映文計

映画と文房具と時計、好きなものから1文字ずつもらって「映文計」。映画のことを中心に日々綴っていきます。

・2/16(火)アトロク 752回

■18:00~18:30頃
「オープニング」→最新カルチャートピックス

宇垣さんに「怖いこと」が起きた。

ポーの一族の舞台を観に行った。

宝塚のあすみレオさんがという方が主役。宝塚所属時に演じた役を、宝塚退団後にも演じているハマり役。

初めて行った会場、国際フォーラムC会場。

9列目という全体像が見え、かつ顔まで見える位置で正面席。

真ん中で歌うたびに自分の目の前にレオ様が……!

「もしかして同じ空気を吸っているのでは?」と気付く。

「今後自分の人生でみレオ様とここまで近くにいられることはないのでは?」

今年今後クズ野菜しか食べられなくても仕方がない。

 

宇多丸さん:さっきから言ってるクズ野菜ってなんなの笑

 

宇多丸さんは原田知世さんの映画イベントで席を取って貰ったところ、目の前の良席。

『時をかける少女』以来大ファン。

その後番組に来てもらった際、「あの時僕あの場所にいたんですよ」と伝えたところ「あ、いらっしゃるなと思ってましたよ」と。

 

宇垣さん:幸せでした。2020年、もう私は何も望みません。

 

宇多丸さん:クズ野菜生活に臨む前に宇垣さんにも訊いてみたい食事の記憶がありますので、始めてみたいと……

宇垣さん:アフター!

宇多丸さん:シックス!

宇垣さん・宇多丸さん:ジャンクション!

宇多丸さん:あ〜もう始めるとか言っちゃったから……

 

昨日出演の都築さん。

「二度と行けないあの店」紹介しきれず別冊へ。

宇垣さんのエピソードは?

 

宇垣さん:実家の裏手にコロッケ屋さんが。

アンパンマンの看板を掲げていて、「アンパンマンのコロッケ屋さん」と呼んでいた。

それがデフォルトだったので出来合いのコロッケを食べて「意味が分からなかった」という宇垣さん。

衣がサクサクしてないし、何より匂いが全然違うし……

 

小さい頃の宇垣さんがお使いに行ったら腰パンでガラの悪いお兄さん達が買いにきていて、一度帰っていった彼らが帰ってきて「舐めてました!メッチャ美味しかったっす!」と言って再びコロッケを買って帰ったのを見て誇らしく思ったという。

しかし実家を出て大学生活をしている間に高齢を理由にお店を畳んでしまった。

 

宇多丸さん:自分も買う近所の肉屋のコロッケを買い食いしながら帰る高校生達をよく見る。

「お前らそりゃさぞ美味かろうな」と思って見ている。

舌が肥えてしまってから食べてもあの感動は味わえないかも知れない。

 

宇垣さん:「舌が肥える」というのは映画などの文化においても同じこと言える。

 

ジェーンスーさんの書籍『生きるとか死ぬとか父親とか』のドラマ化が決定!

発売当時から「絶対ドラマ化する!キャスティング会議しようぜ!」と言っていたが、その企画が実現する前に本当にドラマ化が決まってしまった。

吉田羊さんがスーさんを演じる。

スーさんは宇多丸さんにとって大学の後輩。

前々から知っている宇多丸さんからしてもソックリだという驚きのキャスティング!

宇多丸さん、思わず本名を言いそうになってしまったと言うのだからそのソックリ具合は折り紙つきでしょう。

ドラマは4/9から。

『宇宙なんちゃらこてつくん』も忘れないでね!

 

カルチャーニュース

宇多丸さん:ゴッドファーザーのメイキングの裏話を描く映像作品について。

以前絶版ならがもオススメ本として紹介され、宇多丸さんも入手していた。

スタッフ陣から妨害工作を受け、制作から下ろされそうになったり、面白いエピソードの宝庫。

利権関係が難しいのは分かるが、これを機に復刊しませんか?

 

theriver.jp

www.cinematoday.jp

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ 道草晴子(漫画家)

新潮社から出演。

小学生からマンガを描き始める。

13歳で受賞、14歳で精神病となり、20歳まで入退院を繰り返して過ごす。

30歳の時に一念発起し漫画家活動!

 

宇多丸さん:前番組で古川さんからオススメされて読んだ本。大ファンに。また、漫画で僕のラジオで語られている所が描写されていて、失礼なことを言っていなかったかと。

 

当初は統合失調症と診断されたが、病院を代えたら発達障害だったことが後に判明する。

 

それまで統合失調症では考えられないような症状も出ていたが、発達障害と判断されたことで腑に落ちる点も。

 

作品の特徴として「ドゥフフ」と笑うキャラクターを挙げる宇多丸さん。

その理由を聞くと、友人から「ドゥフフって笑ってるよ」と言われて気付いたという道草さん。

 

宇多丸さん:道草さんにとってちばてつやさんの存在は?

 

道草さん:漫画家としても好きだけど、「ちばてつや賞」で自分を見付けてくれた存在。

マンガをまた描けるように思っていなかったけど、そんなときも先生のサインが自分を励ましてくれた。

 

先日ちば先生と対談をしたという道草さん。

落ち込んだときの対処法やストーリーの作り方など教えを受ける。

 

宇多丸さん:2作品とも下北沢を描く作品。道草さんにとっての下北沢とは?

 

道草さん:人との距離が近いのが下北沢。

温かみのある街。

 

宇多丸さん:道草さんは直ぐ人と仲良くなりますよね。自覚は?

 

道草さん:人と仲良くなりやすい傾向。人を観察するのが好きだから。

 

宇多丸さん:道草さんが人を避けるために親しみ始めた漫画が自分と他者を結びつけるものになったというのがとても良い。

 

宇多丸さん:これから描いてみたい作品は?

 

道草さん:等身の低い作品だったので頭身高めの作品も描きたい。

5/5〜5/7で絵の個展を開く。

マンガの画とはまた違うので毎日のように描いている。

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ DJ WILDPARTY

 

■19:45-19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」→ My Sweet Home(ホーメ)~こんなに嬉しいことはない~

 宇多丸さん:このBGM(井上大輔「めぐりあい」)が案外ツボりましたね。その人にとっては大ごとなんだろうな感が。

今週から良いいいメールがたくさん来ている。人のを聴いて扉が開くこともあるし。

 

ぽんきんさん

普段は真面目に会社勤めをしている自分だが、数年前同僚から「モデルやってみない?」と言われた。同僚の知り合いに男性フッション誌を手がける人がいて、素人モデルを探してるとのこと。

自分は『花恋』のコリドー街の小山田圭吾崩れのようにルックスを武器に人生を切り開いてきたタイプではない。むしろそんなやつがいたら積極的に距離を取りたいと思うタイプ。

最初はドッキリだと思っていたが、フィッティング当日、スタジオには着こなすのが難しそうな服がたくさんハンガーにかかっている。

そしてフィッティング開始。何度も着替え写真を撮るが、スタイリストの顔に笑顔はない。事前にそのスタイリストが「クオリティに厳しくストイックな人」と聴いていた。

似合う服がないことに苛立っているのではないかと思っていたら、スタイリストの方からこんな言葉が。

「ぽんきんさんには、ついついいろんな服を着せたくなっちゃうな……」

自己肯定感がハイパーインフレ。

リアルライフで小山田圭吾崩れがチヤホヤされていても「プロから見れば俺の方が上だから」と思っている。

 

宇多丸さん:これは有頂天になる!ルックスに自信がある方じゃないというところからのこの言葉だから一層。

「ぽんきんさんにはつついいろんな服を着せたくなっちゃうなぁ」。これは舐め回すよな

 

宇垣さん:アガる!しゃぶる!

 

宇多丸さん:しゃぶりつくしよ!

古川さんの「雰囲気ありますよね」に通じる

 

宇垣さん:「おしゃれな顔してますね」、「おしゃれなメイクが似合いますよね」という嬉しい言葉をもらったのを思い出した

 

サーブ900Sさん

1980年代。「夜霧のハウスマヌカン」という曲が世間を騒がせていた頃。

小学生時代、母と同じ美容院で髪を切ってもらっていた。

いつものように母親と入れ違いで髪を切ってもらうと、まさかの刈り上げに……

(宇多丸さん注:ハウスマヌカン的文脈で言うと刈り上げがオシャレの象徴的に流行っていた)

小学生の自分は悩み、翌日「学校に行きたくない」と泣いてしまった。

1980年代の小学生にズル休みの選択肢はなく、父の車で強制的に通学。

周囲からは「かりあげクン」呼ばわり。

当時の小学生に「ニューウェーブ」だのという言葉はない。

帰宅途中、二人連れの高校生のお兄さんとすれ違った。その時かけられた言葉が「あ〜、あの子、キョンキョンみてぇ」

 

宇多丸さん:高校生は「女性で刈り上げ=キョンキョン」という短絡思考でいったのかもしれない。

今考えるとすごい。トップアイドルのキョンキョンが勝手に刈り上げにしてきた

 

宇垣さん:優等生タイプのアイドルに似ていると言われるよりよっぽど嬉しい

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンドザカルチャー」→ 今の洋楽シーンがすぐわかる!月刊ミュージックコメンタリー by 高橋芳朗

高橋さん:オバマさんの稼働が本格化したら僕の出番がなくなる……

 

宇多丸さん:そんなに忙しくないはずなんで

 

今日の特集は欧米POPSとK-POPのフェミニズムいついて。

 

東京五輪関連で森元会長の発言に影響を受けた作品でもある。

MAMAMOO「Dingga」

 

宇多丸さん:メッセージ性の表明というのが強く求められている。特に女性は

 

高橋さん:MeToo運動後は特にそれを感じる。

 

テーマ

「LOOKISM」と「BODY POSITIVE」

 

宇垣さん:プラスサイズモデルの活躍などもありましたね

 

高橋さん:17年、モデルの体型を画像加工している場合はその旨を広告状明記していなければ罰金。

 

宇多丸:間違ったロールを押し付けることにあるもんね

 

宇垣さん:パリコレとかも「〇〇kg以上」という制限がついたはず

 

高橋さん:バービー人形にも従来のバービーに加え3つの体系のキャラが加わった。

日本ではラファーファというプラスサイズの方向けファッション誌が登場したり。

 

Lizzo:全ての作品が女性やマイノリティへのエンパワメントソングといえるようなアーティスト。

 

MAMAMOO「RIP」

格好いい!と宇垣さん

 

ジェンダーロール(からの解放)

固定化された性役割からの解放・脱却

 

以前火曜日に紹介した曲が代表的な一曲。

この分野でも代表的アーティストはLizzo。

 

アリアナ・グランデ「NASA」:女性が主体的に恋を楽しむことなど、星をメタファーに語られる曲。ニール・アームストロング

カマラ・ハリスがLizzoの曲と合わせてマイリストに入れている。

 

宇多丸さん:まぁ〜た選挙魔が!

 

高橋さん:大統領の条件は選曲がいいこと?

 

テイラー・スイフト

行き過ぎた男性性を揶揄するようなMVが印象的な曲で宇垣さんもMVを覚えていた。

ドキュメンタリー『ミス・アメリカーナ』も観てみるとこの曲の歌詞がまた重く感じられる。

 

MAMAMOO「Not Shy」

性役割の押し付けなどに対して反抗する曲を作ってきたグループ。

 

失恋

近年欧米の女性アーティストの扱う題材で最も人気かも。

 

宇垣さん:それこそテイラーがよく謳うイメージ。

 

ここの分野にもLizzoが出てくる。

Truth hurts、Dua Lipa……などなど。

 

BLACK PINK/「LOVESIC GIRLS」

宇垣さんが毎朝聴いている曲で「あっ!」と思わず声が。

 

宇多丸さん:「失恋」というテーマで曲を作った時、一昔前では想像もできないような曲調の曲が多い。

 

特集を終えて宇多丸さんまだオバマには座を譲らなくて良いと宇多丸さん。

 

 

 

・2/15(月)アトロク 551回 ササダンゴ・マシンさん『俺の家の話』 二度と行けないあの店特集

■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 最新カルチャートピックス

一昨日の地震について。

停電やけが人など出たが、クマスは?

ハーフマラソンで山口に入っていた。

テレビ点けずに仕事していたら揺れに全く気付かず。

スマートフォンをオンにしたら被害状況を知る。

 

宇多丸さん:マンションの最上階に住んでいるので揺れを強く長く感じやすい。

揺られても3.11の経験があるから無表情でパタパタと色々対策。

2011年の時はグチャグチャになってしまい、惨状を見て参ってしまって暫くは片付けせず放置していた。

 

クマス:避難所でほかの人の触れた場所を触れないよう、ラップが大事

 

宇多丸さん:脱出セットにラップを入れないと。

「高価だから」と動転して玩具など入れないように気をつけねば笑

 

宇多丸さん:皆様何事も無きように。備えを忘れずに。アフター!

クマス:シックス!

宇多丸さん・クマス:ジャンクション!

 

宇多丸さん、最近の土日は惰眠を貪ってきたので帳尻合わせでこの土日は「あれもしたいこれもしたい」。

仕事の準備もしたいし、仕事とは関係ないあの人の勧めてくれたあれも観たい、人から勧められたものでもない名作も観たい、人から勧められてもいないし名作でもないあの作品も観たい……

ゲームもしたい、散歩もしたい、近所の服屋にも行きたい……

 

結果色々な物に手を出したが「これをした」という実感が何も残らない週末に。

 

新しい物を観ようと以前勧められた『サウンド・オブ・メタル』を観たらとても良かった。

リズ・アーメッドがドラマーを演じている。

ある日聴覚異常を感じてお医者さんに行くと大きな音を避けるように言われて……

と言う作品。

 

家でヘッドフォンをして鑑賞するのに適した作品。

 

この話が出来ただけで「元が取れた」と感じるが、「ラジオで話題にできる」と思いながら観ることのさもしさ!笑

 

『ゲットスマート』

でサミュエル・L・ジャクソンが出ていたが、サミュエルにキスシーンが。

今や正体不明の大物キャラのような役回りが殆どでキスシーンなどは滅多に観ないので意外だった。

 

リスナーメール

『地獄の警備員』リマスター版の初日舞台挨拶の話

形は違うが『ジョーズ』のような作品を目指した、元関取の警備員は『羊たちの沈黙』のレクター博士をモデルにしている……など短いながらも充実の内容。

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ スーパー・ササダンゴ・マシン(ドラマ「俺の家の話」をプロレスラー目線で語る)

平然と紹介文を読み上げるクマスだが、「初めて聞いた人はどう思うんだろう」と宇多丸さん。

<確かに「煽りパワポ」って何だよ笑>

 

『俺の家の話』はTOKIOの長瀬君が全盛期を過ぎたプロレスラーとして登場。

これが如何に素晴らしいかを語る特集!

 

プロの目から観ても唸るものがあるという。

 

宇多丸さんに言ってもしょうがないんですけど、『俺の家の話』がまぁまぁ俺の家の話なんですよ

クドカン&長瀬と言えば池袋ウエストゲートパーク、タイガー&ドラゴンなどで知られる名コンビ。

長瀬君にとって事務所退所前最後の作品。

 

長瀬君のリアル幼馴染みのレスラーの勝村選手と共に練習に入り、ササダンゴさんも道場で練習をしようと思ったら長瀬君が着替えていて「どういうこと?」と思ったとのこと。

 

家を継がねばならない境遇で、実家に帰った

 

稼業を継ぐために引退したレスラーが覆面レスラーの「スーパー世阿弥マシン」として復活する。

この展開が自分の境遇と重なりまくるササダンゴさん。

 

マスクをしているにもかかわらずスタントマンを使わない長瀬君の動きに要注目!

 

そして周囲から「長瀬君のキャラは君がモデルなんじゃないの?」と言われること多数だが単なる偶然らしい。

  

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ BOOOST

 

 ■19:40~19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」枠→ イキり・ゲンドウ

始まって以来届くメールのどれもが良い。

 キースさんの「名付けイキリ」

高校入学時、入部した演劇部の自己紹介で相原コージ 『コージ苑』の作品の台詞を引用し、「キースです!」と発言。

ツッコミが入ることを期待したが誰も突っ込んでくれず、高校3年間あだ名「キース」が定着。

大学に入ってもキース。

以来20数年、高校から数えると30年経った今、四十面を下げてもキースと呼ばれている。

街中で「おいキース!」と呼ばれるあのこそばゆさを理解していただけるでしょうか……

「イキリ一秒怪我一生、1メートルは1メートル」。昔の人は上手いことを言ったものです。

 

これからも一生キースと呼ばれるだろう。

通夜の席で「親父はなんでキースなの?」と友人に訊く我が子を思うと泣けてくる。

こんな聴く人が聞けば誰のことかすぐにわかるメールを送ってしまうことも一種のイキリ?

 

二通目は先週の「キングバッファロー」の投稿に触発された方からのメール。

ソニー池田さん

カマキリハンドルの話題で自分のイキリ言動を思い出した。

改造イキリはしなかったが、ライフスタイルイキリをした。

カマキリハンドルに肘を置き、ジャンプを読むというイキリ。

カツ丼、幕の内弁当を食べるまでに。

友人に勧めるも苦笑いをされるだけ。

 

ある日、汗で滑った。カマキリハンドルのU字部分に肘がかかり、トロンのバイクのような体制に。

しかし崩してしまったバランスを戻せず、田んぼに向かって泥ップ(田んぼだけに)。

走馬灯のように周囲がスローに見える中、越冬燕が鳴り響いいていた……

 

宇多丸さん:自分の周りにもカレー食う奴はいた。

「これしながら同時にこれできるイキリあるよね」

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンドザカルチャー」→ 二度と行けないあの店 特集 by 都築響一

地球最後のおとうちゃんさん

地元那須塩原にあったお店。

初デートはいつもここ。子供を連れて行ったお店。

 

クマス:小五の頃神奈川から埼玉に戸建を購入して引っ越した。

小四の頃、毎週末出来上がっていく家の様子を家族で観にいった。

その帰り道で寄ったイワタキというお店のハンバーグが一番の楽しみだった。

数年前に調べてみたらまだお店があったので行ってみたら……あの頃の味とは違う……?あの感動は味わえず。

正確には「二度と行けないあの店」ではないが、二度と同じ感動を味わえないお店。

 

曇り時々とんとんみ?さん

26年前のクリスマス、25歳の頃会社帰りに行ったバー。

「今日こそ寄ってみよう」と「ルル」というバーに寄ってみた。

下戸だったが、憧れて訪問。

移転していたが、跡地に残されていた移転後のお店の地図をたよりにお店に行った。

6席のバーカウンターで、酔い潰れた常連には閉口したが、雰囲気にやられてしまった。

ギムレットを頼んだ。味は覚えていないが、今まで飲んだどのカクテルよりも美味しかった。

また来ようと思っていたらすぐに地震(阪神淡路大震災)が……

 

都築さん:長いっすねやっぱり

20年以上前のことなのにこれだけ覚えているんですよ

 

しまねじさん

心斎橋にあったジュース店「エイト」。

ぬらりひょんのようなお爺さんと40だいの女性のお店。

10名ほどしかは入れない狭い店内。

スナックの看板の隙間から入るようなお店は18時には直ぐ満席になる人気店。

一杯600〜800円は伊達ではない素晴らしい味。

飲み屋で酔った男女が一杯だけ飲んで帰るような大人の世界を垣間見たお店。

店主が亡くなったことで10年ほど前に閉店。

今でも心斎橋がテレビに映るとあのお店があるような気がしてしまう。

 

都築さん:昔は果物が高級品だったので、繁華街に1店は生の果物ジュースのお店があった。

 

宇多丸さん:街と街の間、というロケーションが最高

 

温帯動物園さん

地元のローカルデパート・ユニード。

屋上遊園地が記憶に残る。レトロゲーや動物を模した乗り物など。

子供だけで行くことを禁じられていたので大人に連れていって貰えると嬉しかった。

キュウリとハムとカラシの効いたサンドウィッチも心に残る。

今は建物だけを残した廃墟に……

 

都築さん:廃墟のデパートは地方都市の象徴のようになってしまった。

駅前の一等地に廃墟化したデパートが残る。

今は車社会で郊外にデパートが移った。

 

NSTRDさん

柏駅近くのカレー店コロンボ。

柏の予備校に通っていたお店。レイソルサポで黄色いフラッグが飾ってあった。

予備校に友達が一人もいなくて憂鬱だったが、店内には大体予備校の友達同士で来ている客。

ナゲットカレーをよく食べていた。

コロンボは閉店、予備校もなくなってしまった。

 

宇多丸さん:予備校期は期間そのものが象徴的だからより記憶に残る。

 

「ここらでお前の話もしろ」と指示が出る。

25コほどエピソードがある宇多丸さん。

 

水道橋にあった「デリー」風の味のカレーを出すカレースタンドがあった。

カシミールがかなりデリーに近かった。

個人店と言うよりはチェーン風に見える店構え、お母さんと宇多丸さんと同年代の娘さんが切り盛り。

その年代のお母様に好かれるようだった宇多丸さん。

顔を覚えられ、食べ終わった宇多丸さんに「これ食べる?」と会計後にミカンなどを渡してくれるように。

娘さんは「やめなよ!迷惑してるでしょ!」という感じ。

最後には賄いの餃子を出してくれるようになり、それが重く感じるようになってしまって足が遠のいてしまった。その後潰れてしまった。

そんな厚意を頂きながら何故足が遠のいてしまったんだろうと今なら思う。

 

都築さん:お母さんには息子さん代わりだったのかも知れませんよ

 

元祖テンピュール巻きさん

学校が御茶ノ水、会社が九段下にあったので神保町で殆どでランチを済ませていた。

看板を出していないが仲間内では「スズラン通りの中華屋さん」で通っていたお店によく通っていた。

何の変哲もないメニューが並ぶ中、冷たい御飯に温かいカレーを駆けたメニューが印象的。

今は閉店してしまい、もう行かれない店。

 

ユニードでバイトしていた人からメールが!

九州で一時代を築いたが、ダイエーに買収されてしまった。

 

宇多丸さん:思い出が思い出を誘発しましたね!

 

ささやきシローさん

30年前、20代前半の頃友人に夜中にしかやっていないと言う風変わりなパン屋「いわたや」をK君に紹介される。

21:00〜24:00頃の営業。

コッペパンにマーガリンと餡子を挟んだパンが名物。これを食べるには30分ほど並ばねばならない。

注文が入ってから餡バターを挟むため、一つ作るのに90秒ほどかかる。

もう閉店してしまい、二度と行かれないお店に。

同時にこの店の思い出はもう二度と会わないであろうK君との思い出でもある。

 

ジャイアントあつひこさん

下北沢の洋食店バリエ

学生から社会人になりたてのころ下北に住んでいて、自分へのご褒美で食べに行っていた。

昨年閉店。

移り変わりの激しい下北は老舗がどんどん潰れていって寂しい。

 

宇多丸さん:東京は店の移り変わりはある種仕方ない。

自分が「当たり前」に思う景色も写真に残す必要があると感じる。

 

都築さん:僕は本を作るのが仕事。本を読む量を誇る人がいるが、年間千冊読むよりも100回読み返す本を二三冊持っている方が豊か。

ラーメン屋カレー屋も踏破軒数を誇るのでは無く、何度でも通ってしまう店を持っている方が良い。

 

宇多丸さん:ちとせ空港内の海鮮レストランで食べたジンバーグ丼(ジンギスカンのハンバーグの丼)を食べた。

ジンギスカンがひき肉化されたことで考えられない臭さに……

顔すら近付けられない始末。

本当に臭かったのか確認しに行ったが、レストランが入れ替わってしまい確認できない……

「忘れられない味」というキャッチフレーズの丼だったが、顔すら近付けられないので一切味わってないので、味は不明。自分の思い出の中にしかない。

 

おのじさん

二度と行けないバーが近所に一件。

飲んでいたら女性が来店。

お互い映画が好きで生年月日が一日違い。

連絡先を交換して何度も一緒に会っていた。

「お付き合いをしたい」と切り出すと「それはどうかな。飲み友達でいよう」と言われてしまう。

その約一ヶ月後「おのじはダサい。生きている世界が狭い」と言われ、告白がなかったことに。

 

その他時間内に収まらなかった分のリスナーメールは別冊へ。

 

書籍がネットだとプレ値ついているので、近くの書店で問い合わせたり予約するのが吉!

 

来週

ホークさんによる映画の中の猫一人総選挙

 

・2/11(木)アトロク 749回

■18:00~18:30頃

<宇内さん声に元気がないけど何かあった?>

 

「オープニング」→最新カルチャートピックス

宇多丸さんが宇内さんが二分前にいないなぁ〜と思ったら前番組の純烈の番組を聴いていたらしい。

 

宇多丸さん、平日は6時間睡眠がルーティン。

惰眠を貪るときは12〜13時間睡眠。

宇内さんも寝るときは16時間くらい。

 

宇内さんが眠そうだと言う宇多丸さん。

よく分かりましたねと宇内さん。五時くらいに就寝したことで元気が出ていなかったらしい。

<当たった!>

 

宇多丸さん:アフター

宇内さん:シックス

宇多丸さん・宇内さん:ジャンクション!

 

テーマ曲が流れる間にも寝そうになる宇内さん。「今日は目が小さい!」と宇多丸さん。

「セロテープ持ってきて!」と言う宇内さんに対し「そんな『時計仕掛けのオレンジ』じゃないんだから!」と宇多丸さんのツッコミ。

 

ラジオブース内は間接照明なのでそれも眠気を誘う要因になっている模様。

「LDE……LEDで光量多めに照らしてくれると良いのに」と宇内さんは言うが、LEDが言えてないのはちょっとスイッチ切れすぎ笑

 

花粉症のトークから最近鼻うがいをしていると宇多丸さん。

お母様が昔インド人の方から鼻うがいを教えて貰った、そして片方の鼻の穴からもう片方の鼻の穴に糸を通してゴシゴシ洗い……

「流石ヨガの国」と宇多丸さん。そんな適当なコメントで良いのか笑

 

そして二人のトークは鼻毛や耳毛トークに。

「こんな話をする予定じゃなかった」

 

カルチャーニュース

元TBS常務鴨下新一さん死去

『不揃いのリンゴ達』等で知られる。

アトロクメンバーで以前社内で不揃いのリンゴ達を観る回などをやっていた。

キレッキレの演出の回のスタッフロールを見ると鴨下新一さん。

日本語に対する意識の高さも宇多丸さんは背筋が伸びる思い。

 

マンダロリアン

僕こと借りぐらしのナヲトッティのメール読まれる。

「宇多丸さん

こんばんは。
スターウォーザー希望の星『マンダロリアン』 に悲しいニュースが……


マンドーに味方するキャラ・デューン役のジーナ・ カラーノがルーカスフィルムをクビになったとのこと。


元プロ格闘家ということで身のこなしも非常に良く、 良いキャラあでっただけに非常に残念です。


続3部作のアレな感じがウソのように「面白いスターウォーズ」 を僕らに見せてくれたマンダロリアン。
その成功の立役者の一人の離脱ということで今後のシリーズ展開に 悪影響を及ぼさなければ良いのですが……」

 

“スターウォーザー”という言葉に馴染みがないようで笑っていた。

 

今までもSNSでの発言が取り沙汰されていた人物。ゴリゴリのトランプ支持者でセクシャルマイノリティへの攻撃的な発言が目立っていたり。

 

これからはキャスティングに当たってSNS健康診断が必要になるかも?

 

宇内さん、まだ『花束』観られていないとのことだがデート飯部の竹村さんと番組前に花束トークしたらしい。

すかさず「よりによってデート飯部の竹村さんと?!」とツッコむ宇多丸さん。

「自分の過去の恋愛遍歴と重なる部分もある」

「花束みたいな恋をしてから観ようかな」

 

トンボの気持ちさん

生放送だからこそ寝て良いんですよ。

「休みやすい戻りやすい、眠いときは寝て良い」そんな番組。

<これを読む宇内さんの声も何処か眠そう笑>

 

宇内さん:しっかりお勤めしますので、寝ません!

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ 伴野 智(アジアンドキュメンタリーズ代表/推薦ドキュメンタリー作品)

百四十四作品を公開しているドキュメンタリー専門チャンネル。

宇多丸さんも月額会員になったほどのハマりよう。

 

以前の特集では地球温暖化にちなんだドキュメンタリー紹介。

今回は医療をテーマにしたドキュメンタリーを紹介!

 

以前紹介して貰った作品がガツンときたという宇多丸さん。

昨年五月の初登場以来何度か登場してくれていたが、アジアンドキュメンタリーズが素晴らしい取り組みをしている。

今月いっぱい視聴料を日本赤十字社を通じ医療従事者への寄付に当てる。

月額会員990円の半額450円、無料会員で単品を購入された場合は450円全額を寄付!

アジアンドキュメンタリーズ、凄すぎ!

 

16本ある内まず出産をテーマにした作品『マザーランド 世界一いそがしい産科病院』

地球上で最も忙しい産科医といわれるフィリピンのマニラの病院。

一日平均60名の新生児誕生??!!

ピーク時には二十四時間以内に100名を超える新生児が!

 

ベッドも足りずお母さん同士でベッドをシェアしたり、未熟児がいても保育器が足りない、お母さん自ら新生児を抱いて体温で未熟児を温めるなどといった状況も。

中には経済的理由から赤ちゃんの誕生を手放しで喜べないお母さんも。。。

交通費すらなくて旦那が見舞に来られない貧困家庭、一度も診察を受けぬまま子を産んだら双子。貧しさから茫然とする母親……

 

しかし貧しくも明るくバイタリティに溢れた女性たちと病院スタッフ。

 「あなた子供何人欲しいの?」と聞かれた母親が「5人だけ」と答えたのが印象的だったという伴野さん。

 

宇多丸さん:ドキュメンタリーの作りがフレデリック・ワイズマン型で一切説明を加えない淡々と人物を撮るだけ。

 

伴野さん:カメラがふわふわと浮遊するように病院内のどこにでも飛んでいく。

 

宇多丸さん:この角度から映していいの?!と思ってしまう。

 

児童福祉をテーマにした作品

『ブラッド・ブラザー ノーカット完全版』。

 

伴野さん:日本初公開のとっておきさんの作品

 

宇多丸さん:こぉ〜れは凄かった……

 

主人公となるロッキーのことを誰もが好きになる。

明るく生きるHIVウイルス感染者の子供。しかし不意に偏見などが見え隠れする。

 

宇多丸さん:慰問に来る人々の「怖い」という気持ちが、食事を彼らと共にしないなどの行動に現れる。子供は敏感にそれを感じ取る。

 

伴野さん:そんな彼らに覚悟を決めてロッキーは接していく

 

宇多丸さん:ロッキーは複雑な生い立ちから、自分の人生の欠けた部分を事前活動で解消しようとしているところも面白い。

アメリカにいるときの心底嫌そうなロッキーの死んだ顔……

生きがいを見出しているのはここに打ち込むしかなかった彼の人生というのもある。

キリスト教の「聖人」と呼ばれる人も生きているうちは当然人間だった。

彼らが生きていたときはこんな人だったではないかと奇跡を目の当たりにした気持ち。

 

伴野さん:ロッキー自身子供達と出会えて幸せだといっていた。

 

宇多丸さん:宇内さんおすすめなので是非

 

高齢者介護をテーマにした作品

『徘徊 ママリン87歳の夏』

近所のちょっとした有名人となった徘徊をしてしまうお母さんとその介護をする娘さんをおったドキュメンタリー。

認知症の方と生きるとはどういうことかを描いた作品。

 

宇多丸さん:今回の伴野さんのチョイスはいずれも人間の生きる・人生を楽しむバイタリティ、その(楽しさの)読み替えのようだと感じた。

 

医療の行方というテーマから(日本初公開)

『妻として 母として 』

台湾作品。医学研究のために大学に遺体を提供する「検体」がテーマ。

最愛の一人の母、一人の妻の命の終わり方を描く。

最愛の人物の遺体を検体として提供することは医学の発展に寄与する行為だが、それをめぐる葛藤。

人は亡くなってもものではなくやはり人間なんだと気づくことができる。

 

 

マンダロリアン残念話

宇多丸さん:海外Amazonから身に覚えのない小包が。

「こわっ」と思って開けてみたらマンダロリアンのアートブックだった。

それが二冊目。

やってしまった。

書籍三冊ダブりもやらかしたことあり笑

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ Mime

 

■19:45-19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」枠 → Spotify presents ラジオ、できるかな?

 先週、clubhouseを話題にしたが10代20代のclubhouse認知が非常に高まった。

音声メディアの魅力に気づいてもらえたら。

ポッドキャスト時代ならではの疑問。

 

フカヒレラーメンさん

放送とポッドキャストに、作りの上での違いはあるのか

 

橋P:ポッドキャストは生放送のアーカイブという役割もあるが、ポッドキャスト専用コンテンツという側面もある。

 

宇内さん:アナはポッドキャストに出演できないので私も気になります。

 

宇多丸さん:本放送は時間が決まっている。PCはお尻が決まっていないんので基本的にはダラダラ喋り。

 

橋P:特にこの番組は本放送とPCを別途やっているので、差別化を意識している。

生放送だと「うっかり聞いてしまう人もいる」ということで映画のネタバレを避けている

 

宇多丸さん:内容的な違いはもちろん、喋りのモード、テンションの違いもある。

clubhouseっぽいね。音が出りゃラジオなんだよ!

 

橋P:PCでは事前にネタバレ全開ですよというエクスキューズをした上でそう言った特集をしている。

また、PCはイヤフォン環境で聴く人が多いことを考慮し、左右で別の音声を出したりして工夫している。

また、別冊(=PC)は台本が無かったり。

技術的な面で言うとBGMが出ないと言うところが。電話出演が昨今多いが、電話にはホワイトノイズが発生するのでそれを除去したり。

イヤフォンだとホワイトノイズが目立つので……

明日公開される別冊は自分の出演形態が特徴的。

リモート出演なのに音がいい。宇多丸さんよりも音がいいかも。

というのもプロ仕様のリモート出演機器を使っているから。

コムレックスのオパール。今週では西川美和監督の出演に使っている。

 

ja.fmuser.net

 

明日の別冊は観たら語り合いたくなる映画『花恋』。


■20:00~20:45頃
「ビヨンド・ザ・カルチャー」→どんなゲームでも早くクリアする「RTA(リアルタイムアタック)」の世界 by もか(RTA in Japan主催)、とよまな(どうぶつの森RTAプレイヤー)

Q:RTAにおいてここ十数年クラシックになっているのは?

A:1996年発売のスーパーマリオ64

 

Q:日本人が最速記録を先日塗り替えた。

スタッフがやったら10数時間でクリア。

その世界記録とは?

A(宇多丸さん):4時間?

正解→6分31秒

 

RTAとは?

ゲーム内の時間では無く、実世界での時間でどれだけ早くクリアできるかを競う。

世界的には「スピードラン」の名で知られ、競技人口約60万。

以前配信の同時視聴者数が15万人。

先日開かれたイベントでは日本円で2億円が集まる程の規模。

 

宇多丸さん:だれでもできる?

 

A:できる。マラソンと同じ。記録更新を狙う人もいれば健康のために走る人もいる。それと一緒。

ゲームを始めてからクリアするまでのタイムを計る。

「クリア」という概念のない『あつまれ どうぶつの森』では借金を返しきるまでをクリア地点に定めたり。プレイヤーがルール作りから関われる。

 

RTAサイトで一番プレイされているゲームはマリオ64。

自由度の高さ。スターを集めると最期のボスに挑めるという仕組みだが、スターを集めなくてもラスボスに挑めるような技が見付かったり。

日々色んな裏技が見付かっている。

 

Minecraftも人気。

 

宇多丸さん:オープニングでも言われてましたがムービーは飛ばすんですか?

 

とよまなさん:とばしますね。必要ないので

 

宇内さん:あつもりの他にプレイしているゲームは?

 

とよまなさん:ドンキーコング64、たまごっちのパーティゲームとか。

たまごっちを最終進化まで誰が一番早く持って行けるか。

 

宇内さん:それ64で出てた双六ゲームの奴ですか?

 

とよまなさん:そうです

 

RTA……ゼロ年代初頭に生まれる。

それまでもレースゲームなどでゲーム内の時間を競う遊び方はあったが、ゲームを起動してからクリアするまでのタイムを競うというスタイルを確立したのがこの年代。

大学内サークル「極限攻略研究会」が始祖。

コミケで攻略同人誌を頒布して活動を広めていった。日本発祥の文化。

 

サークル内でドラクエのクリア速度を競っていたのが最初と言われている。

最終的にはニコニコ動画の登場がムーブメントに大きな影響。

ゼロ年代初頭は動画をアップロードする術が無く、「00:00,○○をする」のようにテキストを投稿するスタイルだった。その投稿サイトが「アルティマガーデン」。

 

次にテキスト投稿がチャットというスタイルになり、リアルタイム性を増した。

 

昔はファミ通に自分のプレイ内容を送るというコーナーがあった。

90年代にはすでにタイムアタックを投稿するプレイヤーがいた。

 

とよまなさんはドンキーコング64の動画をニコ動で見つけてハマッた。

サンタさんに貰った思い入れの強いゲーム作品。「このゲームのRTAあるんだ!」と発見。

 

RTAは宇内さんもニコ動で何の違和感もなく触れていた文化。

 

日本生まれのこの文化。世界では任天堂が各地を周り、「ゲームを早くクリアしよう」というリアルイベントを実施。

また、アルティマガーデンのようにプレイ内容を投稿するサイトが生まれた。

 

RTAはゲームの魅力の再発見だ

クッパにさらわれたピーチ姫を助けるためにクッパを倒すまでが「クリア」の概念。

スタートボタンを押した瞬間がスタート、クッパを倒して出てきたコインに触れたタイミングがゴール。

ショートカット利用の有無でルールが違う。(100m走と800m走の違いみたいな)

 

ラスボスに挑むに当たって本当はスターが70枚必要。

しかし1枚もスターを入手せずにクリアする方法まで見付かってしまった。

 

段差で一定のリズムでジャンプし続けることで速度を「溜める」と言うバグを使い、本来越えられないはずの扉を超えることも出来るように……

 

全世界で愛好者が多いので、昨年だけでもかなりの数のバグ技が見付かっている。

 

宇多丸さん:今はオンラインでアップデートされるのが常だからバグが修正されてしまう

 

それを嫌ってオフラインで現行ゲームを楽しむ人もいるくらい

 

愛好者はバグが見つかることを「オフラインアップデート」と呼ぶ。

 

宇多丸さん:あつもりをRTAするとはどういうこと?

 

とよまなさん:あつもりRTAは「運」が最も大事。

いきものなどの収集、家具を売ってお金を得る……いずれも運。

 

最初の借金を完済するまでにとよまなさんが要した時間:最短は15分。

イースターイベントの卵を入手して売るのがポピュラー。

クリスマスの家具を売る、秋にキノコを売るなど色々な競技がある。

 

あつもりRTAは結構いる。かなり増えて30名に!

 

宇多丸さん・宇内さん:30名??!!少ない少ない!!

 

とよまなさん:プレイ開始時は1〜2といった人数だった。

 

あつもり発売日に2000マイルを最初に入手するまでを競おうとイベントを打ったところ50〜60名集まり盛況。

 

おすすめRTAソフト、注目プレイヤー

 

もかさん

おすすめRTAソフト:リングフィット アドベンチャー

身体的に早い人がゲーム上も早い訳ではないところが面白い。

負荷の高低の設定でルールが別れている。

 

とよまなさん

注目プレイヤー:オイルケンさん

スーパーマリオ走者

 

RTAの魅力

もかさん:世界の人と繋がれる

 

宇多丸さん:スケーターが街並みをフィールドとして読み替えるようで素敵なプレイの仕方。

 

とよまなさん:コンビニ行くのも散歩するのも、駅を歩くのも壁すれすれを歩いて最短ルートを考えている

 

モカさん:ストップウォッチとゲームがあれば誰でも出来る。

speed run.comで調べれば世界記録と自分の記録の違いがわかる。

 

とよまなさん:RTAのラジオを隔週金曜日に公開している。

#アルラジ で検索!

 

入試シーズンと言うことで、来週はあなたが見付けたオモシロ入試問題、難問珍問の投稿お待ちしてますとのこと!

・2/10(水)アトロク 747回

■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 最新カルチャートピックス/フリートーク

打合せから続く『花恋』トーク。

綿密な打ち合わせの8割が『花束』だったとのこと。

宇多丸さん、小山内さんから「心して行きなよ」と言われていた。

ムービーウォッチメンを聴きながらこれほど「分かる!そうだよね!」と言ったことは無かった。

 

宇多丸さん:これだけ生きた人間がそこにいるかのように我々に話させてしまう時点でただ事では無い

 

日比さん:多摩川を見る度に麦君絹ちゃんバロンを思い出す。定期的に補充しなければならない作品。

『レディ・プレイヤー1』、『クリード』、『レディ・バード』、『ストーリー・オブ・マイライフ』など定期的に摂取すべき作品はあるが、その一群に加わった。

 

日比さん:観終わった後街を彷徨っていた。それくらい噛みしめる時間が必要だった。

観ながらアトロクファミリーのことを思っていた。

ウナイ(卯内)さんが出てくるから。

 

宇多丸さん:恐るべし『花恋』。

鬼滅を抑えて1位も納得の作品。

 

宇多丸さん:アフター

日比さん:シックス

宇多丸さん・日比さん:ジャンクション!

 

宇多丸さん:観た人が猛然と自分の恋愛観等を語りたくなる作品。

監督について小山内さんからレクチャーを受けた。

今までも素晴らしい作品を多く生み出していたが、さ本作最高傑作と言っても良いだろう。

 

2021年4月放送開始のNHK Eテレの『宇宙なんちゃらこてつくん』というアニメの主題歌をライムスターが担当することが決定!

 

宇宙なんちゃらこてつくん[公式サイト/WEBまんが更新中]

 

『花恋』映画評、明日か明後日に文字起こし掲載。

明日別冊アトロクで読み切れなかったリスナーメール読まれる。

若いリスナーからの「成長することへの怖さ」のような視点もあり必聴!ネタバレ全開トーク!

 

今日の番組に関して

カルチャートーク

中華料理屋でラーメンや餃子しか注文しない人にこそ聞くべき!

 

ビヨンド・ザ・カルチャー

本日書籍を発売した春日太一さんによる大河ドラマ特集。

今でこそ「時代劇」の代名詞的存在だが、開始当時は無謀なプロジェクトと目されていた?

 

昨日宇垣さんと話題になったスーパーボウル試合間CMで出たシャラメについて。

 

日比さん:上書きしたくなくてまだ観られていない……

でも宇多丸さんが『レディ・バード』評か何かで言っていた「(シャラメは)今後ジョニー・デップみたいになっていくんだろうね」という言葉が蘇った。

 

宇多丸さん:あ、そう。俺そんなこと言ってたっけ?

 

「宇多丸さんが言ってました」

「そうだっけ?」

この構造そのものが一種のHome。<そうか?笑>

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ 思い出野郎Aチーム・増田薫(グルメ漫画エッセイ「いつか中華屋でチャーハンを」)

中華料理屋でラーメンや餃子しか注文しない人にこそ聞くべき!

 

思い出野郎Aチームとしてコロナで思うようにライブが出来ていない現状。

「いつか中華屋で炒飯を食べたいなぁ」という話をします。

 

19年10月にライブコーナーに出演して以来。

第六スタジオにぎゅうぎゅう詰めでライブをしてもらったが、三密回避が叫ばれる現在は難しいライブ形態。

 

宇多丸さん:とにかくお腹が空く本だったし何気に勉強になる一冊だった。

本を買うとカバーを外して読むクセがあるが、外してみたら可愛らしいおじさんが。これは誰?

 

増田さん:父親です

 

宇多丸さん:どんな本なの?

 

増田さん:餃子、ラーメンのような定番メニュー以外のメニューに挑戦しようという本。

 

宇多丸さん:オムライスとかカレーとかあるもんね。

そして漫画が上手い!食べ物描写が特に

 

日比さん:シズル感てっ言うんですかね

 

宇多丸さん:そうそう!特に餡が掛かったような料理の描写とか

 

増田さん:『クッキングパパ』が好き。キャラはマンガ的、料理の画は写実的。

 

宇多丸さん:料理屋に言って「じゃない方」を頼まないタイプの人間。

増田さんはどこから「じゃない方」を頼むように切り替わった?

 

増田さん:ネットの繋がりのある人から「○○食べてきて」と言われて食べるようになったら自分の内側から興味が湧いてきた。

友達といれば冒険したメニューも頼めるが、一人だと冒険しづらい。

でも一度頼んだら一人でも頼めるようになった。

 

宇多丸さん:独自色の強いメニューの由来をお店に取材しているのが面白い。

 

増田さん:最初は電話取材だったが答えてくれないことも。現地取材に切り換えたら客は無碍に出来ないと教えてくれるようになった。

 

宇多丸さん:「シチュー」の取材が特に面白い。必読。

 

ミュータント中華とは

増田さん:中華うどん

ラーメンスープに麺はうどん。

土地毎のラーメンのスープをベースにしたうどん。

 

宇多丸さん:これおいしいの?

 

増田さん:半々ですね笑

京都の物は美味しかった。ヤワ麺がスープを吸ってくれたり。

何も考えずラーメンスープにうどんをぶち込んだ物はあまり美味しくなかった。

 

ダル麺

中華料理にダールーメンというのがある。

それが九州の地で変化を遂げた。

ちゃんぽん麺に中華丼の具が載っている。

 

麻婆春雨

永谷園の作った日本生まれの中華。

中国には本来無いものなのに、店主も店員も中国人というような本格的な中華料理屋でもメニューにあったりする。日本にいる中国の方はよい意味でフレキシブル。

 

ブライトマンさん

OKB48で4位に輝いたジェットストリームエッヂに0.38mmが登場。

 

古川さん

エッヂが根付いてきてから0.38mmが出るという周到な戦略。

更にジェットストリームプライム3色ノックタイプと繰り出し式にリデザインver.が登場。

宇多丸さんがしつこく指摘してきた「プライム石」周りにも改善が!

 

宇多丸さん:プライム石って言い始めたの俺じゃないからね?!

 

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ 勝手にしやがれ

 

 

■19:45-19:55頃
新概念提唱型投稿コーナー → シアター・一期一会

 

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンド・ザ・カルチャー」→ 初心者でもわかる!大河ドラマ入門2021 by 春日太一

本日書籍を発売した春日太一さんによる大河ドラマ特集。

今でこそ「時代劇」の代名詞的存在だが、開始当時は無謀なプロジェクトと目されていた?

 

NHKが他の曲と違うのは受信料を貰っていること。

「視聴率を気にする必要がない」という考えもある反面、「受信料を貰っているのに誰も観ていない番組を作っていて良いのか」という考えもあった。

そこで「老若男女誰もが楽しめる番組を日曜の夜に」の旗印の下始まった。

 

テレビドラマは1回30分が限界と言われていた黎明期、1回60分を一年間続けるのは正しく無謀そのもの。

ノウハウもないなかでのスタートとなったが、今日まで続く大人気シリーズに。

 

超豪華!豪華スターが大渋滞!

一年間という長いスパンで有名キャストがずらりと顔を並べるドラマ。

俳優界の紅白歌合戦的な祭典。

先日渡辺徹が「僕らの年代にとって大河ドラマは「紅白歌合戦」のような物。出られるだけで嬉しい」と言っていた。

 

宇多丸さん:次代のスターをキャスティングすることもないですか?

 

春日さん:それは5つめくらいに言おうと思ってた……

オープニングロールの最後に名前が載るキャスト(=トメ)が最も大物、という決まりがあり、それはまさに紅白の大トリのようなもの。

 

大物キャスト同士、どちらを最期に載せれば良いか分からないようなときは、そのキャスト同士を同じ回に出さないように配慮したり……

「この人ついにトメになったか!」という楽しみ方もあるし、出演者自身がテレビ放送を観て「この人よりも自分が後ろに名前載った!」、「まさか自分がトメになったか!」と驚くことも。

役者の番付表のようなもの。

 

日比さん:拘束期間が一年間。出演陣にとってもかなり大きな仕事なのでは?

 

春日さん:一年間人目に触れることで知名度も上がるし、「この人まだ頑張ってるんだ」という風に観て貰えたりもする。

日本のドラマ界はベテランが使いづらいところがある。ピンポイントで起用してもギャラ高かったり。

大河は一年間の付き合いになるので、ベテラン勢を惜しみなく使える。

 

俳優としては消えかけていた加山雄三が再度役者として注目されるキッカケになったり。

 

知らない人物や出来事を知るきっかけとしての大河

(三つ目を誤って二つ目に読んでしまったという日比さん)

 

時代劇歴史を楽しむ入口

好きな俳優が大河に出ているという入り口で観始めやすい。

ドラマ性が付与され、俳優が演じることでキャラクター性が付与されていることで、無味乾燥な「歴史」が生き生きと動き出す。

そのことで歴史を好きになるキッカケとなる。

それを馴染みのある俳優が演じてイメージを作ってくれる。

 

春日さんはドリフの加藤茶さんが出ていて、翌年はいかりや長介が出演することで興味を持ち、大河を観始めた。

 

『翔ぶが如く』で薩摩次元流に興味を持ち、中学時代掃除の時間に箒を持って「チェストー!」とやっていた記憶がある。

歴史上の人物も大河キッカケで有名に。

教科書にすら出てこなかった、研究者しか知らなかったような人物も「ああ、あの人が演じていたあの役ね」と周知される。

 

歴史上知らなかった人たちが役者の力を借りて知名度を得る、勉強にも役立つ。

 

『麒麟がくる』で片岡鶴太郎さんが演じた摂津晴門という人物も、知られていなかったマイナーな人物だが一気に知名度アップ。

 

日比さん:史実に基づいたフィクションで創作が大部分を占めているような認識だったがその実は……?

 

春日さん:一応最新の学説に基づくようにはしている。

しかし作劇の都合上どちらを選択するかなどは制作側の意図に寄るところ。

また、学説に争いがある箇所に関して敢えて描かないという選択をしたり。

 

時代劇界のスター発掘

有名キャストを並べるだけ出なく、無名、新人、時代劇のイメージが無い人を投入……と、一年間のスパンに任せて実験が出来る。

たとえその人が今一つでも、大勢のベテランで補うことが出来る。

「今回は誰がこの抜擢の期待に応えるんだろう」と思いながら観るのも楽しい。

 

日比さん:お笑いの人が出たりするのも多いですよね

 

春日さん:鶴太郎さんも『太閤記』で抜擢されたのが俳優活動で知られるキッカケになった。

新人同様だった石坂浩二などもこれで大スターに。

 

役所広司も今でこそ大スターだが、若い頃は大河大抜擢だった。

ある人が欠員となり、そこで攻めの一手で役所広司を起用したという経緯あり。この辺は書籍に詳しい。

 

『新選組』は大役に意外なキャスティング。

香取慎吾を始め堺雅人も本作で大きく跳ねた。新撰組の悲劇を背負って切腹したキャラ。

『篤姫』を経て『真田丸』に。『真田丸』では一般的にはふざけたキャラのイメージのある大泉洋が真田兄弟の兄に抜擢。

どうなるのか不安もあったが意外なほどハマッた。

 

日比さん:『新撰組』は香取さんが主演と言うことで「観てみよう」という気持になった。

 

ユースケ・サンタマリアも以外とハマッた。

彼もこの後時代劇に面白くハマるようになる。

 

宇多丸さん:約決めはオーディション?

 

春日さん:プロデューサーによる抜擢が殆ど。

失敗もある。

 

日比さん:成長物語的な側面もあるんですね

 

春日さん:まさに次のテーマです

 

一人の人物の人生を演じきる俳優の演技力

一年かけてその人の一生を描くのが大河ドラマ。

青年期から壮年期を演じるため、若手俳優の演技力がキャラクターの年齢の成長に合わせて変化していくのを追い掛けるのも面白い。

青い武士から人を率いる武将に変わっていく。。。

 

ベテラン達と一年切磋琢磨することで、役者の成長が著しい。また、20代後半から30代で壮年期を演じると、同年代の俳優が息子世代を演じることも散見される。

同世代のハズの中井貴一が堤真一を圧倒するようになる様は観ていて非常に面白い。

 

成長した姿を観てから物語の序盤を観返してみると、ベテラン達に支えられていた若い役者が、後半には同じ世代の若手を支える立場に回っている。

 

十人十色の明智光秀を見極める

有名な人物は色々な作品に登場し、様々な役者に演じられている。

「今回はどう言ったキャラクター造形になっているだろう」という楽しみ方がある。

同じ人物であっても脚本家、演者、切り口で全く違うキャラクターが生まれる。

定番テーマが来たときこそ描き方の違いに注目!

 

日比さん:ポイント5くらいで「観よう!」と思った。

松本潤さんですもんね〜

 

春日さん:松潤は二年後!

 

宇多丸さん:二年後は定番物だから解釈違いを楽しみましょうと思えますね。

 

日比さん:書籍が本日発売。

 

春日さん:400pで1000円なのでお得!

明日明後日と続けてTBSラジオに出演。

別の角度で話をするのでそちらも是非。

 

 

・2/9(火)アトロク 746回 My Sweet Home、ゲレンデDJ南部さん

■18:00~18:30頃
「オープニング」→最新カルチャートピックス

「ほい火曜日でございます」という宇多丸さんの一言から。

「なんちゃってポーズ」?で宇垣さんがハートマークを作っていたとな?!

 

宇垣さん、クイーンズギャンビットにハマり中とのこと。

 

アニャ・テーラー・ジョイの前髪の可愛さ、ライバルの男の子達が足を引っ張るでもなく仲間になっていく様が良い!

 

宇多丸さんが:前髪といえば別の話題もあるので早速。

宇多丸さん:アフター

宇垣さん:シックス

宇多丸さん・宇垣さん:ジャンクション!

<強は自然に宇多丸さんが先手を打った!>

 

『花束みたいな恋をした』について

宇垣さん:私たち……と思った。

二人のメインキャラが好きなカルチャーが宇垣さんと丸被り。

宇多丸さんはある種相対的な距離を持って見られるのに対し、宇垣さんは客観視出来ない。

 

宇垣さんは有村架純さんの演じるキャラの「前髪」から成長を感じた。

大学生の頃モチャっとしていたのに、社会人になって前髪を奇麗に作ったら一気に奇麗な印象に。

逆に前髪がモチャっとしていたりディテールにダサさを出すことで学生時代は美男美女カップルであるハズなのに周りに埋もれさせることが出来ていた。

前髪のない宇多丸さんはそのディテールには気付けなかった。

 

宇垣さん:ある友人に見ることを勧めた。

その友達が結婚した相手と付き合うきっかけになったのが、参加したBBQで履いてきた靴が二人同じだったから。

結婚後の二人の関係が「う〜ん」なことになっているのも友人として知っていたのでお勧めした。

 

宇多丸さんは:小山内さんが一早く観た。

一度目はきぬちゃん(有村架純さん)目線で観ていたが、二度目は菅田将暉さんのキャラの言い分も理解ができた。

 

(もろもろ感想を話した後)宇多丸さん:花束には花束の、根を張らない花の良さがある。

放課後ポッドキャストの収録に宇垣さんもいて欲しかった。

 

本を鍋敷きにしている時点でNoと宇垣さん。

<観てないのでどんなシーンか分からない>

 

宇多丸さん:倦怠カップルものはホラーみがある

 

 

明日ティモシー・シャラメ大好き日比さんとも話題にするが、『シザーハンズ』のエドワードの息子エドガーをシャラメが演じるCMがアメフトのスーパーボウルの試合間CMで流れた。

 

ウィノナ・ライダーがエドガーの母親を演じると言うことで、エドガーはエドワードとウィノナ・ライダーの息子?

これについては宇垣さん「解釈違い」と一言。。

ただ、今の時代にシザーハンズの続編を演じるならシャラメ以外にいないとも。身に纏う妖しく耽美な雰囲気、当時のジョニー・デップの姿勢や身のこなしのトレース具合もピッタリだと二人ともイチオシ。

 

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ 渡辺志保(音楽ライター/最新HIPHOPアーティスト)

主張溢れる女性ラッパーについて。

 

宇多丸さん:以前からフィメールラッパーという言葉はあるし、今は寧ろ女性ラッパーがムーブメントの中心に要るような所もあるが、この時に女性ラッパーを特集することには意味がある?

 

渡辺さん:森喜朗の女性蔑視発言を受けて。このニュースがとても気になっている自分に気付く。今語るべき話題だと認識。

 

二曲目は脚本家の方がラッパーネーム「ラダ」として活動している。

Netflix作品“40 years old version”は渡辺さんの2020年度ベストムービー。

権力を持つ白人ジジイから「黒人女性であることを“弁えろ”」と言われたり。

 

三曲目

首から上は髭に坊主、首から下はディーヴァてきな服装という性的マイノリティのラッパー。

 

一昔前はイロモノ扱いされていたであろうアーティストだが正当に評価されている。アメリカヒップホップシーンの文化的成長を感じる。

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ 少林兄弟

 

 

■19:45-19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」→ My Sweet Home(ホーメ)

かつてかけられて今も噛みしめている「褒め」を紹介する新コーナー。

 

昨日の「イキり言動」も沢山メールが集まったが、ホーメも沢山のメールが届いている。

 

犬ドッグさん

clubhouseの話題で持ちきり。Androidなのでどうせ招待されないし友達もいないし、と思ったら……

翌日友人から久しぶりに連絡。clubhouseの誘いで「お前なら使いこなせると思って(思って思って思って……)」

古川さんよろしくスクショしてしまった。

 

宇多丸さん:嫌味のない本音感のある「褒め」なのが良い。

これからの投稿にはさりげない褒めを意識して送って

 

 

三輪田Dの例

20年くらい前にJくんから貰った言葉。

男子校の友人達と男前ランキング。

話題になるのは自分たちの順位だが、怖くて誰も触れない。

「ミノは特別格好良くもないけど特別カッコ悪くもないからちょうど真ん中くらいだな」という言葉をもらった。

その時はピンと来なかったが、「特別格好悪くは無い」=中の中には見られている、ということが救いになった。

 

宇多丸さん:俺これ分かる。自分のことを醜い陰獣だと思っている人間からするとマイナスからゼロに戻してくれるだけで「褒め」になる。

 

Homeと名付けるキッカケとなった古川さんの尽きないストック

私の外見にまつわる最新のHome。新宿のとあるファッショナルビルに行った。

誠実そうな店員からこんな言葉が。

「お客さん、雰囲気、ありますね(ありますね、ありますね、ありますね……)」

今思うと「雰囲気ありますね」は「褒めるところが無いけど捻り出した言葉感」があるが、素直に喜ぶことにした。

 

<リハが足りていなくて「めぐりあい」の“Yes my sweet〜♪”の部分を被せるのが全然上手く行かない笑

また、「ゴメンよ。まだ僕には帰れるところがあるんだ〜」のホンモノの台詞が入るのにビックリ!>

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンドザカルチャー」→“ゲレンデ DJ”とは何か? by 南部広美

就活に失敗しバイト三昧。91年〜96年に栃木兼塩原のゲレンデでゲレンデDJを行っていた。

 

しまおさんがzoom出演と言うことで改めてプロフィールを読むと違和感があると言う発見笑

 

BGMは全て南部さんの選曲。

ゲレンデDJ当時かけて欲しいという希望の多かった曲から。

 

全国のゲレンデに「ロマンスの神様」を召喚しまくってた「ゲレンデDJ」ってそもそも何?

 

南部さん:スキー場の場内アナウンスが主な業務。。

リフトの運行中止情報、どのリフトとどのリフトを乗り継いでくださいというような情報やウェザー・リポート、レストランの混雑状況まで。

早朝深夜はワンオペ、混む時間は二人が重なるようにシフトを組んで04:00〜21:00までの稼働。

時報代わりに正時を伝える、場内アナウンス、曲をかける……と割と業務が多岐にわたる。

シーズン通して数えると20名程で現場を回していた。

 

各レストランにリクエストペーパーがあり、ポストに投函。ゲレンデパトロールがその紙を改修してその日の内に曲をかける。

 

80年代後半に先輩方が築いたルールを踏襲していた。

吹雪いている時はエンヤを流すなどルールあり。

平時は洋楽、リクエストタイムのみ邦楽を流して良い……など。

人気曲はリクエストが殺到するので一日に何度か流れる事態に。

そう言ったことを避けるために置かれたのがゲレンデDJ。

また、選曲の偏りを無くすために一日3人シフトを組んでいた。

 

リクエストソングを流すときは告白系のメッセージが多い。

最もリクエストが多かったのは『ラブ・ストーリーは突然に』。

カンチとリカに自分を仮託していた人が多かったのか。

 

宇多丸さん:リカとカンチは悲恋だけどね〜

 

南部さん:当時は若者に恋愛をするよう強制していた時代。

 

ネットもない、ネトフリもない、radikoもない時代、どうやって時間を潰していたのか。

→雑誌の切り抜きを読んだりして枕を考えるのに必至。

 

シーズン中は寮生活。

生野菜が貴重なのでドリカムのとあるアルバムを流して欲しいと同僚からリクエスト。

その曲を聴いて野菜をイメージしたいから?

 

シーズン中は「下山バス」なるものが月に一度出る。

コンビニも無い時代、地元の商店で買い出し。

形態が無い時代なので皆がテレホンカードを買う。

 

南部さん:就活全敗。

お金を貰って音楽をこんなに聴ける仕事があるのか、と思ってゲレンデDJを選んだ。

知識を得ながら喋ることも出来て、こんなによい仕事があるんだ!

ゲレンデをキッカケに「カップルになれました」というカップルが翌年ゲレンデに来てくれたり。

放送を志す人が職業体験&実践を積むのに最適だった。

南部さんがラジオの仕事をするに至った直接の要因。

 

スノボが流行る前。

スノボが入ってきて音楽もEDMなどに変わっていった。

 

宇垣さん:宇多丸さんしまおさんはリクエストしたことある?

 

しまおさん:中学生くらいだったからゲレンデにイクことはあってもリクエストはしなかった。

でも雪山にこんなアゲアゲの曲が流れているのかと驚いた。

ディスコみたいだった。

 

宇多丸さん:ライムスターなどもやっている時代。

「どうせラップなんてかけてくれないだろう」と思いつつありそうな曲としてEarth(Wind and Fire?) をリクエストしたら流れてウキャウキャしたり

 

南部さんが持っていた番組名は「スノーエクスプレス」。

番組名は自分で自由にきめることが出来る。

 

しまおさん:私だったら「ゲレンデわっしょい」だな

 

宇多丸さん:「わっしょい」以外思い付かねぇのか!笑

 

ここから南部さんのリアルゲレンデDJぶりを堪能。

ユーミンの曲でかけなかった曲は無かったと言うくらいかけた。

告白系の投稿に対しては「ブリブリ」していたという南部さん。

「二人で歩んでいって下さいね」みたいな。

 

吉田美和さんの声がゲレンデと雪に物凄く合う、と曲を流しながら思い出した南部さん。

南部さんの一世代前に大学放送研からラジオDJをしていたというリスナーさんから投稿が。

 

良く流して記憶に残っている曲として“Danger Zone”が流れる。

“TOPGUN”のテーマソング。

 

宇多丸さん:ゲレンデは(周りに色んな物が見えてしまう海と違い)DangerZoneの曲の世界観と合っているのかも。

 

ゲレンデ「ザウス」のCMタイアップ曲として多数のリクエストを貰っていたがCDがリリースされておらずかけられなかった曲を28年越しでやっとアトロクでかけられると南部さん。

山下達郎さん『湾岸スキーヤー』(少年隊ver.)

 

あっという間に時間が来てしまったと機会を提供してくれた宇多丸さん、しまおさん、宇垣さんにお礼を述べる南部さん。

 

しまおさん:ゲレンデでアトロクイベントをやろうよ

 

宇多丸さんも楽しかったので毎年恒例イベントにしましょうと提案。

一曲かかる毎に拍手しちゃってた

 

来週は漫画家さんいらっしゃい

13歳でちばてつや賞を取るも翌年精神病院へ……30歳でカムバックした漫画家道草晴子さんをお招き。

前番組でも作品を取り扱ったことはあるが、お招きするのは初めて!

・2/8(月)アトロク 746回

■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 最新カルチャートピックス

クマス、土日は来週のハーフマラソンの仕込み。

400名以上に上るランナーのプチ情報を仕入れたり。

ダークホースが良い位置につけて来たときのために多くのランナーの情報をストックする必要あり。

 

一方の宇多丸さんは「惰眠しか貪ってない」と自信を持って言えるほどの惰眠ぶり!笑

 

宇多丸さん:アフター

クマス:シックス

宇多丸さん・クマス:ジャンクション!

 

宇多丸さんが惰眠を貪ったのは金曜日に評した『花束みたいな恋をした』がかなり食らったから。

 

収まりきらなかった花束トークについては今週金曜日の別冊アトロクを参照のこと。

 

流行のclubhouseよりも少年隊の楽曲に夢中というクマス。

ストーンズ、キンプリの楽曲を紐解いていくと少年隊のイズムがあると感じられる。

 

RN:ゆうたろうさん

先日の放送を聴いて「少年隊懐かしいな〜」と思っていたら衝撃。

YouTubeで追い始めて今や少年隊を聴かなければ寝られない体に……

 

宇多丸さん:当時は「アイドル」として括られてパフォーマンスや楽曲の出来などについては言及されないことが多かった。

 

カルチャーメール(訃報)

さこたさん

クリストファー・プラマー氏死去。

『サウンド・オブ・ミュージック』のトラップ大佐で知られる。

直近では『ナイブズ・アウト』にも出演。史上最高齢で助演男優賞受賞。

 

宇多丸さん:最近益々存在感を示してきた俳優なだけに残念。

先週高橋さん紹介の『あの夜、マイアミで』を観た。

また、惰眠Day特有?の「番組に何にも関係ない作品」を観た。

先々週は『ノーカントリー』。

先週は『ヴィスコンティ』。

 

U-NEXTの熱のある映画紹介に惹かれてみた。

「オカッパの恐怖」と誤読して久しぶりに鑑賞。

ジョシュ・ブローリンが情けない奴に見えたが、今見ると凄い切れ者。

 

新コーナー「イキり言動」にメール殺到!

紹介しきれないくらい沢山良いメールが来ている。

言葉足らずの紹介だったのではないかと懸念もあったが、リスナーのリテラシーが高く良い投稿が揃っている。

 

ミャンマーの格闘技「ラウェイ」に関する映画について。

先日の「卓球ストーカー」のように人をのめり込ませる何かがある格闘技とのこと。

 

3/26公開。

【映画】“ラウェイドキュメンタリー”が全国順次公開決定、ザ・グレート・サスケも絶賛=3.26より - eFight【イーファイト】格闘技情報を毎日配信!

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ 西川美和(映画監督)

『すばらしき世界』の紹介。

TBSラジオ内での稼働が多過ぎて同じ質問をしないように質問するのが難しい!やりづらい!

 

初めましての挨拶からスタート。

 

宇多丸さん:西川さんTBSラジオ稼働しすぎですよ!

 

1974年広島出身。映画監督のみならず小説家としての才能も。

 

映画の紹介

1990年公開さ宇崎竜童さんの小説がベース。

長らく手に入らなかったがKindleで読めるようになった。

殺人を犯し13年の刑期を終えた男、刑期を終えて出てきた彼のドキュメンタリーを撮ろうとするテレビクルーのストーリー。

原作ありの作品としては初。

 

実際に会った事件がベース。

素晴らしい作品だが絶版で誰も読んでいない。

そんな作品を再び世に出せるということをモチベーションに作品に向き合った。

天涯孤独の元殺人犯ミカミ。

身元引受人の奥様がご存命で西川監督は何とか会うことが出来た。

本を渡して「読んでおくわ」と奥様は言ったが、直後に亡くなってしまった。

ギリギリのところで映画に出来た。

 

宇多丸さん:次代を置き換えるところに苦労したとのことだが、原作も読むと前半は特に原作のセリフを踏襲しているところが目立った。

逆にそのままには描けなかったところは?

 

西川さん:原作には出所後身寄りのないミカミが極道の下を訪ねるシーンがある。

今は極道の方方が町から追いやられて久しく、時代にそぐわないと感じて描写を改めた。

 

主演役所広司さんのこどまでが作為なのか掴めない絶妙な演技に映画を観た宇多丸さんも映画を撮る西川監督もやられてしまった様子。

 

2/11から全国ロードショー!

書籍執筆も。

撮影に至るまでの過程を描いたエッセイ「スクリーンが待っている」

 

<滅茶苦茶観てみたい!>

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ 寺嶋由芙

 

 

■19:40~19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」枠→ イキり・ゲンドウ

合っているのか合っていないのなよく分からないBG笑

気が大きくなったとき人はイキッた、粋がった行動を取りがち。

人間小さく纏まった守りの人生より恥をかいてでもデッカくイキ切る方が良いという、○○イキりを生暖かく見守っていく人間讃歌のコーナー。

先週の段階ではコーナーコンセプトが「イキッたエピを集める」という以外定まっていなかった。

大丈夫かと思っていたが質の高いメールが多く届いた。

 

宇多丸さん:まずは教科書通りのイキり、イキり界のメインストリーム「改造イキり」のエピソード

働く方のももさん

中1の夏の一瞬いきっていた。

学生たちの間で「カマキリ」というチャリが流行っていた。

チョッパーハンドルが特徴。

これを手に入れたとき中学生は「ハンドルが目立った方が格好良い」と思い、改造。

鉄パイプを曲げて作った巨大ハンドルをたたえたその自転車を「キングバッファローと呼ぼう!」と心に決め、車体に「KING B」と書き込む。

「5組にとんでもないカマキリに乗っている奴がいる」と畏怖と共に語られるようになったが、真っ直ぐ走ることすらままならなくなった自転車。

殆どバンザイ常態で自転車に乗っている姿はイージーライダーどころか捕まったチンパンジーのようだと気付き、改造を解いたのだった……

 

クマス:1発目のイキりとして文句なし

 

宇多丸さん:イージーライダーは寄り掛かることの出来る背もたれあってのこと。

また、アメリカの真っ直ぐの道を走るのに適したスタイル。

 

クマス:改造イキりはちょっと分かる。

ミニ四駆やベイブレードが流行った世代。

ベイブレードの金属部<注:ウェイトディスク>を無理やり2枚入れたり

 

宇多丸さん:鞄の改造ってしました?

ウチは鞄が校則で決まっていて、「如何に鞄をぺたんこに薄く加工できるか」というのを誰しもがやっていた。

 

クマス:サブバッグを加工してリュックにするくらいですかね

 

宇多丸さん:鞄を加工するのは校則違反。

熱いお風呂に入れて鞄を柔らかくして加工するのが普通だったが、それでは元に戻らない。

俺らはバネとピンを外せば「ボン!」と膨らむように加工した。

校門付近で抜き打ち持ち物チェックをしているのを見たときにそのピンを外して無加工を装っていた。

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンドザカルチャー」→ 西寺郷太の邦楽スーパースター列伝・番外編 ~今聞いてほしい少年隊の名曲トップ5~」

少年隊の楽曲を下の世代のジャニーズグループが歌っていたりする。

曲を聴いて改めて「これ少年隊の曲だったんだ」と知る現行グループファンも。

G-SHOCK関連のニュース

そう言えば2/1に知って話題にしようと思って忘れていたんだけど、G-SHOCKの意匠権侵害で中国企業四社に対して賠償命令が出ていた。

 

www.afpbb.com

 

僕は小さい頃G-SHOCKの存在を知らず、チャレンジの赤ペン先生にテストを提出するともらえる金のシールを数百枚枚集めてデジタルウォッチを入手したのだけど、今考えてみるとあの時計のデザインは完全にG-SHOCKの血脈だったなぁ。。。

実家にまだ残っているか知らん。

 

G-SHOCKは昔から人気が高く、パクリ商品対策としてA-SHOCKからZ-SHOCKまでの全てのアルファベットで商標登録をしているというのは有名な話。

ja.wikipedia.org

 

僕がG-SHOCKという存在を知ったのは『サイボーグクロちゃん』の作品内で海の男エイハブが着用しているのを見たのが初めてだったなぁ。

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新装版 サイボーグクロちゃん1巻より、以下同

 

G-SHOCKを克明に描写されるようなこともなく、「これがG-SHOCKか!」と僕が認識するのはもう少し先になるのだけれど。

 

それにしてもこの作品、当時の僕はボンボンを読んでいなくて同誌で連載されていた作品としては『メダロット』と『クロちゃん』だけ読んでいたのでリテラシーが足りていなくて全然わかっていなかったんだけど、かなりオマージュに富んだ作品だったんだなと後から驚く。

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第3話の「剛くん再び‥‥」はZZ最終話の「戦士、再び……」のオマージュなんだろうなとか(「、」が無い、3点リーダではなく2点リーダだという違いがあるが)、第6話「南海の荒海バトル!」は北海道が舞台の本作で敢えて「南海」と付けているあたり「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」がオマージュ元なんだろうなとか、第8話「恐怖!機動ビッグ・サム」とかもうモロじゃん!とか。

 

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タイトルだけじゃなくこの美脚を携えたシルエットはもう正に……



多くのものに触れ、知識を増やすことはこの世を見る目の解像度を増やすこと。

小学生の頃知らなかったG-SHOCKが何なのか、そしてポップカルチャーに触れて育ったことでクロちゃんの各話サブタイトルの元ネタに気づけるようになったり。

 

色々吸収することって大事なんだなぁと思った次第なわけであります。

 

『1950s-70s ANTIQUE JAPAN WATCH 【アンティーク国産時計】』 買いました

先日とある書籍が届いた。

 

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そのものズバリな商品名。

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出版元はC's-Factory。

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個人所蔵の国産アンティークウォッチ約250本を収録したクラウドファンディング発の本で、SNSで見かけて支援をしたもの。

watchmakers.en-jine.com

 

クラウドファンディングは日本に入ってきた初期段階から注目していたけど、もしかすると実際に支援するのは初めてかも知れない。

 

黒を基調としたデザインは非常に見栄えが良い。
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パラパラ捲ってみただけでもアンティークウォッチ蒐集にかける熱の高さを感じられると共に、「アンティークウォッチ蒐集」という落ちてはいけない沼の淵に立った心持ちがした。

 

SEIKO、CITIZEN、ORIENTの他に日本にはHAMILTONから技術提供を受けたTAKANOというブランドが存在したこと、また、カメラメーカーというイメージだったRICOHが腕時計を作っていたということも本書を手にして初めて知った情報だった。

 

僕が初めて手にしたコンデジがRICOHのCX-2という機種だったため、RICOHというブランドには強い思い入れがあるのだ。

 

見てみるとRICOHの腕時計は鉄腕アトムデザインのものが真っ先に掲載されていて、当時アトムがアメリカ国民にとってのミッキーマウスのように国民を代表するキャラクターだったことが伺える。

 

文字盤にミッキーマウスをあしらった時計をしているキャラクターで最も有名なのはダン・ブラウン著『天使と悪魔』『ダ・ヴィンチ・コード』の主役ラングドン教授だろう。

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

 

もしもRICOHのアトムウォッチシリーズが今も続いていたら、日本を代表する探偵キャラがアトムウォッチをつけていたかも知れない。

Yahoo!オークションでもRICOHのアトムウォッチの出品を確認することができる。

興味がある人は検索してみると良いだろう。

 

調べていた驚いたのはRICOH傘下のリコーエレメックスという会社が時計の製造を続けていること。

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公式サイトより。 http://www.ricohelemex.co.jp/products/watch/


しかもページ右下には先ほど触れた「タカノ」の文字が!

気になって確認してみたところ悲しいお知らせが……

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販売が終了していた。

 

企業情報によると名古屋に本拠地を置いていた高野精密工業株式会社が1957年3月に腕時計を発売、同年7月にHAMILTONと技術提携。しかし1959年に伊勢湾台風で本社が壊滅的被害を受け、1962年にRICOH傘下となったようだ。

 

こちらによると1960年には世界一の薄さの手巻き式腕時計を発表して話題となったらしい。

curious-curio.jp

 

リコーエレメックスが今製造しているモデルは機械式ではないらしい。

デザインも非常に何というか……僕個人の感想を言えば残念な感じ……

www.timerex.com

公式サイトで確認できるモデルは三種類、最も価格の安いもので27,500円税込。

時計売り場で他に選択肢がある中でこれを選ぶ人っているのだろうか……

 

傘下企業ではあるが、大好きなRICOHというブランドがこのデザインの時計を出しているということは大分いただけない。

もっと洒脱なデザインの時計じゃないと売り場で勝ち残れないのではないかと要らぬ心配をしてしまう。

 

とまあ脱線はこのくらいにして、書籍は個人所蔵のコレクションを公開するという性格から、一人称視点で腕時計を語っているのが非常に好印象。

 

国産時計の王者たるSEIKOの中でも特にGRAND SEIKOの堂々たる風格を備えた品の数々、CITIZENに「Cちゃん」なるまっっったく可愛くないキャラクターがいたこと、三番手として変化球的な商品を投入し続ける様に思わず笑みが溢れるORIENTなど、各ブランドの性格も垣間見える気がして非常に読み応えのある一冊。

物価が違うとは言えGRAND SEIKOに25,000円の値札がついているのをみると流石にぶったまげる。

今はまだパラパラと捲っただけなので、今度腰を据えてじっくり読みたいところ。

 

Amazonでは現在品切れの模様。興味がある人は在庫復活(するのか?)のタイミングを狙ってみては?

というかクラファンなのにAmazonでも売ってるの?

 

1950s-70s ANTUQUE JAPAN WATCH【アンティーク国産時計】 (CARTOPMOOK) | 杜岐, LowBEAT編集部 |本 | 通販 | Amazon

 

 

2/5(金)アトロク 745回

■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 最新カルチャートピックス

『花束みたいな恋をした』トーク。

ムービーウォッチメンのノートが7ページだと無理なくコーナーの時間内に収まると以前も言っていた宇多丸さん。

今回は纏まらず……

 

宇多丸さんに刺さりまくったようでいつにも増して自分事として話すことになってしまいそう。

 

15時くらいからノートを書き始めた宇多丸さん。

サントラを聴きながら書いてみようとしたところ、日常シーンのBGMを聴いただけで泣いてしまった。

 

「逃げ場がない」のが本作の凄さ。

「逃げ場がない」映画作品として例示したのが『リング』。テレビという日常に密接しすぎた物が恐怖の対象だから「逃げ場がない」というのが宇多丸さんの理論。

 

タカキは倦怠期の予感と倦怠期のイート描写がハマッた模様。

 

どんな言い合いでも相手への思いやりがゼロでは無い二人。

だからこそ行くところまで行ってしまった、ズレをも温存したまま行ってしまった。

 

二人が知り合う序盤のシーンにとある有名人が本人役で登場。このチョイスが絶妙。

トレードマークのある人だから知ってる人が見れば一発で分かる。

「好き嫌いは別にしてあの人のことは知っています」というセリフに現れる人柄。

 

コリドー街で登場するキャラのリアリティ。

「何ーラ飲みますか?」っていう台詞聞いたことあある。

 

『佐々木、イン、マイマイン』絡みのキャスティングも良かったと宇多丸さん。

とあるキャラが気になっているというキャラは『佐々木〜』のとあるキャラではないかと妄想。

シェアードユニバース?

「ユニバース!」と叫ぶ宇多丸さん。

 

中身ではなくガワの話で言うとパンフが良いとのこと。

読み物としても非常に良い模様。

 

<二人でキャッキャ盛り上がっているので、今まで興味のなかった作品だったけど滅茶苦茶興味が湧いてきてしまった>

 

■18:30~18:50頃
「ムービーウォッチメン」→ 「花束みたいな恋をした」評

https://nhsw9.app.goo.gl/wsb4 

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ 崎山蒼志

 

 

■19:40~19:50頃
「新概念提唱型投稿コーナー」→ 抽象概念警察

ふんどしゆでたろうさん

「生活感」

散らかった部屋を「生活感のある部屋」というが、泥棒が入ったかのような散らかり具合の部屋やゴミ屋敷のような部屋は「生活感のある部屋」という形容はしない。

「程よく散らかっている部屋」を「生活感のある部屋」と言うのだろうが、その「程よく」とはどれくらい?

「生活していればこのくらいの散らかり具合は仕方ない」という水準は人それぞれでは?

 

宇多丸さん:散らかりすぎた部屋は「生活感」というには憚られる。

「生活」とは暮らしていてゴミが出てゴミ出しをして……というサイクル。

ゴミ屋敷はそのサイクルが止まっている、外れている。

「生活感」とは「一般社会生活感」なのでは?

世間一般の生活から外れてしまったら「生活感」とは言わない。

また、「生活感」を規定するのは「有機物周り」。

衣食住の衣食周りのサイクルを感じさせるもの。

衣も垢や汗という有機物がつく。

キッチン周りには飯のスタンバイが目につくところに一杯あるとか、トイレットペーパーを食の一部とするのならそれが見える所にある、「人間が生き物である」というサイクルを感じさせるものがあればそれは「生活感」。

一方フィギュア、エアガン、ポスターのような無機物は生きる上で不要不急なもの。

『花束』は生活の中に一輪挿しが映し出される。

あれも生き物ではないけど有機物=生活感。

猫が映っていたけどアレも生活感。ただ猫の糞が転がっていたりしたら一般的なライフサイクルからは外れてしまうので生活感と言う話ではなくなる。

奇麗汚いの話ではないのかも。

山本さんは生活感はおありなほうですか?……?

 

タカキ:生活感無い方です

 

宇多丸さん:そうなんだ。山本さんの部屋はどんな感じなの?そう言えば部屋の話ってしたことない。

 

タカキ:どうとは?

 

宇多丸さん:部屋のノリというか

 

タカキ:四角です

 

宇多丸さん:し……君ね、き、あなたね、その

 

タカキ:いやじっくり聞いて頂きたいから(小出しに)

 

宇多丸さん:あなたそれ口答えの部類ですよ

 

タカキ:デカ長、失礼しました!

有機物はほぼほぼ仕舞いたい。

 

宇多丸さん:食べ物の匂いもしてほしくない

 

タカキ:食べ物もジップロックに入れたり。

テレビやイヤフォンなど常に使う無機物だけがある

 

宇多丸さん:フィギュアやポスターなんかもないの?

 

タカキ:一切ないです!

自分の趣味嗜好は分かっているが、それを常に目に触れるところに置いてしまうとつかれてしまう。

 

宇多丸さん:それを言うとエアリズムでウロついているのも頷ける

 

タカキ:そうです!黒、エアリズムという機能、悩まない。何も悩まずに手に取りたい。だから基本無表情です。

 

宇多丸さん:無表情な部屋www

無表情な部屋というのもサイコみある

 

タカキ:36歳にしてペットに興味が……

 

 

 

■20:00~20:50頃
「ビヨンドザカルチャー」→ アトロク・フューチャー&パスト by 三宅隆太

三宅さんが関わっているオーディオムービー『夜のミステリー』がジャパンポッドキャストアワード2020大賞、ベストエンタメ部門にノミネート!

スクリプトドクターとして参加している映画『浅田家』も日本アカデミー賞最優秀作品賞。

 

『花束』をまだ見られていないという三宅さん。

clubhouseでもかなり話題になっている模様。

 

月曜日:クマス

吉田豪さんのclubhouseに関するお話。

20時台……卓球ほど素敵なスポーツはない

「卓球ストーカー」岩城選手はじめクセのあるエピソード盛り沢山。

お勧めグラドル:工藤美桜さん

キラメイジャーのピンク役

 

三宅さん:オープニングトークでライムスター本のスタンプ会について言及。

宇多丸さん自身がファンと会うのが一年振りと聞き、この生活が一年続いているのかと気付いた。

 

宇多丸さん:リスナー、ライムスターファンに感極まる人もいてくれた。

 

三宅さん:もう一つ印象に残ったのは『地獄楽』。熊崎さんが凄く手短に、素晴らしく分かりやすい説明をしていて凄いと思った。

実況経験の賜物?

固有名詞の量の取捨選択が的確。

ちゃんと説明したくなると固有名詞がたくさん入りがちだが、どこまで入れるかの判断が的確だった。

今週はオープニングトークが宇多丸さんとパートナー陣の呼吸が良くかみ合っていて、パートナー陣の特徴もよく出ていた。

 

新コーナーについて

「イキり言動」笑

初回なので「こういう内容を送って下さい」という紹介。物凄くおかしい笑

 

宇多丸さん:「イキり言動」じゃなく「これが私のイキる道」というアイディアもあった。

が、イキり言動というコーナー名は気に入っている。

イキり、マウントキャラのゲンドウがよく合っている。

 

ミッシェルガンエレファントカシマシ男さん

20時台の特集コーナーについて。

中高卓球部。「そもそも卓球はとても暗い」に首肯するばかり。

どれくらい暗いかというと、相手の心を乱したり相手の裏をかくことを教えられるスポーツ。

「下回転!」と言いながら横回転のサーブを打つという必殺技を開発笑

マッチョで足も早い学内一のフィジカルの同級生も入部したが試合で勝てず、「卓球はスポーツじゃない、ポーカーなどのだまし合いに近い」「俺の体をこんな陰湿なことに使いたくない」と言って退部。

卓球ストーカー岩城さんの「一日10時間練習、奈良県ベスト8」という戦績は卓球経験者からすると卓球の才能、ないです。

自分もうっかり五輪強化選手を倒せるくらい。

しかしここまで卓球を愛する姿は美しい。

かつてのチームメイトに「俺達素敵なスポーツをやっていたのかも」と記事を拡散してしまった。

掛け声の話が面白かった。

(素材音声の雄叫びが連続で流れ、笑い声を溢す三人)

「よー」「しゃー」がフランス経由で「レイ」という語尾を携えて帰ってきた。

カットマンの話など面白いエピソード盛り沢山。

 

火曜日:宇垣さん

節分!まめぐさんニューアルバム。まめぐさんはいつだって尊い……!

20時台……スタントウーマン

大島さんの話を聞いて観返したくなった作品沢山。シャーリーズ・セロン姉貴!

 

三宅さん:火曜日のOP

ミュージカル『パレード』。

クマスの端的な説明とはまた違う、「伝えたい」という思いの迸る紹介に感動した。

 

宇多丸さん:宇垣さんの文章や言葉は赤い血が流れてる。そしてその赤い血は熱気を帯びている。

 

三宅さん:生放送の醍醐味を聴けた。素敵な時間。

新コーナー「My sweet Home」

 

赤紐薬局さん

古川さんのHome話、最高!

ただ、褒められたのに次の仕事が来ないというオチも含めて話が出来すぎている。ハードルが上がってしまっている。

 

宇多丸さん:zoomでも「素晴らしい!」とHomeを送っていた。

後この手のエピソードを臆面もなく出してくるところが凄い。

 

タカキ:PCを見られても恥ずかしくないようにファイル名を「Home」にして保存しているのが面白い。

 

宇多丸さん:ただこの概念自体は誰もが持っているはず。三宅さんもあるでしょ?

 

三宅さん:フォルダは作ってないけど、心の中には笑

 

宇多丸さん:おかわり欲しくて返信メールを送っているのも良かった

 

ポイズミトリカブ子さん

現役スタントウーマン大島さんが選ぶ凄い女性アクション。

スタント玄人の大島さんが選ぶアクションの凄い女優として挙がったシャーリーズ・セロンの姉御伝説。

知られざるスタントウーメンの活躍する映画作品。

女性らしい煌びやかな服装の女性のスタントを務めるときは防具も着けられず、求められる画のためなら怪我をも厭わず挑む姿勢に、スタントシーンへの感謝が増した。

大島さんの「本当に打撃を当てているスタントシーンは問答無用で最高」というピュアさにキュン。

 

三宅さん:滅茶苦茶面白い。誰もが知るハリウッド大作に関わる人の話を聴けるのはなかなかない。

オーディオコメンタリーでも監督や主演級の声しか聴けない。

カザフスタンロケの話も興味深い。

「あれもできないこれもできない」

 

宇多丸さん:解決策が「我慢」でしたもんね。

 

三宅さん:007、ワイスピの新作にも関わっていると言うことでその時もお呼びしたい

 

宇多丸さん:エキストラの話も面白い。群衆が逃げ惑うシーンも技術が必要。

 

タカキさん:群衆の最前列にいるのはほとんどがスタント。

出演陣の安全確保的観点から。

 

宇多丸さん:日本にはスタント人材は。豊富と言う話も良かった

 

水曜日:日比さん

18時台『旅を栖とす』

工藤さんの視点で旅欲を満たしてくれる一冊。旅先の環境音録音もやってみたい。

 

20時台

文化系世界最強のパイセン『バラクオバマ特集』

オバマの政治的言動の裏に音楽があった、ということが分かる。

 

三宅さん:OPトークについて

宇多丸さんの3つ下だが、50歳を目前に自分も仲間の訃報に触れる機会が増えた。それもあって心の中で聴いた時間だった。

OPトーク時間が以前よりも長くなってきた。

最近この時間が情報提供だけでなく「感じ入る」時間になってきている。

その感情は笑いの時もあれば悲しみである時もあるし怒りであったりと様々。

情報も大切だが、「情緒」の時間になっている。とても大切な時間。

こんな時間がもっとあっても良いのでは無いかと思うくらい。

カルチャートーク 高橋さん。

ドラマー、作詞家作家さん。色々な国に旅行に行く方。

お話の仕方、言葉、リズム、呼吸、イントネーションの柔らかさが素敵。

映像を残す人は沢山いるが、モロッコの話で「音を撮る」というのが面白い。

凄く素敵。プレイバック。

 

高橋さんの紹介で様々な国の音を紹介する特集が欲しい。

 

宇多丸さん:サウンドスケープ特集全然いけますよね

 

RN:センタッキーアライド布巾さん

オバマさんの歩みは音楽と共にあったのだなと気付いた。

アポロシアター、スイートホームシカゴでの歌声も聴いてみたが素晴らしい。

音楽のみならず他の文化にもこれだけ精通しているので、他のカルチャーでも出演チャンスあるかも??!!

 

三宅さん:映画本音楽ノリスとを公開しているが、「アトロクの人」といえるほどアトロクとの親和性が非常に高い人。

オバマさんと言えばあの言葉、「change」から紐解いていくくだり。

Changes gonna comeという歌が勝利演説に引用されている。

 

宇多丸さん:Dirt of your shoulderという肩の埃を払うジェスチャーの引用、格好良すぎる。バトルMC的にヤバイ。

 

三宅さん:スピーチ文化の豊かさ、日米のスピーチ文化の差を見せつけられた

 

宇多丸さん:言葉に対する意識の差が(日本は)ヒドすぎる。元々ヒドいけどアウトプットするときに更に差が出てる。

間違えないように読むとか何それって言う。小学生の発表か?

「自分の言葉で話してる」風の人が珍しいからかつて小泉純一郎さんが目立ったのかな。

 

スピーチ巧者は左右への目線の動かし方やジェスチャーは完全に努力の賜物。テクニックに裏打ちされた物。

 

三宅さん:オバマさんに音楽面でアトロクに出て欲しいという話題はあるが、(紹介されるカルチャーを見るに)だいぶアトロクを聴いている節があるので、個人的にはフューチャー&パストに出て欲しい。

 

タカキ:それは新しい!

 

三宅さん:「来週は元大統領の選挙〜」と紹介できたら良い。

また、EDトークはOPと対になっていて良かった。

宇多丸さんと日比さんの信頼関係が見て取れた。

 

木曜日:宇内さん

18時台……紙媒体とwebメディアの違い

19時台……青春ががこじ開けられる

20時台……スチームパンクについて

 

クロノ・トリガー、レイトン教授とかイメージ的にスチームパンクっぽいと思っていたけど、当たっていた。

 

宇多丸さん:青春がこじ開けられると二回言った。大事なことなので二回言った的な。

 

三宅さん:宇内さんとのオープニングトークが素敵というのは以前から言っていたが、今回の新聞取材を題材にしたトークは良かった。

自分が受験生の時に知りたかった。

自分が○○が出来ない子だという認識は刷り込まれたことだという考え。

「これが達成出来ないと人生失敗」と思ってしまってはつまらないし不幸。

得意なことを伸ばしたりしていけば気付いたらいるべき所にいる。

勇気づけられる人が沢山いたのでは?

 

タカキ:社会人でも助けられた人がいたはず。

 

三宅さん:自分の教えているのは高校生では無く大学生だが、是非読んで聴くようにと勧めた。

『電ファミニ湖ゲーマファミニコゲーマー』のタイタイさん。

電子媒体はPV数重視。これを経済合理性と言っていた。

一見すると雑誌の記事を書くライターのメソッドのように聞こえるが、これは今のwebのスピード感にとって普遍的な話題だと思っていた。

 

宇多丸さん:耳目を集める記事を書くための三要素として「見出し、冒頭、最後」という「掴み、読み続けて貰う、拡散」の機能についてロジカルに語られていた。

アレは実は番組若手Dに編集長的に意見するときに気にしていることを言語化してくれた。

ディレクター全員この特集をたたき込んで!

 

三宅さん:中身が面白いのが出来上がっていれば、尚のこと「面白そうに見せる」ことが重要だという話。

表向き良いように観せるだけではない

 

宇多丸さん:また宇垣さんの話になるけど、伝えたいという気持ちを持っている人が強いと言うのが良かった。

三宅さんの意見が全部繋がっているのが素晴らしい。

 

三宅さん:本当に繋がっているからなんですけどね

 

宇多丸さん:Home!

 

三宅さん:じゃあこれフォルダに入れときます笑

そしてスチームパンク特集

 

ふんどしゆでたろうさん

スチームパンクとは何か特集がとても良かった。

フワッとしか理解していなかったが、その源流と現在を知ることが出来た。

宇内さんが冒頭を読んだ小節を読んで見ようと思うと共にFF6をプレーし直そうと思った。

 

三宅さん:物凄く良かった。気合い入れて聴いた。

「ホームズと切り裂きジャックの世界に蒸気で動く機械が入ってきて……」という定義が良かった。

『地底王国』と言う70年代の映画を思い出した。原作者が『ターザン』と同じ。

地下世界に冒険に行く話。「鉄土竜」というドリルのついた機械で地下へ潜っていく。

この発射装置が木材で出来ている。機械の内部構造にも気が使われていたり、スチームパンク的だと思っていたけどやっぱり。

これは保存版の特集。

 

 

■21:00配信
「Spotify podcast限定・別冊アフター6ジャンクション」→ 話題の音声SNS、clubhouseと音声コンテンツの未来を語る(コンバットREC、しまおまほ、宇多丸、橋本吉史)

2/4(木)アトロク 744回

■18:00~18:30頃
「オープニング」→最新カルチャートピックス

春一番が吹いたというニュースに関して。

 

宇多丸さん:3月はクソ寒い日もあるのではまだ冬じゃないですか

 

宇内さん:春夏秋冬を3カ月毎に割ったらどうなりますか?

 

宇多丸さん:4等分じゃないでしょ。秋なんてあっという間だし。

春と夏の間に「梅雨」って入れろよ!

4,5月→春

6月→梅雨

7,8,9月→夏

10,11月→秋

12,1,2,3月→冬?

 

宇内さん:冬長!

 

宇多丸さん:3月くらいはそんなに寒くない日もあるからな……

夏が“烈”になったように冬の呼び名もかえるべき?

 

宇多丸さん:本当にやくたいもない話をしてしまいました。アフター

宇内さん:シックス

宇多丸さん・宇内さん:ジャンクション!

 

三毛猫電力さん

澤田記者が森喜朗の「女性のいる会議〜」の謝罪会見での食い下がりについて。

怯まず食い下がる姿勢に涙。

 

宇多丸さん:この会見を見るだけでも森さんが悪いと思ってないのが伺える。

これぞジャーナリストの仕事。

オリンピックやりたい側の人からしてもマイナスの発言。

なのに彼が組織のトップ故に辞めさせられる人がいないという地獄。

管総理

 

タイラーさん

うなぽんのインスタでも報告されていたが、宇内さんがフリーペーパー「横須賀読売」で特集されていた。

誕生日に入手できて嬉しい。

 

宇内さん:メディアの取材を受けたのは10回ほど。自分がフランクにラフに口語で話したことが、何故文章にするとこんなに知的にお淑やかな印象になるのだろう。

 

宇多丸さん:インタビューは文字起こしをする人間の句読点の打ち方、てにをはの使い方で全く印象が変わる。

このフリーペーパーは非常にコンパクトに上手く纏まっていた

 

宇内さん:え、宇多丸さん読んでくれたんですか?!

 

小山内さんがゲットしてくれて渡してくれたという宇多丸さん。

流石小山内さん!

宇内さんも宇多丸さんの新聞記事を読んだという。

受験に非常に役立つ記事だったと太鼓判。

 

宇多丸さん:本当に大事なのは何処に行って誰について何を学ぶか。

それが無かった自分はひとまず行かれる範囲で一番威張れるところ、ということで早稲田に進学した。

 

宇内さん:余り出来ると思われていなくて国語全国二位になったことで驚かれたのでは?

 

宇多丸さん:自分の勇気にはなった。

「出来ない方の佐々木」というレッテル。

出来る方の佐々木さんとは制服を作るときに会い、「同じ佐々木だね」と話していたが、当時から彼は自分を避けていたような……

苦手意識やレッテルに負けないで。

目が悪く球技が苦手だった宇多丸さん。自分は運動神経がないと思っていたが、体力はあるしリズム感はある。

一つの物差しで「運動能力」を測って苦手意識を抱いてしまうことへの警鐘。

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ TAITAI(電ファミニコゲーマー編集長)

ファミ通とニコニコ動画のウェブメディア。

日本のウェブメディア黎明期からシーンの最前線にいる方。

ゲーマーはインターネットへの感度も高く、ゲームとウェブメディアの相性は良かった。

 

紙の雑誌とウェブメディアの相違点について

紙の雑誌=ワンパッケージ

以前ジャンプが発行部数600万部という時代があったが、紙の媒体は印刷された数だけ人の目に触れるチャンスがある。

 

ウェブメディア=単発

一つの記事が単発のため、ワンパッケージので提供という格好にはなっていない。

一方、バズればゲームに興味のない人たちにも届くのがウェブメディアの特徴。

 

また、ウェブメディアでは文章としての出来不出来よりもPV数が価値判断の基準となりがち。

 

一筆入魂の記事がさほど読まれず、単にニャンコが可愛いという記事の方が多くの人に読まれるようなケースも多い。

 

紙媒体だとライターに毎週記事をアップするようお願いするのが常。

ウェブメディアは月一で力を込めて書いた記事をアップして貰う方が良いかも。

 

今はSNSを通じて拡散されるという仕組みが当たり前。

記事を読んで満足感を得たとき初めて人は誰かに拡散したいと思うもの。

拡散される記事は文章力も然る事ながら、対象への熱量こそ読者を動かす力になっていると思う。

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ 月の満ちかけ

 

 

■19:45-19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」枠 → Spotify presents ラジオ、できるかな?

「podcast元年」などと言っていたが、clubhouseが日本でローンチされたことで今年が「clubhouse元年」になるかも?

 

また、今までラジオやradikoに触れたことがない人も、音声のみのコンテンツに初めて触れる人、そしてclubhouseをキッカケにラジオを聴くようになる人も……?

 

橋Pがclubhouseで「19:45〜19:55にアトロクに参加できそうな人」という部屋を作り、番組関係者を集めてフリートーク。

参加者や具体的な話題については割愛。

 

なかなか普段は組めない座組なので、興味ある人は是非!

 

別冊アトロクではしまおさんを交えてclubhouseトーク。しまおさんの流行予想「フリートーク」が的中?!確かに!すご!

 

19時台ラストのメール読みに借りぐらしのナヲトッティこと僕のメールが読まれる。

こんばんは。
今Instagramを見ていたところ宇内さんの投稿が目に入り ました。
2020年の総ゲームプレイ時間1018時間て……


24時間で割ると42、 つまり年間365日の内42日間丸々ゲームしてるいるに等しいと 言うこと!


僕は宇多丸さんと同じく映画鑑賞が趣味なのですが、 映画一本3時間だとしても339本分の時間に相当することに……
映画館で観る作品の他にサブスクで観る作品を足しても到底339 本には及びません。


宇内さん、恐るべし!」

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンド・ザ・カルチャー」→ 「スチームパンク」とは何か? by大森望&添野知生

サイバーパンクってなんだ特集に続く特集。

スチームパンクと言う言葉はアトロクで知ったという宇内さん。

 

Googleで「スチームパンク」と検索すると出てくる画像はレトロな洋服、歯車、剥き出しのダクト、懐中時計、ゴーグル等が出て来る。

 

サイバーパンクは分かったが、スチームパンクとはどんなものなのか、前回に引き続き大森さん、添野さんに出演して頂くことに。

zoom画面に映る大森さんは首枕をしていて、それをスチームパンク的なガジェットかと深読みしたら単に首を痛められただけだという。

 

お二人はコンビでも無いのだがTBSではすっかりコンビ扱い。

「SFおじさん」というコンビとして売りだそうかと添野さんが言うと「華が……華が無い」とすかさず突っ込む宇多丸さん。

良い呼吸笑

 

サイバーパンクは『サイバーパンク2077』発売に合わせたタイミングだったが、今回のスチームパンク特集の背景は?

まさか番組スタッフ側からの「じゃあ次はスチームパンクでしょ」という安易な声かけはでないでしょうね、と宇多丸さんが笑い交じりに尋ねるとどうやらその通りだったらしい。

 

トムソーヤは寒ソーヤさん

FF7がスチームパンクの例に挙げられていたが、自分は6の方がイメージが近い。

ラピュタやナウシカ、『スチームボーイ』が想起されるが、詳しいところは知らないので特集が楽しみ。

 

宇多丸さん:そもそもスチームパンクとはSF小説の一ジャンル?

 

大森さん:宇内さんがさっきファンタジーじゃないのと言っていたように、ファンタジーだと思っている人もいる。

SFでもファンタジーでも何でもあり。

ただし、「サイバーパンク」という単語から派生したものなので出自としてはSF由来。

 

「切り裂きジャックとシャーロック・ホームズのロンドンで『ブレード・ランナー』をやる」、霧のロンドンのレトロなイメージに新しいSF的なテクノロジーを使って冒険したりミステリーをしたり。

蒸気機関、産業革命の時代。

当時、「ヴィクトリア朝ファンタジー」というヴィクトリア朝時代=1世紀後後半〜20世紀前半、日本で言うところの明治時代くらいを描いた小説というのが人気ジャンルとしてあった。

ただそのままヴィクトリア朝を描いてしまっては時代ものになってしまう。

そこで別の時代のものや魔法を混ぜたりした作品が生まれ、登場「ネオ・ヴィクトリアン・ファンタジー」と呼ばれていた。

 

電気ではなく蒸気機関文明が発展し、街中を自動車では無く蒸気機関車が走るような世界観の作品が生み出された。

 

「割と懐かしい感じの未来」。

かつて「レトロフューチャー」と呼ばれていたジャンル。

 

宇多丸さん:何となくイメージきでる?宇内さん?

 

宇内さん:スチームが大事ってことですよね?

 

宇多丸さん:ん?

 

添野さん:はい?

 

一同:ハハハ笑

 

添野さん:スチームを全部出すのは大変なのでスチームが出てこない作品も。

ファンタジー物にはスチームが合わなかったり。

故に「クロックパンク」という呼び名もある。

 

宇多丸さん:いつ頃誰が生み出したジャンルかというのはハッキリしているんですか?

 

A:起源はハッキリしていて、1979年にSF作家のK.W.ジーターがSF小説雑誌に手紙を書いて主張した。

この人はブレード・ランナーの、小説版の続編『ブレード・ランナー2』を書いた人。

原作者のディックと親しく、彼の推薦もあって続編執筆に。

 

それ以前からカリフォルニア州のオレンジ市で作家仲間二人と共にSFオタク談義。

その人達がヴィクトリア朝物にハマる。

そしてそう言ったものが流行っているらしいとSF情報誌で書評に載る。

「何が最初なんだろう」と紙上で書かれていたのに対し、「1979年に書いた俺の作品が最初だよ」と自己申告。

「俺たちの書いてる作品にイケてる名前をつけたら行けんじゃね?例えば「スチームパンク」とかさ」と寄稿、その後定着。

半分冗談で言っていたのだが……

 

オリジネーターであるスチームパンク三銃士を中心に盛り上がったところ、サイバーパンクの大家たるウィリアム・ギブスンとブルース・スターリングが共著で『ディファレンス・エンジン』というスチームパンクの代表作を発表する。

 

宇多丸さん:三銃士からしたら「止めてくれる?」って感じですよね

 

実際には『ディファレンス・エンジン』という余りにも傑作が世に出たことでムーブメントが一段落してしまった感も否めない。

初期スチームパンクは短いブーム。

1987年にネーミング、90年に『ディファレンス・エンジン』出版でムーブメント自体は収束の傾向。

狭義のサイバーパンクムーブメントも84〜87,88年と短かった。

 

『ディファレンス・エンジン』の冒頭部分を宇内さんが朗読。

https://nhsw9.app.goo.gl/mnZA 

 

勿体ぶった描写だが言ってることは大したことないと宇多丸さん。

しかし「ジャガード織機」などはヴィクトリア朝時代の象徴的なもの。

それと無人飛行機という当時には存在しなかったメカを同時に描写することで、スチームパンクという舞台装置の説明になっている。案外大事なヶ所。

 

スタイルに対して文体的な縛りも無い。

狭義のサイバーパンクは反体制的な精神性を持っていたが、スチームパンクはそう言ったものも無い。

 

カールマルクスや福沢諭吉も登場したり、歴史上の偉人を出して時代感を出しつつ歴史上にはなかった出来事を描く、当時書かれた創作物やキャラクター、シャーロックホームズなどを登場させたり、何でもあり。

オリジネーターたる三人は19世紀以前の小節の大ファンで文体を真似たりしていたが、最近のスチームパンク小説はそう言った要素もない。

 

宇多丸さん:それじゃあサイバーパンク警察的な存在はない?

 

A:無い。強いていえば蒸気の登場の有無、イギリスが出てくるか否かなどの意見のある人もいる。

ディーゼルパンク、クロックパンクのようなサブジャンルを主張する人もいる。

「1950年くらいまでは大体昔だよね」という大らかな精神性。

 

当初はオルタナ科学史的な要素がスチームパンクの要件だったが、今やそう言った縛りも無い。

 

スチームパンク小節のオススメ

大森さん:日本の『ディファレンス・エンジン』ともいえる元祖は『屍者の帝国』。

伊藤計劃さんと円城塔さんによる合作小説で、『ディファレンス・エンジン」の文庫版の解説も合作していた。

伊藤さんが絶筆した本作を円城さんが引き継いで完成。

フランケンシュタイン博士の物語が実話だったという前提で描かれる。

死者を労働力として使う術が世界に広まった世界観で、ホームズと出会う前のワトソンを描く。

 

『屍者の帝国』に影響を与えたのが『ドラキュラ紀元』シリーズ。

ドラキュラ伯爵が生存しヴィクトリア女王と結婚し、ヨーロッパに君臨するという長編シリーズ。

92年スタートで今は第六部。

翻訳は第三部『ドラキュラのチャチャチャ』まで、もう1960年代まで来ている。

 

まだ翻訳されていない第五部では日本が舞台。1889年の日本に妖怪タウンというエリアがあり、そこに妖怪が住んでいる。

 

宇多丸さん:僕にはスチームパンク感が全然無感じないんだけど……笑

 

大森さん:一番新しい物は1999年が舞台で、大怪獣プラザと言う怪獣の形をしたビルが登場。

怪獣を初めとした映画のキャラクターが登場。椿三十郎的なキャラなど。

好きな物を全部ごちゃ混ぜにしている。

 

添野さん:『ドラキュラ紀元』が出たなら僕としてはアラン・ムーア原作、ケヴィン・オニール作画の『リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン』を是非オススメしたい。

日本語で読める。『ウォッチメン』で知られるイギリスコミック作家アラン・ムーアのコミック。

 

全四作品20年かけて完結。日本では三作目まで読める。

19世紀末が舞台、『ドラキュラ』のヒロイン(主人公の恋人・妻のミナ)が主人公で、彼女を中心に当時の大英帝国防衛のための超人リーグを結成するストーリー。

『海底二万マイル』のネモ船長、『ジキル博士とハイド氏』のジキル博士、『透明人間』の透明人間が登場し、超人リーグを結成、悪の陰謀と戦う。

紆余曲折を経て4巻で現代にまで話が及ぶ。

イアンフレミングのジェームズ・ボンドやコナンドイルゆかりのキャラも登場。

一筋縄ではいかない冒険漫画。世紀末オールスターズ。張り巡らされた謎も面白い!

 

宇多丸さん:もう一冊おすすめをあげるとしたら

 

添野さん:短期間で終わったスチームパンクという話があったが、21世紀に入ってからファンタジー、ヤングアダルト小説などが多く出て再びムーブメント形成。

『バネ足ジャックと時空の罠』から始まるその名も「大英帝国上記奇譚」シリーズ。

ズバリ「蒸気」。手軽に読めるので是非。

 

〜後半〜

宇多丸さん:映画において「スチームパンク」を感じる作品は?

 

添野さん:スチームパンクは基本的に電気・ガソリンエンジンは出てきては行けない。

一方の映画は電球・小型モーター無くして開発されなかった。

しかし映画が発明された時代は実はヴィクトリア朝、オリジナルスチームパンク時代だった。

 

メビウス達が最初SF映画を作ろうと思った時、参考になるのはジュール・ヴェルヌなどの作品群。

『月世界旅行』はリアルタイムのスチームパンク作品だと捉えている。

 

宇多丸さん:ヴェルヌとかそのまんまでスチームパンクに思えますもんね、僕らの目から見ると。

 

添野さん:もうただのスチームパンクですよね。

 

大森さん:だいたい、「ヴェルヌみたいな作品を書きたい」と思った人がスチームパンクを描いていたので

 

添野さん:メビウスの影響を現代に絶妙なタッチで蘇らせたのが実写とアニメを混ぜた作品で独自の面白さを完成させたのがチェコスロバキアのカレル・ゼマン監督。

どれも面白いが1958年の『悪魔の発明』がおすすめ。

ヴェルヌ原作の映画化。足漕ぎ式の潜水艦など、ビックリドッキリメカが出てくる。

一目見てテリー・ギリアム、ティム・バートンへの影響が見て取れる。

突然変異的に60年台のテレビドラマに現れたのが『0088/ワイルドウエスト』という西部劇+秘密兵器作品。

人気が高くS4まで続いた。

 

これをウィルスミス主演でリメイクしたのが『ワイルドワイドウエスト』。

CG時代の実写スチームパンクの代表作。蒸気機関で動くクモ形陸上戦艦。

 

宇多丸さん:この辺り一番見返さない時代ですよ笑

 

 

2/3(水)アトロク 743回

■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 最新カルチャートピックス/フリートーク

しんみりした話しをせねばならぬ為オープニングトークなく番組スタート。

宇多丸さん:アフター

日比さん:シックス

宇多丸さん・日比さん:ジャンクション!

(テーマ曲「After 6」が1〜2秒流れず。こんなに早く始まると思わず油断?笑)

 

訃報

ライムスター結成32周年。そんな年にもなると自分たちの仲間の訃報を伝えねばならぬことも増える。

SHAKKAZOMBIEメンバーとして音楽活動、またファッションデザイナーとして世界的評価を得ているBig-Oことオオスミタケシさん死去。

宇多丸さんは闘病中だったことすら知らず、ただ絶句。

全く同じ場所にいて頑張ってきた仲間。

 

匿名さん

太い声で滑らかな歌声が大好きだった。

ライムスターのライブでも衣裳協力などで関わりがあった。

宇多丸さんの口から思い出話が聞きたい

 

宇多丸さん:オオスミさんと出会ったのは92年。

SLAM DUNKディスコという伝説的イベントで出会う。

 

ハードコアなパーティで、出演者は今考えると伝説的なアーティスト。

しかも一般客は極端に少なく、出演者の方が多い、観客もいずれは演者側に回るような人たちだった。

 

SHAKKAZOMBIEを名乗る前に渡されたテープを今でも大切に取ってある。

 

原宿に竜宮というヒップホップ居酒屋を釈迦ゾンビが開き、そこでもお世話になった。

シャッターを壊してしまい、無料DJイベントを開いたのが「申し訳night」というイベント。

 

オオスミさんは丸々とした体型のみならず人柄もまんまる。オオスミさんに対して一瞬でも嫌な感情を抱いたことが無い、とにかく良い奴だったという宇多丸さん。

 

沢山のアルバムを出しているので今からでも掘ってみて。

 

再生する曲はカウボーイビバップ最終回に流れたソロ曲『そらを取り戻した日』。

不本意な形式で流れてしまったらしく、その後のソフト化でテレビ放送されたバージョンは収められていない。

 

宇多丸さん、気持ちの整理もついていない様子。

 

カルチャートーク

書籍『旅を栖とす』に関して。

 

ビヨンド・ザ・カルチャー

「パイセン?」と宇多丸さんが呼ぶほど年間ベストとして選出するカルチャーのセンスが悉く良いオバマ氏。

番組スタッフが馬鹿のふりして出演オファーを出したその結果や如何に??!!

 

日比さん:英語の質問メールもお待ちしています

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ 高橋久美子(チャットモンチー/最新エッセイ)

書籍『旅を栖とす』に関して。

https://www.instagram.com/p/CLEk08ljIQj/?igshid=13ge79mup1mo8

 

宇多丸さん「お元気?」

高橋さん「元気元気〜」と軽やかに挨拶を交わす二人。

前回は2018年2月に出演。

翻訳に関わった絵本の紹介、絵本特集で登場。

 

ももクロをはじめ数々のアーティストに楽曲提供、絵本翻訳、詩の朗読など表現の枠を越えて活躍。

バックパック旅行が好きで、大凡10年間のバックパック旅の思い出を本にした。

 

去年は旅行に気軽に出かけられないからこそ空を見て旅に思いを馳せる。

皆そうだったのでは?

 

実は旅に対して「ケツが重い」という宇多丸さん。

一方ツアーで各地を回ると時間目一杯そこここに出かけていく。

 

宇多丸さんは本を読んで相方によって旅のスタイルが変わっていくのが面白いと感じたらしい。

また、旅行記は幾つもあるが、善くも悪くも記憶に残るのは旅先で出会う人だったというところが良かった模様。

 

宇多丸さんの重い尻を上げてくれるおすすめの旅行先

モロッコ

礼拝時間を知らせる僧侶の読経音声「アザーン」がBGに流れる。一日に五回流れる。トランス感ある。

行った頃はラマダン時期。夜中の三時から翌日夜八時くらいまで飲まず食わず。

猛暑の中お店の人も寝ている。ダウナーな空気が流れる。

しかしラマダン明けには「よっしゃー!」と皆開放的になり、お腹いっぱい食べる。まるで人が変わったよう。

 

夜から一日が始まり、再び三時にラマダンに入る。

 

BGは高橋さんが旅先で撮った生の音。

帰国して家で聴いていると現地の臭いまで蘇る。

 

宇多丸さん:絶対真似しよう!

 

橋P:その音の特集をやりたい

 

高橋さん:いい!阿波踊り、郡上八幡盆踊りなど音源ある

 

日比さん:完全に「耳旅」になりますねそれね

 

宇多丸さん:モロッコパートでいうとアザーンの他にラッパの音が鳴り響くとあるけど……

 

高橋さん:かなり大きくラッパの音が鳴り響いていた。

とても格好良い。宗教的意味合いなのかと周囲に訪ねてみるも誰も応えてくれない。

モロッコの中の一カ所でしかその光景が無く、宗教とは関係ないかも。

 

宇多丸さん:音一期一会ですね

 

他に行きたい国

台湾

 

宇多丸さん:この番組で台湾カルチャーの特集多いから行きたくなってる

 

高橋さん:台北に行く人が多いが、ファーレン、カオシュン等もお勧め。日本語が話せるお爺さんお婆さんが多く、困っていると助けてくれる。

 

宇多丸さん:コロナ対策一つとっても滅茶苦茶イケてる。子どもの視力についても先進的取り組み

 

タイ

最初にバックパック旅行した国。

象に乗ったら楽しいだろうとチャレンジしたら、滅茶苦茶揺れる。

象の頭に跨がるので象の頭のフサフサと象使いの人の背中しか見えない。

 

6年間失恋を引きずるタン君との印象的な出会いも。

 

2/13にzoomで著書出版記念イベントを実施。妹さんと出演。

HPチェック!

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ illiomote

 

 

■19:45-19:55頃
新概念提唱型投稿コーナー → シアター・一期一会

水曜日はコーナー一新せず、単行本化を睨んでいるためコーナー継続。

投稿の際はどこの映画館かという情報も可能な限り明記して欲しい。

以前の「藤沢中央」のように素敵な繋がりが出来るかも知れないから。

 

RN:おじゃま虫三太夫さん

5歳の頃に『ガメラ2』の地下鉄のソルジャーレギオンのシーンの余りの恐怖に吐いてしまった。

エンドロール後、物販コーナーに自分を置いて父はシアターに戻ってしまった。

本編を全部観たかったから?吐瀉物を片付けていたから?

 

ガメラ2はレギオンの生体や繁殖の仕方などが面白い。

怪獣映画史上稀に見るディザスターが襲う。

売れる前の仲間由紀恵、大泉洋が確認できる。

 

宇多丸さんは小さい頃から『震える舌』が怖くて未だに見ることが出来ていない。

 

平成ガメラ三部作は怪獣映画の入口としても到達点としてもオススメ!

 

コーナー外

紙パンツドキドキさん

noteで更新された「ポストカード3枚」。

タイトルを読んだだけで「あの話」と分かった。

 

日比さん:たまに四枚買っちゃってますけどね。

私文章長いの。

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンド・ザ・カルチャー」→ 真のカルチャーキュレーター、バラク・オバマ特集~音楽編~by高橋芳朗

「パイセン?」と宇多丸さんが呼ぶほど年間ベストで選出するカルチャーが悉くセンスが良いオバマ氏。

番組スタッフが馬鹿の振りして出演オファーを出したその結果や如何に??!!

 

アメリカ国家がBGMに流れる珍しい特集と笑う高橋さん。

 

20:05、未だzoom画面にオバマ氏現れず。

 

Noとは言われていないので気長に待つお三方。

 

オバマ氏は毎年二回プレイリストを公開。

夏のプレイリストと冬に年間ベスト。これを10年ほど続けている。

 

高橋さん:今までアメリカ国歌を聴いてグッと来ることはなかったが、バイデン就任式点でレディガガが歌った様子には来るものがあった。

 

大統領選挙へのアーティスト本格的起用はオバマから?

 

彼の政治人生と音楽について

①オバマと言えば思い浮かぶあのキャッチフレーズと音楽の関係

 

“Yes we can.”

“Chage"

 

Chageはサム・クックChanges gonna comeが元ネタ?

勝利宣言のスピーチにこの曲を引用したと思しき一説がある。

 

黒人文化において“Chage"といえばサム・クックが想起されるくらいの名曲。人種差別撤廃を唱える黒人の精神的支柱、ブラックミュージックの最重要曲。

 

Netflixオリジナル映画

マルコム・エックス、モハメド・アリら黒人のスターが一堂に会するという作品。

この作品が“Changes gonna come ”の制作秘話のようなフィクション作品になっていて、そんな作品の題材になるくらいの名曲だという時点でこの曲の重要さが分かる。

 

公民権運動の精神を継承した大統領としてのオバマ。

 

“My president is Black”流れる

 

オバマが勝利演説で歌詞を引用したサム・クックの“Changes gonna come ”流れる。

 

日比さん:歌詞を引用するとリズムがあるからスピーチに向いているかも

 

②オバマとヒップホップ

HIP HOP president と呼ばれるオバマ。

誰を民主党代表に据えるかという際に

 

“Dirt of your Shoulder”

「埃を振り払払う」という原意から「取るに足らないこと」という意味合い。

ヒラリー・クリントンに政策批判をされた際、肩を払うジェスチャーをして観衆の大観衆を受けた。

 

討論会に臨む際にエミネムの曲を聴いて精神を高めていた。

 

③Music Loverとしてのオバマ

公衆の面前で歌うこともあるオバマ。

1971年アル・グリーン“Lets stay together ”

 

宇多丸さん:玄人はだしといった歌い振り

 

歌うのが難しい曲。反響も大きく着メロ化したことも。

ミシェルオバマがホワイトハウスで開催した音楽イベント。

B・B・KING、バディ・ガイ等出演。

マイクを渡されたオバマが歌声を披露。

 

日比さん:ミシェルさんもカルチャー姉様なんだなと

 

オバマさん、Earth wind &fireも招く。かなり快挙。

 

「自分はブルース・スプリングスディーンになれなかったから大統領になった」とも語っている。

自分の楽曲が意図せぬ政治的意図を纏って使われてしまったことから、自分の政治的立場を明確にした。

08年選挙戦ではオバマの選挙キャンペーンに自ら帯同。

次の選挙ではオバマ陣営から「またお願いしたい」とオファー。

オバマ自ら自らの選挙戦勝利の推進力になったのはスプリングスディーンだと明言。

 

スプリングスディーンは白人労働者階級のヒーロー。

 

U2の曲をテーマに入場するオバマを「音楽ライブのようだ」と評される。

 

オバマが選ぶ2020年ベストソングを聴いてみよう

まずはプレイリスト全般に大して。

過去最も渋い選曲。

二人の娘さんから音楽情報を仕入れている模様。

傾向としてはコロナ下における音楽の潮流を抑えている。

 

PHOEBE BRIDGERS「Kyoto」

フィービーが日本滞在中に書いた曲。

 

宇多丸さん:日本の近年の首相やトランプが同じように選曲リストを公開したらと考えてみなよ

 

Lido Pimienta「Nada」

 

Hope Tala「All My Girls Like To Fight 」

去年『生活は躍る』でちょっとかけたくらいの曲。

イギリスと日本でちょっと話題になったぐらいの曲。どうやってキャッチアップしてるの?!

 

宇多丸さん、高橋さんからの紹介を受けて聴いていたEPを聴く中でこの曲に触れた。

 

音楽への好奇心がとにかく旺盛。

稼働が叶ったら高橋さんの生活は躍るの仕事奪われかねないし、宇多丸さんのマブ論のライターの座も危うい??!!

 

2/2(火)アトロク 742回

■18:00~18:30頃

「オープニング」→最新カルチャートピックス

今年は2/2が節分。

幼稚園の頃、節分の豆の大きさが鼻の穴の大きさに似ていると思い、穴に詰める。

取ろうとするも小さな宇多丸少年は指でほじくろうとする度に豆が鼻腔の奥へと進んでいく……

 

近所の耳鼻科の先生は「君のことはジャックと呼ぼう」と言い、小学校の検診に来る先生でもあったその先生はその後も宇多丸少年をジャックと呼び続けるのであった……

 

宇多丸さん:アフター

宇垣さん:シックス

宇多丸さん・宇垣さん:ジャンクション!

 

宇多丸さん:今日は俺がね。

宇垣さん:負けた〜

 

今日が節分なのは、節分が立春の前日ということから。

124年振りの2/2の節分だったが、次に2/2の節分がやってくるのは2025年。

 

本日は政府発表があるため20時台頭に時間を設けてアトロク内で扱う。

 

宇多丸さん、緊急事態宣言下における補償について思うこと。

映画や劇場と言った宇多丸さん宇垣さんの愛するカルチャーは「不要不急」ですよね、19:00頃「後一時間だ飲もうぜウェ〜イ!」な人も見るよ、時短という言葉でひずみが生まれてませんか?と宇多丸さん。

 

カルチャー情報

岡田育さんオススメのミュージカルを鑑賞してきたという宇垣さん。

 

『パレード』

ジョージアで起きた冤罪事件を題材にした作品。何故過去の事件を前から知っていたと言う宇垣さん。

とにかく舞台美術が素晴らしかったとのこと。

舞台に最初から設えられた大木。それが最期どう使われるか知っている宇垣さんは「ずっと見てる」と思った。

また、黒人役の方がネジネジした首飾りをしており、それが絞首の暗示のように思えた。

 

劇中何度も舞う紙吹雪にも、「紙吹雪は全てを観ていた」と思った。

 

終演後、拍手をするような空気でもなかった。空白の時間。「拍手をしなければ」とハッとして立ち上がろうとすると、宇垣さんよりも一瞬早く客席で立ち上がり拍手をする女性が一人。

それが岡田育さんだった。

 

ミュージカルの素晴らしいところは、観客が物語の一部となれるところ。

「陪審員の皆さん」と裁判長役の人が客席を見て声を発する。

 

劇中、南軍旗が翻る様を見て「最近何処かで見た」と思ったらアメリカ大統領選挙前の混乱における議会襲撃で見たことに気付いた。

東京公演は終わったが大阪愛知富山でも公演されるので是非。

 

証明により生じる登場人物の影が人物の多様性を現しているように思えた。

被害者となったレオだが、照明で生まれた影は彼のモラハラ的な一面のように思えた。

 

宇多丸さん:木や紙吹雪への考察は流石宇垣さん。観にいかなかったことを悔いるくらい。

 

『イリュージョニスト』

公演しない方が楽だったかも知れないのに、三日間五公演してくれたことに感謝。

亡くなった三浦春馬さんが演じていたらどうだったのだろうと思うと同時に、そんなファンの心の中に三浦春馬さんがいると気付く。

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ 中島愛(声優/歌手)

明日リリースの新アルバム『グリーンダイアリー』について

 

中島さんの紹介に入る前の宇垣さん「ハァ〜ッ!」と悶える

宇多丸さん:毎回じゃないですか笑

 

「キラッ」をするためにトークを止めて「星間飛行」を聴く三人。

 

アルバムタイトルはランカの髪色から。

10曲が収録されるという外枠が予め決まっていたため、それに合う様々な緑を当てはめていった。

 

ライナーノーツを既に読んだという宇多丸さん。

 

まめぐさん、全作家と一対一で必ず一度は意思疎通をして楽曲制作に当たった。

 

tofubeatsさんも戦慄するレベルと宇多丸さんの言うまめぐさんのこだわりに、各クリエイターはどう答えたのか。

 

タイトル曲"GREEN DIARY"流れる。

 

宇多丸さん:歌うの難しいんじゃないですか?

Aメロ、曲がりくねり具合がただ事じゃない。

 

まめぐさん:誤魔化しのきかなさに慄いた。

ランカでデビューしてからの道のりを描いた曲。

デビュー時よい意味で何も考えずに歌っていた。その頃を思い出して歌った。

 

宇多丸さん:まめぐさんの歌声の多様さが出ている。曲がり角で出るふっとした声とか。

 

宇垣さんは「粒マスタードのマーチ」が義烏実の自分だと思った。許してくれる曲だなと思った。

凄く優しくてずっと聴いて自分を許していた。

 

宇多丸さんは1曲目のover and overに慄いた。

変化球が得意なクリエイターの曲だが、bpm変化がとんでもない。

 

まめぐさん:bpmの変化が心拍数の変化に同期しているよう。

 

「ドライブ」

 tofubeatsさん提供曲。

 

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ Kroi

 

 

■19:45-19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」→新企画始動

MY SWEET HOME(褒うめ)〜こんなに嬉しいことは無い〜

 

YOKANのメール読みから生まれたコーナー。

人からかけられた褒め言葉を慈しむコーナー。

BGMは『めぐりあい』

 

「私、太目の人が好みなんです」という言葉に勇気づけられたという投稿から。

 

別冊アトロクで古川さんがメールで貰った褒め言葉やエゴサで見つけた褒め言葉をアーカイブ化しているという。

ファイル名を「褒め」としては誰かから見られたときにつつかれる。そこで「HOME」というファイル名をつけた。

 

ホームページ、ホームボタンなど、HOMEという言葉に違和感はない。ダメージを食らったときに帰ってこられるHOMEでもあり、ダブルミーニング。

 

投稿例:古川さん

トップクラスに味の濃いHOMEメール(褒メール)。

原稿を寄稿したときに返ってくるメール、昨今は素っ気ないメールが多いが、原稿に対する美辞麗句が。

「余りの素晴らしさにウットリした」などと褒めたたえる文章が……

特に記憶に残っているのは「年に一回、有るか無いかくらいです」。

「あの原稿を読んで何も感想が出て来ない編集はモグリですよ」と。

 

宇多丸さん、忘れてました!と人力によるエコーで「有るか無いかくらいです、有るか無いかくらいです、有るか無いかくらいです……」と。

<マチルダさ〜んリスペクト?>

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンドザカルチャー」→現役スタントウーマン・大島遥が選ぶ、すごい女性アクション特集

映画『スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち』の大ヒットを受けて。

大島さんは『精霊の守り人』で綾瀬はるかさんのスタント、シャーリーズ・セロン主演のNetflix作品『オールドガード』、『007 No Time To Die』にも出演!

 

大島さんの選ぶ凄い女性アクションの作品は……

タイ映画『チョコレートファイター』!

 

大島さん、現在イギリス。

映画業界は継続的に仕事をしていいということで制作が進んでいる。マスク&フェイスシールドダブル着用。

以前アクション作品について熱弁を振るってくれた谷垣健治さんとも面識あり。

アキバレンジャーのブルーのスタントでデビュー。

 

宇垣さんと同い年のアクションスター!

 

 

スタントウーマンとして女優さんとの相性はあるのかと聞く宇多丸さん。

動きの部分で相性があるらしく、走るフォームを真似たりするらしい。

 

単身イギリスに渡って仕事を得るまで:エキストラに応募し、現場でスタントマンらしき人に声をかけて「私スタントやってるんだ」と売り込み。

 

大島さんの得意分野は格闘シーン。落下うやドライブなど無理なシーンはないがこんなことが……

マーシャルアーツが得意技だが、現場でカポエラをするよう求められたり。

 

Netflixオリジナル『マルコポーロ』で2mの高さから7回落とされるという事態にも……

撮影前は「マットを敷くから落下してくれ」とお願いされるも、撮影現場となったカザフスタンにはそもそもそんなマットがない、落下の衝撃を和らげるため床を上げる策をとるからやってくれと言われるも、それもされていない……

 

08制作、日本公開は09年で阿部寛さんも出演。

『マッハ!!!』の監督。

主人公の年齢と近かったこともあり印象に残っている。

寸止めではなく当てている、コンタクトのあるアクションが衝撃。

屋上に上がっていくシーン、狭い場所でパイプの下をくぐりつつ戦う。

女性同士体の柔らかさを活かしてキックを当てるところがすごい。

 

宇多丸さん:低い中でもハイキックをしたり……あんなの普通できないですよね?!

 

宇多丸さん:素人目線では気づかない「ここがすごい」は?

 

大島さん:メインの人がすごいのはもちろん、アクションの相手の動きに注目。

メインキャラとの距離などの条件から「これは実際に当てているな」、「ここはカメラのトリックを使っているな」というのが分かる。

 

『ハイ・フォン ママは元ギャング』

ヴェロニカ・グゥさん出演。この方のスタントダブルを『オールド・ガード』で務めた。

Netflixオリジナル。

ヴェロニカさんはSWにも主演。

 

大島さんが選ぶすごいアクション女優

シャーリーズ・セロン

 

宇垣さん:姉御〜

 

宇多丸さん:やっぱり姉御間違いないぜ

 

大島さん:本人が満足するまで撮り続ける。馬に乗るシーンで監督のOKというより自分で納得いくまでやる。

 

宇多丸さん:演技力だけでもオスカーを取るシャーリーズがそんなにアクションへの取り組みだったとは

 

大島さん:みたまんまサバサバしたキャラ。息子さんを連れてきていた。

大島さんがビザを延長したいという話をしたらシャーリーズが「私が招待状書くわよ」と言ってくれた。

撮影後、ハグなどを交わす際に「あなた私のマネージャーの連絡先ちゃんと聞いた?」と声をかけてくれた。とても優しい人。

 

宇多丸さん:シャーリーズのアクションが特にすごい一本は?

 

大島さん:やはり『アトミック・ブロンド』。

「女性だから」という説得力。男性よりも力が弱いから道具を使う、体の柔らかさをいかした戦いをする……など。

床に倒れるシーンは普段ならなくてもいいシーン。しかし、それまで戦い抜いてきたキャラだから疲労から倒れてしまう、という一連の流れ・演技に説得力がある。

 

宇多丸さん:キアヌは失敗を見せるのが上手いとチャド監督も言っていた。

 

大島さん:スタントはアスリートではなく演者。

 

宇多丸さん:見落としがちなアクションのすごい女優とは?

 

大島さん:先程のヴェロニカさん。

あとは新しい『トゥーム・レイダー』のアリシア・ヴィキャンデル。

半年前から集中してボディメイク。短期間集中で体を作り上げるすることで有名な女優。

 

シャーリーズ、トム・クルーズなど自分でアクションもできる俳優について

大島さん:自分で訓練をしっかりして演技できる人はそのままやってほしい。

ただ、それに感化されて「私もやってみたい。やってみても良いですか?」という俳優・女優さんもいる。

そんな人に「私たちは相応の訓練を積んでいる。ダメです」とはっきり言えない空気の現場ということ中にもある。

 

しかし練習時間を俳優女優のために割いたり、アクションの質をアクションの素人である俳優女優相応に下げることに。作品の質を下げるのに加担してしまったのではという気持ちに。

専門職であるということをもっと知ってほしい。

 

日本と海外の違い

製作費を含めた環境の違い。

床を見た目が普通の床と遜色のないアクション用のマットに美術さんが変えてくれたり。

また、撮影スケジュールがタイトなのが日本。準備時間が長ければそれだけ安心して臨める。

 

個人的には日中韓のスタントが一番レベルが高い。

各人細かい技に精通、アクションの質が高い。

 

入るっどは「落ちるのが得意」など、アジアに比して大味なアクションが得意な人が多い。

 

宇多丸さん:るろ剣など日本のスタントも飛躍してほしいですよね

 

大島さん:才能ある方が多いので、環境が整ってみんな長活躍できたらと思う。

 

宇多丸さん:ワイスピ、007の両作品の違いは?

 

大島さん:ワイスピはアメリカな感じ、007はイギリスな感じはある。

ワイスピには通行人Aのような形で顔が出た状態で出演しているかも。

 

お知らせ

YouTubeチャンネル開設予定。

「しまはるちゃんねる」。映画の現場の裏話を公開しようかと思っている。

 

 

2/1(月) アトロク741回

■18:00~18:30頃

「オープニング」→ 最新カルチャートピックス

クマス、お仕事終わりでビシッとしたスーツ。

(アトロクも仕事だけど!)

『呪術廻戦』の次はアニメ化が控えている『地獄楽』を読み始めた。『ジャンプ+』で連載していた作品で次巻が最終巻。

 

件のライムスター本、著書を出すとサイン会をするのが恒例だがコロナでままならず……

 

そこで事務所社長の知恵で非接触型のサイン会ならぬ「スタンプ会」を渋谷TSUTAYAにて実施。

 

200人のファンが時間を分けて来店。

特に目立ったのがリスナーの訪問。

お馴染みのリスナーからサイレントリスナーまで多くが来店。

 

対面で挨拶できる貴重な機会ということで大好評の投稿多数!

 

参加予定人数200余名。

訪問を控えた方にもスタンプ押印した本を送るとのこと。

「おじさんがスタンプ押すの見て面白いの?」と思っていた宇多丸さん。

しかしよくよく考えてみるとファンの前に姿を現すのは一年振り。

「開いてくれてありがとう」の声も。

 

ハンコのクオリティも高く、「イマドキのハンコってこんなことまで出来るの?!」と驚いてしまう宇多丸さん。

泣き出すファンも一人二人では無かった。

hy4_4yhさんも泣いていた笑

 

三角絞めさん、野暮天な連中さんをはじめお馴染みのリスナーさんも笑

 

いずれラジオ系の直接会うイベントも……?

対面イベントの価値を感じたという宇多丸さん。

<これは期待!>

 

クマス、アニメ化の情報を知らずに『地獄楽』を読んでいたとのこと笑

 

19時台後半は遂に登場する新コーナーの趣旨説明。

20時台は聴けば卓球ほど素敵なスポーツはないと思える特集。

先日話題になった岩城禎(いわきただし)さんについても言及

<僕は恥ずかしながらこの話題を知らなかった。ドラマがあるなぁ>

https://news.yahoo.co.jp/byline/itojota/20210111-00216771/

www.nikkansports.com

 

 

魅惑の深海パーティさん

宇多丸さんが受けた朝日新聞記事について。

受験の「勝者」の側から金言を……という「イキり言動」な記事笑

「「俺はバカじゃない」の証明チャンス 宇多丸さんと受験」ってどう言う見出し?笑by宇多丸さん

www.asahi.com

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ 吉田豪(clubhouseを語る)

宇多丸さん:今号のブブカの記事が凄かったですね

 

clubhouseは「喋るSNS」……?

クマス、登録はしているけど何も分からない。

 

基礎情報:昨年三月にアメリカで生まれた音声SNS。

ユーザーが自分のルームで好きに話をできる。

聞く専門、話題に参加することも可能。

電話番号を知る人を二人招待可能。

アーカイブが残らない所が特徴。

アプリ上の音声を録音して公開すると招待者諸共アカウントがbanされる。

 

今までは意識高いユーザーのサロン的な役割だったが、5日前やくらいからミュージシャンなども参加して門戸が一気に開いた。

 

キャスティングしただけで予算オーバーしそうな有名人同士の話を聴けるのは面白い、とユーザー目線の吉田さんの意見。

 

今は黎明期故の楽しさがあるが、これがいつまで続くかは分からない。

吉田さんは話してよと言われたらしいひとしきり盛り上げてそのルームを去るというのを繰り返している。

 

浅野忠信さんが一人配信している部屋に飛び込んだ吉田さん。

クロストークではなくTwitterやインスタを読み上げると一人配信という珍しいタイプ。

「こうやるんですよ」と説明していると、吉田さんと繋がりのある雨上がり決死隊の宮迫さんがトークルームに参加。

YouTube出演オファーをするという面白い現象も。

 

各人手探りの光景が見られるのは今だけかも?

mixi黎明期のワクワク感。

 

しまおさんが話している間にスピーカーの人が部屋から出るという現場を二度も目にしたという笑

 

お知らせ:吉田豪帯文騒動

news.livedoor.com

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ DJ CELORY

 

 

■19:40~19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」枠→ 新企画始動

 『ファーストマン』も良いコーナーだったが、湧いて湧いて仕方ない企画を「ダメならやめれば良い」という精神で新コーナー始動!

コーナー名は「イキり言動」!(『残酷な天使のテーゼ』をBGMに)

 

自分のやってしまったイキり、目撃したイキりを投稿するコーナー!

 

宇多丸さん:まず碇ゲンドウがイキリ倒してるじゃないですか。

お偉いさんに叱られてる最中ですらあいつイキってるじゃん?

補完計画だって俺だけがわかってるみたいな顔して……

 

しかしてあのイキリがあってこそのエヴァという作品(?)。

 

このコーナー発足の背景は年末の宇多丸さん散歩企画の年末イキり。

 

年越しのカウントダウンの瞬間ジャンプして「俺地球上にいなかった」というのも一種のイキリ?

2000年になる瞬間だったか、21世紀になった瞬間に渋谷駅半蔵門線の屋根に登ってしまって新聞沙汰に。

それを見て宇多丸さんは「何かしたかったんだな」と思った。

 

番組スタッフもイキリ倒した人間が多い。

特に橋本プロデューサー笑

クマスも番組周りでイキリ倒している人間を考えたらプロデューサーが思い浮かんだとのこと。

 

宇多丸さんが橋Pと出会った当初、デカいアメ車に乗っていたところもイキリだという(それは言いがかりでは……笑)

以上が橋P型のイキリ。

 

一方文系型のイキリもある。

構成作家古川さん

zoomに映る自宅壁紙がレンガ柄であること、文具イキリ、丁寧な暮らしイキリ……

 

いつも積極的に絡んでくる製作陣がzoomに乱入してこないと思ったらやっと乱入。

「居抜きで入ったイタリアレストランみたいな壁紙」by宇多丸さん。

「揶揄したいのではなく、「そのイキリや良し!」という感じ。

 

クマスのイキリ

学生さんへの説明会で「自分ちょっとイキってんなぁ」と思わないこともない。

 

宇多丸さん:結局絶対勝者としての言葉になるからね。

 

クマス:学生からの「どうやったらアナウンサーになれますか」「どう学生生活を送っていましたか」という質問に対して「当時から画になるようなトークっていうのは常日頃から考えていましたね。

 

宇多丸さん:(苦笑)

 

クマス:「で、ノートにメモ」とって……とかっていう。1やってたことを100で言っているような節が……

どこまでが本当かわからなくなる?

 

宇多丸さん:「必死の時のイキリ」というものがある。受験時、「俺は余裕だ」と思うためにどこかによって必ずコーヒーを飲む、ギリギリまでクラブ遊び。

これは余裕というよりも「俺は余裕だイキリ」が多分にあったという気がする。

自己暗示の一部だから意味はあった。

 

<リスナーへの投稿を呼びかけるシーンでエヴァ予告編のBGMが流れ始める>

 

宇多丸さん:みんなもっと、イキれば良いと思うよ……

 

クマス今週のおすすめグラビアアイドル:工藤美桜さん

https://www.instagram.com/mmio_kudo/?hl=ja

週間プレイボーイ初表紙。キラメイジャーのピンクの方。

www.nikkansports.com

 

165cmのスレンダーボディ。女優としても活躍し。

 

宇多丸さん:キラメイジャーでは少女らしさを感じるが、この号はグッと大人っぽい感じが出ている。

 

クマス:海、山といろんな王道を楽しめる。

 

宇多丸さん:女優型グラドルとグラドル型グラドルがいると思うが、この方は女優型という感じがする。

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンドザカルチャー」→ 聴けば卓球を愛してしまう珠玉のエピソード特集 by 伊藤条太(卓球史研究家)

宇多丸さん:「卓球ほど素敵なスポーツはない」

クマス:「思わず卓球が好きになる」

宇多丸さん:「名選手・名エピソード」

 

伊藤さん:高校時代は県ベストエイト。

東北大学に進み、その後卓球愛が爆発。

 

80年代は卓球暗黒時代。

「卓球は暗い」のイメージはタモリさんの言葉によるもの。

<これは有名。僕も知っていた>

 

しかしてその実体は!……想像以上に暗い笑

卓球は球の「回転」が得点に直結。

その回転を隠すため、今は禁止になったが、以前は裏表同じ色のラバーを貼る、打ったときの音の違いで球筋を読ませないために足を踏みならす……など、想像以上に姑息な手を使う笑

 

卓球に対するアンケートを取った結果、暗い等散々な解答結果に……

 

そこで「リッチでライトでファッショナブル」というスローガンを掲げ、「明るい」スポーツの代名詞たるテニスを参考に白っぽいウェア、テニスコートに卓球台を置く……などの珍妙な取り組みを実施。

 

「万年ユニフォーム男:岩城選手」

20年間毎晩日本代表のユニフォームを着て寝ているのに、卓球の才能だけがない……

 

『卓球王国』という雑誌でコラムを持っている。

岩城選手自ら伊藤さんに連絡。

「人生の目標はマスターズ優勝と『卓球王国』掲載。

マスターズ優勝はまだまだ先になるので、ついては『卓球王国』に掲載してほしい」と自ら売り込み。

 

全員加入必須の部活動で卓球部に加入。

岩城選手のお父様が弁護士事務所。

文武両道、バランスのよい人間に、と卓球台をポンと購入。

これが間違いの始まり……?

 

周りの人間よりも強いと思っていたが、中高と進むにつれ自分が「人が出来ることが出来ない」と言うことに気付く。

奈良県ベストエイトという実績はある。

学生スポーツとしては非常に優秀な成績だが、当時既に練習量は日本代表以上。それを考えると……?

 

練習が祟り、授業を寝ていた高校時代は下から三番目。

一浪して神戸大学法学部へ。

浪人時代、全国模試1位を獲得するなど勉学面での才能はピカイチ!

 

「いつかは戻ってくるだろう」と思い何も言わなかったお父様。法学部に進んだこともあり一安心したお父様だったが、岩城選手の魂胆はそんなところにはない。

自分がレギュラーになれる卓球部というところで神戸大学に入った。

頭の良い大学=卓球部が弱いのが通例と伊藤さん。

 

一日14時間卓球に打ち込み、部内でもおかしな人という立ち位置。

それだけ打ち込んだが部内3位。

 

5年で大学を卒業。

司法試験に挑むも惜敗。

お付き合いしていた彼女に「司法試験に受かるか働かないのなら別れる」と言われ、楽な仕事を目指し市役所へ。

しかし「市役所勤めをしていてはマスターズに優勝出来ない」と一念市役所を退職。

練習時間を確保するため、投資で生計を立てる。

「卓球以外は何でも出来る」

 

宇多丸さん:恋しちゃってるんだな。

こんなに人生で大事なことが分かり切ってる人っていないよ?

 

岩城選手:今回の人生でどこまで自分が強くなれるか実験だ

 

今まで奈良予選を突破できていなかったが、今回は奇跡的に全日本に出場。

 

クマス、岩城選手の全日本戦を報道。

一回戦の相手は13歳、日本の次代のエースと黙される天才少年。

敗戦を喫したが、「あの場にいる人で自分が勝てる相手はいない」と冷静に分析。

 

宇多丸さん:冷静とは……

 

岩城選手の人となりとしては酔狂な人間では無く、しっかりした人だと伊藤さん。

 

宇多丸さん:笑って済ませられるような人じゃない。伊藤さんからみて岩城選手とはどんな人?

 

伊藤さん:初めて会ったときから知っていたような印象。

考えさせられる相手。

 

まだいる!卓球界の曲者選手!というか、卓球自体が曲者スポーツ!

伊藤さん:伝説的な選手。高島典夫選手

1975年世界第三位。とにかく凄い。学生時代ベスト8くらいには入っていたが「どうすれば日本一になれるか」と考える。

「あいつおかしいぞ」と噂が立つくらいやれば勝てる!と思った高島選手。

朝六時から練習、2.5kgの鉄アレイを持って練習前後に10kmラン。鉄アレイはラン途中に捨てることが出来ないと気付き、意思を持って走ることに……

更に1.5kgの鉄板を入れは靴で走る。

 

それも奏功し、全日本を3回制し、世界第三位に。

 

他にも酔狂な選手が……

家でも練習したいと、半分に切った卓球台をダイニングテーブルに。

サービスのトスを高く上げたいからと天井を切ろうとしたが奥様に怒られた……など。

 

押し入れの中板の高さが卓球台っぽい→押し入れにサービス練習をしまくる

 

用具マニア

愛読書はカタログ。練習よりも夜時間の方が長い?

道具の良し悪しはかなり影響があるとは言え、練習がおろそかになっては本末転倒……

 

伊藤さんの著書では「日本の卓球練習の信仰が進歩を阻んできたのでは」と分析。

 

掛け声

「サー!」、「チョレイ!」など掛け声が有名。

卓球界でかけ声を始めたのは日本。

日本が世界を席巻していたこともあり、世界のかけ声は「ヨー」、「シャー」、「ショー」。

これは日本語の「ヨッシャー!」の変形。

 

90年代、フランスで掛け声の語尾に「レイ」をつける選手が出始める。

(張本選手の生音声が流れる)

 

伊藤さん:何故声を発しているか?

 

宇多丸さん:気合い入れでは?

 

伊藤さん:そうです。相手を脅かしているのではない。相手の(に影響を与える)ためではなく自分のため。

 

張本選手よりも声の大きい選手

①オオヤヒデトシ選手

宇多丸さん:絶叫じゃないですか笑

怒られるギリギリでは?

 

伊藤さん:相手に背を向けて発生しているので怒られないんです

 

②モリサクラ選手

「ダー!」のように聞こえる。

選出の「ヨッシャー!」の文脈とは違うオリジナルの掛け声。

 

宇多丸さん:コロナ対策で発生が憚られるシーンが多いが、卓球では?

 

伊藤さん:自粛を呼びかけていた。

Tリーグでは何故か解禁される笑

 

かけ声に関しての記事を週刊プレイボーイで書いている、と伊藤さん

 

卓球というスポーツそのものが曲者スポーツ

工夫が出来る余地が多いので、曲者も出やすい。

 

宇多丸さん:ハイスピードのやりとり、一打一打にチェス的な戦略性がある

 

普通の人が分からないルール

促進ルール

13手やり取りをしたらレシーバーの得点となる。

相手のミス待ちの戦術「カットマン」同士の戦いは戦いが長期化しやすい。

1936年の戦いでは1ポイント獲得に2時間13分かかったことも……

 

汗を拭くタイミング

二人の点数の合計が6の倍数の時のみタオルで拭くことを許可される。

卓球台で汗を拭いたり、シューズの裏で手の汗を拭ったり……

 

補助剤問題

ラバーにある薬品を塗ると回転が増す。

しかし国際大会では罰則がなく、検査をしない。

外国選手は罰則がなければやる。マジメな日本選手はマジメに守る。ここで軋轢が……

 

伊藤さんだけが卓球界で「濡れ濡れ」と主張するも逆風が……笑

 

クマスの今後の卓球実況は期待できる……かな?

 

TリーグはPrime Videoでも観られる。

 

伊藤さんは連載を四本持っているので興味を持った方は要チェック!

 

宇多丸さん:映画における卓球描写特集、是非お願いします!

 

<追記 22:23>

あとロク放送終了から一時間20分ほど経った今、今週のグラビアアイドルとして紹介された工藤美桜さんがTwitterを更新。

キラメイジャーの撮影オールアップとのこと。

お疲れ様でした!

 

 

1/29(金)アトロク 740回

■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 最新カルチャートピックス

今週の課題映画にも山本さん垂涎のイートシーン(飴)が。

飴をガリガリ囓って、小さくなった破片を噛むときのシャリシャリした音もしっかり拾っていた。

 

宇多丸さん、書籍も読んでいたのでどこが史実でどこがフィクションなのか分かる。

 

タカキ:これだけタバコが吸われる時代において求めるのがタバコじゃなくて飴玉なんだなと思った。

 

宇多丸さん:始めてくれるかね

タカキ:アフター

宇多丸さん:シックス

タカキ・宇多丸さん:ジャンクション

 

昨日特集したマブ論アイドル的ソングベスト15について、今日雑誌ブブカ発売。

hy4_4yhさんインスタライブで「選ばれて嬉しい」と発言し、嬉しさから1時間ほど泣き続けて頭痛を起こすほどに……

 

宇多丸さん:ライムスターの弟子を公言し、ライブ人間交差点に読んだら人間交差点専用の歌を作ってきてくれた。

身内なのでどうしても「身内だけど」という枕詞をつけての紹介になることが多かったが、本当に一番聴いた曲だったので選出した。

 

カルチャーニュース

毎年五月のカンヌが七月に延期。

昨年も縮小開催。

フランスは夜間外出禁止が出てるので止むなし。

宇多丸さんも期待の『シン・ウルトラマン』も初夏公開が決定!

ウルトラマン自体のデザインは奇をてらわず正統派デザイン。

 

課題映画『KCIA』を観て韓国近代史を勉強したという宇多丸さん。韓国映画を観るときの解像度が上がりそう。

 

■18:30~18:50頃
「ムービーウォッチメン」→ 「KCIA 南山の部長たち」評

ラジオクラウド

大統領の側近の一人が大統領暗殺に何故及んだのか。

史実を題材に独自の視点で描かれた作品。

イ・ビョンホン主演。

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ タケウチカズタケ(キーボーディスト)

 

 

■19:40~19:50頃
「新概念提唱型投稿コーナー」→ 抽象概念警察

「ヒェッハッハッハッハ宇多丸さん」というタカキの笑い声からコーナースタート。

宇多丸さん:え?

 

タカキ:上着着て、可愛いマフラーをもう、首に凄いwwwいつでも出られるように……」

 

宇多丸さん:首元にボリュームを持たせるのがわたしゃ好きなんですよ

 

タカキ:本当チャーミング、可愛い

 

宇多丸さん:宇内さんとは真逆だけど、手袋マフラーブーツコートす好き

 

今回取り締まる抽象概念は……?

RN:いないいな〜いも同然さん

「存在感」とは何だ!

本人を前にして「存在感」とは?

目の前にいるんだから(存在感が)「際立っている」とかにしときな!

 

宇多丸さん:前の「透明感」もそうだが、「存在感」の"感"が「ボンヤリしてますよ」というエクスキューズが入ってる。

「透明〜な感じ」「存在〜な感じ」

存在の有る無し、カントのような話題を話しているのではない。

ちなみに山本さんは存在感はある、ないどちらで言われることが多いですか?

 

タカキ:僕は完全に消してます、完全に消えてます、完全にないです。

 

宇多丸さん:それは触れてくれるなもある?

 

タカキ:ずっと忍んでいたい

 

宇多丸さん:なんでテレビアナしてるんだよ!

 

タカキ:最近36歳にして「違ったんじゃないか」と

 

宇多丸さん:ライムスター宇多丸だ!という感じでスキンヘッドにサングラス、首に巻物なんかしてやってますが、「佐々木士郎」個人としては存在感がない側。

それ故にスキンヘッドサングラスという出で立ちのところもある。

激し目のクラブにいたら目立たない方に属す。

 

巨大クラブAGEHAでライムスターがライブをしたとき、ライブ前後でバーカウンターに酒を取りに言った。

スキンヘッドサングラスの「ザ・宇多丸」なファッションでバーカウンターの列に並ぶ。

その後ろには音楽よりもナンパ目的の野郎二人が並んできた。

その男が肩をバンバン当ててきた。

俺スキンヘッドサングラス180cmだぞ?!

挙げ句今日のイベントでライブやる人間で

 

タカキ:キング・オブ・ステージwww

 

宇多丸さん:キング・オブ・ステージ……笑

怒るとかじゃなく、俺角度によってはそう(弱く)見られるんだな……

そんなところ見られたらセキュリティの人が飛んできてしまう。面倒に感じていたそんな時、ヘッズが握手を求めて宇多丸さんのもとへ。

その様子を見た失礼な男①は「何か有名な人なのかな……」とイキりをやめた。

「存在感」とは文脈によって左右されるものだと感じた宇多丸さん。

 

■20:00~20:50頃
「ビヨンドザカルチャー」→ アトロク・フューチャー&パスト by コンバットREC

 

 

■21:00配信
「Spotify podcast限定・別冊アフター6ジャンクション」→ ボールペン業界の2020年は?文具王と分析する特別編

1/28(木)アトロク 739回

■18:00~18:30頃
「オープニング」→最新カルチャートピックス

いきなり雪が降り始めて驚く二人。

久し振りに雪を見たとのこと。

<昨年から雪国に引っ越して来たので僕はもう雪にも慣れました>

 

宇内さん、マフラーをつけたくない。

荷物を増やしたくない。

コロナで外出が減りファッションに対する意識が皆無になった。

「このメーカーのマフラーか、このメーカーのマフラーにしようか、どっちにしようかな」とお店で直に見て選んで買っていたが、今年はそれらをクローゼットから出してすらいない。

外に出なくなったことが原因。

 

ファッション面でマフラー手袋が好きという宇多丸さんと真逆。

 

宇多丸さん:この時期傘もさしたりしてポケットに手も入れられなくなるから手袋欲しくない?

 

宇内さん:言うても東京の町を生きる人って、外に出てる時間そんなに長くなくないですか?

 

宇多丸さん:それを言うなよ〜

 

宇多丸さん、スティーブジョブスの定型ファッションについて物申す。

「シルエットとか色合いとか、もう少し気を使えばもっと格好良いのにな〜」

「○○さんっていつも高い服着てますよね」と言われるのは凄く悲しい!

 

宇多丸さん:アフター

宇内さん:シックス

宇多丸さん・宇内さん:ジャンクション!

 

二人ともリモートで違う場所にいるから着ている服がよく見えない問題。

インスタをチェックしても宇多丸さんはzoom画面しか映ってない!

「俺メインパーソナリティなのに今もうインスタに映ってないからね?!」

 

宇内さん、画面内でピースサインする宇多丸さんに色めき立つ。「宇多丸さんピースキャラでしたっけ??!!」

「ピースでもしなきゃ写真撮ってくれないんだよ!」

 

在りし日の大林宣彦監督がピース嫌い(チャーチル関連の話題)で、ピースをする度にその話を思い出す宇多丸さんに。

 

宇多丸さん、二日連続同じ服・先週の同じ曜日と同じ服にはならないように気を使ってはいたが、最近は前述の理由であまり気にしなくなったとのこと。

 

放送後記のインスタを見ても「あれ?俺いたのかな?」となる笑

 

宇内さん:宇多丸さんお洒落で凄いなと思っていた。

素材感を揃えているところとか!

 

しきりに「背景が味気ない事務所」と言う宇多丸さんに対し宇内さん「zoomの背景帰れば良いじゃ無いですか。マンハッタンとか」

「今やってるゲームの背景に変える!」と『セインツロウ ザ・サード』の写真をアップ。

「宇多丸さんが二人いる!」と宇内さんが大笑いするほどしっかりキャラメイクしたキャラが画面に映っている模様。

インスタにアップされるそうなので楽しみ。

 

昨日番組裏でYouTubeでゲーム生プレイ動画配信。

デモンズソウルという難易度高いゲームで二体のデーモン?ボスを倒したとのこと。

 

宇多丸さんにもオファー中とのことで「『セインツロウ』のキャラメイクで「うなぽんを作ろう」ってのはどう?」と宇多丸さん。

 

アトロク後のマイゲーム・マイライフは記念回と言うことで生放送。

ゲストは初回と同じ三浦大知さん!

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ 世界の格闘技ゲーム最新事情 by 白水さん(自宅諜報員)

何年前かの自分の残していたメモに救われたという白水さん。

 

マダガスカル島のゲーム情報。

 

ネットに残っている情報は2017年以降しか見つからず。

格ゲーシーンがアツい。

アサルトエイトというレースゲーでアフリカの方が優勝、ウイイレで二位。

マダガスカル島からアフリカ大陸のゲーム大会に出場する文化が出来ている模様。

 

大会のオンライン化で活躍する人も今後出て来るかも。

 

大会エントリー者の名前を調べようとしたら全て現地の言葉で調べるのが困難という事態に。

 

ゲームの発売時期も世界で揃いつつある現状。

タイムラグ無く世界中のプレイヤーがプレイできるようになっている。

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ Gecko&Tokage Parade

 

 

■19:45-19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」枠 → Spotify presents ラジオ、できるかな?

 未来のポッドキャストスター発掘

必要に悪ふざけを繰り返していた時期を懐かしむ宇多丸さん。

コーナーが確立されたと宇内さん。

橋P:音声だけのSNSが流行り始めた。

宇内さん:昨日から突然目にするようになりました

橋P:未来のポッドキャスターを紹介したが、異例の二周連続での紹介&悩み相談。

 

先週のエントリはこちら。

eibunkeicinemafreak.hateblo.jp

 

『LIMKOSの5分ラジオ』

podcasts.google.com

 

3人の社会人が曲を作って持ち寄る。

3人のバランスが非常に良いと橋P。ネッチさんが職を失ってそれをイジられる先週の展開が非常に良かった。

 

もう一箇所紹介したい箇所があると橋P。曲紹介前後のトークが非常に良く、今回は2名での放送回。その一部を公開。

「LIMKOSの5分ラジオ」というタイトルを「5分間ラジオ」と言い間違えるグダグダのスタート。

ネッチさんが「曲ができませんでした」と過去作を送ってきた。

 

イントロのちょうど良いところで犬の咳が入る複数回入る奇跡。

 

悩み相談:やってみると中の人たちだけが楽しんでいて需要がない、リスナーが楽しめていないのではないかという悩み。

バンドの周知番組でもあるので何かバズるようなこと、人のためになる情報も必要?

「なんとなく聞いてよかった」「次も聞いてみよう」と思っていただける需要の作り方ってなんでしょうか?

 

橋P:やっていて手応えがなかったのかなと思う。

何故好きかというと「わかりやすい番組」だから。ミュージシャンが曲を作るという大きな流れ。そのサイクルが聴いていてわかる。

この人たちが何故この番組をやっているかがわかる。なんのための番組か明確なので効いている側はそれほど「訳がわからない」わけではない。

「聴いてよかった次も聞いてみよう」はこの人たちが曲を作って発表するという下りがあるので十分その価値はある。

たまに別の企画をやったりする(街中華とか)が、個人的にはみんなで1,000円以内でみんなでCD買ってきてサンプリングしようよなどという企画の方が面白い。

LIMKOSの活動に即した番組作りにした方がいい。

このスタイルを変えずにこのままのヴァイヴスで続けて欲しい。ファンです!

いっぱい面白い曲もあり、かけたい曲もあったが、番組をぜひ聞いてほしい。

 

別冊アフターシックスジャンクションではOKB48の結果を受けてのアフタートーク!

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンド・ザ・カルチャー」→ 「マブ論・アイドル的ソング」ベスト2020 with 森田秀一(BUBKA)

 

ラジオクラウド