映文計

映画と文房具と時計、好きなものから1文字ずつもらって「映文計」。映画のことを中心に日々綴っていきます。

1/4(月)アトロク 721回

■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 最新カルチャートピックス

オープニング早々オナラ疑惑。

宇多丸さん「オナラは飛沫」「パンツと二重にマスクしている」

 

SASUKEなど年末年始のクマス実況仕事についてリスナーから投稿。

 

展ベストテンで紹介された西岡さんの展示に宇多丸さんもいってきたとのこと。

 

また、宇多丸さんコブラ会S3制覇。

日比さん推しのロビー・キーン。

前髪ハラり系の暗めのイケメン。

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ 吉田豪(プロインタビュアー)

年末はロフトプラスワンでのイベント。

楽屋でコンバットRECさんとKダブさんがずっと議論?笑

 

RECさん、久々に好敵手に出会えた感じ。

 

2020年年間ベスト曲の紹介。

円盤のみで配信に上がっていないレア曲の紹介。

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ DJ HAZIME

 

■19:40~19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」枠→ ザ・ファーストマン~宇宙で初めてコレをやった~

宇多丸さん、まだM-1観終わってない!笑

 

おいでやすこがのネタに採用された有名曲、案外知らない。

「皆どこに集まってるの?」

 

瑛人さん(の『香水』)をどこで知ったか問題。

 

2019年のM-1観てなかった宇多丸さん、2020年を席巻したお笑い芸人さん全然知らない問題に直面。

 

アトロクも『リターン・オブ・ジ・オブラディン』やS・クレイグ・ザラーと言った皆が知らないはずのものを「皆様ご存じ!」と言う体で紹介している。

 

戦場のヒヤシンスさん

正月に父親から聴いた話「うちの父親はアイドルをレコード屋以外で歌わせたファーストマン」

レコード屋で店主と話していたブレイク前のキャンディーズのマネージャーに「レコード屋さんに来る客層と取り込みたい層はズレがある。エディオンの前身となる電気屋さんで歌ってはどうか」と助言したとのこと。

 

マネージャーはその場でその意見を取り入れ、直ぐに実行。

 

キャンディーズが売れた後、お父さんのその手腕を買われ、ファンクラブ立ち上げを打診されたが断ったとのこと。

 

クマス 今週のイチ押しグラビアアイドル

忍野さらさん

https://instagram.com/oshinosara?igshid=1ts40qno7smj1

 

宇多丸さん:ショートヘアが大人っぽい感じ

 

クマス:RQという派手な感じから今回はしっとりした感じに。

女優に羽ばたこうという演技力をグラビアに持ってきた感じがある。

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンドザカルチャー」→ 初夢特集2021(みんなの初夢大告白)

ネイキッドアーツ「夢」という曲と共にお送り。

「Hey yo! 夢!」という歌詞と共に曲が展開されると思っていた宇多丸さん。

よくよく聴いてみるとそんな歌詞は無いという笑

多分ライブでそんなMCがあったのかな?

 

宇多丸さん、最近は面白い夢を見ていないとのことだが寝言で「ごめん!割り込みさせちゃってごめん!」、「エヘヘヘヘヘ」と擽られているような笑い声と共に起床、というのが最近あったらしい。

 

追い込まれる系の夢

 

番組縁の人物が登場する系の夢

 

外国の著名人が登場する系の夢

(地球最後のお父ちゃんさん)

ジョントラボルタを車に乗せる

 

テディ東郷さん

妻がシャーリーズ・セロン

 

出だしが馬鹿系の夢

西野カナ、脱獄

 

謎のルール系の夢

天ぷらで七並べ、雲の上から滑り台

 

アトロク出演者関連の夢

TRFの皆がいる会議に出席。DJKOOさんがグループ名を「たまごかけ〜〜」に変更しようと言う話に。

LIVE & DIRECTでKOOさんが出てきたときは「たまごかけ〜〜推進派の人だ!」と思った

 

ライムスターのライブに出演することになった夢

やたらと「お腹減ってないか?」と心配される

 

アメイジンカイコマンさん

「今年もやって来たぜ!この企画がよぉ!」

ライド型映画館の夢

ファインディング・ニモシリーズ最新作に高橋よしきさんが声優デビュー

 

コンバットREC先輩

 

襟足の長い宇多丸さんの出て来る夢

「おうおう、写真撮ろうよ!」

2021年 1/1(金)アトロク 720回

(実際の更新は2021-01-05 17:58:51だったが、日付順とするため投稿日時を1/1に変更とする)

■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 最新カルチャートピックス/山本アナの2020ベスト映画

「ポン♪ポポポポポポン♪」という“The 和風”なBGでスタート笑

 

大晦日の放送がしめやかに一年を〆る感じだったので、元日の放送があることを寝る直前に奥様に指摘されるまで気付かなかった宇多丸さん。

 

「2020年」が完全に過去のものに。

『ニューヨーク1997』と言う映画があるが、「1997」という数字そのものが「未来」を表す記号だった。

今なら『サイバーパンク2077』。

しかし、過ぎ去ってしまえばその年はすっかり過去になる。

 

タカキの37歳とは思えない「若手」感。

宇多丸さんは業界だと「ぶっちぎりの最年長」。

 

ラジオパーソナリティも10年以上務めているので「ぺーぺーでござい」というスタンスも取れなくなっている。

自分としてはそのスタンスが一番良いんだけど……

しゃべりの訓練を受けてないんだよと宇多丸さん。

宇多丸さん、ランバ・ラルみたいな大人になりたかった。

<※注:1st作中、ランバ・ラルは35歳です笑>

 

ガンダムはアムロの父親のテム・レイが「大人のロールモデル」としての役割を担っていない。

憐れみすら誘うキャラ造形。

そんな中で作中唯一と言っても良い大人のロールモデルがランバ・ラル。

自分はマチルダさぁ〜んの立場……笑

 

劇場版アニメ『鬼滅の刃』の「煉獄さぁん」連呼の感動は「マチルダさぁ〜ん」連呼の感動の現代的アップデート!笑

 

「ダメだなこれ。今年52がガンダムと鬼滅の刃モノマネで喜んでるようじゃ」www

 

先週金曜日は宇多丸さん結局8時間連続で映画談義を聴くことにwww

しかも酒飲みが例年より少なかったため、素面で聴き続けるデスマッチ!

 

タカキは年末年始『僕のヒーローアカデミア』と『呪術廻戦』を履修。

ウォッチマンお休みのため、先週紹介された映画チェックした宇多丸さん。

 

『アンダードッグ』良かった!

森山未來さんは海外ではホンモノのボクサーと勘違いされたくらい。

北村匠海さん。たかはしようじさんに「今後50年日本映画を背負って立つ」と言わしめたけだあって素晴らしい演技。

 

■18:30~18:50頃
「ムービーウォッチメン」枠→ 今週はお休み・リスナー新年挨拶TEL

乾杯師やまひろさんと乾杯。

時間読みミスでトーク中にCMイン笑

 

山本匠晃アナのシネマランキング(の続き)

まずはベスト10選出作品のおさらいから。

 

10位:アンカット・ダイヤモンド 

9位:透明人間

8位:異端の鳥

7位:ボーダー 二つの世界

6位:グッド・ボーイズ

5位:リチャード・ジュエル

4位:1917 命をかけた伝令

3位:ミッドサマー

2位:パラサイト 半地下の家族

1位:ブルータル・ジャスティス

 

宇多丸さん:素晴らしいランキングでございますけども、山本さんといえば食べるシーン、咀嚼シーン。4位以下もその手のシーンが多いように思うが……

 

タカキ:4位から7位までは行きたいんですが7位の『ボーダー』のボリュームが……

 

宇多丸さん:僕も「ベスとラブシーン・ベスト食事シーン」部門に選出したしね。

 

4位:1917 命をかけた伝令

 とにかく大好きな作品。終盤の走って走って、落ちて、濡れて、それから人混みかき分けて群の突撃の中横断していくというあの一連の流れが好き。

食べたり飲んだりが気になる。

一番は牧場で飲むミルク。

モ〜という牛の鳴き声に気づく。主人公がバケツの中に入ったミルクに気付く。蹴ってバケツの蓋を取って、揺れるミルクの水面。

トロンとした濃厚なミルクのとろみを感じられ、「いいスタートだな」というタカキ。

無調整の牛乳を手酌で味わうところが大好き。

戦地で汚れた黒い手で手酌で救うことで際立つ牛乳の「白」。

輝きを放つ白。目が覚めるようなホワイト。「戦地で見つけた牛乳」。すごくきれいに見える。

 

宇多丸さん:それこそ「死の世界」。(映画の演出上)彩度を抑えた灰色の世界だからね。

 

タカキ:ミルクを啜る音、「あ〜、あ〜」という漏れる声。「あ〜」と吐息を漏らした後に「美味ッ!」という声が聞こえてきそう。

空腹の中ありつけたうまみが伝わってくる。

水筒に補充する時の音も良い。蓋を取る「スポン」という音、注ぐ時の「ジョロジョロジョロジョロ……」という音。ある種ののどかさが流れるなか聞こえてくる戦闘機の音。

シーンの切り替えのテンポ。緩和の中に緊張が飛び込んでくる流れが良い。

 

宇多丸さん:全体的にある展開の終わりに次なる展開の始点が割り込んでくる作りになっている(大意)

 

タカキ:ミルクの行く末も良い。ミルクが親と生き別れた赤ちゃんにたどり着く。「これ牛乳配達!」みたいな。命をかけて走って、届く。

 

宇多丸さん:死にまみれたこの映画の中で「命をつなぐ」ものになっている。

 

タカキ:序盤ハムとパンが出てくるのも食事シーン付きとして好き。

戦地で食事を仲間に分け与えるシーンが好き。「プチッ」というパン千切り音も入っている。

そのあと「靴みたいだな」という食レポ?が入るのも良い。

news.eigafan.com

 

5位:リチャード・ジュエル

俳優ポール・ウォルター・ハウザーの可愛さ真っ直ぐさに悶絶。

過去ランキングに入れた『アイトーニャ』にも出演。

最後のチョコドーナッツが良い。

一件落着の中、不安がりながら食べる食事。バストショットで一瞬映ったリチャードの腕と手が震えている。本当に一瞬。

このシーンを見て涙が止まらなかった。

「僕はいくら追い回されても構わない」というシーンが前にあったが、この震えで本当は怖かったであろうことに気付いた。

サム・ロックウェルの寄り添う姿勢と「君はがんばったよ」と最後にかけたセリフが涙を煽った。

チョコで始まり、チョコで一件落着という構成が良い。

スニッカーズで二人の交流が始まった。

wwws.warnerbros.co.jp

 

6位:グッド・ボーイズ

食事というより一番笑ったシーンのある映画ということで選出。

肩が外れて治すシーン。

大きなゴミ箱に肩をぶつけたら治るそうだ、ということで治そうとする。

声のトーン、声の高さ、間が最高!

ぶつけた瞬間に出す叫び声。吹き替えも良いが字幕版が最高。

作中の3人組が良いので是非見て欲しい。

goodboys.jp

 

7位:ボーダー 二つの世界

<残り4分というところでボーダー評に入るということで「どうしようどうしよう」というタカキ。「ボーダーだけで二時間行けるでしょう」という宇多丸さん。バタバタ感www>

主人公ティーナと男性なのかな?というボーレ。

まず大好きなのが、同居人と食べる茶色い太麺のミートスパゲティ

 

宇多丸さん:不味そう〜

 

タカキ:ここ大好きで……

 

宇多丸さん:本当に(「食べる」ではなく)「口に入れる」っていうかさ。ティーナは人間界のものを全然美味いって思ってない感じもあるよね。

 

タカキ:それが一発でわかる。食の進まないティーナがスパゲッティの表面をフォークで撫でて、その時「ネチネチネチネチ」っていう音が出る。

ティーナが食事を楽しんでいない感じと、スパゲッティが冷めていてさらにこびりついている感、太麺が伸びている感、そしてティーナと同居人の冷めた関係・食卓の雰囲気が温度感で一発で伝わってくる。スパゲティを撫でている感じで。

同居人の俳優の演技が素晴らしいと感じた。嫌な感じの詰まった食事シーン。同居人の食べ方がベチャクチャクシャクシャしかも雑誌見て喋りながらというだらしない。

スパゲティを口に運ぶ際の「ハフ」という吐息もだらしない。

フォークが歯に当たる「カチカチ」という音も俳優の素晴らしい演技。

ロング缶のビールらしき飲み物も「ゴクゴク」ではない「シュルシュル」のような音で「ちゃんとして!」という感情を起こさせるもの。

食卓でネズミの話をするところにハエの飛ぶ「ブ〜ン」という音が聞こえてくる。

ボーレのサーモン一気喰いシーンも良い。

不燃お腹のバイキングで他の客がいろいろな料理を少しずつ取っていく中、サーモンの乗ったトレーを傾けて自分のさらにボトボトと取っていく。

そのサーモンを手で鷲掴みにして食べていく。獲物を取って「俺のもの」と主張して食べる野性味を感じる。「ボーレってこんなやつだよ」というのがこれだけで伝わってくる。

幼虫を食べるシーンも良い。ティーナの顔芸○

「本能と理性の揺らぎ」を描いた食事シーンが好きなタカキにとってはたまらない。

木の皮を剥いで幼虫を食べ始める様をみて「うわ〜食べやがった」とおもいつつ「あれ?でもなんか意外といけてんのかな?」というすごい演技。表情を変えていないのに目で伝わってくる。

 

宇多丸さん:しかも特殊メイクバッコリしているからね

 

タカキ:そうですよね!すごいですよね!

自分の中で「ダメだダメだ」と打ち消すように「やめなさいよ!」と諫めるが、顔は「美味しそう」という表情。

ボーレから「本当は欲しいんだろ?」と言われ、「ふふ、まさか」というが、明らかに痩せ我慢の表情に変わっている。

顔に幼虫を近づけられ、ついにパクリ。

「クチャリクチャリ」口を開いて「ゴクリ」。「あ、うま」という感じ。

注目は咀嚼がゆっくりである点。これは味わって食べているから。

また、目も泳ぎ、瞬きも増えている。

咀嚼を終えた後のしっかりとした飲み込み。

飲み込んだ後一瞬ペロリと舌を出してしまっている。おいしいということを抑え切れていない。

border-movie.jp

 

宇多丸さん:前々から凄いと思っていたけどこれは岩田さん、映画秘宝でタカキにページを渡して「食べる」特集とかどうですか?

見て欲しい映画は番組メールアドレスまで。

最終的に宇多丸さんが見られなくても三角絞めさんが見てくれます!

 

RN:たけさん 出演

美容師の方。

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ 1966カルテット

 

 

■19:40~19:50頃
「新概念提唱型投稿コーナー」→ 抽象概念警察

ふんどしゆで太郎さん

「歩行者天国」

歩行者が歩きにくいところを「歩行者地獄」とは言わないし、高速道路を「自動車天国」とは言わない。

 

宇多丸さん:1970年年代ワード?

 

Wikipediaを開く構成作家古川さん

:歴史的には1887年、明治に神楽坂で行われていたのが初めて。しかし大々的に行われたのは1970年に銀座・新宿・池袋・浅草の4ヶ所で実施されたのが初めて。

美濃部都知事時代。人手は78万人。

 

宇多丸さん:歩きにくい場所を「歩行者地獄」とは言わないとたれ込みにあったが、70年代の記憶からすると「歩行者天国」は「交通地獄」という言葉から生まれた言葉のはず。

モータリゼーションの拡大により、1970年代に「交通地獄」が当時あったはず。

どうだ!

 

古川さん:当時の言葉としては「交通地獄」ではなく「交通戦争」という

言い方がされていた。高度成長時代自動車の爆増を受けてなされた施策。

 

タカキは歩行者天国が苦手。

流れが定まっていない秩序なき空間のように感じるから。

 

宇多丸さん:「歩行者天国」とフルワードで言うと銀座が思い浮かぶが、「ホコテン」というと原宿が思い浮かぶ。

 

ホコテンでたけのこ族が躍っていた。

それを観た海外メディアが「海外ではあなたたちのような人をBボーイと言うんだよ」と言われた。

 

ホコテンは日本のヒップホップ文化の生まれた場所!

 

※残り時間でタカキさんのシネマランキング続き公開。

『ボーダー』のエスカルゴを食べるシーンから。

 

エスカルゴをチューチュー食べるシーン。

図々しい同居人、ティーナ、ボーレ三人が一堂に会して食事。

 

ストーリーの流れが切り替わったシーン。

野性味剥き出しでエスカルゴの中身を吸い出すティーナとボーレ。

一方序盤はあんなにだらしなく食事していた同居人が道具を使ってエスカルゴの中身をほじくり出している。

そして同居人が野性味溢れる二人に引いている。

BGも会話も無いまま二人がエスカルゴを吸い出す「チューチューチュージュルジュル」という音に引いてしまう同居人。

序盤のティーナと同居人の関係が逆転したように見えて良い。

「剥き出し感が良いんだよなぁ」とタカキ。

 

宇多丸さん:人を選ぶけど丁寧に演出された凄い映画

 

8位:異端の鳥

嫌な描写の宝庫。こんな自分にとってもドスンと来すぎて8位。

忘れられないのはワインとスープと猫の交尾のシーン。

「ウェ〜」と思ってこびりついている。

動物を使って「よくこんなシーン撮れるな」「鳥の使い方も最悪」

 

9位:透明人間

シーツ、ペンキを使ったシーンも良いが、最後の包丁布使い方。

 

10位:アンカットダイヤモンド

物欲で人が深みにハマっていく様子が大好き

 

■20:00~20:50頃
「ビヨンドザカルチャー」→ 本当にすごいアクション映画はこれだ! by 谷垣健治監督

歴代1位のアクション映画は

『ポリス・ストーリー』!現代アクションの一つの型を作ったから。

この作品をどう突破するかがその後のアクション映画の一つの指標になった。

 

ジャッキーによる「俺が現代もの、刑事もの撮るならこうだ!」という意気込みで作ったもの。

『ワイルド・スピード』にも借用された演出も。

 

よくみるとアクションシーンの落下点が曲がっているシーンが。

どれだけリテイクしたのか物語っている。

 

1vs3の立ち回りが「立ち回り」ぽく無い=振り付け感が無い。

1時間32分目にやってくるシーン。

ジャッキーに入るキックは「脚」ではなく靴とズボンを履かせた「手」で成されている。

脚よりも腕・手の方がコントロールがしやすい&スタントマンもジャッキーに蹴りを入れられないという問題を解消かつアクションのテンポアップ。

 

最初に言及したのは1時間14分目。

 

 

『燃えよデブゴン』

ドニー・イェンとの馴れ初め。

 

「東京を使ってアクションをしたい」という目的のために東京をセットで表現した。

 

東京タワーを使ったアクション。

「日本を舞台にするならここ!」と採用。

 

ジャッキー映画でも香港映画でも最近は無い高いところでのタイマンを撮りたかった。

 

「お屠蘇を30杯くらい飲んでから観にいっても分かる映画」

 

このアクション映画が凄い マイナー作品編。

このアクションスターが凄い編。

 

隠れた名作アクション映画として『ウィケッド・ゲーム』(2000年)を紹介。

 

坂本浩一監督、アルファ・スタンク、横山誠監督。パワーレンジャーを撮っていた人たちが自分たちがやりたいことをやろうぜ!と話し合い、お金を出し合って500万で撮った自主制作映画ながら高クオリティ!

当時のパワレンのスタント再現、スカイダイビングでの格闘。

007のセカンドユニットのスタント担当の人が休暇に手伝ってくれてアクションシーンを撮った。

 

■21:00配信
「Spotify podcast限定・別冊アフター6ジャンクション」→ 番組クルーのシネマランキング2020

12/31(木)アトロク 719回

(実際の更新は2021-01-04 17:32:23だったが、日付順とするため投稿日時を12/31に変更とする)

宇多丸と宇内梨沙アナのコンビで、今夜は大みそか特別企画!

■18:00~20 :30頃
「特別企画」→宇多丸のTOKYOひとり散歩)

人がいなくてガランとした東京が宇多丸さんにとっての「東京」。

NHKの社屋前から表参道を通って赤坂を目指す散歩企画。

宇多丸さんは散歩好き。

宇内さんは散歩嫌い。

 

東都タクシーのドライバーさんが宇多丸さんを見付け、散歩中見掛けた空白地帯を「TBSハウジングの敷地」と教えてくれる生放送ならではの展開が!笑

 

青山通りから骨董通りへ。

骨董通りのクレイドルという所がサングラス初め宇多丸さんのアイウェアを作っているところ。

エフェクターというオリジナルモデルが宇多丸さんモデル!もとは名古屋の店?

 

宇内さん、横須賀から往復四時間かけて大学へ行っていたので、骨董通りや青山、原宿のあたりは馴染みがなく気後れしてしまうとのこと。

<僕も宇内さんと同じくらいの時間かけて大学通ってたけど、東京で飲みまくってたなぁ……懐かしい>

 

honesty time:かつてあったhonestyというココア飲料のCM。

自販機でココアを買って暖をとりつつそのCMソングを流す時間が生まれた。

 

執拗にFamilyMartを知らない振りをする宇多丸さんの小ボケ笑

 

宇多丸さんは西麻布経由でスタジオを目指す。

 

後のライムスターメンバー・ドクタールーパーさんが17歳の頃に家出癖あり。

憧れのアーティストが西麻布に馴染みの店があると言うことで、「いい加減(家出を辞めて)家に帰れよ」と説得しつつかつて少年の日の宇多丸さんがこの道を歩いたと言うことで、同じ道を辿る。

 

散歩の歩くペースに合う曲。(宇多丸さん、曲のペースと歩くスピードが合ってしまうとMVの出演者のように感じてしまい小恥ずかしいため歩くペースを故意にズラすクセがあるとのこと。)

以前高橋芳明さんから紹介された曲。

コリー・ヘンリー“HAPPY DAYS”

Cory Henry & The Funk Apostles - Happy Days [Official Audio] - YouTube

 

トゥールズバーという宇多丸さんがクラブ文化黎明期に通ったバーがある。(「時効」と言っているので未成年の頃の話かな?)

 

ライブコーナーの前に一度澤部さんに繋ぐ。年末には澤部さんの歌声を、ということで澤部さんをお招きした模様。

 

■19:45-19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」枠 →「Spotify presents ラジオ、できるかな?」

おでん屋台「味覚」の大将から声をかけられる宇多丸さん一行。

 

今回のラジオ、できるかなは歩きながら。

橋Pの口から「カオタンラーメン」の言葉が!

<カオタンはバナナマンのバナナムーンGOLDでバナナマンの二人が大好きな中華屋さんで、バナナムーンリスナーにとっては聖地的な場所!>

 

ファミチキよりナナチキさん

ラジオ放送の生中継をどうやっているのか。

(青山墓地に橋Pの声が鳴り響く)

 

主な中継方法は以下の三つ

1.中継車から

2.電話で繋ぐ(Skypeなども含む)

3.モバイルスタジオというものをつかう

(今やっていること)

 

使用機器:NTTモバイルスタジオ2

中継車不要ながら電話よりも高音質。

肩掛けのケータイ電話くらいのサイズ。

ネギマイク(ねぎ坊主みたいな形)で集音。←TBS用語?

初代モデル1956年発売の名品。もう売っていない?

 

記者会見の現場で各局の名前が書いてある黒光りしてるあれ、と橋P。

<どれだ……>

docomoのFOMA回線使っているため音声がクリア。

 

価格予想:

宇多丸さん:見た感じ20万くらい?

橋P:メーカー希望小売価格94万9000円!

(2004年にシリーズ一作目が発売。シリーズ二作目が2018年に販売終了)

 

録音対象との距離があってもしっかり音を拾ってくれる。

毒蝮三太夫さんのロケでは下駄の音を拾うために下向きにマイクを向けるなどといった逸話も。

 

環境音を録音するために故意にマイクを離して録音。

自動車の通る音や足音を拾う。

 

マイクの持ち方もコツあり。

マイクの先端をヘソくらいに向けても声をしっかり拾う。

 

■20:30~21:00頃
「LIVE & DIRECT」→ スカート(澤部渡)弾き語りLIVE

 

12/30(水)アトロク 718回

1/4に追っかけでup

(実際の更新は2021-01-04 09:07:46だったが、日付順とするため投稿日時を12/30に変更とする)

 

レコード大賞放送のため、19時からTBSラジオ以外で録音放送。

2時間「しまおまほ、アトロク代行SP」!

■19:00~19:15頃
「オープニング」→ フリートーク

しまおさんとそのご友人深田さんによるジャック回!

いつもは生放送のこの番組が初めて録音にて放送。

深田さんはラジオドラマ『平成と令和の間』に名前が出たり、ラジオエキスポでも裏方として活躍。

テレビや舞台の制作に携わっている方。

 

宇多丸さんが完全に番組に絡みのない初の回。

事前録音済みの宇多丸さん&日比さんによるメッセージ音声が流れる。

 

しまおさん、番組タイトル「アフター6ジャンクション」を噛む笑

 

しまおさん「それではお知らせの後、アフター6ジャンクションfeaturingしまおまほ、

深田さん「やってみ

しまおさん「せーの

深田さん「や……

しまおさん「せーの、せーの

しまおさん・深田さん「「やってみよー」」

<録音なんだから編集しなさいwww>


■19:15~19:30頃
「カルチャートーク」→ 鶴間政行 (#コサキンDEワァオ 放送作家)

鶴間さん「この暮れの忙しいときにお招きいただきありがとうございます」

萩本欽一さんに師事。

 

『王様のブランチ』など人気番組に関わっている。

 

ラジオパーソナリティ初め業界人から「『コサキン』ファンでした」と言われること多い。

しまおさんも『コサキン』ファン。

テレビ番組『ジャングルテレビ』の観覧に行ってCM中にコサキンネタを振ると関根さんがそれに答えてくれたという思い出あり。

その後のコサキン番組中で関根さんが「先日ジャングルテレビの収録中にこんなことがあって……」とエピソードを披露してくれたことも思い出深い。

 

コサキンが28年続いた理由をご自分なりにかいせつ。

テレビは誰に向けて発しているか分からない、ラジオは周波数を合わせ聴いてくれる。

ラジオから流れてるのは「波」。

 

臼井儀人さん、秋本治さん、斉藤和義さんなど有名人リスナーの存在がしまおさん鶴間さんの記憶の残る。

 

静岡県のアナログレコードショップCORNERSHOP店長しげるさん出演。

http://cornershoprecords.com

 

イングランドの同名バンドCornershopのトリビュートアルバムの紹介。

円盤にはしまおさんのエッセーも。

21年1月発売、1500〜1600円程度予定。

 

リスナーと振り返る

2020年

深田さんは追っかけで過去の放送を聴いているらしく、先日2019年のマホウィーンを聴いたとのこと。


■20:00~20:25頃
「LIVE & DIRECT」→ フォークシンガー小象

番組初登場。

大笑いと共に登場。

 

■20:30~20:50頃「ビヨンド・ザ・カルチャー」→ わたしの2020

2020年を振り返る。

「わたしの」と言っておきながら照ノ富士優勝など世間のニュースも。

 

<深田さん、普段からパーソナリティ務めてるのかと思うほど自然な言葉でビックリ!>

12/29(火)アトロク 717回

■18:00~18:30頃
「オープニング」→最新カルチャートピックス

 いつもの第6スタジオではなく第7スタジオで。第7は昼の番組に使われることが多い。

TBS全体が店じまい感があり、通常の出入り口から入ることもできない。

通常モードの番組は殆どが今日で終わり。20時台のコーナーは裏送り。明日に「異常」な放送が控えているが……

 

宇垣さん:アフター

宇多丸さん:シックス

宇垣さん:ジャンクション!

 

宇垣さん大躍進の一年。書籍も出したし。ライムスターも書籍出版。

金曜シネマランキングを聴いていた宇垣さん。妹さんにウザがられる始末笑

 

宇多丸さんのシネマランキングを聴いて自分のものが当たっているか否かの答え合わせ(1月に宇垣さん、仕事でランキング発表)。

結構な数が一致していた模様!

 

前番組では上位5位を順位を含めて当てたリスナーへのプレゼントに資金を使っていたが。

宇多丸さんからしたら「俺の映画評聞いていれば分かんだろ!」と暴君ぶりを発揮笑

 

RN:しらいともゆきさん

ミステリー小説家。放課後ポッドキャストで三角絞めさんが勧めていた『バクラウ 地図から消された村』を映画館に見に行ったところ、空席を一つ開けて隣が宇多丸さん!

 

ウド・キアー(『異端の鳥』出演)が出ている作品ならそりゃ怖いよな〜と。

 

『鬼滅の刃』が『千と千尋の神隠し』抜き。

 

『ワンダーウーマン1984』、全世界的にHBO MAX配信と合わせて劇場公開だが、劇場にもちゃんと客が入っている模様。

週末のヒット記録としてはTENET抜き。

 

昨日も話した『ソウルフル・ワールド』やっぱいい作品よ。

 

宇多丸さん、自分の純粋な趣味時間に何をするか。

映画のメイキング本を読むのが好きと気づいた。

2001年『ザ・ゴッドファーザー』、今は絶版となったが中古で入手して読んでいるが最高!

マーロン・ブランドがいかに特殊メイクで化けるかを周囲の人間も知らず、特殊メイクを施したマーロンがその場にいても気づかなかった。

 

ゴッドファーザー小噺

特殊メイク ディック・スミスさん

ジェームズ・カーンさんはドイツ系。イタリア系に見えるかどうか不安視されていたが、キャラクター性を強調するために自分の犬歯を尖らせた、というゴッドファーザー小話。

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ 宇多丸アイドルソング時評 with 森田秀一

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ 第1回 シン・日本レコード大賞 DJmix by DJオフィス・ラブ

 

19:45-19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」→何かが始まる音がする~YOKAN~

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンドザカルチャー」→ 展・ベストテン 2020(ベスト展覧会2020)by浦島茂世※TBSラジオ以外での放送

12/28(月)アトロク 716回

■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 最新カルチャートピックス

新機材導入でスタジオの映像がクリアに!とのことだったが、遠隔参加の宇多丸さんの小さい画面では恩恵はそれ程分からず……?

 

クマス:アフター!

宇多丸さん:シックス!

クマス・宇多丸さん:ジャンクション!!

 

クマス、明日から群馬県入りでニューイヤー駅伝に備える。

コロナ対策を最優先で臨むとのこと!

日比ちゃんも明日から群馬入り!

 

宇多丸さん:玉袋筋太郎さんと15:00から、十分にディスタンスに気をつけて男二人しっぽり忘年会。

<そんなにエクスキューズしなくて良いのに……というくらいエクスキューズしまくりで、メディアに出る人間としての宇多丸さんが如何に注意してメディアを通して発言しているのか分かる>

 

カルチャーニュース:先週のグラビア総選挙で大活躍だった倉持由香さん、第一子妊娠を公表!

 

アトロクブックフェアにて、ジュンク堂池袋本店で全ジャンル売り上げ1位!快挙!

 

スチャダラパーとのコラボ曲「フォーエバーヤング」関連のTシャツとエコバッグ発売中!

ライムスター:黒

スチャダラパー:白

 

宇多丸さん:ディズニーが映画館での公開を止めDisney+限定配信を決めた『ソウルフル・ワールド』を観た。

これが「流石ピクサー!」と言う表現で最高!

実世界とソウル界の音楽の違い等など見所沢山。

現世の陰影表現がバキッとハッキリ。だから自宅鑑賞でも部屋を暗くして観て欲しい。映画館向けに作っているので……

SNSで話題になっている「作中の日本語フォント」の無神経さ……

「映画に関わっている一個一個の努力舐めんなよ」という感じ。

また、エンドロールも日本版しか流れない。吹き替えキャストしか表示されず、原語版で誰が声を充てているのかが分からなかったり。

『マンダロリアン』もあり、Disney+加入は必須となっているが、雑な仕事してると良くないよDisney Japanさん、というメッセージ。

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ てらさわホークが選ぶ「2020年ベスト・シュワルツェネッガー」

今日はエコーありの「ナ〜ウ!」で登場。

「ランボー幸せ会議」以来の登場。

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ DJ KAORI

 

 

■19:40~19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」枠→ ザ・ファーストマン~宇宙で初めてコレをやった~

 

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンドザカルチャー」→ 2020年ベスト配信映画&ドラマ大賞 by村山章・桑原裕子

 

村山さん

『ディキンスン〜若き女性詩人の憂鬱〜(AppleTV Plus)

『マンダロリアン』(Disney+)

『ビバリーヒルズ再開白書』

 

 

 

村山さんのおかげでS・クレイグ・ザラー推しの番組になってしまった!

『グレイハウンド』セリフに頼らない微妙な表情の演出、見事!

 

桑原さん

『愛の不時着』(Netflix)

『ラブクラフトカントリー』(スターチャンネル)

『ラチェッド』(Netflix)

 

前回登場は昨年12月。大腸憩室炎で宇多丸さん不在時。

 

宇多丸さん:みんなリモート参戦は『めぞん一刻』みたい。

 

村山さん:『ディキンスン』については以前AppleTV特集で散々話した。

トムハンクス監督の『グレイハウンド』など、Apple TV plusは後発VODだからこそ質を重視した作品が目立つ。

『ディキンスン』は新年に新シーズンもスタート。詩人エミリー・ディキンスン(日本ではディキンソンという表記の方が広く知られている)伝記ドラマ。

天才子役として知られたヘイリー・スタインフェルドが主演。

1stシーズンが終わり、徐々に全く部屋から出なかった人物として知られる晩年のディキンソンの時代に近づいている。

『ブックスマート』や『私の若草物語』と同じ文脈で語ることができる一作。

これらが好きならみんな好き!

Apple TV plusというプラットフォームの知名度の問題からこの作品が知られていないことへのもどかしさがある。見て欲しい。

 

『マンダロリアン』

SWスピンオフのビッグタイトルなのでこういった場で名前をあげるのも気恥ずかしいが選出。

SW世代だが自分はSWという作品に夢中になったことが今までなかった。

これを見て「もしかして自分はSWが苦手だったのではないかもしれない。」と気づいた。

再発見したのは「SWの世界が非常に魅力的である」ということ。

宇宙の辺境にいる賞金稼ぎの話。

ベイビーヨーダと賞金稼ぎの『子連れ狼』的作品。

『トレマーズ』『七人の侍』『恐怖の報酬』的なエピソードもある。

これらが各エピソードを担当した監督のマニアックな要求を満たしているというよりも、「SW世界はこんなにも描ける余地があったのだ」ということを表明している点がよい。

惑星を映したシーンの奥、目の前を横切る多様な要素が「SWの世界にお邪魔した」という気持ちにさせてくれる。

ベビー・ヨーダの可愛さにメロメロ。擬人化されすぎていない。どこまで通じ合っているかもわからないキャラ造形も良い。

 

『ビバリーヒルズ再会白書』

90年台の大ヒットドラマの関連作。

20年ぶりの続編と思われがちだが、続編ではない。

ブランドン、ブレンダという双子がメインキャラにいたが、その二人の「キャラクター」は出てこない。

その代わりに、その二人のキャラを演じたキャスト二人が本人役として登場する。大人気作品に出演してその後のディスコグラフィに苦労した二人を描くメタ視点のドラマ。

オリジナル吹き替えキャストが全員戻ってきている(亡くなった水谷さんのみ別声優に)。

S1で終わってしまったのが残念だが、シリーズファンには是非見て欲しい。

 

 

桑原さん

『愛の不時着』

4〜5月以来、半年ほど韓国ドラマ以外観ない日々が今まで続く。

韓国ドラマにドハマりしたことで『ザ・ボーイズ』、『クイーンズ・ギャンビット』も最近まで全く観ることができなかった。38度線を隔てたロミオとジュリエット。

北朝鮮の生活風景を克明に描く。私たちにとって未知の世界。過去の日本の様子を見ているような気持ち。

韓国ドラマは間にCMが入らない?ということで作中にスポンサー提供の食品を初めとした商品が入り込みまくる。

中隊長と部下4人にときめき。何度もあるお別れシーンは展開が完全にわかっているのに「頂戴頂戴!」と思ってしまう。

キャストから辿っていろいろな作品を鑑賞。『82年生まれ キム・ジヨン』でやっと終わることができた。

 

『ラブクラフトカントリー』

全然うまく説明できない作品。タイムトラベルSF、悲恋、インディ・ジョーンズ……多種多様なスタイルで各エピソードが展開される。

俳優さんが羨ましい。(毎回テイストを変えてとってもらえることに対して。)

クトゥルフ神話由来の怪奇現象……など。

黒人差別が根強い時代のため、ホラー作品でもないのに迫害の恐怖を感じる。

町山さんが解説を配信。ドラマに登場したキャラが実在した人物なのか分かって良い。

 

宇多丸さんも鑑賞。久々に黒人が白人に化けるというような素晴らしいレベルの特殊メイクを見た。

 

『ラチェッド』

ライアン・マーフィ企画・監督。

『カッコーの巣の上で』に関連した作品だが、こちらを見ずとも楽しめる。

「精神病棟版プリズンブレイク」ともいうべき作品。

サラ・ポールソンが出るだけでロクでもない作品という先入観で見てしまうが、案の定ロクでもない。

女性に優しい世界。凄惨なシーンに顔をしかめる部分もある一方、爽快な一面も。

(宇多丸さん:ピカレスクロマンみたいなね。)

解離性人格障害のキャラも生き生きしてる。女性が性的に消費されて傷つくような展開はない。

怖いしグロイけど安心してみることができる。救われる。

 

スターチャンネルからのお知らせ

『ラブクラフトカントリー』配信は12/31まで。

BS10・スターチャンネルでは毎週木曜放送、次回は1/7(吹き替えは1/4、1/3に1〜3話まで一挙放送)。

 

 

桑原さんはもともと村山さん推薦で出演してもらったので共演は非常に良い。

 

ベスト配信映画

村山さん

 

『もう終わりにしよう』(Netflix)

天才と呼ばれるチャーリー・カーフマン作品。前作はDVDスルー。ネットでは「難解」という評価。

宇多丸さんは原作を読んだら理解の助けとなった。

解説が欲しいという意見がネットでは多かったが、村山さんはすんなり観ることができた。

女性のモノローグで進行するストーリーで誰もがその女性を主人公だと思うが実は……

取り留めのない思考の流れが映画になったような作品。負の感情に裏打ちされた作品なので見ていてしんどいところもあるが、奇妙で美しい作品。実はピクサーの『ソウルフルワールド』と通底する作品ではないかと思った。

 

『ボーイズ・ステイト』(AppleTV+)

コロナで劇場公開見送りに。

リアル『帝一の国』。選りすぐりの高校生が集められ、架空の州知事選挙を行う。

陰謀、駆け引きがすごい。エキサイティングな選挙戦を描いた作品。

何故分断が解消されないのかなど社会の問題が面白いくらいよくわかる。

障害を持つ少年「僕は障害があるが、努力をして代表に選出された。アメリカは努力をすれば叶う!認められない人間は努力が足りない!」という、マイノリティが体制側に取り込まれマキャヴェリストとなっていく様子なども面白い。

 

『サウンド・オブ・メタル-聞こえるということ』(Amazonプライムビデオ)

メタルドラマーが重度の難聴になり、その後をどう生きていくかを描く。

リズ・アーメッド主演。

映画館の音響を計算して作られた作品なのに劇場公開をされなくなったのが残念。ヘッドフォンで楽しむと作品の魅力がより掴めるかも。

ヘッドフォンで周りの音から離れることで、「難聴」という主人公の実情を味わうことができる。

「今ならでは感」で配信ベストに入れた。

 

桑原さん

 

『ボーイズ・イン・ザ・バンド』(Netflix)

1968年オフブロードウェイで上演された舞台作品『真夜中のパーティ』の映像化作品。

2018年に50周年で記念上演されたが、今回のNetflix版はその時のキャストをそのまま使っている。

キャストはホモセクシャルの男性9人のみの一幕ものの劇。演劇好きでないと楽しめない作品と思いきや誰もが楽しめる作品。

同性間の性交渉を禁止した法律の残る時代、演者もオープンリーゲイの方。

 

『ハーフ・オブ・イット:面白いのはこれから』

ムービーウォッチマン選出作品以外で一番人気だったのはこの作品かも、と宇多丸さん。

文学の際に秀でた女の子が「女の子に告白したいからラブレター代筆してくれよ」とスポーツ系バカの男の子に頼まれてその二人が恋愛関係に……という展開を予想したところ見事に裏切られた。

桑原さん選出の映画は本作も含めてほとんど。違和感なく同性同士の恋愛を観られるようになった。

過去のドラマ『フレンズ』を観ていて思ったが、当時は「同性愛を描くなんて挑戦的だ」と受け入れられていたのが嘘のよう。隔世の感がある。

「男女の友情は成立するのか」という問いかけすら今後は古くなるのではないかと感じた。

 

『続ボラット 栄光ナル国家だった カザフスタンのためのアメリカ貢物計画』

「ありがとう」という気持ちでいっぱいだった。この直後のアメリカ大統領戦で希望を見たとのこと。

「録でもない優しい世界」というテーマ。ボラットに「優しい世界とは何か」を教えてもらった。

「感謝の一作」

 

お知らせ

 

村山さん

1/23

しりあがり寿先生のイベント、無観客ライブ配信。

新宿ロフトから十時間配信。「さるハゲロックフェスティバル」

 

桑原さん

「KAKUTA」という劇団のHP確認よろしく

12/25(金)アトロク 715回

■18:00~18:30頃
「オープニング」→ シネマランキング2020・リスナー結果

<オープニングトーク無しでいきなりリスナー投票のベスト10発表という、珍しい展開>

リスナー投票685票。過去最多!

 

結果発表を受けて

宇多丸さん:あ〜そうきた!ほ〜う

タカキさん:ほ〜う

宇多丸さん・タカキさん:ほ〜う

 

宇多丸さん:アフター

タカキさん:シックス

宇多丸さん・タカキ:ジャンクション!

 

宇多丸さん:メリークリスマス!

タカキさん:メリクリ!

<軽!>

 

(リスナーのコメカミさん、覆面さんの協力)

 

www.tbsradio.jp

 

10位:TENET

無名さん

大作映画軒並み延期の中公開に踏み切ったテネットは映画館で観るにふさわしい作品。

映画館で複数回同じ映画を観ることは殆どしないが余りの面白さに二度鑑賞。

 

宇多丸さん:盛り上がり度合いはこの番組で最高潮!

ドゥエーイ!

wwws.warnerbros.co.jp

 

9位:はちどり

スナッチさん

観た後に世界が変わって見えるのが良い映画の条件。

本作はそんな作品。

animoproduce.co.jp

 

8位:ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー 

なつきさん

この世界で生きさせてくれ!と神様に頼んだ作品。

多様性を認める価値観が既にセットされていた作品。

宇多丸さん:見ている舎弟が一番先

longride.jp

 

7位:ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語

名無しさん

脚本音楽……全てパーフェクト。

コロナ自粛明け初めて見た映画で思い出あり。

宇多丸さん:美術など全部がレベル高かった

bd-dvd.sonypictures.jp

 

6位:佐々木、イン、マイマイン

名無しさん

ちょっとしたセリフで同級生を思い出したり。

自分も誰かの佐々木になれていたのだろうかと思った。

何度も観返したい作品。

 

宇多丸さん:国産インディ映画は一度刺さると強度がケタ違い!

sasaki-in-my-mind.com

 

5位:フォードvsフェラーリ

レースシーンの格好良さが○!音声も映像も臨場感よし

 

ジッキンゲン男爵さん

アツき男達のストーリーが見たい。

古めの劇版が熱くさせる。

 

宇多丸さん:この順位にこの映画あがることがリスナーのセンスの良さを感じる。お目が高い。

70年代的なアメリカ映画の良さが出ている。

www.foxmovies-jp.com

 

4位:ジョジョ・ラビット

ピータンカッシングさん

ラストシーン、生きていることの喜びを感じるラストシーンで泣いた。

世界大戦の終わりを望む様子がコロナの収束を願う今の時代とリンク。

 

宇多丸さん:家に閉じこもっていたところから外に出ることの喜びは確かに今の時代に合っているかも。

去年のアカデミーノミネート作は後回しされがちだが、この順位に来るのは作品のパワーを感じる。

www.foxmovies-jp.com

 

3位:ミッドサマー

無名さん

物理的に明るくて気持ち悪い映画はなかなかない。

「観たくないけど観たい」映画。

二度目は観たくないけど素晴らしい作品。

 

宇多丸さん:日本で特にヒットした。

ディレクターズカット版も出たし。

 

無名さん

大学受験に失敗して見に行って驚いた。

妙なお祭り感でハイな気持ちで家へ帰った。

帰宅したら補欠合格の通知が届き、今はキャンパスライフ満喫中。

こんな旅行をしてみたい……?

www.phantom-film.com

 

<オープニングに収まらず、ここでムービーウォッチメンをインサート>

 

2位:パラサイト 半地下の家族

 マーサの前の弁当屋

様々な感情が揺さぶられる作品。

宇多丸さん:オスカー作品賞は驚天動地の出来事!

 

www.parasite-mv.jp

 

1位:アルプススタンドのはしの方

 テーマソング聞いただけでテンションアップ

 

無名さん:これ以上に完成度の高い作品はあるが、エモーションの高まりはこの作品がベスト

 

無名さん:普遍的青春物語と同時に、コロナでたくさんのことを諦めざるを得なかった若者たちに観てほしい作品。

 

宇多丸さん:図らずも今年にぴったりのメッセージ性の作品!鳥肌たった!

alpsnohashi.com

 

■18:30~18:50頃
「ムービーウォッチメン」→ 「ワンダーウーマン 1984」評

2020年50本目。以前その日に紹介した『スカイフォール』がグランプリを獲得したこともあったが、今年は果たして……?

 

評価する意見とそうでない意見が半々。

 

たこやろうさん:

絶賛に加算。前作の最良の部分「優しさは常に強さに勝る」というメッセージが透徹されていた。真実をこそ大切なものだとするメッセージは現代へのメッセージ?

マックスは「男らしさ」の呪いに、「成長」という強迫観念に囚われていた。行き過ぎた資本主義の象徴?

「強さ」ではなく「優しさ」ゆえに人はヒーローになれるというメッセージ。

「近道」への誘惑と失敗、真実をこそ大切なものと捉える作品。

アメリカ大統領選とそれに伴った陰謀論を思うと、交換延期が功を奏した。

リチャードドナー版スーパーマンを彷彿させる。

 

アルピコさん:

DCEUの起死回生の一作だった前作『ワンダーウーマン』。

期待を込めて観てみたが……

 

宇多丸さん:

前作はパティ・ジェンキンス監督が女性監督の撮ったスーパーヒーロームービーとして興行的にも作品的にも成功した。

リチャード・ドナーに師事した人物も参加。

『マンダロリアン』で活躍中のペドロ・パスカルがドナルド・トランプに寄せた役作りでマックスを演じる。

冒頭のセミッシラのシーン。宇多丸さんは前作では冗長に感じたが、今回は楽しんで観られた。シルクから連れてきた人の本物のアクション、超人オリンピック、各種ギミックは目に楽しかった。

<宇多丸さんは楽しんで見られたということだったが、僕は今作の冒頭も冗長に感じてしまった。もっと短くできたのでは……>

 

ガル・ガドットはクリストファー・リーヴ級の「ど真ん中」ヒーローを演じるに足る女優だと思うが、今までのテーマ曲の方がそれには合っていた。

今作のテーマ曲はオーケストラチックな=ジョン・ウィリアムズ的なアレンジがなされており、これもクリストファー・リーヴのスーパーマンに寄せ過ぎてしまったのではないか。

 

ショッピングモールは80年代のアメリカ資本主義の象徴。

子供を人質に取った仲間を諫める強盗団のボスが作品全体の陽性感の演出に一役買っている実は大事なシーン。

 

今作はスライディングを多用したアクションなど、「ワンダーウーマン」らしさが存分に出ており、前作までのザック・スナイダーテイストよりも合っていると思う。

 

骨董品の中にキーアイテムが紛れているというのも80年代らしさがある。

 

クリスパインのトレバー復活には飲み込めない部分があるが、この作品は「寓話」と思って観るべき。

 

今作最高のポイントは柱の影に隠れた二人、柱の影から走り出すダイアナ、「君のことをずっと愛しているよ」という声だけが届き、走るダイアナのスピードが加速していく=力が戻る。

そして飛行という新能力の目覚めはトレバーとの思い出が彼女の中に残っていることの現れ。この演出が最高!

 

飛行ポーズはクリストファー・リーヴ版スーパーマンリスペクト。

 

作品の欠点:バーバラのエピソードが消化されていない。

暗闇でのチーターとの戦いは悪い意味でのDCEUらしさが出ている。

 

ガル・ガドットのワンダーウーマンは素晴らしかったというのは賛否どちらの意見を寄せてくれたリスナーでも共通。

ガル・ガドットは今世界で一番美しさの持つ説得力を体現した女優なのでは?

 

(世界では公開を見送られた国も多いだけに)今映画館でこの作品を鑑賞できる幸せを噛みしめんがら鑑賞すべし!


■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ DJ大自然のクリスマスmix

 


■19:40~19:50頃
「新概念提唱型投稿コーナー」→ シネマランキング2020・部門別

 (映画に順位はつけるべきじゃない……)という宇多丸さんの小声がこだまするジングルに笑うwww

 

「去年の映画感が強いので実質一位だけど……」な部門

『パラサイト』、『ミッドサマー』

「週刊文春エンタ!」の仕事の関係で去年鑑賞。

 
「ベスト大林宣彦」部門
『海辺の映画館―キネマの玉手箱』
これ以上ないほどに完璧な遺作。2020年の1位というような視点ではない。
自分が映画ファンになってすぐからフィルモグラフィを追っていた大林さんの一本。
 
「ベストガイ」部門
『アルプススタンドのはしの方』の矢野
矢野を演じている人はいないが、こんなナイスガイいる?!俺たちみんなが矢野を目指すべき!彼の名前が呼ばれたとき震え泣きした!
 
「ベストガール」部門
『ザ・ハント』でベティ・ギルピンが演じたクリスタル:顔がすごい!
『37seconds』で佳山 明が演じた貴田ユマ
『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』でマーゴット・ロビーの演じたハーレイ・クイン

 

「最低」悪役部門

『フォードvsフェラーリ』ジョシュ・ルーカス演じたレオ・ビーブ

『ブルータルジャスティス』の悪役なども考えたが……

実人生における汎用性が高いので選出。「あの会社のレオ・ビーブ」「TBSラジオのレオ・ビーブ」とか。

 

「ベストアダプテーション」部門

『異端の鳥』原作のもつ問題点を払拭した最高の映像化作品

『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』

『82年生まれキムジヨン』

『アルプススタンドのはしの方』

www.transformer.co.jp

klockworx-asia.com

 

詳細は公式書き起こし参照

 

「新人」部門 (脚本監督)

『37セカンズ』 ひかりさん

『はちどり』 キムボラさん

『エイスグレード』 ボー・バーナムさん

『ホテルムンバイ』 アンソニー・マラスさん

 

いずれもこれが長編デビュー?!というクオリティ

www.transformer.co.jp

gaga.ne.jp

 

『ベストバイプレーヤー』部門

『37seconds』 『佐々木、イン、マイマイン』

萩原みのりさん

今泉力哉監督『街の上で』出演決まっている。

machinouede.com

 

「ベストOP・ED」部門

『1917命をかけた伝令』

宇多丸さんの映画批評全体がそれを述べている。EDを見たとき位OPを思い出し震えた

news.eigafan.com

 

「ベストラブシーン」「ベスト食事シーン」部門

『ボーダー二つの世界』

ラブシーンと食事シーンがこの作品の本質。映像で突きつけてくる。

 

タカキ:あのつまんで食べるやつ最高だったな〜

border-movie.jp

 

「ベスト楽曲」部門

ブルータルジャスティス

klockworx-v.com

 

「ベスト100点」部門(新設)

『ウルフウォーカー』

ベスト10には入っていないが100点である、と伝えたい!

child-film.com

 

シネマ流行語大賞

「キャッツだキャッツ」

<『TENET』のドウェ〜イ!を抑えて!マジか!>

www.nbcuni.co.jp


■20:00~20:50頃
「ビヨンドザカルチャー」→ ライムスター宇多丸のシネマランキング2020/山本アナと北村紗衣ランキング

さえぼうさん 配信含めて100本ちょい越え

映画舞台が配信になり、自宅で「今日は何をみようかな」という感じ

 

 

5位:フロート・ライク・ア・バタフライ

アイルランド映画。私以外誰も見ていない買い付けもされていない?非定住民「トラベラー」の暮らしを描いたボクシング作品。

タイトルは「蝶のように舞う」というモハメド・アリの言葉から。アイルランドでは賞を取った。

 

4位:ペイン・アンド・グローリー

アントニオ・バンデラス主演。病気になった映画監督が出てくる。私の若草物語と重なる構成。現在と過去が交錯する作品。最後にそれがつながる構造。しっとりした作品だが笑うところも。

pain-and-glory.jp

 

3位:幸せへの回り道

フレット・ロジャースというアメリカ子供番組をした人をトムハンクスが演じる。

聖人のように崇められる人物を取材するが、本当に素晴らしい癒しのテクニックに自分のtら馬を解決する方向に進む。

セミムージカル的な面白い構成。クリス・クーパーが歌う。父と子のドラマ。

「男性ジェンダー」を描いた作品でもある。抱え込んだストレスを誰にも話せない男性からフレットが聞き出し、癒す作品。

bd-dvd.sonypictures.jp

 

2位:ハスラーズ

バーレスクが好き。ストリッパーを撮ったはあるが、ポールダンスを正面から取った作品は少ない。ダンス映画として好きな作品。ストリップをダイナミックなダンスとしてしっかり撮っていた。

宇多丸さん:最初は全くできなかったジェニファー・ロペスが銀幕の中ではちゃんとやれている。その成長に感動!

hustlers-movie.jp

 

1位:ハーレイ・クインの華麗なる覚醒

今年一番個人的なものとして受け取れたセリフ「私博士号もっているのにみんなが私をバカ扱いする」。

派手な服、ひらひらした服は博士号を持っていてもバカ扱いされる。

博士号持っていても難しい単語を書けなかったりするところにハーレイの可愛さ、リアリティが。

※第6〜10位は放課後Podcastnにて。

お知らせ:1月末に共訳著書が出版される。『コンバージェンスカルチャー』SW、マトリックスなどの作品においてメディアファンダムがどういった役割を果たしているか。

 

 

山本アナのベスト10

ウォッチメン作品50本全て鑑賞!

10位:アンカット・ダイヤモンド 

9位:透明人間

8位:異端の鳥

7位:ボーダー 二つの世界

6位:グッド・ボーイズ

5位:リチャード・ジュエル

4位:1917 命をかけた伝令

3位:ミッドサマー

2位:パラサイト 半地下の家族

1位:ブルータル・ジャスティス

 

filmarks.com

toumei-ningen.jp

goodboys.jp

wwws.warnerbros.co.jp

 

1位:ブルータルジャスティス

S・クレイグ・ザラー大好き。結局一位。食事が引っ掛かった作品が上位入り。ドライな世界観、ユーモアが最高。真顔でボケてツッコミがない、あのコンビが最高!間をたっぷりとってBG無し、松本人志さんの「笑ってはいけない」シリーズ的な。

食事シーンの画角が最高!車中、トニー寄りの斜めから撮ってる。心も距離も引いている。

暗がりから絶妙な表情を浮かべている。

とにかく面白いし、美味しそうな食事シーン。咀嚼音、心地よい音がBGなしで味わえる。

漏れる鼻息も堪能できる!

トニーの食事、実は上品。食事の途中でナプキンで口を拭いたり。鼻息が漏れるのは口を閉じて食事をしていることの現れ。

ブレットにミントタブレットを勧めることに説得力を与えている。

マイ塩持参というこだわり!不意に取り出すときに笑ってしまうし、塩を振るときの「シャカシャカ」という音も聞こえてくる。(6回鳴らしている)

音もユーモアも詰まった最高の食事シーン。

 

宇多丸さん:バディで仲良しなのに言葉では罵り合っている

「これ聞いている人、『ブルータルジャシティス』をグルメ映画だと思ってない?」という宇多丸さんのセリフが最高www

 

<僕が聴いているのを横から聴いていた嫁さんが「私この人と絶対一緒に食事したくない」といってるのが面白かった>

 

2位:パラサイト

ジャージャーラーメンのシーン、準備から食事シーンまで最高!

モダンでおしゃれな家でジャージャーラーメン、めっちゃ目立つ!「Yeah!」と思った。

真っ白な高級感のある食器に映えるジャンクな食事。

夜食としてマダムが食べる背徳感。ちょっと残していることに「わかってる、ポン・ジュノさん!」と思った。

短くなった麺が器の中で寄せられているのに、それをかっ込んでは食べないセレブマダムの食事への向き合い方がわかる。

 

3位:ミッドサマー

大自然の中不穏な空気感も最高。黄色い謎のドリンクの製造工程も最高!

何が入っているかわからない、怪しんだけど心地よい食事シーン・調理シーン。

宇多丸さん:食卓の虫とか

タカキ:そこも語りたいの!

 

※Podcastの別冊アフターシックスジャンクションには規定でタカキが参加できないため、他の作品に関しては来週コメント!

 

宇多丸さんのベスト10

パラサイト、ミッドサマーは実質1位。100点作品ウルフウォーカーもある、というなかでのベスと10。

10位:イグジット

公開自体は昨年の韓国映画。緩いところもある、これより立派な映画もたくさんある。

DVD、ブルーレイウォッチメン期間に観たので、普段なら見逃していたかも。

必死に人助け、利他的行動。「俺も逃げたい……けどあそこに人がいる〜!」

昨年公開なので入れないつもりだったが、これを外しては自分のベスト10じゃなくなってしまう!

gaga.ne.jp

 

9位:佐々木インマイマイン

さえぼうさんにとってのハーレイのような感じ。

かつての旧友を思い出した。これも自分のベスト10を考えたとき不可欠

 

8位:37Seconds

見たときはベストだった。ベスト10に入れることを早期に決めた。

ベスト10に入れた上で部門賞最多?これからひかりさんに脚光が当たるはず。

 

7位:ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒

自分のベスト10を考えたときいれたかった。

スタジオライカ作品。製作費をかけたのに大コケしたという悪評が先に立ってしまっているが、前瞬間最高。これぞ映像作品を観ること、眼福。

価値観のアップデートを描いた作品、それもおじさん側のアップデートを描いている。自分ごととして見られた。

gaga.ne.jp

 

6位:アンカットダイアモンド

ダニエル・ロパティンのサントラが印象的。サントラ購入してしまった。アナログ版のジャケットがいけてる。リビングの目立つ場所に飾っている。

今までにない新しい語り口の映画。見たことのないエンディング。

ネトフリ配信作品ということで、今年を思い出す上で不可欠な作品。

 

 

トップファイブは順番の入れ替えこそあれど顔ぶれはすぐに決まった。

 

5位:燃ゆる女の肖像

先週評したばかり。星取りの時点で満点つけた。何度見返しても完璧じゃない?

映画というメディアの根本的な語り口を映画の歴史で新たな地平を切り開いて見せた。

gaga.ne.jp

 

4位:ブックスマート

近年の青春映画の豊作期

ポリコレ、MeTooなどを通じた価値観アップデート。子供たちに「正しさ」を説く西周映画は価値観のアップデートが早い。

他人へのレッテル貼りで自分の平静を保つことの愚かさ。誰もが必死に生きていることを爆笑まじりに伝えてくれる。

本作以降で意地悪な子の描き方が変わってしまうのではないか。

自分が大好きな『ロミー&ミッシェル』を過去のものにした。

オリヴィア・ワイルドのHIPHOP使いの巧みさ。

longride.jp

 

3位:ブルータルジャスティス

エスクレイグザラー大好き!反時代的な監督の日本初上映作品。

放題には物申したい。「ジャスティス……?」

 

2位:はちどり

恐るべきスケールの新人監督。イ・チャンドンなどと並べられるレベルの監督。

この作品の選出には「82年生まれキム・ジヨン」も入っているものとお考えください。

フェミニズム的視点、『その名をあばけ』など作品で厚かてきたそういったものを含めての評価。

 

1位:透明人間

「俺の考える完全映画」。見た瞬間に「あ、今年の一位はこれかな」と感じた。

透明人間のアップデートそて「これっきゃない、でも誰も思いつかなかった」という。最初から最後まで最高だった。

すべてを兼ね備えている。


■21:00配信
「Spotify podcast限定・別冊アフター6ジャンクション」→Audio Movie新作「夜のミステリー」脚本・監督の三宅隆太と橋本吉史Pが解説トーク!

 

 

12/24(木)アトロク 714回

■18:00~18:30頃
「オープニング」→最新カルチャートピックス/フリートーク

 

宇多丸さん:歩きづらいと思ったらブーツの靴底が剥がれかけてる!

 

宇内さん:誰かガム持ってない?

 

宇多丸さん:なんでだよ!アロンアルファ買ってきて!

 

 

宇多丸さん:聞いてる人がイライラする!アフター!

宇内さん:シックス

宇多丸さん宇内さん:ジャンクション!

 

アロンアルファで靴底を貼ってしまうと靴屋さんに修理をお願いしたとき靴屋さんが困るからやめた方が良いらしいですよ。

 

宇内さん:ハイヒールのヒールのラバーが剥がれてしまい、芯の金属がカツンカツンと音を立てて歩くことは恥!パンツで外を歩いているようなもの!

近所のミスターミニットに駆け込む!

 

宇多丸さん:赤坂はミスターミニットある?ない?

何だよ使えない町だな!

 

宇内さん:やっぱりガム……

 

宇多丸さん:なんでだよ!

 

(赤坂見附にはミスターミニットあるとの情報)

宇多丸さん:何時まで?

……八時まで?使えねぇなぁ!(笑)

 

宇多丸さん、マネージャーさんに小間使いさせることを良しとしないタイプなので小山内さんには任せない!……ない?

 

「今やりたいこと」を出来ないことのイライラby宇内さん

 

ミスターミニットにtel。対応可能との返答。

宇多丸さん:小山内さん、ボーナス渡すからお願いして良い?

 

<結局頼むんかい!>

 

宇多丸さん:『サイバーパンク2077』シナリオクリア!

 

人間関係に感動。

分岐のあるストーリーなので宇多丸さんの選んだルートしか分からないが……

このキャラと一緒にいれば幸せになれる。けど……やらなきゃならないことがある……

という選択が切ない。

「脳内バディ」的存在。

 

PS4版は不具合もあるようだが、作品としては太鼓判

 

宇多丸さん:完全に自由な時間は夜遅く

宇内さん:朝までゲームしてると宇多丸さんと津野さんがログインしている

 

宇多丸さんの自慢

昨日の嵐特集に関して、櫻井翔さんからメールが届いた!メールするのは10年ぶりくらいとのこと。

 

宇内さん、2021年の目標はゲーミングPC導入。

最初の1台はKFConsoleにしたい!

 

(先週卒論提出に関するテクニックを宇内さんに質問した)卒論どーよさん

卒論間に合った模様!

https://www.instagram.com/p/CJIBnvCjSHk/?igshid=1ppx5tvbophcf


■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ KREVA(2020年ベスト文房具)

ブングジャムを差し置いて自分が文具特集?

ブングジャムはもはや文房具界の中の人。

自分はコンシューマ代表(週1文具コーナーを覗く一般人とは……)

 

セーラー「どこでもシート」

厚手のサランラップ。

壁に貼り付けられる上に、静電気でプリントも貼り付けることが出来る!

予想外にデカい

 

ワディアキチ「ワザアリテープ」「ワザアリマーカー」

文具ではない。

ジップロックコンテナに食品を入れた際に文字を書くために買った。

スタジオにはスコッチのテープが置いてあることが多い。

養生テープの小さい版。真っ直ぐ切れる。

スタジオのコード類をテープで色分けして纏め、このマーカーで書く。

マーカーのノリが異常に良い。

マグネット付きなので冷蔵庫などに貼り付けられる!

 

2020年はアソーテッド文具が流行?

さくらクレパスのクーピーなど。

 

ぺんてる「プラマンJM20 40周年限定カラー」

ユニボールワン、プラマンのバーガンディ、ターコイズ

日本ぽい色、くすんだ色ブームの見られた2020年。

女性の手帳に照準合わせてる?

淡いけど可愛すぎない。

 

三菱鉛筆「ユニボール・ワン(秋冬限定カラー)」

ユニボールワンは「モーニングタイムスタディセット」という提案型

 

エモット

こちらもターコイズカラーが!


■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ ポセイドン・石川 クリスマスイヴLIVE


■19:45-19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」枠 →「Spotify presents ラジオ、できるかな?」feat.RAM RIDER

「クリスマスを感じる音」特集をプロの力を借りて紐解く。

この番組のテーマ曲を使ってクリスマスらしい音を検証する。

①『アフターシックス』に鈴の音を足したら

(クリスマス=鈴の音はトナカイの首に着いた鈴、から)

<イントロは「お!」と思ったが、ラップに入ると「何だこれ」感が……宇多丸さんも同じ印象>

 

②クリスマスソングのクリスマスらしさ=暖かいメジャーなコード進行。

その音程が変わるときに挟まれる中間音による「とろける」感じ、スキップするような3連符。

一方の『アフターシックス』……都会的でやや涼しいコード構成、マイナーコードのシンセ音、機械的な音。

→クリスマスソングとは真逆の無理難題!

そこで……著作権の切れたクリスマスソングを大胆にぶち込む作戦

<要素が多過ぎてクリスマスソング感は弱いのかな……ラップが終わった間奏はそれなりにちゃんとまとまって聞こえる>

 

③「これだけでは流石に申し訳ない」と思ったRAMさんから届いたパターン3。

クリスマスソング要素を全部盛りしたバージョン。

トラックを差し替え、リミックスした感じ。

Vo.のみ生かして演奏は差し替え。


■20:00~20:45頃
「ビヨンド・ザ・カルチャー」→ 月刊しまおアワー・クリスマスSP by しまおまほ、他

 

クリスマスらしくプレゼント交換!

宇多丸さんはヴィンテージの革靴が当たった!……って番組冒頭でミスターミニットに持っていかれた革靴やないかい!

宇多丸さん、純粋に贈り損に……笑

 

来週水曜日19:00〜はしまおさん完全ジャック!

宇多丸さんと日比さんは収録のため、しまおさんが何をやるのか全く分からないというカオスな感じが予想される……

 

去年宇内さんがクリスマスに友達とディナーをしていたところに中継が入るという放送だったが、あれから1年が経つのか……と一同驚き。

 

杉作J太郎さんの番組に生で繋ぐ。

 

陶芸家 石井啓一さん

しまおさんフレンド。

ストリートセクシーショット:彼氏の部屋に遊びに行き、ズボンのママベッドに座るのは汚いとズボンをらずしてパンツでベッドに座るエピソードを2/26のラジオエキスポで披露。

ボクササイズで12kg痩せる。

 

リクエスト:『グレムリン』のテーマ

音楽がペラッペラで笑う。ただ、ジェリー・ゴールドスミスの曲、という宇多丸さんの情報に驚く石井さん。

韓国のポンチャックらしい響きも。

 

6/28放送 しまおさんの2020年下半期

・交換日記

・忍者

・下半身冬の時代(ハンドサイン)

・スキンヘッドサングラス

・柱

 

リスナー投稿ドラマで交換日記が!

マッチングアプリのアンチテーゼとしての交換日記。

 

しまおさん:芸能界で交換日記がちょくちょく話題に。

リリーフランキーさんと長澤まさみさんが交換日記をしていた。

忍者、今年発の世界大会。

また、ハロウィンでしまおさん忍者のコスプレ笑

 

下半身冬の時代に関わって?下半身の不祥事が……

zoomで下半身を晒した芸人、多目的トイレ……

 

宇内さん:なんでそんなに肛門だけ特別扱い?他にも日の目を浴びていない人体の箇所はあるはず!

 

しまおさん:スキンヘッドサングラス

錦鯉、ナダル、バイきんぐ小峠……

あと、柱が流行ると言っていたけど、「鬼滅」の流行と被ってた!

 

リクエスト:Wonderful Christmas Time

とみやまゆきこさん

マライア・キャリーのクリスマスソングばかり流れる90年代、ラジオから流れてきたクリスマスソングに耳を奪われる。

サブカル女子だったので「皆が聴いてるマライアの曲じゃないクリスマスソング!」と気に入っていたが、旦那様と付き合い始めてすぐに曲が判明。

「ポール・マッカートニーやないかい!」

 

お知らせ

スチャダラパーの配信にしまおさん登場!

 

12/23(水)アトロク 713回

しっかりしているはずの日比さん、番組だと馬鹿発言の宝庫笑

 

今日もオープニングから高橋芳朗さん。

今日発売のライムスター書籍、サイン本瞬殺!

<マジか!都内に住む友人に頼んでいたのに!>

 

病身で挑む仕事論?闘病中のリスナーが勇気を貰ったとのこと。

 

3時間嵐特集スタート!

 

宇多丸さん:アフター!

日比さん:シックス!

高橋さん:ジャンクション!


■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ 高橋芳朗(音楽ジャーナリスト/嵐の隠れた名曲紹介)

前番組時代、数字が伸びず「このままでは番組存続の危機が……!」という時に嵐特集を組んで盛り返した。

「嵐無くしてアトロク無し!」

「感謝感激雨嵐!」

嵐を音楽面に絞って特集するという番組は珍しいはず。

高橋さん選曲で嵐の隠れた名曲を5曲。

 

よしくんがジャニーズソングを掘っていたのが意外。

 

①松潤ソロ曲『Baby blue』

松潤の王子様力の光る一曲。

 

宇多丸さん:演奏に金がかかってる!

ディスコから行ってフィリーソウルに行く展開力の曲に国民的スターが

 

②Count on me 

高橋さんが思う嵐No.1ソング。

長らくライブでかかっていなかったが、今年のアラフェス?でかかる。

そのことがYahoo!ニュースに。

 

<ナーメテーターでした。この曲格好良い。>

 

宇多丸さん:手数の多さ!展開の多さ!

高橋さん:どっち連れて行かれるのか分からないような

宇多丸さん:おもちゃ箱ひっくり返したような!

グローバルな進化とは違う日本的な楽曲の進化を感じられる!

 

③街角の恋人達

(シングル曲“Find the answer”のカップリング曲)

 

宇多丸さん:予想外にR&B!クリスマス感!

DJやってたら絶対かける!

 

④Rainbow

ソウル、AOR的観点から聴き応えあり。

オナ・ハキムのドラム

 

宇多丸さん:「フリーソウル嵐」でイケる

 

⑤最新アルバムから“show time”

活動休止を発表してからも閉じていない。

挑戦を止めていない。

 

宇多丸さん:「始まり感」のあるこの曲がラストアルバムの一曲目に来るところに嵐の姿勢を感じる。

符割感とかも現代的。


■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ DJ嵐三郎(ARASHI MEGA MIX)


■19:45-19:55頃
新概念提唱型投稿コーナー → シアター・一期一会

 


■20:00~20:45頃
「ビヨンド・ザ・カルチャー」→ 嵐の【音楽的魅力】総力特集 by矢野利裕

12/22(火)アトロク 712回

■18:00~18:30頃
「オープニング」→最新カルチャートピックス

オープニングから高橋 良明さん出演!

 

宇垣さん:アフター!

宇多丸さん:シックス!

高橋良明さん:ジャンクション!

 

高橋 良明さん出演は明日がライムスター書籍の発売のため。

ライムスターのインタビューを高橋さんが聞き、雑誌に掲載。

その雑誌連載がこの度書籍に。

 

ライブ中の「選択」とその理由を言語化する一冊。

ラッパーは自伝を書籍化することが多いが、「ライブ論」を語る書籍を、それも一発目に持ってくるのは非常に珍しい。

 

自分がメインの時間では無いときに何をするか。

ミュージシャンは意外と横の繋がりが希薄。

ミュージシャンが読んでも学びのある一冊。

 

ライブDJ、バッキングDJ、MC論……

この辺りを言語化した書籍というのも珍しく、面白い!

 

「よくここまで技術論を言語化できたね」とゴスペラーズの黒ポンから連絡が宇多丸さんへ。

 

バンドの人は楽器をチューニングしていれば間が持つから良い。

 

47都道府県ライブで巡った先々のお店も紹介されており、「旅行本」としても楽しめる一冊。

 

ライムスターファンのみならず音楽活動で食べていきたい人、クリエイター、チームで仕事をする全ての人に!

 

https://www.rhymester.jp/disco/books/

 

ジュンク堂池袋本店でアトロクブックフェア開催!

アトロクゆかりのゲストやパートナーの紹介した書籍、合計80冊!

 

娘の名前はレイチェルさん

来年四月のWOWOWのオスカー特番に宇垣さん出演決定!

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ 藤津亮太(2020年アニメトピックス)

「2020年のアニメ界」という大きな括り。

 

東京国際映画祭のアニメ部門のアドバイザー就任と言うことで前回はその特集に出演。

 

宇多丸さん:来年以降も是非継続して欲しい

 

2019年末からジャンプ原作のアニメが強かった。それが鬼滅劇場版で結実。

一方、オリジナル作品も強かった。

おジャ魔女どれみ視聴者が『おジャ魔女どれみ』を思い出すというメタ構造を描いた『魔女見習を探して』など。

 

アニメの豊かさを考えたとき良い一年だった。

 

背景:アニメ業界の景気がよかった。

アニメが海外に売れる時代となったから。

時代的に円盤ビジネスから配信にシフト。

各国にちょっとずついる日本のアニメファンを世界で数えるとそれなりの数になる。

世界中に「ちょっとずつ」届けるルートが出来た。

お金のめぐりの良さ=オリジナル企画が通りやすい基盤に。

 

原作物は強いし魅力もある。オリジナル企画はその点ビハインド。

「次シーズン、どの作品に注目していますか」と訊いたとき原作付き作品はやっぱり強い。

藤津さんもアトロクで作品を紹介する際はオリジナル企画を優先的に伝えようと心掛けているが、今年はそれに困らなかった。

 

鬼滅の刃

2001年の『千と千尋の神隠し』以来なのは勿論、ムーブメントとしては『もののけ姫』以来。

※週刊誌に「全集中」「呼吸」などのワードが並ぶ事態に

 

鬱々とした時代に『無限列車編』が来た巡り合わせの良さ。

一つ後の『吉原編』が来ていたらここまで跳ねなかったかも。

 

ufotable:エッヂを効かせるタイプのスタジオというよりは秀才としての制作に力を発揮するスタジオ。

原作を活かして95点にすることが得意。

 

原作のたんじろうのモノローグを全て原作通りにアニメに。

アニメにしてはクドイところもあるが、老若男女迷子にならずに観ることが出来る作品となった。

 

東のufotable、西の京都アニメーションという感じ。

高クオリティを個人に依存せず、スタジオとして再現性を持っている点が素晴らしい。

 

以前からアニメファンには知られたスタジオ。

『魔女の宅急便』の頃のオールドアニメファンのような気持ち。

「宮崎駿、ジブリ。前から知ってたよ」的な

 

オススメ映画1

“AWAY”

たった一人で作った作品。セリフのない映画。

寓話。リアリズムというより神話に近い。

寓話的な意味を委託するというのはアニメーションの得意とするところ。

 

宇多丸さんも気になっていた。

海外作品が浮上。

『ロシャオヘイ戦記』、『フナン』など。

 

オススメ映画作品2

『ジョゼと虎と魚たち』

アニメ的アプローチのボーイミーツガールかつ社会派作品。

足の不自由な女性と健常な男性の交流を真正面から描く。

『聲の形』に感動した人はハマるかも。

原作が短編小説なのでアニメ独自の解釈も。

 

ムビチケプレゼントがあるので希望者は番組アドレスまでメールを!

 

機動戦士ガンダム劇場版『哀戦士編』をネタにTVアニメーション版を如何に再編集したかを語るイベントを実施。

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ SUPER★DRAGON

 

■19:45-19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」→何かが始まる音がする~YOKAN~

ありんごさん

去年ロシア旅行で単独行動をしていた時の話。

地球の歩き方を呼んでいると後ろから男性に声をかけられた。

カザフスタンから来たという男性は日本が大好きという。

北野映画や『七人の侍』が好きらしい。

連絡先を交換したが、Wi-Fi環境でしか通信ができない設定に……

 

その日の夜ディナーに誘われるがホテルを出ると通信が出来ないありんごさん。

その後の滞在期間も誘ってくれるが、気付いたのは帰国してから。

 

帰国後SNSでやり取りが続き、日本へ来る予定という彼だったが、コロナで来られないと言うことになってしまった……

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンドザカルチャー」→ ライブのMCは大事だよ特集〜バンド編feat.コヤマシュウ(SCOOBIE DO),小出祐介(Base Ball Bear)~『KING OF STAGE ライムスターのライブ哲学』発売記念

 

ライブMCにおける「ありがとありがとう」はどんな意味の「ありがとう」なのか伝える必要がある。

「自由に楽しんでくれてありがとう」とか、色んな意味を仮託できる。

 

小出さん:ライムスターがどれだけライブについて考えいるのか、言語化しているのかわかった。

 

小出さんはライムスターから具体的に「2つパクッている」ものがあるとのこと。そのことについてはまた後ほど。

 

高橋さん:スクービードゥーはMCに「型」あがるが、予め完成されたものだった?

 

コヤマさん:東京のアンダーグランドなモッズシーンに憧れてバンドを始めた。

バンド走り出し当初、ロックバンドとして、MCで喋るのは格好悪い、チャラい、ダサいという気持ちあがった。

 

しかし3~4年して「これ、全くもウケていないな」と気付く。「これ、皆楽しんでもらえているのかな?」

 

「誰にも分からないくらい格好良いバンド」を目指して始めたが、3〜4年経って本当に誰にも理解されていなかった。

 

曲のスタイルは今と余り変わらないが、今よりもガレージロック寄り、プリミティブなブルースロックだった。

ライブのやり方を見直そうと思ったが、師匠と呼べる存在がいなかった。

「こうなりたい」と憧れたバンドはクールなスタイル。

MCで盛り上げるようなバンドがいなかった。

 

そこで模索を始める。

煽るようなMCに変えたら自分は気持ち良くなれたが、その場で思い付いたことを言うスタイル。力押し。

ハマるときはハマるが、ハマらないときは回りがさーっと引いていく感じ。

 

(宇多丸さん:ライブで「アイツ頑張ってるなぁ」「可哀想だなぁ」と思われるのは最悪の印象。「嫌い」よりも持たれてはダメ。)

 

ラジオでアンケートを採ったところ「MCが嫌」「スター気取りが鼻につく」と言う反応が……

 

そこで参考になったのが04年のライムスターのライブ。

 

それまでは音楽的にはジェームス・ブラウンの1968年頃のライブ音源がバンドないで流行り。

曲数沢山やるが、全てが一つなぎになっていた。ノンストップ。ヒット曲の生演奏jJミックスのような感じ。

これを取り入れ始めたのが00年代初頭。

ライムスターはそれを「言葉」で実現。

曲の間にMCを挟んでいるが、グルーブが途切れない。

ファンクライブの一番格好良い形はで?

 

自己紹介も「マイクロフォンNo.1!」と気が効いている。

コール&レスポンスが「サブい」「恥ずかしい」と思っていたが、KICK THE CAN CREWが出て来て、クレバさんが音楽的に格好良いコール&レスポンスをしていた。

I say〜

you say〜 みたいな。

 

無音の中で行われるコール&レスポンスはダサいが、それが曲の中で行われると格好良い。

曲中行われるコール&レスポンスは曲の一部たり得る。

それは恥ずかしくないことだ。

「プラスワンモア」という曲は、それを目指して作られた曲。

 

自分はMCしていても押しがち。

加えてコール&レスポンスをすると時間が足りない。

もっと曲数を演奏したいというメンバーの声もあった。

そこでメンバー紹介、コール&レスポンス、クラップなど色んな要素を作った。

 

『プラスワンモア』は「自分たちがファンキーフォーなら、観客は欠かすことの出来ないプラスワンモアだ」という気持ちで作られた曲。

 

これを「ルーティン」にした。

「ライブルーティン」という言葉もライムスターから学んだ言葉。

格好良いということでバンド内で流行った。

<ライブ音源流れます>

 

「飛びな!飛びな!飛びな!」という煽りは宇多丸さんの影響。

 

ライムスターのライブを野音で初めて観ていて宇多丸さんを「理屈っぽい」<理論的に音楽を捉えている、という意味合いだと僕は理解した>と思っていたが、コール&レスポンスで「音楽は〜?」/「「素晴らしい〜!」」とやっていた。

「こんなに理屈っぽい人が、そんなストレートなこと大声で言って良いんだ」と思った。

「音楽は素晴らしい」と本当に思っている人だからそれを言える。

音楽的な響き、ラップの言い回しとしてそんなに格好良い者では無いかも知れないけど、愚直・直球なことも思っていることなら言って良いんだ。

 

宇多丸さん:「No.1」を解放(拡大)していった結果このコール&レスポンスに。

「ライムスターNo.1!」→「ヒップホップNo.1!」→「○○(土地の名前)No.1!」と徐々にNo.1の示す位置をどんどん広げていって、最後に「音楽は素晴らしい」というある種ベタな感情開放ワードに。

ダサいけどあえて開放する。

ダサいからこそ一度言ってしまうと解放感が生まれる。

 

ヒップホップアーティストじゃないと生まれないコール&レスポンス。

 

Q:明らかに滑ったりアウェイだったときどうしているか

A:(コヤマさん)音楽をすればそこはホーム

一方、リーダーは「何処でやる時もアウェイと思え」。どちらの要素も有る。「滑ったら滑った気持ちで歌う」。

宇多丸さん:「滑ったかどうかは気の持ちよう」

 

小出さん

バンド的な「(盛り上がってこうぜ!)オイオイ!」ノリで10年ライブしていたが、何か楽しくない……

→「オイオイ!」止めたら楽しくなった!

 

ロックバンドは「オイオイ!」的なノリのMCをするか、MCを一切しないかの二択……

でも、MCはやりたい!

 

ライムスターからパクった点

1.曲に入っていく意味

「このライブ、この順番にこの曲が入っていることの意味」を客に伝える

セットリストの意味を共有。

お客さんもパフォーマンスに「入り」やすい。

 

2.アウェイの時に「下」から行く

自分たちの立場を明らかにしてから入っていく。

「こう言う者です」

「このステージに立つ権利を有する者です」

この入りが曲に繋がっていく。

 

取り入れた点

「この曲なら知ってもらっているかな?」な曲を最初二曲演奏→MC。

その際に自己紹介、メンバー紹介を丁寧に。

ロックバンド=「格好いい」で立っているもの。それがいきなり「初めまして」から入る=可愛いサプライズ。

ソロまわしのある曲で各パートの役割を見せ、観客に分かってもらう。

 

今日解禁の曲。

「ラズベリー」on air。

TRICERATOPSのトリビュートアルバムより。

 

12/27スクービードゥー

年忘れ配信ライブ。

人気曲ベスト10を演奏!

 

1/11ベボベ

Zeppダイバーシティで2部制ライブ

 

ベボベのMCが漫談のようで楽しい。

メンバー感の小ボケ/大ボケ/ツッコミの役割分担はどのように出来たのか。

12/21(月)アトロク 711回

■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 最新カルチャートピックス

宇多丸さんエッセイ仕事。

『TRANSIT』にて「日本映画を覆う青」という特集。

 

 

M-1王者、番組Pから渡されたトピックス一覧でネタバレを食らう宇多丸さん笑

 

『マンダロリアン』S2が最高と言う宇多丸さん。

先週金曜日にも言っていた「『帝国の逆襲』以来ではないかというファン満場一致の名作」発言再び。

クマスがS2未見とのことでネタバレは伏せる。

 

また、『LEGO STAR WARSホリデースペシャル』についても言及。

ホリデーシーズンに相応しい「ピースな作品」、ちゃんとSTAR WARSしてるとのこと。

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ スーパーササダンゴマシン(コロナ禍とリモートプロレス総括)

コロナ下で生まれた新たな文化・「リモートプロレス」振り返り!

 

初戦

vs中条ピロシキ選手

番組製作側という有利な立場を利用して勝利するというメタ的な視点。

 

vsアントニーニオホンダ選手

現役プロレスラー同士の対戦。

放送禁止ワードを誘発し、セコンドのドルフ・ラングレンがタオルを投げ込む展開。

狼狽する宇多丸さん、クマスの反応が新鮮。

 

vsDJニラ選手

真の“異種”格闘技。

 

ラムさん、実は読み合わせ無しだった。

最強の音楽プロデューサー像を出して来た。

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ tofubeats

 

■19:40~19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」枠→ ザ・ファーストマン~宇宙で初めてコレをやった~

ミシェルガンエレファントカシマシ男さん

「猫カフェ」にいち早く触れた

 

25年近く前に青春十八切符で大阪一人旅。

たこ焼きを持ちながら歩いていたら屋台が。

子猫・花子と太朗が寝ていて「触っても良いよ」と段ボールに書かれた案内が。

(飼い主も寝ていたので猫に触ろうとするも、タコ焼きの香りで目覚めた猫が鳴く→飼い主起きる、で触れず。)

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンドザカルチャー」→ 熊崎アナpresents グラビアアイドル総選挙2020 feat.倉持由香

去年の放送がジングル代わりに流れる。

滅茶苦茶盛り上がっていてビックリ。

 

森咲智美さん:グラビアオブザイヤー三連覇&殿堂入り。

 

えなこさんは今年一番表紙飾った?

目力?宇多丸さんも思わず売り場で目を引かれる。

 

今年の総評:

昨年1位の川崎あやさんは満場一致感が合ったが、今年ノミネートのグラドルは68名と過去最多。

王者が去ったことで戦国時代の様相を呈す。

 

倉持さん:コスプレイヤーの。躍進の目立った一年。えなこさん、似鳥沙也加さん、桃月なしこさん。

 

第5位:4票 北向 珠夕(きたむき みゆう)さん

 

大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』で女優としてもデビュー 魅惑のスレンダーボディ

所属:

www.box-corporation.com

IG:

https://instagram.com/kitamuki_miyu?igshid=1o34zxt9krx28

 

クマス、重版された写真集も購入。

 

倉持由香さん:所謂「グラビアアイドル」らしいプロポーションではないが、手足がとにかく長い。新人類感。

 

クマス:170cm。元バレー部で『いだてん』でもバレー選手として出演。

写真集には元バレー部なのを活かしてバレーボールで隠す写真もあり、良かった。

「伝えたい」と語彙力を失うクマス笑

 

倉持由香さん:手ブラは一般的になりすぎてグループアイドルでもやる人が増えたため、何を使って隠すかも大事。

 

宇多丸さん:大河ドラマ『いだてん』で観たあの人が……!という

 

投票リスナー/たかひろさん、パスポートさん

 

倉持由香さん:5位に北向ちゃんが来ちゃうと誰が上位に来るんだろう?

 

※クマスの中では20年度1位

 

 

第4位:5票 新條 由芽(しんじょう ゆめ)さん

特撮でも活躍。時代が求めたニューヒロイン

所属:

www.aplus-japan.com

IG:

https://www.instagram.com/yume_shinjo/?hl=ja

 

クマス:キラメイジャーのグリーン役。

宇多丸さんの読み上げる文言から誰かを予想していたが、特撮で活躍するグラビアアイドルが多かった。

 

倉持由香さん:特撮では明るい笑顔。グラビアはでアンニュイな表情。22才でこの色気!

 

クマス:キラメイジャーはピンク役の工藤 美桜さんもグラビアか活躍。また、悪役として桃月なしこさんも出演。

「キラメイジャーのグラビア」で席巻した

工藤 美桜さんIG:

https://instagram.com/mmio_kudo?igshid=1svsb7mnn0why

桃月なしこさんIG:

https://instagram.com/nashiko_cos?igshid=nn1jkhogg5op

 

倉持由香さん:ニチアサ系に出るとファンの熱が凄い。

一度特撮に出るとその後その子がどんなお仕事をしてもアツいファンがずっと付いてきてくれる。

 

クマス:この二人がこの順位にランクインすると、この後の展開が読めない……

 

宇多丸さん:新條さんはラジオパーソナリティを務めており、ギャラクシー賞では奨励賞受賞。

パーソナリティ特性も!

 

 

 

第3位:7票 似鳥 沙也加(にとり さやか)さん

100万人近いフォロワー、インスタグラビアの女王

冠番組も持つ「日本一バエるカラダ」

所属:

www.ppe.jp

IG:

https://instagram.com/uw.sayaka?igshid=jhllneh8efeh

 

倉持由香さん:かなり印象的だった。

「ヤンジャンにこんなセクシーな写真載せて良いの?!」というグラビア。

ヤンジャンなのにシールで隠す。

今までヤンジャンは大きめの水着で隠すようなグラビアが多かったのに……

 

クマス:インスタを見ていても「グラビア好きなんだな」感が伝わる

 

倉持由香さん:嫌々グラビアやってる人はそれが伝わってしまうからね

 

宇多丸さん:小学生の頃からグラビア好きだったと公言

 

倉持由香さん:ポージングも研究されている。

インスタ発ということでおしゃれな写真も多く、女性ファンも多い。男性の好むセクシーな写真も、女性に受けるおしゃれな写真もいける

 

モデルなどではなく「グラビアタレント」と言う肩書きに誇りを感じる

 

 

 

第2位:8票 上西 怜(じょうにし れい)さん

ファースト写真集一週間で一万部越え

アイドル界最高峰ボディの19才

 

公式:

www.nmb48.com

IG:

https://instagram.com/jonishi_rei?igshid=luczs9mjmgsf

 

MNB旋風についてはクマスも触れようと思っていた。

実のお姉さんもNMBメンバー。姉妹でナイスバディ!

 

宇多丸さん:専業グラドルとアイドルのグラビアに違いは?

 

倉持由香さん:アイドルは大きめの水着など控えめの人が多い中、NMBファミリーは攻めてる

 

倉持由香さん:「妹」的なキャラでありながら攻めたグラビア。豊満なバスト

 

 

 

1位:15票 朝比奈 祐未(あさひな ゆみさん

リリースしたDVDでグラドル界屈指の大人エロスがさらにエスカレート。

グラビアオブザイヤー2020優秀賞グラドル。去年の二位から一位に躍進!

 

公式:

e-2dive.com

(2020年12月28日時点で“Under Construction”とあり、コンテンツ見られない状状態f:id:naw0t0:20201228101215j:image

)

twitter.com

 

IG:

https://www.instagram.com/yumi_asahina/?hl=ja

 

 

宇多丸さん:昨年一位だった川崎あやさんが抜けたところにきっちり入った

倉持由香さん:「ひなケツ」というあだ名の美尻を武器にしたショートカット の綺麗なお姉さん。生粋のグラドルが一位獲得は嬉しい!

クマス:去年の川崎さん同様、今年も生粋のグラドルが一位。

倉持由香さん:アトロクグラビア総選挙についても引用RTをして投票を呼びかけており、ファンがそれに応えた格好が良い。ファンとの絆を感じる。

 

倉持さん:2021年のひなケツちゃんのカレンダーが非常にエッチ

宇多丸さん:いや〜これ……いいの??!!

倉持さん:ショーツをギリギリまでおろしていて、目を凝らせば見えちゃいそう。ここまで攻めてことやってくれるのは生粋のグラドルならでは。

クマス:色々想像させてくれる

本人も芸大出身ということでアーティステック。下品にならない。

宇多丸さん:マスク姿で後ろ姿を見せるグラビアは絵画的ですらある

 

 

 

2020年のグラビアニュースbyクマス

①コスプレイヤーの躍進。

情熱大陸で特集されたえなこさんはじめ躍進が目立った。

えなこ(コスプレイヤー) | 情熱大陸

マンガキャラのコスプレをすると作品ファン、各キャラファンもついてくる。

特撮ゆかりのグラドルと同じく、コアなファンがついてくれる。

2.5次元的な存在。

また、セルフプロデュースが上手い人が多い。

 

②ゼロイチファミリアの躍進。

TALENT | 株式会社ゼロイチファミリア -01familia-

桃月なしこさん率いるゼロイチファミリア。

川崎あやさんが率いていたが引退したことでリーダー交代。

 

十味さん、林ゆめさんも活躍。

倉持由香さんは青山ひかるさん推し。

 

宇多丸さん:事務所単位で推せるというのはイエローキャブ以来

 

③NMB48軍団の躍進

もともとグラビアに強かったNMBだが、2020年は本気で取り組んできた。

NMB48公式サイト

 

前出の上西さんはじめ、単独写真集を出すメンバーも。

横野すみれさんは48グループ史上最強ボディの呼び声も高い。

先輩たちのグラビアを見て「私はこのグループでグラビアやりたい!」と加入してきた。

 

倉持由香さん:ダンスで鍛えられた体がグラビアに活きてる。筋肉がないと垂れてしまうお尻がキュッと持ち上がっている

 

クマス:川崎あやさんも言及しており、トップオブトップも認めるグラビア

 

④大物女優がグラビア回帰

宮崎美子さん40年ぶりの水着、深田恭子さんビキニでサーフィン

 

今までは若手の登竜門的な立ち位置だったグラビアだが、近年は中堅、ベテラン女優の回帰が目立つ。

 

宇多丸さん:吉岡里帆さんとかもね

 

クマス:「女性の憧れ」を背負ってる。

近年トレーニングする女性も増えたし。

田中みな実さんのあれだけ売れた写真集も女性の購入者多い。

 

倉持由香さん:深キョンさんには感謝しかない

 

クマス:感謝です!

 

 

倉持由香さんの予想する2021年のムーブメント

コスプレイヤーの躍進の目立った2020年。

コスプレイヤーはスレンダーな方が多いので2021年はムッチリが流行る?

 

倉持由香さんが個人的に推したいのはデジタル写真集を監修したという東雲うみさん。

https://instagram.com/umi_portrait?igshid=4d3worgbqxwk

東雲うみ「美尻グラビア総選挙」でグランプリ獲得、Twitterに美尻カットを連続投稿 | ENTAME next - アイドル情報総合ニュースサイト

 

「美尻グラビア総選挙」でグランプリを受賞した美尻に加えHカップの巨乳。

 

倉持さん総評

グラビアアイドルの肩書きの朝比奈さんがアトロクグラビア総選挙で一位を獲得したことに、リスナーのグラビアリテラシーが向上したことを感じる。

2021年、やっぱり自分としては「グラビアアイドル」に頑張って欲しい。

 

 

<クマスが一年で一番輝く1日なので聞いていて楽しかった。

宇多丸さん、クマスが「男二人だと言いにくいことも倉持さんがいてくれることで>

 

 

アトロク

森咲智美が3連覇&殿堂入り! 「グラビア・オブ・ザ・イヤー2020」メーカー4社座談会 | ガジェット通信 GetNews

12/18(金)アトロク 710回目

最初聴けず。18:22から聴き始め。

 

■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 最新カルチャートピックス

タカキさん、珍しく長袖と思ったらエアリズム!笑

 

来週年間映画ランキング発表。

誰かのランキングを訊くのは楽しいが、自分が発表するのはなぁ〜という宇多丸さんのいつもの駄々笑

 

タカキさんは宇多丸さんが映画評で語った49作品の中からベスト10を選出。

<仕事も忙しいはずなのにムービーガチャで当たった作品を全部チェックしているタカキ凄い!毎回尊敬する!>

 

放送前、本日評論する『燃ゆる女の肖像』について話していたらタカキさんが語ったのは「パンとチーズのフード描写」。

やっぱり語るのはフード描写か!笑

ワイン描写もあり。

フードの範疇?タバコを一服呑むシーンが格好良かったとのこと。

 

タカキさん:人生で見た中で一番絵画のような美しさがあるなぁと言うか。綺麗さがあるなぁというか。美しさが凄い作品でしたね。(音声ママ)

宇多丸さんも絶賛の作品。

<僕も観たい!>

 

今年は特に良い作品目白押しと二人の意見一致。

 

宇多丸さん:こんなタイミングで『燃える女の肖像』が来るのは困る!

 

 

 

 

『サイザーパンク2077』

PS4版、バグ続出で発売中止と購入した方への全額返金を発表。

www.itmedia.co.jp

 

ただ、PS5でプレイしている宇多丸さん、PC版でプレイしている半組スタッフは文句なし!

この番組を聴いているような人は絶対ハマるはずの作品とのこと。

 

延期に延期を重ねてきた作品だっただけに「今出さなくては」というプレッシャーが大きかったのでは?

 

■18:30~18:50頃
「ムービーウォッチメン」→ 「燃ゆる女の肖像」評

 

宇垣さんも絶賛!

結婚を控えた貴族の女性と、彼女の肖像を描く女性画家の恋を描いた作品。

カンヌ脚本賞。

褒める意見8割。女性、今回初メールの方が数多かった。

恋愛感情の発露が性急に感じた、という意見も。

gaga.ne.jp


■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ 雨のパレード


■19:40~19:50頃
「新概念提唱型投稿コーナー」→ 「ニッカ セッション」コラボ企画

いきなり咳き込む宇多丸さん。

空きっ腹に酒を入れるのは良くないと言うことで煎餅をかっ込んだらむせたとのこと。

何をしてるんだwww

 

今日もニッカセッションに合うコラボ曲紹介。

 


■20:00~20:50頃
「ビヨンドザカルチャー」→ アトロク・フューチャー&パスト by コンバットREC

フューチャーの話だが、今日のSpotify別冊アフター6ジャンクションが一番面白いだろうというRECさん。ヨシキさんが語る『マンダロリアン』が面白くないはずがないと言うのがその根拠。

 

『マンダロリアン』は最高だが、核心に近付けば近付くほどEPⅦ〜Ⅸに近付いていくのが嫌だというRECさん宇多丸さんwww

 

『帝国の逆襲』以来?SWファン満場一致で喜んでいるという希有な存在。

 

RECさん:別番組だが、『マイゲームマイライフ』藤田ニコルさん回(前編)でポケモンをやったことが無いと言う宇多丸さんを「終わってる」とバッサリ切って捨てていたのが最高!

全国ポケモンファンとして胸が空く思いだったはず。

 

【月曜日】

少年隊特集

ニッキさん、メディアで9カ月ぶりに音声が流れる。

 

西寺郷太さんの新曲紹介。

今週は18:30からスペシャリスト達がカルチャー紹介。

地球最後のお父ちゃんさん:大量のメールで広辞苑並みの厚さに。

若いファンからの手紙が多いことも少年隊のスター性の現れ。

制作面でのニッキさんの尽力と言う裏側。

放送中、ニッキさんのギャグがふんだんに笑

 

宇多丸さん:ニッキさんの話を聞ける場として番組を活用!曲はBG扱いで流すという方向にした。

RECさん:Perfumeに共感を抱いていたことが意外だった。

宇多丸さん:今の若い世代がニッキさんの魅力をフラットに「発見」している現状が「ホンモノ」感を覚える。

 

【火曜日】

ベストアニソン

2020年日米HIPHOP

コロナBLMアメリカ大統領選挙。ウーマンエンパワメントな曲を沢山聴いてアップデートしていきたい(宇垣さん)

RECさん:磯部さんの良いところは日米の文化を横断的に接続して話してくれるのが為になる。

 

他分野との横断・接続は何かを産み出すのに一番大切なのと。

 

 

【水曜日】

谷田部さん登場。

トップ3選出。

 

RECさん:藤井さんの『ロミオ道行』が出た頃、宇多丸さんから「お前あれ聴いた?」と言われ、「まだ」と答えると「おせぇよ!」と言われた記憶が蘇った。

これだけ聴くと宇多丸さんかがとんだマウント野郎のように聞こえるが、二人でお互いにやり合っていたいつものやりとり、と宇多丸さんの弁明。

 

北谷の奥ちゃんさん

今週一番エクセレントな特集だった。

 

宇多丸さん:この時代に作られたことの必然性を感じられるエンディング。ロッキー6作目的な。

「子どものままでいて良いんだ」とはしなかったのが偉い。

続編作品として非常に誠実な作り。

 

【木曜日】

宇内さん:さほさんとPSフレンドになったのでいつか対戦したい!

 

RECさん:KFC Consoleに必ず触れる木曜日。

KFC Consoleを逃がさない!という体制笑

 


■21:00配信
「Spotify podcast限定・別冊アフター6ジャンクション」→宇多丸×高橋ヨシキ「マンダロリアン」最終話直前ネタバレトーク!

12/17(木)アトロク 709回目

■18:00~18:30頃

「オープニング」→最新カルチャートピックス/フリートーク

暖房談義。

宇内さん:長袖長ズボンのパジャマ。足の指も締め付けたくないから靴下も毎日ははかない。

粘りに粘って暖房着けたのは数日前。

着込むのが嫌。

買った加湿器が今日到着!

去年暖冬で一度もダウン着なかった!(ドヤ!)

 

宇多丸さん:締め付けの弱いおうち靴下愛用。

布団は乾燥機。エコ湯たんぽも活用。

エアコンの空気は乾燥するので喉を労って加湿器も。

寝巻きの上にガウンを着ているという宇多丸さん、優雅だな〜 笑 

 

宇内さん:お家環境を整えたため将来は完全リモート?

宇多丸さん:服も合成で良いじゃん!

宇内さん:緑の服着て!

宇多丸さん:メイクもそれで良いじゃん!

宇内さん:緑の化粧して?!

<いつも以上にアホな話で盛り上がっていて楽しいwww>

 

オンラインゲームのプレイから感じる相手の人柄。

加藤夏希さん、元々知っている方とゲームプレイを通じ、人を気遣える人柄に触れて結婚を決めたとのこと(マイゲーム・マイライフ過去回より)。

 

明日放送終わり、宇多丸さん配信イベントに参加!

テレビ東京系『PUI PUIモルカー』というストップモーションアニメーション作品。

番組内容・ きんだーてれび|テレビ東京アニメ公式

21:30〜 YouTube公式チャンネルにて

朝、子ども向けに放送。

 

KFC Consoleについてのメール

私こと借りぐらしのナヲトッティの投稿が読まれた。

「宇多丸さん 宇内さん

 

こんばんは。
明日12/18は、延期されたKFConsoleの発売日として発表されていた日です。


今まで全然興味がなかったのですが、 この番組でお二人がキャッキャと話しているのを聞いて僕も滅茶苦茶注目していたハードなだけに何も続報が無いのが気になります。


チキンと、いや、きちんと発売されるのか?!

(「それ言いたかったんでしょナヲトッティさん」by宇内さん)


(チキンの温度を保つメカニズムは??保温時の待機電力は??!!

気になるポイントが沢山ありますので、 ※ここは採用時削除)ケンタッキーゲーミング公式アカウントは早く情報を出してほしい ものです!

 

アフター6ジャンクション 木曜OP:KFConsole発売・・・!?  #ラジオクラウド 

https://nhsw9.app.goo.gl/tcYS%20

 

Amoung usについて。

 

【リスナー投稿】

・ウサギカフェさん:雪がドカ降りの件について

・砂場町(?)さん:先週木曜日にラムライダーさんが紹介した「ヘッドライナー」をプレイ開始しました、と言う報告。

<宇内さんは先週放送中にSwitch版を購入!>

 

■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ 山本さほ(漫画家/2020年ベストゲーム)

以前チラッとしか語れなかった『The Last of Us Part2』の魅力を2020年の内に語ってしまいたい!

 

来歴:岩手県盛岡市生まれ横浜育ち。

オンゲー漬け後、一般企業へ。その後デビュー。

 

人を怪物に変える未知の菌が蔓延る世界を描いた作品。

PS3時代の傑作がPS4で続編を展開。

 

ラストの展開が凄いとのこと。ボタンが押せない?

<選択を委ねられる責任が重すぎるということ?>

 

敵キャラの一人一人に名前が付いている。

主人公が敵を撃つと、撃たれた敵キャラの仲間が名前を呼び、悲しむ様子が克明に描写されている。

犬一匹一匹にも名前が……

 

キャラの一人一人に名前が付いていることで、NPCの人生に思いを馳せる。

自分が殺した人の、それまでの人生を見せられる体験。

ゲームならではの体験。

 

宇多丸さん:「敵を倒してスカッとする」という今までのゲーム消費の在り方に一石を投じる作品。

 

今作の物語の発端が前作のラストのプレイヤーの選択。

物語に加担していることへの罪悪感。。。

 

宇内さん:今はPS5があるが、2020年6月時点で突出したビジュアルの良さだった。

 

宇多丸さん:よく出来たゲームのはずの『Ghost of Tsushima』も、『The Last of Us Part2』をプレイした後にプレイすると差を感じてしまう。

 

山本さん:カプコンの中の人と先日食事。

著書『無慈悲な8bit』にも出てくる?

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ ASOBOiSM

 

前回出演時、宇多丸さんは大腸憩室炎。

ASOBOiSMさんは神奈川県戸塚出身。

<戸塚は僕も馴染みのある土地だ!>

洋服のコーディネートをするように選んで欲しいという思いを込めて作った曲。

 

■19:45-19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」枠 →「Spotify presents ラジオ、できるかな?」

<Spotifyがスポンサーなので今週も木曜は平常運転

 

ミニライスクッカーさん:生放送の中でインタビュー音声などを重ねることについて。

音声を重ねないこともあるが、その際の選定基準などはあるのか?

 

「アタック」、「SE」と呼ぶ。

音声素材は「素材」と呼び、「素材前アタック」などと呼ぶ。

 

絶対につけた方が良い場合

宇多丸さんが話している番組で、過去の宇多丸さんの音声素材を使うとき

(カギ括弧やフォントを変える働きby宇多丸さん)

 

つけない場合の主な例

ニュース番組で他の素材を引用したとき

(理由:撮って出しでつけている時間が無いから、SEの色が強いとニュース番組の演出が過剰になってしまうから、スタジオ内の音声の音像とインタビューの音像が明らかに異なるため演出が不要)

 

TBSラジオで最高峰と呼ばれている(橋Pが言っているだけだけど、誰もが同意してくれるであろう)SE、素材前・素材後SEの紹介。

「〜〜!!♪」

TBSラジオ年末珍プレー好プレー大賞のNG素材前後で使われている。

 

今は『爆笑問題の日曜サンデー』のコーナーだが、このコーナーが始まって依頼、このSEがずっと使われている。

橋Pからみて「これ以外無い!」というSE。

「これから何かおもしろい者が出る」感じ。

勢い、強さがあるのでどんな素材が来ても合う。

素材の前にも後ろにも使える。

コミカルなんだけどコミカルすぎない感じ。

ショーらしいセレブレート感、豪華感がある。

一方でスピードがあるため、消えるまでの速さが絶妙。

 

https://www.tbsradio.jp/547772

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンド・ザ・カルチャー」→ 国産RPGクロニクル~プレステ時代のFF&ドラクエ(ついにFF7話に!)by渡辺範明(ドロッセルマイヤーズ)

渡辺さん紹介

クラウドファンディングでボードゲームKaiju on the Earthシリーズ第三段「ユグドラサス」に2500万円の支援が。

 

第1回・第2回の振り返り

以前ドラクエを「保守派のおっさん」、FFを「反抗的で向こう見ずな若者」というように擬人化した語り口が鮮やかだったが、今回の特集も鮮やか!

 

ドラクエ:日本の創作文化の世界観の土台になっている。

魔王と勇者は『指輪物語』や『ダンジョンズ&ドラゴンズ』由来では無く、ドラクエ由来。

 

ゲーム=アクションゲームと言う時代、上手い人しかゲームのエンディングにたどり着けなかった。3分で終わらせる気満々の難易度設定。

これはアーケードゲーム由来の文化。

 

一方のRPGは時間さえ掛ければ誰でもクリアにたどり着けるようになっており、それ故RPGは物語りの器として普及した。

 

・ファミコン〜スーファミ時代

家庭用ゲーム機は任天堂一強と言っても良い時代

 

・PS時代

ソニー、セガ、任天堂の拮抗した勢力争い。

スクエアのFFシリーズがPSに電撃移籍→趨勢が動いた

エニックスのドラクエ、「ドラクエは一番売れているハードで出す」の言葉と共にPSへ

→PSがハード戦争で勝利を収める一因となったとも言われる。

 

FF7:宇内さんも大好き。

JRPGの転換点とも言われるが、実は世界的にもRPGの転換点となる作品。

多くの欧米ユーザーにとってFF7が「My first RPG」になっている。

①DQ、FFの販売本数を比べてみる

②FF7がゲーム界にもたらした革命とは

③2Dと3D、表現方法を模索するDQ

 

ファミコン時代=DQ王者期

DQ1:150万本 

DQ2:240万本

DQ3:380万本

 

FF1:052万本(DQ2と同年)

FF2:076万本

FF3:140万本

 

1→2→3と段階的に売り上げを伸ばし一時代を築いたドラクエ。

一方FFは数ある「ドラクエフォロワーゲーム」の中では健闘した方という程度の作品でしかなかった。

 

スーファミ時代=FF飛躍期

FF6:255万本

DQ6:320万本

 

大分ライバルの立ち位置になったが、まだ王者DQを打ち倒せすには至らずという感じ。

 

FF3:140万本(ファミコン)

FF4:144万本(スーファミ)

ハードが行き渡ったファミコン末期の140万本と、スーファミ発売初期の144万本は意味合いが違う。

スーファミは絵が綺麗なファミコンという正確のハード。グラフィック路線のFFと相性がよかった。

 

PS時代

DQ6:320万本(スーファミ)

FF7:328万本(PS)

FFがDQをギリギリ抜く!

加えて、世界でFFは1000万本売れた!

ワールドワイドで見ればFF7は全く存在感の違うタイトルに。

DQは『Dragon Warrior』と言うタイトルで展開するも、全然定着せず。

世界では知る人ぞ知るタイトルという立ち位置。

 

FF8:369万本

FF9:282万本

FF8はFF7に近い本数売れるも9で下がってしまう。

 

DQ7:417万本

PS1ソフトとしては国内で最も売れたタイトル。

ただし、海外売り上げを入れるとFFにかなり部があると言う結果に。

 

②FF7がゲーム界にもたらした革命とは

前編3DCGによる超大作RPGが成立することを証明して見せた作品。

3DCG作品はレースと格闘ゲームが花形。

レース:車体とコースさえ作ってしまえば良い

格闘:関節がある分レースゲームより3Dモデルを作るのは大変だが、少人数のキャラさえ作ってしまえば良い

一方、RPGは何十体ものモンスターのモデルを作らねばならず、データ量が膨大に=製作側の難易度が高い

 

3DCGでFF7が出ると知った当時、従来のシリーズよりもパワーダウンして3DCGであることでお茶を濁すのだろうなと思っていたが……

それまでも3DCGのRPGはあったが、戦闘シーンけだを3DCGにするなど省力化していた部分も。

フル3DCGはFF7が初だった。

ここにRPGが

 

当時エヴァブーム。

アニメ文化に直結するようなキャラクター造形とストーリーだったのがオタクに全方位的に受け入れられた。

 

それまでRPG=ファンタジーだったため、アニメを初めとしたサブカルチャー文化の影響の範囲外にあった。

しかしイラストレーターの変更もあり、アニメ文化と地続きに。

クラウドのツンツン頭はアニメキャラらしい特徴。大剣を背負っているのは当時流行っていた『ベルセルク』の影響?

ストーリー面でもFF7発売の1〜2年前のエヴァの影響も観られる(自分は誰なのか、使徒に似た敵の存在)。

サブカルの同時代性を獲得。

 

③2Dと3D、表現方法を模索

FF7で物語のベースが中世ファンタジーから広義のサイバーパンクSFに。

FFは以前から機械化文明の要素を入れたいた。

FF6でスチームパンク。

FF7で主従が逆転。

「日本の作る中世ファンタジー」には海外にはパチモン感を持って受け入れられていたはず(ex.日本人視点で見る海外の描いたサムライ、ニンジャ)。

しかし当時、「日本人が作るサイバーパンク、アジア的ディストピア」は本物感がある。

当時世界的サイバー企業のイメージだったSONYのハードでこのタイトルが出たことも世界で受け容れられた。

 

FF8:大衆化

キャラクターモデルがデフォルメ体系から実写体系(頭身)に。

CMがラブストーリー風だった。

『タイタニック』のイメージを拝借?

ゲーマーでないOL層も購入していたイメージ。

 

ブレード・ランナーからタイタニックにいきなり振れる振り幅の大きさがFFの強さ。

 

FF9:1からずっと制作総指揮の坂口さんが、脚本から制作総指揮までフルコミットした最後のFF。

原点回帰した作品。

古き良きFF路線との融合。

FF7〜8はパーティメンバー3名だったが、FF9で4名に。

マシンスペックから3名とした前二作だったが、ゲーム(の拡張)性を向上させるためあえてポリゴンを落として4名パーティに。

世間では単に「スペックダウン」としか受け取られず、また発売時既にPS2が出回っていたこともあり映像面で見劣りする作品という評価を免れず。

海外では7の半数ほどの販売数に甘んじるも、作品的には非常にファンも多い。

 

「作られたいのちもいのちなのか」

「短命に終わると分かっている人生を生きる意味はあるのか」

→ブレード・ランナー!

 

FF7=ガワはブレード・ランナーで中身はファンタジー

FF9=ガワはファンタジーで中身はブレード・ランナー

 

PS時代のFFは裏にブレード・ランナーの影響が!

 

宇内さん:FFは8以降テーマソングがつくようになった。

その曲が物語のはかなさを描いていて、女性も取っつきやすかった。

 

 

ドラクエ7が辿った混迷の道

PS1唯一のDQタイトル。制作に時間を要した。

(FFが7〜9の3タイトルを出していたことと比較すると開発の難航ぶりがわかる)

FF=「フル3DCGで新味を出す」という分かりやすい目標。

一方DQはスーファミの段階で映像のクオリティを高める戦略をある種放棄していた。

 

FFの後に出るけど画はFFの方が綺麗、という受け取られ方。

FFは映像美を追究する中、DQはすごさではなく味わい、「ドラクエらしさ」を追究。

ドラクエらしさとは堀井雄二のシナリオ、鳥山明のイラスト、すぎやまこういちの曲。

この味わいを守る=老舗の味を守る スタンス。

当時の3DCGでは鳥山明タッチを表現できない。

戦闘シーンはドット絵を守り、マップ画面は3DCGに。

FF7は戦闘画面はフル3DCG、マップ画面もフル3DCGに見えるがキャラのみ3Dで背景は実は2Dの書き割り。CGで描画しているので3Dっぽく見えている1枚絵。

視点固定。

 

ドラクエはフル3DCG背景で360度どの角度からも見渡せる。「ミニチュア」的箱庭感。当時の受け容れられ方としては「凄い」よりも「可愛い」だった。

 

ドラクエはPSのマシンスペックを「量=ボリューム」に使った。

複数枚組で発売できるPSのフォーマットを活用。

クリアまで6〜70時間のボリューム。

 

今はオープンワールドゲームなどで半永久的にゲームも増えているためインパクトが弱いが、当時としては際立ったボリューム。

FF7が3〜40時間だったことを考えるとそのボリュームが分かる。

 

一説(ウィキペディア)にはシナリオのボリュームがA4コピー用紙16,000枚とも。

その頃エニックスに入社。

ドラクエ7の「シナリオ」と書かれた分厚いファイルが一つのキャビネットを占有するほど。

16,000枚というのもあながち嘘ではない……?

 

「仲間会話システム」がボリューム増の一員。

マップ画面で仲間に話しかけると答えてくれる。

ちょっとしたNPCに話しかけると仲間の受け答えが変わる。

 

鬼のような量の分岐=セリフ量。

ただし、プレイヤーが受ける恩恵は小さかった……?

 

また、「石板システム」でマップが段階的に拡張。

 

仲間との豊富な会話、拡がっていく世界=マップ。

オープンワールドゲームというジャンルが確立した今なら当時目指していた方向が分かる。

 

またPS1時代、ナンバリングタイトルこと7の一作しか出していないDQだが、スピンオフタイトルの展開は旺盛。

ポケモンが流行れば『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』、更に『トルネコの大冒険』など、ナンバリングタイトルでは保守的な一方スピンオフでは流行へのキャッチアップも新システムの導入も実は活発だった。

昨今の動きで言えばPokemon GOブームに乗ってのドラクエウォークも。

 

 

次回は宇内さんの大好きなFFXが待ち受けるPS2時代に突入!

 

<ゲームは門外漢でDQは二作ほどつまみ食いした程度、FFはプレイしたことないという僕だが、この特集シリーズは楽しい!

ゲーム文化を見る解像度が上がる〜!>

12/16(水)アトロク 708回目

■18:00~18:30頃

「オープニング」→ 最新カルチャートピックス

日比さん、忙しいながらも朝ごはんに作ったスープが美味しくて元気!

村上春樹『かえるくん、東京を救う』と『4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』の朗読を実施。

堀井美香アナプロデュース。

「美香様流石」のプロデュースだったと日比さん。

www.tbs.co.jp

 

こちらは村上春樹さん本人も視聴したとか。

 

藤井隆さんから番組に手紙。

『ロミオ道行』のBlu-rayとCD。

『なんだかんだ』などはボーナストラック扱いで収録されているが、藤井隆本人のアーティスト性が遺憾なく発揮された一枚。

アルバムは長らく廃盤扱いつったがこの度デラックス盤が再発!

 

その中から『未確認飛行体』on air! 

藤井さんの楽曲は品がよいセンスがよい!by宇多丸さん

 

 

藤井さんの音楽との関わり方が知れる書籍『ウィークエンドシャッフル神回傑作選』発売中!

ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル “神回”傑作選 Vol.1 https://www.amazon.co.jp/dp/4905158265/ref=cm_sw_r_cp_api_fabc_DF22FbC3VWXM7

 

【訃報】

アニメーター、イラストレーターの村田峻治(俊治)さん死去。

 

メカ、銃に造詣が深く、5月に発売された資料本はガンマニアの宇多丸さんも舌を巻くほど。

いずれ番組に呼びたかった方。

矢口高雄さんに続き、「呼びたかったが間に合わなかった人」になってしまった……

 

村田さんの死を悼むツイートは以下の通り。

 

あのラピュタにも関わっていた方だったとは知らなかった。

 

 

CM明け「(品川庄司・庄司さん風に)ミクシィ〜!!」

<CM中に日比さんがmixiを開き、中学時代の修学旅行の写真を見ていたりしたらしい。何をしてるんだ笑>


■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ 矢田部吉彦(年間700本以上鑑賞する東京国際映画祭プログラミングディレクター/2020ベスト映画)

東京国際映画祭の顔。

前回登場時は今年の東京国際映画祭のオススメ作品を紹介。

オススメ作品の中から日比さんは『ノー・チョイス』を、宇多丸さんは『皮膚を売った男』、『バイク泥棒』を鑑賞。

『バイク泥棒』は予想以上に『自転車泥棒』オマージュだった。

ケン・ローチの『家族を重う時』似も通じるもなが。

<過去の放送回で『自転車泥棒』に似ているという言及あり>

谷田部さん:こんな迫力で奇妙な映画はない

 

東京国際映画祭で上映された『佐々木、イン、マイマイン』、宇多丸さんはとても気に入った!

 

また、谷田部さんと宇多丸さんの映画談義が収められた特別誌『CROSSCUT ASIA』の小冊子がHPからダウンロード可能に!

谷田部さんが「こんな映画で育ったよ」と言ったようなざっくばらんなトーク。

コロナで人と会って仕事をするのが久し振りという時期の仕事で宇多丸さんの記憶に残っている。

jfac.jp

 

言及された映画の東京国際映画祭のリンクはこちらから。

2020.tiff-jp.net

2020.tiff-jp.net

2020.tiff-jp.net

2020.tiff-jp.net

 

 

トップ3なのに5作品?!

谷田部さん2020年のベスト3(5作品)は以下の通り。

※東京国際映画祭で上映した作品は基本選ばない

※今年観たけど日本公開は来年以降だろうという作品はランキングに入れてしまった。

 

3位:『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』、『のぼる小寺さん』

2位:『ニュー・オーダー』(ベネチア映画祭)、『ガガーリン』(今年カンヌが選んだ作品リストに入っている。日本の配給会社がついたと聞いている)

1位:『アンダードッグ』

 

今年は東西青春映画の当たり年!

 

3位

『のぼる小寺さん』

www.koterasan.jp

一人のヒロインが頑張る姿を観て、周りの人たちが自分は自分のことを頑張っていこうと感化されていく。

 

古厩監督の抑制の効いた激しくない淡いタッチで描かれた作品。

吉田玲子さん脚本と言うこともあり、青春映画を得意とするクリエイター二人の共作で非常に良い。

「宝石のように愛した作品」と谷田部さん。

カメラ部の女子が小寺さんに触発されてカメラを頑張るのだが、それが予想とは違う「頑張り」で、これについて古厩監督にいつか訊いてみたい。

 

『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』

longride.jp

勉強ばかり真面目に高校生活を過ごしていた二人の主人公。

しかし遊んでかばりいたはずの同級生達が良い大学に進路を決めていたりして……

「弾けるように元気が出ましたし、役者も最高、音楽もまた本当に素晴らしくて」

 

女優オリヴィア・ワイルド初監督作品。

彼女はジョー・スワンバーグというアメリカインディペンデント映画界の最もセンスの良い監督の一人に数えられる人物とも組んでいて、そのジョーは今をときめくグレタ・ガーウィグの初長編・初主演作品『ハンナだけど、生きていく!』を撮った監督!

 

「オリヴィア・ワイルドがジョー・スワンバーグ、グレタ・ガーウィグという今の一番HIPでCOOLなアメリカインディペンデントシーンのサークルの中に、この、え〜『ブックスマート』というのも、こう組み込まれていくというですね、凄く奥に世界が拡がる作品なんですよねぇ」(音声ママ)

 

2位

『ガガーリン』

www.imdb.com

今年5月に実施が予定されていたが実施されなかったカンヌ映画祭。

「カンヌが行われていたら選ばれていたであろう作品リスト」に入った含まれていた。 

新人監督コンビによる作品。

初めて宇宙に行ったロシア人宇宙飛行士ユーリ・ガガーリンが1960年代フランス・パリの郊外でパレード実施。

その記念に「ガガーリン団地」というものができ脚光を浴びるも、時代の趨勢とともに郊外が寂れていき、団地も取り壊しの憂き目に。

その団地に住む黒人少年ガガーリン君は立退せずに団地に居残り続け、団地の内装を宇宙船のようなものに改めつつ自給自足生活を営んでいく。

そこにジプシー女性、ホワイトトラッシュ男性が住みつくようになり、「社会の辺境にある人々が自ら宇宙船を作って、地球の縁に立って宇宙に行くという……何言ってるかほとんどわからないかもしれませんが(笑)」(音声ママ)、社会的なテーマの込められた温かい作品でびっくりしたとのこと。

センスが素晴らしい作品。

 

『ニュー・オーダー』

filmarks.com

「新しい秩序」という意味深なタイトルのメキシコ映画。

ベネチア国際映画祭のコンペティションで二等賞をとった作品。

一位は『ノマドランド』。

『ニュー・オーダー』のミシェル・フランコ監督は『父の秘密』、『或る終焉』が日本でも公開された。

いじめ、安楽死というヘビーな題材を独特のタッチで描く。

今作は貧困層が富裕層に対して暴動を仕掛けるという物凄い迫力ある作品。格差社会を描いた。

 

ある富裕家族が娘の結婚を祝ってパーティを開く。数十名のゲストを招いた豪華なパーティ。

しかし、使用人たちが屋敷の外で不穏な動きを見せる。貧しい層が暴動を始め、豪邸のパーティにもその足音が……

鑑賞中に「これは今年ベストに入るな」と思ったほどの作品。

「暴動の迫力と衝撃度は今年頭抜けていました」と矢田部さん。

 

『アンダードッグ』

underdog-movie.jp

前回も紹介した作品。現在公開中。森山未来の迫力・怪物ぶりに震えた。

群像劇でもありながら主要人物たちのドラマをしっかり描いており、構成が素晴らしいボクシング映画。

1月から配信映画もスタート。

映画版も撮りながら群像劇ドラマを同時進行で撮っていたという、監督の手腕の凄さも特筆ものの作品。


■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ 緩緩(from 台湾)


■19:45-19:55頃
新概念提唱型投稿コーナー → ニッカ・セッション コラボ企画

VULFPECK / 『LAX 』(feat. Joey Dosik)

SNSにアップしているセッション動画が人気をブースト。

ジョーイは若い頃のマーヴィン・ゲイそっくり!

次回のこのコーナーは金曜日。

<明日はお休み!>

 

イントロは華やか。

続いてバニラのようなスコティッシュモルト。

続いてジャパニーズモルト。

 

(ミクシ〜!!発言について:「この番組における「馬鹿発言」は大体日比さん発!笑」)


■20:00~20:45頃
「ビヨンド・ザ・カルチャー」→ キアヌ・リーヴス&アレックス・ウィンターに高橋ヨシキがインタビュー(映画「ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!」公開記念)

 

“Be excellent to each other.”は映画史こどろか人類史に残る一番の名言!

各宗教の始祖が手を変え品を変え言ってきた言葉の言い換えのような言葉。

 

ヨシキさん:『マンダロリアン』は素晴らしすぎて世界中のファンの「ギャー!」というフォースの揺らぎを感じるようだ。

 

企画・脚本・監督を務める『激怒』。

シーンとシーンをつなぎ合わせて一つの作品となっていくその原初的な過程が楽しすぎる!

 

“SPEED”で有名になる前にキアヌが主演していた『ビルとテッド』シリーズが29年ぶりに新作公開!

 

ビルもテッドも嫌味がないキャラなことが世界中で支持される理由。

ヨシキさんの中ではロッキーに近い存在。

 

以下、テッド役=キアヌ・リーブス(CV:森川 智之)、ビル役=アレックス・ウィンター(CV:高木渉)のラジオ独占オンライン インタビュー !

<高木渉さんの代表作として紹介されたのが『名探偵コナン』の小嶋元太だったのはちょっと笑った>

 

※『ビルとテッドの地獄旅行』では高木渉さんはテッド役を演じていたことも……(宇多丸さん情報)

※森川さんと高木さんはプライベートで大の仲良しとのこと。リアルビルとテッド!

※ヨシキさんは時間の都合でインタビューの場に同席できず、事前に用意した質問をぶつけるという格好のため畳み掛けるような質問はできない

 

Question 1

(90年代はスラッガーカルチャーの花開いた時代。スラッガーカルチャーは触れ合う文化の半径が狭い傾向にあったが、ビルとテッドは非常にオープンマインド。)

落ちこぼれ高校生だったビルとテッドは実は家庭環境も複雑。どうしてそんなに明るく前向きなキャラクターに育つことができたのか。

 

Answer

アレックス:まず言っておきたいのは、誤解とまでは言わないんだけど多くの人が僕たちのキャラクターに対してドラッグをやっているとか、スラッガー、つまり怠け者やサーファーという印象を持っていたことかな。

僕たちは子どもっぽいだけなのさ。バカっぽいという意味ではなくとても純粋でオープンな性格なんだ。ビルとテッドは、世界を受け入れ、周囲の人々を受け入れ、出会う人々に対して思いやりを持って接してきた。

この作品のコメディ要素とハートはそこからきていると思うんだ。

 

キアヌ:アレックスとも話し合ったけど、ビルとテッドは、両親や自分たちの置かれている状況に心を痛めているんだ。

でも、それをポジティブな力に変えることができるんだ。どんな状況でも、二人はへこたれず、逆境の中でも常に希望を持ち続けているんだよ。

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ビルとテッド両方の義理のお母さんになった元高校の先輩のミッシーが別の男性と関係を持ってしまうという。

「こないだまでは俺の母ちゃんだったけど今はお前の母ちゃんだよな」と笑いながら話すことができるのは得難い明るさ。

また、テッドとお父さんお関係もヘビー。お父さんは軍人でスパルタ教育をしたい。

テッドのお父さんとミッシーの関係がしっかり描かれて。

テッドとお父さんお関係にしっかり決着をつけているのがすごく良かった。

 

(一作目から31年の時が経っている。 ビルとテッドはお互い結婚し子供を儲けている。

結婚相手は中世のイギリスから連れてきたお姫様。そこの過程(家庭?)がビルとテッドは問題あると思っていないが奥さん方二人はやや問題を感じている。 

「カップルでセラピーに来てください」と言われ、2カップルでセラピーに行ってしまう。)

Question 2

これだけ間が空いて、同じ人が同じ役を演じる中、空白の30年をどうやって埋めていったのか。

 

Answer

キアヌ:29年の間に娘たちは大きくなったし、夫婦関係はセラピーが必要な状況になってしまった。 

そんな中、未来から人がやって来て、再びビルとテッドの物語が動き出し、前作の後彼らがどのような人生を送ってきたのか、観客にそれとなく教えてくれる。

他に、どんなことがあるかな、アレックス?

 

アレックス:脚本の段階やリハーサルでキアヌとはそれについてよく話し合ったんだけど、僕たち自身の経験を、シナリオやキャラクターに反映させたいと思ったんだ。

細かすぎたり、誇張しすぎたり、真剣になりすぎない程度にね。

ビルとテッドの二人を、同じ時空に閉じ籠められた19才のようには見せたくなかったんだ。

前作以降、彼らが経験してきた紆余曲折や人生を表現したかった。

映画での描かれ方はさりげないかもしれないけど、各シーンを演じる上でそこは大切にしたよ。

この映画では、“色んなバージョンの僕たち"を演じることが出来た。

もし未来の僕たちが、キアヌが言っていたようなネガティブな感情をポジティブに変換する能力に長けていなければ、一体どうなっていたのだろう。

心の狭いビルとテッドってどんな感じなんだろう、なんてことを想像しながら演じられたのはすごく楽しかったよ。

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「二人を永遠の19歳にはしないようにした」というアレックス・ウィンターの発言は大事」と宇多丸さん。

カップルセラピーに行ったビルとテッド両夫婦。

「二人は自分が妻からも同じくらい愛されていると確信しているからネガティブな発言が出てくると思っていない。

その予想に反した発言を聞いた時の二人の演技が見もの」とヨシキさん。

タイムマシンを使った「ズル」をそのままにしないところが好感を持てる作品。

 

 

Question 3

『ビルとテッドの地獄旅行』を映画史上最高のエンディングだというヨシキさん。

 音楽が人類を救うという映画のエンディングを、映画鑑賞者全員が体験できるような最高の結び。

そんな最高のエンディングを迎えた作品の続編をどう描いたのか。

 

Answer

キアヌ:嬉しい評価をありがとう。前作が最高潮の終わりを迎えたことで、逆に今回の映画を底辺からスタートすることができた。

なぜそんな状況になったのか、そしてどうやったら再び頂点を目指せるかを描いたんだ。

この映画の冒頭、前作でピークを迎えたビルとテッドは与えられた任務を遂行しなかったことがわかる。そして、その理由はなんなのか、どうしたらいいのかと問いかけてくる。

人生は山あり谷ありで、山頂から谷に落ちた彼らが再び頂点を目指す様子を楽しめるんだ。

 

アレックス:コメディ映画で二人への高い期待が見事に打ち砕かれる、というストーリーに、僕たちは3作目の可能性を感じたんだ。

脚本のクリスとエドからその設定を初めて聞いた時、思わず笑ってしまったけど、そこには温かみもあった。

そのバランスが良かったんだ。

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 宇多丸さん:「若さ」に秘められた可能性に対する「じゃあ若くなくなったらどうするの」という問い、(未来の自分たちが作った曲だけど作中の時間軸の)「自分たちは曲を作っていないじゃん」という問題に向き合った作品になっている

ヨシキさん:二人の娘が、二人に輪をかけて性格が良い。

 

Question 4

1・2作目に出てきたルーファス(演じたジョージ・カーリンはスタンダップコメディアンのレジェンド)が3作目にもホログラムで登場。彼に対する思い出があれば聞かせてほしい。

 

Answer

キアヌ:一作目でジョージと出会い、共演できたことは非常に光栄なことだった。

僕たちに対して優しかったし、ルーファス役としても素晴らしかった。

とてもスマートでポジティブな形で、映画全体に安定感をもたらしてくれたんだ。

未来から来てビルとテッドの世話をしなければならない者としてストーリーをしっかり支えてくれた。

それに、不思議と真実味を与えてくれたんだ。

とにかく彼の存在は大きかった。彼と出会い、一緒に働くことができて、本当に良かったよ。

 

アレックス:僕たちの世代は、彼からとても影響を受けたから、あまりないことなんだけど、彼と初めて会った時は嬉しくて興奮したよ、すごく存在感があって、優しく、頭の切れる知的な人だった。

キアヌも僕も演じやすかったのを覚えているよ。

その後も仲良くしてもらい、たまに会えるのが楽しみだったねぇ。

 

Question 5

今回死神などは出てくるが、過去の有名人や、宇宙生物ステーションなどは出てこない。

それらのキャラは3作目に出す予定はあったのか。

 

Answer

キアヌ:そのことについては脚本家たちと話し合った。宇宙生物ステーションを復活させるべきか、過去の有名人や過去作のキャラクターを再び出すべきかってね。でも、前進して新しいことに挑戦したいという思いがあったんだ。

だけど、ウィリアム・サドラーの演じる死神だけは今回も出して、バンドの一員に加え、仲間として迎え入れたいと思ったんだ。

ステーションや他のキャラクターのその後についても、もちろん話し合ったよ。

結局出さなかったけどね。

 

(翻訳の音声の裏でHAHAHAHAHAというアレックスの笑い声)

アレックス:複雑で組み立てるのが大変な映画だった。

過去作品の精神を受け継ぎつつも、独立している作品にしたかったからね。

過去2作の焼き直しにだけはしたくなかった。

脚本のクリス・マシスやエド・ソロモンは凄く独創的だから、彼らが自由に新しいキャラクターを考案したかった、というのもあるかもね。

 

Question 6

カルト的人気を誇る『ビルとテッド』シリーズ。

今までどんなクレイジーなファンに出会ったことがあるか。

 

Answer

アレックス:大学の社交クラブの人たち30人くらいに追いかけられたことがあるね。

数えたわけじゃないんだけど、そのくらいに感じたよ。多分酔っ払っていて大声を出していたんだ。

そんな経験はキリがないね。キアヌはどうかな?

 

キアヌ:ファンのみんなは『ビルとテッド』に対する熱意や愛情を示してくれるんだ。

僕の姿を見るとみんなこう言うんだよ。“Be excellent, excellent! Party up!”ってね。

僕とアレックスが一緒にいるのを見ると興奮の度合いがさらにパワーアップするんだ。

言葉を失ってしまう人もいる。なかなか普段の生活では経験できないことだよね。

例えば僕たちが一緒に食事をしていると、僕たちのことを見つけて「マジ?!」って感じの目で見てきて、本物だと分かると大ハシャギして友人たちを呼び集めるんだ。

大抵ポジティブで嬉しい反応だよ。

一瞬硬直してから感情を爆発させるという反応は滅多に見られないから、面白いね。

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本国でいかにカルト的人気を誇っているかを窺わせるエピソード。

他の映画でキアヌを見てもテッドだと思ってしまうという「弊害」を被っているヨシキさん。

その弊害に対する質問。

 

Question 7

『ビルとテッド』一作目で警察署内部で人に見つからないよう這いつくばって隠れて移動するシーンがある。そこには未来の自分たちからの指示が書かれたメモが置いてあるのだが……

『マトリックス』初見時、モーフィアスから「今すぐ逃げろ!」と電話がかかってきて働いているオフィスから抜け出ようとするシーンを「これ『ビルとテッド』どおんなじじゃん!」と感じたのだが、キアヌ本人は撮影時同じように感じただろうか。

 

Answer

 キアヌ:Uh......(3秒たっぷり時間をとって)...No. No...Um...yeah……(以下略)

『マトリックス』のあのシーンを撮影しているとき『ビルとテッド』を思い出したかといえばそれはなかったかな。でも、別の時間軸では解明できるのかもね。

『ビルとテッド』にはSF映画の要素もある。

SFコメディって言えるからね。

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宇多丸さん:あの溜めて溜めて溜めてからの「No」っていうね。

ヨシキさん:何て良い人なんだろうって思って。

宇多丸さん:考えてくれた。一応ね。

ヨシキさん:普通これ考えないですよ。あの、だからサービスで「うん、あったあった」って言うか、「いや、ないよ。ない、ないない」っていうかどっちかなのに、本気で思い出そうとしてくれてたんで

宇多丸さん:アハハハ(笑)

ヨシキさん:僕は少し感動しましたね。しかもその後で、あの「別の時間軸ではあり得たかもしれない」

日比さん:あ〜

宇多丸さん:フォロー!

ヨシキさん:どんなに優しいフォローなんですか!聖人君主じゃないですかマジで。

しかも『マトリックス』はSFだから「『ビルトテッド』もSFだしね」とか言って。

僕はその場にいないのにこんなに気ぃ使ってもらったことはインタビュー史上ない。

宇多丸さん:忖度が(笑)

ヨシキさん:こんなに優しい人いるんだと思って

宇多丸さん:確かにでも『マトリックス』だって撮影ずいぶん昔だから多分「本当に考えてくれているかん」があの時間だったんでしょうね。

ヨシキさん:本当にかんげてくれなくたって別にいいのに、なんていい人なんだ。

「キアヌ・リーブスいい人伝説」はいくつもあるが、それをリアルに食らった感じ。

 

放送時間に収まらないので別冊アフターシックスジャンクションへ!

open.spotify.com

 

<恥ずかしながら『ビルとテッド』は未履修科目だったので、これを機に観てみようかと思った>

 

12/15(火)アトロク 707回目

18:13からの聴き始め。

宇垣総裁のオープニングトーク聴けず……後で聴きなおす。

 

■18:00~18:30頃

「オープニング」→最新カルチャートピックス/フリートーク

 

宇多丸さんちょっと声がかれている。

久々にガッツリしたライブリハーサルをしたから。

ライブリハーサルもしばらく無かった。日常会話で話す声量はやはり歌を歌う、ラップをするのとは全然違う。

いつのお披露目か発表できるのはしばらく先!

 

先日お気に入りの手袋を見付けて買ったばかりだったのに、リハーサルスタジオからTBSラジオまでの途上で片方だけ落としてしまった……が!見付かった!

 

宇多丸さんは手袋推し!

<女子高の学園祭に黒い手袋を着けていったエピソードが思い出される>

 

宇垣さん:アフター

宇多丸さん:シックス

二人:ジャンクション!!

 

宇垣さんも好きな手袋が。イタリアで旅行で革手袋を買う。

辛子色、妹さんは深緑色。

お気に入りすぎてなかなか使えず飾っている。

 

手袋マフラーは冬の装いとして誰もが手軽にお洒落を出来るアイテム。

特に女性の手袋は宇多丸さん大好き!

宇垣さん「じゃあしよう〜!」

 

宇垣さん:手袋よく交差点に落ちている。

一個見付けると続けて見掛ける。

靴底もよく見掛ける。こちらも一度見付けると続けて見るもの。

宇多丸さんは見た記憶なし。

一度認識したら靴底のない靴で歩いている人がどれくらいいるのか……by宇垣さん

 

宇多丸さん:マンション2階に下りてきたときにエレベーター急停車。

ガターン!奥様尻もち。

ボタンを押すも開かず。

当たり前の絶対の乗り物として乗っているかつ「移動感」がない。

定期的にチェックされているはずなのにこうなるのか……

エレベーターの構造をちゃんと知ろうと思った。

エレベーターの無謬(むびょう)性。

 

エレベーターに感じる恐怖。

宇垣さんの記憶にあるがタイトルの分からない映画における「エレベータードゥーン!」描写について、「『ミッション:インポッシブル』一作目だ!」と宇多丸さん直ぐに看破!

 

映画におけるエレベーター描写は災難に描かれがち。不吉なものとして描かれやすい。

『スピード』、『アンタッチャブル』、『ディパーテッド』などなど。

密室、死刑台のエレベーター。

 

宇垣さんはエレベーターが目的の階に到着する瞬間小さくジャンプしている。

Gを軽減。「あれホントオススメ」

総裁「地球上で唯一無重力を感じられる瞬間らしい」

宇多丸さん「他にもあるだろ!」

 

「同級生の馬鹿な子がやってたわ!」

「ちょっとやめてwww」

 

エレベーターに命を簡単に預けている気がする。

 

史上最速ペースで300億円に到達した『鬼滅の刃 無限列車編』。『千と千尋の神隠し』の308億の興収に間もなく追いつくと思われていたが、実は『千と千尋の神隠し』も本年の再上映で興収を316.8億に伸ばしていた!

https://eiga.com/news/20201215/14/


■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→冨田明宏(2020年ベスト・アニメソング)

前回は9/8出演。

『夜に駆ける』(YOASOBI)について言及してくれていた。

https://www.tbsradio.jp/517273

 

やっぱり「鬼滅の刃」。

アニソンアーティストとしてのLiSAが2020年最も活躍したアーティストはでないか。

 

『Easy Breezy』/Chelmico

『映像研には手を出すな』

自分のスタイル崩さずにアニメ主題歌に抜擢。

 

ジャニーズグループ・ストーンズ

公式サイトにはストーンズというアーティストのヒントは散りばめられていたが、「ジャニーズの歌うアニソン」という色眼鏡を排するために最初はアーティスト名を隠していた。

 

レオナ:期待の新人

 

鈴木雅之『DADDY ! DADDY ! DO !』 鈴木愛理

『かぐや様は告らせたい』

鈴木雅之二曲目のアニソン。自身で「アニソン界の大型新人」を名乗る程ノリノリ。いきのがかり水野良樹楽曲提供

2,200万再生。41万いいね。

アニメファン、マーチンのファンに加え、楽曲のファンクネスが海外で大受け。

紅白出場決まってるが、この曲を歌うのでは?

https://www.google.co.jp/amp/s/spice.eplus.jp/articles/274413/amp

 

<めっちゃレトロ!よい意味で今風なアニソンとは一線を画する感じが新鮮!byなをと>

 

鈴木愛理さんが鈴木雅之さんに比肩するオーラ!

 

『廻廻奇譚』/Eve

『呪術廻戦』

過去にはボカロPとしても知られていた。

氏素性を明かしていない謎めいたアーティスト。

疾走感のある楽曲に定評あり。

Eveさんが原作ファンと言うことで曲が作品に非常にマッチしている。

 

『恋のうた』/Yunomi

『トニカクカワイイ』の主題歌

89.5秒(アニメOPサイズ)の使い方ってまだこんなにあったんだ!と冨田さんも驚く。

OP映像を見ながら視聴していた宇多丸さんと宇垣さん。

タイトルの『トニカクカワイイ』が出た瞬間宇多丸さん思わず拍手!

 

鈴木愛理さんのガチファンのブライトマンさんの投稿。

紅白出場決まってる鈴木雅之さん。

もしこの楽曲で出場となれば鈴木愛理さんの出場も決まったようなもの。そうなればハロプロ在籍時以来13年ぶりの出演で過去に例がない。

小さい頃に出した『あぁ!』という楽曲の頃から歌激ウマ!


■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ Jazztronik


■19:45-19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」→ 「ニッカ セッション」コラボ企画 feat.高橋芳朗

宇垣さん「香りが華やか!」

 

『KING OF STAGE 〜ライムスターのライブ哲学〜』は高橋さんとライムスターの共著。

今日も炭酸水と1:3で割ったセッションソーダを堪能。

 

今回の選曲は「セッション」というコンセプトに合わせたセッション・デュエット曲。

『Feed The Fire』/SG Lewis & Lucky Daye

S.G.ルイスは宇多丸さんも大好きなアーティストでよくDLしている。

 

宇多丸さん:滑り出し感。店に入ったときにこの曲が入っていて早速フロアに言っちゃう感じ。

ニッカセッションの一口目が飲みやすい味とマッチする曲してる。

 

RNベジタブルポンツさん

車中でラジオを聴いて車から降りてあるいていたら計ったかのように路上に落ちている中敷きを交番前で発見!


■20:00~20:45頃
「ビヨンドザカルチャー」→ 2020年・日米HIPHOP振り返り会議 by 磯部涼・渡辺志保

HIPHOPにとっての2020年 年間総括

磯部さん:激動の一年だった

渡辺さん:学び・気付きの一年だった

 

今年HIPHOPが何を歌ってきたのか、どう変化してきたのかを振り返る特集。

 

磯部さん:文藝「移民とラップ」等連載中

渡辺さん:音楽ライター。HIPHOP、R&Bなどについての記事を執筆中。ラジオパーソナリティとしても活躍。

 

BLM、大統領選の影響が見られた。

「団結」「結束」がキーワード。

 

渡辺さん:ラップやHIPHOPはブラックカルチャー(アフリカンアメリカン)のカルチャー。

学ぶことを止めてはいけない。

 

磯部さん:ラップはもともと政治的色を帯びやすい文化ではあるがその動きが顕著に。

BMLと距離を持っていたケンドリック・ラマーもジョージフロイドさんの事件以来BLMと距離が近付いた感あり。

ジョージフロイドさんと同じ恰好で警官に押さえつけられた状態でラップしたり。

 

Public Enemy/『Fight The Power: Remix 2020 (feat. Nas, Rapsody, Black Thought, Jahi, YG & Questlove)』

について。

渡辺さん:今まで女性を起用したことが殆どないパブリックエネミー、チャック・Dが女性を起用したこのリミックスには勇気づけられた。

渡辺さんはチャック・Dにインタビューも敢行。

YouTubeに動画アップ中なので要チェック!

「HIP HOP DNA」でChuck D × 渡辺志保のスペシャル・インタビュー動画公開中! - パブリック・エネミー

 

今までのHIPHOPの歴史の誤りは、女性の声を取り入れてこなかったこと。

有名ラッパーも価値観のアップデートをしっかりしている。

 

この曲についてはこんな記事も。

パブリック・エネミー、大ヒット曲の最新版「Fight The Power: Remix 2020」リリース&アルバムは9月25日発売 | BARKS

 

日本のラッパーはBLMに対して「当時者性」を持って接することが難しいため、SNSで炎上を招いたラッパーも。

 

<『Fight The Power: Remix 2020』を聴いて……

ラップやHIPHOPには明るくないけど、90年代から00年代に洋画を観ていてBGMで流れていた僕のイメージする「アメリカのラップ!」という感じの曲調。

オリジナルのリリースされた年代を考えれば当然なんだけど。

 

男声女声入り乱れて旋律を奏でる様子が賑やか!

「分断」が国中を引き裂いている国とは思えないほど。>

 

アメリカ、外出自粛で自宅内での動画撮影が大流行!

Tik Tokは全体の7割が中国で2割がアメリカという程。アクティブユーザー1億人。

Tik Tokで流行った曲が売り上げ1位を取ることがフォーマット化。

 

アメリカの流行曲が日本で流行するのは珍しかったが、Tik Tokがその垣根を取り払うかも。

 

2020年日米HIPHOPシーン 総評

渡辺さん:女性の活躍が目立った。

BLMムーブメントの時“Say her name.”というフレーズが流行った。

同じ黒人の方が警察に撃たれて亡くなった事件でもジョージ・フロイドさんの名前はすぐに世界に広まったのにブリオナ・テイラーさんの名前は数か月経ってからやっとSNSを通じて世界に広まった。

女性は自ら女性の権利を叫んでいかねばならない。

 

ジョー・バイデン政権誕生が正式にアナウンス。

カマラ・ハリス副大統領が初の女性大統領となるのも現実味を帯びてきた。

一層女性の文化進出が顕著になるのでは?

 

磯部さん:亡くなったラッパーの楽曲がチャーとを賑わす一年だった。

ホップ・スモークは注目度も上がり、1stアルバム発売直前というタイミングで亡くなってしまった。<ホップ・スモーク:2020年2月に自宅で銃撃され、20才の若さで亡くなったラッパー。

1stアルバムが遺作となった。

ポップ・スモークとは何者なのか 遺作となったデビューアルバムがチャート独占する理由 - Real Sound|リアルサウンド>

 

BLMは亡くなった方との連帯と言う側面もあった。大坂なおみさんが命を落とした方の名前の書かれたマスクを着けていたことも記憶に新しい。

ストリートアンセムをかけながらプロテストするような光景も多く見られた。

(本人の意思はさておき)亡くなったラッパーの曲も一緒に後進してきた。

 

「コロナ禍の中で日本では自殺も増えている」というメッセージ性を持った日本語ラップ。

BAD HOP/『Suicide Remix feat. Tiji Jojo, Hideyoshi & Jin Dogg』

https://m.youtube.com/watch?v=QhTCHikzdo8BAD HOP - Suicide Remix feat. Tiji Jojo, Hideyoshi & Jin Dogg (Official Video) - YouTube