映文計

映画と文房具と時計、好きなものから1文字ずつもらって「映文計」。映画のことを中心に日々綴っていきます。

時計アンテナ2022/08/21

前回書いて以来気になった時計をまとめたので備忘録。

 

 

前回

eibunkeicinemafreak.hateblo.jp

 

【SEIKO】SSC081 Prospex Tanah

画像:https://www.seikowatches.com/id-id/products/prospex/ssc081

www.seikowatches.com

恐らくデカすぎて僕が着けても全然似合わないんだろうけど、見てくれが滅茶苦茶良かったので。

僕は国産時計だとSEIKO贔屓だったのに前回の記事でSEIKOの時計を一本も入れていなかった。

広告でこちらのモデルを見かけて気になり、すぐに検索したのだった。

 

ProspexのXのロゴマークはエレガントな時計に入れるには野暮なロゴだと思うが、この手のタフな時計にはとてもマッチする。

 

 

【SEIKO】SEIKO 5 SRPC29K1

画像:https://www.yodobashi.com/product/100000001003949502/?gad1=&gad2=u&gad3=&gad4=549273026526&gad5=17501957422006536246&gad6=&gclid=CjwKCAjw0dKXBhBPEiwA2bmObSYsifk8ogqDxnqGiTGb5BQHCe2lr_TKoJ9HXygDZ14YXpx0EYI1thoCn7EQAvD_BwE&xfr=pla

 

※逆輸入なこともあってか、SEIKOの公式ページには該当ページがなかった。

 

アラビア数字のインデックスは、ともすれば洗練された印象を損なうものだと思う。

それは決して僕個人の感想ではない。

ドレスウォッチの多くがローマ数字のインデックスやバーインデックスを採用していることからも明らかなように。

 

しかし、アラビア数字が文字盤に刻まれていても、それがかえって味になる時計というのも確かに存在する。それがフィールドウォッチやパイロットウォッチの類だ。

 

このモデルをよく見てみると、インナーベゼルには非常に多くの文字が刻まれているが、文字版自体のデザインは驚くほどシンプルなことが分かる。

 

暗い文字盤に明るいグレー?白?のインデックスは、そのコントラストが視認性の向上に一役買っている。

 

また、デイトの窓が4時と5時の中間に配置されているのも素敵なポイント。

 

デカ厚は基本的には僕の好みからハズれる上に自分が着けても似合わないんだけど、これは良いね。

 

 

【SEIKO】SBDY117 Prospex Diver Scuba
Save the Ocean Special Edition

画像:https://www.seikowatches.com/jp-ja/products/prospex/sbdy117

www.seikowatches.com

 

「ツナ缶」の愛称で知られるSEIKOのダイバーズ。

以下の通り、この美しい色は特別仕様らしい。

 

“Monster”や “TUNA”の愛称で親しまれているケースデザインをベースに、4Rキャリバーを搭載したSave the Ocean Special Edition
絶滅危惧種にも指定されているペンギンをモチーフにしたアイコニックなデザインです。
氷の大地から水中へ飛び出す勇気ある「ファーストペンギン」が泳ぐ姿をダイヤル上に表現しました。

引用元:https://www.yodobashi.com/product/100000001006846752/

 

潜水用防水200m(そして耐磁性)という堅牢性は夏休みのマリンレジャーやキャンプを初めとしたハードユースにぴったり。

涼しげな青いカラーリングも相まって、夏に着用して出掛けたい一本。

 

こちらのリンクを見ると「ツナ缶」と呼ばれるこのモデルのケースの厚みがわかる。

 

セイコー プロスペックス ツナ ペンギン ダイバースキューバ SEIKO PROSPEX メカニカル 自動巻き 腕時計 メンズ SBDY117 Save the Ocean スペシャルエディション TUNAneel.co.jp

 

つけ始めるとその厚みも気にならなくなるんだろうか。

 

 

 

【SEIKO】SEIKO5 SPORTS  SRP551

画像:https://www.amazon.co.jp/-/en/Seiko-Watch-srp551-K1-Mens-Reverse/dp/B00LMHKKEG

zenmai-tokyo.com

 

SEIKO 5は一期一会。

商品のライフサイクルが短いことがその理由の一つだが、海外限定流通のモデルも数多く存在することも一層その傾向を強めている。

 

上の記事でこのモデルが紹介されているのは6年前。

6年も経てば通常のモデルでも販売を中止していることはザラにあるけれど、逆輸入のSEIKO 5はいつ国内で流通し始めていつ姿を消したのかを追うことすら困難だ。余程のことがない限り、出会うことは無いだろうなぁ。

でもこれ、カッコ可愛いなぁ。

SEIKO 5ってなかなかライブラリに残らない。SEIKOさん、過去に発売した5のライブラリ、残しませんか?

 

Pinterestに上がっていた写真も可愛い。

www.pinterest.jp

 

この方がTwitterに挙げている写真もいいなぁ。

 

CITIZENCITIZEN PROMASTER/ MECHANICAL DIVER 200m NB6021-17E

画像:https://citizen.jp/shop/promaster/g/gNB6021-17E/

citizen.jp

 

純粋に「この時計が欲しい!」よりも「こんな逸話があったのか!」というのを入口に気になった一本。

citizen.jp

画像:https://citizen.jp/news/2022/20220323-2.html

シチズンアーカイブにおいてユニークな逸話を持つダイバーズウオッチ「チャレンジダイバー」。1983年にオーストラリアのロングリーフビーチで、フジツボに覆われながらも動き続けているものが発見されました。フジツボの付着状況から長期間海中にあったことがうかがえるものでした。

 

空爆を耐えた任天堂GAMEBOY」とか、この「フジツボに覆われながらも時を刻み続けたCITIZENのダイバーズウォッチ」とか、日本メーカーの商品が高い耐久性から評価される逸話が大好きなのだ。

 

腕時計は単に「モノ」を手首に巻いているというよりも、「ストーリー」を手首に巻いていると言う感覚が強い。

伝説的なエピソードを持つダイバーズの後継機を自分が身に着けているのだという事実は、きっと同一価格帯の他の時計を購入した場合よりも強い満足感をオーナーに与えてくれることだろう。

 

2022年8月の新作と言うことで、いち早くトレンドをキャッチするという意味でもどうだろうか。

 

ちなみに、視認性を高めるために文字盤に示される情報が非常にミニマムな時計になるダイバーズウォッチは、他のメーカーの製品とデザイン上の差別化が最もしづらい時計の一つと言えるかもしれない。

ライバルであるSEIKOのプロスペックスシリーズのダイバーズと比較するとこんな感じ。

CITIZENhttps://citizen.jp/shop/promaster/g/gNB6021-17E/ / SEIKO:https://www.seikowatches.com/jp-ja/products/prospex/sbdc141

色合いやベルトの材質こそ異なるけれど、文字盤もケースデザインも酷似しているように見えないだろうか。

CITIZEN】PROMASTER MARINE BN0156-13W

画像:https://citizen.jp/shop/promaster/g/gBN0156-13W/

citizen.jp

チャレンジダイバーは税込み96,800円、本商品は同40,700円。

性能が異なるので金額のみを比較して高い安いということはフェアではないが、200mの潜水用防水、ロック付きりゅうず、逆回転防止ベゼルなどダイバーズに求められる諸条件をクリアしてこの価格、正直僕は「やっす!」と思った。

 

時計マニアは機械式を好む傾向があるので、本商品の機構がエコ・ドライブ(クォーツ式)である点が消費者にどう映るか、というところである。

 

青文字盤はブームを超えて今やすっかり定着した感があるが、昨今は緑が流行りだとか。

(そういえば2011年くらいに出たROLEXのグリーンサブ、格好良かったんだよな~)

 

グリーンベゼルにグリーンフェイスでしっかりとトレンドをキャッチしつつ、海に川に大活躍すること間違いなしのタフネスを持ったこのモデルを是非今夏あなたのコレクションに加えてみてはどうだろうか。

 

上では定価で40,700円と書いたけど、am͜a͉zonなら28,200円(2022/08/21時点)で買えちゃうみたい。

 

【ORIENT】FAC00008W0 “BAMBINO”

画像:https://www.orientwatchusa.com/collections/contemporary-classic/fac00008w0/

www.orientwatchusa.com

※海外モデルなのでORIENT USAのサイトから

 

ORIENTは前々から興味は持っていたものの、実際に購入するというところまではいかなかったメーカー。

「SEIKO、CITIZENに次ぐ国産時計メーカーの三男坊」というのが永らくORIENTの立ち位置だったが、セイコーエプソン株式会社の完全子会社となったり、G-SHOCK人気に押されて「SEIKO、CITIZEN、CASIOが日本の3大時計メーカーだ」と考える人も出てきたりするなど、ちょっと存在感に陰りが……?などと思わないこともない。

 

しかし高品質な製品を生み出し続けていれば、世間は見ていてくれるもの。

こちらの記事を読んで、僕はこの時計の放つ価格以上の高級感と色気に魅了されてしまった。

www.hodinkee.jp

 

静謐さを称えた白の文字盤に、ギラつきを押さえた気取らないゴールドのインデックスの組み合わせが実に上品だ。

画像:https://www.orientwatchusa.com/collections/contemporary-classic/fac00008w0/

 

インデックスは別パーツではなく塗装のようだが、価格を考えれば無理からぬこと。

 

国産時計のSEIKO、CITIZENのロゴが至ってシンプルであるため、それらと対比してORIENTのロゴは少々大仰なものだと感じていた。

 

しかしこのモデルの持つヨーロッパ貴族の愛用品のような雰囲気には、ORIENTの少し派手目なロゴが実にマッチしている。

(「ブランドロゴとデザインのマッチング」という面に対し、僕は今まであまりにも無頓着であったと気づかされた)。

これが1万円台で手に入るって、ちょっとした事件ですよ。

 

 

TIMEX】Harborside Coast TW2V27400

画像:https://www.timexwatch.jp/c/collections/new/TW2V27400

www.timexwatch.jp

 

前回の記事では気になるモデルとしてTIMEX Qのペプシベゼルを紹介した。

公式サイト上の宣伝もカラーリングも、アメリカのポップアイコン足りうるポップさとかわいらしさを備えたモデルだったが、巻きブレスである点が気になる人には気になるポイントだろう。

こちらのモデルは見る限りブレスはムクのようだ。

 

インデックスのデザインも針のデザインも、デイト窓のサイクロップスの組み合わせもどこかで見たことがあるような気がするけど、きっと気のせい。

TIMEX Qは24,200円、Harborsideは17,600円と価格の面ではこちらの方が安価であるものの、先に挙げたベルトの処理のみならずベゼルを見てもこちらの方が高級感がある。

 

ポップさを取るか、価格以上の高級感を取るか。これは大いに悩むところ。

 

なお、前回紹介したTIMEX Qは38mm、今回紹介するHarborside Coastは43mm。

写真で見る限り作りの良さはHarborside Coastだけど、サイズ感的にはQの方が僕の好みだなぁ。

 

 

【HAMILTON】KHAKI NAVY SCUBA AUTO H82505140

画像:https://www.hamiltonwatch.com/ja-jp/h82505140-khaki-navy-scuba-auto.html

www.hamiltonwatch.com

43mmサイズは某の守備範囲外なんだけど、格好良いね。

実際に着けたらきっと「デッカ!」ってなるんだろうけど。

 

画像:https://www.hamiltonwatch.com/ja-jp/h82505140-khaki-navy-scuba-auto.html

ベゼルのエッジの処理とか、この辺のヘアライン仕上げとか、格好いいんよ。

腕時計は10万を超えたあたりのモデルから面構成がグッと複雑になり、ケースの仕上げも力が入るため見ていて楽しい。

 

このモデル、カタログで眺めていただけではさほど惹かれなかったかもしれないが、インスタグラムにあげられたこの写真が非常に印象的だった。

30気圧(300m)防水の機能性を誇示すように、マリンサイドでの使用シーンをイメージさせる写真がまた良い。

 
 
 
 
 
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時計メーカーのHPに行くと白い無地の背景に時計が浮いたように写された写真が掲載されている。

白い背景は時計の色合いなどを見るのに適しているし、それはそれで勿論意味のあることだとおもう。

しかし腕時計は実用品なので、やっぱり実際に着用した時にどう写るのか、どんなシーンに映えるのかを消費者に想像させるのは大事だなと思う。

上に引用したInstagramの1枚目の写真は、時計に差し込む陽光がベゼルと文字盤の高低差でフェイスに影を落としていて、めちゃくちゃセクシー。

いや〜格好良いな〜

 

 

【LONGINES】SPIRIT Zulu Time L3.812.4.63.6

画像:https://www.longines.com/jp/watch-longines-spirit-l3-812-4-63-6

www.longines.com

これまでに紹介していたモデルから一気に価格帯が上がるが、惹かれてしまったんだから仕方がない。

24時間タイムゾーン付き、クロノメータ規格。黒文字盤にゴールドのインデックスと針、そして濃緑のベゼルがキリリと締まった印象を与える。

 

流行の只中にあるグリーンの時計を選ぶのがちょっとハードル高めだなと思ったら、こんな渋めの緑は如何だろうか。

緑が使われているのは文字盤ではなくベゼル。そして、鮮やかな緑ではなく彩度を落としたミリタリーチックな濃緑ということもあって、いかにもトレンドを追っていると思われるのが抵抗のある方にも良さそうだ。

 

IWC】IW388108 PILOT WATCH CHRONOGRAPH  41 “MERCEDES-AMG PETRONAS FORMULA ONE™ TEAM”

画像:https://www.iwc.com/jp/ja/watch-collections/pilot-watches/iw388108-pilot_s-watch-chronograph-41-edition-mercedes-amg-petro.html

 

こちらは広告で見かけて「うお!」と思った商品。

シルバーのケースにブラックフェイス。

そしてインデックスと針は何と……ミントグリーン?!ターコイズ?!

 

鮮やかなグリーンのベルトがデフォルトだけど、黒いベルトも同梱されるようで、黒いベルトに付け替えればそんなに違和感なく着用できそう。

画像:https://www.iwc.com/jp/ja/watch-collections/pilot-watches/iw388108-pilot_s-watch-chronograph-41-edition-mercedes-amg-petro.html

 

本モデルはF1のレースチームとのコラボモデル。

チームのクルーが揃ってこんな素敵な時計を着けていたら滅茶苦茶お洒落だよなー。

 

watch-media-online.com

 

 

以上、前回の記事を書いてから気になったモデルの紹介でしたとさ。

 

価格と見た目の良い意味のギャップで、ORIENT FAC00008W0が滅茶苦茶刺さったなぁ。

 

青文字盤が好きと以前書いたけど、実は僕の一番好きな色は緑なので、最近緑がトレンドなのはうれしい。

今回も緑のモデルを沢山選んでしまった。

マーヴェリックの腕時計〜ノスタルジーを身に着けるということ〜

腕時計が好きになってから、いろいろなメーカー名やブランド名を覚えた。

 

SEIKO、CITIZEN、ORIENT、CASIO、ROLEX、OMEGA、PATEK PHILIPPE、AUDEMARS PIGUET、VACHERON CONSTANTIN、JAEGER-LECOULTRE、BREGET、A. Lange & Söhne、ORIS、HUBLOT、IWC、ZENITH、CARTIER、FREDERIQUE CONSTANT、LONGINES、TAG HeuerBreitling、TUDOR、BLANCPAIN、HAMILTON、JUNGHANS、NOMOS、Sinn、MONDAINE、BULOVA、Bell & Ross、BERING、SKAGEN、DW、VICTORINOX、ZEPPELIN、RADO……などなど。

 

それは図鑑を買い与えられた子供が恐竜や昆虫や電車やはたらく車の名前を際限なく覚えていくことにも似た、「この領域のあらゆる情報を脳にインプットしたい」という人間の根源的な知識欲だったのだと思う。

大学卒業から社会人になりたての頃、実家から職場までの2時間近い通勤時間で個人の運営する時計ブログを覗いては「こんなメーカーがあるのか!」、「こんな格好良いモデルがあるのか!」と情報の草原(くさはら)を掻き分けながら進んでいったことを思い出す。

 

しかし、恐ろしいほどに時計という世界は広大だ。

いまだに「そんな名前初めて聞いたんだけど!」というブランドに出会う。

そんなブランドの一つが、つい先日知ったPORCHE DESIGN(ポルシェデザイン)だ。

 

知らなかったのも無理はない(と自己弁護を図っておく)。

時計以外にも男性用アクセサリーを展開するブランドのようで、時計のみを販売する所謂「時計ブランド」以外に興味が薄い僕にとって同社は守備範囲外だったのだ。

(「G-SHOCKを作っているCASIOって計算機メーカーだったのか!」、「CARTIERはアクセサリーブランドだけど、ここの時計は時計オタクからも一目置かれているのか!」みたいなことがあるので、必ずしも時計ブランドの時計にしか興味がないというわけではないことは敢えて記しておきたい)

 

PORCHE DESIGNを何で知ったかというと、この記事を読んだから。

www.hodinkee.jp

 

今年のベストムービー、“TOPGUN: MAVERICK”でトムが着用していた時計を調べていてこの記事を見つけた。

 

この記事を掲載しているHODINKEE JAPANはアメリカに本拠地がある腕時計専門メディア。以前から広告が流れてくるのは見たことがあったが、じっくり記事を読んだのははじめて。

 

この記事では、1986年“TOPGUN”公開当時にトム・クルーズが演じたマーヴェリックはフルブラックのクロノグラフ(モデル名「クロノグラフ1」)を着用していたが、それがポルシェ・デザインの品であること、そして本年公開された“TPOGUN:MAVERICK”においても彼が同じモデルを着用していることが明かされている。

 

 

そしてこの記事を読んで僕は思わず仰け反った。

www.gqjapan.jp

何と、今作“TOPGUN:MAVERICK”でトムの演じるマーヴェリックが着用している「クロノグラフ1」は、前作でトムが着用していたものと同一の個体であるというのだ。

 

画像:https://www.gqjapan.jp/watches/article/20220705-top-gun-tom-cruise-watch-porsch-design/amp

画像:https://www.hodinkee.jp/articles/tom-cruise-pilots-fighter-jets-while-wearing-a-familiar-porsche-design-chronograph-in-top-gun-maveri

 

これはプロデューサーのジェリー・ブラッカイマーが前作の撮影終了後に私物として所有していたものを、トムが借用して撮影に臨んだということらしい。

これは、スタッフが小道具としてeBayから調達した「クロノグラフ1」ではない。トムによると、前作で実際に彼が着用したのと同じものだというのだ。『トップガン』シリーズのプロデューサーであるジェリー・ブラッカイマーが続編製作までの36年間、プライベートで所有していたものを、トムが撮影中だけ借りたのだそうだ。

「私が身につけたのはオリジナルの時計です」と、トムは5月末に放送されたBBCの『Radio 1』で語っている。「ジェリーに『続編にはその時計が必要なんだ』とお願いしたのです。私の撮影が終わったその瞬間、その日のうちに、彼は時計を奪い取って帰りましたけどね」と、トムはつづけた。



画像:https://www.gqjapan.jp/watches/article/20220705-top-gun-tom-cruise-watch-porsch-design/amp

 

前作と同じバイクに乗り、前作と同じ革ジャンを着て、前作で乗っていたかつての愛機「F-14」のキーホルダーを携帯する。そんなノスタルジーに生きる伝説のパイロット、マーヴェリック。

 

マーヴェリックがフィクションの中の登場人物であることは理解している。

また、庵野秀明監督のファンである僕は、架空の物語の登場人物と実在の人物を過度に結びつけて考えることが好ましいことではないと十分に理解しているつもりだ。

www.j-cast.com


しかし、36年ぶりにスクリーンを彩った作品でマーヴェリックを演じたトム・クルーズが、前作と全く同じ時計(それも同一個体)を着けて撮影に臨んだのだという事実が、そのエピソードが、架空の人物であるマーヴェリックに血と肉を与えてくれているように思えてならないのだ。


『ミッションインポッシブル』シリーズを視聴するとき、僕らはイーサン・ハントとトム・クルーズを半ば同一視しているきらいがある。


演じるキャラクターとの強い同質性を視聴者に抱かせるトム・クルーズ

この点で、トム・クルーズを超えるハリウッドスターを僕は思い浮かべることが出来ない。

トム・クルーズ。やはり彼は稀有なハリウッドスターだと思う。

 

彼が演じたマーヴェリックの愛用時計の後継機が欲しい方はこちらから。

 

勿論、アイコニックなRay-Banのサングラス「アビエーター」も忘れずに。

 

 

【関連】

ポルシェデザインが1972年の「クロノグラフ1」のオリジナルモデルを蘇らせるらしい。

日本語対応ページがないのが残念。

www.porsche-design.com

お題:夏に見たい映画・ドラマ・アニメ・バラエティ

「夏に見たい映画・ドラマ・アニメ・バラエティを選んでください!」とある。

バラエティは詳しくないので割愛し、アニメ、映画、ドラマのみを選出する。

 

自分の夏の記憶と密接に結びついた作品を選んでみた。

 

<映画>

となりのトトロ

実家住まいの頃、中学生の頃から毎年夏休みに『となりのトトロ』を観ていた。

今晩の金ローでもやるけど、やはり僕にとっては夏といえばトトロ。

平成生まれの僕が知っている(つもりの)“昭和の夏”。その原体験が、ここに。

 

 

“STAND BY ME”/『スタンド・バイ・ミー

夏休みに観るのなら小さな冒険を感じられる作品が良い。

弾けるような少年期の思い出と、残酷なまでにビターなラストシーンの対比が胸に来る。

何度でも観たい、いつでも傍らにいてほしい作品。

 

<アニメ>

スラムダンク

僕は『スラムダンク』ドンピシャ世代ではないんだけど、僕らの世代の多くがスラムダンクに親しみを持っている。

それは夏休みになると毎年、昼間にスラムダンクの再放送が流れていたから。

スラムダンクはOP映像からも「迸りすぎだろ!」というくらい桜木たちの汗が迸っているけど、あの湿度感も含めて「夏といえばスラムダンク!」という印象が強い。

湘北高校が立地する湘南エリアからは少し離れるけど、僕は同じ神奈川県に住んでいた。

大学生の頃、学習塾のバイトの用事で鎌倉高校に入塾を勧めるチラシを配りに行った。

その時、鎌倉高校から鎌倉高校前駅に向かって歩いていた時に見た光景に「これ、スラムダンクじゃん……」と思わずこぼしてしまった。

照り付ける太陽、踏切を通過する江ノ電、電車が去ると開ける視界に飛び込む大洋と、水面に煌めく陽光……正しく『スラムダンク』。まさしく「日本の夏」。

 

 

逮捕しちゃうぞ

同年代に関東で小学生時代を過ごした人には伝わると思う。

夏休みの昼間は『スラムダンク』からの『逮捕しちゃうぞ』という再放送の鉄板の流れがあったのだ(あれ?前後逆だっけ?)。

だから、夏に観たくなるアニメを考えたとき、スラムダンクとセットでこの作品が思い浮かぶ。

 

 

メダロット

カブトバージョンとクワガタバージョンを同時発売させるのが恒例のゲーム『メダロット』。

第一作目の発売は11月28日と全然夏じゃないんだけど、日本の夏を象徴する二大昆虫がモチーフの主人公機が活躍するゲームなのでやっぱり夏にプレーしたくなる。

ゲームのプレイに疲れたら、箸休めにアニメ版『メダロット』が観たくなる。

アニメファンには語り草の伝説的な作画のエジプト代表戦を観ようかな。

「たこ焼きは地球だ!」の名言を生み出したあの回を観ようかな。

 

 

<ドラマ>

スラムダンク』、『逮捕しちゃうぞ』と全く同じ理由で『大好き五つ子ちゃん』と『キッズウォー』かな。

 

国産ドラマに全然明るくないので引き出しが少ない……

 

www.amazon.co.jp

 

お題全文:

この夏にあなたが見たい作品・気になる番組は何でしょうか? ぜひブログで教えてください。

計8名様にFODプレミアムのクーポンコードやFire TV Stickをプレゼント! 皆さんのアツい投稿、お待ちしております。

2022年26人目:竹内 花さん/熊崎風斗アナ オススメグラビアアイドル(2022/08/15)

クマスが毎週おすすめするグラビアアイドルをアーカイブするエントリ2022年第26回。

 

竹内 花さん

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宇多丸さん:はい。ということでTBSアナウンサー熊崎風斗さんによるおすすめグラビアアイドル、今週はどなたでしょうか?


クマス:今週竹内 花さんという方ご紹介させてください。

8月11日で24歳になったという方で、今発売されています週刊誌『Flash』にグラビアが掲載されておりまして


宇多丸さん:はい


クマス:あの、まぁ何といってもですね今年の9月20日にですね、初めてとなります写真集『花の蜜』を発表するということで。現在大学生とかそういう中での、まぁグラビア活動。それからバラエティーなんかにもどんどん進出しているという竹内花さんであります

 

宇多丸さん:はい。非常に爽やかな笑顔が印象的なわけでございますけど


クマス:ええ


宇多丸さん:あ、そうなんですね、そういう、まぁ「女子大生グラビア」的な


クマス:そうですね!


宇多丸さん:売りだと


クマス:愛知県件ご出身の方なんですけれども。まぁそういうことで、もう本当にこれからもっともっと多分出てきますので、竹内花さんです。

 

宇多丸さん:ありがとうございます。

 

【所属】株式会社リップ R・I・P

rip.ne.jp

 

 

 

前回:

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【関連】

2022年25人目:村山 優香さん/熊崎風斗アナ オススメグラビアアイドル(2022/08/08)

クマスが毎週おすすめするグラビアアイドルをアーカイブするエントリ2022年第25回。


村山 優香さん

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宇多丸さん:さて今週のおすすめグラビアアイドル、熊崎さんどなたでしょうか?


クマス:はい今日発売のプレイボーイの表紙になっています村山 優香さんという方で、あの、「ウルトラマンヒロイン特集まるまる1冊」というプレイボーイの中で、今やっています『ウルトラマンデッカー』のヒロインの村山 優香さんが表紙になっていると。

 

宇多丸さん:はい

 

クマス:他にも過去のかつてのヒロインの皆さん、皆さん

 

宇多丸さん:こいけりなさんとかね

 

クマス:大集結と!プレイボーイ、これ素晴らしいです


宇多丸さん:はい。ということで、え〜村山優花さん。


クマス:はい!


表紙でスペシウム光線ポーズをとってるじゃないですか。私見て「ハッ」と思ったのはですね、「ケイレイ女子特集」というね

 

クマス:ケイ レイ 女 子…… 

 

宇多丸さん:ウィークエンドシャッフル時代にやった奇っ怪な特集があるんですけど、編集者吉野志郎さんによるですね、奇っ怪な「敬礼女子」なる概念。
このスペシウム光線、ちょっと「“敬礼女子”み」ねぇかなという


クマス:敬礼女子……

 

宇多丸さん:吉野さんどう思うこれ?敬礼ですかこれは?

 

クマス:吉野さん?

 

宇多丸さん:吉野さん?

 

クマス:お願いします答えてください

 

宇多丸さん:吉野さーん!

 

【所属】アークプロモーション

arc-promotion.com

 

前回:

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【関連】

 

 

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我が家の時計事情

富山県に着任して3年目。

コロナ下で2年本格的な帰省を避けていたものの、3年振りに実家に複数泊する帰省を行った。(6月に一日だけコロナ禍で初めて実家に足を踏み入れたけど、本格的な帰省は今回が初)

 

そして僕の帰省に合わせる形で1日だけ弟も近県から実家に帰ってきた。

 

両親と僕ら兄弟の四人が揃うのは3年前の僕の結婚式以来。

また、弟は昨年末に結婚をしていて、結婚指輪を着けた弟と会うのも初めてだった。

 

弟の時計

リビングの机に見慣れない時計が置いてあったので、「これ父さんの?」と訊くとどうやら弟のものらしい。

 

弟は長らく僕が大学生で彼が高校生の頃一緒に買いに行ったWIREDの時計をしていて、社会人になった弟に「もう少し大人っぽい雰囲気の時計も買ったらどう?」と勧めていたのだった。

(2022/08/18追記

恐らく「7T92-0KB0」というモデル)

 

が、彼は時計に対する興味も薄く、壊れない限り自分で買い換えるようなタイプでは無い。

机上にあった時計は弟の妻が結婚指輪のお返しに買ってくれた物らしく、SEIKOプレサージュの20代男性が着けるに相応しい若さを感じるデザインでもあり、高級感もあり、遊び心もある素敵な一本だった。

 

画像:https://www.seikowatches.com/jp-ja/products/presage/sary187

 

時計選びはその人の個性が現れるものだけど、贈り物を選ぶ際、弟のことをよく考えて選んでくれたんだろうなというのが伝わって来て、今回の帰省では会うことの出来なかった弟の奥さん(義理の妹さん)の人となりすら窺い知ることが出来た気がした。

 

父の時計

幼少時、父親の時計と眼鏡に触ると滅茶苦茶怒られた。

 

それくらい、父は1993年時分に出張先のカリフォルニアで買った自分の時計を大事にしていた。

 

そんな父が2002〜2003年、一年間の長期単身赴任出張先のアリゾナの打ちっぱなしゴルフ場で時計を紛失した。

 

プレーを終えて手と顔を洗う際、洗面台付近に時計を置いてしまい、そのまま駐車場へ。

駐車場で思い出して急いで戻ったものの、そこに時計の姿はなく……と、そんな流れだったらしい。

 

そんな不運な別れを遂げた父の思い出の時計。

「こんな感じじゃなかったかな」と検索して、それらしきモデルのリンクを父に送ってみた。

 

f:id:naw0t0:20220812143936j:imagef:id:naw0t0:20220812144103j:image

(絵がお世辞にも上手とは言えないのは、慣れないスマホ+指で描いたものなので目を瞑っていただいて……)

 

金のTAG Heuerのダイバーズ。

サイズは36〜38mmだったはず。

ベゼルがカチカチと音を立てて回転するのが格好良かった。

当時はその部位が「ベゼル」と呼ばれるパーツであることも知らなかったけれど。

 

父は物を長く大事に使う人で、社会人になるときに買ったと言っていたのでもう40年選手になるSEIKOの薄型クォーツ(スクエア、白文字版)、そして先日こちらの記事でも触れたLONGINES、

僕の中ではLONGINESといえば3針時計。 父親の務める会社は永年勤続表彰として父親の数年前の代までは金銭的なアレがあったのだけど、突如としてカタログギフトによる物品支給に。 父親が残念がりながら「物として貰うなら……」とカタログから選んだのがLONGINESのペアウォッチだった。 その腕時計が黒い革ベルトに白の文字版の3針モデル。そして、僕はその時初めて「LONGINES」というブランドを知ったのだった。

時計アンテナ22/08/03 - 映文計

そのものズバリなモデルがわからないんだけど、イメージ的にはこんな感じ。

画像:https://www.longines.com/jp/watch-la-grande-classique-de-longines-l4-755-4-11-2

www.longines.com

 

G-SHOCKのアナログウォッチが一つ

このモデル。画像:https://www.yodobashi.com/product/100000001001211130/

 

そして僕が父の定年を機に「お仕事お疲れ様」という感じで送ったメタルベゼルのスピードモデル

画像:https://www.casio.com/jp/watches/gshock/product.GMW-B5000-1/

 

これらが父がLINEで挙げていた現在の愛用時計だ。

 

SEIKOの薄型クォーツは当時売り場で最も薄く、最も軽いモデルを選んだらしい。

父は偏頭痛が持病で、肩凝りが頭痛に遷移することもあるため身に着ける物はとにかく軽い物を選ぶ傾向にある。

 

そんなことを知っていたので、僕が選んだG-SHOCKも特別感のあるメタルモデルながらベルトがラバーで計量なものにしたのだった。

 

実家に帰って父と話した際、「LINEではSEIKOとLONGINESとG-SHOCK2本って言ってたけど、SEIKO 5も持ってなかった?」と聞いてみた。

父も存在を忘れていたようだけど、机の引き出しに眠っていたようで「これもあったわ」とSEIKO 5を持ってきてくれた。

 

僕がLINEで父に送ったキッタナイ絵はどうやらSEIKO 5とTAG Heuerの記憶がゴッチャになっていたようで、ギザギザしたベゼルは父のSEIKO 5の特徴だった。

 

父は紛失してしまったTAG Heuerに名残惜しい気持ちが相当あったのだろう。

ホイヤーの代わりに買ったSEIKO 5もゴールドのダイバーズだったのだ。

それ故に、僕の記憶の中で二つの時計の特徴が混じり合って記憶されてしまったのだと思う。

 

母の時計

母親は時計に対して興味がないのか着けているのを殆ど見たことがない。

 

先に言及した過去のエントリでも書いたとおり、父が入手したLONGINESはペアウォッチなのでその片割れは母の元にあるのだが、何処に仕舞ってあるのか本人も知らないのではないか。そう思うくらいには着用している姿を見ない。

 

遠洋漁業の船乗りをしていた祖父が祖母と母に寄港先でΩの時計をかったことがあるらしく、15mm程度の大きさのモデルを母が、8mm程度の小サイズモデルを祖母が所持している。

 

祖母がこの時計を着けているのは見たことがあるが、母が、この時計を着けているのは余り見ない。

(母としては祖母のモデルの方が良いな、と思っていたと言うのもあるだろうが)

 

僕の時計趣味のルーツ

先日、父とのLINEのやり取りをちゃん嫁に見せたところ「貴方が時計好きなのはお義父さんの影響かもね」と言われた。

「いや〜。身に着ける物だから大事にしてはいるけど、父ちゃんことさら時計に詳しいわけじゃないしな〜」と返したら「そっか。まぁ男の人って時計とかメカ好きな人多いもんね」と言っていた。

 

僕は時計は自分で興味を持った趣味だと思っていたが、このエントリを書いていて、もしかすると幼少期に父が時計に対して強い拘りを持っていたことが僕の時計趣味の起点になっているかも知れないと思い始めた。

 

SWもBTTFも父親が好きだったものだし、趣味の面でも実は父親から受けた影響というのは案外大きいのかも知れない。

 

お題:「人生最大のピンチ」

今週のお題「人生最大のピンチ」

卒論提出かなぁ。

 

卒論の提出期限の日にデートの予定を入れていたのに卒論が完成しない。

デート相手に二度ほど会う時間をズラしてもらった。

 

渋谷のTSUTAYAで二度のミート時間を伸ばしてもらった末に相手と会い、食事した。

卒論は校閲もそこそこに完成と同時に提出みたいな感じだったなぁ……

 

その後も何度か会ったのでその時の食事がダメダメだった訳ではないはずだけど、その人とは結局……な結果でした。

 

卒論提出日にデートの約束などするものではありませんよ、という教訓にしていただきたい。

 

 

 

お題全文:

マジで焦った!

今週のお題は「人生最大のピンチ」です。

人生ってピンチの連続ですよね! たとえば締め切りギリギリの仕事や宿題、免許証の更新忘れ、あるいはもっと重大なアクシデント……。しかし、乗り越えてしまった危機は、振り返ってみると笑えたりするものです。そこで今週は「人生最大のピンチ」をテーマに、みなさんのエントリーを募集します。「なんとか完成した卒論」「トイレが見つからず危機一髪」「今だから振り返ることができる◯◯」など、あなたの「人生最大のピンチ」にまつわる出来事を、はてなブログに書いて投稿してください! ご応募をお待ちしております。

新聞とは、各社の信ずる「社会的正義」に基づいて紙面を構成するものである

先日、ゼミの友人と神保町で一席設けた。

 

僕は法学部卒だが、所属していたゼミは憲法21条の規定する「表現の自由」とマスメディアの報道、そしてメディアの倫理のせめぎ合いを研究するゼミだった。

そんな訳で教授からは報道、特に新聞報道に関する金言を多くいただいた。

 

「なぜ新聞を毎日読まなければならないのか。それは皆さんが読んでいる漫画週刊誌のようなものだと考えてほしい。

漫画作品を一週間飛ばして次週の号を読んだらストーリー展開がわからなくなってしまうだろう。新聞報道も同じだ。

新聞も毎日の報道内容は繋がっており、それを毎日読むことで一本のストーリーが見えてくる。

だから、新聞は毎日読み続けることが大切だ」

 

「可能であれば新聞は複数紙定期購読することが好ましい。

複数紙を読み比べていると、同じ事柄を扱っているのに好意的に書いている新聞と否定的に書いている新聞があることに気がつくだろう。

これは各新聞社のスタンスの違いによって生じるものだ」

 

「東京の新聞には左寄り・リベラルな大衆紙朝日新聞、同じく左寄り・リベラルだが発行部数で朝日に劣る毎日新聞、右寄り・保守の大衆紙読売新聞、右寄り・保守だが発行部数が読売よりも少ない産経新聞がある。

2紙読むのであれば右寄りの大衆紙と左寄り小規模紙、というように立場と規模が正反対のものを読み比べることが好ましい。それによって多面的に事象を捉えることができる」

 

「何故同じ事柄を扱っているにもかかわらず紙面によって書き味が異なるのか。

それは新聞とは各社が信ずる“社会敵正義”に基づいて紙面を構成するものだから

為政者に対して反対意見を述べる論調の新聞もあれば、好意的に論旨展開をする新聞もある。それは時の政府がリベラルか保守かによっても異なる。

なお、『日経新聞』は“社会的正義”ではなく、“日本経済の情報を発信する”という目的に基づいて紙面を構成しているため、毛色が異なる」

 

 

転勤の都合で富山に転勤した当初、先輩に「富山に住むなら『北日本新聞』読めよ。これ、着任した若手みんなに言うんだけど、読む奴と読まない奴がいる。お前はどっちかな」(大意)と言われた。

 

転勤前は「ニュースとかwebで読みゃ良いし、別に新聞は契約しなくても良いべ」とか思っていたけど、こう言われてしまうと「そうまで言われちゃ読まなきゃなるめぇ」となった。

そんな訳で北日本新聞を読み始めた。

 

地方新聞を購読するのは初めてなので色々と驚いた。

 

北日本新聞』、右寄りだとか左寄りだとかそういうこと以上に“富山県内の情報を発信する”というのが第一義に来ている

 

コロナ禍でのキャバクラ通いが明るみに出て6場所出場停止して幕下に降格した朝乃山関。

彼は富山県出身なので、大関在籍時は誌面に占める彼の情報の割合が大きく、1面に「日刊朝乃山」なる小コーナーがあったくらいだ。

 

また、昨年の東京オリンピックで大きな存在感を示したNBAプレイヤーの八村塁選手の出身地が富山県ということもあり、シーズン中は八村選手のゴール・リバウンド・アシスト数が試合中の写真と共に報じられるのが常だ。

 

アウトサイダーからするとぜんっぜん興味もないのだが、「○月×日に市町村の首長が交代する」と言った類いの記事も頻繁にある。

 

また、今回の参院選では「××県の〇〇選挙区で出馬する誰それは富山の△△出身」みたいな情報がうんざりするほど出ていた。

 

最近だと日本維新の会の代表選出場を決めた梅村何某が富山県の呉羽高校出身だという情報が、これまたうんざりするくらい繰り返し紙面に踊る。

 

「身近な政党にしたい」 維新代表選出馬表明の梅村氏(呉羽高卒)

https://webun.jp/item/7871331

呉羽(くれは)高は富山県内の高校。

 

「各社の信ずる社会的正義」、「経済情報」。

それらに勝る重要な幹が地方紙にはあるんだね。

 

そんな話をしながら、友人に北日本新聞を手渡したのだった。

彼は学生時代、新聞記者を志していたこともあって面白そうに紙面を眺めていた。

 

友人と行った2軒のお店が滅茶苦茶良かったので、神保町でお店を探している人は是非。

 

【1軒目】

鳥元 神保町店

tabelog.com

 

【2軒目】

Bar Plat

www.instagram.com

tabelog.com

 

 

 

富山の報道機関が成し遂げた偉業の一つとして知られるのがこちら。

 

www.amazon.co.jp

「劇場で見たい!」と思ってリバイバルがないかと待っている。(まだ観られていない)

 

【参考】

新聞各紙の立場の違いを纏めた記事。

僕が本記事で書いたこととこちらの図を合わせて考えると、何故テレビ東京が在京キー局の中で独自の立ち位置にいるのかがわかる。

kigyolog.com

2022年24人目:ゆうちゃみ(古川 優奈)さん/熊崎風斗アナ オススメグラビアアイドル(2022/08/01)

クマスが毎週おすすめするグラビアアイドルをアーカイブするエントリ2022年第24回。

 

ゆうちゃみ(古川 優奈)さん

Twitter:

twitter.com

 

Instagram:

www.instagram.com

 

宇多丸さん:さてさて久しぶり。え〜おすすめグラビアアイドル、熊崎さん、今日はどなたでしょうか。


クマス:3週間ぶりです。ゆうちゃみさんご紹介させてください。あのタレントとして様々な番組に出てる方。お見かけしたっていう方も多いと思うんですけれども


宇多丸さん:古川優奈さん

 

クマス:そうですね!え〜と今雑誌なんかに結構掲載されてる機会が多くて、これなぜかって言いますとですね、9月8日に21歳の誕生日になるんですけれども、ファースト写真集『ゆうな』が講談社より発売されるということで、それに合わせて今このタイミングで様々な雑誌に掲載されているということですね


宇多丸さん:はい。これあのさ、まぁギャル的なキャラクターで知られている方ですけど


クマス:はい


宇多丸さん:なんかそういう感じじゃない写真もあって


クマス:そうですね


宇多丸さん:そうすっとすごいマジアイドル的なまた美貌といいましょうか


クマス:175センチぐらいあって高身長


宇多丸さん:あ!そうなんだ

 

【所属】株式会社Lovers

https://lvsfamily.co.jp/talent/yuuchami

 

前回:

eibunkeicinemafreak.hateblo.jp

 

 

関連:

クマスが言っていた175cmという高身長を最も感じさせる投稿がこちら。

ブライス・ダラス・ハワードと並んで身長で遜色なし!

 

 
 
 
 
 
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お題:「最近洗ったもの」

今週のお題「最近洗ったもの」

 

何だろう。

全然最近じゃないけど、靴は先日綺麗にしたな。

 

本当は1ヶ月に一回くらいは手入れした方が良いんだろうけど、ついついサボって2〜3ヶ月に一度のペースになってしまう。

 

あとは直近で洗った=綺麗にしたものとしては、iPhoneで開きっぱなしにしているSafariのページ。

 

「この時計良いな〜」と思ってブックマークしても結局見返さないので、しばらくSafariで開いたままにしていた。

 

しかし、昨日のエントリを描くにあたって開きっぱなしのSafariのページがだいぶ綺麗になった。

これも一つ「洗った」と言えるのではないだろうか。

eibunkeicinemafreak.hateblo.jp

時計アンテナ2022/08/03

最近、腕時計に再び興味が出てきた。

 

今僕はApple Watchを使っているが、Apple Watchを使い始めた理由は「プロダクトとして惚れたから」というよりは「ガジェットオタク的に使ってみたかったから」という側面が強い。

 

Apple Watchを買うのは時計シーンを追うことからの“アガり”だ」と言う人もいるけれど、僕はそんな背景もあって「Apple Watchを買ったから時計に興味を失う」ということにはならなかったようだ。

 

Instagramの広告で流れてきた時計の広告を見てまんまと時計への興味が再燃してきたのだった。

 

まんまと乗せられたな、と思う。

 

と言うのも、僕はInstagramで特に時計ブランドのアカウントをフォローしてはいなかった。そんな僕のストーリーズに流れてきたのはSTRANGER THINGSとコラボしたTIMEX

 

映画・ドラマの趣味からコラボウォッチの広告が流れてきて、その広告からTIMEXの公式ページにアクセスしたところ、他の時計ブランドの広告も僕のストーリーズに流れるようになった。

 

STコラボのTIMEXの次に興味を引かれたのはSTAR WARSコラボのCITIZEN

これがね、メッチャ良いのよ。

欲しい……

買っちゃおうかな……

 

そんな感じで最近はInstagramアルゴリズムが「あんた、これも好きなんじゃない?」と次々に時計の広告を投げかけてくるようになった。

 

時計に興味を持ち始めた頃と今とでは興味を引かれる時計も大分変わってきた。

そんな訳で、2022年の今僕のアンテナが反応した時計を以下に挙げていきたい。

 

TIMEX】Atlantis x Stranger Things TW2V51000

f:id:naw0t0:20220802132212j:imagef:id:naw0t0:20220802132413j:image

(画像:公式サイトより)

www.timexwatch.jp

 

僕は今までTIMEXを一本も持ったことがない。

Instagram広告でこの商品の画像が回ってきて、バックライトを使うとマインド・フレイヤーのシルエットが浮かび上がる仕様に心惹かれた。

その後、商品全体を写した写真を見て「ちょっと俺の好みとは違うな……」と思ったのだけど。

 

 

Timex】80 x Stranger Things TW2V50900

f:id:naw0t0:20220802133407j:imagef:id:naw0t0:20220802133036j:imagef:id:naw0t0:20220803223142j:image

(画像:公式サイトより)

www.timexwatch.jp

 

今になってみると上のモデルよりもこっちの方が可愛いかな。

ただ、仕事で使うにはちょっとハズしすぎな気もするけど。

 

再び時計に興味を持つことになった要因の一つであるはずなのに、結局この二つのSTコラボモデルはどちらも自分の相棒に迎えるにはちょっと違うかなぁ……という感じなのが面白い。

 

 

CITIZEN】ATTESA shop Disney 1周年記念 CITIZEN Disney Collection CB5040-71A

f:id:naw0t0:20220802141900j:imagef:id:naw0t0:20220802212703j:imagef:id:naw0t0:20220803005405j:image

(画像:公式サイトより)

citizen.jp

 

あ、はい。優勝です。メッチャ良いです。

STAR WARSコラボモデルとあっちゃ黙っていられない訳だけど、そんな中でも最推しのR2-D2モデル。

もうね、食指が動かない訳がないのです。

以前は機械式以外はあまり興味を引かれなかったのだけど、機械式にこだわらず「良いものは良い」という判断を下せるようになって来た今日この頃。

 

以前SEIKOがSTAR WARSコラボウォッチを出したことがあった。

その時僕は「買うなら絶対機械式!」という意識に支配されていたし、何よりこのルックスに惹かれるものが無くて当時R2モデルを買うことは無かった。

 

f:id:naw0t0:20220803005137j:image

(画像:ヨドバシ.comより)

https://www.yodobashi.com/product/100000001001607882/

 

今回のCITIZEN ATTESAのR2モデルはカッコよくて可愛くて、とても惹かれる。

 

上のR2モデルをはじめとしたSWコラボウォッチ発売を知らせるSEIKOのプレスリリースはこちら。

10年前なのね……

www.seikowatches.com

 

プレスページ見てたらダースモールモデルの品番が「ダース・モール」になってるの見つけて笑っちゃった。

 

CITIZEN】ATTESA ACT Lineブラックチタン™シリーズ CC4044-53E

f:id:naw0t0:20220802212251j:imagef:id:naw0t0:20220802212830j:image

(画像:公式サイトより)

citizen.jp

 

このブログで折に触れて言及しているTBSラジオの帯番組“アトロク”こと『アフター6ジャンクション』。

そのパーソナリティ宇多丸さんがATTESAのニューモデルを身につけてインタビューに応じているとラジオで聴いたため、すぐにページにアクセスしたのだった。

文章も全部読んで動画も見た。

僕はライムスターというラップグループが好きだから、というのを入口にこのラジオを聴き始めたわけではない。むしろこのラジオを聴くまでライムスターという存在そのものを知らなかった。

そんな僕は投稿が採用されたリスナーに届くステッカーや各種SNSの投稿で静止画の宇多丸さんは見たことがあっても動いている宇多丸さんを観たことはなかった。

 

よってこのインタビュー動画で動く宇多丸さんを初めて観たので、何だか不思議な感じ。

 

インタビューでも語られているとおり、宇宙開発技術を時計に転用したところがロマンがある。黒一色で多様な表情を見せるケースもブレスも格好良い。

www.mens-ex.jp

 

 

CITIZEN】NB1060-12L

f:id:naw0t0:20220802212301j:imagef:id:naw0t0:20220802212922j:image

(画像:公式サイトより)

citizen.jp

 

メッチャ良い。

「銀箔漆文字盤」という言葉のもたらすワクワク感。

表情豊かな文字盤がとにかく美しい。

手に入れたらずっと文字盤を眺めてしまうんじゃないかな。

キンと研ぎ澄まされた時針と分針のシャープな切っ先も良いし、裏スケの洒脱さも良い。

3針にデイトというシンプルで丹精な顔立ちは上位ライン「ザ・シチズン」に通底したフィロソフィーを感じる。

実は僕は今までCITIZENにそれほどアンテナを張っていなかったのでCITIZENに裏スケのイメージが無かったんだけど、綺麗だなぁ。

性癖ブッ刺さり案件。

 

 

【CASIO】G-SHOCK GA-B2100-1A

f:id:naw0t0:20220802213328j:imagef:id:naw0t0:20220802213331j:image

(画像:公式サイトより)

www.casio.com

 

G-SHOCKはアナデジを一本持っているけど、海外出張でお気に入りの時計を紛失するのが怖くて安さを重視して購入した。

そんな訳で今のG-SHOCKは滅茶苦茶気に入っているわけではなく、スピードタイプに買い換えようかなと思いつつ何年も経過。

 

もうデジアナ/アナログのG-SHOCKは要らないかなぁとか思っていたけど、これは格好良い。

5色展開している中でブラックボディに赤い差し色の入ったこいつが一番気に入った。

 

この記事で提案されているように、ブルーシャツにイエローのモデルって言う組合せは抜け感があって良いなぁ。夏って感じ。

www.mensnonno.jp

 

 

【CASIO】G-SHOCK GM-B2100BD-1AJF

f:id:naw0t0:20220802220040j:imagef:id:naw0t0:20220802220043j:image

(画像:公式サイトより)

www.casio.com

2022年8月の新作。

前出のGA-B2100-1Aと同じ2100ラインのメタルバージョン。

このモデルを知ったのはこちらの記事がきっかけ。

 

www.itmedia.co.jp

 

この記事の一枚の写真に完全に心奪われた。

ギラリと輝くブラックメタルのボディに妖しく光るイルミネーターの輝き。

滅茶苦茶格好良い。

f:id:naw0t0:20220802221134j:image

(画像:上記IT mediaの記事より)

 

GA-B2100-1Aと比較してみる。

(画像:CASIO公式サイト、IT mediaより)

点灯時、液晶がブラックバックなのが非常に効いているなぁと思う。ホワイトバックにイルミネーターの光が差しているよりも、ブラックバックにイルミネーターの光が差している方が格好良いと感じる。

 

ただなぁ……8万はちょっと高いかなぁ……

 

 

【LONGINES】MASTER CORRECTION L2.673.4.92.0

f:id:naw0t0:20220803005708j:imagef:id:naw0t0:20220803005712j:imagef:id:naw0t0:20220803005716j:image

(画像:公式サイトより)

www.longines.com

青文字盤が好きなので広告で流れてくるとつい目に留めてしまう。

LONGINESらしい端正さが際立つ一品。

今まで挙げてきたモデルとは大分価格帯が異なる。

 

僕の中ではLONGINESといえば3針時計。

 

父親の務める会社は永年勤続表彰として父親の数年前の代までは金銭的なアレがあったのだけど、突如としてカタログギフトによる物品支給に。

父親が残念がりながら「物として貰うなら……」とカタログから選んだのがLONGINESのペアウォッチだった。

その腕時計が黒い革ベルトに白の文字版の3針モデル。そして、僕はその時初めて「LONGINES」というブランドを知ったのだった。

「ロンジネス?」という母親。知っている単語から「ロンギヌスじゃね?」という僕。もう10年以上前の話。

 

そんな訳で僕の中のLONGINESは3針ドレスウォッチのイメージなんだけど、後に時計に興味を持ち始めて色々調べてみたところ、実はスポーティなモデルも結構あるのだと知った。

 

前段がやたら長くなったけど、L2.673.4.92.0。

クロノグラフムーンフェイズ。文字盤に機能が増えれば増えるほどエレガンスから離れていくものだと思うけれど、このモデルは機能が満載なのに上品さを損なっていないのが素晴らしいなと思うポイント。

 

ゴチャメカなのにエレガンス!

このバランス感覚はドレスウォッチ作りに真摯に向き合ってきたブランドにしか出し得ないものだと思う。

 

 

【LONGINES】LEGEND DIVER L3.774.4.70.2

(画像:公式サイトより)

www.longines.com

 

LONGINESはパイロットウォッチの雄というイメージが強いので、「ダイバーズ作ってたんだ」という意外性がまず大きかった。

また、上に挙げたエピソードからLONGINESは優等生なイメージがあったので、NATOストラップというのも僕の中では意外だった。

 

このモデルは文字版のグレーのグラデーションが美しい。

ケースの仕上げの美しさとフェイスデザインの美しさから、スポーティさと上品さが同居した佇まいはなかなか他に例を見ない。

 

公式ページの真正面の画像を見るとそんなに……な印象を受ける一方、こちらの記事のスタイリング例を見ると滅茶苦茶格好良い。

 

mens.tasclap.jp

 

(画像:上記tascrapより)

 

実際に着用してこそ映える時計ということだろうか。

腕時計は極めて実用性の高い装飾品だと思うので、HPで時計単体の画像を見るよりも誰かが身に着けている様子を見た方がグッと来ると言うのは寧ろ最高の誉れと言えるかも知れない。

 

TIMEX】Q TW2T80700

(画像:公式サイトより。以下同)

www.timexwatch.jp

 

実はこちらは最近Instagram広告に影響されて欲しくなったのではなく、大分前から気になっていたモデル。

Tweetを遡ってみたら2020年5月に欲しいと呟いていた。

 

ペプシベゼル」と言えばROLEXのGMT-Master。

しかし、もともと高かったROLEXだけど最近はもう庶民には手が出ないくらいの値段になってしまった。

 

こちらはTIMEX Qということで、TIMEXブランドらしい誰もが手に入れられる価格帯。

しかも、滅茶苦茶キュート。

 

公式サイトの商品イメージを見てみるとアメコミタッチの背景と共に紹介されていて、この演出が本商品のポップなイメージとマッチしていて素敵。

オールドスクールなアメコミの表現手法を、アメリカの庶民派ウォッチブランドの代表選手たるTIMEXの商品紹介画像に採用するというアイディアそのものがもう優勝でしょう。

 

横からの画像を見ると巻ブレスなのが分かる。

コマはムクの方が好まれるのは勿論だけど、低価格帯の商品なのでコストの関係から巻ブレスが採用されているのは無理からぬことでしょう。

 

ベルト交換するのも一つの手かも知れないけど、TIMEX Qは巻ブレスをそのままにした方がチープさを含めてポップなアイテムを身に纏っている感じが出て良いんじゃなかろうか。

 

 

過去の自分を省みる意味でも書いてみると、時計好きには「機械式にあらずんば時計に非ず」みたいな人とか、「自社ムーブ以外は邪道」、「ETAポンとか有り得ん」とか、色んな意見の人がいる。僕もこだわりもとい思い込みは激しい方だった。

 

でも、色々な拘りじみたものを無くした結果、小さなことに拘泥していた時よりも最近の方が自由に時計シーンを眺められるようになった。

 

時計の好みなんて、人の数だけ正解があって良い。

変な日本語:「こうふつ」

つい先日、時計屋に寄ったら店員がオールコートマンツーかと思えるくらいビッタリとマークされた。

eibunkeicinemafreak.hateblo.jp

 

そんな彼が、時計に使われる素材の価格上昇や円安の影響で、時計メーカーの中には国内で三度目となる値上げに踏み切る動きが出て来たと教えてくれた。

 

そこで出会った変な言葉がこちら。

 

「こうふつ」

 

「原材料の値段“こうふつ”の影響でオメガは7月末に値上げします」

 

高沸

これは「高騰」の言い間違いというか、漢字を間違えて覚えてしまっていたのだろう。

“沸騰”という漢字を曖昧に覚えていて、“高騰”という単語を「“高い”と言う字に“沸騰”という漢字の組合せ」と記憶していたのだろう。

 

「だろう」、というかそうなのだ。

 

何故「そうなのだ」と言い切ってしまうかというと、僕も全く同じ間違いをしていたから。

 

文字情報でだけ「高騰」と言う単語を見て「こうふつ」と誤って覚えてしまい、ニュース番組か何かで音声情報として「こうとう」が後追いでインストールされたのだった。

 

今でもたまに口にするとき「あれ?“こうとう”で合ってるよな?」とか思っちゃったりする。

 

自分と同じ覚え間違いをしていた人を見付けた珍しい体験だった。

 

こう‐とう〔カウ‐〕【高騰/×昂騰】

読み方:こうとう

[名](スル)物価などがひどく上がること。騰貴。「地価が—する」

www.weblio.jp

 

 

お題:「SFと言えば」

お題箱を覗いてみたら、以下のようなことが書いてあった。

 

あれもこれもSF

今週のお題は「SFといえば」です。

『ドラえもん』から『ガンダム』『新世紀エヴァンゲリオン』に『スター・ウォーズ』『ニューロマンサー』『スノウ・クラッシュ』など、SFと呼ばれる作品はさまざまなメディアを介し世界中で楽しまれています。そこで今回は「SFって面白いんだ! と実感した作品」や「私にとってのSFは”すこしふしぎ”」「気づいていなかったけどあの作品もSFといえるかも」など、SF作品の感想やSFにまつわるエピソードやを募集します。ぜひ、記事を書いて投稿してみませんか? ご応募をお待ちしております。

 

 

こうして見てみると、例示されているものの中でガンダムもエヴァもSWも好きだし、自分の趣味がSFにかなり寄っていることが分かる。

 

毎晩VODで夫婦揃ってドラマを観ているんだけど、「一緒に観るドラマ」以外にお互い「一人で観るドラマ」、「一人で観るアニメ」がある。

 

ちゃん嫁が好きなアニメは日常を描く作品。

『クレヨンしんちゃん』や『あたしんち』をよく観ている。

日曜日には地上波で『ちびまる子ちゃん』や『サザエさん』を観ることもある。

 

対する僕は変化の少ない日常を描いた作品が得意ではなくて、アクションやバトルに重きを置いた作品が好き。

で、とある作品を観ていたときにちゃん嫁から

言われた。

「あなたの好きなアニメって基本ロボット出て来るよね」

 

言われるまで思いもしなかったけど、確かにそうだ……

小学校の頃の日記に「自分の好きなアニメベスト3」が載っていて、上から順に『機獣新世紀ゾイド』、『メダロット』、『サイボーグクロちゃん』となっていた。

 

全部ロボットものやんけ!と思うと共に、三つ子の魂百までというか、全作今でも大好きなので、好きなものって変わらないんだなと思った次第。

 

 

今週のお題「SFといえば」

 

好きな作品を挙げろと言われたら、マンガだろうがアニメだろうが映画だろうが、僕があげる作品の殆どがSFと言うことになってしまう。

 

それくらい僕にとってSFは当たり前のものであり、同時に特別な存在でもある。

 

この「SFとは」という問い、某プロフェッショナルな人々を追った番組のラストのように「自分にとっての“SF”という存在の意義は」と言う意味にも受け取れるし、「あなたが想起する“SF”作品(コンテンツ)は」と言う意味にも取れる。

 

他のブロガーの方の記事を見た限りでは後者の意味合いとして受け取っている人が多いようだ。

 

前者に関しては前述した通りなので、後者に関して書こうと思うんだけど……

これまた自分のコアとなる作品は既に挙げてしまっているんだよね笑

 

まぁ、行きましょう。

僕の好きなSF作品。

 

①やっぱり、『機獣新世紀ゾイド』

またかよ、と思った方もいらっしゃるだろうか。

当ブログで折に触れて紹介してきたものの、紛れもなく「僕の人生を変えた一作」が本作なので、無視できないのだから仕方がない。

まぁ、『機獣新世紀ゾイド』に限らず『ゾイド』全体かな。

ゾイドとはトミー(現タカラトミー)が展開する玩具シリーズを核としたコンテンツ。

ゾイドは生物を模した組み立てキットで、ゼンマイやモーター動力を持ち(※)、時にモチーフの生物に応じたアクションをしながらリアルに歩行するところが他の玩具シリーズと一線を画する魅力。

※一部動力を有さないキットも存在する。

また、トミー/タカラトミーが発売していたキットをリファインする形でコトブキヤが展開しているHMMシリーズも動力非搭載のハイエンドプラモデルシリーズである。

 

「無印のアニメは観ていたよ!」とか、「オモチャは持ってたよ!」とか、「ゲーセンでバーチャロンみたいなツインスティックのゲームやったことあるよ!」という比較的ライトなファンはピンと来ないかも知れないけれど、実はゾイドというコンテンツは結構SF設定が凝ったものだったりする。

 

ざっくりストーリー紹介

太陽系を遠く離れた銀河系に地球と似た大気構成を持つ惑星を見つけた未来の地球人は、グローバリーⅢ世号という宇宙船に乗り込んで地球を飛び出し、テラフォーミングのために「惑星Zi」(旧「ゾイド星」)を目指す。

惑星Ziには地球人類に似た姿を持つヒューマノイドタイプの宇宙人と、地球の生物によく似た姿をした金属生命体、「ゾイド」が存在した。

 

ゾイドは自ら戦う意思を持ち、惑星Ziの覇権を賭けて争うヘリック共和国とゼネバス帝国(後にはガイロス帝国)の国家間戦争において最強兵器として君臨していた。

地球人類のもたらした先進科学技術はゾイドの装備を飛躍的に進歩させ、惑星Ziの戦争の様相を一変させる。

ゾイドの装備する火器の殺傷力はより強力に、纏う装甲はより強靱なものになっていった。

 

ヘリック共和国とガイロス帝国両軍の戦争における最終局面、巨大隕石の衝突により惑星Ziにグランドカタストロフが起き、図らずも戦争は終結……

 

以上が昭和期のゾイドのストーリー。

1999年、平成の世にゾイドは復活を果たし、小学生の僕はのめり込んでいくことになる。

 

平成のゾイド復活というタイミングにおけるストーリーは以下。

 

巨大隕石の衝突によって訪れたかりそめの平和。その平穏を打ち破ってガイロス帝国軍が進駐を開始した。

豊かな土地に国を構え、国力で勝るへリック共和国だったが、進軍に備え粛々と兵力を増強してきたガイロス帝国軍は軍事力でへリック共和国を大きく勝る。

 

帝国有利のまま戦争は進み、両軍共自軍の兵器開発を優位に進めるべく、滅亡した超古代文明の残した遺産を活用した「オーガノイドシステム」をゾイドに搭載し、兵器開発は加速していく……

 

「自分の作った玩具が動く!」と言うだけでも大興奮なのに、その玩具がこんなハードなSF設定を携えているなんて、好きにならないわけがないじゃん!という感じで大ハマりしたのだった。

 

平成のシリーズ展開初期は昭和期のキットをリカラーはしつつも金型は基本的にそのまま(一部手直し)リリースしていたもが、前述の「オーガノイドシステム」搭載機という設定と共に新規に金型を起こした「新型機」をリリースするというのはハードとソフトの展開がマッチしていて滅茶苦茶上手いなと大人になった今思う。

(後にオーガノイドシステム非搭載の新型機は沢山登場するとはいえ)

 

このように実はバックグラウンドには重厚なSF設定が存在するゾイドだけど、全然そんなことを気にせず気軽に楽しめるコンテンツでもあるので、機会があれば是非是非触れてみて欲しい。

 

丁度数年前にコミックスの新装版が出たばかりなことだし。

 

 

ところで、本棚見て気が付いたんだけど何で同じの3冊あるんだっけ……

 

②好きだよ、メダロット

続いてはメダロット。

 

・ゲームボーイで発表されたゲームタイトル

・2バージョン同時発売

・通信対戦、通信交換によるトレーディングバトル要素

 

「1990年中後期に大量発生したポケモンのフォロワータイトルの中で最も成功した例」等と紹介されることも多いゲームを中心としたマルチメディア展開コンテンツ。

 

漫画版は原作者ほるま りん先生の描く柔らかな描線と、緩いながらも深みのあるストーリー、そして嫌味のないキャラクターがイキイキと動き回るところが非常に魅力だが、僕がハマッたのはアニメから。

漫画は今は亡きコミックボンボンで連載されていたが、僕はコロコロ派だったのでアニメ化するまで本作の存在を知らなかったのだった。

 

ざっくりストーリー紹介

メダロットは「ティンペット」と呼ばれる共通骨格フレームに①頭部、②右腕、③左腕、④脚部 の4つの「パーツ」を装着することで外観が形作られる。

これらに加え、知能を持った「メダル」と呼ばれる物質を装着することでメダロットは完成。メダロットはメダルの持つ個性に依拠した自律行動型ロボットであり、「メダル」」+「ット」=「メダロット」という名称からも分かるとおり「メダル」が存在の核となるのが特徴である。

(英語版タイトルは“MEDAL"+“ROBOT”+“S”(複数形)で“MEDABOTS”(メダボッツ)である)

 

メダロットを使役する人間のパートナーは「メダロッター」と呼ばれ、彼らはメダルを内蔵した時計型デバイス「メダロッチ」を介して自身のメダロットに指令を出す。

メダロット同士を戦わせる「ロボトル」(「ロボット」+「バトル」)が巷で流行する世界が舞台。

 

メダルは地球人類の科学技術で作られたものでは無く、宇宙より地球や月に飛来した存在。

20世紀にニモウサク博士がこのメダル(当時通称「六角貨幣石」)が莫大な情報の蓄積していること、そして圧倒的な情報処理能力を有することを発見。

メダルを核にしたロボットの開発へと進んでいく。

 

ニモウサク博士の弟子であるアキハバラ アトム(後のメダロット博士)はメダロットの原形と呼べるロボットを開発。

後に「メダロット」正式に一般販売。

 

2010年、メダロットが暴走する重大事件「魔の十日間」が発生。

 

……と、これまた「小さい頃メダロット好きだったわ〜」くらいのファンだと「なんそれ!?」と言いたくなるような重厚なSF設定がメダロット世界の背景にはあったりするのだ。

 

こちらも興味を持ってもらえたら漫画が作品の魅力を知る入口には適していると思う。

永らく絶版だったけど、装いを新たに発売しているので手に入りやすいしね。

 

 

先生にサインをいただいちゃった新装版

 

③忘れちゃいけない、クロちゃん

サイボーグと言えば009かクロちゃんだと相場が決まっているんだけど、今回はクロちゃん。

そういや僕009も大好きだな……やはりSF。

SFには全てが詰まっている……

 

クロちゃんはメダロットと同じくコミックボンボンにて連載されていた作品。

 

シリーズ展開のコアにプラモがあったゾイド、ゲームが中心だったメダロットとは異なり、クロちゃんはマンガを基点にアニメ、ゲームへとマルチメディア展開を広げていった。

原作者は横内なおき先生。

 

ざっくりストーリー紹介

北海道にて老夫婦に飼われているオス猫の「クロ」。

彼は愛するメス犬のプーリィに愛の告白をするため、勇んで町中を走っていたところを何者かにさらわれてしまう。

拉致後目を醒ましたクロは自分の体がサイボーグに改造されていることを知る

彼をさらい、改造を施したのは科学者のドクター剛。

剛君の相棒サイボーグ・ミーくん、クロを「キッド」と呼びつけ狙う、野良猫時代の彼を知る生身のネコのマタタビ、空母をハッキングするなどコンピューターを扱わせたら天才的なコタロー、クロちゃんに一目惚れしてやがて愛を育んでいく電気ランプからロボットとなったナナちゃん……などなど個性豊かなキャラクターが織りなすドタバタコメディ。

 

コメディを基本としながらも、爆発に起因してパラレルワールドへの扉が開き、砂漠に覆われた世界で離れ離れになった仲間たちが元の世界に戻るために奮闘する「異世界サバイバル編」、マタタビとクロの出会いと野良猫として生きることの苦楽を描いた「キッド編」……とドラマパートも充実した作品。

「異世界サバイバル編」も「キッド編」もコミックス1冊分に収まっており、長編故の中弛みなど感じるまでもなく駆け抜けるように読みきることが出来る。

 

「異世界サバイバル編」は登場キャラの名前から昨年劇場公開されたSF長編小説の金字塔“DUNE”がイメージソースになっているらしいことは以前のエントリに書いたとおりだ。

eibunkeicinemafreak.hateblo.jp

 

そして忘れちゃいけないのが最終巻付近。

超能力少女チエコ、彼女と心を通わせるも肉体は不運な死を遂げ、その精神を機械の体に宿すこととなるゴローを中心とした本作の最終盤の展開は、それまでの緩いストーリーが嘘のようにヘヴィな展開が続く。

かように単なるドタバタコメディでは終わらない、一大「SF作品」タイトルと評すことに何ら抵抗が無い最高の作品なのだ。

 

何と、本作も新装版が登場して非常に買いやすくなっている。

子供の頃好きだったあなたもこのエントリで初めて知ったあなたも、是非手に取っていただきたい一作だ。

 

 

 

以上、小学生の頃に大好きだったSF作品3作でした。

いつまでも大切な作品たち

 

本当はSWやBTTFについても語りたかったし、書いていて気が付いた『サイボーグ009』についても言及したかったんだけど、既に5000文字越えの大ボリュームになっているのでこの辺で区切りをつけねば……

 

僕のSF趣味はマンガ、アニメ、映画くらいなものかなぁとと思っていたけど、通勤カバンを見てみたら現在読み途中の本は『デューン 砂の惑星』の下巻だし、

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積ん読の中から次に読もうと思っていたのは『星を継ぐもの』だし、

書店で手に取ったらちょうど100版で、乙女座の私にはセンチメンタリズムな運命を感じずにはいられないのだった

 

先日Kindle版がセールになっていて思わず買ってしまったのは話題の『プロジェクト・ヘイル・メアリー』だし……

TBSラジオの各番組で絶賛されていて、読んだら誰もがハマる作品っぽいので超楽しみ!

 

「いやいや、どこまでSFに染まってんのよ俺のアタマは」と思ったのだった。

 

自分で書いておいてなんだけど、このエントリを書くに当たって思い付いた前述の一言が全てだと思う。

やっぱり、僕にとってSFは当たり前のものであり、同時に特別な存在でもあるのだ。

 

そう気付いたお題だった。

お題:「二軍のTシャツ」

今週のお題「二軍のTシャツ」

 

お題を下書きにぶち込んだままにしていたら次のお題が発表されていた……

故に“今週の”話題では無い……

 

僕は夏場はTシャツしか着ないこともあり、枚数はそれなりにある。

映画が好きと言うことで映画関連のプリントが施されたシャツが多いんだけど、ちゃん嫁と出かけるときは専ら無地のシャツ。

 

必然、ちゃん嫁と出掛けないときに柄物を着ることが多いので、何となく柄物全般が二軍感を醸すようになってしまうのだった。

 

後、「試合に出ていない」という意味では二軍選手扱いかも知れないけど、「勿体なくて着られない」というTシャツもある。

そんなシャツは部屋に飾っている。

 

どちらもSWコラボのシャツ。

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別に大して高いシャツでもないんだけどね。

 

 

腕時計のベルト?ブレス?バンド?ストラップ?

以前のNATOストラップの記事で言及した時計の「ベルト」に該当する部位の別称。

 

eibunkeicinemafreak.hateblo.jp

 

「メタルブレス」とは言うけど「ラバーブレス」と言う例は少ないとか、「革ベルト」とは言うけど「メタルベルト」とは呼ばないよなぁとか、材質によってそのあとに結びつく“ベルト”部分の名称が、ある程度固定化されていることに気付いた。

 

そんな訳で各素材とベルト部分の呼称の組合せについて、◎/○/△/×の順で耳菜染みの有無を評価したい。

 

※ブレス=ブレスレットの略

【皮革】革○○

◎「革ベルト」:革に関しては最も一般的な呼称のように感じる

△「革バンド」:聞かないことも無いけど、ちょっとオジさん臭い呼び名に聞こえる

×「革ストラップ」:殆ど聞かない

△「革ブレス」:そう呼称する人もいるが、一般的ではないと感じる

 

【樹脂】ラバー○○

○「ラバーベルト」:まぁ聞く

◎「ラバーバンド」:一番聞く。「革バンド」と違いオジさん臭くはない

△「ラバーストラップ」:余り聞かないけど、「革ストラップ」よりは耳馴染みがある

×「ラバーブレス」:聞かない

 

【繊維①】ナイロン○○

◎「ナイロンベルト」:よく聞く

○「ナイロンバンド」:まぁ聞く。オジさん臭さはない。

△「ナイロンストラップ」:稀に聞くが「ベルト」「バンド」の方が優勢なイメージ

×「ナイロンブレス」:聞かない

 

【繊維②】NATO○○

◎「NATOベルト」:一般的

○「NATOバンド」:まぁ言うでしょう

◎「NATOストラップ」:NATO専用の呼称なのかと勘違いするくらいフィットする

△「NATOブレス」:あまり聞かない

 

【金属】メタル○○

△「メタルベルト」:殆ど聞かない

○「メタルバンド」:まぁ聞く……かなぁ?音楽と話題がクロスする際は注意

×「メタルストラップ」:聞いたことない

◎「メタルブレス」:メタル専用機かと思うくらい“ブレス”がフィットする

 

 

とまぁこんな感じで「この素材にはこの組み合わせ」を列挙してみた。

人によっては「ナイロンブレスって呼ぶよ」と言う人もいるだろうし、あくまでこれは僕の言語感覚による主観的なものであると捉えていただきたい。

 

ここからは各単語の持つ意味から、なぜこれらの言葉の組合せが一般的なのか(或いは一般的では無いのか)を考えてみたい。

 

ベルト

“ベルト”は「帯状のもの」を指す単語なので、対象範囲が広い。

「革ベルト」、「ナイロンベルト」、「ラバーベルト」、「NATOベルト」……とあらゆる素材にマッチするのも頷ける。

 

バンド

“バンド”も似たような感じで「紐状のもの」という意味を持つ。他にも「物を固定させるもの」という意味があるようだ。

ただし、「紐状のもの」ということなので、原語的には「帯状のもの」を指す“ベルト”よりも細いものを表す単語であることがわかる。

 

ストラップ

“ストラップ”は「(布や革などの)ひも状の(幅が狭い)バンド」とある。

モロに「幅が狭い“バンド”」と言及されているだけあって両者の違いは明確だ。

 

これにより、前出の3つの単語の指し示す“太さ”の違いが読み解ける。

すなわち、ベルト(帯状)>バンド(紐状)>ストラップ(細い紐状) という相関関係である。

 

ブレス(=ブレスレット)

“ブレス”は“ブレスレット”の略称。

ブレスレットは当然「手首や腕に着ける装飾品。腕輪」を意味する単語。

“ブレス”を「メタル専用機」と前述したが、“ブレス”が「帯状のもの」「紐状のもの」を指す前出の三単語と一線を画すような印象を受けるのは、単語の出自がそもそも違うからだろう。

 

女性向けの時計には鼈甲っぽいルックのモデルもあるが、これは“鼈甲ブレス”と呼びたくなる。

ケースを除いた部位だけで「腕輪」に見えることがその理由だろう。

鼈甲ブレスは女性向けのモデルや、ファッションブランドの時計に多い反面、時計ブランドでの展開は稀

 

 

この記事では「ブレスレットは、コマという小さなピースをつないだタイプ。」という記述も見られる。

これを信じるなら、メタルや鼈甲に「ブレス」という言葉をあてがいたくなるのも分かる。

翻って、一枚の皮革や一本の繊維で構成されるものに対して「ブレス」という単語を用いることが稀なことの説明もつく。

www.leon.jp

 

あとがき(という名の関係のない話)

そう言えば最近は時計シーンを追うことも余りしなくなってしまったが、インスタで広告が回ってきてこんなコラボがあることを知った。

何これメッチャ良いじゃん……

beprice.jp

全然手に入らないみたいだけど、これは欲しいぞ。

 

この記事は映画館からの帰りに書いているんだけど、映画を観たあとに百貨店の時計売り場を覗いてきた。

オールコートマンツーかと言いたくなるくらいエゲツナイレベルで店員がマンマークして来たのだが、海外ブランドは年内で既に二度の値上げをしており、7月末から8月に三度目の値上げに踏み切るようだと聞かされた。

 

年始の値上げは原材料高騰によるものらしいが、7月後半以降の値上げは円安が原因とのこと。

「だから今が買い時ですよ!」、というセールストークな訳だが、このまま値上がりし続けたらどんどん舶来時計が遠いものになっちまうぜ……

 

ちゃん嫁と僕の時計。以前革ベルトのものも持っていたが、今はお互い使っていない。僕はApple Watchを購入して以来Apple Watchしか着けていないな……