり。

日比さんが初めて「ナーメテーター」の言葉に触れたのは『イコライザー』のマッコールさん。

これは「舐めてた相手が殺人相手だった作品」特集で、この概念とナーメテーターを混同していたところも。

 

宇多丸さん:三周年そして四年目も元気に生きたいと思いますアフター!

日比さん:シックス!

宇多丸さん・日比さん:ジャンクション!

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ 宇多丸アイドルソング時評 with 森田秀一(BUBKA)

 

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ UNCHAIN

 

 

■19:45-19:55頃
新概念提唱型投稿コーナー → シアター・一期一会

 

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンド・ザ・カルチャー」→ 祝・1周年!帰ってきた しまおまほのラジオ・エキスポわっしょい2021

打ち合わせ風景がオンエアされてスタート。しまおアワーの独りよがり感に皆飽きているのでは?と反省するしまおさん。

ここで新装開店という気持ちでコーナーを一新?

2/22解散を発表したダフト・パンクのGet Luckyが流れてコーナースタート!

 

しまおさん:前番組で風水的に室内にサボテンを置かない方が良いということを言われ、以来サボテンを室内に置いていない。

また、4年前の本日3/31に前番組タマフルが終わる際に貰った花束は今も押し花にして取ってある。

タマフルが終わり、花束を受け取ったその後、生理が来て「終わりがあれば始まりもある」と思った

 

宇多丸さん・日比さん:(絶句)

 

ムービーウォッチウィメン散歩

『花束みたいな恋をした』の舞台を散歩。

「ここ、子供の保育園のソリ合宿の集合場所だ」、「知ってる接骨院が」、「明大前の100均は品揃えが良い」など、映画への思い入れゼロのロケ地探訪が続く笑

 

構成作家こがわあゆさんを「あゆぼう」と呼ぶしまおさんに「初耳なんだけど」と笑う宇多丸さん。

「新装開店だから」としまおさん笑

 

二度目のロケ風景では「作中、二人の恋愛が偶然に依拠し過ぎている」、「麦君が憧れの先輩(=卯内さん)と出会絹ちゃんがやきもちを焼くのが早すぎるのでは等と思いながら作品を観ていた」などの感想も。

 

しまおさんが通っている「昭和ライクで更衣室もなく、半ケツを晒したおじさんの姿が見える」整骨院近くに巨大な2mくらいの『猿の惑星』のモニュメントのある民家が。

しまおさんと同年齢の整骨院の先生に「近所に『猿の惑星』のモニュメントあるの分かります?」と訊くと「『猿の惑星』って何ですか?」というまさかの反応。

そこで作品説明を求められ、概要説明をした際に「普段宇多丸さんが如何に大変なことをしていたかが分かった」とのこと。

 

しまおさんのご友人小田島等さん/阿佐ヶ谷VOIDオーナー

(スポショイを聴いて)「凄かったね学級崩壊っぷりが」と一言。言い得て妙!笑

小田島さんより、カルチャーニュースとして4/1からスタートするしまおさんの個展について。

エッセイ集「家族って」発売記念 しまおまほ個展 『MAHO21』 – VOID

しまおさんのテストの答案などが買える??!!

 

そのほか幼稚園のこと作ったお面、ゴリコの原画などなど。

 

宇多丸さん:しまおさんの原画買おうかな

 

コーナーのラストに

宇多丸さん:途中下ネタ……じゃないけど

 

しまおさん:あ、生理が始まったという話?

 

宇多丸さん:そうそう。それが流石話の構成が上手いなとちょっと感心してしまった。

 

28スタジオの由来

宇垣さん28才の誕生日にしまおさんが二八蕎麦を打ったことに由来するby宇多丸さん

 

宇多丸さん:今回のしまおさんの語りだけしか知らない人がしまおさんの文章読むとビビるよ?!かなりの美文家だからね?

 

 

3/29(月)アトロク 781回

■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 最新カルチャートピックス

「アトロク」という略称の誕生について。

いとうせいこうさん出演時に“after”を「後=アト」に読み替えた「アトロク」という略称が決まった。

「ターロク」「アフロク」よりもこっちの方がしっくりくる!ということで。

こんな感じで番組内に出てくる専門用語に関して質問を寄せてください!

今週の18時台は「3周年だよ!アフターシックス入門!」特集!

 

宇多丸さん:番組が熊崎さんの月曜から始まったと言うことでほぼ丸三年!ということで熊崎さんからお願いしますよ!

 

クマス:分かりました!アフター!

宇多丸さん:シックス!

クマス:ジャンクション!

 

宇多丸さん:ラップグループライムスターの宇多丸です。

ライムスターは三人組のラップグループで、ラッパーを担当しています。

本来は「ライムスター"の"宇多丸」なんですよ

 

クマス:4月に9年目になります。

1989年生まれ蟹座のO型です。

 

宇多丸さん:何であだ名はクマスなんでしょうか?

主に月曜に出ることの多いプロレスラー、スーパーササダンゴマシンさんのコーナーで「熊崎さんのキャラを立てたい」と言うくだりがあった。

顔はベビーフェイスなのでヒールターンしよう。

悪役の代表格MCUのアベンジャーズ・インフィニティウォーの悪役中の悪役「サノス」に引っ掛けて「クマス」。

当時「カルチャー濃度が高すぎる」という声があった。

濃密であることは武器でもあるが、サノス宜しく「俺がコーナーを半減させてやる」とコーナーを一つ減らした。

 

クマス:興味アール時代は「クマクマ」などと呼ばれていた。当時彼女、今の嫁が「クマクマ」と呼んでいたことを番組で溢してしまったのがきっかけ。

 

宇多丸さん:え?そうなの?

ちなみにいまは?

 

クマス:「くぅ」、と……(小声)

今となってはクマスがサノスに由来するということを知らない人も。

 

宇多丸さん:「クマス・ザ・リッパー」なんていう呼び名もあるよね

 

クマス:説明することで却って分かりづらくなってませんか?笑

 

宇多丸さん:得意分野は実況、韓国ドラマ、男性アイドル。

そしてグラビアアイドルについても詳しい。

 

クマス:普通のことだと思っていたけど、この番組で話したらフォーカスしてくれた

 

宇多丸さん:どれくらい凄いかというと、TBS中の雑誌の袋とじをクマスが開けている。

そしていつの間にかコーナー化してるけど、18時台の後半にクマスのおすすめグラビアコーナーが。

これ私は結構楽しみにしてるんですよ。

 

RN:ニセネコさん

初回から欠かさず聴いているのですが、「それではアフターシックスジャンクション行ってみよう!」の「行ってみよう!」を、水〜金のパートナーは会わせて言っている。

月・火のパートナーは言っていない。

アトロクの一体感的に月火のお二人も合わせて「行ってみよう」が欲しい!

 

クマス:冒頭の「アフター!」「シックス!」「「ジャンクション!」」の「「ジャンクション」」も僕は合わなかったことも。

故に言わないことを選択していた。

しかし今やツーカーの関係。ピタリと合わせることは可能。

 

宇多丸さん:これは「一人でお風呂に入るタイミングを逸した家族」のようなの。

今さら変えるのも恥ずかしいところはあるかも。

 

クマス:宇垣さんは言わないのが似合うみたいなところあるけど……

 

宇多丸さん:それも僕らの決めつけかも知れない。だって僕がスタジオに来ることを一番喜んでくれてるの宇垣さんだからね??!!

そして、ニセネコさん良く気が付いてくれました。

実は僕自身「行ってみよう」を一緒に言わない月曜火曜日は「それではアフターシックスジャンクション」「行ってみよう」の言葉の間に間を設けていない!笑

 

今後は合わせて「行ってみよう」を言うというクマス。

(コーナー紹介後)

宇多丸さん:それではアフターシックスジャンクション

宇多丸さん・クマス:行ってみよう!

 

<一瞬「行ってみよう」反省会が流れ、CMでばっさりカットされる事件が笑>

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ 日本の「野球少女」の現状は?

「女子野球」シーンについて取り上げる。

 

小川さん:女子プロ野球チームが埼玉に出来ると言うことで取材を始めたのがキッカケ。2013年から。

 

宇多丸さん:日本の女子野球人口は?

 

小川さん:硬式野球部が5校だったのが40校に、競技人口600名が2万人に。

プロが出来たことで一気に増えた。

 

宇多丸さん:道があるけだで。大分変わりますね。

軟式も入れるともっといそうですね。

プレイヤーはどうプレーしているんでしょう。

 

小川さん:学校のクラブ活動、地元の少年チームで男子に混じってプレー、そして少年チームと女子だけの部活動と掛け持ちというパターンも。

中学でも単独の野球部があったりするが、10年前は男子に混じってプレーという感じ。

専用更衣室の用意が無かったり。

 

宇多丸さん:高校は40ある硬式野球部のある高校に進学したり?

 

小川さん:そうですね。

 

宇多丸さん:女子野球部のある学校を見ていくと、男子強豪校が多いですね

 

クマス:苫小牧、作新学院などなど、高校野球好きが聞けば「泣く子も黙る」という学校ばかりですね。

 

宇多丸さん:(男子強豪校に女子野球部が多いことに関して)生徒側もモチベーションになる。

ところで、上手い女子選手に「お前巧いから男子の野球に出ろよ」というのは可能なの?

 

小川さん:多分無いですね……

7イニング、ラッキーゾーンなど男子にはないルールも。

 

宇多丸さん:一番大きな大会は?

 

小川さん:ジャパンカップ。高校大学社会人が入り乱れた戦い。

「何でプロになろうと思ったの?」とプロになったばかりの選手に聴くと「ジャパンカップでプロと戦ったことが刺激になった」と応える人も多い。

 

宇多丸さん:女子野球シーンには特有の「歌」もあるの?

 

小川さん:昨日聴いたような感じだけど、“It's wonderful baseball"という曲が去年出来た。

 

宇多丸さん:日本の女子野球、世界でも好調のようですが

 

小川さん:世界で6連覇

 

宇多丸さん:凄いじゃん!

もっと報道されて良いのに!

 

小川さん:たまに報道されてるんですが……

 

宇多丸さん:僕らが見落としているだけか

 

クマス:報道に関してはもっとやりようもありますね

 

小川さん:男性とは柔軟性などの面で体の使い方が異なる。男性指導者だけではなく、女性指導者が増えてきたことで指導法が進化してきた。

 

宇多丸さん:身体的差異で「男子と違うから」というのは違うんじゃ無いかと思う。

指導法が確立していないだけじゃない?って。

ボディコンタクトのないスポーツだし、もっとやりようがあるんじゃないか。

 

小川さん:女子は目指すスピードは130km/h。70km/hに達しないスピードのスローカーブもあったり。

 

ビッグなゲストとして、突然サク・ヤナガワさん出演。

スタジオに来るのは初出演以来。

今回は著書出版の宣伝と草野球のために来日。

 

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→はるかりまあこ

 

 

■19:40~19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」枠→ イキり・ゲンドウ

 

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンドザカルチャー」→ スケボー・カルチャーの重要シーン「スケートビデオ」特集by 小林万里(ディアスポラ・スケートボーズ ビデオディレクター)、小林俊太(キャノーラ・スケートショップ店主)

3/24(水)アトロク 778回

今夜も18:00から生放送のTBSラジオ「アフター6ジャンクション」。
宇多丸と日比麻音子アナ(水曜パートナー)のコンビで。

ラインナップは…

■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 最新カルチャートピックス/フリートーク

チャイニーズマフィアのような龍の模様をあしらった服を着ているという宇多丸さん。

特集に対してのリスナーメールなんかも読んでいきたいと思うので初めて行きます

宇多丸さん:アフター!

日比さん:シックス!

宇多丸さん・日比さん:ジャンクション!

 

宇多丸さん:石岡瑛子さんの回顧展が以前開催されていたと放送したが、回顧展で大ファンになってしまった。

3/27に「スイッチブックレビュー」というイベントでトークセッションが開催されますよ、とリマインド。

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ 北京の最新音楽シーン事情 by 菅原慎一
■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ ARASHI DJ MIX 2015~2014 by DJ嵐波レイ
■19:45-19:55頃
新概念提唱型投稿コーナー → シアター・一期一会
■20:00~20:45頃
「ビヨンド・ザ・カルチャー」→ ストップモーションアニメの逆襲 by 伊藤有壱 with 見里朝希(PUI PUI モルカー) & 堀貴秀(JUNK HEAD)

見里監督は伊藤先生の大学院のゼミの教え子。

大学院時代、モルモットでストップモーションアニメを作ろうとしたら教授陣から大反対。

それが大学一年生の頃で、大学二年生の頃はモルカーの原案は出来ていた。

 

アニメ会社からオリジナルキャラクターを持つアニメーション作品の制作を依頼され、5案程提出した際の一つにモルカーを混ぜ込んだところ採用された。

 

お姉さまがモルモットを飼っていて、魅力に惹かれた。

車の渋滞はイライラするものだが、目の前に並ぶ車のテールがモルモットのお尻だったらイライラも解消されるのでは?という着想が出発点。

 

伊藤さん:カメラを第二の主人公にしたような大胆なカメラワークが非常に魅力的な作品。

 

宇多丸さん:羊毛フェルトという素材選びの時点で勝利したようなところがありますよね

 

見里さん:モルモットはピタリと停止している瞬間が無いくらい常に体の何処かが動いている動物。

アニメーション作品にしたときに面白いと感じた。

 

伊藤さん:カメラワークが非常に素晴らしい。

徐々にカメラを高くしていくという、作り手からしたらまずやらない手法が使われている。

世代交代の波を感じた。

 

宇多丸さん:カメラが動くのに加えてアクションシーン、何と言っても皆が度肝を抜かれたのは爆発。

朝の二分半で「こんな良い物が観られた」というお得感があるのが、ヒットの要因だと思う。

 

伊藤さん:爆発心の作りなど、若者しか作れない作品!

 

宇多丸さん:海外への広がりを見せたのはセリフ無しというところも功を奏していると感じる

 

見里さん:モルモットのプイプイを皆に聞かせたかったから声は使わなかった。

 

(この時点で20:30!時間が足りない!)

 

日比さん:モルカーのBlu-ray発売が決定!

コメンタリー等収録されてます。

 

『進撃の巨人』で知られるWIT STUDIOに見里さん主導の新部門設立!

 

宇多丸さん:ここで世界初出し情報!

見里監督の新作作品『キャンディカリエス』本日より公開!ウィットスタジオにて!

 

見里さん:口の中の虫歯がもしも人間だったら、というストーリー。

素材は羊毛フェルトではなくプラ板作品。

 

宇多丸さん:プラ板という素材も珍しいですよね、伊藤さん?

 

伊藤さん:誰もやってないと思います。

一年時にモルモットの作品を否定されて作った作品がプラ板作品だったので、そこに帰ってきた。

 

お知らせ

 

伊藤さん:日本のパペットアニメ界の重鎮も忘れちゃいけない。

「川本喜八郎+岡本忠成 パペットアニメーショウ2020」が今月28日まで!

 

宇多丸さん:えぇ〜!もうすぐ終わっちゃうじゃ無いですか!

 

伊藤さん:「広島国際アニメーションフェスティバル」は世界四大映画祭として知られているが、2021年を最後に現体制での開催が最後に……

伊藤さんは去年こちらの審査員を務めた。

チェコのダイアカスチバさんの『Daughter』という作品が昨年のグランプリ作品。

見里君も「適わない」という程の作品です

アニータキル監督の“Mother didn't know”も以前広島でグランプリ。

こちらも素晴らしいのでググッてほしい。配信元は決まってないがトレイラーは観られる。

 

続いては宇多丸さんも「ヤベェのが来た」と絶賛の『ジャンクヘッド』の堀監督がリモート出演。

 

伊藤さん:ギレルモ・デル・トロが「素晴らしい」と絶賛。生殖能力を失い世界の人口が激減した世界。

全ての予想を裏切ってくれた作品。

 

宇多丸さん:掘りさんこれ、信じがたいけど独学で一人で作られたと。蛮勇ですよねこれ

 

堀さん:そうですね。絵や彫刻などを以前作っていたが、離脱。

映画も好きで撮りたいと思っていた。PCが技術向上をしたことで「じゃあ作ってみようか」と思えた。

 

宇多丸さん:深海監督が『ほしのこえ』を一人で作ったと言うのも後押しになったとか。

 

堀さん:CGはソフトの使い方を覚えなきゃならなくて大変そうだからストップモーションで作り始めたが、大変だった

 

宇多丸さん:飛び込んでから学ぶ感じ

 

堀さん:美術制作などはやっていたので「出来る」という自身はあった

 

宇多丸さん:最後に制作現場が出て来るけどかなりセット全体が大きいですよね?

 

堀さん:1/6サイズです。世界では標準サイズ。リアリティのある造形をしようとするとこのサイズが必要になる。

冒頭30分で4年、残りの長編部分制作に3年。

 

宇多丸さん:長編部分の方が早くなっているのは「慣れた」から?

 

堀さん:出資してくれる人が出てきてスタッフを雇えたから

 

宇多丸さん:出自もかなり破格じゃないですか?

 

伊藤さん:アメリカ人の来歴を追っているように気がして日本人の来歴を聞いているような気がしない。

作品世界の広さが果てしない。

 

宇多丸さん:作品を観て終えても底知れない感じがする

 

伊藤さん:制作現場にカニが出たとか?

 

堀さん:ひどい制作環境なので、ごきぶりホイホイにカニが掛かっていた笑

 

宇多丸さん:これだけグロテスクでダークな作品なのにギャグが冴えているのが良かった。途轍もないスケールの作品!

 

日比さん:今週金曜日26日から映画公開。監督舞台挨拶もあるのでHPチェック!

 

伊藤さん:東京芸大大学院、先日卒業した学生三人の映像作品も観られます!

 

宇多丸さん:今日は凄く貴重な話とワクワクする話を聴けました。伊藤さんありがとうございました!

3/22(月)アトロク 771回

■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 最新カルチャートピックス

クマスの傘壊れ話。

宇多丸さん、東京五輪に思うこと。

 

宇多丸さん:(新しいことも出来ないので)音楽業界としては過去の音源を聴きましょう。

音楽特集ということで「イケず!バンド天国」!!!!

 

先週古川さんがドラムを務めていたオメガテレビの楽曲を「曲名不明」として公開したが、ベースのてっちゃんからの連絡で曲名判明!「エレカ」!

 

メールは大凡30通、北は宮城というリアルな所から笑。

オメガテレビの二曲目は日本語詞の曲「甘い言葉」。

 

「知らない曲でも良い曲は沢山あるんだな、と思っていただけるはずですよ」と20時台の特集を紹介する古川さん。

 

青森県八戸市からメールが

とあるバンドにヘルプで参加。

泥酔してライブに出演、記憶がないまま出演し演奏を終えたことが。

何故覚えているかというと対バンの相手バンドから「新のパンクスを見た」とHOMEを頂いたから。今ではそのバンドメンバーとも疎遠になり、バンマスとも連絡がつかないが、グーグルで検索してみるとヒットしたらしい。

しかし「レッスン料だけむしり……」でメールが途切れているためその後を読み解くことが出来ず笑

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ スーパー・ササダンゴ・マシンpresents「リモートプロレス~熊崎アナvs渡部峻アナ~」

ひらがなまっする4という興行に番組縁のメンバーが参戦?

『俺の家……』的なパクボーンでラムライダーさんがレスラーとしてリングデビュー!……?

 

今回はリモートプロレス初の選手両者ともプロレスラーはでない取り組みと言うことに。

 

渡部アナは土曜のTBSラジオの「ナイツのチャキチャキ大放送」で橋Pに「アトロクにレギュラーで出させてくださいよ!」と直談判。

「代わりを務められるとしたら誰?」と訊く橋Pに対しクマスと即答!

そんなことから今回の試合が実現した。

 

クマスが以前レギュラーを務めていた「興味R」を聴いていたラジオっ子の渡部アナ。

突如「リスクがデカすぎるので、今思い付いたけど自分はチャキチャキへの進出を賭けて戦う!」とクマス。

局内の人事がこんな世迷い言で決まってしまって良いのか??!!

 

青コーナー!趣味はサウナ、アイドル、ラジオ。渡部アナ!

赤コーナー!チャンピオン!「描写の鬼」、熊崎アナ!

 

先行渡部アナ

ロックアップ

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→川崎鷹也

 

 

■19:40~19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」枠→ イキり・ゲンドウ

 

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンドザカルチャー」→ 昔やってた素人バンド活動を寿ぐ「イケず!バンド天国」SP with 小出祐介(BaseBallBear)

マグナム本田さん

6年前まで活動していた京都の7人組バンド「テレフォニア」。古参メンバーNと最後に加入したアメリカ人女性ダンサーが男女の仲になり、瓦解。

曲名「私の彼はKABUKIMONO」

<マクロスの「私の彼はパイロット」を思い出すのは僕だけ?>

 

楽器に電動髭剃り??!!草餅さんの大学時代に組んでいたバンド「いんらん」

自分の要望を叶えたいがために楽器が弾ける後輩三人に声をかけ、バンド結成。

解散のエピソードは「後輩たちが自分に気を遣っているのが分かったから」笑

宇多丸さんも橋Pも顔を見合わせて「格好いい」と一言!

 

RNトラウマライダーさん「ザ・ベルシダー」

ウルトラマンファンのトラウマライダーさんが初代ウルトラマンのマシンの名前からとって名付けられた。

他校の女子から「ザ・ベルシダーの方ですよね?今度ライブ行きます!」と声をかけられたのがハイライト。

音源はNirvanaの楽曲。

橋P:2011年ということは16歳。それでこのレベルは結構良い。

 

妖怪型ロックバンド 956(キュウゴロウ)

RNドンガラドンさん。Vo北野くんのおじいさんの名前からバンド名をとった。

ハイライトは遠藤ミチロウさんのオープニングアクトをつとめたこと。

解散理由は各メンバーの家庭の子供に悪影響を及ぼすから。

楽曲「ナメクジ」2008年 福島県のライブハウスにて演奏した際の音源。

奇抜なメイクを取り入れたパフォーマンスで妖怪型バンドを名乗っていた。

 

次は何とBaseBallBear。高二の11月11日結成。

現在フィロフィーのダンスのプロデューサーを手がける加茂啓太郎さんがネット上でオープンオーディションを実施していた。

そのサイトに投稿したところ反応があり、「この関係を切らしてはいけない」とずっと新曲を投稿し続けていた。

自宅に防音設備などなかったので、机の下に屈んで歌っていた。

宇多丸さん:この時からもうベボベだね。今の格好良さとは違う初期衝動を感じる。

 

Voクワが率いるコミックバンド「奥村倶楽部」

八王子のマコツトさん。7名組のバンド。1987〜1989年の活動。オリジナル曲、コピー曲はアイドルからビートルズまで。同人誌出版活動までしていた。

Voクワの才能に引っ張られ、みんなクワのパフォーマンスを見たくて参加していたようなバンド。クワが活動をライブから宅録に移したことで解散に。

楽曲・若きこだま

 

最後にはデビュー15年を経た今のBaseBallBear。

 

当時付き合っていた彼氏がいんらんファンだったということできらきら星さんからメールが!

ライブグッズも持っているとのこと。

スゲェェェェェェェェ!!!

 

別冊で小出さんがエヴァについて語る。好きすぎて語っていなかったことが三つあり、その3つがナンバーガール、乙葉、エヴァとのこと。

期待!

3/19(金)アトロク 775回

■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 最新カルチャートピックス

本日はスタジオにいる宇多丸さん。

ADゾエ卒業に合わせて来て以来一ヶ月ぶり。

 

タカキ:花粉症のクシャミについて。

花粉症でクシャミ出るじゃないですか。

「この時のクシャミどう処理したら良い?」というのがある。

「寝るとき」のクシャミってどうしてます?

風呂に入って歯磨きし終わって、その時クシャミが出そう。さて、その時皆さんどうしてる?

 

潔癖症気味のタカキ。

「タオルでクシャミを受ければ」という宇多丸さんの意見に対し、唾がついて汚いタオルと同じ部屋に寝たくない、ゴミ箱を部屋に置きたくない……と八方ふさがり。

 

宇多丸さんがスタジオに来たわけ

20時台に特別番組で東京ではアトロクが放送されない。

普段モニタ音声はラジオから流れる音を拾っているが、東京では流れないと言うことで宇多丸さんが音声を拾えない。

20時台になったら電話に切り換える事などを考えたが、手間だからとスタジオに来ることに。

 

せのちんさんがフューチャー&パスト出演。

普段は直接お会いしないので当たり強めになってしまっているが、大恩人かつ放送業界の結構な立場の人と言うことで今日は久々の共演でお話し。

 

宇多丸さん:前の番組からのファミリーすでからね!

 

タカキ:めっちゃそれ言うじゃ無いですかwww

 

本日の別冊アトロクは目の手術からカムバックしたRECさんがエヴァトーク!

「目の手術したばかりでエヴァなんて観ても良いのも良いの?結構チカチカしてたよ?」と宇多丸さん。

 

 

■18:30~18:50頃
「ムービーウォッチメン」→ 映画「あのこは貴族」評

 

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ tofubeats(DJ)

 

 

■19:40~19:50頃
「新概念提唱型投稿コーナー」→ 抽象概念警察

 

 

■20:00~20:50頃
「ビヨンドザカルチャー」→ アトロク・フューチャー&パスト by 妹尾匡夫(劇作家・放送作家)

 

 

■21:00配信
「Spotify限定・別冊アフター6ジャンクション」→ 「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」、宇多丸×コンバットRECのネタバレ・レビュー

業界のビッグネームせのちんさん出演。

宇多丸さんの映画評はせのちんさんのアドバイスで実現した企画。

出演後間もなく通話が切れるマシントラブルも笑

 

宇多丸さん:2020年のせのちんさんのベスト聞いてないから考えておいて!

 

やぼてんな連中さんからせのちんさんにメール。

久々の登場ということで、生存確認のためにも定期的に出演してくださいとのこと。

 

せのちんさん:腰を痛めて大変だった。骨にバクテリアが入り、簡単にいうと骨が溶けてしまった。

故に大変で昨年見ることができたのは『鬼滅の刃』一本のみ。

鬼滅ファンは怒るかもしれないがギャグ部分がどうしてもダメだった。

スーパーデフォルメ化するのがどうもダメ。

エヴァは序から順に見ている。

 

宇多丸さん:でもエヴァは絶対せのちんさん好きじゃないよ?

 

せのちんさん:そう!なんだこのいう碇シンジという奴はこのやろぉ!と思いながら見ている

 

宇多丸さん:僕らはアムロ・レイからイライラしているんですよ笑

でも若者にとって初めて自分たちの代弁者たるキャラが出てきたと受け取られた。

 

せのちんさん:最近3ヶ月の最オススメドラマは『ナイルパーチの女子会』。

 

(すっとんできた小山内さん):今季一番!

 

せのちんさん:画が凄い。被写体深度の浅いカメラで人に寄った画作り。

サイコホラー的な味付け。「リモート」(zoom)を一つの画面で同時に撮っている。画面に映っている人をカチューシャの装着の有無で表現しているところが新しい。

残念なのはBSテレビ東京で放送していて、一般の地上波で見ることができない。

主演:水川あさみ/山田真歩

あとは朝ドラ『カーネーション』を見直している。

10年前、3.11の頃の作品。朝ドラでダントツ。

にいが『あまちゃん』さにが『春がきた』『ひよっこ』

『あまちゃん』が90点だとすると、

『春がきた』、『ひよっこ』80点、

『カーネーション』は300点です。

脚本の方は神です。自分も脚本を書くが、こんなところまで気は使えない。

PrimeVideoで視聴可能なので是非。

最近ヘッドフォンを買って音楽を改めて聴くようになった。

今の子は凄いね。特にあいみょん、Official髭男dism、米津玄師のメロディがすごい。

あとは今更なんですけど、Berryz工房を聞いています。

 

宇多丸さん:なんでだよ!

 

そんなこんなで時間も無くなってきたので週間振り返り

 

月曜日:クマス

桑原さんオススメのドラマ:韓国ドラマ好きとして勧められることも多く1話だけ鑑賞してから特集に臨んだが、レコメンドが非常にうまくて「観なくては!」と思った。

 

オススメグラビア:磯山さやかさん

グラビアレジェンドが集まる30Plusについて

 

 

テイ・トーワさんについて。

せのちんさん、再び機材トラブルで代わりに宇多丸さんが捕捉。

ボブ・パワーという超有名エンジニアが当時打ち込みには慣れておらず、そんな彼をテイさんが「使えねぇプログラマ」と言っていたのが衝撃。

以前から「とあるプログラマが使えなくて……」と語ってはいたが、ボブ・パワーの名前が出たのは今回が初めてでは?と宇多丸さん。

 

宇多丸さんが思う「最も入りの格好いい曲」であるジャングル・ブラザーズの「Tribe Vibes」が流れる。

www.youtube.com

 

宇多丸さん:1989年、ライムスター結成年のアルバム。

イントロが「音楽の未来だ!俺もうこれやる!」と思った。

これもテイさんが多分シコシコ打ち込みやってたんだよ

 

火曜日:宇垣さん

メラニーさんのアカデミー賞予想。

ビリーアイリッシュ兄弟がグラミー賞受賞の瞬間に頭を抱えるのは可愛いけど、変わらなきゃいけない

 

娘の名前はレイチェルさん

メラニーさんのトークが最高!

「大作不在で寂しい」と思っていたが、「本命不在で団子状態」な今、メラニーさんの予想がどれだけ当たっているか楽しみになった。

 

せのちんさん:どれも見ていないけど『ノマドランド』は楽しみ。『マンク』は「こんなもんかな」という感じ。

後々「え?これがとったの?あ、コロナの年か!」となるのでは?

 

宇多丸さん:グラミーに関して90年代、ヒップホップの名盤が出て音楽の歴史そのものを変えるような衝撃だったのに、特殊なジャンルの一つとしか評価されていなかった歴史がある。

 

水曜日:日比さん

月一レギュラーのDJ KOOさん登場!おうちクラブやっちゃってください!

能で整うってどういうこと?

ミニマルな構造故に忙しい現代を生きる我々にフィットする!体験するうちにサウナのように整う効果がある?

①物語はシンプルで1シチュエーション

②丁寧な描写で自分と向き合う時間になる

③寝ても良い

ということを知れた。

 

せのちんさん:シアター一期一会について。今の子はスクリーンの前に幕がかかっていたことは知らないんだろうな。

かつてあった高田馬場の名画座の思い出。名画座なのに満員。

『ロンゲストヤード』で最後に囚人チームが勝利を収めた時、劇場全体から割れんばかりの拍手が。

それもあって大好きな作品。

また、能はノーマーク。一度しか演じられないそれが「明日死ぬかも知れないから」という精神性があったのではという話が残った。

 

宇多丸さん:「明日死ぬかも知れない」武士たちが見る演劇たる能。いとうせいこうさんが「昔の能はもっとbpmが早かったのではないか」と評している。一晩で演じられた演目の数を考えると、今の店舗では数が合わないから。

 

木曜日:宇内さん

JINIさん ループヒーローについて。

主人公を自分で動かす一般的なRPGとは違い、神視点でゲームを作っていける。

昔あったRPGツクールはゲームを作るが、結局主人公たる勇者の視点になる。このゲームは一貫して神視点。来月導入するゲーミングPCでプレイしたい!

「ロバートグラスパーで知る新時代のジャズ」。

来週の特集「スタンドバイミーミーちゃん」

大人になっても大事にしていたぬいぐるみ、布、手紙などある?

あなたにとってのミーミーとの出会い・別れなどエピソードお待ちしています!

 

せのちんさん:ジャズは以前好きでよく聞いていた。今はどうなっているのかと思って聞いた。

特集を聞いて、ジャンルを気にせず音楽を聞こうと思えた。

「音楽できる人って羨ましいよなぁ」。

 

 

3/18(木)アトロク 774回

■18:00~18:30頃
「オープニング」→最新カルチャートピックス

 

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ マリオも? SEKIROも? ゲームの「ループ要素」を考察 by JINI

 

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ Foi (シンガーソングライター)

 

 

■19:45-19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」枠 → Spotify presents ラジオ、できるかな?

 

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンド・ザ・カルチャー」→ あれもジャズ?これもジャズ!? 新時代のジャズとは何か? by 柳樂光隆×小室敬幸

2021年グラミー賞 最優秀R&B(リズム&ブルース)ソング賞を受賞したロバート・グラスパー ft ハー&ミシェル・ンデゲオチェロ「Better Than I Imagined」が流れる。

https://m.youtube.com/watch?v=8yQE8v-5GTU&feature=youtu.be

ロバート・グラスパーを聴けばジャズが分かる?

 

小室さん、マイルス・デイヴィスに関しての修士論文を書いた。

柳樂さんのMOOK『ジャズ・ザ・ニューチャプター』に感銘を受け、Twitterアカウントに載っていたメールアドレスから連絡を取った。

 

柳樂さん:『クロスビート』という音楽雑誌でブルーノート・レコー扱ったら非常に反響が大きかったため、ジャズ専門誌立ち上げに繋がった。

 

宇多丸さん:近年のジャズが体系的に議論されていないというのは日本に特有の問題?

 

柳樂さん:アメリカにおいても似たような状況。

 

<グラミー賞におけるジャズの立ち位置や枠組が追いついていないことについて>

宇多丸さん:表現の進化の方が枠組みよりも早いということですね

 

 

3/17(水)アトロク 773回

■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 最新カルチャートピックス/フリートーク

宇多丸さん、本日はリモート出演。

 

宇多丸さん:今日は先週もオープニングで話したミャンマー情勢について話したいことがあります。

アフター!

日比さん:シックス!

宇多丸さん・日比さん:ジャンクション!

 

宇多丸さん、「あさチャン!」で日比さんの姿を確認。寝る前の時間(!)に観ている。

「今日も(国民の)孫は元気に働いているよ」と思っている。

 

宇多丸さん:気になるトピックスがあったらアジアンドキュメンタリーズを観るようにしている。

昨日話したLGBTQについてのNetflixの番組も「俺は全然分かってなかった」と言うことが分かったのでおすすめ。

ミャンマー情勢に関して、アジアンドキュメンタリーズでもミャンマー特集が組まれている。

「民主化が進んできたはずなんだけれども……」「占星術が非常に大きな影響を持っている」など先週話した。

金曜日の放送中にミャンマー在住者からメールが届いたが、水曜日に話した方が良いだろうと言うことで本日メール紹介。

 

宇多丸さんへの感謝のメール。

ミャンマーに関心を持ってくれてありがとう。

三本指をかざして抵抗の意思を示していきたい。

ミャンマーのワンスアゲインを現地で見たい。

もうこれ以上血が流れないことを望む。

 

日比さん:今ミャンマーではインターネットが通じなくなったりしている

 

宇多丸さん:ネット断ちは「知られる」ことを恐れている、何を一番恐れているかが分かる。

こんな状態で国際社会の中で生き抜くのは無理だとミャンマーの軍部も分かっている。

ちなみに三本指は『ハンガー・ゲーム』にちなんだジェスチャー。

他にも圧政に反対するハンドサイン(?)にハンガー・ゲーム由来のものがある。

この番組関連で言えば森崎ウィンさんがルーツを持つ国。当事者性ということでは我々以上。

 

しかしこのラジオが現地の力になっているというのは嬉しい。また、ネットの力でラジオが世界に届くというのも素晴らしい。

 

宇多丸さん:放送前の雑談の日比さんの話が面白かったからその話をしてよ

 

日比さん:東博に取材にいき、松嶋さんの話を聞いた。

VRで屏風をみるという試み。

その時担当女性に「お久し振りです。覚えていますか?」と言われた。

演劇部の一個下の後輩、日比さんが演出をやった演劇で主演を務めていた。

当時の闇がバ〜ッとフラッシュバック。

「当時はゴメン」という気持ちがあってどう接して良いか分からなくなってしまったが、「いつも見ています」と声をかけられ、自分の中で一気に雪が解けたような気持ち。

LINEを交換し、「今度落ち着いたらお茶行こうね」と約束して仕事に戻った。

 

宇多丸さん:日比さんかねてから「下にキツく当たってしまった」と言っていたので、それが解消できて良かったね

 

日比さん:私が仕事に来ることを知って上司の方などが「行って来な」と言ってくれたらしく、再開できた。

「久し振り」よりも先に「ゴメンね」が出てきてしまったけど、マスク越しとは言え笑顔が見られて良かった。

 

宇多丸さん:大昔に喧嘩別れした友人と和解をする夢とか未だに見る。羨ましい!

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ HAOHAOHAO(ブッダマシーンの魅力)

HAOHAOHAOさん、ついに日本初のオリジナルブッダマシーンが完成!

 

世界中で集めた光って音が出る物を発売するサイト「光と音のHAOHAOHAO」を運営中。

 

前回「ブッダマシーンとは?」「おすすめブッダマシーンは?」など紹介してもらった。

 

ブッダマシーンとは2005年に中国のユニットが発売したアンビエントミュージックのループ再生機。

その前身が、中国で売られていた自動で念仏が流れる「念仏機」。

 

宇多丸さん:ブッダマシーンに対して「何てアツいシーンなんだ!」と気付く話も面白かった。

前回オリジナルブッダマシーンを作りたいと言っていたが、今回完成したんですね!

 

HAOHAOHAOさん:そうなんです

 

宇多丸さん:売り切れも出ている中提供して頂きありがとうございます!

そもそも何故オリジナルを作りたくなったんですか?

 

HAOHAOHAOさん:ストリーミング全盛のこの時代、「このマシンでしか聴けない音源」というところに魅力を感じた。

皆どこか心の拠り所、救いを求めているところがある。

仏教徒でなくともブッダマシーンを再生するとお経が流れ、心が動くきっかけが作れたら良いなと思った。

 

宇多丸さん:音質も味があるし、お経そのものにヒーリング効果ありますよね。

貰ったブッダマシーン聴いてますよ。仕事の効率も上がりました!

 

HAOHAOHAOさん:中国の念仏機にリスペクトがある。中国のものには民謡が入っていたりする。日本版を作るのであれば、と日本における仏教ソングの第一人者などに声をかけた。

また、アトロクでライブ出演した方々も。

 

宇多丸さん:最先端東京音楽シーンのコンピがかの箱に入っている、ロマン!

 

日比さん:どうオファーしたんですか?

 

HAOHAOHAOさん:半分くらいはブッダマシーンを持っている人。

それ以外は一人一人地道に声かけ。

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ DJ KOO

 正式に月一レギュラーに?!

 

宇多丸さん:前回のディスコ文化とクラブ文化の移行機の話が面白かったので特集もぜひ!

 

KOOさん:良いですね!宇多丸さんとクロスストークでやりましょうよ!

 

■19:45-19:55頃
新概念提唱型投稿コーナー → シアター・一期一会

 日比さんと後輩との再会に関して

世界百周さん

日比さんのエピソードとても良いですね。

自分は中学校の頃告白されたのに断った方と大学生の頃クリエイトで再開したことがある。

驚きと逡巡のあまり「久しぶり」としか声をかけられなかった。

 

宇多丸さん:元トモのスピンオフ企画としての可能性を秘めているかも知れない。

 

 

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンド・ザ・カルチャー」→ 「能」は最高のヒーリングだ特集 by 九龍ジョー&『能楽タイムズ』編集長・山岸宏子

<執拗に繰り返されるDo you 能?に笑う>

ヒーリング効果、サウナのような整う効果も?!

 

九龍さん:前回登場時特に能についての反応が多かった。

 

九龍さん……神田松之丞TVなどの監修も務める

 

アトロクリスナーにこそ能の世界に触れてほしいと九龍さん。

本日は九龍さんに加え『能楽タイムズ』編集長・山岸宏子さんもご出演。

政府系広報室で働いたのちに出版社へ。

 

宇多丸さん:どう言った雑誌なんですか?

 

山岸さん:業界唯一の業界紙。能楽師の冠婚葬祭情報などが載っている。

 

九龍さん:専門的な技術論なども語っているんですよね

 

宇多丸さん:山岸さんはもともと能に興味はあったんですか?

 

山岸さん:実はそうではないんですが、もともと伝統芸能界隈にいた。出版社に入り、偶然担当に。

 

日比さん:能って一体なんなのさというところから聞いていきます

 

宇多丸さん:まずは基本のキから。

 

①能は演劇

九龍さん:まず能は「演劇」、それも古い形の演劇。

能が一般の演劇や歌舞伎と違うのは決まり事が多い。

「シテ方」=主人公と「ワキ方」=脇役。

「シテ連れ」という第二主人公がでることも。

後ろに「囃子方」という楽器隊。大鼓、小鼓、太鼓、笛の4つの楽器が基本。

「狂言方」というコメディリリーフのような役割がある。

 

宇多丸さん:狂言は別ジャンルで独立しているけど……

 

九龍さん:前半で何が起きたかの説明をしたりする役割。野村萬斎さんの言葉を借りれば「メインディッシュの間のワイン」。

 

宇多丸さん:なるほど。「狂言回し」なんて言い方もしますもんね。

 

九龍さん:能には「後見」という役割も。

能は「シテ方」が倒れたとしても演目をやり遂げなべならないという決まりがあり、シテ方に万が一の事態が生じた際に代打で演じることもある。

 

宇多丸さん:Show must go on的な感じなんですね

 

九龍さん:演劇は何度も同一演目を演じるが、能は演劇であるにもかかわらず一度公演というのが特徴。一期一会。

 

宇多丸さん:へぇ〜。すごい緊張感はありますね。Payの面を言えば連続したら良いのに……

 

山岸さん:乱世に生まれた演劇なので、「次」を考える余裕のない時代の演劇。

その頃の決まりを今にも守っている。

 

九龍さん:演者も一度演じた演目を「これが最後」という気持ちで臨む。実際に同じ役を演じるのが数十年後ということも……

 

宇多丸さん:アトロクリスナーこそ見るべきというその心は?

 

九龍さん:決まり事は多いがそれらを知っていなくても良い。見ているうちに身につく。

シンプルさが魅力。

メインストーリーはシンプルだが、台本の一行一行にものすごい量の引用がされている。

世阿弥が前の時代の様々な分野から引用している。万葉集などなど。

世阿弥が足利義満など当時の最高峰の文化的教育を受けた人物と接していたため、それらの文化のサンプリングが素晴らしいレベルで実現している。

ラップのライムのよう。

いとうせいこうさんが能の現代語訳に挑戦している。ハイコンテクストすぎる上に韻を踏んでいる構造など、ミュージシャンしか現代語訳を正確にできないのでは?

 

宇多丸さん:一度きりというのも知らなかったし、ぶっつけ本番なんですって?

 

九龍さん:衣装を着ない状態で直前に軽く合わせるくらい。

 

日比さん:一度だけ見たことがあったけど、爆睡してしまった

 

宇多丸さん:爆睡も可か?というところはこれから言及されますでしょうか

 

九龍さん:寝るのはしょうがないですね。演者の中にも怪しい人がいるくらい。

亡くなった能楽師がNHKで「いかに観客に気付かれずに寝られるか」に言及したこともある

 

②能で整うって、Do you know?

九龍さん:大きく三つの要素が。

(1)能は意外と音楽的

雑にいうとミュージカル的。展開が「序破急」。これは世阿弥の作った言葉ではなく元々は雅楽にあった言葉。

スローにスタートして最後に楽器隊が一気に盛り上がる構成になっており、この構成が瞑想装置として非常に優秀。EDM的。

盛り上がったと思ったら“急”で終わる。

能は削ぎ落とされた芸能=余白を想像する必要がある。

話はシンプル。何かしらの喪失感や悔しさを抱えた人の愚痴が展開されていくのが基本。

それをうつらうつら聞くうちに自分のことを考えるようになる。

山岸さんは「今日の夕飯どうしようかな」と考えたことがあると言っていましたもんね

 

山岸さん:笑

 

宇多丸さん:自分を投影できるスクリーンになっているのか。

 

(3)物語がシンプル、特殊

平家物語をやっている場合、平家物語の全編を演じるわけではない。

物語の展開ではなく一人の気持ちそのものを描写する演劇。

一連のシークエンスではなくたった一つのシーン、ある一つの感情にフォーカスし演じる。

 

日比さん:能は悲劇が多いんですか?

 

山岸さん:それは能の一つの特徴。戦に負けたり、鬼が出る話は異形=マイノリティの持つ悲壮を描いたり。

楽しいことだけの人生だったら成仏してこの世に化けて出てこないはず。

 

宇多丸さん:すごくミクロに焦点を当てた表現はマクロに通じると思っているのでそれに近いのかな。

このミニマルな能の作りは歴史の変遷の中で削ぎ落とされていったのか、もとからそうだったのか

 

九龍さん:世阿弥の特殊な出自が関係されている。貴族文化の中で純粋培養されたような形。

「無限能」という形式を最初に作ってしまった。

 

宇多丸さん:すごく洗練された形が最初に出てきたというのは面白い

 

ストレス社会を生きるあなたにお勧めする効能別・能

宇多丸さん:演目が皆目見当がつかない!お二人、よろしくお願いします。

 

(1)実はどろどろの恋愛から抜け出せません。そんな人に効く能

「定家」(ていか)=藤原忠家モチーフ。

勅使内親王と良い仲になるも身分おちがいから二人は結ばれず。

内親王はお墓の中にいるというシチュ。

そのお墓を訪ねてきた旅人。その旅人に話をする人が内親王その人。

墓には入ってしまっているが、墓に絡まるツタとして未練から成仏できずにいる。

そんな内親王に対してお坊さんが成仏させてあげる、という話が能には多い。この話も同じかと思いきや、内親王の霊は成仏せず再び墓の中に戻っていった……

かなり刺さる方多いと思うんですよね。こういう仕立ての瞑想装置が一時間声の演目として用意されている。

 

(2)頭使うの疲れた〜何にも考えたくない!そんな人に効く能

石橋(しゃっきょう)

仏教の名所を歩いていたお坊さんが橋に差し掛かる。

幅30cmの橋の下には90m近くの崖。少年がお坊さんに「危ないから橋を渡るな、そこで待っていれば良いことが起こる」と言い、その少年は消える。

少年の言葉を信じその場で待っていたお坊さんの前に、果たして仏の遣いたる獅子が現れ、舞を踊る。

おすすめはなんと言っても獅子の舞のダイナミズム。

演者の足拍子を含め、「能」の音という要素が全て詰まっているおすすめの演目。

 

九龍さん:「効能」という言葉自体能由来の言葉。

これから脳を楽しむ人におすすめなのは、能の演目について解説が書かれた「謡曲集」があるのでそれを図書館で借りてコピーして現場に臨んでみて。

懐に余裕があれば購入してみて!あらすじ1行進むのに2〜3分かかるので楽に読める。

大量の引用元についての言及も。

 

山岸さん:会場では「謡本」(うたいぼん)というものが売っている。

今では珍しい和綴の装丁で格好いい。

 

宇多丸さん:要素を少なくして引用元が多い、すごく現代的な芸能なんですね。

 

お知らせ

九龍さん:『伝統芸能の革命児』読んでね

山岸さん:『月刊能楽タイムズ』読んでね

 

 

3/16(火)アトロク 772回

■18:00~18:30頃
「オープニング」→最新カルチャートピックス

シン・エヴァンゲリオン視聴済みの宇垣さん。

宇垣さんと交わした談義についても番組では言及できない。

別冊アトロクでRECさんが語る形に。

RECさんは番組周りで最もエヴァ熱がアツい方ということで。

 

宇多丸さん:カルチャー周りでも悲しいニュースがとび込んできたのでその辺り

宇垣さん:アフター!

宇多丸さん:シックス!

宇垣さん・宇多丸さん:ジャンクション!

宇多丸さん:まだ話してたのに……

 

宇多丸さん:アニメ周りの訃報。昨日の放送後。大塚康夫さん。

宮崎駿さん高畑勲さんを始め日本アニメ黎明期を支えた。

『ホルス』『ルパン三世』などなど。

著書『作画汗まみれ』はとても面白くオススメ。

 

「俺この並びにいて大丈夫?!」と慄いたトークイベントが4/3に。

クィア、トランスジェンダーなどに関する話題。

宇垣さんにもお勧めしたいのがNetflix『トランスジェンダーとハリウッド 過去と現代そして』。

「大きな(注:高い?)視座を頂いた」と宇多丸さん。

Netflixドキュメンタリーは名作揃いだが、本作は特にオススメ。

「こんな自分が参加して良いのか」という思いもあった。

リテラシーも養われるし、現実を見る目も変わる作品。

アジアンドキュメンタリーズではフィリピンのLGBTQを描いた作品を鑑賞。

急激に学んでいる最中。

 

宇垣さん領域と言うことではマンガ大賞が発表された。

 

宇垣さんニュースでは最近ブレザーの制服を着たとのこと。

生徒役で色々な方の話を聞いたが、中高セーラー服だったのでテンションアップ!

また、長いスカートだったのでミニスカの制服を着るのも初めて。

宇多丸さんの巣鴨学園は蛇腹タイプの制服。どんな感じ?笑

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ 第93回アカデミー賞ノミネート作品分析 byメラニー

昨日ノミネート作品が紹介された。

WOWOWでアカデミー賞特番を担当する宇垣さんも必聴!

激しくメモを取る宇垣さん。「勉強させていただきます!」

 

メラニーさん、著書も滅茶苦茶売れているらしい。

 

例年2月の開催が今年は2カ月遅れに。

例年は12月末までの上映作品がノミネート条件だったが、今年に限って2/28までに上映された作品に広がった。

また、本来映画館での公開も条件に入っていたが、コロナ下で上映できなかった作品もあるため配信も含める、通常の映画館での上映のみならずドライブインシアターも認めるなど異例の対応。

 

宇多丸さん:裏を返せば条件を緩めないと弾も揃わないということなんでしょうかね

 

メラニーさん:また、時期が変わってサマータイムで現地時間との時差が変わり、慌ててノミネートをチェックした。

また、今年は強い作品がラインナップに入っていない印象を受ける。

去年は余り作品が公開されなかった=話題になった作品も無い。故に決め手に欠ける印象。

10作品ノミネートのところ8作品しかない。

 

『マンク』が最多ノミネートで10部門、継ぎに多いのが6部門で4作品がダンゴ常態。

また、例年フロントランナーたる作品は「作品賞」「脚本賞」など主要5部門を抑えているものだが、今年はそれも散ってしまっている。

一番のフロントランナーは『ノマドランド』。しかし「決め手に欠ける8本だな」というのが昨日受けた率直な印象。

批評家筋の賞を最も獲得しているのは『ノマドランド』。

 

宇多丸さん:この中で『ノマドランド』観てるのは宇垣さんだけですよ。

主演のフランシス・マクマーンドは「アカデミー賞顔」。

小さい渋い作品が並んでいる印象。

去年は『パラサイト』『1917』『フォードvsフェラーリ』など派手だった。

 

メラニーさん注目は『ジュダとブラックメサイア』。日本公開未定。

 

メラニーさん予想:作品賞はノマドランドでしょう。

ただ俳優賞は主演助演含め予想が立たない。

20名中9名が有色人種というのも過去に例が無い。

チャドウィック・ボーズマンの受賞が確実視されていたが、作品賞の方にノミネートされていないのが気になる。

 

4/26(月)08:30〜 宇垣さん、ジョン川平さんがWOWOWで番組。

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ BLU-SWING

 

 

■19:45-19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」→ My Sweet HOME(ホーメ)

 

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンドザカルチャー」→ 第63回グラミー賞・総括 by 高橋芳朗

②女性アーティストの躍進

主要4部門を女性アーティストが獲得という過去に例のない年だった。

 

③BLMの影響

賞全体にBLMの影響が垣間見られる。

ビヨンセは28回の受賞。しかし主要部門受賞は一度きり。

今回9部門ノミネートされつつパフォーマンスがなかったのは抗議の意味もあったのでは?

スピーチで「アーティストとして時代を反映させるのが役割だ」と語っている。

不信感がありながらもグラミー賞に出席しているのは自分がブラックミュージックを背負っているという自負と責任感を持っているから?

 

 

・3/15(月)アトロク 771回

■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 最新カルチャートピックス

週末のクマス:時間のあるタイミングもあり、Netflixで韓国ドラマ摂取。

 

宇多丸さん:だからこそ今日のカルチャートークね。交通整理という意味も込めて。

 

宇多丸さん:いきますよ!アフター!

クマス:シックス!

宇多丸さん・クマス:ジャンクション!

 

本日はリモート出演の宇多丸さん。

 

訃報

ドラマーの村上・ポンタ・秀一さん。

山下達郎さん「ラブスペース」などで有名。

前番組にも出演。

natalie.mu

 

宇多丸さんがTBSにアーカイブにあれば流したかったのが12インチレコードの「ザ・リズム・ボクサー」。

残念ながらアーカイブ無し。

自分がヒップホップに傾倒していくキッカケになった番組特集にゲスト出演していたのがポンタさんとのことで宇多丸さんの思い入れも一入。

 

お茶の間に一番知られたキッカケとなったのはTBSの『三宅裕司のいかすバンド天国』。

来週は奇しくもこの番組の特集をする予定だった。

 

リスナー参加型「いけずバンド天国」。

番組スタッフに過去バンドをやっていたというメンバーが多い。

そのバンドの来歴や何故解散してしまったのかと言ったエピソードや音源を収集して番組で公開しようという企画。

 

「昔のバンドの音源なんて恥ずかしいよ!」という人もいるだろうと言うことで、番組スタッフが身を切って音源公開。

手を挙げたのは構成作家・古川さん!

 

宇多丸さん:早い段階からアニメライターとして活動していたので過去の早いタイミングで「古川耕」だったのでは?

 

古川さん:聞かれなかったから言わなかっただけで、聞かれたら直ぐに応えたんですよ?

二十歳頃から4〜5年続けたバンドがある。地元の先輩を含めた3人でやっていた。

先輩:Vo,Gt,作詞作曲

てっちゃん:Ba

古川さん:Dr

 

宇多丸さん:古川さんのイメージからは打ち込みっぽいけどちゃんと3ピースなんだね

 

古川さん:そうなんですよ。先輩が曲を作ってきて最初からオリジナル曲。

しかもそれまでドラムを叩いたことはなかったが、スタジオに行って「叩けそう」と思い叩いたら行けた。

解散エピソードは特になく自然に消滅。

ライブも実施。知り合いの主催するイベントなどで三回ほど人前で演奏。

家でドラムを叩いてないから上手くはならない。

「家で叩けないなら打ち込みのドラムやベースに生音を載せれば良いのでは?」と思っていたらスタジオに行かなくなって自然消滅。

 

1999年11月15日 下北の小屋にて

オメガテレビ「メンバーの誰も曲名を覚えていない」(曲名では無く、事実)

 

宇多丸さん:まず古川さん良いですか?普通に格好良いです

 

古川さん:ありがとうございます。

 

宇多丸さん:でもこれいきなり叩けるの?

 

古川さん:多分始めてから3~4年は経ってる

 

宇多丸さん:あ、そうなんだ。

これ悪く思って欲しくないんだけど、悪くないんだけど大爆笑!

(略)

古川さん、そしてオメガテレビの皆さんありがとうございました!

 

古川さん:皆さんからの応募がないと来週もかけます!

 

ジャイアントあつひこさん

コピバンの音源も可?

 

クマス:確認したところOK!

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ 桑原裕子(劇作家/最新配信映画・ドラマ)

「Netflixオリジナル作品に一番詳しい人物」桑原さん。

2020年12月のベスト選出に際して出演していただいて以来。

 

①『マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜』

https://www.netflix.com/title/81267691

 

まずは韓国ドラマから。

クマスも周囲から紹介されていたが手を出せずにいたものの、桑原さんが本作を紹介してくれると言うことで一話目を見てみた。

 

桑原さん:嗚咽を誘う「寂しん坊韓国ドラマ」。

『パラサイト』の「リスペクト!」されているセレブを演じていたイ・ソンギュさん主演。

気の毒かつ健気な境遇の主人公。

そんな主人公に大量の商品券が届く。

ライバル会社からの賄賂を疑うも、困窮する実家の境遇からその商品券を使ってしまったところ、翌日直ぐに監査部に呼び出しを受ける。

ヒロインはソンギュ演じる主人公をひょんなことから助けることになった派遣社員。

<熊崎アナを「クマノさん」と二度呼ぶ桑原さん笑>

涙を絞られ続けるドラマ。

 

②『獣の棲む家』

www.netflix.com

米英合作。難民夫婦を襲うトラブル。

若い夫婦が引っ越してきたら次々と不可思議な出来事が……

「お引っ越し系のホラー」は裕福な家族夫婦が多いが、紛争地帯の南スーダンからイギリスに亡命してきたカップル。

『ラブクラフトカントリー』で黒人から皮膚がめくれて白人になる役を演じていた。

引っ越し系ホラーのシチュエーションに遭遇する前にこの夫婦は既に大変な事態に遭遇している。

本当に辛い体験を経ての再出発。

イギリス政府から行き先も知らずに連れられてきた前の住人の素性も分からなければ腐ったピザが残されたような家に住む事に……

様々な怪現象が襲い掛かるが、奥さんは「母国であれだけの目に合ってきたのに今更幽霊なんて怖がると思う?」というスタンス。

「あー怖かった、スッキリした」というよりはズーンと考えさせられる作品。

最近考えさせるようなホラー作品が多い。

 

③『あなたの知らない卑語の歴史』

History of Swear Words | Netflix Official Site

ニコラス・ケイジ主演。

『月の輝く夜に』で「何てセクシーな俳優!」と思っていたのに、いつの間にかアメコミ面白おじさんに笑

所謂FワードやBワードと言われる言葉。

卑語がどのように生まれ、どのように使われてき言ってはいけない言葉なのいけない言葉なのに何故皆使いたがるのかに迫った作品。

「ニコラス・ケイジさん何やってるの?」案件として紹介笑

Fワードを使った映画シーンが紹介されたりするので映画ファンにもオススメ。

 

リスナーメール(行けずバンド天国に関して)

デモテープを送った場合の返却は?

 

クマス:返却は出来ないのでマスターからダビングして送って。

 

宇多丸さん:音源マストではないのでエピソードけだでもOK!

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→テイ・トウワ(DJ)

 

 

■19:40~19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」枠→ イキり・ゲンドウ

充実したメールを数々頂いている。

来週の特集「行けずバンド天国」にも関連する投稿!

 

地球最後のお父ちゃんさん

「アマチュアバンドイキり」

学生時代洋楽カバーバンドを組んでいた。

当時洋楽カバーのバンドは周りにいなくて、練習を聴きに来た友人の反応も上々。

あとはライブが出来る環境さえあれば良かったが都会から離れた田舎では人前で演奏する機会がなかった。自分たちの間でだけ「俺達最高じゃね?」という自己肯定感が高まっていく。

 

そんな中、念願の演奏披露チャンス。高校の予選回に卒業生として出演。

出番は30分だったが、60分間も演奏してしまった。

自分たちは満足できたが、演奏後目の前にいたのは魂が抜けたような高校生達が……

当時ライブパフォーマンスのバイブル『KING OF STAGE ~ライムスターのライブ哲学~』があればどんなによかったか……

今でも夢に観る記憶。

 

宇多丸さん:30分の持ち時間だけでも長いと思ったら60分もやるのは凄い。

山下達郎さんの言葉だったか、「今日は良かった」と思った日に限って出来は良くない、「今日はダメだった……」という時ほど周りからの評判がよい、と言うものがある。

「今日は良かった」と思っているのは独りよがり、「ダメだった」という日ほど周りがよく見えるということの裏返し。

 

クマス:実況でもイキりはある。

「“名実況”と言われたいがために気に入ったコメントだな」と第三者視点で思ってしまうことも。

 

すすめ!!パイケーツさん(女性)

小二の頃。当時自分はイキっていた。「如何に大人に舐められないか」が行動指針。

大人から「子供は注射が嫌い」と思われているのが分かると「注射が好き!」という感じ。

ある日、人生初の虫歯に。

歯医者さんから心配されると「痛いの好き」という返答。

治療中も目を見開き、周囲に視線を向ける。

これも「余裕だからこそ周囲に視線を配れる」という演出。

歯医者さんから治療後に「とても初めてとは思えない」と言われ、自分としては最高のHOMEを貰った。

30才を超えた今に到っても歯医者で右手を上げないのを心情にしている。

 

宇多丸さん:巣鴨時代の友人に歯医者になった人がいる。

その人曰く「今どき痛くするような歯医者はあり得ない」。

すすめ!!パイケーツさんの今でも続くこのスタンスも決して歯医者さんにとって良いことでは無いのでは……

「痛み」というのは大事なサイン。

 

クマス:背伸びして大人の食べるつまみを食べたりしていた。

本当はミートボールやナゲットが好きなのに笑

 

宇多丸さん:俺は小四でカシミールに到達した。

隣で「辛い!」と言う大人に「こんな大人になりたくないな」とイキっていた。

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンドザカルチャー」→ テイ・トウワが世界HIPHOP史の重要シーンに与えた影響とは

“Groove Is In the Heart”が流れる

www.youtube.com

 

宇多丸さん:当時アジア人がHIPHOPシーンで目立つというのが珍しかった

 

テイさん:自分も「アジア人のビルボードチャートインは坂本九以来」と言われ知ったくらい。

 

テイ・イトウさん……Deee-Liteのメンバーとして全米デビュー。

その後ソロ活動、映画音楽監修など活躍は多岐にわたる。

 

宇多丸さん:日本では若い音楽文化としてとかくHIPHOPは軽視されがちで、ロックとは異なり名曲誕生秘話なども極端に少ない。

古い話で恐縮だが、その頃の話を聞かせてほしい。

 

ニューアルバム『LP』より“Consumer Electronics”が流れる。

 

このアルバムは最初に影響を受けたYMOに捧げる一枚。

武蔵美を出てプラプラして親の金でNYへ。

日本にいた頃はさほどレコードを買っていなかったが、現地では「(ヒップホップを)生で見たい」と思い初日から聞きにいったり。

一度YMOを忘れ、「ブラックミュージックしか聞かない」と意気込んでいた時期も。

 

宇多丸さん:本場にどんと身をおいてしまうところにもテイさんの凄さがある。

 

宇多丸さん:NYに渡ったテイさんが名盤の制作に実は関わっていたということで引き続き話を聞いていきます。

 

テイさん:ディミトリーから「DJやらへんか」と言われ、DJを始める。

彼の後釜として週に3〜4回はDJプレイ。23時から4時くらいまで一人で。ダンスクラシックスだけでは持たないので他のジャンルも。円盤を二枚使って時間を延ばして〜という感じ。

 

宇多丸さん:日本では黎明期はオールジャンルでスタートしたようなところがあるが、NYもそうだったんですね

 

テイさん:そうですね。で、Jungle Brothersに憧れて彼らのプレイする小屋へ。

自分の名刺を差し出すと名刺のデザインを評価され、「これをデザインしたのは誰だ」と聞かれる。“Me”と答えると、翌日から収録によばれ、ジャケットデザインを任されることに。

二枚目のアルバム“Done by the Forces of Nature”の表題曲「自然の力が大地を駆ける」という日本語音声はテイさんの声!

 

africaの子分として顔パスで色々なライブハウスに出入りするように。

 

ジャンブラ(UNGLE BROTHERS?)やトライブ(A Tribe Called Quest?)の仕事にかなり携わったので客観視できない。

UNGLE BROTHERSの1stアルバムはかなり録音環境が悪いが、その理由がわかった。

メンバーがカセットテープに録音してきた音源をミキサーに繋いで制作していたので、「音の悪い秘密がわかった」。

 

宇多丸さん:音の悪いローファイさが当時格好良かったみたいなところありましたからね。

 

<英語表現的観点:当時“really?”と同じ意味で“Word?”という言葉を使う現地の人が多かった。>

<注:固有名詞が全然わからないので内容には不正確な部分があります>

 

来週の紹介:来週の「いけずバンド天国」に音源データを送信する際はファイル共有サービスを利用のこと。容量超過でサーバダウンが予想されるため。

腕時計情報サイト“RichWatch”様に取り上げていただきました

時計関連の記事が決して多くはない当ブログ。

しかし、何とこの度腕時計情報サイト“RichWatch”様がこのブログを目に留めてくださり、サイトに紹介記事を掲載していただけることになりました!

 

該当記事リンク:

rich-watch.info

 

RichWatch様Twitterアカウント:

twitter.com

 

映画、文具、時計がテーマのブログのはずが最近ラジオの内容ばかり投稿している……

これを機に時計にフォーカスした内容ももっと書いていこう。

 

自分の好きなものについて書き続けているだけのブログだったけど、見てくれている人は見てくれているんだと知ってとても嬉しくなったし、何より時計を専門に扱うウェブメディアの方のお眼鏡に適って紹介していただけたというのは何よりも嬉しい。

 

今度は時計についてどんなことを書こうかな。

 

SEIKOというブランドに対する思いと、やっとのことで入手できたこの子についてはいつか書かなきゃと思っているので、それが良いかな。

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『イコライザー』の主人公マッコールさんと同じ時計を買った話【再掲】

(※このエントリはFC2ブログ時代の「映文計」(2018/10/21)に掲載されていた記事を試験的にこちらのブログに引っ越した内容です)

 

SUUNTO CORE ALL BLACK”を買ってみた。
公開日翌日に観た“EQUALIZER 2”/『イコライザー2』が面白くて、デンゼル・ワシントンが好演する主人公・マッコールさんの愛用する時計が気になり、彼と同じモデルの時計が欲しくなったからだ。

そのモデルがこちら。





Amazon(https://www.amazon.co.jp/dp/B00L2UBKLK/ref=cm_sw_r_cp_api_IDeZBbP44N418)でなら並行輸入品で定価48,600円のものが15,599円(68%off!)で買えてしまう。
定価だと即買いには躊躇してしまう額だが、Amazon価格であれば学生のアルバイトでも買える額ではないだろうか。

(注:2018/10/21時点の金額。2021/03/12現在においてはもう少し安い13,475円という価格で販売しているようだ)



トレイラームービーにもこの時計が印象的に映っている。

www.youtube.com

 

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実際にストップウォッチ機能を使った時とは表示が異なる点に注意

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二枚の画像の出典は上記Youtubeリンクより


もったいぶっても仕方がないので早速商品の紹介に入る。

まずは外箱。商品名がALL BLACKということで黒を基調としたデザイン。
欧州アウトドアウォッチブランドの雄と言うことで、武骨でスパルタンでマッシブな感じ。



箱の側面と上面。


スリーブ状の外装を外すとインナーケースが。


内箱にはこんな感じで商品が鎮座している。


さほど腕が太い方ではない僕はケース径が50mmもあるこのモデルは大きすぎるかなとも思っていたが、着用してみると案外気にならない。



厚みは多少気になるかなあといった塩梅。
カバーをつけたiPhone以上の厚さのものが手から飛び出している。





2作目を観てからHuluで1作目を観返してみたが、この時計、マッコールさん実は一作目から着用していた模様。
当時劇場で見たときは気付かなかったものの、ググってみたら一作目の段階で気づいた人が沢山いたようで、様々なブログで「イコライザーモデル」として扱われていた。

『スピード』の劇場公開から24年が経過した今でも「スピードモデル」と呼ばれる
G-SHOCKのスクエアタイプのように、この「スント コア オールブラック」も「イコライザーモデル」とか「マッコールモデル」と呼ばれるようになったら、このモデルを持っている僕としては嬉しく思う。

映画オタク仲間とTwitterでかわした会話だったのか直接話していて話題に出たのかは忘れたものの、「作品の関連グッズが出るのは良いけど、“コラボレーショングッズ”よりも“劇中でキャラクターが使っているグッズ”が欲しいよね」という話をしたことがある。
コラボグッズは過度なキャラクターイメージの押し付けが強く、日常使いに適さないものが多いというのがその理由の一つだ。

例えばこれ。



https://a.excite.co.jp/News/world_ent/20180424/Frontrow_17163421.html

これを格好良いと感じる人はいるかも知れないけど、社会人が仕事中に身につけることのできるグッズかと言われるとどうだろう。正直なところ厳しいのが現実だ。

僕が今回購入した“SUUNTO CORE ALL BLACK”はイコライザーグッズとしてリリースされたアイテムではないが、「イコライザーグッズ」として恐らく最も魅力的なアイテムの一つではないだろうか。

「映文計」というブログタイトルは僕の好きな「画・具・時」から一文字ずつ貰って名付けたものだったが、時計にフォーカスするのは今回が初めてだ。
その初の時計記事が映画関連である辺り、自分でも映画馬鹿だなと思う。

僕の好みはデジタル時計よりもアナログ時計なので、画面に映るこのオールブラックを見て「面構え的にSUUNTOだな」ということはわかってもモデル名までは分からなかった。
ブランドがSUUNTOであると分かっていたので検索は容易だったか、そうでない人にとってはこのモデルの正体に辿り着くのに多少時間がかかるかもしれない。

この記事が僕のように本作を鑑賞して「マッコールさんと同じ時計がほしい!」と思った人、特に「ほしいけど何というモデルなのか見当もつかない!」という人の目に止まり、同好の士の手にマッコールモデルが届く一助となれば幸いだ。

マッコールさんが多用するストップウォッチ機能も当然搭載。
日常のあらゆる用途で使ってほしい。
勿論、殺人以外の用途で。

 

(この度、時計関連で一つ自分の中で嬉しい出来事があったので古い記事を再掲してみた。

その出来事については近日報告できると思う。)

 

3/12(金)アトロク 770回 「タカキ」命名のきっかけ 死怪文書 

■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 最新カルチャートピックス

愛称「タカキ」はエヴァの影響。

「トップファイブ」という番組をコンバットRECさんと生放送でやっていたとき、自由な企画を考えたときに碇シンジに自分を重ね、「シンジ」に合わせて三文字の「タカキ」と表現。

相関図を描いてエヴァの登場人物の出てくるラジオドラマを放送した。

 

2012年の12月放送。

死怪文書www

 

宇多丸さん:これは……孤独な高校生とかが書くやつですよ笑

 

www.tbsradio.jp

f:id:naw0t0:20210312205732j:plain

出典:上記リンクより




 

エヴァネタバレ問題

火曜の宇垣さんのみならずチキさんすらエヴァの話をしようとしたら「あ、僕今シャットアウトしてるんで」と“心の壁”が高く厚い。

 

タカキ:火曜の放送で宇多丸さんの話を聞いただけでその苦労が偲ばれる。

 

宇多丸さん:「観終わった」すら言えないってうどいうことなの?笑

先に言っときます。

ムービーウォッチメン、月曜公開だったため先週のガチャには入れていなかったんですが、これ入れるのは無理でしょ。

やれて放課後。

こんなことないよ!異例の異例の異例!

これだけでも凄い。

 

宇多丸さん:番組始めるのが吉かと。アフター!

タカキ:シックス!

宇多丸さん・タカキ:ジャンクション!

 

宇多丸さん:「話せない話せない」とはいいつつもまとわりついてしまう。

 

タカキ:エヴァ力(ぢから)ですよね〜

 

宇多丸さん:高まったエヴァ熱の発散法として佐々木家では……

放送当時シンジと同い年だった人は今40歳。

「先輩碇シンジ」というイキリ散らしながら名言を連発する遊びをしている笑

碇シンジならぬ「イキりシンジ」で遊ぶ佐々木家笑

「後に武勇伝を語る日々がシンジにくると良いね」という希望。

 

※20時台は裏送りのためTBSラジオでは放送無し。

ネット局などでは放送。

 

宇多丸さん:ネットには碇シンジの名言が沢山あるのでいくらでもさっきの遊びが出来そう。

 

野球少女のイート描写

焼き肉を食べたときの笑顔。平時の表情と笑顔の差。

 

 

■18:30~18:50頃
「ムービーウォッチメン」→ 映画「野球少女」評

 

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ 井上苑子

 

 

■19:40~19:50頃
「新概念提唱型投稿コーナー」→ 抽象概念警察

 

 

■20:00~20:50頃
「ビヨンドザカルチャー」→ アトロク・フューチャー&パスト by 三宅隆太(脚本家・映画監督)

今回は宇多丸さん不在。

三宅さん登場ということで 令和版夜のミステリーの受賞について。

audiomovie.jp

 

追加でEP4〜6が追加配信。完成したのが昨日一昨日。

EP1〜3はストレートなJホラーだったが、4〜6はテイストが変えてあるので必聴。

独立した話が3本並ぶ。

 

タカキ:イヤフォンで聞くと「その場にいる」と感じられる。音の立体感、臨場感がすばらしい。

 

三宅さん:位置関係と空間感は今回も大切にしている。

その上で前回あえてやらなかった手法を取り入れている。

 

〜振り返り〜

月曜日:クマス

18時台:原辰徳談話。今年も豊作の辰徳語録に注目。

20時台:サクヤナガワさんによるスタンダップコメディ紹介。

著書の帯を宇多丸さんが担当。

今週のグラビアアイドル:岩﨑名美

 

三宅さん:月曜はオープニングトークに注目。

安達さんの旦那様。

桑島さんじゃ無いと取れない安達さんの表情が良かった。

宇多丸さんがトークショーで語られた内容を紹介してくれたが、参加できなかった人もどう言ったトークが繰り広げられたかを知ることができるのはすごく良い。

「撮る側の暴力性」「生写真ビジネス」など僕らの世代には刺さるワードが頻出。

特集も良かった。

 

 RN:小僧さん

サクさんが同僚から言われた「誰が言っても面白いじゃなく、お前が言ったから面白いジョークを作るのがお前の仕事」という言葉が良かった。

 

三宅さん:今回も非常に面白いお話。普段目にしない世界の話。

著書発売に関わる話も。

「アメリカンジョークが面白いくないと言われている元凶はデーブスペクターさんのせい」という話題。

僕はデーブさんがいいともに初出演した時を覚えている。

変わったキャップをかぶって登場。キャップのツバの先に手がついていて、ボタンを押すと「パチパチ」と拍手をする。

「変わった帽子だね」とタモリさん。「そうでしょ?これNYで流行ってるんですよ。渋谷で買ったんですけど」というギャグをかまして滑る。

デーブさんは今もスタンス変わっていない。

 

メジャーリーガーが番組に登場した際、「野球というものがありましてね」という枕からは入らない。ヤナガワさんは「スタンダップコメディとは」という話から始めねばならない。

そして英語で言ったジョークを日本語翻訳することで意味が変わってしまう。

それが難しいなと思っていたが、今週はどのジョークも面白かった。

 

スタンダップコメディを題材にした映画の紹介。

『パンチライン』トムハンクス主演。主婦のスタンダップコメディアンと天才的コメディアンのハンクスの物語。

サクさんが言われたのと同じ「自分ならではのジョークを」という言葉をかけられ、開花していく主婦のコメディアン。

 

『マンオンザムーン』ジムキャリ主演。亡くなった実在のコメディアン、アンディ・カーフマンを完コピで演じる。

アンディは自分の言葉を持った人物。先鋭的すぎて一般のお客さんとの間に乖離が生じていく。

 

火曜日:宇垣さん

家で桜の盆栽を育てているがチラホラ咲き始めた。

池澤さんの書籍紹介。フィデルマ格好いい!エッジの効いた作品の味も最高。

20時台はモンゴルヒップホップ文化について

 

三宅さん:OPトーク『シン・エヴァンゲリオン』をみたという宇多丸さんに「はい!話さないでください」と言い切る宇垣さん。

「ネタバレとはいったいなんなんだろう」というトークが面白かった。

『あの子は貴族』を宇垣さんがどう観たか、来週の映画時評と合わせて楽しんでみては?

特集のモンゴルヒップホップ。

 

アリンゴさん

モンゴルヒップホップ特集楽しかったです。民主化によって多分俗文化が流入したこと、90年台という比較的近年に発展した文化であること、もともと韻を踏んで楽器を演奏する文化があったためヒップホップの流行に必然性があったことが知れて良かった。

また、冬はマイナス三十度に達するモンゴルではストリートでの活動ができず、早期からインターネットでのバトルが流行してきたことが面白い。

 

三宅さん:モンゴルの歴史や文化とヒップホップのたどってきた近過去の歴史を重ねて語ることができる。

島村さんが普段博物館で働いているからこそできる語り口。

さらに面白いのが早稲田法学部で宇多丸さんと同級生だったということ、過去問を借りたことなどの「地元話」のようで面白かった。

シャーマニズムの専門家ということで、言葉を紡ぐというシャーマニズムとヒップホップの共通点は今後特集してほしい。

ラップバトルの再生回数が1000万回を超えるなど非常にホットな環境。本当にどの曲も格好いいのでタイムフリーでぜひ。

 

エンディングトーク最後の数秒で炸裂する宇多丸さんのボケにコンマ数秒で対応する宇垣さんが素晴らしい。

アーカイブにエンディングトークは残らないのでタイムフリーで!

 

水曜日:日比さん

18時台:トリプルファイヤー 吉田さんのエッセイについて

20時台:震災高校演劇特集。無料で作品を楽しめるので一緒に神祭を考えていきましょう。

 

三宅さん:吉田さんの書籍を読んだが非常に面白かった。

本人の語りも独特の間で面白い。

書籍は章立てがなく、故にもくじも無い。

川端康成の『湖』を思い出した。心のままに時系列を飛び越えて語られている。

 

タカキ:宇多丸さんの言っていた「本を書くときは普通ドラマチックに仕上げたりするものだけどこの本はそれがない」というのが面白かったですね。

 

RN:ユーフォニアノビリッシマさん

20時代の特集が心に残った。

いつもより苦気味でコメントを挟む日比さんなど、いつもより熱量を感じた。

「何者でもない高校生たちが演劇を通してしか伝えられないものがあるのではないか」と思わされた。

 

三宅さん:「ファイナルファンタジー」というゲームを介して震災を語る作品についていった日比さんの「当事者でしか出てこないセリフ」という言葉を聞いて思い出したことが。

被災地の取材をよく行っていたが、「洗い飯」という被災地の出版社が毎年していた怪談コンテスト。

不謹慎に扱われるから……と震災のあった年は中止にしようかと思ったが、その年は例年以上に投稿があった。

怪談は納涼などの目的でされるものだが、鎮魂や慰霊の意味もあるんだと思った。「ナラティブアプローチ」に近いのではないかと感じた。

 

木曜:宇内さん

18時台:伴野さんのドキュメンタリー紹介。

子供達目線で語られる素直な被災体験が生々しすぎて心に残った。テレビでは流せないものも配信では見ることができる。

20時台:ダフトパンクの曲はあまり知らなかったが、わかりやすい例えで紹介してくれたので飲み込みやすかった。

最初に聞いたときは「ほうほういい曲だな」程度にしか感じていなかったI Feel It Commingが、20:50頃にもう一度聞いたときは違った受け取り方ができた。

 

三宅さん:3.11当日、あの時何をしていたかという二人のトーク。

ひさしゃに思いを馳せるのとともに、あのとき自分が何をしていたか思い返すのも非常に大切だと思った。

ガグルさんの曲をかけたが、歌詞が素晴らしい。これも含めてOPトークを聞いてほしい。

カルチャートークの伴野さんの震災関連ドキュメンタリーの紹介。

『津波、そして桜』は鑑賞したが力強く素晴らしい作品。

今のテレビでは流せない部分も残されている。

決して穏やかな感情のみdミルコtのできる作品ではないが、神祭を思い返すのに非常に有効な作品

 

タカキ:海外の方だからこそ震災をありのままに伝えてくれるという意見が印象的

 

三宅さん:伴野さんが『アジアンドキュメンタリーズ』を立ち上げるきっかけに阪神淡路大震災があったというエピソードを知を通すことで映像を見ることで知れるものがある。

 

ふんどしゆで太郎さん

ダフトパンク特集のたどった音楽の編成について。

「英語の高級ステーキ」「神々の悪戯」など当意即妙な例え。

そして90年台からの歴史と、何故解散しなければならなかったのかわかりやすく知れる。

特集を聞く前と後とでは同じ曲が違った味わいで聞こえてくる。

 

三宅さん:CMJKさんがその時代ダフトパンクを聞いてどう感じたのか、彼だからこそ話せる特集になっていた。そこが聞き応えがあった。

 

タカキ:そうですね。単に歴史を紐解くだけじゃなくて。

 

三宅さん:ダフトパンキーという揶揄された表現をユニット名にした、そんな彼らがどう「洗練」を極めていったのか。

そして最初に聞いた曲がと吸収後にはどう聞こえてくるのか、こちらも楽曲を聴けるタイムフリーでぜひ。

 

■21:00配信
「Spotify限定・別冊アフター6ジャンクション」→ 森会見で注目・TBSラジオ澤田記者ってどんな人?根掘り葉掘り聞いたらバックボーンが多彩すぎる人材だった

3/11(木)アトロク 769回

 ■18:00~18:30頃
「オープニング」→最新カルチャートピックス

本日にちなんで流したい曲があると言うことでオープニングトークもそこそこに番組スタート。

 

宇多丸さん:アフター

宇内さん:シックス

宇多丸さん・宇内さん:ジャンクション!

 

宇多丸さん:当日宇内さんは何をしていたの?

 

宇内さん:大学入学前、自由に過ごせる2ヶ月間を過ごしていた。

家族も皆いる状態でドライヤーを掛けていたら、揺れよりも先に停電が来た。

「何で?」と思ったら直後に揺れ。急いでトイレに駆け込んだ。

すぐさま停電になったためテレビも観られず、翌日被害の全容を知り驚く。

 

宇多丸さん:僕は翌日にウィークエンドシャッフルの番組をやった。

揺れた瞬間はシネマハスラーの対象作品『英国王のスピーチ』の監督の別作品を鑑賞していたとき。

揺れが生じやすいマンションだったので非常に揺れた。奥様は近所の病院に。

翌日、逡巡もありながらもウィークエンドシャッフルを放送。

音楽中心のバラエティ番組を放送したのは業界でもかなり早期だったはず。

知人の中には一ヶ月水道が通らなかったと言う人も。それから10年、我々は日常を取り戻したが、全てが変わってしまった人も。原発廃炉も進まず。

 

東北を中心に活動するヒップホップグループ・GAGLE(ガグル)の「I Feel I Will」が流れる。

GAGLE、「I feel, I will」を配信開始|THE MAGAZINE

 

阪神淡路大震災にも射程の届く歌詞の曲。

「何度も聞くに値する味わい深い曲」と宇多丸さん。

 

宇内さんのお知らせ

土曜夜10:00からのトークアバウトに生出演。

ウィークエンドシャッフルの後番組!

人狼ゲームについて。

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ 伴野智(アジアンドキュメンタリーズ代表/震災関連ドキュメンタリー)

本日はTBSラジオ各番組で防災キャンペーン実施中。

アトロクではアジアンドキュメンタリーズで3.11関連のドキュメンタリーを紹介。

 

伴野さんおすすめの震災関連のドキュメンタリーを紹介。

映画の仕事に就きたいと思ったキッカケが大学四年生の時に遭遇した阪神淡路大震災。

フィルムを借りて『となりのトトロ』等を上映していた。

被災地に映画がやって来る!ということになると被災した方々が物凄く喜んでくれる。

それで映画の持つ力に気付いた。

3.11でも被災地を撮影しに行っていた。

先人達の残した「ここより下に家を建てるな」という石碑を境に、本当にその下に建てられた家屋が流されているのを見て愕然とした。

石碑が一つのドキュメンタリーになっている。

人は忘れていく動物だが、忘れてはいけないこともある。

 

今観るべき震災関連のドキュメンタリー

『盆唄』

双葉町が帰宅こんなん地域に。

伝統の盆唄が存続の危機に瀕してしまい、それを追ったドキュメンタリー。

ハワイの人々との出会いが一つの大きなターニングポイントに。

ハワイに渡った日系人の方が現地で踊り継ぎ、それが現在においても日系二世三世の方々が現地で受け継いでいる。

そんなハワイの人々の姿を観て「ハワイの人に双葉盆唄を歌い継いで欲しい」とハワイの人々に教えていく。

 

宇多丸さん:ゴーストタウンになってしまった双葉町を見て、このままでは故郷が二重に失われてしまうと思った。

また、日本の国の中でも双葉町の盆踊りは富山県から移り住んできた人々が伝えた文化であるということも知ることが出来、人の営みを感じた。

最後大勢で盆踊りを躍るシーンが凄い。音楽映画としても素晴らしい。

時代や場所を問わず文化が語り継がれていく様を見ることが出来た。

 

『津波そして桜』

イギリス人女性監督。2011年に公開された。

桜を撮りに訪日していた時に震災と津波に遭う。

「津波のありのまま」を捉えている。

今では地上波に流せない映像。

 

宇多丸さん:当時の恐怖を思い出した。映像の圧倒的生々しさ。

 

伴野さん:復興の思いを日本人の精神性の象徴たる桜に託して撮っているのが良い。

 

宇多丸さん:震災直後にもかかわらず被災した人々の逞しさ力強さ。

この段階ですら希望を見いだそうとする現地の人々。

 

伴野さん:あの時自分が何をしていただろうかと思い出す契機になった。

 

津波の子供達

2012年の作品。被災者である子供達の視点で描いた。

「子供達が語る東日本大震災」。子供ならではの純粋で鋭い視線。

大人が中々言葉で言い表さないことを語ってくれる。宇多丸さんは未視聴、宇内さんが鑑賞。

大川小学校が「何故この様な事態になってしまったのか」という釈明をしていたが、日本のメディアでそんな映像を見たことがない。

一人だけ生き残った先生を糾弾するシーンも……

外国人の方だからこそ撮り得た視点。

 

お知らせ

明日『ミッドウェイ』の円盤発売。

 

歴代のミッドウェーを描いた映画の中でもかなり史実に忠実に作られた作品と宇多丸さん。

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ YONA YONA WEEKENDERS

 

 

■19:45-19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」枠 → Spotify presents ラジオ、できるかな?

 

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンド・ザ・カルチャー」→ 「わたしとダフトパンク」論 by CMJK

2013年にグラミー賞を受賞して以来表立った活動は確かになかったが、彼らは何故活動を終えることを選んだのか。

 

ダフトパンク……93年にデビュー。

音楽史で「Daft Punky」と酷評されたが、その言葉を気に入った彼らがユニット名にした。

 

先日CNJKさんが書いたnoteがネット上で話題になったことで今回の特集に繋がった。

note.com

 

モヤモヤを解消しようと殴り書きしたこの記事が非常に反響が大きく、現時点で記事についたいいねは1000越え。

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2021年3月11日 20:11時点


時系列順で追うCMJKさんとダフトパンクの出会い。

95年DJ用のネタ探しでレコード店で「Da Funk」を見つけたのが出会い。

自分のDJプレイには合わないと感じたが当時の感触。しかしアメリカではダンスミュージックのチャートで1位になるのをみて「アメリカではこういうのが受けるのか」と感じた。

 

サンプラーが安価になったことが世界的に大きな潮流に。

誰もが新たな音を作れるようになるエポックメイキングな出来事。

 

電気グルーブ脱退直後から自分のモードチェンジ。

 

メカニックとオーガニックが好きというCMJKさん。

選曲もフリーズドライのような曲。

 

ダフトパンクのピーク「One More Time」 

www.youtube.com

2000年のシングル。

初めて聞いた時は料理中、ラジオから流れてきた。

フィルターハウスへの「アンサー返し」のような曲。

日本のヒップホップクラブでもよく流れていたという宇多丸さん。

本国フランスでヒットを飛ばし、全英2位まで行くもアメリカではさほど売れず。

しかし日本では30万枚を売る大ヒット!松本零士さん効果もあったとはいえ、日本人の金銭に触れるものがあったのだろう。

<音楽に疎い僕も聞いたことがある!>

 

宇内さん:ずっと乗っていられる。かと言って忙しすぎない。

 

CMJKさん:曲の後半、ビートがなくなって歌だけになる部分がある。ここは「やるな〜!」と思った。

全世界のDJに向けて「使ってください」というメッセージが込められているよう。

 

Random Access memories(アルバム)

有名ミュージシャンを集めているということでワクワクはする。

しかし、仮面ライダーやウルトラマンなどで歴代ヒーローが集まる回にワクワクはするもののストーリーが胸に残らないのと同じような感じ?

使用機材に縛りを設けたレコーディング。「スマホ全盛の時代にポケベルしか使っちゃダメ」というようなもの。ミュージシャンシップを感じる。

 

Get Lucky

www.youtube.com

高いレストランのA5のビーフのような曲、とCMJKさん

 

The Week Endに見る

本物の80’sの手法で作られた楽曲、マニアックにその手法が追求された曲。

「あまりにも80年代らしすぎて恥ずかしくらい」という一曲。

本当にオタクで本当によく知っているなぁと舌を巻くレベル。

The Week Endの音楽オタクらしさとダフトパンクの洗練された音楽の良さが際立つ。

イヤフォンで注意深く聴くとマニアック、流し聞すると非常に軽やかに聴ける。「これが洗練なんだ」と先日気づく。

 

もともと持っていたダフトパンクが戻ってきた。ダフトパンクの完成形を見た。

www.youtube.com

 

<門外漢なので全然わからない……色々間違っていたらすみません>

 

3/9(水)アトロク 768回

■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 最新カルチャートピックス/フリートーク

本日はスタジオに来ている宇多丸さん。

先週に引き続き?

心地良い風が吹いて気持ちのよい気候の本日。

が、風が嫌いな日比さん。花粉症については認めていないとのこと。

 

宇多丸さん:週末はドキュメンタリー攻め。明日3.11に合わせたドキュメンタリーをアジアンドキュメンタリーで観た。

そういったはなしをチョロリとして、初めて宜しいでしょうか?

 

日比さん:もちろん

 

宇多丸さん:アフター

日比さん:シックス

宇多丸さん・日比さん:ジャンクション!

 

宇多丸さん:今後も緊急事態宣言開所されてもリモートはこの番組に関しては実施していこうかな。

日比さん、最近はどうですか?

 

日比さん:『あさチャン!』終わってから本を読んだり映画を観たり、余裕が出て来た。

 

シーサイドスクワッドさん

本日MTVアンプラグドのライムスター特集が再放送。

録画データ消失に備え再視聴予定。

 

宇多丸さん:B-Boyイズムのみは商品にも収録されないので是非!

MTVアンプラグドが終わったので週末はゆるりと。

『星の王子ニューヨークへ行く2』が配信開始されたので観てみたりしたが、しょうもない話なので割愛。

惰眠を貪っただけの週末にしたくなくて勉強も兼ねてアジアンドキュメンタリーズを観た。

明日ばんのさんにお越しいただく。

それとは別に鑑賞したのがミャンマー関連の映像。

「報道されるレベルの情報しか知らないな」と思い鑑賞。

以前『ビルマVJ』というドキュメンタリーを紹介したが、情報が少し古い。

2019年『軍事国家ミャンマーの内幕』というドキュメンタリーがあり、今回の騒動の直前までを描いている。

アウン・サン・スー・チーさんの父親が独立を勝ち取るまでを描いている。

一党独裁体制からどうやって統治機構を移行するか。

日本においても無関係ではない。

軍部が政権を維持しやすいように巧妙に憲法にも規定されている。

軍部が「憲法を守ろう!」という皮肉めいたことも。

軍部は事前調査で余裕な姿勢で選挙に挑むも、予想に反してNLDが大勝してしまう。

伝説的な軍事家である父を持つスー・チーさんは軍部とも通じる言葉を持つ者としてミャンマーの軍事政権下で孤軍奮闘していた。

 

しかし少数民族に対して積極的な一手を打てないでいたスー・チーさんに対して国際社会の言葉も無責任だったのではないか。

ドキュメンタリーを観ただけでミャンマーの全容が分かったわけではないが、理解の鳥羽口として最適だった。

『黒魔術の潜む国』という書籍も是非!

 

リスナーメール

三毛猫電力さん

「震災と高校演劇」特集に寄せて。

東日本大震災時に高校演劇をやっていた当事者として非常に力のこもったメール。

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ トリプルファイヤー・吉田靖直(エッセイ『持ってこなかった男』)

「等身大より低めのエッセイ」刊行記念。

吉田さんは番組放送開始直後以来二度目の出演。

1987年香川県生まれ。

 

宇多丸さん:どうしたらそんなにタモリさんに好かれるんだろう。

タモリ倶楽部で「吉田さん特集」やってたじゃないですか?そんなことないですよ?

トリプルファイヤーが世に出てからしか知らないので紆余曲折を経て今に到っているというのを初めて知った。

読むのが辛かったけど面白かった。

掟ポルシェさんの『男の!ヤバすぎバイト列伝』と双璧を成す音楽家名作書籍!

 

宇多丸さん:吉田さんは人柄もあって周囲の人には恵まれている……よね?

嫌なことがあってもちょっとした褒め言葉けだで人間関係が続いていることがリアル。

この本を読んで驚いたのが、吉田さん色々覚えて良すぎじゃない?

 

吉田さん:多分家に帰って反芻しているから。記憶に定着しちゃう。

 

宇多丸さん:物事を客観視する姿勢は昔からあったんですか?

 

吉田さん:そうですね。クラスで面白い奴がいても「この中で芸人に達する人間はいない」などと冷静に見ていた。

 

宇多丸さん:吉田さんの文章の特徴で、普通はもうちょっとドラマ化するんですよ。

吉田さんはあらゆるドラマ化を拒んでいる。それが凄い。

この本を読んでトリプルファイヤーの曲、初めて理解できた気がする。

 

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ なかの綾とCENTRAL

 

 

■19:45-19:55頃
新概念提唱型投稿コーナー → シアター・一期一会

 

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンド・ザ・カルチャー」→ 震災と高校演劇 特集(TBSラジオ・澤田大樹記者 & 劇作家/演出家・工藤千夏)