映文計

映画と文房具と時計、好きなものから1文字ずつもらって「映文計」。映画のことを中心に日々綴っていきます。

12/14(月)アトロク 706回目

18:00〜

『キングオブステージ』、全国主要書店でサイン本発売!

オンラインスタンプ会(ライムスターの面々が自分のために本にスタンプを押す様子を見られる)開催決定!

 

ノーナ・リーヴス西寺郷太さんによる、ノーナ・リーヴスの新曲『Disco Amigo』宇宙初オンエア。

 

西寺郷太さんが本日20時台に再びコーナーを担当!

『錦織一清&西寺郷太の邦楽スーパースター列伝「少年隊」編』に広辞苑と見紛うばかりの分量のお便りが!

番組が終わるのかと思うほどの量!

 

18:30〜

カルチャートーク

三宅隆太さんによる2020年ベスト映画!

 

10位 『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』

京アニ作品。事情により公開遅れた。知人の遺作。

本当に美しい作品。

violet-evergarden.jp

 

9位 『犯す女 ~愚者の群れ~』

城定秀夫監督のVシネマ。

二人の男女が運命的な出会いを果たし、共に暮らす。

涙あり笑いあり。孤独な魂同士が引かれ合う。

ラストが秀逸。想像の斜め上を行くラストの一方で、こうとしか着地しないという見事な着地。

klockworx.com

 

8位 “The Color Out Of Space”/『カラー・アウト・オブ・スペース―遭遇―

ニコラス・ケイジ主演。H・P・ラヴクラフト原作『宇宙からの色』4度目の映画化。

「家族を守れなくなる」ことの父親の怖さ。

最近のニコラス・ケイジとしては静かな演技の味が光る。

www.finefilms.co.jp

 

7位 “Eight”/『八っつ』

オーストラリア映画。アマプラのみで見られる低予算映画。

強迫性障害。何度も手を洗う、ドアをガチャガチャ……あらゆる動作を8回行う。

この人が家を出るまでの80分間を、80分間ノーカットで描く。

障害に苦しむことに思いを馳せるキッカケに。

苦しみ、恐怖、不安をJホラー的に描いているのが良い。

filmarks.com

 

6位 “About Endlessness”『ホモサピエンスの涙』

スウェーデン映画。ベネツィア国際映画祭銀獅子賞。

ワンシチュエーション作品×33。

時代、環境、境遇が全く異なる人々の人生の一瞬を切り取っている。

希望とは、絶望とは。相当面白い。

www.bitters.co.jp

 

5位 “Nude”/『ヌード』

ドキュメンタリー。

ファッション雑誌の写真家。

主人公の商業的なセンスを評価。

「あなたならではの作品」という注文。

主人公にとって「ヌード作品」は特別な意味を持つ。クライアントの求めるところと、作家としての主人公のセンスには大きな乖離が……

選出理由は、自分がホラーについて注文を受ける際に感じることと近いことが起きているから。

他人事とは思えない。

filmarks.com

 

4位 “La nuit a dévoré le monde”/“The Night Eats the World”/『リビング・デッド・サバイバー』

フランスのゾンビ映画。水曜日にカルチャートークで紹介。Podcastで要チェック!

本当に相当良い映画。

filmarks.com

アトロク過去放送回:

www.tbsradio.jp

 

3位 “La lengua del sol”/『太陽の舌、波打つ熱芯』

D VD ストレート。劇場未公開。

かなりの低予算だがよく出来ている。登場人物少ない。

何気ない支度シーシーン。テレビを付けない、窓の外を見ようとしない。不自然なほどカメラが部屋の外を映さない。

「地球最後の日」を文芸エロス的に描いた珍しい作品。

filmarks.com

 

2位 “Rambo: Last Blood”『ランボー ラスト・ブラッド』

途中でランボーがある登場人物と議論になる。

一見すると「報復」について議論しているように見えて、報復への執着について語っていたのが印象的。

カタルシスを物語で「想定」することでアプローチするという知的な試み。

gaga.ne.jp

 

1位 “Ophelia”『オフィーリア 奪われた王国』

イギリス発のDVDストレート作品。シェイクスピアの『ハムレット』を、ハムレットの恋人・オフィーリア側から描いた作品。

三宅さんはラストブラッドと対になる作品だと感じた。

「本当にしんどければ逃げて良い」と言うメッセージがが現代的だと感じた。

デイジー・リドリーがオフィーリアを演じる。

「キャスト豪華なので普通に公開されていれば観客入りそうな作品」by宇多丸さん

filmarks.com

 

19:00〜

LIVE & DIRECT

GOOD BYE APRIL

 

19:40〜

今週は各曜日のいつもの新概念提唱型投稿コーナーでは無く「ニッカセッション」。

ウイスキーブランド「ニッカ」の新ブランド「ニッカセッション」について。

スコットランドと日本のモルトを「セッション」、ブレンドさせた今年誕生のウイスキー新ブランド。

 

「ウイスキーはクラシカルなパッケージングが多い中、モダン、未来的ですらあるパッケージ」by宇多丸さん

 

消費者がウイスキーに感じる取っつきにくさを取り払う、「ウイスキーらしさからの脱却」を目指して作られたウイスキーで、パッケージデザインもそのコンセプトに沿うような珍しいブルーの色彩。

 

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出展:ニッカセッション公式HP

https://www.nikka.com/products/malt/session/sp/

 

オススメの割方は炭酸水との1:3の割合で飲むハイボール!

 

リスナープレゼントあり。以下のリンクをチェック!

https://twitter.com/after6junction/status/1338442296501567490?s=21

 

20時台

『錦織一清&西寺郷太の邦楽スーパースター列伝「少年隊」編』

ベスト盤に西寺郷太さんのインタビューあり。

 

少年隊の楽曲は多くに錦織のアイディアが入っている。

訓練期間が通常よりも長く、楽曲に対してもジャニー喜多川もなかなか首を縦に振らなかった。完全体として肝いりでデビューさせた。

 

インタビューでも「ニッキのアイディアが凄い!」という言葉が至る所に。

ジャニー喜多川と錦織さん、二人のアイディアマンで多くの作品を産み出した。

シブがき隊の曲のタイトル案を出し、通ったこともある。

 

錦織さんの好きな曲はほとんど120bpm。人間の脈拍の約2倍が躍りやすいとのこと。

 

アイドル、ジャニーズ、正直舐めてました!

錦織さんの音楽に対してもパフォーマンス全般に対しても真摯な姿勢、メッチャクチャ格好いい!

 

フレッド・アステア、MGM時代のミュージカル、『バンド・ワゴン』についての言及もあり!

ミュージカル映画・MGM好きの僕としては非常に嬉しい!

 

錦織さんはとにかく話が上手いのと、全ての話題に「オチ」をつけるところが最高!

「忘年隊」というユニット名にしようかという話も面白い!

 

西寺さんを「ゴウタ」と呼ぶ錦織さんと西寺さんの指定関係も良い。

 

「(ジ〜〜!)」「After 6 Junction!」というジングルと『仮面舞踏会』のイントロが重なる瞬間の音がめちゃくちゃ格好いい!必聴!

 

鬼滅の刃マンチョコ

劇場版『鬼滅の刃』の勢いが衰えるところを知らない。

 

12/4の最終巻の発売も控えているし、またブーストがかかりそうな予感。

僕もすっかりハマってしまった……

本誌で読んでいたときはそれほどパワーを感じる作品じゃなかったんだけど、映像化で一気に魅力に気付かされた。

 

11月始めに発売された鬼滅の刃マンチョコ、なかなか見付けられなかったけれど偶然見付けることが出来たので10個確保。

ちょびちょび食べてます。

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映画や本や文具も摂取しているんだけどブログに書く気力が最近湧かないなぁ……

これもコロナのせい。

amazonプライムデー

こんばんは。

お久しぶりです。

 

書きたいこともあったのに、書き途中のエントリのボリュームが結構なものになったため書き上げることができず気がつけば最終更新日の5月15日から4ヶ月も経ってしまった……

 

久々の更新がこんなので良いのかという気もするが、今回はAmazonプライムセールでこれは買い!なお得な商品があったので紹介。

 

なんと、アップルウォッチが42%オフ!

 

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黒はもう売り切れたのかちょっとの割引幅のものしかなくなってしまった。

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新型コロナウイルスの影響で在宅勤務が増えて太ってしまったと言う話はよく耳にする

。アップルウォッチは運動習慣を身に付けるのにもってこいのギアなので課題に感じている人は是非購入を検討してみては?

 

あとはこれが気になってるんだよな〜

 

持っていないガジェットに心惹かれてしまうミーハー野郎です笑

アトロク「アナ雪が史上最高のミュージカル映画である理由」が最高の回だった話

僕が第一回の放送から毎回聴いているラジオ番組が『アフター6ジャンクション』だ。

 

この番組の20時台の特集コーナー「ビヨンド・ザ・カルチャー」は毎回質とボリューム共に最高なのだが、5/14(木)放送回のビヨンド・ザ・カルチャーがいつにも増して最高だったのでシェアしたい。

 

小室敬幸さんの映画音楽解説は毎回大変勉強になる。

以前放送されたSTAR WARSの楽曲解説も、スターウォーザーであれば誰しも一度は聞いたことがあるであろう「ライト・モチーフ」という用語の何たるかという基本から詳細な解説がなされていて必聴の回なのだが、今回はもしかしたらそれ以上の特集回だったかも知れない。

 

該当の回をラジオクラウドのアーカイブで聴くこともできるが、権利の関係から肝心の楽曲を聴くことができない(はず)。

 

radikoであれば1週間は番組を聴くことができるため、5/21(木)までに是非今回のアナ雪回を聴いてみて欲しい。

以下にリンクを貼るので是非。ファン必聴。

 

アフター6ジャンクション(3)【特集コーナー】など | TBSラジオ | 2020/05/14/木 20:00-21:00

radiko.jp

 

僕はアナ雪1を映画館の予告で観ただけで完全にノックアウトされてしまい、日本発売前のサントラをアメリカ旅行時に購入した。

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何周したか分からないくらいにサントラを聴いたこともあり、思い入れも強い作品だ。

 

公開二日後に渋谷のTOHOシネマズに行って一人で観たところ周りは親子連れとカップルで満席で死にたくなったのも記憶に新しい。

 

そんなわけで思い入れの強さからよく分からない内容になってしまったが、番組は1週間限定で後追いで楽しめるコンテンツなので、皆様是非。

 

スチールブックもまだ買えるようだ。

 

 

外出自粛の今こそ観よう!名作映画50選!(vol.2)

本来映画業界の用語だったゴールデンウィーク。にもかかわらず、COVID-19による外出自粛で愛する映画館にも足を運べない。

そんな悔しさから僕の大好きな映画というカルチャーに対して少しでも恩返しがしたい&引きこもりGWを楽しく過ごしましょうという企画第二弾。

今回はハ行からワ行までを紹介する。ア〜ナ行を紹介した前回のエントリはこちら。

eibunkeicinemafreak.hateblo.jp

vol.1公開から二日後くらいにアップする予定だったが、「あつ森」こと「あつまれ どうぶつの森」を買ってしまい全然進まず……気付けばGW残り二日となってしまった。反省反省。

 

ハ:<28>バンド・ワゴン 

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僕はミュージカル映画が大好きなのでvol.1にも『サウンド・オブ・ミュージック』を入れたが、そちらで主人公を演じたジュリー・アンドリュースがミュージカル映画の女王だとすれば、ミュージカル映画の王にあたるのが『バンド・ワゴン』の主演フレッド・アステアだろう。

彼以上に見てくれの良い俳優は数多くいる。

しかし彼ほどダンスのステップが優雅な俳優を僕は知らない。

何者にも代えがたい魅力を作品に添えてくれる存在だ。

彼との共演を熱望していたオードリー・ヘップバーンが『パリの恋人』で共演を果たせたときは大層喜んだというのは有名な話。

本作は落ち目のミュージカル俳優が再度トップスターに返り咲くまでを描いたストーリー。

トーキー映画の登場で落ち目となったサイレント映画の俳優と、一方対照的にトーキー映画の流行に乗ってスターダムを駆け上がっていく新人女優の姿を描いた『アーティスト』という作品が2011年に作られたのは記憶に新しい。

『バンド・ワゴン』は『アーティスト』とは異なり、落ち目のスターが再度栄光の座に立ち戻る様を描いた作品。

両作をセットで観てみると発見があるかもしれない。

 

制作したMGM(Metro-Goldwyn-Mayer )社はハリウッドのミュージカルムービー全盛期を支えたスタジオ。

『トムとジェリー』が始まる前に軽やかな音楽と共に実写のライオンが動く様子が映し出されるが、あれがMGのロゴマークだ。

往年のMGMミュージカル映画が紹介される『ザッツ・エンターテインメント』という作品はミュージカル映画の歴史の教科書とも言える映画なので、これからミュージカル映画を勉強しようという人には良い手引きとなる。

 

 ヒ:<29>昼下がりの情事 

  <30>ヒート 

 

<29>昼下がりの情事 

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『バンド・ワゴン』でオードリー・ヘップバーンに触れたが、本作はそんなオードリーの主演作。

「サブリナパンツ」という言葉を残した『麗しのサブリナ』と同じく、ビリー・ワイルダー監督、オードリー・ヘップバーン主演という布陣。

個人的にオードリー主演作でいちばん彼女の魅力が出ていると感じるのが『ローマの休日』と本作だ。

映画という媒体がこの世に登場して以来、ムービースターは数多く登場したが、オードリーをのように時代を超えるアイコンたりえるスターは今後も登場しないのではないだろうか。

探偵の真似事を頑張ったり、背伸びをして「大人なオンナ」を演じるキュートでチャーミングな彼女の魅力を感じるのに最適な一作。

 

 

<30>ヒート

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ロバート・デ・ニーロという映画好きでなくとも聞いたことのある名優に、『ゴッドファーザー』シリーズで知られるアル・パチーノが共演した最高のクライムサスペンス映画。

そんなダブル主演の名優コンビに『バットマン フォーエヴァー』で主演を、『トップガン』で主人公のライバルキャラを務めたヴァル・キルマーが花を添えるのだから名作にならないわけがない。

本作は銃撃戦シーンの効果音に本物の銃声を用いたことで知られる。

その甲斐あって銃声のリアリティに起因する音の「圧」が凄まじい。

デ・ニーロとアル・パチーノの共演時間こそ短いが、犯罪組織と警察という対立する二つの組織で唯一互いの理解者となりうる二人がすれ違う。

職務を全うするために逮捕しなければいけないが、プロフェッショナルに徹した仕事ぶりにはアル・パチーノが演じるハナも認めざるを得ない。

奇妙な絆の糸を紡ぐ二人のリーダーの一騎討ちのラストシーンは、儚くも美しい。

ナタリー・ポートマンが滅茶苦茶可愛いのも魅力の一つ。

 

「ヒ」からは『127時間』、『光をくれた人』も選出しようかと迷った。

 

 

フ:<31>プレーンズ 

  <32>フォードVSフェラーリ

 

<31>プレーンズ 

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農薬散布機のダスティは飛行機による世界一周レースに挑むという無謀な夢を抱くが、彼には重大な弱点が。

その弱点とは、何と高所恐怖症ということ。

アメリカの法律で農薬散布機は飛行可能な高度が低めに設定されていることを「高所恐怖症」というダスティの個性にしてしまうアイディアに100点満点。

「農薬散布機」という与えられた役割、自分がこの世に生を受け瞬間に敷かれたレールを無視して自分お夢を追いかけるダスティの挑戦心。

社会人になって小さく纏まってしまったなぁと自分のことを分析している人にこそみて欲しいエンパワメントムービー。

カーズシリーズの世界観を踏襲しているので、視聴する際は是非セットで。

theater.disney.co.jp

 

<32>フォードVSフェラーリ

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5/2にレンタル解禁となる新作映画。

史実を元にした作品で、クリスチャン・ベイルとマット・デイモン二大スターの共演作。

vol.1の『ウィンド・リバー』でも名前を挙げたジョン・バーンサルがフォードやクライスラーの経営を救った人物アイアコッカを好演している。

若手の最強格だと思っていたマット・デイモンがいつの間にか人を使う側の人間として描かれていることに時代の移り変わりを感じた。

ルマンで絶対王者として君臨していたフェラーリに大衆車メーカーのフォードが挑む。

それは職人による手工業的な自動車作りのイタリア(フェラーリ)に、巨大資本の工場による車作りのアメリカ(フォード)が挑むという、物づくりの世界的ターニングポイントを描いたものだと捉えることができる。

ただし、そんな構造に見えるアメリカの車作りを動かしているのもまた、キャロル(マット・デイモン)とケン(クリスチャン・ベイル)という二人の生身の人間だというのが非常に示唆に富んでいると思う。

 

ヘ:<33>ベイビー・ドライバー <34>ベン・ハー(1959)

 

<33>ベイビー・ドライバー

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ここまでミュージカルムービーが好きだと言ってきたが、本作は'10年台末に生み出されたミュージカルムービーの新フォーマットと言っても良いかも知れない。

「音楽に彩られた映画」と言うよりは「映画という形式を借りた音楽集」とでも言うべき作品。

劇中で発生する環境音とBGMの打楽器との高度なシンクロ、「これぞハリウッド!」と喝采を送りたくなるような激しくもスタイリッシュなカースタント。

映画とは画と音の芸術であるという事実を観る者に思い出させてくれる最高の作品。

 

www.netflix.com

 

<34>ベン・ハー(1959)

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もしも僕が現役の映画クリエイターとして仕事をしていて、未視聴の状態でこの映画を観たら仕事をつづける自信を喪失するだろう。

それ程までに圧巻の映像美。

有名な戦車戦のシーンは一体どうやって撮ったのだろうか……そして何人のスタントマンが怪我を負ったのだろうか。

また、圧倒的な人数のエキストラにも注目。

今の時代に同じ映像を作ろうと思っても作れないんじゃないだろうかと思うほどの作品。

この作品を評するのに「凄い」や「素晴らしい」という言葉は適切ではない。

「凄まじい」と言う言葉が似合う作品だ。

 

ホ:<35>ボヘミアン・ラプソディ

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伝説的ロックバンドQUEENのボーカル・フレディ・マーキュリーの伝記映画。

僕はもともとQUEENが好きなのでこの作品が大好き。

しかし周りに目を向けるとQUEENに対して特に思い入れのない映画好きも、映画マニア以外の人間も本作に感動したという人は多かった。

どのQUEENベストアルバムよりもBEST OF QUEENといった珠玉の名曲に彩られた幸福な時間が、が萎縮自粛で塞ぎ込んだ気持ちを吹き飛ばしてくれることだろう。

 

マ:<36>マグニフィセント・セブン <37>マイ・インターン

 

<36>マグニフィセント・セブン

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『七人の侍』でも触れた作品。

黒澤明監督の『七人の侍』(1954)は世界各国のクリエイターに影響を与え、『荒野の七人』(1960年)を生んだ。この作品の原題は“THE MAGNIFICENT SEVEN”であり、2016年に同タイトル“THE MAGNIFICENT SEVEN”(邦題『マグニフィセント・セブン』)として新たな作品が作られた。

少数の精鋭が村人を訓練し、圧政を敷く権力者を退ける。「弱きを助け強きを挫く」という大枠はそのままに、現在という時代に相応しくアップデートされたアクションは痛快そのもの。

vol.1でお勧めした『イコライザー』でも主演を演じているデンゼル・ワシントン、MARVEL CINEMATIC UNIVERSEの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で主演のスター・ロード役のクリス・プラット、『ガタカ』など数多くの作品で知られるイーサン・ホーク、言わずと知れたアジアン・ムービースターのイ・ビョンホンなど名優たちが銀幕を彩る。

仕様違いのBlu-rayをいくつも買ってしまうほど大好きな作品。

www.video.unext.jp

 

本作に関する過去のエントリはこちら。

eibunkeicinemafreak.blog.fc2.com

 

<37>マイ・インターン

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ロバート・デ・ニーロ&アン・ハサウェイというどんなに映画や洋画に興味のない人間でも聞いたことのある超ド級の名優二人による胸躍る共演。

マフィア役や半狂人のような役も多く演じてきたデ・ニーロだが、本作の穏やかな役がなんと彼にマッチしていることか……

服装自由な会社の中におけるスーツという彼の装いの格好良さ、生き様から伺える誠実な人柄。見ればいろいろな発見があるはず。

面白いのはイケイケのIT企業が舞台の作品にもかかわらず、Apple Watchが影も形もないこと。

2015年という比較的最近の作品なのに、5年前はApple Watchって全然存在感がなかったんだなぁと気づかされる。

www.netflix.com

www.hulu.jp

 

ミ:<38>見えない目撃者

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和製スリラー映画の最高峰なのではないだろうか。本作で「女優・吉岡里帆」の真髄を見てほしい。

事故で視力を失った元警察官のなつめが「目撃」したスケボーと自動車の接触事故と、その自動車の中から彼女が聞いた助けを求める女性の声。

スケボー少年を見つけたなつめは彼に事情を聞こうとするが、協力を得られない。

次第に両者が歩み寄ってバディとして犯人を追っていく過程が非常に面白い。

ゴア(残酷な)描写に耐性のない人は要注意。

僕も結構ダメージを食らった。

www.video.unext.jp

 

ム:<39>ムービー43

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14篇の短編によって構成されたコメディ・アンソロジー作品。

リチャード・ギア、ヒュー・ジャックマン、ケイト・ウィンスレット、エマ・ストーン、ハル・ベリー……

綺羅星の如きスターたちが「ムダ遣い」されまくる作品。

ヒュー・ジャックマンの登場する短編が酷すぎて、観ている間中涙を流して笑い転げた。

全編をお勧めできるわけではないが、あなたも大受けできる作品がきっとある。

www.video.unext.jp

 

メ:<40>名探偵ピカチュウ

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劇場版名探偵コナンシリーズから選んでも良いかと思ったもののピカチュウで。

僕はポケモン第一世代直撃世代なので、赤緑(青黄)に登場した151匹のポケモンに対する思い入れが強い。

本作は最初の151匹がかなり優遇されていてメインターゲットとして意識されているのではないかと感じた。

特に小学生の頃からの推しポケであるフシギダネが他の御三家と比べて優遇されていた(ように感じた)のは嬉しかった。

同年、同じ3DCGのポケモンセク品として『ミュウツーの逆襲EVOLUTION』という作品が公開された。こちらはオリジナル版の完全なる焼き直しで何も新発見がないという酷い作品だったが、本作は新たな発見に溢れていて非常に見応えがあった。

特にリアルすぎるくらいリアルに描写された各ポケモンの毛並み表現と、現実の僕らの世界に溢れる見慣れたポケモンのイラストが同居しているのが衝撃的だった。

本作の作品世界に登場する「動物」としてのポケモンを「キャラクター」としてリデザインする際にあのツルッとしたイラストに落とし込んでいるという解釈には膝を打った。

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vol.1で紹介した『アバウト・タイム』のとあるキャストも登場しており、嬉しくなったのも思い出深い。

www.video.unext.jp

 

モ:<41>モスラ

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『ゴジラ』、『空の大怪獣ラドン』を紹介したのでもうここは勢いで。

東宝怪獣ユニバースの最後を飾る怪獣。

昭和の東宝怪獣映画はシリーズを増すごとにその設定がグダグダになっていくことが多く、モスラにおいてもそれは例外ではない。

しかし本作はモスラの登場する第1作目ということでモスラとその出身地(?)であるインファント島に関する設定がしっかりしている。

当時の撮影技術ではものすごく頑張っていたであろうことが窺える特撮シーンを現在の目で見てみるのも一興だと思うので、幼少の頃に観て以来本作に触れていないという人はいかがだろうか。

www.videomarket.jp

 

ヤ:<42>山猫

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1963年公開の映画であることに加え伊・仏合作映画ということで、古い映画である上にハリウッド的なストーリーテリングの文法から外れているために若干観づらく感じる部分もあるかもしれない。

三時間を超える超大作なためなかなか鑑賞に踏み出しづらい作品だが、外にも出られない今だからこそこんな作品に触れてみるのはいかがだろうか。

イタリアの貴族文化の黄昏を描いた作品ということで精緻を極める衣装や美術の美しさには誰もが圧倒されることだろう。

どこのVODサービスでも配信していないらしいのが残念。

 

ユ:<43>遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS

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ミレニアル世代の方、必見。

俺たちの大好きだった遊戯王が帰ってきた。

あのバトルシーンのドライブ感、直接拳を交えないライバルたちが拳以上に魂で殴り合うアツさ。最高だ。

声優たちの演技のテンションの高さが、本作がファンからはもちろん演者からも大変愛された作品であることを物語っている。

「大人になって遊戯王はなぁ……」

そんなふうに思って本作をスルーした人はいないだろうか。

これを機会に配信や円盤で本作に触れたとき、劇場に足を運ばなかった自分を殴りたくなるはずだ。

www.netflix.com

 

ヨ:<44>用心棒

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監督:黒澤明×主演:三船敏郎=最強 の法則。

時代相応にキャラクター描写に古さはあるが、それを補って余りあるパワーを持った作品。

三船のどっしりとした男臭い演技の格好良さは言うに及ばず、仲代達矢の色気を纏った演技も最高に格好良い。

CGもなければ色さえついていないこの古い作品がなぜこんなにも面白いのか。

エンタテインメントのあり方を考えさせられる作品。

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ラ:<45>ラストベガス

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デ・ニーロ、モーガン・フリーマン、マイケル・ダグラスの共演作というだけで映画ファンなら胸が躍る。

お爺ちゃんたちによる『ハングオーバー!』とでもいうべき作品で、幼少の頃から仲の良かった四人がこの年でバチェラー・パーティを開くということで再会するところから始まるストーリー。

しかしマイケル・ダグラスとデ・ニーロは過去のいざこざから反目してあっており、その関係の行く末を見守る気持ちで物語を追ってしまう。

男同士の馬鹿馬鹿しくも美しい友情を描いた作品が大好きな人にはハマるはず。

前述の『ハングオーバー!』が好きな人は必見。

www.netflix.com

 

リ:<46>リトル・マーメイド

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ディズニーのVODに入ったことをきっかけに観直した作品。

幼少期、フランダーが大好きだった。

本作のアースラは『101匹わんちゃん』のクルエラと並んでディズニーのヴィランの中でも非常に好きなキャラクターだ。

1980年台は一部でディズニーの暗黒時代とも呼ばれる不発の時代であったが、1989年本作をもってディズニー作品は再び銀幕のアニメーション作品の主役に返り咲く。

1995年に『トイ・ストーリー』が登場する6年前の作品ということで、熟達した手描きアニメーションの極地ともいえる波や泡の表現は非常に見もの。

『モスラ』同様、幼少期に観て以来しばらく触れていないという人も多いのではないかと考え、選出してみた。

www.video.unext.jp

 

ル:<47>ルパン三世 カリオストロの城

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金曜ロードショーが困った時にはとりあえず本作を流しているような気がするが念のため。

『ルパン三世』劇場版2作目にしてあの宮崎駿監督がメガホンを取った作品として知られている。

宮崎駿監督作品ということでキャラクター造形が宮崎テイストに寄りすぎているきらいがあり、実はルパンファンほど本作を受け入れない人間が多い。

特に「銭形警部はあんなセリフを言うキャラではない」というのは複数のルパンファンから聞かされただけによほど違和感があるのだろう。

とは言え僕はルパンの格別なファンというわけではないのでそんなことは良いのだ。

いかにも宮崎アニメのヒロインという風合いのクラリスのキャラクターは非常に好感が持てる。

CMを挟まずに本作を観たことがないという人が大半だと思うので、一息に本作を鑑賞してみるのもお勧め。

www.video.unext.jp

 

レ:<48>レオン

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「お勧め 映画」というワードで検索をかければいくらでも該当記事が見つかるだろうが、それらの記事において本作が登場する確率は非常に高い。

映画ファンであれば誰もが触れたであろう作品。それが本作だ。

ベタ中のベタな作品だが、一本の映画として非常に素晴らしいのはもちろん、ナタリー・ポートマンの大ファンの僕が本作を選ばないのはあり得ないということで選出。

『ハリー・ポッター』シリーズでジェームズ・ブラック役を演じたことでミレニアル世代にはなじみ深いゲイリー・オールドマンの怪演はファンには語り草なため、本作を見る前にとあるシーンをSNSで目にしたことのある方も多いのではないだろうか。

映画ファン的には本作はある種の共通言語のようなものなので、見ていない人がいたら是非この機会に。

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ロ:<49>ローマの休日

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世界で最もよく知られたラブストーリーではないだろうか。

それでいて観たことが無いという人も一定数いそうな作品。

本作を観れば誰もがオードリーに恋に落ちる。

「銀幕の妖精」という言葉が決して大袈裟なものではないと理解できるだろう。

それどころか大仰に聞こえるこの言葉すら、オードリーの魅力を伝えるには不十分であるとすら思える。

白黒映画だが、色など不要と言わんばかりに炸裂するオードリーの気品と可愛らしさ、美しさ。

驚き、笑い、涙する彼女の表情を追うだけでも価値がある。勿論、一つの作品としても傷のない名作。

オードリー・ヘップバーンの入門作品として是非。

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ワ:<50>ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

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50作目は観る人を選びそうな作品。

タランティーノ監督の優しさに溢れた作品であり、映画監督という職業と彼の作風だからこそ描くことのできた作品だ。

魅力を語るため、過去のエントリで書いた内容を以下に引用する。

 

この作品を語る上で僕にとって大きい存在感を放っていたのはTBSラジオ『アフター6ジャンクション』のパーソナリティ宇多丸さんによる監督インタビューだ。
 
このインタビューで宇多丸さんの語った「映画で現実と戦う」というタランティーノ監督の姿勢。
「シャロン・テートという人物を話題に出すとき、人は皆あの凄惨な事件を思い出す。僕の映画で彼女を救いたかった」というその優しさが凄く心に刺さった。
 (中略)
思わず「やりすぎでしょ!」と言いたくなるような暴力描写はあるが、その描写も実際に起こった凄惨な事件の恐ろしさを示唆していると考えれば納得もいく。
 
最後の最後にリックが火炎放射器でヒッピーの悪漢を蹴散らすの様は爽快さすら感じる。
あの描写一つで見事にシャロン・テートを暗い事件から救済して見せた。
タランティーノ監督、あんたスゲーよ。

 

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ヲ:※該当なし

ン:※該当なし

 

以上、50作。

思いつきで始めた企画だったが、やってみたら滅茶苦茶大変だった…… 笑 

 

GWも残り僅かだが、外出自粛は5月末まで延長されたので、僕の紹介した50作を自宅で鑑賞していただければ非常に嬉しい。

 

このエントリをきっかけに映画を鑑賞したという人は感想を聞かせていただければ嬉しい。

良い映画ライフを!

外出自粛の今こそ観よう!名作映画50選!(vol.1)

新聞を読んでいてもテレビをつけてもSNSを眺めていても、どこもかしこもコロナコロナで気が滅入る日が続いている。

外出自粛が叫ばれて久しい昨今、こんなに外に出ないゴールデンウィークは過去になかったと思う。

さて、この「ゴールデンウィーク」という単語、実は映画業界から生まれた単語であるということはご存知だろうか。春の大型連休中に公開された映画が非常に良い興行収入を叩き出したため、翌年から同時期を「ゴールデンウィーク」と銘打って宣伝を打ったというのがこの用語が使われるきっかけになったというのが通説だ。

特定の企業や特定の業界の宣伝になってはいけないということで、NHKでは「ゴールデンウィーク」という言葉を用いず、「大型連休」という言葉を採用している。

 

そんな映画業界にとって掻き入れ時ともいえるゴールデンウィーク(以下GW)。

しかし今年のGW、僕ら映画ファンは新型コロナウイルスの影響で映画館に行くことすら出来ない。

 

この時期に映画に触れることができないのが映画ファンとして非常に悔しいので、配信サービスで観ることのできる映画作品でおすすめのものを紹介していこうと思う。

50音順で50作品を紹介しようと思うので、長くなるけれどもお付き合いをば。

あまり変化球は投げず、ど真ん中ストレートのメジャーどころ作品もバンバン投げていこうと思う。

コンセプトは誰が観ても楽しめる(と僕が思う)名作50選ということで、アイウエオ順にそれぞれタイトルを振り分けて紹介していきたい。

50音表上で該当なしの箇所もあったので、それらの不足分を補うために2作品紹介する音があるので予めご了承を。

(ヌ・ヲ・ンが該当なしとなった音。また、ヤ行ワ行は2音少ないので50音表は全部で46音となる。よって左記の3音と不足した4音を合わせて7音を追加で紹介する)

 

各作品にPrimeVideoのリンクを貼っておくので、興味があればそちらから鑑賞をば。

量がありすぎるので2分割してお送りしようと思う。まずはvol.1!

 

ア:<1>アベンジャーズ

  <2>アバウト・タイム

 

<1>アベンジャーズ

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theater.disney.co.jp

アベンジャーズ (吹替版)

アベンジャーズ (吹替版)

  • 発売日: 2013/12/19
  • メディア: Prime Video
 

 本当は『アベンジャーズ/エンドゲーム』にしようかと思ったが、とっつきやすさということで一作目の『アベンジャーズ』で。

何を隠そう、僕は地上波放送されていた『アイアンマン』一作目以外を観たことのない状態で本作からMCU(MARVEL CINEMATIC UNIVERSE)に入った。

各キャラクターの関係も能力もわからないままみた本作が非常に面白くてMCUの世界にどっぷりハマったので、是非本作からこの素晴らしい世界に飛び込んでほしい。

同じ「ア」枠のMCU作品の中では『アイアンマン』『アントマン』もおすすめ。

 

<2>アバウト・タイム 

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ドーナル・グリーソンとレイチェル・マクアダムスの共演作。

21歳の誕生日を境にある能力を身につける一家に生まれたティム。

偶然出会ったメアリーに一目惚れした彼は、彼女の心を射止めるために手を尽くす。

中盤はそんなティムとメアリーの愛にフォーカスした作品となるが、終盤はティムと父親の比重が高まる構成。

家族愛をこれほど嫌味なく、また説教臭くなく描いた作品も少ないのではないだろうか。

しれっと登場しているマーゴット・ロビーの瑞々しい美しさにも注目。

アバウト・タイム ~愛おしい時間について~ (字幕版)

アバウト・タイム ~愛おしい時間について~ (字幕版)

  • 発売日: 2015/04/10
  • メディア: Prime Video
 

 

イ:<3>イコライザー

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イコライザー (字幕版)

イコライザー (字幕版)

  • 発売日: 2015/02/11
  • メディア: Prime Video
 

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 学校生活中「この教室に突然悪漢が襲いかかってきたらどうやって敵を倒すか」という妄想を抱いたことのない男子はいないと言われている(僕調べ)が、そんな妄想を抱きやすい場所の一つに挙げられるのがホームセンター。

そんなホームセンターに元CIA捜査官を掛け合わせると、こんなにも痛快な復讐劇を描くことができるのかと感激することしきりな本作。

娼婦として登場するクロエ・グレース・モレッツとデンゼル・ワシントンのダイナーで繰り広げられる会話の温度感が素晴らしい。

なお、本作と続編でデンゼル・ワシントンが演じる主人公・マッコールさんが着けている時計はお小遣いで買える値段なのでおすすめ。

 

(旧ブログにアップした記事、引越ししたいなぁ)

eibunkeicinemafreak.blog.fc2.com

同じ「イ」からは『E.T』なんかも良い。

 

ウ:<4>ウインド・リバー

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必要最低限のBGMのみが彩る無音のエンターテインメント。

メンターのジェレミー・レナー、トレーニーのような役回りのエリザベス・オルセンという関係がMCUファン的に最高!

しれっと登場しているジョン・バーンサルも良い。

作品としての素晴らしさと同時に、僕たちが生きるこの世界で現実に存在する問題の大きさを感じるメッセージ性に富んだ作品でもある。人生で一度は観てほしい。必見。

 

ウインド・リバー(字幕版)

ウインド・リバー(字幕版)

  • 発売日: 2018/12/04
  • メディア: Prime Video
 

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エ:<5>エイリアン

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2作目の世間の評価が非常に高いため観てみようという気もあるが、本作の完成度が高すぎるために続編を観ることができずにいる。

エイリアンが迫りくる恐怖がこれでもかというほど丁寧に描写されているにも関わらず、エイリアンがスクリーンに登場するのはごくわずかな時間のみ。

よって船内で起きた凄惨な事件が何者によってもたらされたものなのかわからないままストーリーが展開して行くのがより一層恐怖を掻き立てる。

SFスリラーの最高峰。

 ビッグチャップ(エイリアン)の造形の素晴らしさも特筆もの。芸術品の風格すら漂う、映画史上に残るクリーチャーデザインの到達点と言っても良いだろう。

エイリアン/ディレクターズ・カット (字幕版)

エイリアン/ディレクターズ・カット (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

オ:<6>おとなのけんか

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個人的にジョディ・フォスターのベストアクト作品。

そして僕が最も好きな密室劇作品の一つ。

他の場所がほとんど映らない密室劇ということで凝ったカメラワークなどにも頼ることができず、必然的に演者四人の演技力だけで魅せる作品ということに。

上映時間は80分というコンパクトな作品ながら、俳優陣の抜群の演技力に大満足でき、お腹を抱えて笑うこともできる作品。

強くおすすめできる作品。

おとなのけんか (字幕版)

おとなのけんか (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

カ:<7>カーズ

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レースで名声を得たスピードスターのライトニング・マックィーンが一度落ちぶれ、田舎街から再起するストーリー。

ジョン・ラセターの監督作にして僕の大好きなオーウェン・ウィルソンの出演作ということも一押しポイント。

兎にも角にもこの作品を支える世界観が最高なので、「子供向けなんでしょ?」などと切って捨てずに是非とも観てほしい。

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カーズ (吹替版)

カーズ (吹替版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

キ:<8>キャプテン・アメリカ:ウィンター・ソルジャー

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こういうおすすめ作品を挙げる際に第二作目を挙げるのはどうかと思いはしたが、自分の大好きな作品だったので挙げざるを得なかった。'10年代最高峰のアクションムービーにしてヒーロームビーの新機軸を打ち出した大傑作。

何人かでアベンジャーズの話をしていると「キャプテン・アメリカって弱くね?」という輩が必ずいる。

そいつは多分この作品を観てもいないに違いない。

この作品を観れば誰でもわかる。キャプテン・アメリカは強いのだ。

本作を撮ったアンソニー・ルッソとジョー・ルッソ兄弟は映画ファンからの評価が抜群に高い人物なので、この作品で彼の魅力に触れて、是非ともあなたも「ルッソブラザーズの撮るアクションシーン最高だよな!」と映画好きの友人に言ってみてほしい。

きっと良い反応を返してくれるはずだ。

キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー (字幕版)
 

theater.disney.co.jp

 

ク:<9>グレイテスト・ショーマン

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最初から最後まで画面に釘付けになる極彩色のエンターテインメント大作。

豊かな楽曲、ヒュー・ジャックマンの素晴らしい演技、今や映画ファンの中に知らぬ者はいないほどの女優に成長したゼンデイヤの存在感。

脚本にアラがあるという人もいるが、そんなものをねじ伏せられるに足るだけのパワーを持った作品だ。
映画ファンの中で本作を未視聴という人はほとんどいないだろうが、映画ファンではないけど何かGW中に作品を視聴したいなぁと考えている人に特におすすめの一本。

 

グレイテスト・ショーマン (字幕版)

グレイテスト・ショーマン (字幕版)

  • 発売日: 2018/05/09
  • メディア: Prime Video
 

 

ケ:<10>劇場版デジモンアドベンチャー

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「劇場版」というのを「ケ」に充てるのも反則な気もするが、是非とも紹介したくねじ込んでみた。

ミレニアル世代の僕らが日曜朝に熱中したアニメ作品『デジモンアドベンチャー』。

本作はそのテレビ版の前日譚となる話。

わずか20分という短い時間の中に主人公である太一とコロモンとの遭遇、パロットモン来襲による怪獣映画的な市街地及び建造物の破壊の描写、グレイモンとパロットモンによる怪獣プロレス。様々な要素が重層的に組み合わさり、鑑賞時間からは想像できないほどの満足感を味わえる。

後に『時をかける少女』(2006)、『サマーウォーズ』などを手掛けることになる細田守監督のフィルモグラフィ初期の名作。オススメ。

デジモンアドベンチャー

デジモンアドベンチャー

  • 発売日: 2015/09/30
  • メディア: Prime Video
 

 

コ:<11>ゴジラ

  <12>ゴーンガール

<11>ゴジラ(1954)

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 第二次大戦終結9年後に作られた本作。

以後半世紀以上に亘って愛されるゴジラシリーズだが、正直なところを言ってしまえば第一作目である本作を超える完成度、メッセージ性を持った作品はないと断言しても良いと僕は長らく考えていた。

2016年の『シン・ゴジラ』の登場をもって本作に比肩する完成度・メッセージ性を持ったゴジラ作品が登場したが、本作が今なお色あせることのない魅力を讃えた作品であることを疑う余地はない。

本作の存在なくして、今や名監督となったギレルモ・デルトロをはじめとする数々のクリエイターは存在しなかったかもしれない。現在活躍するクリエイターへの影響力の大きさを考えても、本作を無視して現在の映画文化を語ることなどできようはずもない。それほどに大きな作品なのだ。

「白黒映画」、「怪獣映画」。本作を構成する二つの要素に強い反発を持つ人がいることは理解できる。しかし、その偏見を捨てて一歩踏み出し、是非本作を鑑賞してみてほしい。

60年以上前に作られた作品とは思えぬほど豊かな映画が、そこにある。

ゴジラ

ゴジラ

  • 発売日: 2014/04/23
  • メディア: Prime Video
 

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※同名タイトルで1984年版の『ゴジラ』、1998年のトカゲのような見てくれのハリウッド版『ゴジラ』、2014年のハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』が存在するが、一番面白いのは今回紹介している1954年版なので白黒だからと好き嫌いせずに是非観てほしい。

 

<12>ゴーン・ガール

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緊迫感に満ちた作品構成で紛う事なき名作。

カップルで観るのはあまりオススメできないが笑

現実世界に於いてパパラッチされた写真などを見ているとたまに死んだような目をしている主演のベン・アフレック。

本作ではそんな彼が役柄に見事にマッチしていた。

観終わったら誰もが「こ、こいつ怖ぇ〜!」と思うこと請けあい。

 

この作品に登場したエミリー・ラタコウスキーは類い希なプロポーションで日本国内の女性人気も徐々に高まって来ている人物。

もう既に一流のセレブの彼女だが、これからもっと人気になっていくはずなので要チェック。 

ゴーン・ガール (字幕版)

ゴーン・ガール (字幕版)

  • 発売日: 2015/03/06
  • メディア: Prime Video
 

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サ:<13>サウンド・オブ・ミュージック

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ドーナツなどが登場する「ドレミの歌」に触れずに育ったという人間は日本にいないのではないかと思う。

そんな誰もが知っている「ドレミの歌」が、今から僅か60年ほど前に作られた曲だというのことはご存知だろうか。

この曲が作られるきっかけこそ、本作『サウンド・オブ・ミュージック』の原作ミュージカルなのだ。

豊かな自然とそして優雅な音楽に彩られた本作をミュージカル映画の金字塔と評することに異論を唱える者はいないだろう。

 

主演を務めたジュリー・アンドリュースはブロードウェイミュージカルとミュージカル映画を語る上で欠かせない存在。

ブロードウェイで彼女が主役を演じた『マイ・フェア・レディ』は大変な人気となり、映画化の話が。

その際、当然主演はブロードウェイでも主演を張ったジュリー・アンドリュースが務めるものと思われたが、色々とあって主演はオードリー・ヘップバーンに。

『マイ・フェア・レディ』の米日公開年は64年、『サウンド・オブ・ミュージック』の米日公開年は65年。

彼女がどんな気持ちで本作で主演を務めたのか、その心境に思いを馳せながら本作を鑑賞するのもまた一興。

サウンド・オブ・ミュージック (字幕版)

サウンド・オブ・ミュージック (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

シ:<14>七人の侍  

  <15>シェフ 三ツ星フードトラック始めました

 

<14>七人の侍

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一作に絞るのが一番苦労したのが「シ」。そんなわけで二作選出。

一作目は『七人の侍』。昨年、富野由悠季監督が舞台挨拶で面白い邦画の一例として挙げていた。

モノクロ映画の画面に映えるよう、セットに降らせる雨に墨汁を混ぜたというのは映画ファンであれば誰もが知っている逸話だろう。

 

主人公が圧政に喘ぐ村人に助けを求められ、その主人公が集めた少数の実力者が村人に戦い方を教えて巨悪を挫く、という本作のプロットの素晴らしさは、このプロットを流用した作品が現在に於いても数多く作られている事実からも伺えるだろう。

『荒野の七人』、『マグニフィセント・セブン』は言うに及ばず。

スターウォーザー歓喜のスピンオフドラマシリーズ『マンダロリアン』第四話「楽園」に於いてもこのプロットが活かされている。

一撃必殺の威力を誇る恐怖の兵器である種子島が西部劇の世界でマシンガンに姿を変え、『マンダロリアン』第四話に於いてはAT-STとなったのは映画ファンとしてもスターウォーザーとしても思わず膝を打ってしまった。

 

七人の侍

七人の侍

  • 発売日: 2015/04/22
  • メディア: Prime Video
 

なお、録音環境がよくなかったのか、本作では台詞が不明瞭な箇所が多い。

日本語字幕に設定してから鑑賞することも良いだろう。

  

<15>シェフ 三ツ星フードトラック始めました

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ジョン・ファブロー監督・主演作。

主人公カールは一流のシェフだったが、とある理由から長年勤めた職場を離れることに。

そんな彼が再起をかけて取り組んだのがフードトラックだった。

スカーレット・ヨハンソン、ロバート・ダウニーJr.の二人とファブローが共演するのは、同じくファブロー監督作にして彼自身が助演している『アイアンマン2』を想起させる。

ファブロー組の2大俳優と言っても良いだろう。

そんなファブロー組に彩りを加えるのが名優ダスティン・ホフマン。

 

一人の男が料理人としての再起し、父親として親子関係を再生して行くストーリー。

僕は初見時大泣きしてしまった。

シェフ 三ツ星フードトラック始めました (字幕版)

シェフ 三ツ星フードトラック始めました (字幕版)

  • 発売日: 2015/05/13
  • メディア: Prime Video
 

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各種メディアで人気映画を語ると必ずと言って良いほどランクインする名作『ショーシャンクの空に』も勿論思い浮かんだし、僕のオールタイムベストに入るミステリー作品『情婦』もおすすめしたかった。

「シ」で始まる作品には名作が多いようだ。

 

ス:<16>素晴らしき哉、人生!

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 一つのエントリでこの言葉を連発しても重さがなくなるが、僕のオールタイムベスト作品の一つ。

白黒映画と侮ることなかれ。最高の感動を与えてくれる作品。

映画館で感動して涙を流すことはあっても、嗚咽するほどに泣いてしまったのは本作が初めてだった。

公開当時の評価はさほど高くなかったようだがその後評価を上げ、アメリカではクリスマスムービーの定番となっている作品らしい。

誰の人生にも等しく価値があると気付かせてくれる作品で、自己肯定感を高めてくれる。

泣きすぎて頭痛を起こさないよう注意。

素晴らしき哉、人生!(字幕版)
 

 

セ:<17>ゼロ・グラビティ

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最高の作品にして最低の邦題を付けられた作品として永遠に日本の映画ファンに語り継がれるであろう作品。

「宇宙という限りなく広い空間で繰り広げられる密室劇」という矛盾した表現がこの作品を表すのに最も適した言葉だと僕は思っている。

主人公の感じる不安や焦燥感がここまでダイレクトに視聴者にも伝わる作品は決して多くはない。

本作は映画館で観てこそ魅力が最大限に伝わる作品だと思うが、自宅鑑賞する際はできるだけ大きな画面で部屋を暗くしして液晶画面の光のみで作品に没頭することをオススメする。

引越し前のブログのエントリで過去の僕がこの作品の魅力を十分に語っているので、リンクを貼っておく。

eibunkeicinemafreak.blog.fc2.com

7年前の僕の方が熱量を持った文を書いていた気がしてならない……

 

ゼロ・グラビティ(吹替版)

ゼロ・グラビティ(吹替版)

  • 発売日: 2014/04/09
  • メディア: Prime Video
 

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 ソ:<18>空の大怪獣ラドン

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という表記に時代を感じるが、作品の面白さは折り紙付きなのでご安心を。

今やマーベルコミックを原作とするMCUの大成功を受けてワーナーもDCコミックス原作諸作品をもとにしたDCFU(DUEUとも)というユニバース構想を打ち出したり、ユニバーサル・ピクチャーズはダーク・ユニバース構想を打ち出して『ザ・マミー』という駄作を生み出したりしているが、実は東宝が半世紀前にユニバース構造の映画を生み出しているということをあなたはご存知だろうか。

モスラ、ラドンはゴジラの敵という印象が強く、事実僕も幼少の頃はそんな印象を抱いていたが、実はこの二つの怪獣はゴジラとは独立した単独作がある。

それが『モスラ』(1961)と本作『空の大怪獣ラドン』(1956)だ。

1964年4月にまず『モスラ対ゴジラ』で二大怪獣が合流し、同年12月の『三大怪獣 地球最大の決戦』でタイトル通り三大怪獣ブランドが合流、最大の脅威であるキングギドラと対峙する。

『ゴジラ』(1954)は白黒映画であるというハードルがあるが、本作はカラー映画なので幾分ハードルが下がるのではないだろうか。

特撮技術も非常に高く「一体どうやってこのシーンを当時の技術で撮ったんだろう」と思うシーンもあれば、それでいてワイヤーで釣られた愛おしいラドンの姿を見ることもできる。

町々を破壊する怪獣同士の大迫力バトルも面白いが、怪獣単独作はパニックムービーの要素もあり、違った面白さがある。

意外としんみりしたラストシーンは、怪獣映画に対するあなたの固定観念を覆してくれること請け合いだ。

 

空の大怪獣 ラドン

空の大怪獣 ラドン

  • 発売日: 2014/07/01
  • メディア: Prime Video
 

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タ:<19>ダンス・ウィズ・ウルブズ

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映画の評価軸に「面白い」「感動」「楽しい」などの要素の他に「豊かさ」というものがあると教えてくれた作品。

鑑賞中、「何と豊かなんだろう」という感想ばかりが漏れる作品だった。

ケビン・コスナーの監督・主演作ということで、映画人である彼の価値観が随所に現れているように思う。

フロンティアがなくなる前に見ておきたい、とネイティブアメリカンの生活域と隣接した地域への派遣を自ら願った男と、気高きネイティブアメリカンの交友録。

自然とともに生きるネイティブアメリカンの生活を見ていると、物質的には豊かであろうはずのアメリカ側がなんと貧しく見えることか。

「アメリカ人」の視点で「アメリカ合衆国」を相対化して見せた作品の持つパワーを遺憾無くフィルムに収めたケビン・コスナーに最大限の賛辞を贈りたい。

ダンス・ウィズ・ウルブス [Blu-ray]

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  • 発売日: 2009/12/09
  • メディア: Blu-ray
 

※prime videoに作品がない珍しい作品。BD販売ページのリンクを貼る。

 

チ:<20>ちはやふる 上の句

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平成最高のスポ根作品にして、日本映画最高のトリロジー(三部作)作品。

STAR WARSオリジナルトリロジーとBACK TO THE FUTUREに比肩しうるパワーを持ったトリロジーなどこの世には存在しないというのが長年の持論だったが、まさか国内作品からそんな作品が出てきてしまうとは……

『上の句』、『下の句』の二部作が大凡1ヶ月差で連続公開され、その大ヒットを受けて続編となる『結び』が2年後に公開された。

当初2部作構想であったため、新たに付け加えられた3作目が蛇足になりはしないかと不安もあったが、そんな杞憂を吹き飛ばす最高の3作目となった。

そんな三部作作品の記念すべき一昨目『上の句』をおすすめしたい。

本作を見るまで広瀬すずというタレントを完全に誤解していた。

ネットを中心に照明さんをディスった世間知らずの若手タレントというイメージが先行してしまった彼女だが、もしあなたがそのような誤解を抱いているのなら是非本作を観てほしい。

あなたは「女優・広瀬すず」の真価を見ることになる。

ちはやふる-上の句-

ちはやふる-上の句-

  • 発売日: 2016/08/21
  • メディア: Prime Video
 

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ツ:<21>月の輝く夜に

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男性ホルモンが服着て歩いていますというような若き日のニコラス・ケイジが良い。

パン焼き職人にその筋肉は必要なのか?と問いたくなるようなムキムキの筋肉も見どころ。

イタリア系アメリカ人が現地でどう暮らしているのかというのを感じることができる作品で、多民族国家アメリカを理解する一助となる作品。

 

MOONSTRUCK

MOONSTRUCK

  • メディア: Blu-ray
 

 

テ:<22>デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!

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「ケ」で『劇場版デジモンアドベンチャー』を紹介したのは本作とセットで鑑賞して欲しかったから。

本作も細田守が監督を務めている。

電脳世界にいるデジモンたちの主線をオレンジで縁取る手法は後に『サマーウォーズ』においても踏襲されている。

というかプロットから各種演出に至るまで『サマーウォーズ』は本作の焼き直しの感が強いとデジモンファンのボクには見えてしまう。

この頃東映アニメーションは自社コンテンツを複数作まとめて劇場にかけるという戦略をとっており、本作も『ワンピース』の劇場版と同時公開された。

故に上映時間が短くなっているが、上映時間が短い故に密度の高い息吐く暇もないスピーディーなストーリー展開で魅せる作品になっている。

本作でいい感じだった太一と空が続編の02でくっつかなかったのが当時の僕にとって滅茶苦茶衝撃的だった。

「島根にパソコンなんかあるわけないじゃん!」というネットスラング?の元ネタでもある。

デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム

デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム

  • 発売日: 2015/09/30
  • メディア: Prime Video
 

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ト:<23>透明人間

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『千と千尋の神隠し』の地上波放送とセットで放送された本作を観て度肝を抜かれた。

スタジオポノック恐るべし。

短編作品ということで非常に観やすく纏まっていながらメッセージ性に富んだ作品。

過去に書いたエントリでその魅力を十分に語っているので、気になる方はどうぞ。

eibunkeicinemafreak.hateblo.jp

 この作品の最大の魅力は、主人公たる透明人間は自分なのではないかと視聴者に思わせてしまえる語り口の鮮やかさだろう。

未見の方でhuluに加入している方、必見。

ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-

ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-

  • 発売日: 2019/03/20
  • メディア: Prime Video
 

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ナ:<24>ナイトミュージアム

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誰が言ったか「大人のトイストーリー」という評価が実に本作を痛快に言い表している。

見進めるたびに玩具箱のように次々とワクワクが飛び出す作品で観ていて飽きない。

『ジュラシックパーク』一作目で描かれたティラノサウルスを観て怪獣映画的ティラノサウルスを描くにあたって恐ろしさの演出はピークを迎えたように思う。

一方本作でティラノサウルスの標本骨格が動き出すシーンはコミカルさが際立っていて見るものを楽しませてくれる。

『ボヘミアン・ラプソディ』で主演を演じたラミ・マレックが出演していたりするので注目。

www.hulu.jp

 

ニ:<25>ニュー・シネマ・パラダイス

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正直僕の好みではないのだけど、ファンも多いし一度は見ておくべき名作ということで挙げてみた。

いくつかバージョンがあるが、「オリジナル版」、「ディレクターズカット版」はかったるいシーンが多いので自宅鑑賞では高確率でダレる。

冗長なシーンがカットされた「インターナショナル版」が1番のオススメ。

最近読んだ小説でも本作がフィーチャーされていて、ある世代には絶大な人気を誇った作品なんだなぁということがわかる。

国内外を問わず多くの創作物に影響を与えた作品なんので、そんな各作品の著者との共通言語を習得するという意味でも鑑賞してはどうだろうか。

ニュー・シネマ・パラダイス (字幕版)

ニュー・シネマ・パラダイス (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

ヌ:※該当なし

 

ネ:<26>眠れる森の美女

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 ディズニーの手描きセルアニメーションの何と美しいことか……

ディズニーのサブスクサービスに加入したことで初めて観賞したのだが、その表現の豊かさに感心しきりだった。

リミテッドアニメーションには出すことのできないオーロラ姫の指先に至るまでしなやかな動き、フィリップ王子の活躍を盛り上げる勇壮な音楽。

あらゆる要素が組み合わさって一つのアニメーション作品としての宇宙を構成しているのだということが実感きる。

眠れる森の美女(字幕版)

眠れる森の美女(字幕版)

  • 発売日: 2014/05/20
  • メディア: Prime Video
 

theater.disney.co.jp

 

ノ:<27>のび太の結婚前夜

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実はタイトルに「ドラえもん」が含まれないため「ノ」で選出できるという裏技。

大長編の『宇宙漂流記』と同時公開の短編のため作品時間は短いが、『宇宙漂流記』以上に有名な作品ではないだろうか。

ドラファンでない限り実は30歳前後の層にしか視聴されていないのではないだろうかと思い選出してみた。

Twitterで一年に一度くらいは静ちゃんのパパのセリフの名シーンを目にする気がする。

それくらいある世代には支持されている映画だということだろう。

 

さて、 ナ行まで終了したのでvol.1はここまで。

ハ行以降はvol.2にて!

さいとうまりなさんがYouTubeチャンネルを始めた

さいとうまりなさんというアーティストをご存知だろうか。

今日のエントリは僕の応援しているアーティストである彼女の紹介。

 

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まず皆さんには行きつけのお店というものはあるだろうか。

僕には、ある。

先日アップしたエントリに登場する大学時代の友人の舜。

 

eibunkeicinemafreak.hateblo.jp

 

僕が大学生の時分、彼をはじめとした友人と足繁く通ったお店がある。

それが渋谷のFactoryというお店だ。

https://factory.cr/

 

僕らが大学を卒業する頃からこちらのお店で働いていたのが、冒頭で触れたアーティストの

さいとうまりなさんだ。

店内でミニライブを行うということで仕事終わりに友人達と待ち合わせてお店に足を運んだり、土日に一人でお店を訪ねたりしていた。

弾き語りのレベルが目に見えて上達していくのが一人のファンとして嬉しくて、アコースティックライブを追いかけるのはすごく楽しかった。

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店内でライブ告知に使われていたコースター

 

そんな彼女がYouTubeチャンネルを立ち上げるということなのでささやかながら応援がしたいと思って今回のエントリを書いた。

 

YouTubeチャンネルへのリンクはこちらのツイートから。

 

 

僕が通っていたfactoryというお店は輸入ビールの品揃えがとにかく豊富なのと、特製のバターチキンカレーがとにかく美味しいお店だった。

 

2018年に休止していたこのお店だが、お店を運営するのりおさんが先日アメリカから帰国したということで運営を再開。

この新型コロナウイルス禍の中での営業再開となったが、換気・消毒を徹底したり、テイクアウトに重点を置いたりと様々な取り組みをしている。

 

今すぐにでも行ってあのバターチキンカレーが食べたいけれど、この新型コロナウイルス騒ぎで外出が自粛される中、北陸に暮らす僕が私用で東京の渋谷を訪ねて行くことはとてもできない。

仕事などの理由で渋谷を訪れる予定のある方。とても良いお店なので是非行ってみてほしい。

下に引用するツイートにもある通り、訪ねる際はあくまで「もののついで」で。

 

住所はこちら。

〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2丁目8−7

https://www.google.co.jp/maps/place/%E3%80%92150-0002+%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD%E6%B8%8B%E8%B0%B7%E5%8C%BA%E6%B8%8B%E8%B0%B7%EF%BC%92%E4%B8%81%E7%9B%AE%EF%BC%98%E2%88%92%EF%BC%97/@35.6604291,139.7051229,17z/data=!3m1!4b1!4m5!3m4!1s0x60188b5f24276f67:0x8e79cf4b082ec819!8m2!3d35.6604291!4d139.7073116?hl=ja

 

楽曲はこちらからチェック。

朝、昼、夜、深夜という時間の流れで作られた4曲編成のアルバム。大好き。

 

 https://music.apple.com/jp/album/hajimaru-futari-ep/1445127911

 

 am͜a͉zon

はじまるふたり

はじまるふたり

  • 発売日: 2014/08/06
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

  

まりなさんの写真はHMVのJ-POPカバーアルバムのジャケットに採用されてもいるのでこちらもチェック!

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ゾイドワイルドZERO 第16話「徹底研究!これがライジングライガーだ!」

1クール強の放送でジェノスピノという強敵を倒したところで今回のタイトルは「徹底研究!これがライジングライガーだ!」。

サブタイトル的にこれまでの冒険を振り返る総集編でも挟むのかと思ったら全くそんなことはなかった笑

 

帝国と共和国、両国首脳の歩み寄りという歴史的瞬間が描かれたが、反目しあってきた両国の国民感情として、すぐにこの路線が支持されるのかと言うと疑問だ。

歩み寄ったことに対して「軟弱外交だ!」と糾弾する意見もあるのではないだろうか。

 

【公式サイト ストーリー紹介】

ジェノスピノの一件を清算するため、共和国大統領クレストウッドと帝国皇帝フィオナが歩み寄る歴史的瞬間が実現する中、レオたちは共和国首都でディアスの両親の歓待を受けていた。そこに顔を見せたディアスの幼馴染、シェリー・ハント大佐の申し出を受けたレオはライジングライガーの性能を見せることになる。

 

 

【Aパート】

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<フィイオナ皇帝来訪>

横たわるジェノスピノから今回はスタート。

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見つめ合う両陣営の代表。

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「わざわざのご来訪、痛み入ります。フィオナ皇帝陛下」

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「この度のこと、大変申し訳なく思っております。クレストウッド大統領閣下」

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この歴史的瞬間には報道陣も立ち会ったらしく、街中ではいくつものモニターが歩み寄る両陣営のトップの様子を映し出していた。

 

 

このショットは両陣営のあり方を的確に描写していると思う。

左側の帝国側は、皇帝はドレス姿、それに付き従う2名はいずれも軍装だ。

「帝国」と君主が統治する国家においては元首の威厳が重要であるため、皇帝はドレスを着飾り、お付きの2名も軍装させることで「権威」を印象付けている。

 

一方の「共和国」は(その名の通り共和制を敷いてるとすれば)、国の代表は選挙によって選ばれた多数派のトップということになる。

よって大統領は軍人というよりは文民らしさを押し出した出で立ちで、お付きの二人もスーツ姿で軍隊というイメージを想起させない格好をしている。

(もちろん、その国家が名乗る名称がその国の内実を正確に描写しているとはいえないこともある。朝鮮民主主義人民共和国が共和国という名称でありながら、金家による世襲制をベースとした国会体制を敷いていることはその一例だ)

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再掲


フィオナ皇帝の来訪はジェノスピノによる攻撃は侵略ではなく一商工による反逆行為であったと謝罪をするため。

両国首脳の会議の結果、帝国は今回の騒動に関わる被害の全面的支援を表明。

共同声明として「愚かな争いを繰り返すことがないよう、ジェノスピノをそのまま残し、両国管理の元、その象徴とすること」が発表された。

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主人公一行と共にジェノスピノ討伐に協力したバーンは帝国軍の脱走兵であるため、帝国の人間がネオヘリックに入ってきたことを嫌ってか街を後にするのだった。

 

「おぉぉ〜!」

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巨大なエレベーターから街お見下ろし、声を上げるレオたち。

人間を昇降するだけにしては巨大すぎるエレベーターだ。ゾイドの昇降にも用いられているのだろうか。

 

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「第二の都市、“ニューホープ”。第一世代の夢が現実となった街だ」とディアス。

スターウォーザーの身からすると「ニューホープ」と聞くとEpisodeⅣ- A NEW HOPE を想起せずにはいられない。

ゾイドは第一次ブームの頃のメカニックデザインが特にSTAR WARSの影響が強かったことだし、SWから言葉を拝借したと言うのはあり得ない話ではないかも。

レオ「初めてきたけど、人もいっぱいいて賑やかで、びっくりしました」 

サリー「まさに都会って感じ!」

バズ「金持ちが住む街って感じだよ」

 

第一世代でZiフォーミング計画に深く関わっていたサリーは惑星Ziでは都市部に暮らしていたのではないかと推測される。

繁栄する都市を見るのは初めてではないはずなのにこの反応。レオの反応に合わせた優しさだろうか。

スタッフのミスだろうか。

また、レオが「びっくりしました」と敬語を使っているのもどこか違和感が……

今までに敬語を使ったシーンってあったっけ?

 

ディアス「ネオヘリックも初めてかい?」

レオ「はい。ネオヘリックも賑やかなんでしょうね」

バズ「なんせ共和国の首都だもんな」

サリー「楽しみー!」

 

そんな一行のやりとりを聞いて微妙な表情を浮かべる共和国軍の二人。

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昇降機で上までついた一行を待っていたのは首都という響き空は想像もつかないほど人気のない街だった。

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「これが首都?」レオの口から疑問が思わずこぼれる。

サリー「人が全然いない……」

バズ「おいおい、どうなってんだよ」

 

そんな一行の後ろではディアスとアイセルが話をしていた。

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サリー「え?!任務終了?!」

ディアス「ああ。もうレオとライガーに監視はいらない。軍に戻ってこい」

 

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ディアスの命を受け寂しそうな顔をするアイセル

 

「旅を共にした仲間だ。気持ちはわかる。だが……」そこまで言いかけたディアスの言葉をアイセルが遮る。

「大丈夫です。私、これでも軍人ですから」

 

そんなやりとりをする二人に声を掛ける1組の男女。

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「ああ、母さん、父さん」とディアス。お袋・親父呼びではなく母さん父さんなのが良い。

 

<ディアス中佐の実家>

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ディアス中佐の母親からパイが一向に振る舞われた。

「中佐のお母さんのパイはネオヘリック一(いち)よ!以前はこのパイが食べたくて行列ができたくらいなんだから!」と得意げなアイセル。

 

美味しそうにパイを頬張る一行を見守るアイセルだったが、その顔に寂しげな表情が浮かんだのをサリーは見逃さなかった。

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「どうかしたんですか?」と尋ねる彼女だったが、アイセルは「なんでもないの」と返すだけ。

情の沸いたレオ一行から離れて軍に戻ることを思うと寂しさが募るのだろうが、それを表情に出さないようパイを頬張って「やっぱサイコー!」と笑顔を浮かべる。

 

パイを味わう一向に「レオ君、街を守ってくれてありがとう」と声を掛けるディアスの父。

報道では軍が街を守ったとされているようだが、彼はディアス中佐から真実を聞いていたようだ。

「君の勇敢なゾイドにも、ありがとうと伝えてくれ」

愛機に対して感謝の意を伝えて欲しいという彼の言葉は、ゾイドが生きた兵器だからこそ出た言葉だろう。

ライガーやラプちゃん、ジェノスピノくらいしかこの作品世界のゾイドに感情や自我があるようには描かれていない気もするが。

 

 

何故首都であるにもかかわらずここは下の街(ニューホープ)と比べて人が少ないのか、とネオへリックに足を踏み入れたときに感じた疑問をバズはぶつける。

ネオヘリックは第一世代の街で、ニューホープは第二世代以降の街らしい。

第一世代の人間はニューホープではマスクをつけなければ生きられない。毎日マスクをつけて暮らすのは負担なようで、ニューホープが新しくて便利な街であることを知りながらも下には降りない第一世代が多いようだ。

「それに我々はここが好きなんだ」とバズの父。

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「我々第一世代にとって、生まれ故郷と同じだからねぇ」

第一世代は宇宙船で生まれたということだろうか。

第一世代は「地球入植第一世代」を意味する言葉で、宇宙船の中で生まれた世代ではないと僕は思っていたのだが……

 

 そんな会話をしているところに、ドアの開閉ベルが鳴る。

「あら、いらっしゃい大佐」と声を掛けるディアスの母。

「大佐はやめて。昔みたいにシェリーって呼んでよ」そう言いながら入店してきたのはシェリー・ハント大佐。

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ディアス「やぁ、シェリー」

シェリー「久しぶり、クライブ。少佐も元気そうね」

アイセル「はい!すごく元気です!」

すごく元気ですという返しはどうなのだろうか笑

レオとサリーという年少者二人とお調子者のバズと旅をしている時はしっかり者といった印象のアイセルだが、上官二人を前にするとどこか幼げな印象だ。

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親しげに言葉を交わすシェリーとディアス。

二人は幼なじみだが、いつもの間にか階級は彼女の方が上になってしまったというディアスに「実力の差よ」とウインクまじりに返すシェリー。

二人の関係性の近さを窺わせる。

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シェリーはギャレット少将の代理でディアス邸を訪ねてきたらしい。

「これを受け取って欲しい」という彼女の手元に勲章が光る。

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共和国はレオとライジングライガーの構成機を高く評価しているとのこと。

そして勲章を渡す以外にも彼女にはここを訪ねた理由があった。

不思議な力によって進化したライジングライガーの戦闘力を見せて欲しいというのだ。

 

<帝国 法廷>

「これより、軍法会議を開廷する」

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ジェノスピノ共和国首都襲撃事件の黒幕、シーガル准将に裁きが下されようとしていた。

 

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裁かれる側だというのにこの不遜な態度よ

「さて、シーガル准将、君は軍の所有物であるジェノスピノを独断で使用し、共和国領内にて破壊活動を行い、多大な被害を与えた。加えて、亡きコリンズ准将に汚名を着せてことを勧めるという、卑劣極まりない謀略により、コリンズ准将の名誉を著しく傷つけた。

以上のこと、帝国軍士官としてあるまじき行為である。共和国との間に緊張を生み、それによって帝国全国民に不安を与え、軍の信用を失墜させたことは、極刑に値する。

したがって、ジョナサン・シーガル准将を、階級剥奪の上禁固500年の刑とする」

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軍事法廷の面々。本作のキャラクターらしくない顔立ち。怖い……

「フッ」

「以上だ」

「一つ伺いたい。ランド博士もジェノスピノプロジェクトの責任者の一人だ。なぜ博士は罪を問われない?」

「彼は軍を裏切ってはいない。君と違ってねぇ」

「なるほど」

「閉廷」

裁判長と思しき人物の平定の言葉を待ってシーガル元准将に歩み寄る廷吏。

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「今ひとつ」

「ん?」

「もしも……もしもジェノスピノの進撃によって、共和国の首都が陥落していたら、その時私は反逆罪ではなく、英雄だったのではないか?」

「夢を見るのは自由だ。牢獄の中で好きなだけ妄想するがいい。連れて行け!」

 

<墓前にて>

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「やぁ、ギレル中尉。コリンズ准将の名誉が守られてよかったな」

コリンズ准将の墓前でギレル中尉に出会ったランド博士が声を掛ける。

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これに対しギレル中尉は何か言いたげな表情だ。

 

コリンズ准将の死をギレルに告げたアルドリッジは、同時にジェノスピノのライダーが自分になったことをギレルに宣言した。

この決定にシーガル准将が関与したことはもちろんだが、ランド博士も関与したに違いない。

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父のように慕っていたコリンズ准将の名誉を汚したランド博士を、ギレルが許せるはずもない。

「スナイプテラとジェノスピノの戦い、実に興味深く見せてもらった。君のおかげだ。感謝するよ」

「何しにきた、ランド」

「見ての通り、准将閣下の墓参りだ」

そこまで聞いたところでギレルはランド博士が手に持っていた花を払い除ける。

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「立ち去れ」

「そうか、だが……これだけは言っておこう。いずれ君は私を必要とする」

そう言い残し、博士は墓前を後にするのだった。

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<共和国軍時施設>

ライジングライガーの実力が見たいというシェリーの言葉を承諾したレオは軍事施設に来ていた。

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「本当にいいんだね?コンラッド君」とモニター越しに尋ねるシェリー。

レオがコンラッドと姓で呼ばれるのは珍しい。

「バトルフィールド1、展開」シェリーのその言葉でライガーのいるドーム状の空間にたくさんのキューブが出現。

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出現したキューブはドーム内を埋め尽くし、市街地を形成していく。

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実在感のある街の様子に驚くレオ。

 

「もう一度確認する。その世界はバーチャルだが、映像ではなく、特殊な微粒子を物質化させたものだ。

たまに当たれば傷つく。それでも構わないんだね?」

シェリーの最後の確認に「はい」と答えるレオ。

その返答を聞いたシェリーは傍のオペレーターに命じてバーチャル空間にキャノンブルを出現させる。

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出現したキャノンブルはライガーにすぐさまナインバーストキャノンを叩き込む。

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爆炎に飲まれるライガー。

その様子を見守る面々だが、一緒にジェノスピノとの戦闘を経験したディアスの表情には余裕が伺える。

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「何ともない……」とシェリー。

爆煙が晴れた時、爆心地から現れたのは無傷のライジングライガーだった。

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ナインバーストキャノンを放ったキャノンブルは蹄を鳴らしながらライジングライガーに突進する。

重装甲のキャノンブルの突進を真正面から受け止めるライジングライガー。

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すぐに体を反転させ、ヘビーテイルによる一撃を喰らわせる。

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「ヘビー級のキャノンブルを吹っ飛ばした?!」とシェリーも驚きを隠せない。

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ちなみにライジングライガーとキャノンブルを比較するとライジングライガーが53.5t、キャノンブルが50.4tとなり、ライジングライガーの方が機体重量が重いことになる。

更に言うとライジングライガーに進化する前のビーストライガーの重量は51.6tで、こちらも実はキャノンブルよりも重い。

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ライジングライガー[ライオン種]|商品情報|ゾイドワイルド|タカラトミー

キャノンブル|商品情報|トップページ|商品情報|ゾイドワイルド|タカラトミー

ビーストライガー|商品情報|トップページ|商品情報|ゾイドワイルド|タカラトミー


重量の増した背面の武装とのバランスを取る為に尻尾も重量を増し、それが尻尾の攻撃力強化にもつながっているというアイセルは分析する。

 

キャノンブルを撃破したライジングライガーの姿を見てシェリーは次のステージに進むと宣言し、Aパートは終了。

 

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【Bパート】

 

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「バトルフィールド2展開。仮想敵、バズートル」

シェリーのその掛け声でライガーの周囲の新たなバトルフィールドが形成されていく。

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出現するやいなやバズートルはマシンブラストを展開。

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「爆砕の武器庫」 の異名を取るバズートルの一斉射を躱して進むライジングライガーの敏捷性に舌を巻くシェリー。

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「装甲で重くなってるけど俊敏さは変わらないんだ。すげぇよなぁ!」と何故かバズは得意気だ。

 

攻撃に転じればロングライフルで防御力に優れたバズートルを一撃のもとに沈める破壊力を発揮。

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続いて耐久力をチェックすべくライガーとレオのいるドームはバトルフィールド3へ姿を変える。

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すぐさまライガーは放熱フィンから蒸気を出し、上昇した機体内部の温度を逃す。

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次なる仮想敵はクワーガ。

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飛来するクワーガをA-Z機関砲で次々に撃ち落としていく。

 

バトルフィールド4の仮想敵はスティレイザー。

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同サイズのキャノンブルに押し負けなかったライジングライガーだが、二回りも体格に差があるスティレイザーとの力比べにも遅れを取らない強靭さを見せる。

 

タテガミブレードを伸ばし、ライジングバーストブレイクを見舞うライガー。

ブレードを突き刺した相手にA-Z機関砲の連射を叩き込むことで、重装甲を誇るスティレイザーをも撃破することに成功する。

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<共和国軍 作戦室>

四段階のテストを終え、その性能に改めて関心を示すシェリー。

幼なじみのディアスは、彼女の真意がライガーの性能チェックのみにとどまらず、ライガーを軍として管理することにあると見抜く。

 

テストを終えたレオを労うシェリー。

ライジングライガーの機体性能はもとより、レオのゾイドライダーとしての才能に目を見張ったとの評価を口にした彼女。

「そこでコンラッド君、どうだろうか。我々に力を貸してくれないか?」

「え?」

「階級も高等クラスを約束しよう。とりあえずは少佐でいかがだろうか」

「え?ちょっと、何の話ですか?!」

「是非とも我が軍に参加し、ゾイドに乗る兵士達の手本となってほしい。ライジングライガーと君の力が必要なんだ。頼む」

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シェリーの言葉を聞く二人の表情

「できる限りの待遇を約束する。望むなら君の友達も迎えよう。どうだ?YATTEKURERUNE、コンラッド君」

破格の條件を提示してきたシェリーに対し、レオは答える。

「お断りします」

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明るく自然に申し出を断るレオ

さらには本来軍人にならなければ貰えないはずのもの、と言うことで勲章の返還も申し出るレオ。

「俺には軍人なんて務まらないです」

「今日は協力できて嬉しかったです。じゃあ、失礼します」

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一礼してその場を後にするレオにシェリーは面食らった格好だ。

「振られたな」とディアス。

「あんな真っ直ぐな目をした男は初めて会った」とシェリーは返す。

レオを「少年」ではなく「男」と表している点に注目だ。

 

「だろ?」とレオの活躍を影ながらサポートしてきたディアスはどこか得意気だ。

「だが、ここで引くわけにはいかない」

「え?」

「もしレオコンラッドがいなくても、ライジングライガーは軍の管理下に置く」

「それって、レオと引き離すってことですか?」とアイセル。

「帝国に渡らなければそれでいい」

「もし帝国にライガーを奪われても大丈夫。レオじゃなきゃライガーは……」

「ゾイドオペレートバイザー」

「あ……」

「あれを装着されたら、たとえライジングライガーでもどんな兵士の言うことも言うことになる。私個人としてもコンラッド君とライジングライガーを引き離したくはない。

だが軍としては不安要素は取り除かなければならないのだ。ライジングライガーには、軍の倉庫で眠ってもらう」

「確かにハント大佐の言う通りだ。ライガーを放置するのは危険だ」

「中佐!」

「だが、今ここでレオとライガーを引き離しても共和国軍にとって利益はない。ライガーはまだ進化の途中だ。これからさらに成長するだろう。ならばどうだろうか。軍の監視のもと、ライガーをレオと同行させた方が、後々軍の利益につながるのではないか?」

「監視?」

「飼い殺しになどしたら、さらなる進化を見逃すことになるぞ?」

その言葉を聞いたシェリーは問題行動を確認したらすぐにライガーを軍おかん鹿に置くことを条件に、レオとライガーのこれまで通りの動向を許可するのだった。

 

今までレオを見守ってきた保護者のような兄気分のようなな個人的な感情はありつつ、軍の要望も十分に弁えたディアスだからこそシェリーを説得することができた。

ディアス、グッジョブ!

 

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レオとライガーの監視任務延長の指示を受け喜ぶアイセル

 

<基地の外>

 レオ達一行はディアスの両親と「地球ゼロ年」の記念碑の前にいた。

惑星Ziから宇宙船が地球に到着した日、「全ての始まりの日」を記念して作られた碑のようだ。

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宇宙船到着時の地球は荒廃し、草木も生えられない状況だったようだ。

 

しかし惑星Ziを飛び出してきた第一世代の人間に、戻れる場所はない。

荒れ果てた地球で暮らすことになった彼らはジャミンガや自然災害に晒されながらも「大地に根を下ろし、地球の民となった」(ディアス父)。

 

地球ゼロ年の碑は入植第一世代としての役目を果たした彼らの存在した証であるのだ。

「私たちは生きた証を残すことができた。だが、まだまだ叶えるべき夢は沢山ある。

君たちにも生きた証を残してほしい。地球に住む地球人として。誇りある生き方をしてほしい。未来は誰にもわからない。明日を作るのは、君たち自身なんだから」

ディアスの父親の力強いメッセージを受け取ったレオ達一向。

 

そこに任務継続の命を受けたアイセルが飛び込んできた。

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バズ「未来か」

アイセル「難しく考えてもしょうがないって。前に進む。それだけよ」

サリー「生きた証、残しましょうね!」

レオ「俺たちにできること、俺たちだからできることをしよう!な、ライガー!」

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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【アイキャッチ】

<Aパート>

 ライジングライガー

 

<Bパート>

スナイプテラ 

 

【登場ゾイド】

(主人公一行)

ライジングライガー

 

(共和国軍)

 なし

 

(帝国軍)

 ジェノスピノ

キャノンブル(バーチャル空間)

バズートル(バーチャル空間)

クワーガ(バーチャル空間)

スティレイザー(バーチャル空間)

 

(野生)

ジャミンガ(追憶)

 

【登場キャラクター】

レオ・コンラッド

サリー・ランド

バズ・カニンガム

ジョー・アイセル

クリストファー・ギレル

バーン・ブラッド

クレストウッド大統領

シェリー・ハント大佐

ディアス中佐

フィオナ皇帝

フランク・ランド

シーガル准将

 

【次回予告】

レオ「どうした、サリー?またボウマン博士のことを考えてたの?」

サリー「夢を見たの。帝国軍から逃げてるおじいさんの夢を。ひょっとして、おじいさんに何か……」

レオ「次回、ゾイドワイルドZERO 「逃亡者ボーマン」いくぞ!ライガー!」

 

【ゾイド紹介】

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<キャプション>

金色のライオン種ゾイド

進化解放

第一段階:ライジングガンスラッシュ

第二段階:ライジングバーストブレイク

 

スピード

★★★★★★★★☆☆ 8

アタック

★★★★★★★★★★ 10

IQ

★★★★★★★☆☆☆ 7

スタミナ

★★★★★★★★☆☆ 8

ディフェンス

★★★★★★★★★☆ 9

ワイルドブラスト

★★★★★★★★★★ 10

  

<音声>

レオ「ライジングライガー。金色に輝く装甲を持つ、ライオン種のゾイド。

ビーストライガーを武装強化した姿で、金色の装甲・ライジングアーマーと、強力な攻撃力を備えた背中のライジングユニットが特徴だ。

進化解放エヴォブラストすると第一段階としてA-ZタテガミショットとA-Z機関砲を連射して攻撃する、ライジングガンスラッシュを発動。

さらに第二段階!長剣・A-Zタテガミブレードを展開し、インパクトリボルバーの爆発力を使ってブレードを打ち込むライジングバーストブレイクで、どんな装甲も貫くぞ!

野生と強力な武器が融合した新たなライガー。それがライジングライガーだ!」

 

ZOIDS ゾイドワイルド ZW36 ライジングライガー

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  • 発売日: 2020/01/25
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

 

ZOIDS ゾイドワイルド ZW26 キャノンブル

ZOIDS ゾイドワイルド ZW26 キャノンブル

  • 発売日: 2019/07/27
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

 

ディアスの両親

https://twitter.com/anime_zoidswild/status/1223853957497282563?s=20

📺2020年の映画を振り返る(自宅鑑賞編)

○“STAR WARS: Episode I-The Phantom Menace ”/『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1/17)

○“STAR WARS: Episode Ⅱ- Attack of the Clones”/『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(1/17)

○“Slumdog Millionaire”/『スラムドッグ$ミリオネア』(1/18)

○『名探偵コナン 瞳の中の暗殺者』(2/7)

○“THE LEGO MOVIE”/『レゴ ムービー』(2/8)

 

○“Marriage Story”/『マリッジ・ストーリー』(2/10)

○“TOY STORY2”/『トイ・ストーリー2』(3/13)

○“How to Train Your Dragon”/『ヒックとドラゴン』(3/14)

○“Snow White and the Seven Dwarfs”『白雪姫』(4/3)

○『思い出のマーニー』(4/3)

 

○“The Little Mermaid”『リトルマーメイド』(4/3)

○“Pinocchio”『ピノキオ』(4/4)

○『シュレック』(4/7)

○『名探偵コナン 純黒の悪夢』(4/10)

○“One Hundred and One Dalmatians”/『101匹わんちゃん』(4/13)

○『すみっこぐらし』(4/14)

○“There's Something About Mary”/『メリーに首ったけ』(4/15)

◯『眠れる森の美女』(4/16)

◯『名探偵コナン 紺青の拳』(4/17)

○『グレイテストショーマン』(4/19)

○『博士と彼女のセオリー』(4/20)

○『哀戦士編』(4/22)

○『めぐりあい宇宙』(4/23)

○『美女と野獣』(4/24)

○『絶海の探偵』(4/27)

○『バンビ』(4/28)

○『カーズ』(4/30)

○『レミーのおいしいレストラン』(5/1)

○『カーズ2』(5/1)

○『カーズ3』(5/2)

○『プレーンズ』(5/4)

○『プレーンズ2』(5/5)

○『トイ・ストーリー3』(5/9)

○『女神の見えざる手』(5/10)

○『マイレージ・マイライフ』(5/12)

○『タイラー・レイク』(5/13)勇敢だといぅたすさあと直ぐに涙を流すタイラー。

息子の問題に直面するのが怖くて志願兵としてアフガン遠征。

「溺れるのは川に落ちるからじゃない。そのまま沈むからだ」

○『ダンボ』(5/13)

○『ブラック・クランズマン』(5/13)

○『ボーン・アイデンティティー』(5/14)

○『ガタカ』(5/16)

○『ボーン・スプレマシー』(5/17)

○『名探偵コナン ゼロの執行人』(5/21)

○『名探偵ピカチュウ』(5/22)

○『機動戦士ガンダムF91』(5/24)

○『名探偵コナン 十四番目の標的』(5/25)

○『ボーン・レガシー』(5/31)トレッドストーン、ブラックブライアー……何だっけ?

○『ミスターインクレディブル』(6/1)

○『ターミナル』(6/2)

○『ボヘミアン・ラプソディ』(6/9)

○『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(6/12)

○『オズの魔法使い』(6/15)

○『ナイト ミュージアム2』(6/17)

○『バック・トゥ・ザ・フューチャーPARTⅡ』(6/19)

○『トイ・ストーリー4』(6/20)

○『グラン・トリノ』(6/22)

○『バック・トゥ・ザ・フューチャーPARTⅢ』(6/26)

○『yesterday』(06/28)

○『ジェイソン・ボーン』(7/1)

○『レディ・プレイヤー1』(7/3)

○『世界にひとつのプレイブック』(7/4)

○『スモール・ソルジャーズ』(7/5)

○『ふしぎの国のアリス』(7/8)

○『ナイスガイズ』(7/10)

●『オールド・ガード』(7/11)

○『ラッシュアワー』(7/12)

○『シンドラーのリスト』(7/18)

○『オーシャンズ11』(7/23)

○『ジュラシック・ワールド 炎の王国』(7/24)

○『インディ・ジョーンズ』(7/25)

○『アイアン・ジャイアント』(8/1)

○『ベイブ』(8/3)

○『ブルース・ブラザース』(8/4)

○『ノートルダムの鐘』(8/5)

○『ジュラシック・パーク』(8/7)

○『ロスト・ワールド』(8/12)

○『ジュラシック・パークⅢ』(8/13)

○『となりのトトロ』(8/14)

○『ダイナソー』(8/15)

○『コクリコ坂から』(8/21)

○『フォーカス』(8/22)

○『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(8/23)

○『マダガスカル』(8/26)

○『十二人の怒れる男』(8/30)

○『ムーラン』(9/2)

○『ブレックファストクラブ』(9/3)

○『プリティ・ウーマン』(9/5)

○『マイ・フェア・レディ』(9/8)

○『ギフテッド』(9/13)

○『マネーボール』(9/17)

○『ドラえもん のび太とロボット王国』(9/18)

○『ヒックとドラゴン2』(9/19)

○『インセプション』(9/21)

○『マスク』(9/22)

○『エノーラ・ホームズ』(9/25)

○『メン・イン・ブラック』(9/28)

○『メン・イン・ブラック2』(9/30)

○『E.T』(10/2)

○『オリエント急行殺人事件』(10/3)

○『わんわん物語』(10/4)

○『好きにならずにいられない』(10/5)

○『天気の子』(10/11)

○『恋は雨上がりのように』(10/12)

○『インディ・ジョーンズ2』(10/13)

○『ミッドナイト・イン・パリ』(10/14)

○『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』(10/16)

○『ポカホンタス』(10/22)

○『WALL-E』(10/26)

○『ベスト・キッド』(10/29)

○『華麗なるギャツビー』(11/03)

○『バットマン・ビギンズ』(11/10)

○『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(11/13)

○『シンク・オア・スイム』(11/14)

○『シンデレラ』(11/15)

○『ルパン三世カリオストロの城』(11/20)

○『危機一発』(11/23)

○『ルパン三世THE FIRST 』(11/27)

○『パリの恋人』(11/28)

○『永遠に美しく…』(11/30)

○『007ゴールドフィンガー』(12/4)

○『シュガー・ラッシュ』(12/5)

○『007サンダーボール作戦』(12/11)

○『羊たちの沈黙』(12/13)

○『ホーム・アローン3』(12/24)

○『風の谷のナウシカ』(12/25)

○『ミッション:インポッシブルⅡ』(12/26)

○『スーパーバッド 童貞ウォーズ』(12/27)

○『ロード・オブ・ザ・リング』(12/28)

○『ソウルフル・ワールド』(12/29)

僕の育ての親 午前十時の映画祭

「Final」と銘打った通り2019年度の第十回を最後にその歴史に幕を下ろすはずだった午前十時の映画祭の再開が決定したことは前回のエントリで書いた通り。

 

eibunkeicinemafreak.hateblo.jp

 

僕の趣味は映画鑑賞だが、僕の趣味が映画鑑賞になったことと午前十時の映画祭は切ってもきれない関係がある。

何を隠そう、午前十時の映画祭と出会うまで僕はある意味「映画好き」ではなかったからだ。

 

僕は幼少の頃から『スター・ウォーズ』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』といった作品が好きではあったが、映画そのものが好きだったかと言われると自信がない。

そんな僕に「映画そのもの」の魅力を教えてくれたのがこの午前十時の映画祭だったのだ。

 

僕とこの凄く素敵なイベント上映との出会いは大学生の頃。

 

今では「元トモ」になってしまったとある友人に紹介してもらった友人。

それが東京03の角田似の友人の舜だ。

彼は大変な映画マニアで、元トモの友人から「ナヲトはスター・ウォーズとか大好きなんだよ!」という枕詞とともに紹介を受けた記憶がある。

出会った翌年、とあるキッカケで舜との交流が一層深まることになるのだが、彼と日々過ごす中で「学生は五百円でみられるイベントがあるよ!」と教えてくれたのが午前十時の映画祭だった。

 

僕が初めて観たのは、第二回で上映された内の一作、『レインマン』。

http://asa10.eiga.com/2011/series1/cinema/147.html

その次は『山猫』だったように記憶している。

http://asa10.eiga.com/2011/series2/cinema/196.html

 

わずか500円で映画を観ることができるというのが学生時代の僕にとっては凄くありがたくて、就職活動の時期においても映画のスケジュールを考えて面接のスケジュールを組んでいた。思えば非常に舐めた就活生だった 笑

就職活動時期にはバイトも思うようにできず、軍資金も潤沢になかった。

昼ご飯を食べるか午前十時の映画祭で映画を観るかを天秤にかけ、映画を選んだことは数知れず。

午前十時の映画祭でTOHOシネマズのマイルが溜まり、シネマイレージを1ヶ月見放題券に交換したことも思い出深い。

午前十時の映画祭で沢山の名作映画に触れたことで「映画好き」としての僕の地盤は形成されたと言っても過言ではない。

 

故に午前十時の映画祭に対する感謝の念は非常に大きく、2019年度を以て終わってしまうと知ったときは悲しかったし、終わらずに再開すると知った時は会社の中で声をあげそうになってしまった。

 

第十回では以下の27作品が上映された。

●(オレンジ)は以前の午前十時の映画祭で観た作品を、●(ピンク)は今回の午前十時の映画祭で観た作品を表している。

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asa10.eiga.com

2019年度は最終回ということで、27作品全てを観に行きたいと考えていたが、行くことができたのは16作品にとどまった。

 

今は新型コロナウイルスの関係で映画館に足を運ぶのも憚られる時期であり、僕もしばらくは映画館へ行くことを自粛することに決めたものの、折角再会する運びとなったこのイベントを支える意味でも、第十一回に選出される作品をできる限り多く観るべく劇場へ足を運びたい。

 

ちなみに上で紹介した友人の舜は僕の映画人生に与えてくれた影響が非常に大きく、大学卒業のタイミングで僕らの所属していたコミュニティのメンバー全員に、彼の選んだ「〇〇に合いそうな映画作品」のDVDをプレゼントするという小粋な計らいをしてくれた。

その時、彼が僕に選んでくれた作品が“HEAT”/『ヒート』だった。

直前に彼に「こないだ午前十時の映画祭で『タクシードライバー』観てきたんだけど、滅茶苦茶良かったわ。ロバート・デ・ニーロめっちゃかっけえな」などと話をしていた為、デ・ニーロ出演作の男臭い骨太アクション作品を選んでくれたのだと思う。

この作品を観たのは第三回午前十時の映画祭でのことだった。

asa10.eiga.com

 

時は流れて社会人4年目が終わる頃、僕は都内から名古屋に転勤が決まった。

その少し前、とある映画好きの集まるイベントで知り合ったオタク仲間から「ナヲト君、『ヒート』好きだったよね?今度海外でスチールブックが発売されるから注文するんだけど、送料折半すればお得になるし一緒にどう?」と言われ、僕は彼の提案に乗った。

 

名古屋転勤をする前にそのスチールブックを渡してしまいたい、ということで送別会を兼ねた飲み会を開いてくれた彼から『ヒート』のスチールブックを受け取った数日後、僕は関東を離れた。

大学卒業時に友人が僕に合うだろうと選んでくれた作品をまんまと大好きになった僕が、別の友人からその作品のBlu-rayを受け取って生まれ育った関東を離れることになった。

この思い出深い『ヒート』という作品との出会いを導いてくれたものこそ午前十時の映画祭であり、このイベントを教えてくれた舜という友人なのだ。

 

一人の友人の名前をこのエントリの中で何度も連呼してしまったがそれには理由がある。

最後に彼の映画ブログのリンクを貼ろうと思っていたからだ。

今はもうあまり更新をしていないようだけど。

 

cinemahimitsukichi.blogspot.com

 

2月に友人達と彼の新居を訪ねるはずだったが、北陸に転勤になってしまったバタバタで僕だけ行くことができなかった。

また上京した際には映画談義に花を咲かせたいものだ。

 

ヒート 製作20周年記念版(2枚組) [Blu-ray]

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  • 発売日: 2017/03/03
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タクシードライバー [Blu-ray]

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拝啓 元トモ様 (単行本)

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午前十時の映画祭は終わらない

「午前十時の映画祭 」は僕にとって一方ならぬ思い入れのある企画だ。

 

そんな午前十時の映画祭が2019年度をもって終了になるという報に僕は非常に悲しい想いをした。

そんな午前十時の映画祭の公式ツイッターアカウントから、今朝こんなツイートが。

 

なんと!Finalと銘打った第十回午前十時の映画祭の再開が、終了を待たずして発表されたのだ!

asa10.eiga.com

 

「午前十時の映画祭」の再開が決定いたしました!(2020/03/20)

特に素晴らしい傑作娯楽映画を選び、全国の映画館で1年間にわたって連続上映する「午前十時の映画祭」。

2020年3月26日をもって一旦は10年の歴史に幕を閉じることになりましたが、この度、ファンの皆様からの閉幕を惜しむ声や熱い思いに後押しされ、2021年4月2日(金)~「午前十時の映画祭11」として再開することが決定いたしました。

上映劇場や作品などの詳細は、今後、映画祭公式サイトで随時発表させていただきます。
どうぞお楽しみにお待ちください。

(上記URLより引用)

 

おお……マジだ……こんなに嬉しいことはない……

 

BTTF一作目から35周年となる2020年にBTTF三部作全てを上映して終わる、というのも引き際としては最高に美しいと思うものの、大好きなこのイベントがまだまだ続いてくれることの方が何倍も嬉しい。

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※なお、現在はBTTF PART1〜3一斉上映を行なっている映画館もある。1日で三部作全てを楽しめるのはかなりお得! 


今日から始まるBTTF PART3をもって終わるものとばかり思っていたので、午前十時の映画祭に関する思い出をしたためようかと思っていたのに、終わらないのか〜笑

 

とはいえ第10回と言う切りの良いタイミングなので、この大好きなイベント上映に関するエントリは書いてもいいかもしれない。

追憶の中のあの曲に、再び出会った

リビングでテレビ台に目を向けると『機獣新世紀ゾイド』のBlu-ray BOXが出しっぱなしになっていた。

 

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僕の実家は今でこそBlu-rayレコーダーがあるが、高校に入るくらいまでDVDデッキすらなかった。

小中学生の頃の僕にとって、録画といえば専らVHSを3倍モードにして行うものだった。

 

『機獣新世紀ゾイド』も勿論VHSに録画をしていたのだが、これを観返すと当時番組内で流れていたCMも当然録画されている。

当時は土曜の18:00には絶対にテレビの前に待機していた。

OPを飛ばし、Aパートを録画、CMを飛ばしてBパートを録画、EDを飛ばして次回予告を録画……などと頑張っていたこともあるが、CMを飛ばした後録画を再開することを忘れてBパートが丸々録画されていなかった……などということもあったりして、結局自動録画予約に従って全編録画することの方が多かったような気もする。

後の世にBlu-ray BOXは発売されても当時流れていたCMはもちろん収録されないので、当時テレビ放送版を録画したVHSが凄く大切に感じたりするのだ。

 

当時のCMに関しての記憶はこちらにも軽〜くしたためた。

eibunkeicinemafreak.hateblo.jp

 

記憶に残っているCMの代表格はこちらの記事でも触れたポケモンパン、富士通乾電池だが、他にも『4V4嵐』(こしたてつひろ先生原作。先生の代表作といえば『レッツ&ゴー』と『ドッヂ弾平』だ)の主人公・嵐がブレードライガーの守るサッカーゴールを狙うと言うとんでもない展開の月刊コロコロコミックのCM。

そして先日強烈に思い出したのが三ツ矢サイダーのCMだ。

 

マウンテンバイクを飛ばす男女。女の子は憧れを抱いているであろう男子(おそらく先輩?)の背中を追いかける。悪路にタイヤを取られた女の子は転んでしまう。ぐっと歯を食いしばり、立ち上がった彼女は自転車を漕ぎ直し、自転車でジャンプする(「できた!」と言う笑顔」)。空中の彼女を画面の真ん中で捉えたカメラはスローモーションになり、ここでキャッチフレーズ!「心のシャワーだ!三ツ矢サイダー!」

こんなCMだったように思う。

最後にスウェットスーツらしき服を着た女性に男性がホースでシャワーをかけるような映像も記憶にあるのだが……

これはサーフィンをテーマにした別の三ツ矢サイダーのCMだろうか

 

女性ボーカルの曲で疾走感に溢れている曲調が凄く好きだったのだが、当時はインターネットも自由に使える状態ではなく、歌手も曲名も分からずじまい。

そのまま長らく記憶から失われていたが、先日社内で同僚がかけていた電話をきっかけにこの曲との再会を果たすことになった。

同僚がとある企業に電話をかけていた時のことだ。電話口の向こうで先方の電話を受けた方が担当者を呼び出しにでも行ったのだろう。電話口の向こうから保留時の音楽が流れ始めた。

その保留音楽こそ、僕がかつてとても惹かれたあの三ツ矢サイダーのCMソングだった曲なのだ!

 

その保留音を聞いた後は上司との同行セールス中もずっと三ツ矢サイダーのCMが脳内でリフレインしっぱなし。

 

定時で仕事を終え、帰宅したリビングのテレビ台の様子は冒頭で紹介した通り。

ゾイドのBlu-ray BOXを観てテレビ放送当時流れていたCMを思い出し、「三ツ矢サイダー CMソング」とGoogleで検索して探してみたところ、あっさり目当ての曲を発見できた。

インターネット様々だ。

 

曲名は『桜並木道』。

そしてアーティストはWhiteberry。なんと!めっちゃメジャーなアーティストだったのである!

僕らの世代で彼女らの『夏祭り』に触れたことがない言う人、いないんじゃないだろうか。

 

と言うことで 早速iTunes Storeへジャンプ。

KISEKI ~the best of Whiteberry~

KISEKI ~the best of Whiteberry~

  • Whiteberry
  • J-Pop
  • ¥2139

music.apple.com

 

聴いてみてすぐに分かった。この曲だ!

「そうそう、この曲この曲!」という懐かしさを喜ぶ気持ちと「CMサイズではなくフルサイズで聴くとこんな歌詞なのか!」という新しい発見を喜ぶ気持ちが同時に去来した。

 

2月の異動で今の支店に転勤して来なければこの曲との再会もなかった訳で、人生とは偶然の連続だなぁとつくづく思う。

20年前、いい曲だなぁと思いつつも正体を掴めなかったあの曲に、大凡20年ぶりに再開できた喜び。

偶然がもたらしてくれた再会に感謝しつつ、あのCMが流れていたあの頃に想いを馳せて、この曲を聴く。

 

まだまだ寒さの厳しい北陸に、少し早く春がきたような爽やかな気持ち。

 

桜並木道

桜並木道

  • 発売日: 2014/04/01
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

「赤ポチ」の新星〜ThinkPad Bluetooth Wireless Keyboard Ⅱ〜

人生で初めて触れたPCを覚えているだろうか。

僕は父親がPC関係の仕事をしているので、小学校の授業でパソコンに触れるよりも何年か早く自宅で父親のPCを触らせてもらっていた。

 

といってもペイントソフトで絵を描いたりネットサーフィンをさせてもらう程度だったのだけど……

その頃から数年前まで父が愛用していたのが「赤ポチ」こと赤いトラックポイントのついたIBMのラップトップPC、ThinkPadだった。

 

先日会社のPCがアップデートされ、使い慣れたキーボードが撤収されてしまった。

新しいPCはラップトップなので本体のキーボードを使えばいいのだが、キーボードがとにかく打ちづらい……

 

 

ThinkPadのキーボードが好きなので僕はこれを持っている。

 新しいPCにこのキーボードを繋げようと思ったが、何と新しいPCはBluetooth機能がオフにされていて初期設定ができず、使うことができない!

 

キーボードとセットになったBluetoothのレシーバーがあれば、USBポートの一つをレシーバーに充てることで問題なく使えるようだが、このキーボードはレシーバーがついていない。

 

さて困ったぞと思いながらネットサーフィンをしていたところ、こんな記事を見つけた。

 

japanese.engadget.com

 

pc.watch.impress.co.jp

 

何という僥倖!

僕がキーボードに困っている2020年に、ThinkPadキーボードのニューモデルが発売されるとは!

しかも今回はレシーバー付き。

誂え向きにも程がある!

 

マットな質感、キーボードの真ん中にちょこんと鎮座する赤ポチ、右下に輝く“ThinkPad”のロゴ。

僕が既に所有している現行モデルと見た目の変化はほとんどない。

しかし、その変化の無さが故に、今と代わらぬ使い勝手が約束されたも同然なのが素晴らしい。

 

ThinkPad Bluetooth Wireless Keyboardニューモデル発売おめでとう。西海岸で打鍵する、いつもの味。僕にとって新鮮味がないことが、成功の証だと思う。

 

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しかも今回のモデルは2013年モデルで最大の欠点だったFnキー操作の切り替えが簡単にできるというのが素晴らしい。

僕は入力した文字の変換にF6〜F8キーを多用するし、リロードするためにはF5、全画面表示にするためにF11のショートカットは必要不可欠。

しかし2013年モデルのキーボードはF1〜F12キーを作動させるためにはFnキーと該当のキーを同時に押下する必要があった。

Fnキーロックのオン・オフを選択できるのはもちろん知っているが、うちの会社のPCは前のモデルだと何故かFnキーロックのオン・オフを記憶させることができず、とても苦労した。

 

今回のニューモデルはキーボード本体の機能としてFnキーロックのオン・オフが設定できるようなので、うちの会社のPCでも使えるのではないかと期待している。

(ちなみに、今日隣の席の後輩に「この新しいPC、変換が前のPCと違うから日付を入力して“スラッシュ”を出したいときに一々半角・全角を切り替えないといけないのが面倒くさいですよね」と言われた。

「“3・10”と入れてからF8かF10キー押せば“サン スラッシュ ジュウ”にできるよ」と教えてあげたら感動していた笑)

 

正直Macbookのトラックパッドが登場するまで、ThinkPad及びThinkPadに搭載されたトラックポイントはラップトップを操作する上で最も優れたデバイスだったと僕は思っている。

 

Bのキーの真上に位置するトラックポイントは、カーソル操作をしようとして間違えてBのキーをタイプしてしまったり問題がないわけではないが、マウスに持ち替える手間がないのはもちろん、トラックパッドに指を動かす必要がない、ホームポジションからほとんど指の位置を変えることなくカーソル操作ができる優れものだ。

ThinkPadユーザーの多くはその点を高く評価していることだと思うので今更いうまでもないが、この魅力はなかなか他のキーボードには無い。

トラックポイントのジェネリック品のようなものを搭載したラップトップを使ったこともあるが、反応が悪くて使えた物ではなかった。

ThinkPad ブランドのトラックポイントはやはり唯一無二。

 

ニューモデルが出たらすぐに欲しい。

 

それにしても、発売は5月か……

長い……

それまで今の使いづらいキーボードとしばらく付き合わなければいけないのか……

コロナ騒動で中国の生産ラインが動いてなくてさらに発売が延期されそうな気もする。

生産性に大きく関わる「キーボード」という最も身近な仕事の道具、1日でも早く手元に欲しいのに……

 

あとは日本国内販売の報、待ってます。

国内版が遅くなるのであればUS版を輸入するほかない。。。

 

IBMのコンシューマ部門が身売りし、ThinkPadブランドはLenovoに引き継がれた。

ThinkPadという商品ブランドはもちろんだが、IBMという企業ブランドも好きなので、Lenovoにブランドの所有権が移行したのはショックだったなぁ……

 

ゾイド声優界のレジェンドがまたしても……!

『機獣新世紀ゾイド』が自分の人生においてどれだけ特別な作品であるかということは何度となく書いてきた。

 

そんな僕にとって飛び上がるほどに嬉しいニュースがタイムラインに現れた。

 

 

この大本眞基子さんという声優さん、シリーズに馴染みがある人間であればピンとくるだろう。

実は初代ゾイドアニメ『機獣新世紀ゾイド』でヒロインのフィーネ・エレシーヌ・リネを演じた方なのだ。

エレシーヌ・リネというミドルネームとファミリーネームから察するに、新キャラのジーンはフィーネの子孫だろう。

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リュック隊長役にバン役の岸尾だいすけさんを起用したことと言い、『ゾイドワイルドZERO』は本当に『機獣新世紀ゾイド』ファンへのサービスが良すぎる……泣いちゃう……

 

以前上山先生が描いていたファンアートが、キャラこそ違えど中の人だけ見れば現実のものとなるなんて……最高。

https://twitter.com/ueyamamichiro/status/1180153425805209600?s=20

 

もうね、フィーネ大好きなんですよ。

これ、大事件なんですよ。

うれしすぎるので上山先生の描かれたフィーネをまとめてリンクを貼っちゃう。

 

https://twitter.com/ueyamamichiro/status/1167839748884328449?s=20

 

https://twitter.com/ueyamamichiro/status/1172206914609876992?s=20

 

https://twitter.com/ueyamamichiro/status/1156215590966579202?s=20

 

アーバイン×ムンベイも大変好きなのです

https://twitter.com/ueyamamichiro/status/1135557225651376134?s=20

 

上山先生にとってこれら3機のゾイドが特別だったように、僕にとってはゾイドという作品そのものが人生という旅を共にした仲間みたいなもんなんですよ。

https://twitter.com/ueyamamichiro/status/1120354594247151616?s=20

https://twitter.com/ueyamamichiro/status/1120357959786090496?s=20

 

毎週楽しみにしている『ゾイドワイルドZERO』、ますます楽しみだ!

映える文具

「インスタ映え」という表現にも手垢がつきすぎて、最早この言葉が世に出たばかりの頃の輝きは失われて久しい。

しかし「映える」という言葉は古くからある言葉なので、新しいも古いもなく、今後も使われ続けていくことだろう。

言葉というのは不思議なもので、「あって当たり前」であって、「存在することに対するありがたみ」のようなものは最早抱いていないという人が殆どではないだろうか。

 

素晴らしいものであるにも関わらず、ありがたみすら抱かない。

そんな存在が私たちの周りにもある。

 

それがUNI(三菱鉛筆)のJETSTREAMだ。

JETSTREAMというペンの素晴らしさはもうすでに僕が語る領域にないと思うが、第9回を数えるOKB48(OKiniiri Ballpen48)総選挙において9連覇を果たしている事実を見ても、その絶対王者っぷりがわかるというものだろう。

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okb48.net

 

そんな中で今回はこのランキングで第5位に輝いたぺんてるのエナージェルインフリーを紹介したい。

 

僕も第1位のJETSTREAMは大好きで、学生の頃から愛用している。

何本もリフィルを買い換えてジェットストリームを使っていたが、大学生協で「就活ペン」と銘打たれていたエナージェルユーロが気になって買ってみたのが僕とエナージェルの出会いだった。

www.pentel.co.jp

 

今でも日本の就活には手書きの履歴書の文化が残っていると思うが、僕が就活をしていた頃は今以上に神の履歴書至上主義と言う風潮が根強かった。

エナージェルユーロの潤沢なインクフローと乾きの早さ、濃くはっきりとした書き味はその謳い文句の通り「就活ペン」として文句のない能力を見せてくれた。

 

ただし、このペンには弱点もある。

それがゲルインキボールペンの欠点である「筆記可能距離の短さ」だ。

今でもそこそこ筆記量が多い僕だが、高校・大学時代はとにかく書いて書いて書きまくるタイプだった。

油性のJETSTREAMですら当時の僕には「インキが切れるのが早いなぁ」という感触があったが、ゲルインキボールペンはあっという間に無くなってしまう印象だった。

そんなわけでエナージェルユーロは素晴らしい書き味だと感じつつもリピートはしなかった記憶がある。

 

そんな僕も社会人となってからはPC作業が増えて筆記する量も減り、それに伴って水性インキやゲルインキのボールペンを購入する機会が増えた

 

そんな中今から2年前の2018年2月、非常に魅力的なペンが発売された。

それがエナージェルの限定色商品「エナージェルインフリー」だ。

これが大変な人気で、名古屋市内の東急ハンズやLOFTでは軒並み売り切れ。

実家に帰省したタイミングで立ち寄った地元のLOFTでやっと見つけたエナージェルインフリーだったが、人気色のターコイズブルーは売り切れていた。

泣く泣く他の4色と、ターコイズブルーのリフィルだけ購入したことを覚えている。

 

そんな苦労もあったのだが、18年の11月に限定商品からレギュラー商品にスライドして、いつでも買うことのできる商品となった。

買いそびれていたターコイズを購入できて嬉しい反面、少し悲しい笑

www.pentel.co.jp

 

さて、そんなエナージェルインフリーだが書き味に加えて見た目が非常に美しいのが特徴だ。

透明軸の中には色付きのリフィルが入っており、90年代にスケルトンブームの洗礼を受け、初めて買ってもらったゲーム機がスケルトンパープルのゲームボーイポケットだった僕の性癖には刺さりまくるルックスだ。

僕の会社のデスクには無印良品のアクリルラックとエナージェルインフリーをこのような感じに組み合わせて置いてある。

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背景が汚いので部屋の中にあったBlu-rayの箱で背景を隠す笑

二段目三段目にも愛用ペンを並べてはいるが、一番見栄えがいいので最上段はインフリーの定位置としている。

 

さて、いつものように最上段に奇麗に並べたインフリーを眺めていて気がついたことがある。

画像上部のターコイズブルーのペン軸に注目。

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他のペン軸には「Pentel ENERGEL」と白い文字がボディに書かれているが、ターコイズのペン軸にはこれがない。

 

本体をひっくり返してみると反対側には同じ文字を確認できる。

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前述の通りターコイズのみ11月以降の一般販売されたもので、それ以外の4本は限定期間中に購入したもの。

故に限定期間中に発売されたものと一般販売となって以降に発売されたものとで文字の記入された位置が異なるようだ。

 

1本だけ違う時期に購入したことで意外な発見をした。

 

 

さて。そんなわけで、めちゃくちゃ綺麗で見ているだけで幸せになれるペンなので、文房具を一新しようかと思っている人がいたらこの組み合わせを是非、という紹介記事。

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おすすめはターコイズブルーとブルーブラック!

 

 

 

 

 

 

 

カール事務器 マルチスタンド L クリア MS-202T-J

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  • 発売日: 2017/03/01
  • メディア: オフィス用品