映文計

映画と文房具と時計、好きなものから1文字ずつもらって「映文計」。映画のことを中心に日々綴っていきます。

1/27(水)アトロク 738回 第10回OKB48

■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 最新カルチャートピックス/フリートーク

アサチャン?のマンスリープレゼンターに森崎ウィンさん登板が決定!

 

スポーツコーナー担当の日比さん。かつてサッカー小僧だった森崎ウィンさんと会話のパス交換も見られる?

 

日比さん、丁寧に見ていた”Cobra Kai”完走!

食べ物も照明も万全整えて鑑賞。

 

宇多丸さん:Netflix特有の「頭に入ってこない各話インスト」。あれは実はネタバレを防ぐ目的があるのでは?笑

S2,S3共にラストに向かって全てを積み上げて行って全員参加のアクションと人間関係の決定的な変化が訪れる。

それが見事!

誰もが「こうなって欲しい」という展開を拾ってくれるし、闇堕ちする人は闇堕ちするし……

S2の絶望的なラストからよくS3で持ち直してくれた!こんなのムリじゃね?くらいのラストからのS3!

 

日比さん:S3は改修の仕方がキチンとミートする。そうそこ!そうそこ!ありがとう!という、パチンパチンとキャッチャーミットに入ってくるようなしっくり感がある

 

宇多丸さん:製作側の手の平(の上で躍らされている)なんだけど、「ほんとは良い子なのに……どうするの?お前が一番嫌な奴になってるぞ?」と思いながら観ていたら……「あぁ〜!」と言う展開。

 

映画ファン、オールドファンにも嬉しい展開。

宇多丸さんはダニエルさんと年齢が近い。良い成長してるなぁ〜

成熟した人間としてこの何十年間を学んで大人になって生活して自分なりにストラグルして生きてきたのが分かる。

(劇中の印象のまま停止したキャラになっていない)

 

宇多丸さん:一昔前なら焼け木杭に火がつくような展開になりがちだか、それをしないのも良い!

 

キャスティングも良い!

 

日比さん:画映えする、ファッション等も含めて画になるキャラが盛りだくさん。

1作目しか観たことがなかったがドラマでハマって、映画とドラマを行ったり来たりして楽しんでいる。

 

20時台に出演のKREVAさんは完全に文房具好きとしての出演となるため、ここで新譜紹介。

 

KREVA「タンポポ feat. ZORN」

KREVA | タンポポ feat. ZORN | ビクターエンタテインメント

 

ZORNはラッパーからの尊敬を集めるラッパーNo.1.マミーDさんがライブを観にいき、「全方位的に100点のラッパーが出てきたよ」と最大限の賛辞を送るほど。

 

このあとKREVAさん登場するのは20時台。

文具拘りが豊かな楽曲を生み出してる。

凝り性な所はアーティストとして成功する秘訣、と宇多丸さん。

 

OKB48選抜総選挙の結果発表。

昨年王者ジェットストリームを追い詰めた脅威の新人ブレン。今年の結果や如何に?!

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ てらさわホーク(ディズニー+「ワンダビジョン」考)

いつもの「ナァ〜ウ!」がないまま番組参戦。テンションも低くしおらしい感じ。

Twitterにおける『映画秘宝』編集長のハラスメントを受けて。

 

てらさわホークさん:一介のライターとは言え自分のホームとも言うべき場所なのでショック。とは言えそんなことより被害に遭われた方のケアが一番大切。

 

今年初出演となるホークさん。

一人総選挙のテーマは「ドラマ『ワンダヴィジョン』配信記念、ワンダ・マキシモフの悲しき戦い」編。

 

宇多丸さん:まずドラマ『ワンダヴィジョン』の概要

 

日比さん:MCUフェーズ4の始まりとなるオリジナルドラマ。

エンドゲームの戦いの後、とある待ちに引っ越してきたワンダとヴィジョン。

身の回りに起きる不可思議な事件から、自分立ちの目に見えているものが事実では無いのでは?と疑い始める。

 

ホークさん:フェーズ4の1発目でこんな変なものを持ってくるかという感じ。

 

宇多丸さん:MCU追い掛けていた人からすると「あれ?あの闘いの後なのにこれどういうこと?」といった感じのストーリー

 

ホークさん:本編のことを少しでも喋れば興が削がれるようなネタバレがそこかしこに……

今回はワンダ・マキシモフその人に迫る特集。

いよいよ「一人総選挙」というフォーマットそのものに疑問符が……

 

宇多丸さん:ホークさんが辛いなら一人総選挙にしなくても良いですよ笑

 

<そんな会話から特集スタート>

 

一人総選挙ワンダ・マキシモフの悲しき戦い編

 

第5位:悲しき戦いの始まり 『アベンジャーズ・エイジ・オブ・ウルトロン』

第4位:実はアベンジャーズ最強?!『アベンジャーズ・エンドゲーム』

第3位:最愛の人との別れ『アベンジャーズ・インフィニティ・ウォー』

第2位:ヴィジョンとの夢の暮らし『ザ・ヴィジョン&ザ・スカーレットウィッチ』(コミック)

第1位:本気出すとマジでヤバイ コミック『ハウス・オブ・M』

 

第5位:AOU

ホークさん:最初は悪役として登場

 

宇多丸さん:あ、そうだ。

 

ホークさん:辛い人生を送っている。小さい頃に両親と死に別れて……これはアイアンマンが悪いんですけど。

で、AOUだと双子の兄弟ピエトロと死別。悲しい人生。

 

宇多丸さん:(人生に)普通の時期が無いくらい

 

ホークさん:ないんですよ。で、そんな彼女がMCU最強なんじゃないかという。その一端を観たのが『エンドゲーム』

 

宇多丸さん:第4位のね。

 

ホークさん:でも彼女のスーパーパワーについてはボンヤリしている

 

日比さん:あ!確かにあれ何なんですかね

 

宇多丸さん:超能力……?

 

ホークさん:手の平をヒラヒラさせて赤いモヤモヤを出して念動力出物を動かす、人の心を操る……何か強いっぽいぜとは思っていたけどボンヤリしてる。

 

宇多丸さん:念力とビリビリてっいうね

 

ホークさん:弟のピエトロの方は脚が物凄く早いという単純な能力だが、お姉さんの方は複雑。

ただその実力はMCU屈指。エンドゲームでサノスを土俵際まで追い込んだ。

ただでさえ強そうなワンダさん。そのサイキック以上の途轍もない能力がありそうな気配が『ワンダ・ヴィジョン』を観ていると伺える。

 

宇多丸さん:何かこの作品の異常な枠組みというもの自体が彼女の能力に関係しているのではと思わせられる。

 

ホークさん:第3位、最愛の人とのまたしてもの別れ。

最愛の相手ヴィジョンがインフィニティ・ウォーで亡くなった。

IW以前はCWでミッション中に事故を起こしてそこでもまた大変なことに……

 

宇多丸さん:幸薄系ですよね

 

ホークさん:幸が薄すぎる。

そんなデコを抉られて亡くなったはずのヴィジョンが『ワンダヴィジョン』などといって明るい感じで再び登場。

 

宇多丸さん:ぶっちゃけ笑ってる顔初めて見たかも

 

日比さん:私それが一番予告で衝撃でした。

 

ホークさん:どういうことなんだ、説明しろという感じ。

不幸を画に描いたようなワンダだが、ヴィジョンとの夢の生活が描かれるのがコミック『ザ・ヴィジョン&ザ・スカーレットウィッチ』。

1985年の作品。

割と牧歌的な話。ドタバタした新婚生活の様子が描かれる。

そういう愉快部分は今回のドラマにも特にシットコムとして良く描かれている。

 

宇多丸さん:仕掛けと言うよりはコテコテにやってますよね。

 

ホークさん:お客さんのの笑い声が入っていたり。

楽しい様子も描かれているが、ですよね。

 

第1位

本気出すとマジヤバイ、一つの文章に「本気」と「マジ」が入ってしまったけど。

10年ほど前のシリーズ。アベンジャーズ、X-MENなどの入り乱れる一大シリーズ。

 

「ワンダ最強説」で触れた彼女のとんでもない能力のせいでMARVELユニバースそのものに天変地異クラスの大異変が訪れる。

 

MCUは原作の大事件を躊躇なく放り込む傾向にある。

「バッキーが生きていた」というのも原作では何十年も経って訪れた展開。シビル・ウォーも大事件だった。

 

宇多丸さん:サノスすら描ききったシリーズだからね

 

日比さん:サノス越えを狙おうとすると余程のことをしないとダメ(だからハウス・オブ・Mの展開も有り得る)

 

結論「マジヤバイ、観よう」!笑

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ CMJK

 

 

■19:45-19:55頃
新概念提唱型投稿コーナー → シアター・一期一会

シアター・一期一会はそのまま残る。

映画館の興収が00年以降最低を記録。鬼滅、今日から俺は!!、コンフィデンスマンJP等が支えてくれたとは言えトータルの数値上は厳しい。

苦しい中開場している映画館がある限りはムービーウォッチメンで支えていきたい。

 

RN:テネシアンさん

アメリカから聴いています。20年ほど前、13歳の頃仕事の都合でシカゴ暮らし。

訛った英語で相手にされず、殻にこもるテネシアンさん。

そんなテネシアンさんを毎週金曜日映画館に連れ出してくれたのはお母さん。

「親と一緒にいるところを見られたくない」とは思いつつ、やっぱり映画は楽しい。

その後英語も上達し、一年後には友達と映画館に行くように。

腐ることなく暮らせたのはムリヤリにでも連れ出してくれたお母さんのお陰。

 

RN:おおともかねさん

『鬼滅』を観に言った。

両隣が男女カップル、親子連れ。

「泣いた?」「泣いた!」と話すカップル。

それを聴いて驚き、身を乗り出してカップルを凝視する子供。

「大人が泣く」というのことに子どもは驚くらしい。

 

宇多丸さん:映画を観て泣く方?

 

日比さん:泣く。初めてはハリポタ?ダンブルドアが死んだとき?

大人になってからの方が泣くようになった。

弟や友達と映画を観にいくと格好つけでなく姿を見せなかった。

 

宇多丸さん:劇場版『ヤマト』を従姉妹のお姉ちゃんと観にいって鑑賞後席を立てなくなるくらい泣いた。

 

日比さん:初めて泣いたのは『火垂るの墓』かも知れない

 

宇多丸さん:あれは泣く。『トトロ』との鬼のような同時上映。

「悲しい」という感情以外で泣くと言うことを知ったのは『2001年』。

猿の進化を描いたシーンの描写の素晴らしさに泣いた。アートに純粋に感動した。自分でもその反応に驚いた。

 

思い出し泣き、サントラ泣きもあるという宇多丸さん。

日比さんも最近サントラ泣きがある。

韓国ドラマのサントラを聴き、散歩しながら泣く。マスクしているからバレない!<バレないか?笑>

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンド・ザ・カルチャー」→ OKB48 結果発表会 with 文具王 & KREVA

まずは総選挙史上最も大きな動きが会ったと言われる前回9回大会のおさらいから。

 

10位:三菱鉛筆 ユニボールシグノRT1

9位:パイロット フリクションポイントノック04

8位:三菱鉛筆 ジェットストリームプライム回転繰り出し式シングル

7位:三菱鉛筆 ユニボールシグノ

6位:ゼブラ サラサドライ

5位:ぺんてる エナージェルインフリー

4位:パイロット ジュースアップ

3位:ゼブラ サラサクリップ

2位:ゼブラ ブレン

1位:三菱鉛筆 ジェットストリーム

 

文具王:ジェットストリームの10連覇なるかに注目。

その実力は本物なのか、ブレンがどこまで絶対王者を追い詰めるか。

コロナによって握手会が実施できず、ほとんどweb投票のみという現状がどう影響するか。文具王様とKREVAさんイチ押しのユニボールONEがどこまで上り詰めるか。

 

OKB48とは?

総合プロデューサー古川さん:選抜委員会が日本で手に入りやすいボールペンを48種類選出。

web投票とお店などでの試し書きという「握手会」を実施。

例年全国40箇所で握手会をやっていたが、今年は西新宿にあるキンコーズのワークスペースの1ヶ所のみ1カ月。

今年の投票数:4,197

去年の投票数:2,838

ということで1,000以上投票数を増やす結果に。

 

要因

コロナ禍?

文具王のYouTubeでの発信?

KREVAさんの活躍?

 

投票の内訳

web:4,022票

握手会:106票(前回の1/18)

 

公式ハンドブックを作って販売。

キンコーズが一本一本に選挙ポスターライクな物を作るというとち狂った施策を実施。

 

宇多丸さん:これ褒めてますけど、あんたらどうかしてるぜ笑

 

文具王:テレビチャンピオン三連覇をキッカケに文具王に即位(即位?)。文房具情報サイト「文具のトビラ」編集長。

zoomの背景の自室が文房具まみれの模様。

 

18時台に流した新曲にも「文房具」という歌詞が入っているKREVAさん。

公式ハンドブックで握手会が開催されないことで「ルックス」が影響するのではないかという文具王の指摘に対し、同じくルックスの重要さを解くKREVAさん。

但し、「現場派」のKREVAさんならではの視点として「単品としてのルックス」ではなく「売り場における印象」の重要さを解くKREVAさん。

OKBは黒のみのノミネートだが、50色展開されている内の一本(黒)なのかそうでないのかという視点。

所謂「面出し」。フィジカルの音楽ソフトの売り上げにも売り場の作りが大きく影響。

展開している色の数が多いと売り場の専有面積も拡がる、また什器の格好良さが得票に影響するかも……?

 

古川さん:過去最大数の「コピペ投票」が発見された。その数数千……

全てをカウントするわけにはいかないと判断し、一票とカウントした。

重複投票が出来ない仕組みの構築必須。

去年は上位20本紹介したが今年は時間の兼ね合いからトップ10のみ。

 

まずは10〜6位から!(各順位発表は日比さん読み)

10位:446票

インクが濃くて素早く乾く 昨年6位

ゲルインク ( 6位→10位)

 

9位:507票

昨年5位 ゲルインクボールペンの大本命も今回は伸び悩み どうした??!!お前はもっとやれる奴だろ??!!

ゲルインク 「ぺんてる エナージェル インフリー」 5位→9位)

(宇多丸さん:嘘だろー!!!

 KREVAさん:マジかー)

 

8位:561票

昨年4位の実力者が今年はこの位置でした。守りに入るのはまだ早い。もう一伸び、あと一声を聞かせてくれ!

ゲルインク 「パイロット ジュースアップ」 4位→8位)

 

7位:579票

昨年10位から再浮上してきた中堅ゲルインクボールペン。待ってろ今から本気出す!まだ終わっちゃいねーぜ!

ゲルインク 「三菱鉛筆 ユニボールシグノRT1」 10位→7位)

 

6位:859票 

ゲルインク界の大ベテランが昨年に引き続き好位置をキープ。あの村上春樹も愛用するノーベル賞級の名品です。

ゲルインク 「三菱鉛筆 ユニボールシグノ」 7位→6位)

 

順位の荒れに驚愕の様子の一同。

文具王:10、9、8位の3本がゴソッと4つ順位を下げてスライドしている。

 

宇多丸さん:エナージェル派としてはショック。なぜこのような事態に?

 

文具王:その先に何が起こっているのかということを想像していくともしかしたらということもあり得る?

まとまって順位が下がったことから、ここ(8〜10位帯)に関して言えばweb投票になったことで一気に順位がバラバラになるということはなく、傾向を持ったまま下がっているということができる。

とはいえ4位も下げているのでその上にどんな波乱が起きているのかと言ったところ。

 

KREVA:自分が注目していたところが影響しているのかと思うのはジュースアップ。

売り場でには白ボディにパステルカラーのものが一番良い位置にある。

黒のボディのカラーバリエーションはいっぱいあり、その一番端にあるのが黒。

黒だけの勝負になると「ジュースアップ書きやすいじゃん!」となっても、ジュースアップの中で黒にたどり着くのに回り道が必要。

シリーズ内で王道じゃない感じがしてしまうのが黒と感じていた。

エナージェルは什器がメチャクチャ格好いい。見栄えがいい。

順位が上がってくるのではと思っていたが、目立ちすぎて王道を嫌う投票者が避けたのではないかと考察。

 

以下、古川さんによる各ペンの一言ポイントと投票コメント読み。

 

10位:サラサドライ……速乾性、発色の良さ

シアンさん(女性/15歳):左利きだから書きやすい。黒を愛用しているが発色がいい。

文具王補足:左利きの人は筆記した箇所を手で擦ってしまうため、速乾性の高いペンを好む。

古川さん:左利きの人の速乾性に対する反応速度は速い

文具王:また、左利きの人はペンを立てて持つ人が多いため、ペン先の引っ掛かりに敏感

 

9位:エナージェルインフリー……番組内愛用者も多く高い評価だった。元々あったエナージェルの透明軸バージョンが登場し、人気高まる。

うさみみさん:透明ボディの美しさ、安っぽくないデザイン、書きやすさ、価格のバランスの良さ

 

8位:ジュースアップ……秋味の良さ、シナジーチップ、ルックスの良さ

あーちゃんさん(タイ・バンコクの方)

日本語教師をしている「丸つけ勢」。(※昨年KREVAさんのコメントから生まれた言葉)

漢字教育をしていてトメ、ハネ、ハライの表現がしやすい。

日比さん:握手会得票数が6〜10位のペンで最多の65pt。ユニボールシグノは24pt。

書いてみてわかる発見があるペン。

 

7位:ユニボールシグノRT1……ゲルインク細字、滑らかさ、カリカリ感、ノックのしやすさが人気。ノック形状が普通のペンと違う。

文具王:グリップがペン先まで到達しているため、ペンの先端を掴んで描く人にも使いやすい。どこを持っても書きやすい特徴あり。

古川さん:もともと人気があったが再浮上。

 

6位:ユニボールシグノ……ゲルインクの古株。硬筆の書き味。キャップ式故のグラつき・がたつき、インク掠れのないペンで性能面が高評価

たぬきさん:インクの切れがよく、他のペンと違ってインクが切れた時にピタッと出なくなる(薄いインクが出ることがない)

宇多丸さん:直接の声を聞くと面白い

古川さん:いまだに驚くような着眼点のコメントがある

宇多丸さん:でもコメントを聞くと各人何を大切にしているかわかる

 

5位:1,037票

一昨年2位、昨年3位の実力者がさらに絶不調。どうした、何があった?みんな心配しているぞ!

ゲルインク 「ゼブラ サラサクリップ」 3位→5位)

 

4位:1,278票

尖に尖った新人が初登場!この先も丸くならずにエッヂィな君でいてほしい。

油性インク 「三菱鉛筆 ジェットストリームエッジ」NEW

 

3位:1,471票

下馬評通りだがそれでもこれはBIG SURPRISE!  新人らしからぬその実力はやはり本物だった!

ゲルインク 「三菱鉛筆 ユニボールワン」NEW

 

文具王(総評):初登場でこの位置につけた3位と4位の影響で全部押し出された格好。これは大きい。

どちらも三菱鉛筆というのがすごい。

「これまでにない濃いペン」としてのユニボールワン、「これまでにない細いペン」としてのエッジということで、新たなジャンルを切り拓いたペンがこの上位に。

それでいうとサラサクリップは今までいい位置にいたが、まさかの大番狂わせ。

 

宇多丸さん:エッジは活躍の場が限られる変態ペン。にもかかわらずこの順位は驚き。ジェットストリームブランドの賜物?

 

KREVAさん:エッジは1,000円する高いペンなのに驚き。

サラサクリップの展開に注目していた。

アンケートを求められたとき、クリップボードにペンホルダーがあるのにサラサのクリップでボードにつけられているのを見たり。広まってきていたが、追い打ちをかけるように豊富なカラー展開。ポップな展開。

これがどう転ぶか着目していたが、順位を下げる結果に。

 

文具王:人気投票なので、「いつも使っているペン」とは違う要素もある。

 

古川さん:市場の「サラサ慣れ」、「サラサ疲れ」が見られる?

一方で「三菱ルネサンス」とでもいうべき事態が起きている。

ジェットストリーム登場時、番組では宇多丸さんを中心にずっとジェットストリームに対するデザイン面の悪さを口にしてきた。

「デザインがダサい」と執拗に言ってきた。

 

宇多丸さん:プライム石とかね

 

古川さん:かわいそうに思ってきた。しかし最近デザインのテイストの変化が見られる。ユニボールワンとエッジは明らかに同一線上のデザイン。

直線的なデザイン、メタルクリップ。

 

宇多丸さん:マットな感じ

 

この方向性が非常に成功しているように見受けられる。デザインの見直しが自分たちのブランドにもう一度力を与えている。

 

宇多丸さん;これはしつこくデザインに言及してきた我々の功績……?

 

古川さん:すぐ自分の手柄にする……本当に汚い……

 

それぞれのペンとコメントの紹介

5位:サラサクリップ……非常に若い人からも人気。昔からあるペンで「色が可愛い」「昔から使っている」といった意見。若年層・女性層が目立つ。

なっちさん(18歳):カラバリ、価格面、握りやすさ、全ての面でベスト

 

4位:ジェットストリームエッジ……油性ボールペンにして細さ0.28mmという極めて細い、世界で一番細いペン。

宇多丸さんも「こんなのどこに書くんだ」と言っていたが、明確に用途があった。

なぎたさん(51歳/女性)

伝票に小さい数字を書くので油性では一番気に入っている

ついてるニャンコさん(55歳/男性)

 会社に提出する書類(年末調整他)の6mm程度の幅の紙にも書きやすいので嬉しい。

→平均年齢が高く、会社の書類に文字を収める用途で好まれている傾向。

(若年層の愛用者が多い)サラサと比べると絶対に出てこない「年末調整」などの文言が出てくる。クラスタの違いがはっきりある。

宇多丸さん:逆に言えば公の書類はエッジが登場するまでまでは書くのに苦労してたってとだからお前、そんな順番ないだろ!

KREVAさん:シグノの0.28があります

 

3位:ユニボールワン……インクの発色の濃さが人気、カラバリの豊富さ、学生人気

オイラショックさん(16歳/男性)

並べて書くと他のボールペンの黒が灰色に見えてしまうほど。また、黄色のインクもはっきり見える発色の良さ。シンプルな見た目が気に入った。

宇多丸さん:チックショ〜!やっぱ良いなぁ〜!エナージェルがこんなに(順位を)下げているのにユニボールワンにこんなに惹かれている俺……!

KREVAさん:いいんだよ!世の常世の常!

古川さん:そのほかにはこんな意見も。

ブッロコリー二郎さん(42歳/男性):配送業をしていて日報、積み込みの確認、受領サイン(のお客さんとのやり取りで)何度となくポケットからペンの出し入れをする。

クリップの強度が非常に重要。そこでバインダークリップの丈夫さが良い。

また、発色の良さからコピーを取る、FAX送信をした際に明瞭で見やすいとお客さんから好評。

古川さん:自分たちはFAX利用が減って久しいが残ってるところには残っている。

FAXユーザーにも訴求したことには気づかなかった。

宇多丸さん:三菱ルネッサンスなどというデザイン面強化の話題も出たが、実用面の進化もあった

古川さん:完成度も高く上位に進出するだろうとは思っていたが、3位に入ったのには驚き。

 

2位:握手会投票92票 web投票2,625票 合わせて2,717票

まさか、まさか、まさか!!……いや!まだまだ王者の背中は遠かった!しかし2年連続第二位は立派です。

エマルジョンインク 「ゼブラ ブレン」 2位→2位)

 

1位:握手会投票182票 web投票3,943票 合わせて4,125票

(古川さん:うっわ!

 宇多丸さん:強ぇ!)

やはり やはり やはりあなたは強かった!我々はまだあなたの時代に生きている。

油性インク 「三菱鉛筆 ジェットストリーム」 1位→1位)

 

文具王:前回web投票でたったの2票差に迫っていたので、web投票が基本となる今回はもっと迫るかと思っていたが、web投票全体の数が増えたためそこで実力差が若干出たのかと。

バランスの良さのところで「誰からも嫌われないジェットストリーム」という強さが出た。

KREVAさん:ブレンの定着度合いを感じたのがPV撮影で栃木に行った際。コンビニで個包装のブレンが売っていた。

宇多丸さん:今までジェットストリーム強かったもんね

KREVAさん:サインペンならマッキー、という感じで定着してきた感じがあったので1位すらあり得ると思っていたが、ジェットストリームは強かった。

宇多丸さん:定着してしまったが故に昨年の鮮烈なデビューの勢いが削がれた?

今年の傾向として定番化すると新人に対して弱くなる。その分ジェットストリームの強さがすごいんだけど。

 

投票コメント

2位:ブレン……「ブレない」ことを押し出した19年発売のペン。

「本来ノック式のペンはガタつきがあるんだ」と、ブレンがいうには。

一同:ハハハハ

日比さん:ブレン「が」いうには

古川さん:ペンがガタつくのがストレスですよね?そのストレス軽減のペンがブレンです。

これに対して言いたいことのある人が一定数いるにはいるが……

・かおりさん(40歳/女性)

軸がブレないことによりラインが一定で綺麗に書けることにより、綺麗に書けるだけでなく滑らかに紙の上を滑る感覚的な感動がある。

40代/男性(兵庫県)

筆跡が手の動きのような感覚に衝撃を受けた。

ボールペンで書くという行為が「指でなぞる」という行為の延長なんだと再認識。

えりんごさん

筆圧が強く、軸がブレて長時間筆記を続けると普通は指が疲れる。ブレンはそれが全くなかったので感動。

パーカーさん

使い初めは否定派だったが長く使っているうちにすごいペンだと思った。

長時間引きなら一択かもしれない。

古川さん:「長時間筆記ならブレン」という意見はほかにも見受けられた。

また、コメントを寄せる方のリテラシーが高い傾向にあるとも感じた。

出たてはキャッチーな見た目だと思っていたが、実は通好みの渋いペンだと気づいた。

宇多丸さん:俺もムービーウォッチメンのペンこれがいいのかな

日比さん:テレワークで家の仕事が増え、会社の引用具ではなく自前の文具を揃える必要がある。ブレンに興味を持つ人が増えるのでは?

文具王:お店の店員の持っているペンが気になるが、ブレン比率増えている。

飲食店でのメモもブレン増えてる気がする。

宇多丸さん:使うほどに凄さがわかるペンなのかも。見切る前に触れてみたい。

KREVAさん:ブレンってテンゴとテンナナ(0.5mmと0.7mm)どっちが人気あるんですかね?

文具王:別れる。僕は0.7がブレンらしい、ブレンの面白さが伝わると思うが、細い文字がブレない良さを発揮するという意見もある。

宇多丸さん:僕とクレちゃんの手元に封筒に入ったペンが10種あるけどこれってもらって良いの?

古川さん:よろしければ差し上げます

宇多丸さん:ブレン使ってみよう

 

1位:ジェットストリーム……なめらか書きやすい、やっぱり色々試したけど戻ってくる

特徴的だったのは「ブレンと比べてやっぱり」という意見が目立った。

これは去年はなかった傾向で、ブレンを相当脅威に感じている様が見て取れる。

その上で「やっぱりジェットストリームが好き」という意見が目立った。

エビの王者さん:ブレンの登場でどうかなと思ったが、ジェットストリームの書き味はやはり別次元だった。

宇多丸さん:逆にブレンが脅威だったからこそジェットストリーム良さ再発見組も増えたということかな。強力なライバルがいるとお互いに高め合う的な。

ジェットストリームの民さん(18歳/女性):ブレンやユニボールワンはボディが汚れやすすぎる。汚れが目立つ。乱雑に扱えない。ポケットやカバンに放り込んだりして、ノートを書くときにさっと出したりする時に、普段使いとしては(汚れやすい)ボディの美しすぎさは気になるので、ボディがプラスチックでできているのジェットストリームの方が普段使いには良い。

宇多丸さん:だから俺がいつも言ってるあの斜めの線とかハイテクスニーカーに入っているよ余計な線のようなやつも

古川さん:また始まった笑

宇多丸さん:普段使いにはまぁまぁまぁ、こんな斜めの線が入ってるやつだからねと、気軽に使える

 

文具王(総括):今回はブレンがここで勝てなかったのは残念だが、1位2位は間違い無いなという感じ。3位4位はボールペンの世代を変えつつあるのかなと。

去年登場のブレンも含めると2,3,4位が新人。ボールペンシーンの上位を占めるところに新人が入るようになった。

ブレンとユニボールワンはデザインも似ており、「令和デザイン」と呼んでいる。

KREVAさん:さっきの人に言いたいのは「ユニボールワンは(汚れにくい)黒(ボディ)もあるよ」。ユニボールワンとブレンの白いボディはApple Pencilのデザイン的な影響があるのでは?

今後こう言ったデザインが増えてくるかも。

 

お知らせ

古川さん:大感想戦を2/14に配信予定。メンバーは文具ジャム&古川さん。

 

KREVAさん:言えないことばかり。ライムスターが今度出演するUNPLUGED。俺がアジア最初のヒップホップアーティスト。2008年12月にDVD出てるので予習にどうぞ。

ミュージカル『イン・ザ・ハイツ』のラップ日本語監修に携わっているのでそちらもよろしく。

intheheights.jp

 

文具王:毎日1本筆記具の試し書きをYouTubeで配信しているのでよろしく

 

<今更だが、僕は今年もジェットストリームが1位だと思っていた。

というか、第一回大会から10連覇を成し遂げて殿堂入りで優待というのが綺麗かなと。

昨年ブレンに迫られたジェットストリーム。おそらく普段からジェットストリームを使っている人も王者であるが故に「俺が投票しなくてもジェットストリームは安泰だろう」とたかを括って投票しなかった人が一定数いたと思う。

昨年のブレンの猛追を受けて今までジェットストリームを避けて投票していた人の票も集めて今回は10連覇となったのだと思う。>

 

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okb48.net

 

 

 過去にOKBに触れたエントリはこちら

eibunkeicinemafreak.hateblo.jp

 

 

1/26(火)アトロク 737回

■18:00~18:30頃
「オープニング」→最新カルチャートピックス

宇多丸さん、つけそばを食べていて打ち合わせに遅れる。

遅れた言い訳にはならないぞ宇多丸さん。

半蔵門のバジルつけ蕎麦の系列?

 

宇多丸さん:じゃあいってみましょ

宇垣さん:アフター

宇多丸さん:シックス

宇垣さん・宇多丸さん:ジャンクション!

宇多丸さん:……チクショー言おうとしてたのに……

宇垣さん:ふふ

 

宇多丸さん:苦手意識のあったからみ蕎麦、最近はとても好き。大嫌い大嫌い大嫌い大好きなやつ。

 

宇垣さん:ナスなんかがそうですよね

 

宇多丸さん:Twitterでニュースになっていること。編集長・磐田さん。

 

1/5のアトロクの放送『韓国映画』特集出演後、『映画秘宝』について良いイメージを持っていない旨呟いたTwitterユーザーの女性が。

それに対して編集長岩田さんがDMを送信。

下手に出るようでいて一種の脅しのようなメッセージ。

それをTwitterに呟く。

映画秘宝としての公式謝罪をする前に、双葉社にそのDMを送られた女性が電話をしたところ、その電話番号を知った編集長が女性に電話をして謝罪した、と言う問題。

 

宇多丸さん:DMの中身からしてちょっと……

 

宇垣さん:私も「もう死んでしまおうかしら貴女のせいで」というメッセージを受け取ったことがある。

「殺してやろうか」よりも怖いメッセージ。

擁護できない。

一人では受け止められないだろうから誰かに共有するのは間違いじゃない。

被害者が責められるようなことはあってはならない。

 

宇多丸さん:番組リスナーがこんな目に合ってしまったことが悲しい。

放送内容に問題があったかは分からないが、1/5の放送のゲスト選定も今まであった「映画秘宝=ホモソーシャル」という批判を知った上でそう言った性格付けにならないようにしたつもりだったが……

宇多丸さんは秘宝と一体化しているわけではなく年一でベスト作品記事を寄稿するくらいだが、「秘宝周りに対する嫌な印象」を持たれることに理はある。

宇多丸さん自身に良いイメージを持っていない人がいるであろうことも事実。

番組としても頑張るし個人としても頑張る。

これからも映画秘宝に寄稿しているライターの方をお呼びすることもあると思うが、個人個人はとても良い人。

いつかまた番組を聴いて欲しい。

 

お二人の頑張って番組を発信していくという決意表明。

 

宇垣さん:「死んでやる」と言うのはとても重い脅迫

 

宇多丸さん、本来話す予定だったのは「船越桂展」。

実際の人間よりも近い距離で観ることの出来る展示。企画展とは思えないほど空間にフィットしていた。1/31まで。

舟越 桂 私の中にある泉|渋谷区立松濤美術館

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ 冨田明宏(今年注目のネット発アーティスト・クリエイター)

YOASOBIをはじめ冨田さんに紹介されたクリエイターに触れる機会が多い。

ネット発のクリエイター、アーティストは米津玄師をはじめ今のシーンの中心にあり、無視できない。

 

ado 『うっせぇわ』

ガチャピンが「歌ってみた」投稿。

 

Yama『まっしろ』

テレビで特集組まれる。

『春を告げる』が有名。

 

FantasticYouth(ファンタスティックユース)「真刀勝負」

 

色んな音楽性を混ぜ合わせて作ったような感じ。

今のヒップホップを聴いている感じが凄くすると宇多丸さん。

ハイブリットを突き詰めて独自の色にしている。

 

冨田さん、出演番組情報などはTwitterをチェック!

 

アトロクブックフェア

1位:キングオブステージ

7位:宇垣美里のコスメ愛

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ toconoma

もりやすディレクターがお世話になっている模様

 

■19:45-19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」→何かが始まる音がする~YOKAN~

予想に反し良いコーナーに笑

思いのほかグッと来るメールが多かった。

 

RN:かしくさん(女性)

中学時代同じ部活、同じ塾に通う女友達。

部活帰り、傘を忘れたかしくさんを傘に入れてくれたその友人。

暗い夜道を相合い傘で歩き始めたその時、ドキドキと心臓が高鳴る。

当時恋愛経験も余りなく、片思いの男性相手にドキドキしたことはあったが女性、それもかなり慣れ親しんだ相手に覚えたドキドキ。

「うお、どうした?暗いから心臓バグってんのかな」と自分を納得させた。

高校時代、卒業後も交流は続き、カラオケに通い詰めたり。一緒にいてとても楽な、素の自分でいられる相手。

しかしことある毎に何となく違和感が募っていく。

レストランで食事をしていると妙にディナー感が出たり、動物園に行くと何故かデート感が出たり……

彼女との友情はこういう(空気が流れる)形なんだなと思い気にもとめず。

二人でその雰囲気を笑いの種にさえしていた。

そんな中、かしくさんの引越とコロナで彼女に会えない日々が続く。

コロナ禍で外出もままならず色々と考える日々。

そんな中、今一番会いたい、一緒にいたい相手は彼女だと気付く。

ある日ビデオ通話をして久し振りに彼女の顔を見たとき、違和感がスッと晴れるのを感じ、「彼女のこと好きだな」と自分の気持ちにやっと気付いた。

今度一年振りに彼女に会う。その時、あの日相合い傘をしたときに感じた鼓動の高鳴りがバグだったのか恋のYOKANだったのか。

動物園に出かけたとき彼女が作ってきてくれたお弁当はただの厚意だったのが恋のYOKANつだったのか。直接会って自分の気持ちを、そしてできれば彼女の気持ちを確かめたい。

 

これから始まるのか、終わるのか。予感で一杯のこのタイミングで是非ともと思い、投稿させていただきました。

この(BGMに流れる)尾崎豊の「I LOVE YOU」はカラオケに行った際、彼女に一度だけリクエストされた曲でした---

 

宇垣さん:はぁ〜〜〜〜

 

宇多丸さん:『スワロウ』の監督のようにジェンダーすら変動しうるのだからセクシャリティつって変化するのが当たり前。

 

宇垣さん:会わない時間で見えてきたものがある。

久しぶりに二人が会う日がよい天気だと良いなぁ。

<この投稿が素敵すぎる……

今回のコロナがキッカケで「彼女」への気持ちに気付いたとあるが、思うにこの方はもっと以前から自分の気持ちに気付いていたのではないだろうか。>

 

宇多丸さん:YOKANが最終回と言うことで、このコーナーを盛り上げてくれたあの男の投稿を読まないわけにはいかない!

ペニメンの兄(あに)さん

 

宇垣さん。:出たぁ〜笑

 

宇多丸さん:何個YOKANエピソードあるんだっていう

 

宇垣さん:YOKAN製造機!

 

(投稿読み):コロナが少し落ち着いた兆候を見せた昨年12月。

エナジードリンクの試供品を配る列に並んでいたところ、前に並ぶ女性のリュックが開いていることに気付いたペニメン。「誰かを

「リュック開いてますよ」

「え、開いてますか?」

「閉めますね」

「試供品、ありがたいですよね」

「仕事帰りすでか?」

の会話があり、コロナにおける仕事の話や『愛の不時着』トークで。

話してみるとその女性が高校の二年下の後輩だと判明!

 

そのまま飲みに行き、年明けにパンケーキを食べに行った際告白。

晴れて付き合えることに!

 

YOKANの空耳を聴き続けてきた人生だったが、YOKANがKOIにかわることもある!

 

宇垣さん:気付いたけどペニメンの兄さん、凄いわ!「リュックのファスナー開いてますよ」までは言えても「仕事帰りですか?」の一言が出せるのが凄い。

 

自然な会話術に「弟子入りしたい」という宇垣さん。

 

宇多丸さん:こっちのスキルだけ高めていてもダメ。これはKISEKIですよ!

 

宇垣さん:ドゥエェェェェイ!

 

<最後に良い投稿が並んだな……>

ラジオクラウド

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンドザカルチャー」→「このマンガ展がスゴい!考察することでマンガや美術館のことが見えてくる特集by 伊藤遊 (京都精華大学・国際マンガ研究センター研究員)」

ここ20年で「マンガは捨てるもの」という認識が覆った。

 

美術館は近代に作られた文化装置。

そのままでは滅んで行ってしまう文化を守る目的。

現在進行形の文化に対しては手を差し伸べづらいが、世界的にはマンガを初めとしたポピュラーカルチャーを扱わなければならないという潮流が出来つつある。

大英博物館が日本の漫画展を開催して注目を集めた。

同年、京都で世界博物館会議開催。

マンガをテーマにした進歩をやってほしいと依頼され、マンガを美術館で扱うことについて論が交わされた。

 

放っておいたら皆忘れてしまういつもの生活=POP LIFEを扱わなければならないという意識で設立されたのが大阪の民博。

 

宇多丸さん:今は価値が定まってる浮世絵も当時は扱いが違った。それと同じように考えられるのでは?

 

日常生活をPOP LIFE という伊東さんだが、ライムスターのアルバム『POP LIFE』のTシャツを着ての出演。

 

お知り合いが続々とアトロクに出演したと言うことで自ら売り込んで出演が決定!

 

漫画展の開催数(マンガナタリーのサイト内検索にて)

2019年:173件

2020年:176件

コロナ下でも数が減らないどころか微増している!

 

社会的価値の定まった文化を取り扱う博物館美術館。

 

漫画展:手塚治虫展が「原画を額装する」というある種フォーマットを規定した。

現在の漫画展もこの呪縛から逃れられていないともいえる。

手塚治虫の死去に伴って開催された企画展。

ある種神格化された漫画家の死を契機に美術館でもマンガを扱うことが始まったとも言える。

とはいえ当時は美術館筋でも喧々囂々の議論が成されたとのこと。

 

1990年代後半に手塚美術館が開館し、それを契機に「手塚治虫の美術館がアリならばこの漫画家も」ということで広がった。

 

伊東さんの思う凄い漫画展

長谷川町子記念館

 

文化庁メディア芸術祭はキュレーターがよい仕事してる。

 

コロナ下でも楽しめる凄い漫画展

 

明治大学の米沢嘉博記念図書館 で「少女マンガはどこから来たの」という企画展をwebでも見られる形で開催。

宇垣さんは実際に訪問して鑑賞!

 

「目の中に☆が描かれ始めたのはいつから?」など、少女マンガの色々な「初めて」を追える。

 

宇多丸さん:キュレーションのしっかりした展示は後々図録を見た時により一層楽しめる。

 

『マンガ・パンデミックWeb展』

https://www.kyotomm.jp/event/exh_mangapandemic/

しりあがり寿さんなどと始めた。

世界中からパンデミックマンガを集め、投稿された順番に公開するという企画。海外にも門戸を開いた。

「0件かも……」と思っていたが500を越える国と地域から投稿が……!

 

これから開催される注目展

THE ドラえもん展 KYOTO 2020

http://thedoraemontentokyo2017.jp/kyoto.html

去年オープンした話題の京セラ美術館で開催。

期待と不安がある。

巡回展は各所のキュレーターが手を加えるため、巡回するにつれてパワーアップするのが常。

しかし、各美術館にマンガを扱えるキュレーターがまだ少ない。

京セラ美術館は去年オープンしたばかりで、話題の企画展をバンバン打ち出している。

発破をかける意味でも期待したい。

ドラえもんは研究も進んでいる漫画作品。

良い展示にして欲しい。

 

「原画を観る価値がある」というのは谷口ジローさん。

『描くひと 谷口ジローの世界』

故郷の鳥取で開催。これから各地巡回するのでは?

原画を持たせていただくと「重い」と感じる。

スクリーントーンを多重的に使用するスタイル。

必要箇所にトーンをあてるのではなく、山などは貼られたトーンをカッターで削ることで描写している。

漫画家は紙面に載らないところは手を抜くというのもプロの業。

しかし谷口先生は目の前の画を完成させることにしか関心がない?

原画を見る価値のある漫画家。

腕時計について思うこと 僕が見た2010年〜2020年

「映画と文房具と時計、好きなものから1 文字ずつもらって「映文計」。」

ブログのプロフィールにそんなことを書いておきながら、時計のことに触れたことはかなり少ない。

旧ブログで一度、映画に関連した時計のエントリを書いたくらいかな。

 

映文計: 『イコライザー』の主人公マッコールさんと同じ時計を買った話eibunkeicinemafreak.blog.fc2.com

 

しばらく時計シーンを追うことをやめてしまっていたんだけど、ちょっと最近また時計にビビッと来ることがあったので、あらためて時計に向き合ったエントリを残しておきたいと思う。

 

僕は2010年くらいから腕時計が大好きになった。にもかかわらず、不思議なことに何が原因で好きになったのか全く記憶にない……

 

大学生の頃万年筆を初めとした文房具に興味が出始めて、多分時計への興味関心はその後だったような気がする。

高校生の頃、模擬試験を受けるのに必要だからと言う理由で親に買ってもらった時計が故障して買い換えの必要性が生じたのが、通っていたキャンパスや友人づきあいの記憶から大学3年か4年生の頃だったはず。

「就活に時計無しで面接に臨むのは余り良くないよなぁ」と思って調べ始めたのが時計に興味を持つキッカケだったかも知れないと今になって思う。

社会人一年目には時計好きの同期と時計談義をしていた記憶があるので、僕が時計を本格的に好きになったのは大学3〜4年の2011年か2012年。

 

その頃から数年の間に「いつかは憧れのあのモデルを……」と心に決めたモデルが幾つもある。

CITIZENに就職した先輩と時計談義をするために飲みましょうと一席設けた日、その先輩を待つ間僕はウォッチギャラリーで時間を潰していた。

そこであまりにも格好良いZENITHのEL PRIMEROのとある限定モデルを60回ローンでその場で買ってしまおうと思ってクレジットカードを店員に預け、今まさに信用調査に入らんというタイミングでやっぱりやめてもらったと言う過去もある。

さすがに衝動買いをして良い金額じゃ無いと気付いて思いとどまったけど、結婚して自由に使えるお金が無くなった今、あの時グッとアクセルを踏む決断をしていたら……と考えないこともない。

 

その頃は時計雑誌やコレクターの方のブログなんかも毎日のように見ていたけど、最近はあんまり情報収集をしなくなった。

 

僕が時計を好きになった頃はデカ厚ブーム真っ最中で、新規に出るものはほとんどのモデルが42mm以上という時代。

僕はメンズモデルでも36〜39mmくらいの方がエレガントで良いと思っているので、このブームは非常に煩わしかった。

 

僕が大学生や社会人になりたてという年齢層だったこともあって、NIXONやDIESELといった非時計ブランドの時計の愛用者が周囲に多かったように思うし、ファッション誌でも大きく取り扱われていたように思う。

会社の同期にも時計ブランドの時計を着用している人間とそうでない人間が半々といった感じだったかなぁ。

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DIESELといえばデイトの表示窓の上下に金属パーツが被さったこのケース形状だよね。

www.diesel.co.jp

 

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NIXONはモデルの新陳代謝が早くて自分の記憶の中にあるNIXONらしいモデルが見つからず……

これが一番「あの頃のNIXON」のイメージに近いかな。

金モデルのユーザーは周囲にいなかったけど

www.nixon.com

 

全体的なブームではなくて当時20歳前後だった僕の周辺の話になるけど、ファッションブランドやセレクトショップの時計の愛用者が多かった。

 

んで、僕はデカ厚ブームを牽引していたのはそう言ったファッションブランドの時計だったんじゃないかと思っている。特にアウトドアファッション。

ここからは飛躍した論理になるかも知れないけど、UNIQLOがHEATTECHを発売したのがゼロ年代前半で、ゼロ年代後半から10年代初頭にかけては他のメーカーも所謂機能性インナーを当たり前のように発売し始める時代。

そんな影響もあって衣服の持つ「機能性」がフォーカスされて、アウトドアブランドのアウターがバンバンタウンユースされ始めたのがこの時代だったんじゃないかなぁと。

で、アウトドアブランドが流行ればアウトドアウォッチが流行るし、アウトドアブランドのアウターに合わせようとしたらドレッシーな優等生三針時計よりもゴッツいなりをしたデカ厚の時計の方が映える。

 

何となく、世の中の動きと自分の身の周りで感じた流れを振り返ってみるとデカ厚ブームがこんな感じで分析できるかなと。

 

まぁ「デカ厚ブーム」と言う言葉は時計専門誌で用いられていた言葉なので、アウトドアブランドやファッションブランドの時計というよりも時計ブランドにおいて顕著な傾向だったんだけど、自分の観測範囲ではそんなような感じを受けましたという話。

この時代、時計ブランドでいうとPANERAIが存在感を放っていた印象。

あとSEIKOアストロンとかが出たのもこの時期だったかな。

価格も見た目も良さげで興味を持ったのに、着けてみたらとんでもなくデカくてやめた記憶がある。

(アストロンは機能的にあの大きさ・あの厚さが当時できる限度だったのかも知れないので、一般的な「デカ厚」的な文脈で語るのは少し違うかも知れないけど)

 

一方、デカ厚ブームへのカウンターなのかSKAGENのミニマルデザインも腕時計シーンでかなり存在感を放っていた。

そしてSKAGENからシームレスにムーブメントを継承したのがBERINGだったかなと言う印象。

1〜3万円で買える主張しすぎないモデルが多いということで、就活生から社会人2〜3年目あたりでも買いやすいこともあり、年齢層的にも僕の周囲で人気があった。

BERINGの設立が2010年ということなので、非常に早期に日本に入ってきていたんだなぁと今になってバイヤーの感度の高さに感心する。

 

SKAGENとBERINGは双方デンマーク生まれのブランド、薄さがトレードマーク、多くのモデルがメッシュバンドを採用している……など非常に似通った印象だった。

デザイナーが同じだったという話も聴いたことがある。

当時流行の兆しのあった青文字版の採用に積極的だった点でも共通していた印象がある。

今でこそ完全に市民権を得た青文字版だけど、2010年だったかそれくらいにROLEXがバーゼルワールドで青文字版のモデルを発表して、それが注目を集めて青文字版ブームが起こったんだよね。

2015年くらいまでは一過性のブームに終わるのか定着するか時計ファンも注視していたようなイメージがある。

 

先程挙げた2ブランドに話を戻すと、今でこそそこまで「そっくり」というモデルは多くない気がするものの、以前は今以上に似たモデルが多かった。

こんな記事を見つけたので貼っておく。

sundaylife.jp

 

で、ミニマルデザインのブームに乗っかって、その後ダニエルウェリントンブームが来るんだよね。

気がつけば男女を問わず猫も杓子もダニエルウェリントンという時期があった。

誰の手を見ても「DW」のロゴが入った時計をしている、みたいな。

別にダニエルウェリントンが悪いと主張する気持ちはないんだけど、人のつけている時計を見るのが好きな僕にとってこの時期は多様性が乏しくてすごく寂しい思いをしたものだと思い出す。

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DWといえば白文字版にローズゴールドの金属パーツに革バンドが好まれていたイメージ

 

会社の設立が2011年で、日本で流行ったのは僕の感触だと2015年くらいというイメージ。

女性も40mmクラスの大きい文字盤のDWをつけるのが流行って、男性は40〜44mm・女性は36mm以下が主流だったそれまでのスタンダードなシーンが覆ったような印象がある。

 

DWのブランドページの「会社案内」のページにある「旅行中に出会った紳士の名前をもらってダニエル・ウェリントンというブランドを立ち上げた」というストーリーは、ちょうどその頃検索をかけて一読しただけだなのに非常に僕の心に残っている。

 

「ダニエル・ウェリントンのアイデアがひらめいたのは、世界一周の旅に出かけていたときの偶然の出会いでした。」

「この人こそが、ダニエル・ウェリントンその人なのです。」

www.danielwellington.com

 

SKAGEN、BERING、DWはムーブメントがミヨタだったはずなので、その辺りからブームを考察するのも面白いかも知れない。

 

少し脱線すると、日本におけるDWの流行と前後して(時計好きでない一般人に波及するほどの流行という大きな波にはならなかったようにものの)、非常にコンセプチュアルな国内ブランドが誕生していた。

それが吉祥寺に本拠地を置く「Knot」。設立は2014年。

knot-designs.com

 

文字盤及びケースを選択して、バンドも自分の好みのものを選んで自分だけの時計を作り出すことができるということで、時計好きとしてもガジェット好きとして設立当初から非常に気になっていた。

前出のCITIZENに勤めている先輩とも吉祥寺のお店を訪ねた記憶がある。

幼馴染の友人が腕にKnotの時計をつけているのを見つけて驚いたこともあった。

サイトではケースの形状やバンドの組み合わせをバーチャルに楽しむこともできるのでちょっと興味がある人は以下のリンクを覗いてみてほしい。

knot-designs.com

 

トノータイプが加わっていたなんて知らなかったのでサイトに行ってみて驚いた。

レクタンギュラー(長方形)やトノー(樽)型といったケースは色気があって良いのよ。

僕がオーダーするならこんな感じがいいかなぁ。

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こんな感じのブームの推移がありつつも、作りもしっかりしていて尚かつ手が届く価格帯の時計を欲しがる人間にはやっぱりSEIKOやCITIZENが強かったし、積極的にファッション誌やセレクトショップとコラボを打つHAMILTONも、時計好きでない人間にもしっかりリーチしていた印象。

 

そしてApple Watchが登場するのが2015年。

 

時計はその人の個性が最も出る装飾品だと僕は思っている。

ORIENT STARを着けている人は国産時計が好きで、且つ他の人とは違うものを着けたいんだろうなとか、BREITLINGが好きな人は航空機やエアショーが好きなのかなとか、ROLEXと同じくらいの価格帯のGRAND SEIKOを着けている人は良いものを身につけたいけど「ブランドものをつけている」と周囲の人に思われたくないのかなぁとかね。

文字盤に「SEIKO」のロゴが躍っていると時計に興味がない人からすると「あのSEIKOの時計をつけているんだな」と思うだろうから。まぁ2017年を境にGSの文字盤から「SEIKO」の文字が消えてしまったので、ちょっと話が変わってくるけど。

www.nikkei.com

 

で、時計はその人の個性が最もでる装飾品である反面、Apple Watchは何というか選んでいる人の「顔」が見えづらいので最初ちょっと嫌いだった。

 

ところで“THE INTERN”、邦題『マイ・インターン』が2015年9月の全米公開なんですよ。

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2015年の9月公開と言うことは、どんなに遅くとも2015年上旬には撮影を終えているはず。

急成長したファッションECサイト運営会社の社長ジュールズ(アン・ハサウェイ)とベン(ロバート・デ・ニーロ)とその周囲の人間の交流を描く作品ということなので、今この作品が作られれば間違いなくこの会社の社員の多くがApple Watchをつけていそうなものだが、2015年の作品ということで登場人物の誰も装着していないのが現在と比べると隔世の感がある。

 

2015年以前と以降に製作された作品とではApple Watchの有無が、2017年から2018年あたりを境にワイヤレスイヤフォン着用者の割合が、その作品の作られた「時代感」を表す重要な小道具になるような気がする。

 

……と思わず話題が逸れた。

 

2015年の登場直後こそさほど愛用者の多くなかったApple Watchだけど、Series3が出たあたりから着用している人を街中でもよく見かけるようになった印象あがる。

Fitbitが一瞬ウェアラブルデバイス界でApple Watchに肉薄したものの、そのごApple Watchが完全に置き去っていったイメージ。

 

2015年にApple Watchの登場あがり、2015〜16年あたりには時計雑誌で青文字版の時計に対して「定着しつつある」という評価が下され、17〜18年くらいには「白、黒に続く第3の選択肢として完全に定着」というような文言が紙面に躍るような状態だったと思う。

 

そんなわけで、自分が一人称で体験したシーンということで高級ブランドには縁遠かったけど、なんとなく2010年から僕が感じていたここ10年間の腕時計シーンはこんな感じだったのかなと。

2017年から2018年を境にとんと時計雑誌を読むこともなくなってしまったので直近の3年くらいが抜けているんだけど……

 

自分が社会人の年次も上がるにつれ、徐々に周囲で「おっ」と思う時計をつける知り合いが出始めたり、007が好きな友人がオメガのシーマスター プラネットオーシャンを買ったと聞かせてくれたりするようになる。

 

別に周囲に腕時計でマウントを取ってくるような人はいなかったけれど、時計を見れば大凡の価格帯がわかる目はある僕。

色々と疲れてしまって高級モデルに手を伸ばすことも諦めて安価なモデルを着けることを楽しむようになり、ついに2019年の年末にApple Watchを入手して今に至る。

 

登場した当初色々と思うところのあったApple Watchだけど、これが非常に良い。

「毎日充電が必要な腕時計なんてあり得ない」などと思っていたけど、入浴中に充電してそれ以外の時間は寝ている時も起きている時も常に着用している。

 

夏場こそ普通の時計よりも熱く感じて不快感を覚えることはあるが、それ以外は快適そのもの。

 

料理していて時間を計りたくなった時も「タイマーを5分掛けて」といえば済むし、iPhoneを出すのが億劫なシーンでもLINEの着信内容にさらりと目を通すこともできるし、ワークアウト中は消費カロリーを測定してくれるし、ウォーキング中は何km歩いたかを教えてくれるし……

 

スマートフォンほど生活を劇的に変えてはくれないけど、「痒い所に手が届く」ガジェットだと思う。

 

今回時計に関するエントリを書こうと思った背景には二つの出来事があって、そのうちの一つは年末に読んだこの記事が非常に良かったから。

re-11colors.hatenablog.com

 

「真の時計好きにG-SHOCKを馬鹿にする人間はいない」と言われるくらい、時計好きからも評価されているのがG-SHOCK。

時計好きになったばかりの人間は「G-SHOCKはスーツ似合わないし、第一カシオ計算機って……時計ブランドじゃないじゃん笑」というのが時計好きになったばかりの人間が一度陥る謎のG-SHOCK下げ。

でも一周するとG-SHOCKの革新性に痺れて評価が逆転するんすよ。

 

僕が今欲しい時計もG-SHOCKのとあるモデル。

とある人へのプレゼント探し中に見つけたんだけど、格好いいんだよね……

 

そんなわけで結構な分量の記事になってしまった。

時計のことを考えてアウトプットするのは楽しかったので、気が向いたらまた書こう。

 

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我が家の玄関の一角。手頃なモデルとちゃん嫁の時計が並んでいる。

 

1/25(月)アトロク 736回

■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 最新カルチャートピックス

クマス、お休みした先週はこんな世の中なので外に出ることもなく家族でゆるりと過ごした。

 

宇多丸さん:アフター

クマス:シックス

宇多丸さん・クマス:ジャンクション!

 

先週の代打のお礼と言うことで化粧水ボトルをタカキにプレゼント。

一本のみネットで買ったつもりが、定期便で沢山届いて貯まっているので折角ならばと。

 

公開nomeetingで発表。MTVの人気番組でアンプラグドという番組がある。

クラプトン、チャゲアス、宇多田ヒカルなど錚々たるメンバー。

その番組へのライムスターの出演が決定!

 

世界的に名誉ある地位にある番組と言うことで感動したリスナーからの投稿が!

 

宇多丸さん:世界的にヒップホップグルーブが減っている。

1DJ,2MCというライムスターは「ヒップホップが生まれた当時の姿を保っているアーティスト」は実は世界的に多くないフォーマットを守っている。

かつ、色々なバンドとのセッション経験が豊富という実績を買われての登用ではないかと宇多丸さん。

 

当番組へのヒップホップグループの出演は二組目且つ28年振り!

 

ライムスターとして初の試みとしてストリングス隊(カルテット)を入れて当番組へ挑む。

 

総勢10名となり、リハーサルも大変。

弦楽器ということで全ての音を譜起こし。

かつライムスターは全てを打ち込みで演奏していたため、実際に楽器で演奏を試みると「こんなのムリです!」という事態も……

 

お客様のいない客席に全力で演奏。

「アクリル板をおかなきゃイケないならこれを格好良く使えるんじゃないの?」と宇多丸さんが言うと、社長も「丁度考えていたんだよ」とのこと。

宇多丸さん曰く世界一格好良いアクリルパネルということで生で観てみたい!

 

MTVアンプラグドという番組の予算があるからこそできる豪華仕様。

しかも普段には無いストリングス隊の導入など、今できるベストと言えるようなライブに仕上がっているとのこと。

 

MTVアンプラグド出演はギャラクシー賞、駿台模試二位、『笑っていいとも!』出演二回という錚々たる宇多丸さんの栄光の実績に連なるもの!笑

 

MTVで2/28(日)21:00〜22:00放送。

一二を争うライムスター不人気曲『ザ・サウナ』が演奏されているので必聴とのこと。

『はしご酒』のアレンジも唸る。

 

宇多丸さん、Disney+でMARVELの歴史紹介?の番組を視聴。

東映版スパイダーマンについての回がとてもオススメとのこと!

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ スーパー・ササダンゴ・マシン(リモートプロレス新章)

今日の対戦相手はとある実力派実況アナ。

リモートプロレスの恐ろしいところは相手の幅が拡がること。

プロレスラーのみならずあらゆる業種が相手になり得る。

異種格闘技戦どころか異業種格闘技戦!

今日の対戦相手はとある実力派実況アナとのことだが一体誰なのか……

 

なお、リモートプロレスは対戦者が全てに言及するため、実況アナがいなくとも成立してしまう。

そこで試合状況を描写するのに長けた実況アナがリングに立ったらどうなるのか?ということで笹団子さんから試合のオファーが。

 

スーパー笹団子マシン選手vsクマス選手!

 

挨拶代わりに腹部をつま先で蹴り上げるガットショットするも、逆にササダンゴ選手のつま先にダメージ。

 

アナウンサーの腹式呼吸で鍛えられた腹筋には効かない〜、投げ飛ばされたササダンゴ選手がふぐの卵巣の毒を含んで毒霧〜などなど何やかんやあってクマス勝利笑

 

ササダンゴ選手:聴いていてやられ心地が良かった。

 

「TBSが誇る本格派アナウンサー」などの煽り文も自分で書いていたというクマス。

 

モノホンのリモートプロレス工業にも呼びたいくらいだというササダンゴ選手。

 

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ tofubeats(DJ)

 

 

■19:40~19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」枠→ ザ・ファーストマン~宇宙で初めてコレをやった~

今回がラストとなるザ・ファーストマン。

伸び代はあったが新たなコーナー案が渋滞を起こしていると言うことで

 

RN:世界100周さん

世界で初めて崎陽軒のシウマイ弁当を炒飯に魔改造したファーストマン。

木梨憲武さんがテレビでロケ弁を全て混ぜて炒飯にすることを放送していた。

 

クマスが以前やっていた『興味R』の「何でも御飯混ぜ太郎」のコーナーを彷彿させる。

 

RN:ネイキッドさん

「未来のファーストマンは私だ」

宇多丸さんが以前言っていた、帰宅時に全ての服を脱いでシャワーを浴びてリビングに入る、という行為を10年以上前からやっていた。

あらゆる花粉をアレルゲンに持つネイキッドさん。

年がら年中マスクをしていたので、アフターコロナの世の中にもいち早く対応。

 

アパートやマンションの設計は今でも玄関からリビングに入るまでに水回りがあるが、今後は簡易的な下着置き場、風呂場での暖房完備は当たり前の住宅が出来るのでは?

 

宇多丸さんもクマスもこの意見には大絶賛!

 

今週のグラビアアイドル:フミカさん

https://instagram.com/fu_mi_ka_538?igshid=ycrr1kkvv5ae

 

去年突如グラビア界にデビュー。

6月デビュー、今年2月に写真集発売。

ミス日本ファイナリスト。上品さを備えた大型新人。

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンドザカルチャー」→ 漫画家・水島新司の功績とは何か?by オグマナオト(水島マンガ研究家)

オグマさんの研究が面白すぎて、番組内で全てを扱うのはムリといきなり豪語する宇多丸さん。

 

オグマさんはお兄さんが宇多丸さんと同世代で、水島新司先生の作品を兄が友人同士で集めていたことから作品に触れる。

 

今後執筆業を続けることは無いかも知れないとは思いつつ、先日の引退発表にはやはり驚いた模様。

かねてより「最終目標は野球界殿堂入り」と言っていた水島新司先生が殿堂入りを辞去したということでそれにもビックリ。

各種メディアが取材できていないため真相は謎のまま。

 

水島新司作品の最大の特徴はそれまでピッチャーvsバッターという一対一の構図だった野球マンガをチーム戦としてしっかり描いたこと。

 

主人公山田太朗が打てずともチームメイトのバッティングで勝利したり、山田太朗が記憶喪失になってもチームメイトが……

というような感じで、脇役のドラマもしっかり描いた。

 

巨人・セリーグ全盛の時代『アブサン』でパリーグを描いた。今はパリーグの方が戦略的に充実しており、この人気の火付け役は水島新司先生の努力の賜物?

 

「まさに野球マンガの教科書的存在。水島マンガが開拓した新常識!」

①ストーリーの軸は野球

②不要なストーリーはカット。長い展開を長いと感じさせない!

③五月蝿い擬音を発明

④これぞ水島マンガ!ルールを熟知し現実とマンガの間で遊ぶ

 

①いまでこそ野球のルールを緻密に描く作品はあるが、1980年代、たとえばあだち充作品は青春群像劇が主軸だった。

デビュー当時から野球マンガを描きたかったが、自分の技術が追いつかないからと言う理由で、デビュー10年頃やっと野球マンガに踏み込む。

 

魔球を描かなかった。

 

「リアルな選手の限界はどこなのか」を考えて描いていた。

高校球児ならここ、プロ野球ならここだろうという限界の見定めが素晴らしい!

 

②ストーリーの不要部はカット

カットすることでどこが大事かが一目で分かる。ストーリーのダイナミズムに寄与。

今の野球マンガは一球一球を緻密に追い掛ける作品が多いが、試合のポイントがどこなのか見えづらいことも。

筆が乗りすぎて三振にたおれるハズだったが、「このスイングならホームランだろう」とプロットを変更することも……!

 

③岩鬼正美にのみ使われる打球音「グワァラゴワガキーン」、160km/hを越えるピッチャーにのみ許された効果音がある。

老齢の選手のスローボールには「ニョホホホ〜」など。

 

手塚治虫は「シ〜ン」という表現で「無音」を表したが、水島マンガはうるさい効果音の先駆者だった。

 

「グワァラゴワガキーン」は後年松井秀喜がデビューし、「ボールが壊れるようなバッティング」と表現されたが、それを1970年代に表現したかったのではないか、とオグマさん。

 

④ルールを熟知しているが故に……

清原は山田太朗に四番の教えを学んだ、イチローがボール球に手を出すことが多いのは岩鬼を参考にしたと言っていた。

リアルと虚構のギリギリを描いていたからこそプロにも参考にされる作品になったのでは?

ゴリラが野球をするという荒唐無稽な作品も後に国外で映画にされたり……

「僕らは水島先生の想像の中に生かされている」。

魔球を描くことが少なかった水島先生かが「光る魔球」という魔球あがる。

藤川球児選手の火の玉ストレートはプロに打てない、「消えたようだ」と言われる。

ドカベンに登場する里中のさとるボールは西部の潮崎哲也シンカーと同じだったのでは?と言われる。

魔球も描くが、現実に有り得るラインを責めていた?

 

ルールを熟知しているが故に訪れる「水島予言」

江夏豊の9連続奪三振。それに最も近付いたのは江川卓の8連続奪三振。

漫画で描いたその3年後、実際に8連続奪三振!

 

また、水島漫画における東急ボールの最高速度は165km/h。

大谷選手が実現。

 

高校野球における最高速度は163km/h。

 

1980年代、140km/h台投げられれば「快速投手」と言われた時代、165km/hは現実的ではないと言われたが現実が追いついてきた。

 

水島予言

ルールブックを熟知していたからこそ描けた局面

「審判がポケットから墜とした新しいボールでタッチしてもセーフ?アウト?」

宇多丸さんも記憶に残っていた名シーンをクマスの実況で楽しめる!

 

あり得なくないこの状況が後に実際に起きた。高校野球の奈良大会にて。

ちなみにルールブックにはその旨のしっかりルールが記載されていない。

 

ルールには無いので「主審の判断」と言うことに。ドカベンでは得点となったが、この大会では認められず笑

 

また、審判観客の頭にはてなが浮かぶシーンで、選手監督がドカベンを読んでいるから分かった試合展開もあった。

 

野球界の構造を熟知していたからこそ当てられた水島予言

「ドーム球場を描き、球団を16に増やし、北海道に野球チームを新設!」

 

細かい試合展開のみならず、日本や球界にすら及ぶ水島予言。

今でこそ主要都市に設立されているドーム球場。

1988年の東京ドーム誕生まで日本にドーム球場は存在しなかった。

水島作品では1981年からドーム球場が存在する。

 

プロ野球を題材にした漫画作品で、作中北海道にプロチームが。

雪の厳しい北海道でプロ野球興行を成り立たせるにはドーム球場しかない!という理由から。

 

東京ドームの計画立ち上げが1984年後ということで、連載から3年遅れと言うことに。

 

また、北海道日本ハムファイターズは2003年に立ち上がり、04年に本拠地を東京から北海道に移すが、水島作品ではそれに先駆けること2年、2001年に『新野球狂の詩』で東京から北海道に本拠地を移すチーム(東京メッツ)が描かれている。

水島先生はかねてより日本各地方に球団を置く様子を描いている。

地方人気なくして野球の広がりはない、と言う持論に基づく。

 

04年、ドカベンプロ野球編でプロ野球に2チーム増やして14球団に。同年(約半年後)プロ野球再編。

劇中で携帯電話会社がオーナー企業となるが、これは楽天に先駆けている。

そしてセパ合計16球団となって水島新司作品のプロ野球のチーム数は落ち着く。

 

自民党や王貞治さんが16球団を提言しており、先見の明の確かさが伺える。

 

宇多丸さん:プロ野球は水島先生の意見を仰げば良いのに。

水島作品はエンターテイメントであると同時に先生からの提言でもあったはず。

 

オグマさん:80年代、実際にパリーグはアドバイザーとして水島先生を招き入れている。

今日のパリーグの

盛り上がりは水島先生の助言あってこそ?

 

今のプロ野球界の中枢は水島新司作品に触れてきた人が一定数いるはず。

先生の作品の描写を思い出して意思決定を下していることがあるかも?

 

唯一実現していないのは女子プロ選手。

『野球狂の詩』では女子プロ水原選手がいる。

 

公式ルールで男子のみをプロ野球選手として認める旨記述があったが、それが後に削除されたので制度的には女子プロ選手の誕生の可能性も……!

 

松井秀喜の五打席連続敬遠よりも先に山田太朗が五打席連続敬遠を受けている。

「漫画級の選手が出て来た!」と受け止めることも出来る。

 

水島新司作品は野球作品だけで30作品。

今後もオグマさん出演に機体!

 

noteでも水島新司作品について更新。

書籍も出したいと考えているので出版社の方宜しく!

 

宇多丸さん:『ドカベン』は長丁場だが『一球さん』は短めで楽しいので是非一読を!

1/22(金)アトロク 735回

■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 最新カルチャートピックス

タカキの先手でスタート。慌てる宇多丸さん笑

zoom画面越しにお互いが黒い服を着ているのを確認。

宇多丸さんはセーター、タカキはいつものエアリズム笑

 

タカキ月曜出演時はPUMAのお洒落ジャージで、「山本どうしたんだよ〜」と橋Pに突っ込まれる笑

宇多丸さんも実際に見ていたら絶対突っ込んだハズだと。

ジャージ上下にcrocsのコンボ。

体育教師が入ってきたのかと思ったと橋P。

 

先週食い散らかされた噛み痕、歯形の残る『スワロウ』評が待っていると宇多丸さん。

 

宇多丸さん:アフター

タカキ:シックス

宇多丸さん・タカキ:ジャンクション!

 

ラフすぎる格好で社内をウロつくタカキはよく目撃される。

日比さん、社内で見掛けても声をかけるのが憚られる。同じ社員、同じ班だったのに……

 

風呂入りに行くような格好。

キチッとした格好で出社する人が多い中、あまりにも「ウチ」感のある服装で歩かれていると驚く、世界を見ている次元が違うのかなと思う。by宇多丸さん

 

ほぼ夜とも言える早朝の職場入りで、ほぼ寝間着感の残る格好もやむなし?

 

しまおさんの流行予想コーナーで話したガースーマスクについて。

不織布マスク以外のマスクのウィルス透過率が話題になり、ガースーマスクも現実味を帯びてきたか?

しまおさんの流行予想、流石!

 

1/22(金)、22:30からニコ生でライムスター配信nomeeting!

RHYMESTER | INFO - 【公開飲みーティング 2021】1月22日(金)22:30~ニコ生独占、新春恒例三年目・ライムスター『配信飲みーティング2021』開催決定!

<※本日=1/27には既に終了>

例のビッグプロジェクトについて、実際の映像を見せちゃいます!

多くのファンにはピンと来ないものになってしまっているかも。

人によってはガンアガり?

 

ニコニコプレミアム会員のみに許された富裕層向けコンテンツ、乞うご期待!

 

先週の山本さんのイートムービーウォッチメンは書き起こしに載ることになったので、いつでも読める!

TBSアナウンサー山本匠晃、『Swallowスワロウ』を語る!【映画評書き起こし2021.1.15放送】

 

■18:30~18:50頃
「ムービーウォッチメン」→ 「Swallow」評

BGMがヒッチコック風のクラシカルな感じ。こちらにはまた映画評でも言及。

メール少なめだが全てが高評価という珍しい。

 

RNりんりんりんごさん

妊娠を経験したからこそ「氷」をたべるという描写がピンときた。

「妊娠すると周囲の人が私達の体を「公共のもの」のように扱われる」

今までそんな距離感にいなかった人から踏み込んだ言葉を投げかけられるようになる。

 

トイレが社会・男性の視線が及ばない場であるからこそ、それを活かした描写。

 

スワロウ=の見込む、燕

家の中にいるハンターは籠の中の鳥。

 

「異食症」は心の叫び。

変化球と思いきやド直球な人間ドラマ。

 

監督はジョーダン・ピールと友人。

 

周囲の抑圧や宗教的戒律に抑圧されたことで反発的な行動をするというのは監督のお婆さんの実話とのリンクを感じる。

 

フェミニズム的な価値観で描かれた映画なので女性が監督をしているのかと思ったら実は男性。

ただし、以前女性名を名乗って生活をしていた過去もあったようで、再び男性として生活を再開した流動的ジェンダーという性自認を持った方。

映画で描かれる問題意識を実生活で認識していた問題意識なんだなと思った。

 

主人公の旦那の父親は恐らくは世襲で会社を継いだであろう社長で、ハンターが身籠もっている子供を「未来の社長だな」という。

主人公を完全に世継ぎを生むための存在としか思っていない風のところがある。

 

主人公の「箱の中の鳥」感を描くために四角四面、左右対称なカメラワークが特長。

しかし確実に自傷行為とも言えるあるものを飲み込んだ瞬間、それまで固定カメラだったのが手持ちカメラに変化する。

 

映画全体が主人公の成長、進化に合わせて描写すら変化していくのが見物。

 

「どこでどの音が消えるのか」というところにも注目して欲しい。

 

「現状本年度一位です!」

「見た目のイメージ以上にとんでもない良い映画です」

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ 蓮沼執太フィル

 

 

■19:40~19:50頃
「新概念提唱型投稿コーナー」→ 抽象概念警察

一瞬クマスがスタジオを訪ね、愛用のスプレー化粧水を渡して帰って行ったとのこと。

 

雨降ってジ・ミッシェルガン・エレファントさん

「無造作ヘア」について。

 

自然なニュアンスの流した前髪、跳ね感を出す、、、要素が多過ぎてこれのどこが「無造作」やねん!

 

宇多丸さん:「スッピン風メイク」と同じく自然に観せるのは一番技術が必要。

是枝監督の映画みたいなもん!

 

オープニングで話題に出た山本さんアナのファッションは「意思を感じさせない」ファッションの極地。

 

デカ長、今日の抽象概念について「ご苦労様です」笑

 

三輪田さん、プライの写真を見せて「こうしてください」と言った過去あり。

「髪質が違うのでムリです」という美容師の優しい返し笑

 

■20:00~20:50頃
「ビヨンドザカルチャー」→ アトロク・フューチャー&パスト by 小室敬幸(音楽ライター)

小室さん、今年こそはムービーウォッチメンに並走しようと頑張っている最中。

年末呼んでもらえるように頑張ります。

 

小室さん:ハントも選択をして「結婚」した。

嫁入りした家ばかり悪者にしてしまうのは監督の意図に反するのでは無いだろうか。

 

月曜日:代理タカキ

邦楽スーパースター列伝。

イントロからグッと心を掴まれた。

 

地球最期のお父ちゃんさん

レジェンドにして現在進行形の最高の編曲家船山さん。

フェアライトというシンセを日本に導入したというエピソードには鳥肌。

 

歌謡曲を民族音楽として捉えていたというのが面白い。

『恋人よ』のイントロがとある別の曲に聞こえるという小室さん。

音楽の教科書にも載っている『モルダウ』の川のせせらぎを表現した音に似てる。

 

ジャニーズの原点はウエストサイドストーリー。

だからジャズの要素が生きる。

 

小室さんが選ぶ船山さんの作品『リトル・マーメイド』の「アンダー・ザ・シー」の吹奏楽版のアレンジ。

 

火曜日:宇垣さん

キュウソネコカミのライブに対して「モッシュしてぇ〜」

ロシャオヘイ戦記は一日にしてならず特集。

中国のwebアニメに影響を与えたのが『ギャグマンガ日和』だったのか〜

 

小室さん:最近OPトークは宇多丸さん宇垣さんがかみ合っているようでかみ合っていない笑

 

ふんどしゆでたろうさん

20時台がとても良かった。

スラダンなどの日本アニメが放送されていた時代から国策でアニメが作られ、webアニメにクリエイターが移行した時代などの変遷が面白かった。

 

作品の背景となった作品の紹介のみならず、社会制度など多様な背景が語られたのが良かった。

 

flashの流行でアニメ制作が容易になったと言われていたがそれが何故なのかリスナーに伝わっていたか心配という小室さん。

アニメ制作で困難を伴う中割が容易な点などがアニメ制作を簡単にした背景。

 

『ギャグマンガ日和』の話題を聴いて思いだしたのは『ビーストウォーズ』。

声優のアドリブが話題になった作品だが、この作品とは逆に中国における『ギャグマンガ日和』ブームは忠実に再現することを目指して作られたムーブメントであるというのが面白い。

 

宇多丸さん:あの作品から「間」を吸収することの凄さ。作品のキモと言える部分。

 

水曜日:日比さん

日本で生きる子供達の特集。報道に携わる者としてこの事実を知らなかったことに驚き。

しまおさんの流行予想。

個人的には楽器が流行るのではないかと。

自分も電子ピアノを購入したとのこと。

 

イエスの意味はイエスさん

自分が外国で暮らすことで言語的マイノリティの立場を理解。

子を持つ親の立場で聴いていて思わず落涙。

日本語がいかに特殊な言語か。

 

小室さん:漢字を書けても理解をしていない子供の現実が衝撃だった。

 

宇多丸さん:先生側が問題に気付いてすらいないというのにびっくり

 

小室さん:お父様が教師。ある時期以降先生の側に余裕がないことに。

先生たちが疲弊しているが故に対応できていないことが沢山。

 

宇多丸さん:ひとまず教室にぶち込んでしまうと言うのが問題。

他国に学ぶべきことが沢山ある。

 

小室さん:オープニングの眠りの話からしまおさんの流行予想に繋がっていく作り。

マスク問題は先日ドイツで医療用マスクの着用義務づけというニュースがあったので非常にタイムリー。

 

木曜日:宇内さん

クレーンゲームをしに通っていたゲーセンが潰れてしまった。

ゲームセンターを初めとしたエンタメ業界には頑張って欲しい。

ジャズのイメージはサックス、ピアノ、ドラムなどクラシカルなスタイル。

「これもジャズなんだ!」と気付けた。

 

小室さん:OPで水曜日のダウンタウンで宇内さんがドッキリに仕掛けられたことに触れていた。

是非配信サービスでその様子を見てから聞いて欲しい。

宇内さんの顔のリアクションはホラー映画に出られる!

キューブリックの映画に出られるレベル。

 

NSTRDさん

ジャズについての知識がなく、何か新しいものを知れれば良いなと言う程度だったが、得るものが沢山。

何でもありのジャンルであることを知れた。

 

小室さん:何がジャズなの?ジャズミュージシャンのテクニックを使った曲がジャズ。

実は小室さんがTBSラジオに出るキッカケは柳楽さん。

 

(小室さんによるジャズの歴史の振り返り)

ジャズの歴史を学ぼうとすると80年代でその足取りを追えなくなる。

「20世紀のジャズの歴史にひれ伏さないこと」など言葉から柳楽さんのジャズ批評のスタンスが分かる。

柳楽さんは歴史学を専攻した方なので、アカデミックにジャズの歴史を語る語り口に辿り着いた。

 

 

■21:00配信
「Spotify podcast限定・別冊アフター6ジャンクション」→ まだまだ白熱!続・番組公開企画会議!

1/21(木)アトロク 734回

■18:00~18:30頃
「オープニング」→最新カルチャートピックス/フリートーク

昨日の水曜日のダウンタウンのドッキリ企画にかかった宇内さんについて。

 

宇多丸さん:(世を忍ぶ仮の姿、などのワードに対して)これほど皆が「乗る」人も珍しいですよね。

少し気を抜けば仮の姿を観られてしまいそうな者だが、毎週顔を合わせている宇内さんも仮の姿を知らないという徹底っぷりは凄い。

 

宇内さんは「業界人の集まる喫茶店」という説明で雑誌インタビューに応じていた。

店に入った瞬間に革ジャン姿のデーモン小山却下 を見付け、即座に宇内さんは「あの人業界人っぽいな」と目を付けていたことも相まってまんまと引っかかってしまった。

 

宇多丸さん:(リスナーメール似合わせて)「だってLINEのアイコン土俵ですよ?!」という反応がコーナーのオチになっていた。宇内さんらしい反応。

 

宇内さん:YouTuberデビュー直後でインタビューを幾つか受けていたから全く違和感なく……

そんな時にテレビカメラ5台が突入してきてビックリ。

「なんのせつだとおもいますか?」と聞かれる前にに「実は、世を忍ぶ仮の姿の閣下に出会って……」と答えてしまっていたため、「テレビアナウンサーなのに直ぐに情報を漏らしちゃう人だと思われた!」と焦っていたとのこと。

 

宇多丸さん:アフター

宇内さん:シックス

宇多丸さん:ジャンクション!

 

小山内さん:(アイコンが土俵という)スタッフ側の仕掛けに気付いてそれを拾う機転の良さ!

 

宇多丸さん:放送で絡んでいても頭の回転が早いと思っていたので、それが活きた。

反応も表情も良かったのでこれから仕事増えたらどうする?

 

宇内さん:仕事の管理をしているのは堀井美香アナウンサー。

堀井さんから「このインタビューは是非受けた方が良いよ」と言われて受けた。ある高尚な雑誌からのオファーという体だった。

ドッキリ企画後にすぐに堀井さんに連絡した。

 

宇多丸さん:芸能人ならいざ知らず、宇内さんはTBSアナウンサーという会社員の立場なのに言われた仕事を受けに入ったら別の仕事が待っていたというのはどうなの?!笑

 

カルチャーニュースby宇多丸さん

バイデン大統領就任に伴うカルチャー情報。

バイデン大統領の奥様選出の22才の詩人。

アメリカにおける「詩」や「朗読」というもののプレゼンスの高さ。

 

そんな意識高い系のイベントの裏で意識低いゲーム代表格「セインツロウ」をプレイしていたという宇多丸さん。

GTAのフォロワーゲームの一つだったが、独自の味わいがあるタイトル。

 

意識が低いというか「意識がない」?笑

GTAから意識とセンスを抜いたゲームでダサさが良い。

ミニミッションが味わい深い。

 

RN:世界100周さん

ドッキリ後の閣下との絡みは?

 

宇内さん:こちらから話しかけようと思っていたら閣下の方から話を振ってくれ、詳細を聞き出してくれた。

 

公開延期の続いている『007 NO TIME TO DIE』。配信サービスへ利権を売ることを模索するも、書く配信サービスから提示された買取額が製作側の考える半額にも満たない額とのこと。

配信サービスは儲かっているはずなのに、007新作に対する各配信サービスの期待値が低いと言うこと?

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ 松田泰明(ゲームセンター「ニュートン」社長/コロナ禍とゲームセンター)

緊急事態宣言を受けたゲームセンターの実情。

<松田泰明さんのこと「松田優作さん」と宇多丸さん言っていなかった?笑>

 

飛沫対策、検温、消毒などやれることは対策。

ゲーセンはプレイヤーが筐体に触れるので、プレイを終えた筐体を全て消毒。

スタッフの仕事量は3倍ほどに……

 

常連さんに「来てね」とも言えない状況。

緊急事態宣言開けに再開したときは久しぶりに来たお客様と「ただいま」「お帰り」といった感じ。

 

eスポーツの大会も中止に。

オンラインイベントは参加者が大変増えた。

が、寂しい。

オフライン特有のガッツポーズやハグし合ったりと言った光景が見られない。

 

ゲーセンのイメージを良くしたいという思いがあるため、20:00の閉店という方針には従っている。

また、2店舗経営している内の1店舗は夕方から深夜までの営業を売りにしていたが、17:00〜20:00の営業時間なら開けていても仕方がないと平日は閉じることにした。

ゲーセン経営以外も仕事がある松田さんは何とかなっているが、ゲーセン経営のみという方はかなり苦慮している。

 

また、ゲーセンは開業に辺り風俗営業の許可を得る必要がある。

風俗営業の店舗は様々な助成の対象外になっており、それも腑に落ちない部分が……

 

宇多丸さん:「夜の町」とか、その辺お上は蔑視しているのでは?

 

ゲームセンターを忘れて欲しくないという気持ちが強い。ゲームセンターならではのイベントは打ち出していきたい。

ゲームセンターに育てて貰ったのでこの「場」を残したい。

顧問税理士からも「赤字店舗は閉めましょう」とプレゼンされるが、ゲーセンがあるからこそ取れているイベントもある。

ここにしかないゲームもある。

絶対に残したい文化基地。

 

宇多丸さん:後世に残すべき文化的アーカイブのようなもの。今後公的補助が入ってもおかしくないくらい!

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ バナスタサウンズ(バンダイナムコ・サウンドチーム)

 

 

■19:45-19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」枠 → Spotify presents ラジオ、できるかな?

Japan Podcast award2020が先日あった。

第二回目。

このコーナーで取り上げた『営農とサブカル』も「ベストサブカル」部門にノミネート!

『別冊アフター6ジャンクション』もノミネートされてるけど、プロのもので無いのにノミネートされてるなんて凄い!

3月結果発表!

 

未来のポッドキャスター紹介。

メールは9月21日に届いていたが聴いていたらファンになってしまった橋P。「世間に知られてしまう!」と橋Pが思って今まで紹介せずにいた。

 

会社の同僚と音楽ユニットを組んでいる。

このコーナーを聴いてポッドキャストを始めた。

『LIMKOSの5分ラジオ』

LIMKOSの5分ラジオ

三人のバランスがとにかく良いとのこと。

インパクトのあった初回を紹介!

 

マジメ人間系三人組リズムユニット。

LIMKOSというユニット名はとある過激なサイト名を逆さから読んだもの。

 

異例の二周連続取り扱いということで、来襲も扱うとのこと。

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンド・ザ・カルチャー」→ ベストジャズ2020 by 柳樂光隆 (JAZZ THE NEW CHAPTER)

ジャズシーン最前線特集。

21世紀以降ブラックミュージックとの結びつきにより急速な変化を遂げてきたジャズシーン。

門外漢にも届くようなアーティストも生まれ続けているジャズシーンを学ぶ特集。

 

ジャズシーンを追い掛けるMOOK Jazz The New Chapterがvol.6まで出ている。

 

ロバート・グラスパーなどは「オバマ政権下のジャズ」というような感じがする。ジャズは世相に大きく影響を受ける音楽だと言うことが出来る。

 

トランプ政権下では内省的、ダークな雰囲気の曲が多かったというのが柳樂さんの印象。

 

『Quest For Coin II』

https://m.youtube.com/watch?v=lcE7fp2nK-c

イギリスがとても元気、とのこと。

 

イギリスのシーンがアメリカとコネクト。

ロンドンのシーンがシカゴと繋がる流れが今ある。新しい交流が生まれている。

 

ポストロックの人脈、イギリスのハイブリットな思想が合致した。

シカゴはNYやLAとも違う独特の空気感。

 

Alabaster Deplume 『Song of the Foundling』

アルバムタイトルは中国人の名前のような感じがするが、日本人にも馴染みのある曲調の要素も有り……

非西洋的な要素を取り入れるのが流行ってる。

 

 

「スピリチュアルジャズ」というブーム。

「自分は土星人だ」と主張するサン・ラーさんというレジェンドがいたが火星に帰った(死去)。その弟子達が新譜を出している。

Sun Ra Arkestra『Satellites Are Spinning / Lights on a Satellite』

フェスでの評価が高いらしい。

 

 

ジャズとヒップホップの組み合わせで一番宇多丸さんに聴いて欲しかったアーティスト。

Kassa Overall 『Find Me(feat. J Hoard)』
宇多丸さん:ヒップホップの中の音楽的な部分を取り上げて素敵に仕上げる方向性は今までもあったが、ヒップホップの音楽的に「壊れている部分」を抽出している方向性が新しい。

「即興性と切り貼りの音楽のスリリングさ」

 

Maria Schneider 『CQ CQ, is Anybody There?』

暗くて思い感じ。

ジャズのビッグバンドとラージアンサンブルのカリスマ。

ジャズとクラシックの両方でグラミー賞を何度も受賞しているという大者。

最晩年のデヴィッド・ボウイとコラボしたところ彼の影響を受けすぎた。

 

モールス信号=インターネット以前のデジタル情報を表している曲。

美しい世界観の曲しか作っていなかったがディストピアミュージックを作るまでに変化。


Nduduzo Makhathini『Umeyalez’oPhuthumayo』

「南アフリカのジャズが来る」と言われている。

イギリス植民地だったこともあり、イギリスのジャズを語るに当たって南アフリカの存在抜きにしては語れないと言われるほど。

ブルーノートが南アフリカのジャズミュージシャンと契約したというトピックスも。

 


Ted Poor『 Only You(feat. Andrew D’Angelo』

 

特集を終えて

宇内さん:ジャズと言えばサックス、ピアノと言ったクラシックなものしかイメージが無かった。

特集を聴いて「こんなジャズもあるんだ!」と発見があった。

 

 

1/20(水)アトロク 733回

■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 最新カルチャートピックス/フリートーク

 

日比さんの夢トーク。

夢ではシャラメと出会えない。

景気のよい夢は最近無く、原稿読みで噛みまくる恐怖の夢を見たり……

 

宇多丸さん:皆さん良い睡眠取ってますか?アフター

日比さん:シックス

宇多丸さん・日比さん:ジャンクション!

 

日比さんちょっと良さげなワイングラスを購入したらQOL爆上がり!

今までは足の短いワイングラスだったので、飲酒フォームが整わなかった。

良いグラスを買ったら安いワインすら美味しく感じる〜

 

「おうちの見方が変わった。早く帰りたい〜って」

 

宇多丸さんは厚めのグラスしか持ってないとのこと。

 

ちょっとした一杯が日々の楽しみのお二人にとっては良いグラスでお酒を飲むのは良いよね〜

 

先日10本1万円のワインを買った日比さん。

宇多丸さんは2本3,000円のワイン購入。

チビチビしながらゲームを楽しむ。

日比さんはチビリチビリやりながらKOBURA KAI に向き合っている。

 

日比さん、note解説!

インスタもやっていたが、キラついた投稿をすることの圧力に疲れた?

言葉と向き合う修行の一つとしてnoteを解説したとのこと。

 

文字を書くと自分の嫌なところが見えてきてしまう。

ユリイカの原稿が初の書き仕事だったが、生業にしている人は凄いな。

帯はどう書いているのか

 

宇多丸さん:帯はfeaturingラップみたいなもの。連立方程式ですでに文字が埋まっているのにはめていく感じ。

noteはお題のないところに書き出していくから、自意識が剥き出しになるのは然もありなん。

 

日比さん:他の仕事と帯の仕事は何か違いますか?

宇多丸さん:歌詞を書くのは同じようにお題から自分で決めていく。式すら自分で考えねばならない。

一方、帯はfeaturingラップの文法なのでやりやすい。

 

映画評もサイコロでランダムに観るべき映画を決めてくれるのがやりやすい。

ブブカのマブ論の年間ベストの原稿を昨日上治した。

ランダムチョイスと違い責任が生じるから大変(これが毎年暮れに映画ベスト選出に難色を示す理由)。

 

先程30名ほどの登録者数だった日比さんのnoteだが、あっという間に190名に!

通知をオフにすることが出来ない日比さん笑

 

カルチャーニュース

リドリー・スコット監督とホアキン・フェニックスのナポレオン伝記映画がApple TVプラスでファーストルック契約に基づき配信決定。

 

また、トム・ホランド主演、ルッソ兄弟の作品がApple TV PLUSにて公開!

4000万ドルで利権ゲット!

 

ルッソブラザーズ作品と言うことでクリス・ヘムズワースの『タイラーレイク』がNetflixで話題に。

ルッソブラザーズのコンテンツ力は確かなものがある。

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ 毎日新聞・奥山はるな記者に聞く新刊「にほんでいきる」

著書『にほんでいきる――外国からきた子どもたち』について。

日本に住む修学状況が定かでは無い外国籍の子供たちが1万人ほどいることを明らかにした。

19年から始まったキャンペーン報道をまとめて本にした。

 

宇多丸さん:こんなことになっちゃってたのか。こんな規模で放置されていたのか。今すぐに何とかしないとイケない問題。

強烈にざわつく、居ても立ってもいられなくなる本だった。

 

奥山さん:外国籍の子は就学義務が無い。

17年前、大学生の頃学んでいた内容に再び向き合おうと思った。

17年前、愛知静岡北関東に限られていた問題が今は全国的に拡がってきたという印象。

 

宇多丸さん:移民国家になりつつあるのに、美味いところだけ吸ってこんな問題を放置していては将来日本が崩壊を来す。

 

奥山さん:ずっとこの問題を見てきた者として、数字的な推移は予想通りと言ったところ。

 

日比さん:報道に携わる者ではあるが虐待の実体などは知らなかった。その実態を伝える必要があると感じた。

 

奥山さん:外国人は声を挙げづらい。日本人は彼らを助けなければ。

 

宇多丸さん:役所側が無関心、放置しているという現状に驚き。

 

奥山さん:「いなくなっちゃいました」と無関心。日常化してしまっている。

 

日比さん:同じ命、同じ子供達なのに……

 

宇多丸さん:オーストラリアは言葉の通じない子供達へのケアが進んでいると聞く。日本は進んでいない?

 

奥山さん:日本は進んでいない。

「自分が書いた字が分からない」という子が何人もいる現状(板書されるから書くけど、その意味は全く分からない)。

先生の側も気付けていない。感じも書けているから「良いじゃん良いじゃん」とスルー。

 

頑張っている地域と頑張っていない地域の差が激しい。

 

宇多丸さん:ラップと出会って自分の生きる場所を見つけたコドリゴさんについて

 

奥山さん:岐阜の可児にはチーマーと抗争を繰り広げたという有名なブラジル人がいると聞きつけた。

パワーワードが炸裂しすぎていて「本当かな?」と思って取材を開始。

 

クラスメイトが自分に書けてくれた言葉をメモして書き留めたら「黒い」「汚い」「国へ帰れ」など辛辣な言葉だった。それが原因にもなってグレる。

 

宇多丸さん:ラップを通じて生きる場所・意味を見つけていくのはこれぞヒップホップと感じた。

 

支援したい人はこちら

WSCグローバルスクール

福生にある。オンラインで日本語教育を届けている。

 

奥山さん:参政権を持たない彼らには議員も目を向けない。声を挙げ、彼らと一緒に走ることが大切。

 

1/27(水)19:00〜21:00「外国から来た若者たちは2本でどう生きるのか」という特集をやる。

毎日新聞のサイトよりアクセス。

 

締切は1/27正午!

 

日比さん:IQが低いと判断されることが多い外国人の子ども。それが日本語の理解が出来ないからだと気付けないテストって一体何なの?

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ DJ嵐治郎 (ARASHI DJ MIX 2018〜2017)

 

 

■19:45-19:55頃
新概念提唱型投稿コーナー → シアター・一期一会

風都の切り札さん

 

初映画がハム太郎。

ハム太郎の家のオモチャをくらいハマっていたハマっていた。

ハム太郎が終わったと思ったらいきなり始まったのが謎の実写映画。

ゴジラGKM。

白目のゴジラが暴れる衝撃の展開。

怪獣=ヒーローが倒してくれるもの、というイメージだったため、いつか来るヒーローを待っていたが、ヒーローが来ないまま……

周りの子どもは泣いたり放心状態。

風都の切り札さんは鑑賞後無言だったが、この体験でゴジラに目覚め、もう一度鑑賞。

白目ゴジラのラジコンを買ってもらい、ハム太郎の家を破壊する遊びに興じる。

そしてこの作品をきっかけに映画好きとして目覚めたと言う大事な作品。

 

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宇多丸さん、早速18時代で特集した団体に寄付!

行動が早い!

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンド・ザ・カルチャー」→ 月刊しまおアワー2021年1月号 ~流行予想会議2021・ぼんやり上半期編~

「寝つき」について。

宇多丸さんはこういうマインドの置き方で寝ている!と力説笑

 

RN:蜻蛉の気持ちさん

「アメリカ海軍式睡眠法」が抜群に効果ありとのこと。

1981年出版『リラックスして勝利する』という本で紹介された。

「リラックス」という状態に集中することで睡眠に至る。

 

宇多丸さんは吹きっ晒しの状況を思い浮かべてから「しかるに!布団気持ち〜!」という感情のブーストで寝る、とのこと。

=佐々木式笑

 

12/30年末のしまおあわ〜出演のシゲルサウンドさんから寄稿。

収録時は未定だったCDの詳細決定。

 

ご友人の深田さんの切れ味鋭いトークに宇多丸さん大満足。

 

しまおさんの2020年度下半期流行予想

・交換日記

→リリーフランキーさんと長澤まさみさんが実施していた。新しい親睦の深め方?

曜日パートナーとの交換日記が実施されていたのに、番組振り返りが出来たことで廃れてしまった。

しまおさんはクレープ屋さんやカラオケ屋さんのイメージ。

宇多丸さん:タカキが全然書かない!

しまおさん:好奇心家族にすぐにスタジオを開け放たねばならず、全然書けなかったらしい

・ニンジャ

・ハンドサイン

・クオッカ

・下半身冬の時代

(下半身絡みの不祥事が多かった)

 

2021年上半期の流行予想

新たな試みとして、しまおさんの周辺のカルチャーキュレーターからの予想も紹介。

 

<マスク部門>

2021年は出来事として「アベノマスク」のようなガーゼマスクでは無い「もう少しちゃんとしたマスク」が配布されるのでは?

宇多丸さん、日比さん、しまおさんは記念に取ってある。

宇多丸さんのご友人の飲食店の方は「ありがたい!」と言って額装して飾っている。

しまおさん、一度きりでなく定期的にマスクが届くのではないかと予想。

スガノマスク?ガースーマスク?(物騒な!笑)

 

宇多丸さんはガスマスクのようにフィルター交換式でしっかりした作りのマスクが配布されるのではないかとも。

 

宇多丸さんはMXテレビでガスマスクを着けさせられるのが慣例になっている笑

鳥山明先生の自画像?

 

【速報】宇垣さんの予想

お風呂!おうち時間、自分を慰めるのは自分だけ!

地を巡らせろ、体温を上げろ!(鬼滅的な?)

お風呂でアロマキャンドルを焚くのも黒魔術っぽくておすすめ。洒落臭くて二三回しかやってないけど。

あとはお風呂でアイスを食べるのも罪悪感があって最高!

入浴剤を複数買っていて気分で使い分け。

「お風呂は魂の洗濯」。

<「風呂は命の洗濯」というエヴァのミサトさんの台詞を引用したかったものと思われる>

 

睡眠。寝るの楽しい。夢は最高!

 

宇多丸さん、しまおさん、クナイプ愛用。

<僕もクナイプ大好き!>

日比さん:IKKOさんと共演するとお手紙と一緒に泡風呂入浴剤を頂くので、それをたまに入れる。

しまおさん:チョコプラ松尾さんとの共演では貰えないですか?

→貰えないとのこと笑

 

日比さん:「おうちサウナ」というものを購入してみたら傘が届いた。

傘の中に浴槽の湯気を留めてサウナチックに。

ただし、今のお住まいが小さすぎて使用が困難とのこと。

 

<ムーブメント部門>

2020はBLM、鬼滅、100ワニなど。

2021年の予想はオカルト。

CGの普及で囲うが容易になり、一度ブームが下火になった感じがある。

 

しまおさん、ピエール藤巻さんと園の出し物でマリック風に手品披露。

 

宇多丸さん:それオカルトじゃなくて手品じゃないの?!

オウムの反省もあってオカルトを抑制する流れが永らくあった。

 

【速報】TBS崎山記者

「沈思黙考」立ち止まって自分一人で考える時間を持つこと。

去年までは贔屓のアーティストのライブ情報などが耳に入るとその場で決済していた。

今は「現地に足を運ばなくとも家で好きなビールを飲みながら楽しもう」「生誕ライブは推しのために足を運ぼう」と考えるようになった。

 

しまおさん:コロナ前は皆について行くのに必至。

流行に後れを取ることに対して自己嫌悪のような感情を抱くこともあった。

しかしそう言った圧力が緩まった気がする。

 

<エンタメ部門>

ゴジラの話題が出てビックリした。

2020年はフワちゃんが流行った。元祖フワちゃんといえば篠原ともえさん。

ゴジラMKGに篠原ともえさんが出演している。

元祖フワちゃんこと篠原ともえさん。

篠原ともえさんのように、アップデートされた「昔流行った人」が来るのでは?

 

宇多丸さん:吉田栄作さんのような?

しまおさん:それは思い浮かばなかったなぁ。吉田栄作さんのインスタフォローしてる。

篠原ともえさんと同じ97年くらいの流行が戻ってくる?

アムラーとか?

 

【速報】純烈 小田井涼平さん

ライブ、コンサート中止で大変。

リモート無観客ライブ配信が多く行われた20年。21年は配信ライブでいろんなアーティストが集まる合同ライブが行われるのでは?

所属レーベルが一緒とかだとやりやすい。

 

動物、ペット。

在宅時間が増えて触れ合う時間が増えた。

オウム、九官鳥、インコ……言葉を覚える動物が流行るのでは?

在宅時間が長いので言葉をじっくり覚えさせられる。

 

お知らせ:新曲『君が傍にいるから』リリース。

 

宇多丸さん:知り合いなんですか?

しまおさん:いや。ただ、お願いできることになりまして……

木曜のアトロク前の10分間番組を純烈が持っているつながりから。

 

宇多丸さん:巣鴨学園の用務員室にはオウムがいて、生徒達で先生の悪口を吹き込みまくるという笑

 

しまおさん:クマが流行りそう。勘だけど。

 

宇多丸さん:PUIPUIモルカーでモルモット流行ってる

 

宇多丸さん:しまおさん、もう好い加減にしろって

 

しまおさん:あと紙芝居も流行りそう

<しまおさん、マイペース!笑>

 

 

 

1/19(火)アトロク 732回

■18:00~18:30頃
「オープニング」→最新カルチャートピックス

宇多丸さん、昨日やっと2020年にM-1を視聴。

ウエストランドの「女性の言うGAP萌えは良いところと良いところの掛け合わせだから!」というネタに今更ながら関心。

 

2019年はM-1リアタイも出来ず録画もしておらず、CMで当たり前のように使われるぺこぱやミルクボーイにはてな?と疑問符。

 

「一番のカルチャー被害者は俺だからね!」

遅れて給食を食べたという宇多丸さん。2020年に一人だけ取り残されていたけど追いついた笑

 

宇垣さん:何度見ても面白いですからね

 

宇垣さんカルチャー接種。

『野球少女』女性プロ野球選手の映画。3/5上映の、韓国映画。映画秘宝の方々から進められた作品。

 

『ソウルフル・ワールド』

どちらもお母さんが主人公に「現実を見なさい」という物語。「そうは生きたくないの!」という宇垣さんの心の叫び。

 

宇垣さん:自分は何の館を通ってこの世に生まれてきたのやら笑

 

ドラマ版が好評だった『心の傷を癒すということ』の映画版が上映決定。

阪神淡路大震災に関連した映画と言うことで神戸市出身の宇垣総裁には刺さる部分があった模様。

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ 藤津亮太(アニメ評論家/1月開始の注目アニメ)

選出に困っていたところに『PUIPUIモルカー』が入ってきてしまった!笑

『マイリトルゴート』の見里監督という前提で観ると意外なほどソフトな作風!……に見えて結構監督らしい毒っ気が……!

 

宇多丸さん:国産パペットアニメとしては久し振りの話題作なので、ストップモーションアニメファンとして嬉しい!

 

藤津サン:1月は団子。

ゆるキャン△、のんのんびより、転生したらスライムだったけん、バックアロー、

未知数にかける意味で

 

SK∞ エスケーエイト

スケボーの同好の士が集まってきそう闇スケボーレース「エス」を描く。頭文字D的な味付け。

監督はFree!などで知られるうつみひろこ監督。

おうこうちいちろうさんが組む注目作。

 

宇多丸さん:響きだけ聞くと化粧品みたい笑

 

ワンダーエッグプライオリティ

脚本家野島伸司さん。

ドラマ家なき子等で着られる監督がアニメ監督を務めると言うことで注目。

野島監督は寓話的な作品が多い印象で、割と残酷な話を描く。ファンタジックな中に現実の残酷さが見える。

作品で描かれる「タマゴ」のように、割ってみないと中身が分からない作品。

 

宇多丸さん:アニプレックス面白い作品作るなぁ〜

 

原作者から

ケモノ事変

宇垣さん原作大好き。

藤森雅也監督が久々に監督を務める。絵本のお前美味そうだなを初監督した。

2017年のかいけつゾロリの劇場版が最新の作品。

演出の仕方によってはホラーっぽくなりかねない題材を凄く上手く書いている。追い掛けるのが楽しみな監督。

一話だけで一本の作品として成り立つくらい上手く纏まっている。

 

お知らせ:

2/19書籍『アニメと戦争』発売。

富野監督に帯をお願いしたが、オビラー仕事でも富野節が……!

 

カルチャーニュースについて

僕こと借りぐらしのナヲトッティの投稿読まれる。

安彦良和先生に日本アカデミー賞特別賞が授与のニュース!

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ キュウソネコカミ

 

 

■19:45-19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」→何かが始まる音がする~YOKAN~

コーナースタート時の音楽が合唱曲「予感」じゃなくキュウソネコカミの曲になってる!

 

人は考えるASICSさん

5年前自転車での日本一周旅の途中。

旭川で他の宿泊客とBBQするけど参加する?ときかれた。

参加していたオーストラリアからの観光客エヴァと意気投合して翌日美瑛などを観光。

5日間の北海道旅行をして再び戻ってくると聞き、5連泊延長でエヴァが帰ってくるのを待つことにした考えるASICSさん。

5日後の再開を喜んでくれるエヴァ。

思いを伝えようと思っていたが、エヴァのfbを見てみると彼は故郷に約束を交わした相手がいる模様。

打ちひしがれ、その様子を宿主に気づかれる。

思いだけを伝えた方が良いと言われるも伝えられず。

電車に乗った彼女の目には大粒の涙。

それを見て「幸せになってください」とだけ伝え、発車のベルが鳴り彼女は旭川を去って行った……

 

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンドザカルチャー」→中国アニメ、気づけばスゴいことになっていた特集 by ちゃに丸 (ブロガー) 、劉セイラ (声優)

中国アニメ紹介ブログ「中国アニメブログ ちゃにめ!」を運営するちゃに丸さんと、中国と日本を股にかけて活躍するバイリンガル声優劉セイラさんを掛け合わせれば最強の特集になると言うもくろみで選出された二人のゲスト。

 

劉さんはハガレンを観て声優を志した。

ハガレンのエド役を演じる朴 璐美の存在を知り、「日本語ネイティブじゃなくても日本で声優が出来る!」と思い志した。

朴 璐美さんは日本生まれで後に帰化した方なので実はその認識は誤りだったと知ることになる笑

 

中国におけるアニメ史

アートアニメが作られていたが文化大革命でアニメ制作が中断。

その後は安価に輸入された公式に日本アニメが放送されていた。80〜90年代は聖闘士星矢やセーラームーンなど。

劉さんの実感ではスラダン、コナンが大人気。

 

00年代に潮流が変わる。中国政府による国産アニメの興隆。脱日本アニメの流れ。

公費を投入してアニメ制作を支援。

国家の政策でゴールデンタイムにおける外国産アニメの放送を禁じる施策も……

 

国策であったがゆえのマイナス面

補助金が「時間×お金」という形だったため、時間引き延ばしだけの質の低いアニメも量産されることに……

 

国策としてお上の意向に沿ったアニメばかりが作られることに(時代劇、寓話?)。日本の自由なアニメに触れて育った世代は物足りない……webに主戦場が移るようなことも。

 

webではflashアニメが隆盛を極める。

 

2010年代 1年単位で進化し続ける中国アニメ

10年代初頭、アニメーション作品制作本数で日本を超える。

補助金目的で作られた作品もまだまだあった時期。

高品質作品を作りたい中国クリエイターはこの時期にもwebに移る流れが強かった。

自主クリエイターに影響を与えた日本のアニメ作品が『ギャグマンガ日和』。

 

同人活動として吹き替えてwebアップしていた声優が今や一線級で活躍中。

ロシャオヘイ戦記出演者もここにいた人多数!

 

中国版ボーカロイドが出現するのがこの時期。

中国版ボーカロイド第二弾に声を充てているのが劉さん!

 

2010年代後半

政府による補助金の廃止。

その後巨大企業による資金投入でクオリティアップ!

10年代後半の中国内映画産業の拡大に伴い、劇場版アニメも大躍進!

 

TVアニメは子供向け、webアニメは大人向けと言うようなザックリとした分類が出来るかと。

 

2017〜18年に「アニメ=日本」という認識が改められる流れに。

 

そしてロシャオヘイ戦記へ。

1/18(月) アトロク 731回

■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 最新カルチャートピックス

クマスは休暇と言うことで今日のパートナーはタカキ。

いつもよりもテンション落とし目のタカキ。

「週初めなので」と笑

 

良い映画を観た日は寝る前に昂ぶってしまい、ケータイを手に取ってプチ文字起こし。

寝られない!

1988年の映画『バニシング』良かったとのこと。

 

フードウォッチメン改めイートウォッチメンに反響多数!

宇多丸さんとの掛け合いも師弟関係な感じがして良かった。

 

宇多丸さん:時間に納めるのは慣れの問題。

ムービーウォッチメンはノート8ページに収まると丁度良い。

批評は「プリズム」。見る角度によって違う。

氷を食べるシーンを詳しく解説することで『スワロウ』がよく分かる。素晴らしい映画評だった。

 

宇多丸さん:アフター

タカキ:シックス

宇多丸さん・タカキ:ジャンクション!

 

オープニングで話した『バニシング』は1988年のオランダ映画。1984年の小説が元。

筆者クラベさんはクラ散歩でお馴染みのクラベ・エスラさんのお父様!

 

フィル・スペクターさん死去。

殺人罪で禁錮19年、塀の中でコロナウイルスにより亡くなった?

 

秋元康さんがフィル・スペクターが好きなのが日本アイドル界にフィル・スペクター調というものは今も残っている。

 

宇多丸さん『ワンダビジョン』観ましたよという話もあるが……ライムスターとしてのお仕事!

1/22金曜22:30よりニコニコ独占ライムスター飲ミーティング開催!

宇多丸さんはフューチャー&パスト終了後出演。

とあるライムスターのビッグプロジェクトについて、その全貌が配信飲ミーティングで初発表及び一部を見せるとのこと。

 

仕込みは昨日で一段落。

小山内さんは思わず落涙したほど良いものに仕上がっているとのこと。

「無観客のライブ的な何か」と宇多丸さんポロリ。

無観客で観客からの返りが無いので「リハの方が良かった」というような粗ばかりが目立つ……

 

(本日のコーナー紹介で)

西寺さんとタカキの絡みは初めて?

「勝手にしやがれ」のイントロは格好良いな……

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→Saku Yanagawa(スタンダップコメディアンが見たアメリカ最新情報)

宇多丸さん:しゃべり界のメジャーリーグに挑む野茂

 

11/2以来四度目の出演。前回は大統領選前日だった。

<もうそんなに経ったのか……>

 

トランプ支持者議事堂乱入

議事堂乱入という前代未聞の事態を経て敏腕コメディアンもジョークに出来ていないのが現状。911直後のような感じ。

国の根幹たる議会制民主主義が揺らいだ。

クリス・ロックも軽いジャブ程度のギャグしか言えていない。

外国人たる自分も決して他人事では無い。

領事館から外出自粛の連絡が来たり。

シカゴでは暴動は起きていない。

医療関係者から始まったワクチン接種。Sakuさんの身近な人にも摂取してきた人が出て来た。

 

スタンダップコメディの聖地シカゴだが大統領選の前に劇場が閉じ、舞台に立つ回数が減った。

 

大統領選の勝者を発表する役割のマイク・ペンス副大統領に対して選挙結果を覆すようにトランプ大統領がブチ切れ。

Twitterで支持者に「議事堂に集まれ!」とツイートし、死者五人を出す騒ぎに……

 

議事堂に星条旗を掲げた暴徒が乱入する、議事堂で議長の椅子を窃盗してきた人物がeBayで売って逮捕された事件も……もう滅茶苦茶。

 

白人層が多いとされたトランプサポーターだが、Sakuさん行きつけのベトナム料理店の店長も議事堂に駆けつけていたらしく、店を特定されて閉店に……

 

シュワルツェネッガーのTwitterのように励ますスピーチが受容されている風潮。

 

トランプのTwitter永久凍結

SNSで情報発信を繰り返してきた大統領がSNSに見放された象徴的な出来事。

 

宇多丸さん:トランプ支持者からしたら「ほら見ろ!奴らは自由を封じてる!」となるのでは?

 

Sakuさん:陰謀論は強まってるかも。

SNSは同じ意見の人が集まりやすいので。

就任式を目前に控え、ワシントンDCは他州からの流入を防ぐ施策を講じている。

トランプは史上初となる二度目の弾劾訴追を受けた大統領。

「俺は歴史に名を残す」と言い続けてきた彼だが、本当に名を残す結果に……

 

就任式に出ないことを宣言したトランプに対してバイデンは「それはグッドニュースだ」と。

 

分断を癒す大統領としてバイデンは大人し目の就任式を行うのでは?

発言を忘れないかな、「マラーキー」という発言を連発しないかなと言う点にSakuさんは注目。

 

3/15に書籍発売!

『Get Up Stand Up! たたかうために立ち上がれ!』1,650円。

帯は宇多丸さんとデーブ・スペクターさん!笑

 

『Death to 2020』

Netflixのウソドキュメンタリー。

サミュエル・L・ジャクソンのような大物も出演。

死者も出てギャグにすら出来ない今の状況からすると本作すら牧歌的。

劇中に出てくる爆笑の「トランプ論法」は日本の政治家も使うのらりくらり論法だなと宇多丸さん。

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ DJシーザー(アニソンmix)

 

 

■19:40~19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」枠→ ザ・ファーストマン~宇宙で初めてコレをやった~

タカキ:小学生の頃から「俺だけが冷やご飯の美味しさに気付いていたんだ!」と思っている。

 

RN:ソウル魂さん

先日大量のマックで自作ビッグマックを作ったKさんのエピソードを聞いて思い出した。

自分の友人の名前もK。

ストロング系飲料の流行る前に「ストロング化」に注目していた友人の近藤君。

原液の方が多いくらいの勢いでカルピスを作ったり、ソウル魂さんの頼んだコーヒーについてきたガムシロップを自分のコーラに追いシュガーしたり、店員に怒られるほど回転寿司のお茶の粉を入れすぎたり……

ストロングスタイルなその食生活をして友人達からは「ストロング近藤」のあだ名で。呼ばれていた。

今巷に溢れるストロング系アルコール飲料はソウル魂さんの友人のストロング近藤さんから取られてつけられた名称なのでは?

 

なお、ストロング近藤さんは食生活が祟ってか体調を崩されたらしく、今はこんなストロングスタイルな食生活は営んでいない模様。

 

宇多丸さん:学生の頃自分はドリアの一面が赤くなるくらいにタバスコをかけて食べていた。

一口食べて白い御飯が出て来たらまたタバスコをかけて……と繰り返していた。

 

タカキ:自分は七味をかけすぎて、スープの最期の一口を飲もうとして後悔することが。

 

宇多丸さん:タバスコが合うのはクリーミーなもの。パスタなんかでもクリームソースにはよく合う!

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンドザカルチャー」→ 西寺郷太の邦楽スーパースター列伝~船山基紀のジャニーズワークス編~

ニッキさんとの特集が番組歴代最多投稿数、で今なおメールが届き続けている。

 

船山基紀さんは歴代2700曲数。

小室さんに次ぐ歴代2位の楽曲数。

洋楽スーパースター列伝で扱った80'sリズム関ヶ原。日本における両軍の将的なポジション。

 

宇多丸さん:編曲は作詞、作曲以上に時代について行かねばならない。

それなのに今日に至るまで活躍を続けていると言うのが凄い。

 

西寺産さん:代表的な仕事はジュリーの『勝手にしやがれ』は26歳の時。

驚くべきこと。

 

西寺さん:「編曲」という仕事はどんな仕事?

世界的には「作曲家」に5〜10人くらい名前が並ぶと言うことが当たり前になりつつある。

どこまでが作曲でどこからが編曲かという所は曖昧。

 

本人は特段歌謡曲に思い入れがあったわけではないが、なまじ能力が高すぎたために業界で重宝され、歌謡曲の編曲に

中島みゆき『時代』24才

『とんでイスタンブール』堤恭平さんもいて仮面舞踏会と同じメンバー。

『とんでとんで』、クリスタルキング『大都会』

五輪真弓『恋人よ』当時異例の40秒以上のロングイントロ。これは船山基紀さんの編曲によるもの。

『お嫁サンバ』当時歌うことに難色を示していた郷ひろみだが、後にエンターテインナーとしてのターニングポイントだったと述べている。

 

中森明菜『スローモーション』

とんでもなく歌がうまくて驚いたとのこと。

 

稲垣潤一『ドラマティックレイン』

80年代代表曲。

湯川れい子さんから西寺さんが直接聴いた話。

歌詞は秋元康。作曲は堤恭平さん。

湯川さんも歌詞を頼まれていて、三人でコンペで競い合った。

秋元康が新進気鋭という時代。

LAでオフつった大御所の湯川れい子さんにレコード会社の人が謝罪に来た。「新人の歌詞を採用することにした」

曲を聴いた湯川さんは「参った」と良い、秋元康の歌詞の採用を認める。

 

船山さんはこの時期日本の歌謡界から離れてアメリカでインプットの時期にした。

堤恭平さんにそれを告げると「新しい人に取って代わられるよ」と言われた。

 

しかし船山さんはアメリカでフェアライトという新たな武器をゲットしていた。

日本に持ち込んだ二人目と言われている。

日本にプログラミングミュージックを根付かせた張本人。

 

KinKi Kidsの『ジェットコースターラブ』やTOKIOの『宙船』なども船山さんの仕事。

TOKIOの長瀬君は自分で意見をどんどん出して来るということで、船山さんのTOKIO評は非常に高い模様。

 

宇多丸さん:今の音楽シーンをどう見ているんだろう

西寺さん:堤恭平さんはご存命だったらビリーアイリッシュ等を聴いているイメージがある。

船山さんはご自分のベースにあるジャズのようなゴージャスな音楽がやっぱり好きな気がする。

 

<音楽シーンに疎い自分でも馴染みのある曲ばかりで非常に驚いた。

2700曲に及ぶ船山さんの多作のなせる業だろう>

 

 

1/15(金)アトロク 730回

■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 最新カルチャートピックス

お互いストレッチをしながらの開始。

タリーランプが光っていないのに放送が始まっている怪現象笑

 

タカキ、自宅で初となる長時間zoom使用。二日間、8時間にわたって研修を受ける。

異常なほどの疲労感。プライベート空間を観られ続けることが原因にあるのではないかとタカキの考察。

ちなみに研修を受ける際もエアリズム笑

 

宇多丸さんは相変わらずやる気の無いzoom背景笑

 

宇多丸さん:山本さんに言うのも申し訳ないけど金曜日にもなると言うこと無いのよ←www

 

宇多丸さん:アフター

タカキ:シックス

宇多丸さん・タカキ:ジャンクション

 

気を付けねばならないこと

・ネタバレ要注意→どこを話そうかな

 

ヘイリー・ベネットが製作総指揮に入り、お金持ちの家庭で専業主婦になった女性が異物を飲み込むという自傷行為に近い行動を行う作品。

宇多丸さん:今年のエンドロール大賞決定!

エンドロールが始まってから微動だに出来ないくらいだったとのこと。

 

ヘイリー・ベネットを宇多丸さんが最初に意識したのは『イコライザー』。クロエベネットの同僚。

『ハードコア』、『ガール・オン・ザ・トレイン』、『マグニフィセント・セブン』。

監督のカーロ・ミラベラ=デイヴィスさんは本作が長編映画監督デビュー。

 

旦那役オースティン・ストウェルは『セッション』で主人公の代わりにドラムを叩くことになるキャラを演じ、また『シンクロナイズドモンスター』で主人公と良い感じになるキャラを演じた役者。

 

川崎を中心に活躍していたHIPHOPグループ、スカーズのスティッキーさん死去。

直接の知り合いではなかったが1ファンとして応援していた。

2006年“The album”というアルバムが大好きでライムスターのライブツアー移動中に皆で聴いていた。

 

『シン・エヴァンゲリオン』公開延期。

今日の出来次第では「山本エヴァウォッチメン」もあり?

「受けちゃダメだ」

「逃げちゃダメだ」(番組スタッフからの差し紙)www


■18:30~18:50頃
「ムービーウォッチメン」→ 特別企画「山本匠晃アナのフード・ムービーウォッチメン」

ヘイリー・ベネットが演じるハンターは誰もが羨むような生活をしている一方で孤独で息苦しい生活をしていた。

ふとしたことでガラス玉を飲み込んだ彼女は異物を飲み込むことで多幸感を感じるようになる……

 

「飲み込む」ということを辞められない女性。

その描写や意味合いを考える。

「ふとしたこと」の前にあるものを飲み込んだシーンが「見事」と感じた。

そのあるものとは「氷」。

「キタキタキタキター!」と感じたタカキ。

新婚家庭、夫の両親とのディナーの場で氷が登場。

緊張が続き、会話に入れないハンター。

そんな時彼女の目に入ったのが透明な容器に入った氷。

氷が輝いている。その氷が溶ける「パチパチパチパチ」という音。氷にカメラズーム。

グラスの中の氷の集まり。一つ一つの氷が溶けることでその塊が蠢く。

グラスの中の集合体としての氷が渦巻くように回転する。(早回し?)

お行儀よくしていたハンターが氷に手を伸ばし手掴みで氷を咀嚼する。

ハントに無関心に会話を続けていた旦那とその両親が思わず会話を止める。

それまではお行儀よくしていたハントだったが、氷を咀嚼した後は開き直ったように満足、満ち足りた落ち着きを見せる。

これを観てタカキは「スワロウ、始まってる!」と思った。

「BGMを咀嚼音で切りさく」

 

タカキの考える「氷」という選択の意味

何故氷を選んだのか。

均衡が取れていて綺麗に見える氷の集まりがあり、じっくり溶けて変化していく。

氷はそのままの形は保てない。いつか無くなる。水になっちゃう。

どこか外見は綺麗に、うまく見せているハント。

しかし氷と同じようにそのままではいられない、ムリが来ている。今の生活は一過性でしかない、ハントは精神を保てなくなる……

傍から見ると優雅な豪邸暮らしも中は違う……氷がハントに伝えた、突きつけられたものがあるのでは無いか。

ディナーの場で氷を食べるという行為はハントが初めて発した咀嚼音という「声」だったのではないか。

初めての主張だったのではないか。

「私もいるんだよ、何で私に関心がないの?」という主張。三人の話を切り裂いた咀嚼音の意味は大きいのでは?

 

『ボーダー』のエスカルゴチューチュー食いと同じくフードボイスで主張する。

 

「氷」というチョイスが良い。

日常で食べるものでは無い、けど食べる人もいる。

 

ビー玉もプレーンでは無い。赤いラインが入っている。

この柄がスワロウすることの魅力の暗示?

ハントがビー玉を舌で迎えに行くところも素晴らしい。

「氷が教えてくれたあの感覚をもう一度」と思っているに違いない。

歯にビー玉が当たる「カチカチ」「コロコロ」という音。

この時ハントは何かを感じているんだな。

そしてBGMも無い静寂の中「ゴクン」という初めてのスワロウ。

立ち尽くして遠くを見るハント。

重力によって喉食道を通って胃へと運ばれていくビー玉の「旅」を感じている。

 

宇多丸さん:実際に飲み込んでいるわけではないから演技だけでこれを見せているヘイリー・ベネットは凄い

 

タカキ:快演名演。

ビー玉が体内を進むに連れて、彼女の表情には変化が。不安から和らぎへ。

(タカキ、息継ぎをせず一息に)「不安 安堵 安心 満足 達成感みたいな」表情の変化が数秒間で訪れる。

この演技が良い。

 

一度飲み込んだビー玉のその後。

ビー玉を飲むことは貯まった鬱屈とした気持ちを押さえ込むという意味もあった?

言いたいことを飲み込む、「スワロウ」にはそんないみもあるのでは?

そして一度飲み込んだビー玉を出す。

言いたいことを言えない日々を我慢して飲み込む、でも本当は吐き出したい、吐き出せたという意味合いもある?

独り言のように吐き出しす。それが晴れ晴れしている。

ハントならではの消化法。

一度飲んだものを奇麗にトレイに並べていく。まるでトロフィーを並べるかのように……

掌で包み込むように大切に並べていく。

色々な意味合いを考えているだけで楽しい

(少し涙ぐむタカキ)。

 

その後、タカキが大好きな飲み込み物が二つある。盗み飲み込み?

大量、咀嚼すれば凄い音が出る物。

これが凄く良いのよ!と熱弁。

 

スワロウをする場所も見所。

異物のドカ食い。貪るように食べる。

失恋してお菓子をヤケ食いするかのように、凄いものを凄い場所で凄い姿勢で行う。

(ここで〆るようにカンペが出る)

 

課題映画:リスナーカプセル アルピコさん『スワロウ』

まさかの『スワロウ』に決定!笑

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ sooogood!

 

■19:40~19:50頃
「新概念提唱型投稿コーナー」→ 抽象概念警察

『スワロウ』評を自分で「あ゛〜!」と悶えるタカキ。

「スワロウ前半の批評としては最高だった」とフォローする宇多丸さん。

(未視聴の僕だけど、とても良い批評だったと思う)

RN:煮干し&アイボリーさん

1/5(火)のYOKANメールから抽象概念を発見。

「目元が涼しげ」とは……どんな目許?

40才にして意味が全然分かっていなかったことに気付く。

 

宇多丸さんはまず「めもと」という言葉に注目。

日本人的な切れ長の目……?

アイメイクバッチリな人は「目元が熱い」感じ?

「じっと観る」では無く流し目のイメージ。

日本的な美学に紐付いた概念ではないかと宇多丸さん。歩く様で言えば「しゃなりしゃなり」というような……

また、放送前の話し合いで「目元が涼しげ」な芸能人を例示しようと試みるも一致した意見が出せず……

 

結論:ほぼ死語化している?

昔はそんな人もいたのかな。

当人に言う言葉ではない、当事者のいないところでしか使わない言葉であることがピンと来ない一員?

 

宇多丸さん:田中裕子さん、りょうさん

タカキ:麻生久美子さん

<僕は「目元が涼しげ」というと水川あさみさんが思い浮かぶなぁ>

 

RECさんに「あけましておめでとうさざいます」と宇多丸さん。

それに「また放送上だとそんな社交辞令的なおめでとうございますとか言って……元旦でも明けましておめでとうを言わない男すでよ?」というRECさん。

2002年の正月に会ったときの開口一番の言葉は「オイあれ聴いたよな?!」だった。

(※あれ=松浦亜弥さんの1stアルバム)

 

■20:00~20:50頃
「ビヨンドザカルチャー」→ アトロク・フューチャー&パスト by コンバットREC

今週は宇多丸さん不在。

 

新機能?バック・トゥ・ザ・フューチャー機能について。

 

マンダロリアンについて。

タカキ未見。RECさん、マンダロリアンの感想をとある友人に送ったが無視。

それなのに櫻井翔君からメールが来たことについては嬉々として語る。そんな友人が……

タカキにもお母様にもご意見を頂きたい。

< ってそれ宇多丸さんやないかい!>

 

タカキ、全然気付いて無くて「嵐特集の後云々」というカンペを見て「え?!宇多丸さんですか?!」と気付く笑

 

REC さん、元旦の谷垣さんの特集(『ポリス・ストーリー』など)は早速年間ベストと太鼓判。

 

月曜日/クマス

『無頼』公開待ちの井筒監督。

テイラー・スウィフトについて。キャリアのターニングポイントになった2020年。

次なる大統領選挙でも彼女がどう影響するか。

今週のグラビア:柳ゆり菜

 

RECさん:『アルプススタンドのはしの方』の描写と実況アナウンスの話。

実況に映画的カメラワークを持ち込むと新たな展望が開けそう。

 

RN :わだちんさん

監督と宇多丸さんの映画談義を聴いて韓国映画を見終えたときのような血湧き肉躍る感覚を得た。

 

REC さん:お互いがお互いを好きすぎる。イチャイチャブリが最高。

(プレイバック)

 

<自分のフィルモグラフィーを振り返る宇多丸さんに「ろくなもん作ってない」と言う監督。それに対して「上手くいっているのと両極あると思ってますけど」と言える宇多丸さん。その関係性がよい!>

 

REC さん:以前宇多丸さんと映画談義。

現役日本映画監督で誰が良いかと言う談義に宇多丸さん激昂。

「じゃあお前日本の監督で誰が良いと思う言って見ろよみろよ!」

しばらく考える宇多丸さん。

「……お前分かってんじゃん」で仲直り?笑

監督はホームランか三振か、という感じ。

80年代、90年代、00年代でそれぞれ特大ヒット飛ばしてる希有な才能。

 

火曜日/宇垣さん

翻訳家岸本さん。12月発売のエッセイ集。

記憶の中の場所を思い出すとき、その場所はもう無かったりして、記憶の彩度が少し下がる。

この気持を「エモい」って言うんだろうな、と宇垣さん。

 

数学オリンピックとは何ぞや特集。藏○丸先生と近藤さん。

また数学の問題を解いてみたいという宇垣さん。

「義務」から解き放たれた今、自由に数学に取り組んでみたい。

 

RN:タタタントさん

小学生も参加、天才達がふるい落とされていく選考の過程、文章での解答など知らないこと沢山。

引率者の折衝により点数が上がるというのも知らなかった。

 

REC さん:(タカキも)自分も文系。仕事を始めてから論理的に物事を勧める必要のある会議などは数学脳を使っているのでは?と気付く。文章を書く仕事でも同じように感じる。

数学を捨てて文系に早期にシフトしたことを少し後悔?数学やっといた方が良かったと思った。

『数学ゴールデン』を読んで確信。普通の仕事にも数学的思考は必須。

文系の人にこそ読んでほしい作品、聴いて欲しい特集。

論理の組み立ては数学脳、情緒的表現は文系脳

 

水曜日/日比さん

飯塚さん、注目の映画ソフト。

STAY HOME期間の今こそソフトだけの特典を楽しむ絶好の機会。

 

「上手いラップ」とは?

英語ラップの韻の進化から考察してみる特集。

英語ラップの韻の進化、楽しみ方を学ぶ。

ラッパー自身が楽器としての個性や特徴、韻の踏み方に影響されている。

ラップの聴き方が変わる一時間だった。

 

REC さん:

飯塚さんが来る度に4Kで大騒ぎする笑

『グーニーズ』のノーカット吹き替え版音声が“発見”される。

長らく散逸していたノーカット版の音声が見付かるという。

テレビ東京の午後のロードショーはカットする尺が長いことで有名。

RECさんとしては午後ロー版を特典につけて欲しい。こどをカットしてくるかを観るのが好き。

カットしすぎて別の映画のようになることも笑

 

『クレイマー、クレイマー』と言う映画は離婚する夫婦の裁判、子どもとの再会シーン等が描かれた作品。

一度午後のロードショーで子どもとの再会シーンを全てカットして完全な裁判映画のような味付けに仕上げたことがあった。

「これはとてもクリエイティブな作業だ!」と感動したとのこと笑

贅沢を言えば『水曜ロードショー』など過去の地上波映画番組のオープニングから通しで収めてくれたら嬉しい。更に欲を言えば当時のCMも入れて欲しい。更に更に欲を言えば映画番組の放送後の5分番組などを入れて欲しい!

 

木曜日/宇内さん

ゲームクリエイターイシイジロウさん。

IPについてスタトレ、ヤマト、ガンダムなどについて。

甲子園という「世界観」はすごい。

 

安彦良和先生直撃生インタビュー

日本アニメ史の転換点についての貴重なお話、漫画で歴史物を描くことについて。

安彦良和先生の「ボヤき」が面白く、話も興味深くて面白かった。

 

REC さん:木曜日は盛り沢山で面白かった。

apexで男子高校生と仲良くなった話。

ゲームの専門的な特集は沢山会ったが、「実際にオンゲーやろうと思うのはこう言う話からなのかなと思った」とのこと。

 

宇内さんはコンテンツの本質的な楽しさを伝える才能があるのでは?オープニングの駄話からここまで広げるなんて……!

 

IPビジネスについても楽しかった。

本来キャラクタービジネスの話だけではないのだけど。

「IPは三つに分けられる」という観点が面白かった。ストーリー、キャラクター、世界観。

 

世界観IPの例として出たガンダムだが、ガンダムは宇宙世紀という世界観すら共有していない作品群も。

とても考えさせられる特集だった。

RECさん、ガンダムのスピンオフ作品の設定を考えながら寝るのが好き笑

「宇宙世紀版『仁義なき戦い』が出来るのでは?」

 

RN:地球最期のおとうちゃんさん

大感激!アニメーター、キャラデザでヤマト、ガンダムに携わり、漫画家としてもいィナス戦記やジ・オリジンなど……ファンからしては神!

 

ヤマトに携わりながら裏番組のハイジを見せたり。破天荒な西崎さんとのエピソード。

同期の富野監督が当初「便利屋」的な役割で軽く見られていたことなど、初めて知ること沢山。

お二人の声を脳内再生しながら書籍を読みたい。

 

(プレイバック:安彦良和先生の語る西崎さんのエピソード)

 

西崎さん:97年に覚醒剤などの薬物所持で逮捕、99年には自動小銃やグレネードランチャーといった火器をクルーザーに所持していたことで銃刀法違反で逮捕。破天荒な人物笑

 

副読本として『吉田豪の巨匠ハンター』、『「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気』をRECさん紹介。

 

金曜日

RECさん:映画を観ていないので内容には触れられないがタカキの映画評を聴いて確信を新たにしたことが。

「フードムービーウォッチメンって言ってるけど、あなたのはフードじゃなくてイートじゃないの?」

食べること、食べ方に興味の中心があるから。

タカキも納得のご意見!

 

タカキがしきりに反省していること(尺管理)に対して。

タカキ:感じたことを全て伝えられないことのもどかしさ。畳みかけながら20分に纏める宇多丸さんは凄い!

 

RECさん:あのコーナーが始まったときは映画評論家としての宇多丸さんが有名じゃなかった。前番組でせのちんさんがこのコーナーを始めたとき、「(宇多丸さんの)話芸を聞かせる」というコンセプトでこのコーナーをスタートさせた。

だからサイコロを振って普段宇多丸さんが観ないような映画を観させるということをしていた。

 

タカキ:年末に映画ランキングを発表することとは違う独特な緊張感があった。

食べるシーンが好きな自分はどうしても描写語りになってしまい、全体的な構成を語ることが出来ていなかった。

 

■21:00配信
「Spotify podcast限定・別冊アフター6ジャンクション」→ 宇多丸激論!番組クルーの公開企画会議

1/14(木)アトロク 729回

■18:00~18:30頃
「オープニング」→最新カルチャートピックス/フリートーク

コロナ期を見据えた例のライムスターのプロジェクトについて。

「先程検体が届きました」のメールから数時間後にメールが届く。

陰性確定!

関わる全員の陰性が確定すれば情報発信可能!

 

宇多丸さん:アフター

宇内さん:シックス

宇多丸さん・宇内さん:ジャンクション!

 

その準備のために疲れ切った宇多丸さん、最近は13時間くらい惰眠を貪ることも笑

 

寝りゃ良いのにウトウトしながらゲームプレイ。

「誰がログインしているのかな?」とフレンドリストを見てみると大体いるのが宇内さん笑

 

朝の7〜8時、「もういい加減寝なきゃ……」というタイミングにも宇内さんいる。

 

宇内さんは先日、月曜21:00〜火曜15:00までapexをやり続けたとのこと。

<家でメガネ掛けてない宇内さん、ずっとコンタクトでゲームしてるの?目は無事?>

 

宇内さん、男子高校生の友達が出来る笑

男子高校生に姫プされる楽しみ。

 

宇多丸さん:宇内さん、声バレしないの?

宇内さん:声バレはしていないけど、その人が知っているYouTuberに声が似ているらしく「YouTuberですか?」と訊かれた

 

そんな彼から高校生の流行をキャッチする宇内さん。

男子高校生はapex、女子高校生はTik Tokが流行とのこと。

 

今までFPSにここまでハマったことはないという宇内さん。

apexはゲームバランスが非常によく出来ているとのこと。

3人1組というチーム、操作性が滑らかなのが魅力。

 

宇内さんは専ら回復役。

お友達の高校生は世界500人しかいないプレデター帯の一つ下、マスター帯(全世界のプレイヤーの内1%くらいしかいない)の凄腕のプレイヤーだったとのこと。

最初は外国人の振りをされて会話。

しかし先方の発した日本語の単語があまりにも流暢だったため、「日本人じゃないの?」と気付く。

ゲームは1セット20分ほど。

「1セット20分を21:00〜翌日15:00までって……どれだけやってたの?!」と宇多丸さん。

 

ゲーム情報

STAR WARSに関して。

宇内さん、フォールンオーダーでSTAR WARSを履修。

ジェダイの修行について、ジェダイからシスに闇堕ちしたときにどんな拷問を受けるのかなどについて学んだ。

キュウソネコカミの方が本日の『マイゲームマイライフ』からフォールンオーダーについてプレゼン。

プレゼンを受けた宇多丸さんはやらねば!と思っていたが、本日ubiソフトからオープンワールドのSWゲーム発売の報が!

 

宇内さん:ジェダイになれる!

宇多丸さん:ジェダイか……俺はジャワとかが良いなー!

 

ハリポタのオープンワールドゲーが2022年。

インディ・ジョーンズのゲームも発売。

トゥームレイダー、アンチャーテッドというような「インディ・ジョーンズ的な」ゲームは今まであったが……ずっとPS5で遊んでいたけどそろそろXboxも入手せねばと宇多丸さん。

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ イシイジロウ(世代を超えて愛されるエンタメのIP・知的財産権とは)

『428 〜封鎖された渋谷で〜』レベルファイブ『タイムトラベラーズ』などの作品で知られる方。『文豪とアルケミスト』世界観監修、『サクラ大戦』等に関わる。

「コンテンツが長く愛されることの条件」について考えた本を出版したとのことでこの度登場。

著書名:『IPのつくりかたとひろげかた』

 

宇多丸さん:滅茶苦茶面白かったし勉強になった!これから様々な作品に触れる際、非常に重要な考え方を整理する補助線を引いてくれるものだった!素晴らしいお仕事!

 

宇多丸さん:まずIPとは?

イシイさん:知的財産のこと。法律用語。ドラえもん、ミッキーマウス、STAR WARS、ポケモンなどは一種の財産。巨大な知的財産。

宇多丸さん:僕は更に噛み砕いてそのコンテンツの持つ「強み」と解釈した。そのコンテンツの持つ強み、商売になるポイント。

イシイさん:僕は作品をつくっているが、作者や作品世界を越えて愛されるものがIPと感じる。

シャーロック・ホームズ、007など。STAR WARSはそこで揺れ動いている感じがする。

宇多丸さん:IPに関わる作品を書いた背景は?

イシイさん:428は熱狂的ファンのいる作品。正式な続編ではないが精神性を引き継いだ続編を作るにはどうすれば良いか。

428作成後にJJエイブラムス版スタトレが公開された。僕はスタトレの大ファン!

宇多丸さん:スタトレの本としても歴史が分かって一読の価値あり!

イシイさん:スタトレはエイブラムスの関わる前、シリーズとして死にかけていた、危機を迎えていた。

映画も終わり続編予定なし、テレビ版も続編予定なし。

このままスタトレはなくなるのでは?そんなときにJJが作るという話が。

「あれ?こいつSWファンだけどスタトレはそこまで好きじゃないと言っていたな」でもヒットメーカーであるJJが作らなければスタトレ続編は観られないかも知れない。

 

JJがスタトレを作ったら新規ファンが「分かりやすい!」という反応。

スタトレファンは言いたいことがあるが、ゼロから観た人にも受け入れられる前日譚でありながら旧来のファンにも目配せさせられた作品。

 

これでIPに興味を持った。

 

ヤマトが大好きでエンタメの母のような存在と思っていた。

どれだけ裏切られても追いかけて来たヤマト。

 

キムタク版のヤマトも観るか迷ったが観にいった。

周囲から「電車の中で女子高生が『宇宙戦艦ヤマト』って言ってたよ!」と言われた。

こんなこと過去10年無かった!と言うことで二度劇場に足を運んだとのこと。

 

作者のみならず受け手にも世代交代を促すのが長期化したIPの特徴。

 

①ストーリーIP

2001年、ロミジュリ。

②キャラクターIP

007,ドラえもん

③世界観IP

MCU 

 

ターミネーター、エイリアンは1,2の続編をずっと作ろうとしている。

作品の出来が良すぎ誰がために世界観IPになりきれていない。

世界観IPの例に甲子園を挙げているのが面白い(宇多丸さん)。

 

宇多丸さん:アイドルグループにも置き換え可能?モー娘。オタクだった宇多丸さんらしい視点。

 

「甲子園」というシステムを活かせばタッチやドカベンなどキャラクターを入れ替えても楽しめる。

 

混迷するSWの状況のついて

MCUの上手く言ったところを引っ張ってきて失敗している。

スカイウォーカーの物語にするのかしないのかで齟齬が生まれている。

「SWがダメになってしまった」と思っていたところに『マンダロリアン』で脱スカイウォーカーが成された。

 

プロデューサーだけでもディレクターだけでもダメ。

ケヴィン・ファイギとデイブ・フィローニというコンテンツ全体を俯瞰してみられる存在が凄い!

 

宇多丸さん:ドラえもんの特異さ

中盤に最終回が挟まる珍しい構成。

 

成功している作品は複雑な構成をしているものが多い。

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ imai(group_inou)

 

 

■19:45-19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」枠 → Spotify presents ラジオ、できるかな?

 

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンド・ザ・カルチャー」→ 日本のアニメ・漫画界のリビングレジェンド、安彦良和さん直撃・生インタビュー

いしいまことさん

:タマフル時代からのリスナー。

安彦良和先生への30時間にもわたるインタビューをまとめた共著『マイバックページズ』発売中。

 

会うまでは「どんな人だろう」と思っていたが、会ってみたら緊張していた自分が馬鹿みたいに思えるくらい優しい人。

 

投げた玉を良く受け止め拾ってくれる、インタビュアーとして非常に取材しやすい相手。

 

インタビュー本を出すに至った動機

:以前に出ていたインタビュー本はアニメ作品を外側から観る者が多かった。

自分はアニメ業界の人間として本質に迫る本を出せると思ったから。

ジ・オリジンの映像ソフトが出る際に接点が多くあったことから、自分なら出せると思ったことも出版に漕ぎ着けた。

 

『哀戦士』をBGMに安彦良和先生登場!

安彦良和先生とお仕事を共にしたレジェンダリーなアニメーターを交えてフィルモグラフィを追っていく。

 

『マスターグレード ガンプラのイズム』『安彦良和マイバックページズ』など。

ヤマト、ライディーン、ガンダムなど数多くの作品に携わる。

 

1986年以降は専業漫画家として活躍。

歴史物の漫画を得意とし、『機動戦士ガンダム ジ・オリジン』など数々の名作を世に送り出した。

 

一冊新書の本が出ていた(『戦争と平和』)が、被りがないか確認した上でインタビューを刊行。先生が「まだやるんですか?」と思うくらい長期間にわたってインタビューを受けた。

 

「歳を取ると昔のことをよく覚えている」と言われるが、昔のことを結構忘れている笑

安彦良和先生の携わった作品は「神話的」(宇多丸さん)とすら言えるもの。

 

①デビューから80年代 安彦さんを脅かしたクリエイター達

②89年から専業漫画家として培った歴史物

③ジ・オリジン以降

 

弘前大学除籍後に蟲プロに所属。

ヤマトの、コンテライディーンのキャラデザ、ガンダムのキャラデザとコンテ

ゴーグ

ヴィナス戦記

 

宇多丸さんには「オタクカルチャー」確率期とみえた。

「今までのアニメカルチャー」とは違う者になったと安彦良和先生が感じた瞬間は有った?

→1974年。

ヤマトとハイジ。

自分はヤマトに携わりながら、子どもにはハイジを見せていた。

ライディーンはヤマトの後に放送された作品。

 

ライディーンの頃からサンライズに高校生大学生の女性が出没するようになった。

その子たちがオタク第一世代。

コミケ立ち上げた方と同世代。

 

ライディーンやヤマトが同人誌で扱われ始めた。

これらコアファンを大事にせねばと感じた。

 

宇多丸さん:ヤマトはオタクカルチャーの黎明。

西崎よしのぶさんは安彦良和先生からみてどんな人?

→印象は悪い。スタジオを乗っ取っておいて最後のギャラを払って貰ってない。

 

宇多丸さん:安彦良和先生は西崎さんを嫌いになれないと繰り返している

→嫌いになれない。「子供だまし」だと思われていたアニメ、視聴率黄金時代の巨人の星なども同じような扱い。

安彦良和先生はアニメ業界に脇から来た人間。

アニメーターあでることに胸を張れなかったが、西崎さんはそうではなかった。熱情家。

「アニメを恥ずかしがらなくて良いんだ、やゃあやってみよう!」と富野由悠季監督を筆頭にガンダムを立ち上げる。

 

安彦良和先生は「さらば」のヤマトに携わった。

さらばのころの西崎さんの姿を間近に観た。(アニメの頃は遠かった)

 

さらば:78年

間髪入れず始まったTVシリーズヤマト2ではシリーズ構成を担当(クレジットされていない)。

名前が出ていないので「記憶違いでは?」と言われたが、ちゃんと参加してます!笑

 

宇多丸さん:石井さんから見て「安彦先生を通じてみる西崎さん」像はどうだった?

→一緒に仕事はしたくないけど人間としては面白い人だと思った

 

宇多丸さん:大人の文化としてのアニメを西崎さんが素地を作り、富野由悠季監督とガンダムに入る。んどな出会いが?

→蟲プロで「富野由悠季はコンテが速い」と言われていた。

当時は便利屋的に使われていた。

ライディーンはでチーフディレクターとして起用され、そこて安彦先生は作家。

 

キャラクター的には軽く見える。ひょうきんな方。

ライディーンでよい意味で裏切られた。

この人は凄い。入れ子味方が凄い。何か憑依するような感じがあり、「この穂と都は真面目に付き合わねば」と思った。

富野さんの「作家泣かせの演出」の被害にあった笑

 

宇多丸さん:ガンダムは格が違う作品だった。ジ・オリジンで書き直すに値する世界観が当時から会った。

 

→原案に圧倒された。サッパリ訳の分からない設定の「トミノメモ」。これは何かあると感じ、それに乗っかった。

 

宇多丸さん:なかなかの綱渡り。会社は「お馴染みの子ども向けアニメ」のつもり。ふたをあけたらとんでもない作品。

→富野さんの言葉を借りれば「皆だまくらかしてやる」という気持ちてやった。当時はオンエアすれば終わり。やっちまえばこっちのもんだというスタンス

 

 

宇多丸さん:視聴率は振るわなかったが、現場の人はやっていることに確信的だった。安彦さんも視聴率は気にしてなかった?

→気にしてなかった。視聴率5%は500万人が観ていると言うこと。

 

ライディーンの頃から来ていたねっしんなふぁんが安彦さんには見えていた?

→はい。始まる前から「面白いことが始まるぞ」ということで初期微動があった。

 

宇多丸さん:石井さんはガンダム前夜から話を聞いてどうだった?

→リアタイ世代でガンプラを求めて走った世代。生々しい話を聞けて感動!

 

安彦さんは革新的な作品になるという核心はあっただうが、今のような存在になると思った?

→プラモが人気だったが、プラモ人気は予想していなかった。オモチャが売れない作品だと思っていた。

とうじ富野さんと「大丈夫だ10年は持つよ」というプライベートな会話を交わした。

10年持てば良いという感じだった。

 

 

劇場版で更にブラッシュアップできたのがよかっ?

→呼吸困難で後半脱落したが、劇場版で再度描くチャンスを与えられた。

再編集する先例はヤマトで作ったが、新たに描くというのはガンダムが与えてくれたチャンス。

 

アニメは不揃いなスタッフを集めて作るので、「直してナンボ」の世界。

直すと言っても全てに手は届かないが……自分が途中離脱してしまったことの悔しさがあった。

 

宇多丸さん:劇場版でのブラッシュアップ、オリジンで更にブラッシュアップ。その余地があった?ジ・オリジンで「完全版」ガンダムが出来た。こんなに見事にピースがハマるか、とファーストの完成度の高さに驚いた。

→補強できた。見事にピースがハマッたと思う。

富野さんのマスタープランが凄かった。

 

ゴーグ、アリオン、ヴィナス戦記など自分の作品も作った。直接オタクカルチャーの立ち上げ機に携わりながら長そこを離れた

→一部を除き古い世代が作っているという感じがしていた。

ヤマトガンダムを見ていた若い担い手がどんどん出て来た。

その世代交代の州ピートが早かった。一気に「俺古いなぁ」と思った。

 

74年のハイジ:宮ざき、高畑が出てくる

 

その後大友克洋という厄介な奴が出て来て「かき回す」。「そこまでやるのはなしだろう」。

「大友はあそこまでやったぞ」となってしまってはこちらは堪らない。

 

宇多丸さん:ふぇでぃっしゅな書き込みなどに注力していったと思うが、それは違うという感じが安彦さんにはあった?

 

 

オネアミスの翼をみた安彦さんの反応=呆れてしまったが面白かった。

安彦さん:コンピュータの配線を手書き、氷の破片の散らばりの書き込み。「話」の中身はないがそのためにこんな手間暇を……と呆れてしまった。

石井さん:新しい人たちのパワー。

ファンでは無く仕事としてアニメを創っていた人とファンから入ってきた人との間に隔たりがあったと思うし、安彦さんが離れた理由がそこにあるダウというのは以前から思っていた。

 

ゴーグとクラッジャージョウ:一人のクリエイターが原画のラフを描いている。安彦さんの人柄に着いてきた人たちがそれを描いている。

これは凄い。ヴィナス戦記はとくに凄い。

 

安彦さん:ヴィナス戦記は一度封印した。ビデオ出して良い?と聞かれたときに「俺が嫌だと言ったらどうなるの?」「出ないですね」「じゃいやだ」という流れがあった。

駄々っ子の意地を通したと思ったら海賊版などで回っているで馬鹿みたいだなと思った。

 

メカ監修・作画監督を立て、「普通」の制作プロセスを踏んだ唯一の作品。

「意外に悪くないな」と思ったとのこと。

 

漫画家としての新たなスタート。その中で培った「歴史物」への思い

アリオン、クルドの欲し、センターコート

89〜91ナムジ

92〜虹色のトロツキー

98大堂の犬

 

歴史物を多く執筆し高い評価。

シベリア出兵を元にした作品。

 

ダムAでジ・オリジン。

映像化で総監督を務め、アニメ業界にカムバック

 

漫画家としての特徴は?

→石井さん:アニメーターとして培った「画」を漫画に持ち込んでいる。

中間画を使うことで「動き」を観せる。

歌ってオドつて戦える、色んな要素を入れられる。

俯瞰的な視点と主人公の下からの視点をバランスよく描く。歴史物として必要なバランス感覚を持っている。

 

安彦さん:脱アニメが大きかった。

表現の違いは自分では分からない。開放されたと思ったのはアニメーションは視聴率、儲かるか、興行成績がついてまわる。漫画家は何とか仕事が貰えりゃあそれで良い。

なむじは書き下ろし。好きなものを好きなように書いて良いんだというのが売れしかって。

 

古代史、満州などアニメの企画ではまず通らない規格が通る。

 

宇多丸さん:イデオロギー、宗教などの大きな視点に対する活きた人間の下からの視点が活きている。

ジ・オリジンの再解釈に対し、「歴史物としてガンダムを語り直す」ことの素地として「歴史物」の経験が活きている?

→歴史漫画を読むようだと何人かから言われたのが嬉しかった。

そこは相乗効果。還元できたと感じる。

 

WBは難民を引き連れ、民間人を善戦に出す。とても悲惨

→自分は悲惨すぎる話は書けない。度胸がない。

歴史物を書いているとタイムスリップできる。歴史物を書く人間の特権。色んな時代に生きられる。「特殊」な、と思っている。色んな時代に生きられることは充実感を感じる。

 

 

宗教:シャアが、次オリジンで掘られているが、シャアを歴史の中に活きた人間として相対化している。

これは歴史物でキリストなどを書いた経験が誠意を持って行かされている

→その時代、その人はどう受け取られたか等を気にして描いた。

ダイクンはキリストをイメージしている。

一人歩きするジオニズムを

 

アニメ界に復帰して変わったアニメ界をどう見たか

オリジンの時は完全に浦島太郎かと思ったら、それ程ヒドい浦島太郎はで無かった。

ヴィナス戦記の時の手法がそのまま使えると言うところも。

人の手が産み出すのが二本のアニメなんだというのは呆れるほど変わっていなかった。

 

お知らせ

安彦さん:コロナで事情が混乱しているがまだアニメをやっている。まだ発表できないが、ガンダムの一つのエピソードをやっている。これが最後のアニメの仕事となるだろう。

春くらいには発表できるかも。

 

石井さん:あちこちで原稿を書いているのでTwitterなどでカニヨロ。

今日の話はほんの一部なので『マイバックページズ』を読んで欲しい!

 

 

1/13(水)アトロク 728回

■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 最新カルチャートピックス/フリートーク

宇多丸さん、声枯れてるなぁと思ったら例のプロジェクトの仕込みの影響とのこと。

 

宇多丸さん:アフター

日比さん:シックス

宇多丸さん・日比さん:ジャンクション!

(今日は18:02に番組タイトルコールに入っていて早かった)

 

withコロナ時代に適したライムスターイベント、詳細発表は1/22!

全員PCR検査を受けた。

規定量まで唾を絞り出すのに苦慮。

 

壁にレモンと梅干しの写真が貼ってある場所もあると日比さん情報。

 

宇多丸さんは普段からつゆ多めなので余裕。

日比さんは人から隠れて苦労して唾生成とのことだったが、宇多丸さんここでふと気付く。

「日比さん普段から言ってるんだから何を見れば良いのか答え出てるじゃないですか!」

「シャラメ!」

 

良い酒=余韻が違う

余韻はカルチャー摂取に最適!

 

日比さん、『KOBRA KAI』観賞中。

また、『羅小黒戦記』をやっと観にいって宇垣さんの勇姿を目に焼き付けてきた。

『アルプススタンドのはしの方』の生ライブ演劇配信を視聴。

関東版・関西版の2バージョンあり。

 

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ 飯塚克味(映画ライター/最新映画ソフト)

BTTF35thトリロジーボックス

前回邦画ベストと言うことでAKIRAの4Kを紹介したが、洋画ベストはこれだろうと言うことで紹介。

ハリウッド博物館の展示や当時のオーディション映像なども収録。

また、新録の吹き替え版を収録。

以前はマーティを演じていた山寺宏一さんがドクを演じているので必聴!

 

グーニーズ35th

初回TV放送時の吹き替えノーカット版が収録。

前回はTV用にカットされたものしか見付からなかったが、今回はノーカット版が遂に収録!

 

テネット

ノーランお得意のIMAX仕様で収録。

IMAXシアターで視聴できなかった人は円盤で是非!

メイキングが充実しているので必見。

キャスト陣もよく分かっていないまま撮影しているのが分かって面白い。

宇多丸さん:ケネス・ブラナーの「ドゥエェェェイ!」も要チェック!

 

ムーラン(実写版)

Disney+での配信後に円盤。

日本のDisney+はフルHDでの配信。

円盤が出ることを聴いていたのでDisney+では観ていなかった。

アラジンに匹敵する映像の美しさ。

色彩、衣装の素晴らしさを味わって欲しい。

特典はアニメ版ムーランの声優さんのカメオ出演の舞台裏が味わえる。

宇多丸さん:はっきり言って日本のDisney+は「なってない」!

 

ローマの休日 デジタルリマスター版

実は今まで出ていなかったので初Blu-ray。

パブリックドメイン化しているが、とても綺麗な4Kが味わえる。

脚本家のダルトン・トランボのドキュメンタリーが入っていて見応えあり。

当時は赤狩りで本名がクレジット出来なかった。

 

人間解剖 ドクターブッチャー

イタリアンホラー。

テリー・リビンさんのインタビューが面白い。

 

ガメラ

宇多丸さんも最高の4Kだったと太鼓判!

 

 

■19:00~19:25頃

「LIVE & DIRECT」→ Ellie(Love Tambourines) & SWING-O

 

 

■19:45-19:55頃
新概念提唱型投稿コーナー → シアター・一期一会

 

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンド・ザ・カルチャー」→ ラップの上手さってなんだろう特集 by Genaktion(ジェナクション)

ラップの上手さとは?

メロディックに聞き心地良い、韻を踏む……

「韻って母音を踏むんでしょ?」と言われるけど……

ライミングの進化を学びながらラップの味わい方を学ぶ。

 

今回は英語特集とも言える特集。

英語と言えば日比さん!

日比さんは大学時代は英語の絵本を学んでいたということで、ラップと直接の関係はないけど興味津々といった様子!

 

ジェナクションさんはRactivist(Rap+activist)。

 

大前提:ラップにとってライミングとはどんな機能がある?

二つの小節がライムの最小単位。

「ズンチャ・ズンチャ」の「チャ」の部分。

 

「意味使いの架け橋」がライムの役割。

 

1973.08.11はhiphop誕生の日。

stay-way、cat-hat-butのような言葉で韻を踏むのがスタンダードだった。

 

1970年代 オールドスクールのライミング

一度聴いただけでどこで韻を踏んでいるか分かる。

 

1曲目 Grandmaster Flash and the Furious Fiveの“Superrappin' ”(1979)

単語単語で韻を踏む。

2行セットでポンポンとシンプルな完全韻を踏んでいく。mind-kindなど。

一つ一つの音にムダがない。

レコードリリースがルーティンになっていなかった時代。パーティの場でDJの横についてライブパフォーマンスとしてラップ披露していたので、(音響が良いとは言えない環境で)より韻を踏んでいるのを目立たせるような歌唱法だったのでは、と宇多丸さん。

 

自然と乗っていける。初めて歌詞を読んだが、文字で韻をふんでいるところが分かる、と日比さん。

 

1980年代 ニュースクールのライミングとは?

 

1983年のランディMC登場期、1986年のラキム登場がターニングポイント。

今回は後者にフォーカス。

それまでもやっている人はいたが、中間韻を踏むことを体系化?

1小節の中で複数韻を踏んだり、複数の単語に渡って韻を踏んだり。

複数の単語に渡って韻を踏むのは英語という言語体系特有のもの。

宇多丸さんは単語単語の間に「ん」を入れたりして日本語ラップでも複数単語に渡るライミングを模索。

 

 

 

 

1/12(火)アトロク 727回

■18:00~18:30頃
「オープニング」→最新カルチャートピックス

火曜は久々となる宇多丸さんリモート出演。

当時はリモート出演が珍しく、電子背景を変える、何かを飾る等していたが今は何もしていない。

ニューノーマルがノーマルになった感じがある。

 

宇垣さん:アフター

宇多丸さん:シックス

宇垣さん・宇多丸さん:ジャンクション!

 

赤坂は4度台。

午前中、宇垣さんはノースリーブでお仕事が……

屋内とは言えほぼ外という気温!

 

宇垣さん、スカイハイさんとお仕事。新曲MVに出演。

 

宇垣さん、浦島もよさんおすすめの企画展にも沢山訪問。

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ 岸本佐知子(エッセイ集『死ぬまでに行きたい海』)

最近は岸本さんの名前を見掛けて翻訳作品に手が伸びるようになったというお二人。

エッセイも非常に面白かったらしく、リスナーからも好評。

 

バリ島を好ましくない場所として描写しているのは珍しい。

 

岸本さん個人のことを書いているはずなのに自分のことを書かれているように感じる不思議な本とのこと。

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ kiki vivi lily

宇多丸さんも大ファンというアーティストさん。番組初登場。

 

■19:45-19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」→何かが始まる音がする~YOKAN~

RN:おかきマンさん

2019年冬、一念発起してジムへ。

運動もせずスパゾーンに直行しジャクジーに浸かっていると可愛らしい女性から声をかけられる。

住まいが近所、入会時期が近い、地元が一緒、ラーメン好きと言うことで親近感。

「私ぽっちゃりした人がタイプなんです」の一言にズキューン!

 

しかしその後その方に会うことが無いまま一年。

 

宇垣さん:ぽっちゃりした人が好きと言う言葉はきっとこの人の支えになってるはず。

 

宇垣さんは学生時代先輩に「宇垣の書く文章は面白い」と言われたことが自分の力に。

また、容姿をけなされることがあっても妹さんから世界一可愛いといつも言ってもらえていることが自分の救いになっているとのこと。

<宇垣さんファンの僕からすると宇垣さんの容姿をけなす人の顔を見てみたいものだと思ってしまう……>

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンドザカルチャー」→ 究極の頭脳戦『数学オリンピック』とは何か? by 藏丸竜彦 (漫画『数学ゴールデン』作者) 、近藤宏樹(「国際数学オリンピック」3年連続メダリスト)

数学の魅力とは……

・解法を思い付いたときの快感

・頭の中の大冒険

 

20才以下の若き天才達が4時間半で3問を解く数学オリンピックの魅力に迫る特集。

 

宇多丸さんはスタープレイヤーズ事務所、ゲストのお二人も遠隔出演と言うことで4人全員が別の場所にいる放送に。

 

藏丸竜彦先生:プロ漫画家を目指す漫画家を支援する「トキワ荘プロジェクト」出身。

 

近藤宏樹さん:数学オリンピック3年連続出場。銅メダル×2、銀メダル×1という実績。

 

藏丸先生の教員時代のかつてのご友人英語教師N氏から投稿。

ライムスターの大ファンと言うことで非常に嬉しいとのこと。

 

藏丸先生がヒップホップにハマッたのはN氏の影響で、最初に借りたCDはライムスター!

 

近藤さん:数学オリンピックに馴染みのある方と言うことで白羽の矢が立てられ、『数学ゴールデン』の監修に。

 

日本編

数学オリンピックの日本大会は91年から。

出題者は公にはされていない。

年によっては予選正解者ゼロという難問も……

 

解法や問題の美しさにもこだわりをもって設問が作られているのではないかと思われる。

 

解法の綺麗さ:ある解法を思い付いてしまえばすんなり解ける、というもの。

 

一つの正解を求めて回答欄を埋めていくというものではなく、解法を思い付く、問題を解くキーとなるアイディアを如何に見付けていくかが問われる。

故に特定の答えがあるわけではなく、出題者の意図を超えた「イケてる」解法が登場することも!

 

「どの谷を越えていくか」(宇多丸さん)というような思考プロセスを問う頭脳スポーツ。

 

世界大会編

東ヨーロッパ発。

前回は105の国と地域、616名が参加。

10日間にわたる大会で、テストは2日間。

1日に3問、合計6問。1問7点で42点満点。

メダルは上位の大凡半数に授与される。

その中で1:2:3の割合で金銀銅メダルが割り振られる。

チーム戦ではなく個人戦。

 

Q:2020年の国際数学オリンピックにおいて金メダルを獲得(大凡1/12)した人のボーダーとなる点数は42点満点中何点?

①31

②36

③41

 

宇垣さん:日本大会の様子を聞くに半分取れれば良い方なのでは……?①番31点!

宇多丸さん:受験生的な発想で①番31じゃないかと推測するが(宇垣さんが先に選択していたので)②番36点!

 

正解は①番の31点!

世界の天才が集まる中で10%に満たない人間しか持ち帰ることの出来ないメダルの水準としては「結構取れないものなんですね」という宇多丸さんの反応。

 

宇多丸さん:日本大会世界大会の違いは?

A(近藤さん):日本大会は数学好きを増やしたいという意図はあるものの、国際大会の為の選抜という性格を帯びたもの。

一方世界大会は「お祭り」「コンテスト」的な意味合いが強い。

10日間の大会の内試験は2日間、その後3日間ほど観光、国際交流があり、出場者にとってはそれが楽しみ。

参加者は共通言語である数学を頼りに各々交流。日本人はシャイだけど笑

 

Q(宇垣さん):近藤さんの時はどこが開催国だったのか

A:韓国、アメリカ、イギリス

英語が通じやすいアジア圏の子と仲良くなった。

 

Q(宇多丸さん):採点に時間かがかかる理由は

A:回答を日本語で書く→主催国の採点官に対し、帯同する団長が英語で説明するというプロセスを踏むから。

単なる正解ではなく、正解を導くためのプロセスを説明。

「採点」ではなく「採点折衝」と呼ばれる。

「この子はここまで理解できているから○点下さい!」「本当かそれ?」というやり取りがあるため2〜3日間を要する。

 

宇多丸さん・宇垣さん:団長の役割責任が重すぎるのでは?

 

近藤さん:「このアイディアは膨らませれば正解に結びついていたはず」というような説明がキチンと出来れば点数が上がるため、ある意味説明する側のスキルも点数に影響される。

自分の選手時代のことを思い出すと「こんなに点数貰えたんだ。拾ってくれたんだ」という印象だった。

観光から帰ってくると全選手の点数が張り出される。

数日にわたる採点のため、徐々に点数開示される人数が増えていく。

 

Q( 宇垣さん):折衝に当たる団長はどのような人が務めるのか

A:大学教授や元選手が大学生時代に帯同する。

近藤さんもメキシコ大会に同行した。

 

Q( 宇多丸さん):今後マンガの中でも大会の描写も出て来る……?

A(藏丸先生):近藤さんに伺わないと分からないドラマがあるが、そこまでたどり着きたい。

 

宇多丸さん:面白いし羨ましい。好きなことがあって、それを大人が全力でサポートしてくれて。

 

Q( 宇多丸さん):強い国は?

A:中国、アメリカ、ロシア、韓国。

金メダルを沢山持ち帰る。韓国はある年から伸びてきた。

中国は金メダルを取るよりも中国代表になる方が難しいかも

 

Q( 宇多丸さん):日本の立ち位置は?

A:10〜15位くらいにいることが多い。最も良いときは2位ということが一度だけあった。

 

Q(宇垣さん):日本には小学生が予選に要ると言うことだが、世界には?

A:日本は代表最年少が中学二年。。世界だと10才というのが最年少。

 

Q(宇多丸さん):受験時の食事は?

A:飲み物はok。また、お菓子が用意される。将棋などのブレインスポーツと同様。

甘いもの欲しくなる。

 

Q(宇多丸さん):スマートフォンで少し調べれば有利に働いたりするものなのか

A:少し調べた程度では役に立たない……かな?

 

Q( 宇垣さん):観覧は?

A:ブレインスポーツなので観覧は殆どいない。

ただ、実況が入ったらより面白いかも。

 

生の答案の公開はしていないが、「あっと驚く解法」については後ほど綺麗な形で公開される。

 

宇多丸さん:漫画化するに当たって大会を描くのは大変そう。

スポーツ漫画は実況が試合描写の助けになるから。

A:聞けば聞くほど「どうやって書けば良いんだろう」と思えてくる

宇多丸さん:そこをどう描くかが『数学ゴールデン』の見所になりますね

 

Q(宇多丸さん):「数学オリンピック出場・メダル獲得」という実績はその後のキャリアにのど程度プラスに影響を及ぼすのか、「箔」になるのか

A:メダルが直接的に箔になることはない。

数学の研究職に就く人は一定程度いる。

近藤さんのキャリアは変わっている。保険会社でアクチュアリーをしたあとに高校教師。

医者になる人、情報系のベンチャー企業に入る人もいて、多様。

 

宇多丸さん:もっと知られるようになって就職に有利に働くようになって欲しい

 

Q( 宇多丸さん):近藤さんの他に取材した方はいる?

A:近藤さんの他に2名数学オリンピック出場者に、そして数学オリンピックの役職者にも取材。

「こう言う人が数学を好き」というステレオタイプを外したくてマンガを描いている。開けたものにしたい。

ギャルや、くたびれたキャラなどバリエーションを持って出している。

 

最後に

 

近藤さん:意外と自由なところが数学の魅力

 

藏丸先生:持論だが数学の面白さは皆が知っているはず。

「なるほど」という閃きの快感は誰もが経験したことのあるもの。

遠く感じている人には「意外と近くにあるもの」だと思って欲しい。

 

宇多丸さん:マイナスと言う概念は登場前には誰も考えもしなかったものが「プッ」と姿を現す。微積分も「プッ」と姿を現す。

もともとある「真実」が姿を現す所が面白い。

 

宇垣さん:もう一度数学を解いてみたくなった<宇垣さんは学生時代数学がお得意だった>

 

近藤さん:2023年が数学オリンピック日本大会。

「なるほど毎日の役立つ数学」という書籍を出している

 

藏丸先生:『数学ゴールデン』発売中。

2/26に2巻が出る。

試し読みはTwitterにて公開中。要チェック!

 

1/11(月)アトロク 726回

■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 最新カルチャートピックス

クマス、 ゆったり過ごした年始。

『アルプススタンドの端の方』は野球中継の新たな描写を見せられた感じ。

「観客の視線がライトスタンドに釘付けになりました」という実況でもホームランが伝わるという気づき。

 

宇多丸さんもそれは実況アナウンサーとしての組ますならではの気づきだねと感心しきり。

 

「エイヨー 夢♪」(エイオー?)というフレーズの元ネタ。

ネイキッドアーツさんの曲。ライムスターとほぼ同期。

古川さんが聞き直してみたらそんな歌詞はない笑

「え?!じゃあリミックス版じゃね?」

というもそれもない。

同期ということでライブを一緒にしていた。おそらく曲フリで言っていたのではないか。

ライムスターメンバー同士で夢の話をする際に「こんな夢を見てさー」というと他の二人のメンバーが「エイヨー 夢♪」というのがテンプレ化。ライムスター用語。

 

今年の夢トークへの入りのアタック音は最高だった。保坂さんの功績、と宇多丸さん。

 

成人式話

中止の自治体も多い。

大人が「はい!今年中止!」というのと、今年成人の20歳の人が感じる気持ちは違う。

成人式に着飾って粋がる若者は、大人をおちょくるということである種大人の権威性を認めている。そんな若者のイキりの行き場のなさ。

 

クマスは浪人したということで大学一年生で成人式に参加。

宇多丸さんは中学時代に引っ越し。千駄木は地上げで引っ越してしまった同級生が多く、参加する同期がなく成人式に行かなかった。

「行かなかったイキり」笑

成人式で地元の友人と会って……というのがある種宇多丸さんには羨ましい。

 

橋Pも富山から都内に出て「東京の大学で学生プロレスをしている」と錦を飾って帰郷。

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ 井筒和幸 監督(映画「無頼」)

『パッチギ』などで知られる監督。

良い時の井筒監督のホームランは特大級!

 

『無頼』……戦後〜バブル崩壊まで、我が身一つで生きた男の物語。「欲望の限りの昭和の物語」

東京は近過去の撮影が非常に撮りづらい街。

名古屋の多治見・岐阜のあたりで撮影。街中を走る車の確保が非常に難しかった。

 

描いている時代は「車の時代」。それを「ちゃんとやっているわ」と驚嘆したという宇多丸さん。

 

「いつかヤクザ映画を撮ってやる」と思っていた井筒監督。

四畳半に収まるような映画は撮りたくない。(『みゆき』という四畳半に収まるような映画を撮っており、それは宇多丸さんも大好きな作品)

 

『ゴッドファーザー』『仁義なき戦い』を観ていたのでイキっていた青春時代。

映画作中でも登場人物が映画を見てそれを話題にしており、井筒さんらしいと感じた。


『ゴッドファーザー』が公開された後は日本のヤクザ者の方々も大きな影響を受けており、鶏の首を放ったりということをしたヤクザな方々もいたらしい。

 

井筒監督:今の若者は欲望の限り生きていないのが可哀想。。。

 

製作費用3億円。

宇多丸さん:「よくぞ作ったり!」という作品なので是非視聴を!!!!

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ さかいゆう

 

■19:40~19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」枠→ ザ・ファーストマン~宇宙で初めてコレをやった~

 RNさるばたけさん

大量のビーフパティの挟まったバーガーを珍重する風潮があるが、そのファーストマンは自分。

2000年台初頭に遡る。

「ハンバーガーって量少ないよな」と常々思っていた。

1990年台後半、マックのハンバーガー平日59円に。

自分の中で「大盛りはアリだが同じメニューを複数頼むのはナシ」というルールがあった。

 

K君が自宅に遊びにきた際にハンバーガーをお土産として10個買ってきた。

両手にハンバーガーを持ってバクつくK君。

落雷に打たれたような衝撃を受けた自分はパティとバンズを分解、パティを増し増しにした自作した「超肉厚バーガー」を生み出した。

 

分解した後のパティはK君が食べてくれる。「これはこれで味が染みてて美味い!」

(宇多丸さん・クマス:低みだなぁ〜笑)

 

クマスの今週のグラビアアイドル

柳ゆり菜さん

https://instagram.com/yurinayanagi__?igshid=m1eci4uyotei

 

映画『無頼』にも登場。

『無頼』で演技も素敵だったが、「柳さんのグラビアはこうなんだ」というのをみてほしい。

一時期グラビア界のトップにいたが、今も定期的にグラビアを疲労。

 

宇多丸さん:『無頼』で見せた大人の色気に加え、あれだけ演技ができる人なのでグラビアの際も演技力が生きるはず。

二の腕の肉みが良い!

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンドザカルチャー」→ 聴けば最新洋楽がすぐに分かる~月刊ミュージックコメンタリー~by 高橋芳朗

2020年はテイラー・スイフトに変化があった年。

1月のNetflixのドキュメンタリー作品のほか、アメリカ大統領選にも多大な影響を及ぼした。

彼女のモードの転換点となった一年。

 

テーマは「2020年のアメリカとテイラー・スイフト」。

単に充実した楽曲をリリースしたというのみならず、パンデミックと大統領選という激動のアメリカを体現していた。

それまでも名実ともにアメリカのポップミュージックの頂点にいたアーティストだが、2020年には年間ベスト級のアルバムを2枚リリース。

 

一方、反トランプの急先鋒としてバイデン勝利につながる。

今までここまで影響を及ぼしたアーティストはいなかったのでは?

 

宇多丸さん:今までは優等生タイプ。その受け取られ方に忸怩たる思いもあったのだと思う。

 

高橋さん:7/24「FOLKLORE」、12/11「EVERMORE」、いずれもサプライズリリース。

シングルアルバム同時1位を年に二度達成。これも歴史的記録。

 

また、批評家筋の評価は過去最高レベル。

前者はTIMEとrollingstone両誌で年間ベストアルバムに選出。これはかなりでかい。

 

双方ともアートワークが『燃ゆる女の肖像』の影響を受けていると言われている。

現地では周知の事実?で『燃ゆる女の肖像』の映像に彼女の楽曲「Tolerate it」を被せるファンアート動画がアップされている。

 

ていらーはが政治に対して沈黙を守ってきたのはデビュー当時からレコード会社より政治に対して言及しないように助言されてきたから。

 

今年はテイラーの地元選出議員が男女の賃金平等に対して反対の意を唱える議員に対してもう我慢できないと声を挙げた。

 

トランプ大統領がデモ参加者に対する発砲を示唆した際、直接トランプに対してメンションするなど、アクティビストとしてのテイラーの活躍に民主党はかなり乗っかった。

“Only the young”は「若者だけが未来を変えることができる」というメッセージ性に富んだ曲。

 

女性の社会進出についてのメッセージ発信にも熱心なテイラー。

4年後の大統領選出馬が確実視されているカマラ・ハリス氏との共闘にも注目。今後4年間もテイラーから目が離せない!

『ミス・アメリカーナ』は必見のドキュメンタリー。是非観て!

 

後半は気楽にオススメする洋楽シーン

 

8月にもお勧めしたアーティストLurelの“appetite”。

 

TroyeSivan& KaceyMusgraves「Easy feat. Mark Ronson」

世界的な成功を収めたアーティストながら日本での認知度は今ひとつ。

2番で女声の入ってくる展開が好きでやられてしまったという宇多丸さん。数年前にこのメンツの名前を聞いても想像できなかった曲調。

 

Yuna「Dance like nobody's Watching」

2019年にこのコーナーで紹介されて以来、宇多丸さん大好きで今でも聴いている。

 

本日よりAmazonミュージックでジェーン・スーさんと高橋芳樹さんのポッドキャスト番組がスタート!

日本初のAmazonミュージックエクスクルーシブ番組とのこと。要チェック!

 

ライムスター書籍も重版出来!

 

 

1/8(金)アトロク 725回

■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 最新カルチャートピックス

タカキ、今日もエアリズム(長袖)。

宇多丸さん:寒くないんですか?

タカキ:いや寒いっすね

 

ほっかぶり(笑)タイプのパーカーは苦手

 

メディアを持つ強みを発揮し、今日も今日とて自著の紹介!笑

 

先週休んだ「ムービーウォッチメン」だが、来週も休みたい。とあるプロジェクトに集中して取り組みたいから。

また、ガチャを回すのも来週にしたい。来週以降大玉が出揃うから。

 

宇多丸さんの映画評以上に引きがあると宇多丸さんが豪語するコンテンツが「山本匠晃さんによるフードウォッチメン」!

 

リスナーから映画『スワロウ』をリコメンドするメール多数。

口々に「これは山本さん案件!」という意見が寄せられているとのこと。

 

咀嚼もさることながら「飲み込む」シークエンスにこそ重点を置く山本さんなので、『スワロウ』は山本さんにぴったり!?

 

『新感染半島 ファイナル・ステージ』を見ていて韓国料理を食べたくなったという宇多丸さん。

「韓国映画におけるフード描写」という特集でもいいかも?

 

■18:30~18:50頃
「ムービーウォッチメン」→ 「新感染半島 ファイナル・ステージ」評

 


■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ MORISAKI WIN(森崎ウィン)

「俺はLIVE & DIRECTで行く……!」という森崎ウィンさんのコーナーコールからスタート!

 

前回森崎ウィンさんが登場して披露された楽曲が素晴らしすぎて音源をDLしたのでライブコーナーの出演は非常に嬉しかった!

 

スピルバーグ〜深田晃司という出演作品の振り幅、さらにはHiGH&LOWシリーズでは凶暴な役も演じられる幅広さ!

 

森崎さんのファンからのメールで「一番魅力を理解している宇多丸さんの番組でのライブ披露」と番組そのものがファンからのお墨付き!

 

宮野弦士(みやのげんと)さんを「ゲンティ」と呼ぶ森崎さん。

その関係性がいい!

 

(ライブを聞いて)

「POPが声に宿っているというか……POPそのものの魔法が」という宇多丸さんに恐縮する森崎さん。


■19:40~19:50頃
「新概念提唱型投稿コーナー」→ 抽象概念警察

ラジオできるかなのコーナーで「Podcast元年」という言葉にメスを入れた宇多丸さん。

「2020年が元年というのなら2021年は2年ですか」と聞かれ言い淀む橋P笑

 

RN:先生胸毛はおやつですか?さん

「白い目で見る」

”白い目”ではみられないのでは?

 

宇多丸さん:掟ポルシェさんは写真を撮られるときに白目を剥く。

「白眼視する」という表現もある。

「三白眼多めな感じ」(?)を主張する宇多丸さん。

睨むと白目の面積が増える。逆に黒い目で見るのは熱い感じ(=熱視線)につながる。

白い目が多めな状態で見ること?

 

ネットによると秦のゲンセキという人が気に入らない人を上目遣いで見たことからこの言葉が生まれたとのこと。

 

反語は「青眼」=黒目でみること。

 

宇多丸さんが今週得た新たな知見:NHKの科学系の番組で目の話をしていた。

先週も「白い目」のメールが来ていてペンディング。

人間以外の動物は白目をほとんど見せない。自分がどの方向を見ているかを相手に気どられると命に直結。

『無限列車編』で伊之助が「俺はどこを見ているかわからないから強い」という台詞があったがこれは正しい。

白目の多い動物=社会性が高い。

これは冤罪!釈放!

 

なお、NHKの番組名は『ヒューママニエンス』とのこと。

 

■20:00~20:50頃
「ビヨンドザカルチャー」→ アトロク・フューチャー&パスト by 三宅隆太(宇多丸居残り)

 

■21:00配信
「Spotify podcast限定・別冊アフター6ジャンクション」→ 番組クルーの年頭所感&初夢特集2021未公開ネタトーク!