映文計

映画と文房具と時計、好きなものから1文字ずつもらって「映文計」。映画のことを中心に日々綴っていきます。

11/15(月) アトロク秋の推薦図書月間2021

本日は18時台と20時台にCreepy Nutsを招いてのスペシャルな回。

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18:30〜 Creepy Nuts(R-指定さん・DJ松永さん)の推薦図書

 

 
 
 
 
 
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DJ松永さんによる推薦図書

ハリー・ポッター』シリーズ J.K.ローリング

「読書も漫画も映画も、カルチャー摂取をしないままここまで来た」という松永さん。

そんな彼も読破したシリーズが『ハリー・ポッター』シリーズ。

読んでいても過去の内容を全然覚えていないため、最新刊が出る度に一作目から読み直すハメに……

最終巻『死の秘宝』は一巻から読み始直した結果、購入してから読み始めるまで半年を要すことに笑

 

映画を観ても「原作読んで知ってるし」という感慨以外はあまり湧かず笑

 

奇しくも明日で『賢者の石』公開から20年。

TBSによって赤坂ACTシアターが2022年夏はハリー・ポッター専用劇場に!

spice.eplus.jp

 

 

R-指定さんによる推薦図書

『可愛そうにね、元気くん』古宮海

人が「可哀想」な目に遭っていることに興奮を覚える主人公。

性癖のどうしようも無さ。

世の中に「正常」な人はいないと気付かされる。「他人をどう見てどう消費しているのか」を考えさせられる作品。

 

となりのヤングジャンプで」1話の試し読みができるので興味がある人はどうぞ。

 

松永さん:本当にベストな一作を紹介するなら朝井リョウさんの『正欲』になるけど、短時間で紹介するのは到底無理……

 

宇多丸さん:松永の口から語られる『正欲』聴きたいから今度話してよ!

 

 

20時台の「イキり言動文化祭編」にも登場するCreepy Nutsの二人。クマスと二人のいつもの月曜日とは違うノリの放送は必聴!『可愛そうにね、元気くん』は第一話を試し読みしたら面白かったので機会があれば続きを読んでみたい!

お題:「はてなブロガーに10の質問」

「10の質問」、ゼロ年代のブログやmixiの日記ではよく見たような気がするけど、今でもあるんだなぁ。

はてなブログ10周年を記念してはてなブロガーに10の質問」なる企画が立ち上がっていたので答えてみようと思う。

 

はてなブログ10周年特別お題はてなブロガーに10の質問

 

①ブログ名もしくはハンドルネームの由来は?

ブログ名:「画」、「房具」、「時」という自分の好きなものから一文字ずつもらってこのブログタイトルを決めた。2013年の話。

 

はてなブログを始めたきっかけは?

過去FC2でブログを書いていたことがあるけど、暫くぶりにログインしようとしたらPWを失念していて入ることが出来ず。
FC2で再開することも出来たけど、その時一番よく目にするブログがはてなブログだったので選んでみた。
相互フォローのツイッタラーが強く勧めていたことも原因の一つ。

 

③自分で書いたお気に入りの1記事はある?あるならどんな記事?

Twitterには映画ファンの友人が多く、その中にはサインコレクターの方も多くいる。
「滅茶苦茶嬉しいサインをゲットした」と呟いたところ「誰のサインですか?」と訊かれ、(映画俳優のサインじゃないんだよなぁ。興味を持って頂けたのに申し訳ないなぁ)と思いつつ、この記事を書き上げてURLをシェアしたところ、界隈は違うのにとても祝っていただけたのが嬉しかった。

 

僕の人生のバイブル『機獣新世紀ゾイド』の原作者・上山先生のサインを手に入れたことを記したエントリ。

上山道郎先生のサインを入手して人生が完結してしまった話

 
時計専門メディアに僕の書いたエントリを紹介していただいたことがある。
インターネットの海から編集者の方が僕のブログを見つけてくださるキッカケとなったエントリがこちら。

④ブログを書きたくなるのはどんなとき?

良い映画に触れたり、「これ面白いから皆にも知って欲しい!」と思える何かに出会えたとき。
あとは自分が複数の作品に触れたときに、「単体でその作品に触れたとき」には気付けなかったことに気付くことが出来るとブログを書きたくなる。
このエントリはその一例。
 

⑤下書きに保存された記事は何記事? あるならどんなテーマの記事?

数えてみたら18本あった。
過去シリーズ化して鑑賞録を書いていた作品関連の記事が多数。

 

⑥自分の記事を読み返すことはある?

習慣的に読み返すことはないけど、自分の思考の外部記憶装置としてブログを使っているので「あの作品の感想、所見時はどう思ったんだっけ」となった時に読み返すことはある。
昔の記事ほど読み返しやすい一方、近過去の記事は書いたときの自分の息づかいを感じてしまってちょっと気恥ずかしい。

 

⑦好きなはてなブロガーは?

Twitterでも交流のある結騎 了さん。

www.jigowatt121.com

 

はてなブログに一言メッセージを伝えるなら?

僕は新参者ですが、このプラットフォームが10年続いているから僕も考えをアウトプットする場を持てているので大変感謝しています。
ありがとう。

 

⑨10年前は何してた?

学生してたなぁ。
ゼミとバイトに全力だった。
就活を始めたくらいの時期。
 

⑩この10年を一言でまとめると?

大学を卒業して就職して、「おくりびと」と呼ばれるくらい友達の結婚という新生活の船出を見送っていた。気が付いたら自分も結婚していた。
関東圏を離れる生活なんて想像だにしていなかったけど、関東を離れて二度も引っ越しした。
そんな10年。

 

そんな感じです。

 

 

11/11(木) アトロク秋の推薦図書月間2021

11/11(木)

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18:30〜 ゲームジャーナリストJiniさんによる推薦図書

 
 
 
 
 
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昨年紹介してくれたのは『血と汗とピクセル: 大ヒットゲーム開発者たちの激戦記』著:ジェイソン・シュライアー/訳:西野 竜太郎

 

バブル崩壊によって一度は落ち込んだ任天堂wiiとDSによって売り上げを無事回復。ゲーム業界を救った男は何を思い、何を考えたのか。」ほぼ日刊糸井新聞編『岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。』

 

HAL研究所代表取締役任天堂社長を歴任し、開発者として傑作ソフトを世に送り出しただけでなく、DSやwiiという革新的なハード開発にも携わった岩田さんの言葉を纏めた本。

 

Jiniさん:2015年、55歳でこの世を去った岩田さん。2019年には『岩田さん』と言う本が出た。「岩田さんが生きていたらこんな言葉を掛けてくれるだろう」と書かれた本。

 

糸井重里さんはMOTHER2の開発で岩田さんと20年近い付き合い。

MOTHER2開発に頓挫し、4年ほど進まなかった。90年代、乗りに乗った糸井重里さん本人に対し「このまま開発すれば完成に2年掛かります。一から任せてくれれば半年できでます」と言い切った。

HP社がプログラミング機能付きの電卓HP67を発売。制約だらけの中岩田さんはゲームを開発し友人達に遊ばせていた。HPの販売代理店にその電卓を送ったところ非常に驚かれ、仕様書が送られてきたとのこと。

 

大学時代にはローンを組んでPCを購入。自作ゲームをPC売り場に持ち込み、売り場担当者と仲良くなってゲームをお客さんにプレーしてもらったり。

 

ハル研究所社長時代、社長業の傍らMOTHER2の制作にプログラマとして関わり、さらに約90名の全社員と30分の面談を設定した。

面談の出だしは「あなたはハッピーですか?」。クリエイター側が幸せ出ない限り面白いゲームはできないと言う哲学に基づいた行動だった。

 

非ゲーマーの僕でも岩田聡さんの名前は聞いたことがあるし、糸井重里さんに言った「今のままなら2年、初めから作れば半年で〜」というエピソードも聞いたことがあったけど、他にも面白いエピソードがたくさん載っていそうで読んでみたくなった。

11/10(水) アトロク秋の推薦図書月間2021

11/10(水)

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18:30〜  太台本屋(タイタイブックス)三浦裕子さんの推薦図書

台湾のイケてる本を日本に紹介するタイタイブックス店員・翻訳家の三浦裕子さん。

 

宇多丸さん:以前紹介いただいたプロレス小説『リングサイド』(著:林育徳/訳:三浦裕子)素晴らしかったです。

橋本プロデューサーも大興奮でした。

 

 

太台本屋(タイタイブックス)三浦裕子さん……台湾を初めとした中国語圏のカルチャーウォッチャー。

大手出版社で15年間国際版権業務部門で10,000以上のコミックスと500以上の書籍の翻訳に携わる。

 

宇多丸さん:日本で話題になった台湾本は大体タイタイブックスさん絡みじゃないですか?

 

三浦さん:そこまででは無いと思いますけど……笑

今年台湾の書籍が日本で翻訳されたのが約20点。その内タイタイブックスが出版社に紹介したのが11点。

今年の刊行物としては探偵物『台北プライベートアイ』(紀 蔚然 (著), 舩山 むつみ (翻訳))、台湾版リングと呼ばれるホラーミステリー『ブラックノイズ 荒聞』(張 渝歌 (著), 倉本 知明 (翻訳))、台湾ローカル美食の散文『味の台湾』(焦桐 (著), 川浩二 (翻訳) )、12月刊行予定『台湾レトロ建築さんぽ 鉄窓花を探して』(辛 永勝、楊 朝景(著),小栗 山智(翻訳))など。

 

 

台湾では本を原作とするドラマが話題。

本日紹介予定の呉明益さんの『歩道橋の魔術師』など。

日本で「台湾の面白い小説」というイメージを植え付けたのはこの一冊だろう。

ドラマは6億円の巨費を投じて作られており、「皆の記憶の中にはあるけど記録にはあまり残されていない」という建築物、"中華商場”を一般の人から集めた写真を元に完全再現したことが話題に。台湾ではNetflixでも鑑賞することが出来る。

 

入魂の一冊の紹介

 

現代台湾文学を代表する作家の最新作。

自然との関係から人間の精神の進化を考える『雨の島』著:呉明益/訳:及川茜

 
 
 
 
 
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本国では2011年発売。日本では本年、五冊発売された(刊行済みの本の文庫本化を含む)。

短編集の中で各作品の登場人物に繋がりが見られる。

原書のデザインをそのまま日本版に使っている。表紙のデザインも呉さん自ら行った。

『リングサイド』の原作者は呉さんの教え子。

 

『雨の島』は読んでいて五十嵐大介さんの漫画作品を思い出させる。

 

台湾は二度言ったことがあるけどとても良い国なので、コロナが収まって自由に海外と行き来ができるようになったらまた行きたい。以前からアトロクでカルチャー感度が非常に高い国であることは分かっていたけど、20時台の特集で台湾映画についても触れることができ、ますます台湾に興味が湧いた1日だった。

11/9(火) アトロク秋の推薦図書月間2021

11/9(火)

今回は18:30のみならず20時台にも書籍の紹介があるため、量がすごいことに……

推薦図書の絨毯爆撃かよ……

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18:30~ 伊藤聡さんの推薦図書

プレゼンターは映画や海外文学に詳しいライターの伊藤さん。

海外文学などのレビューやコラムを公開する会社員兼ライター。

 

宇多丸さん:19年11月、シノリナさんが代打を務めた木曜日にこの番組ではお馴染みのナオミ・オルダーマンの『パワー』を紹介していただいた。他にはリチャード・パワーズ『オーバーストーリー』など。

 

 

www.kawade.co.jp

www.shinchosha.co.jp

 

リスナー投稿

紙パンツドキドキさん:伊藤聡さんの書いた男性スキンケアのnote読んで実施してます!

 

伊藤さん:男性はスキンケア絶対やった方が良いです!

 

宇多丸さん:なんでこんな話になったかというと『DUNE』でティモシー・シャラメを観たからなんですよね。

 

伊藤さん:IMAXの画面で毛穴が見えないってどういうこと?

『DUNE』を観てすぐ「ティモシー・シャラメ スキンケア」と検索しました。

 

そんな伊藤さんからの紹介はこんな一作。

 

口喧嘩の天才。言い返しの瞬発力なら誰にも負けない孤高のチャンピオン

『アフター・クロード』著:アイリス・オーウェンス/訳:渡辺佐智江

 
 
 
 
 
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『ロリータ』の発刊にも携わったアイリス・オーウェンによる1974年の本。

恋人の男性の住むアパートに転がり込んだハリエットの奮闘記。

口喧嘩の上手い女性を主人公に据えた一作。爆笑問題の太田さんのテンションが乗りに乗った時の様子に近い。

こんなに不毛な小説ってあるの?!と感動した。

 

www.kokusho.co.jp

 

宇垣さんの音読……!ハリエットの生意気感の表現が天才的に上手すぎて舌を巻いた!

 

 

 

20:00〜 秋の推薦図書月間特別編

ビヨンド・ザ・カルチャー:ちょっと特殊なミステリー小説『なにこれ!? ミステリー』を読み耽ろう by 池澤春菜(声優・エッセイスト)&日下三蔵(ミステリ・SF評論家)

 
 
 
 
 
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池澤春菜さん……第20代日本SF作家倶楽部会長、『オービタルクリスマス』で52回星雲賞受賞。

 

池澤さん:キノコ総選挙で味を占めて「持ち込み企画ありなんだ!」と思って満を持して持ち込みました!

 

池澤さん:私だけでは心許ないので超強力助っ人を呼んであります。日下三蔵さん!

“歩く百科事典”、“生ける知恵袋”。「困ったことがあれば三蔵法師に聴け」と我々の中では言われている存在。

 

宇多丸さん:「普通じゃないミステリ」を語るなら「普通のミステリ」を理解しなければ。

 

〜日下さんによる五分で分かるミステリ小説の歴史〜

日下さん:ミステリ小説とはエドガー・アラン・ポーが確立したと言われるジャンル。

明治期には既に作品の舞台や登場人物を日本人に馴染みのある地名・人名に改めた翻訳版が親しまれていた。

戦時中の空白期間を経て、戦後には金田一耕助で知られる横溝正史さんなどが活躍。

「探偵小説」から「推理小説」にミステリの潮流が変化する。リアル志向の推理小説からの振り戻しでリバイバルブームが来る。赤川次郎さんのユーモアミステリなど、各作家が得意分野で活躍をし出す一方、本格ミステリは低調気味に。

更に時代が下り、島田荘司さんの登場で本格ミステリが再浮上し、1987年、綾辻行人さんの登場によって若いミステリ作家が次々に出て来る「新本格ミステリ」ブームに。京極夏彦さんや宮部みゆきさんが登場し、ミステリ百花繚乱時代に。

 

宇多丸さん:「謎解き」というジャンルは人類史に於いてもっと早くに登場しても良さそうなものだけど……

 

池澤春菜さん:刑法や倫理の成熟を待たなければ登場しないジャンルだった。

 

〜『なにこれ!? ミステリ』の紹介〜

池澤春菜さん:「なにこれ?!」度合いに合わせてレベルを1〜3に設定。各レベルで2冊ずつ、日下さんが日本の作品、私が海外作品を紹介。

 

 レベル1のテーマ「へ〜。そんな設定ありなんだ」

鋼鉄都市』著:アイザック・アシモフ/訳:福島正実

人間とロボット刑事のコンビによるSFミステリ小説の鉄板にして超傑作!

状況証拠からすれば人間による反抗は不可能。しかしロボットにはロボット三原則があり、人を殺めることは出来ないはず……ミステリは作中に「枷」が無ければならないが、本作における枷は「ロボット三原則」。

人間とロボットのバディものの作品だが、その関係性が尊い!後に「ファンデーションシリーズ」としても刊行される。

 

 

タイム・リープ あしたはきのう』高畑京一郎

タイムリープと青春小説がミックスされた傑作ジュブナイル

高畑さんは電撃ゲーム小説大賞の第一回受賞者。

タイムリープをミステリに組み込んだ作品。タイムリープ能力を持ったヒロインが、タイムリープが出来ない探偵役の男子に事件の相談をしつつ真相に迫る。

タイムリープの秘密が解けると事件の解決に近付くという設定の作品。1997年に映画化。

 

 レベル2のテーマ「えぇ……ちょっと……どうなってるの?」

 

『七回死んだ男』西澤保彦

同一人物が連続死?時間ループが肝。主人公だけが同じ時間を繰り返す。

お爺ちゃんが殺されてしまう。何度助けようとしても死んでしまうのをどうやって助けるか。

この作品によって「ループもの」というサブジャンルが生まれた。アニメにもなった「リゼロ」もその一つ。

 

『イリーガル・エイリアン』

著:ロバート・J. ソウヤー/訳:内田 昌之

被害者は地球人、容疑者はエイリアン。

異星人をどう裁く?どうやって陪審員を選ぶ?設定の光る法廷ミステリ。

守るも防ぐも大苦戦。法廷ミステリとしてもノンフィクションとして読めてしまうくらいの作品であるにもかかわらず、「唐揚げ」のような見た目のエイリアンが被告席にいることを思い出す。

異星人とのファーストコンタクトであるため、判決を誤れば惑星感戦争の恐れも……

『ターミナル・エクスペリメント』も紹介しておきたかったが、今は手に入りづらいため断念。

 

 レベル3のテーマ「ミステリ、自由すぎない?!」

殺竜事件 -a case of dragonslayer』上遠野浩平

密室の洞窟で殺害されていたのは不死身のドラゴン?

ファンタジー世界を舞台にした作品。不死身と言われ、何千年も生きた竜が殺害される。

容疑者として疑われた主人公が探偵として他の容疑者を訪ねて真相を暴いていく。

ファンタジー世界でも枠組みがカッチリしていれば探偵物を描くことができるということを示した傑作。

池澤さんその上で絶対殺せない竜を誰が殺したのか。

Why done itもWho done itもHow done itも全てがレベルアップしている。

 

日下さん:第4回電撃ゲーム小説大賞受賞者。代表作は『ブギーポップは笑わない』。

今沢山ある「異能バトル物」の小説における元祖のような作品。『ジョジョの奇妙な冒険』が好きな作者で、徐々におけるスタンドバトルは正しく異能バトル。

それ以前にもルーツを辿れば「忍法帳」シリーズなどが挙げられる。

 

池澤さん

『星を継ぐもの』著:ジェイムズ・P・ホーガン/訳:池央耿

「月面で見付かった死体は五万年前の人間でした」人類総出で調べてみたらとんでもないことが発覚したよ!

大風呂敷×ミステリ!

 

一つ一つ謎を解いていく過程が『CSI』のように面白い。

「五万年のアリバイ崩し」、「史上最大規模の大風呂敷」

 

宇多丸さん:宇垣さん、これギョッとするほど面白いから!

 

レベル3のまだ上がある!とっておきの奴を紹介させてください!

テーマは「+×=○*・%#」

 レベル∞(インフィニティ)

 

『生ける屍の死』山口雅也

死んだ人間が蘇る世界で、死んでる探偵が捜査する。ゾンビ×ミステリ。

 

日下さん:1989年刊行ということで平成元年の作品。今や古典となったデビュー作。

「肉体の腐敗」というタイムリミットと向き合いつつ謎を解いていく。

 

連続ネコ殺し事件だと思っていたら、最後はとんでもないことになっちゃった……

神様×ミステリ『神様ゲーム麻耶雄嵩

 

作者最大の問題作。児童向けシリーズで刊行され、主人公も小学生。

自らを神様だという転校生の鈴木君は何を聞いても完璧に答えてくれる。「犯人は誰?」と聞くと犯人を教えてくれるが捜査中に仲間が亡くなってしまう。

「犯人に天誅を下す」という鈴木君。果たしてもう一人の死者が出るが、それは本当に天誅なのか。鈴木君は神様なのか。。。

 

宇垣さん:常軌を逸した友人が麻耶雄嵩さんの作品を好きだったので手を出して来なかったけど、遂に手を出すか……

 

宇多丸さん:変わった設定やトリッキーなことをやっているからこそ、ミステリーというものの根幹、本質が見える紹介でした。

 

池澤さん:しっかりした論理構造の上にトリッキーさが加わる本ばかりです!

 

<まとめ>

レベル1

ロボットミステリー:アイザック・アシモフ鋼鉄都市

時間移動ミステリー:『タイムリーパー』

 

レベル2

時間ループミステリー:『七回死んだ男』

異星人法廷ミステリー:『イリーガル・エイリアン』

 

レベル3

ファンタジーミステリ:『殺竜事件

大風呂敷ミステリ:『星を継ぐもの』

 

レベル∞

ゾンビミステリ:『生ける屍の死』

神様ミステリ:『神様ゲーム

 

日下さんによるおしらせ

光文社文庫より「探偵くらぶ」シリーズを刊行。

谷崎潤一郎、芥川達の短編集を出した。この時代の文豪はミステリを結構書いている。

コナン・ドイルらの作品を原書で読んでいた世代。谷崎潤一郎のミステリは江戸川乱歩に非常に似ている。谷崎潤一郎のミステリを読んで江戸川乱歩がミステリを書き始めた。

 

池澤春菜さんによるお知らせ

ロバート・スティーブンソンの詩集、そして父と訳したウィリアム・ブレイクの翻訳の第二段が刊行予定。12月に翻訳本が二冊発売予定。

 

 

池澤さんによる「レベルインフィニティ」の説明時、「説明不可能」を表現するために池澤さんが放った電子音のような音声が面白すぎて5回はリピートした笑

火曜日は圧倒的な書籍紹介冊数の多さも然る事ながら、アナウンサーである宇垣さん、声優である池澤さんという、声を生業にした二人による声の表現の豊かさを体感できた一日だった。

11/8(月) アトロク秋の推薦図書月間2021

11/8(月)

宇多田さん:吉田さん毎月勧めまくってるじゃないですか笑 それが仕事だろっていうね笑

 

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18:30〜 プロ書評家 吉田豪さんの推薦図書

『昭和プロレス禁断の闘い〜アントニオ猪木ストロング小林が火をつけた日本人対決〜』福留崇広

 
 
 
 
 
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吉田さん:数々の矛盾をいちいち関係者に直撃する恐ろしいプロレス本

宇多丸さん:吉田さんの介する本は何かしら恐ろしいところがあるんだけど……

 

ストロング小林さんは脊椎損傷のため治療中。本人は当初取材を拒んでいたが、治療に携わる妹さんが「プロレス界にストロング小林あり」ということを残してほしい、と認めてくれた。

 

吉田さん:当時、日本人対決はタブー視されていた。トップ選手同士は「負けられない」という気持ちがお互いに強く、初めての日本人対決に及んだ選手は潰されてしまうことに……

プロレスは単なる真剣勝負でもなければ単なる八百長でもない非常に難しい。

 

吉田さん:プロレス界の武勇伝なんかを本人に聞きに行って明らかにしていく。「そこのファンタジーを明かすの?」という感じ。何度か読んでて"ウワッ”って声が出ました。これ言うんだ、こう言うことをはっきり言っちゃうんだ、と。

 

クマスによる引用読み:猪木の妻・倍賞美津子をタイガージェットシンが襲うと言う事件があり、大変な騒動になったと伝えられているが、当時は東スポくらいでしか大きく扱われていなかった。

 

宇多丸さん:プロレスはファンの間の「言わぬが花」というのを明らかにしていくのは面白い

 

 

プロレスは全くの門外漢なので、「日本人同士の戦いはタブーだった」など全く知らない情報ばかり。

プロレスファンが信じていた情報を抜群の取材力で詳らかにしていく過程を読んでいるだけで面白そう!

11/4(木) アトロク秋の推薦図書月間2021

11/4(木)

読書天国?読書地獄?

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一年振りの登場、読書家集団Riverside Reading Club!

Podcast「RRCのDessert Time 」を先日よりスタートさせた模様。

open.spotify.com

 

宇多丸さん:以前紹介してくれた『その犬の歩むところ』(ボストン・テラン 著/田口 俊樹 訳)凄く良かったよ!

 

18:30〜 Riverside Reading Clubさんの推薦図書

いくまさん、かたぎりさんの入魂の一冊

『ザ・ドロップ』デニス・ルヘイン 著/加賀山 卓郎 訳

 
 
 
 
 
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宇多丸さん:またしてもトゥルードッグストーリーで来たというね

 

宇内さん:『ミスティック・リバー』、『シャッター アイランド』の原作者による作品。

クリスマスの二日後、バーで働くボブはゴミ箱から捨て犬を拾う。

2009年短編小説→トム・ハーディ主演で映画化(日本未公開)→作者自ら長編小説化。

 

犬を助けるシリーズが好きだけど、ドロップは僕らの中でスペシャルな一作。罪を背負った孤独な男が、犬によって物語の主人公になる。

犯罪小説などは現状を脱しようとするストーリーが多いが、現状維持しようとする主人公というキャラ造形が良い。

 

【番外編】20時台 ビヨンド・ザ・カルチャー → ソードアート・オンラインとは何か?~国産RPGクロニクル~by渡辺範明

 

渡辺さんはゲーム制作に携わったことのある身として、ゲームを題材にしたライトノベルを書こうと思っていたが、こんな作品があるのかと衝撃を受けた作品がソードアートオンライン(SAO)であったとのこと。悔しい!

ゲームを題材にしたライトノベルは数多くあるが、ゲームクリエイター視点で見ると「こんなゲームは現実では売れないよな」と思うことしきり。

しかしSAOは作中に登場するゲームが、ゲーム制作に携わる人間として見ても売れそうと思えるほど面白いとのこと。

 

リバーサイドで読書を楽しむというライフスタイルは良いかも知れない。

ただ、紙に反射した太陽光が目に入るのが苦手な上に、風に当たるのも好きじゃないので屋根がついていて風の当たらない環境の整った川べりがいいな……笑

 

後日更新されたインスタ写真:

 
 
 
 
 
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11/3(水) アトロク秋の推薦図書月間2021

11/3(水)

今回のプレゼンターはコラムニスト、ライター、翻訳家の山﨑まどかさん。

 

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まずはお知らせから。

山﨑さんが翻訳を手掛けた作品の紹介。

『カンバセーションズ・ウィズ・フレンズ』著:サリー・ルーニー/訳:山﨑まどか

 

サリー・ルーニーの新作。26歳でデビューし3作目。初邦訳作品。

新作が発売されると世界中の書店で行列が出来るような作家。サリンジャーのような存在。

梅田の蔦屋書店HPにはこんな特集記事も。

store.tsite.jp

 

18:30〜 山﨑まどかさんの推薦図書

『問題の女 本荘幽蘭伝』平山 亜佐子

 
 
 
 
 
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平山さんは注目の作家。

『いだてん』で本荘幽蘭をモデルにした日本初の女性新聞記者キャラが出て来た(本当は初では無いらしい)。

明治38年には女優に転身。その後宙吊りショーに出て、カフェオーナーになったり活動弁士になったり大連に行ったり……この間、僅か6年。

その短い間にも恋愛が絶えず、第二章のタイトルには「幽蘭、男たちをちぎっては投げる」というものも笑

 

宇多丸さん:表紙も格好良い!

 

 

『問題の女 本荘幽蘭伝』は山﨑さんのプレゼンの力もあってとても面白そう!

何より“事実は小説よりも奇なり”を地で行く本荘幽蘭の波瀾万丈の人生、これは一読の価値ありと感じた。

 

後日更新されたInstagram:

https://www.instagram.com/p/CWGFzaxllqn/?utm_medium=copy_link

11/2(火) アトロク秋の推薦図書月間2021

11/2(火)

今回のプレゼンターは「イガ兄(にい)」こと伊賀大介さん。

 

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18:30〜 伊賀大介さんの推薦図書

『東京の生活史』岸政彦

 
 
 
 
 
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二段組1216頁、150万字の分厚い本。

「紙代だけで元が取れる!」と宇垣さん。

開いた時に平(たいら)になるところが伊賀さんのお気に入りで、広辞苑六法全書を手がける印刷所の仕事によるものだとか。あまりに分厚すぎるため、普段から厚みのある書籍の製本に慣れた印刷所に任せたらしい。

 

伊賀さん:東京に住む300万人の内150人でこれって……とんでもないなぁ!皆生きてんなぁ!

 

刊行に合わせて作られた「岸政彦監修 『東京の生活史』プロジェクト」というページがあることからも、筑摩書房が本書にかける思いの強さが見てとれる。

https://www.chikumashobo.co.jp/special/tokyo_project/

 

TBSラジオ「セッション」でも扱われていた。

https://open.spotify.com/episode/6MrSmhUQFcQGjApCzFuxE6?si=PZTScpJlQNKe5y1XcF7Zbw

 

その他

過去に番組で紹介されていた作品の中で、読んで面白かった書籍として『1974年のサマークリスマス 林美雄パックインミュージックの時代』を紹介。

books.shueisha.co.jp

 

 

『東京の生活史』、メチャクチャ読んでみたい!

宇多丸さん同様、寝る前に2〜3人分を読破していくっていうのをやったら楽しそうだけど、一方では読み耽ってしまって寝られなくなりそうという懸念も笑

11/1(月) アトロク秋の推薦図書月間2021

僕の毎年の楽しみ、アトロク秋の推薦図書月間が始まったので備忘録をつけてみようと思う。

 

11/1(月)

クマスがお休みのためピンチヒッター(新概念)の「シノリナ」こと篠原梨菜アナがパートナーを務める11/1(月)の放送回。

 

f:id:naw0t0:20211104105937j:image

 

18:00〜 篠原梨菜アナの推薦図書

『おばけと友だちになる方法』著者:レベッカ・グリーン/訳:岸本佐知子

 
 
 
 
 
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18:30から登場する岸本佐知子さんの大ファンと言うことで岸本さんが訳を手掛けた一冊を紹介。

画の可愛さに惹かれたとのこと。

 

18:30〜 岸本佐知子さんの推薦図書

『偶然の聖地』宮内悠介

 
 
 
 
 
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膨大な注釈が特徴。大量の注釈あがる作品が好き。

作者がプログラマ。だけどプログラミングのことは分からなくても安心。注に「ここは分からなくて良いです」と書かれている。

表紙を見たときに感じたザワッと感に誘われて購入。そう言う勘は当たる。

 

しのりなさん:膨大な脚注と言えば、同じく岸本佐知子さんが訳されたニコルソンベイカーの『中二階』という作品を思い出す。

www.hakusuisha.co.jp

 

岸本さんからのお知らせ

11/10発売『旅する小舟』著者:ペーター・ヴァン・デン・エンデ/解説:岸本佐知子

www.hanmoto.com

絵本。点描画で構成された圧巻の一冊。

言葉がないから訳せない、ということで訳者としては携わっていない。

出番が無くて悔しいから解説を書いた笑

宇多丸さんも絶賛の圧倒的な絵の力のある本とのことで僕も非常に興味あり!)

 
 
 
 
 
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しのりなさんがガチめの岸本さんファンであることが言葉の端端から伝わってきて、誰かが好きなものを話すのを聞くのって良いよね、と思った。

10月のアトロクと私

10月ももう終わろうとしているので、最近アトロクを聴いていて生じた出来事をここで紹介。

 

f:id:naw0t0:20211024192901j:imagef:id:naw0t0:20211024194256j:image

 

10/12(火)

マ・ドンソク好きの宇垣美里アナ。

カルチャーニュースとして、11/5公開『エターナルズ』のTwitter企画で「#eternals」と作品名を呟いたり、作品名の後に主要登場キャラクターの名前を呟くと特別な絵文字と共にツイートされますよ、マ・ドンソクが演じるギルガメッシュもデフォルメされたキャラつきでツイートされますよ、と投稿。

 

f:id:naw0t0:20211024193029j:image

 

仕事でオープニングトークを聴くことが出来なかったので19時台から放送を聴きつつ、Twitterのタイムラインを眺めていると僕のラジオネームが書かれたツイートを目にしたものの、Twitterあるある「気になるツイートを見付けて読もうとすると勝手にTLがリロードされて目当てのツイートがどっか行く」が作動。

リロードされた後のタイムラインを上下に何度もスクロールして探したところ同じくアトロクリスナーにしてハガキ職人(?)の紙パンツドキドキさんが僕の名前を出して呟いていらした。


どうやら僕の投稿が紙パンツドキドキさんの名前で紹介されたらしい。

友人からもLINEでそのことを告げられ、放送を聴く前からニヤニヤが止まらない回だった笑

f:id:naw0t0:20211024193933j:image

 

投稿が読まれたのはこちら↓

open.spotify.com

投稿が読まれるのは12:45〜、「投稿者が違う!」と判明したのは16:25〜。

 

 

10/18(月)

コールスロー不遇時代に楔を打つ野心的な企画、その名も「コール・オブ・スローンズ」!

何を隠そう僕もKFCのコールスローが大好きなので特集が組まれるのは滅茶苦茶嬉しい。

 

open.spotify.com

 

で、これはコーナー間のつなぎの時間に読まれたメールなのでアーカイブに残らないし、今まで数え切れない数のメールがアーカイブに残らない時間帯に読まれてきたけど、思い出に残ったので一つ。

 

10年前、前番組で宇多丸さんがコールスローのことを「アリバイ野菜」と言っていたことがリスナーの投稿によって判明。

その発言について全く記憶にないという宇多丸さん。

今回の放送では「「脂っこい物食べてるけど、俺野菜食べてるもんね〜!」という意味合いで「アリバイ野菜」という使い方をしていたのだろうと思う。肉があっての野菜。サラダ気分の存在として言っていたのだろう。

でも、こうはいえないだろうか。「アリバイ」というか「共犯者」と言い替えてみては?

どっちが上とかじゃなくバディ関係。サイドメニューじゃなくてサイドキック。」そんなことを言っていた。

 

で、僕がこんな投稿をしてそれを読んでいただいた。

f:id:naw0t0:20211024201138j:image

上で述べたとおりこれはアーカイブには残らないんだけど、金曜日の振り返りコーナー「フューチャー&パスト」でお菓子研究家の福田里香さんが「共飯者」に言及してくれていたのが嬉しかった。

open.spotify.com

(09:05〜)

そして、宇多丸さんが言い放った「サイドディッシュ」を「サイドキック」と呼ぶ用法、実は料理峰の世界では既に存在していたらしいというのも面白かった。

サブウェイ、クノールなど僕らにも身近なところで使われているらしく、今度気にして見てみようと思った。

 

更に福田さんにTwitterでリプライしてみたら「書籍のタイトルになりそう」と言っていただけて、何だか凄く嬉しかった。

 

とまぁこんな感じです。

相変わらず毎日聴いてるアトロク。これからも毎日の放送が楽しみだ。

 

 

Podcast始めました

気がつくと前回更新から3ヶ月以上経過していた。恐怖。

ブログ更新休止中も実は文章を書くということは続けていて、とあるwebメディアでこの期間5本以上記事を載せていただいたりしていたり。

 

で、ブログ更新休んでいた間に始めたこととしてPodcastをご紹介。

番組タイトルは『しくよろ!メカト〜ク!!』。

 

以前からこのブログで僕のゾイドに関する愛は折に触れて言及してきたが、友人とゾイドを中心にメカについて語る「メカトークバラエティ」番組。

平成ゾイドシリーズ第1号、RZ-001 ゴジュラスを皮切りに、平成ゾイド各機体の魅力をリリース順に語っていきます。

 

10/13現在、第5械(回)まで更新中。

open.spotify.com

 

最新エピソードはこちら↓に表示される(はず)。

 

まだまだ開始して間もない段階だけど、「ゾイドとか懐かしいわ〜」、「小学生の頃ゾイドハマってたわ〜」という人は是非聴いてみてください!

 

ゾイド好きが爆発して僕の身に奇跡が起こった様子はこちらから。

eibunkeicinemafreak.hateblo.jp

 

 

久々の投稿なのに画像がないのも寂しいので最近撮った写真を。

マーベルレジェンドのウォーマシンをアイアンパトリオットカラーにリペイントしました。

f:id:naw0t0:20211013203130j:plain

間接機構を一新したことでだいぶ頭身が上がり、同じ縮尺のはずの6インチのフィギュア達と並べたらとんでもない身長差にwww

 

商品画像と比較すると体系変化の大きさが伝わるかな。

f:id:naw0t0:20211013222414j:plain

他の写真は以下のツイートから。

 

映画関連グッズの一つとしてたまにフィギュアを買っているけど、本格的なリペイント箱界が初めて。楽しくてハマってしまいそう。

 

とまぁそんな感じですが、こちらのブログと合わせてPodcastもどうぞよしなに!

 

 

文房具とブックストア・クライシス

一ヶ月以上更新が開いてしまった。

宣言もせずに始めていた毎日のアトロク放送内容聴取録をやめました。

今までコロナによる業績不振もあって残業が絶対できないお達しが会社から出ていたものの、ちょっと仕事が忙しくなってアトロク開始時間にラジオを聴き始められなくなったから。

あとは趣味が忙しくてPC開いてブログを書くということが全然出来てなかったというのもその理由の一つ。

 

映画観たりとかカルチャー摂取は続けてるんだけどね。

 

言い訳ついでに文房具ネタを更新。

何ヶ月も前に「ジェットストリームエッジに3色タイプ出たんかい!」と思ったものの買わずにスルーしていたんだけど、この度購入。

金沢に買い物に行ったら駅直結のフォーラスという駅ビルの書店が閉店するということで半額セールを行っていたので。 

 

f:id:naw0t0:20210620125639j:image

 

www.mpuni.co.jp

 

ワイヤークリップの形状からこのモデルがエッジシリーズの一群に属していることが一目で分かる。

中心を外れた所からペン先が飛び出す面白い機構を備えているのが特徴。

f:id:naw0t0:20210620125644j:image

 

これは「ペン軸の外周に沿ってノック部が配置されているためリフィルが斜めに押し出される」という従来のノック式多色ペンの構造的な弱点を補う機構で、回転繰り出し式ボディにおいて常にワイヤークリップ面に来たリフィルがまっすぐ押し出されるという特徴を持つ。

f:id:naw0t0:20210620125649j:imagef:id:naw0t0:20210620125653j:image

 

uniでは過去プライムシリーズでこの機構を採用したモデルはなかったので、この辺りは「筆記時に生じるリフィルのブレ」に注目して文房具界に一種のパラダイムシフトをもたらしたゼブラのブレンへの対抗意識めいた意識も働いているのかなと思う。

ブレンの登場以来筆記時のペン先のコンディションへの注目が高まっているので、そんなシーンに対して「リフィルがまっすぐ出て来る」というのは一つのアピールポイントになるだろうから。

 

それにしても、今回このペンを買った書店と言うのが金沢の駅ビル・金沢フォーラスに入っている未来屋書店なんだけど、北陸の雄・金沢の中心駅直結ビルかつイオンという巨大資本が背景にある未来屋書店の閉店ってインパクトが凄いな……

 

結局実現する前に地方都市に転勤してしまったんだけど、都内勤務をしていた頃は実家暮らしで、一人暮らしをしようと都内で何処を最寄り駅にしようか真剣に考えたこともあった。

幸い営業職で各駅に得意先があったので、行く先々で「この辺りは生活しやすそうだぞ」などと考えて得意先を目指して歩くのは楽しかった。その時、僕が重視していた項目の一つが「駅周辺や生活圏内に書店があるか」だったりした。

 

まぁ当時は実家から都内の勤め先まで片道ニ時間以上かけて通勤していて、その車内で多いときは月に10冊本を読んでいたので人生に於いて最も切実に書店を希求していたからと言うのはあるんだけど。

 

今はそれ程本は読まなくなったけど、それでも健康で文化的な最低限度の生活を送るに当たって書店は欠かせない存在だと思う。

「今は電子書籍があるじゃん」という意見もあるかも知れないけど、僕は選択肢の豊富さこそが文化の豊かさそのものとだ思うので、「生活圏内に書店がないから電子書籍を選ばざるを得ない」という環境は受け入れがたい。

書店があり、本を買うと言う選択肢がある。その中で「利便性から電気書籍を選ぶ」、「本の質感や手触り、臭いが好きだから紙の本を買う」という選択をする。

これこそが文化的な豊かさだと思うのだ。

 

僕は別に金沢に詳しいわけではないので、フォーラスから書店がなくなっても他に駅周辺に書店はあるのかも知れない。

例えそうだとしても北陸で一番大きな都市の、一番大きな駅に一番近い書店が姿を消すと言うことのインパクトは大きいよなぁと思わざるを得ない。

「あそこが撤退したんだからウチも……」という選択をする書店が後に続かないとも限らないし……

 

そういえば以前「文房具まとめ買い」というエントリを投稿した時も書店が閉店することをきっかけに文房具をまとめて買ったんだった。

eibunkeicinemafreak.hateblo.jp

 

この時もたまたま数日中にイオン店内から書店が消えるという事態に遭遇した。

ブックストア・クライシスは僕らが思う以上に足元まで迫ってきているのかもしれない。

 

 

www.weekend-kanazawa.com

 

4/26(月)アトロク

■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 最新カルチャートピックス/番組への素朴な疑問

ノマドの窓さん

メラニーさんを知ってアカデミー予想を始めた。新たな趣味が見付かって嬉しい。

映画ファンは昔から楽しんでいた?

宇多丸さんの記憶に残っているアカデミー賞は?

 

宇多丸さん:映画ファンは前からなんじゃない?

幼少期、金曜日の朝刊には週末公開の映画が掲載されていた。そこに「アカデミー賞○部門受賞!」と言う文字が大きく躍っていた記憶がある。

 

各メディアでは「アンソニー・ホプキンスが主演男優賞!」と驚きをもって報じられていたが、メラニーさんの予想ではアンソニーも有力視されていた。

我々としては「あ〜なるほど」と。

今年のメラニーさんの予想は1部門減って17部門。

 

<「アフター」の口火を切るタイミングで事故が発生。「リモートだから」と理由を述べるクマス笑>

クマス:アフター!

宇多丸さん:シックス!

クマス・宇多丸さん:ジャンクション!!

 

宇多丸さん:土曜日日比谷の野外音楽堂で行われたCreepy Nutsのイベントで久々にライムスターとしてライブしてきた。

ほかにも話すことはあるが……

4/28、明後日MTVアンプラグドで放送された番組のパッケージ版が発売!

 

アンプラグドはロックバンドだと引き算的な演奏になりがち。

もともと2MC1DJというミニマムな厚生の我々は逆転の発想で大所帯バンドとして新編成でストリングスのカルテットを加えて演奏!

今週の番組では毎日この円盤に収録されている楽曲を流していく。

「ザ・サウナ」

 

サウナーでもあるバンマスの竹内さん曰く、この曲に欠けているのはサウナにおける「水風呂」の涼の要素、ということで涼しさを感じるアレンジに。


■18:30~18:50頃
「カルチャートーク」→ 飯塚克味(映画ライター/GWおすすめ映画ソフト)

『ワンダーウーマン1984』

3D対応ソフトも発売。最近3Dソフトを発売する作品が減っているので再生環境を持っている人は是非。

 

『ガメラ 4KHD』

宇多丸さんも絶賛。上映当時は「画が暗意見のあった箇所もハッキリ観られる。

 

『82年生まれキム・ジヨン』

特典は大人しめだが、パッケージに拘りが詰まっている。

 

これから発売

『ソウルフル・ワールド』

Disney+が今一つな配信条件なので、フルスペックで楽しめる円盤で是非。ホームシアターを実現している人はその魅力がより伝わるはず。

 

『アルフレッド・ヒッチコック クラシックス・ コレクション』

『サイコ』は特別編集版が国内初登場。

サイコは何度も観て作品のリズムが身体化している人が多いはずなので、何処が追加シーンなのかかなり分かりやすい。

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ tofubeats(DJ/プロデューサー)

 

 

■19:40~19:55頃
「新概念提唱型投稿コーナー」枠→ イキり・ゲンドウ

 

■20:00~20:45頃
「ビヨンドザカルチャー」→ U-NEXTがまたやってくれたぜ!HBO作品が見放題で独占配信されている今だからこそHBOがドラマの進化に何をもたらしたのか考える by池田敏(海外ドラマ評論家)

HBOの進化の歴史はそのままアメリカテレビドラマの歴史!

アメリカドラマ史をどのようにHBOが切り拓いてきたのかを取り上げる特集!

 

池田さん:最近HBOが本気出してる。

 

宇多丸さん:いつの間にか「HBO」を知ってしまっていたが、今回は改めてHBOとは何かを寄り詳しく知るきっかけに。

今後もHBO作品紹介すると思うのでこの機会に是非!

 

HBO誕生期

アメリカテレビ界のキング・オブ・ザ・キング。

音楽、スポーツ、スタンダップコメディなど、選りすぐりの物が集まってくる。

オリジナルドラマは最初は少なかった。

1990年代『セックス・アンド・ザ・シティ』から力を入れ始め、賞レースでも上位入り。最近は『ゲーム・オブ・スローンズ』!

アメリカは国土が広く地上波テレビが全土に映りきらず、ケーブルテレビが普及。

専門性の高いチャンネルが多く誕生した。

ケーブルテレビ会社出現期のアメリカは専門性が高まる。

地上波テレビがスーパーマーケット、ケーブルテレビは専門店の集まったショッピングモール、HBOはその中の高級店。

1972年の設立。

HBOは地上波がやらないものを放送する局だった。

アメリカも当初は「テレビは無料で観るもの」というスタンスで当初苦戦。

HBOは有料チャンネルの中でも高めの価格設定。

HBOはHome Box Officeの略。「自宅を映画館に」というような考えの基勢力を強めていった。

 

HBO進化期

1980年代、全米ケーブルテレビの多チャンネル化が激化。

同一ジャンル内で競合するように。

各チャンネル「うちのチャンネル独占!」という番組の独占色を強めていく。

そして1990年代。1997年に日本の映倫に近い仕組みが発生。(ペアレンタルアイデンティティ)

「この番組は暴力的です」「性的です」ということを謳う必要あり。

一方、「最初にエクスキューズされあれば地上波では許されない過激な放送が可能」というようになり、大人向けに特化したドラマを生み出していく。

『OZ/』オズ……舞台は刑務所。

刑務所内でのサバイバルを描く。暴力、同性愛など当時のテレビのNG要素をバンバン打ち出す。

翌年に放送開始されたのが『セックス・アンド・ザ・シティ』。下ネタがドッサリのドラマ。

女性の本音を描いたドラマがフルスロットルで出て来た。

『ザ・ソプラノズ』という男性向けドラマが99年にスタート。U-NEXTでは明後日から放送開始。

この三作が初期HBOの3傑作。

また、HBOは映画にフォーカスしたチャンネルのため、長時間のイベント性の高い番組もエミー賞に。

『バンド・オブ・ブラザース』はスピルバーグを招いて作らせたドラマ作品。

賞レースを席巻。

 

宇多丸さん:僕も「これちゃんとみなきゃダメなやつじゃん」と感じた。

スピルバーグが本気で取り組んでいるから。

 

池田さん:ちなみに後にスピルバーグは『ザ・パシフィック』という太平洋戦争を描いたドラマを作った。

 

この頃、世界中で「多チャンネル」化が進む。

それまでのアメリカのドラマは国内で全てを回収するスキームだったが、世界で多チャンネル化が進んだことで、「ドラマを世界に売る=世界市場から制作費を回収する」というスキームが確率。

ほか『フロムジアース/人類月に立つ』など。

HBOの大人向けドラマの成功により、他のチャンネルも「HBOが成功してるんだから俺たちも!」と各局力を入れ出す。

風雲児であり革命児だった。

 

HBO成熟期

テレビドラマのクオリティを映画に負けないレベルに引き上げたHBO。

映画界の大物達も「HBOならやる」と言い始める。

21世紀頭には面子も出揃う。

『エンジェルス・イン・アメリカ』

もともと戯曲があったものを『卒業』のマイク・ニコルズが映像化。

お利口さん向けのドラマではあるが、LGBTという言葉がなかった時代に作られたHBOでなければ作れなかったドラマ。

 

『ローマ』

『グラディエーター』後、『300』前。

ジョン・ウィリアムスが制作に入っている。

 

宇多丸さん:ハリウッドで大作作れない人がドラマにはいってきてるんですね

 

池田さん:イタリアのチネチッタで撮っているんですよ

 

宇多丸さん:『テルマエ・ロマエ』がこのセットを借りて撮ってるんですよね

 

『ボードウォーク・イン・エンパイア』

ギャングドラマを撮らせたら右に出る者はいない。

若き日のカポネが出てくる作品。

 

『トゥルー・ディテクティブ』

マシュー・マコノヒー出演。

キャリー・ジョージ・フクナガさんが監督。最新作007の監督。

S3までの作品。マハーシャラ・アリが3時代を演じ分けていて必見。

映画の合間に出ている。

 

宇多丸さん:ハリウッドで70年代らしい渋いバディものってなかなか撮られないからこそドラマで観られるのは嬉しい!

007の公開が遅れている内に是非!

 

池田さん:あとは『ゲーム・オブ・スローンズ』。

00年代はハリポタ、ロード・オブ・ザ・リング。

このロード・オブ・ザ・リングをより過激にした感じ。

 

宇多丸さん:各作品で「ダース・ベイダーが〜〜」と引用されるくらい当たり前にGOTが引用される時代に来ている

 

池田さん:GOTの影響でドラマシーンでファンタジーものが増えている。時代の流れを決定的なものにした

 

宇多丸さん:バイオレンスとセックス描写がギョッとするくらいのものがある。

 

池田さん:色々挙げすぎて訳分かんなくなってきたけど、これらが一つの局から生み出されている。

色々なドラマ企画を見ていると「HBOではNGでした」というような一言が添えられている物が増えてきた。

企画を立てる側にとってHBOがファーストチョイスになっている。

 

HBO安定期

宇多丸さん:込められた作品にこめられた現実に存在する問題へのメッセージも凄い。

 

池田さん:安定しながらも進化を止めていない。

HBOは2015年に動画配信サービスを始めた。「HBO NOW」。これを昨年「HBO MAX」に名称を改めた。

昨年から話題を呼んでいる。

HBO MAXは過去のHBOドラマ作品を流せるのが強み。

 

『ビッグ・リトル・ライブ』

キャストが超豪華。シーズンによってはメリル・ストリープがレギュラー出演していたり。

 

宇多丸さん:ダークホームドラマの新たな傑作。

一話から超掴まれるのでオススメ。

 

池田さん:『ウエストワールド』

マイケル・クライトンの映画が原作だがスケールが違いすぎる。

人間と人方ロボットの境界が曖昧になった世界。

西部劇チックなストーリーからS2では日本ライクな世界観に??!!

 

宇多丸さん:もとの映画の認識しか無い人にとってはとんでもないところに物語が広がっている。

 

池田さん:それでいてハリウッド映画ファンには絶対楽しめる!

あとは『ウォッチメン』。

 

宇多丸さん:このタイミングで見ない手は無いよ!

 

池田さん:S1で終了?

GWで観終わる量。

 

宇多丸さん:独自路線で広げるにはハードルの高い原作を、BLMのこの時代に描くならこれしかない!という最高の一作。

 

池田さん:19年の作品なのでちょっと現実よりも早いんですよね。あとは『チェルノブイリ』。

 

宇多丸さん:組織から味わう理不尽さね〜

 

クマス:去年の外出自粛期間に見て理不尽さに震えた

 

池田さん:何が何でも観てくれという感じ。

あとは町山さんが勧めた『ラヴクラフト・カントリー』。

ファンタジー的な物だがアメリカに重なるものがあり面白い。

 

宇多丸さん:ラヴクラフトという差別的な視点が作品に入っている原作者の作品を今アレンジするならこうなるよなという視点が入っていて素晴らしい。

 

池田さん:キングオブキングとしてジャンルに囚われないシリーズ展開。

『ある家族の肖像』、『ペリーメイスン』などほかにも素晴らしい作品目白押し。

 

宇多丸さん:『ある家族の肖像』のマーク・ラファロの一人二役の演技が凄かった。

数か月かけて体型変化を来しているので、池田さんは気付かなかった。

 

お知らせ

WOWOWのアカデミー賞の中継の手伝いを続けてきた。

今回が20回目。今朝生放送を終えてきた。

こう言う進行だと聞いていても画を観てみないと全然分からないことが……

宇垣さんも頑張ってましたよ!

日系エンタの海外ドラマ特集号にへ寄稿してます!

 

 

ラジオ先生への質問。

カルチャー先生への質問募集。

明日は映画先生。

 

「ザ・サウナ」への感想

トムソーヤは寒そーやさん

発売前に流しちゃって良いの?

毎日流して売り上げに影響しないかと心配。

 

宇多丸さん:K-POPに習って、知ってもらうのが大前提と思い流した。

何度聞いても摩耗しないようなパフォーマンスになっていると思っているからこそ流してる!

4/23(金)アトロク

■18:00~18:30頃
「オープニング」→ 「番組を聴いててわからないこと」回答

素朴な疑問などにも答えたいのはやまやまだが、訃報を伝えねばならない。

 

宇多丸さんの世代的に訃報を聞いて思わず絶句。

デジタル・アンダーグラウンドのショック・G氏が亡くなった。

http://amass.jp/146438/

 

結成当初、Pファンク的なデジタルアンダーグラウンドの雰囲気に憧れてステージングを試みていた時期も。

宇多丸さんは89年にレーベルメイトと来日ライブをしたときはインタビューを敢行。

ヒップホップ好きのアジア人など相手にしてはくれないのが当時の当たり前。

そんな中、宇多丸さんの話を新味に聞いてくれたのがメンバーにいた2パック氏。

未だに好きで今もよく曲も聴く。57才の死去は早すぎる。

 

宇多丸さんオールタイムベスト級の曲でヒップホップ部門で10位以下に行ったことが無いくらいに大好きな曲。

1989年、カンブリア爆発的にヒップホップの表現が変わった年にリリースされた名曲。

「Doowutchyalike」

 

宇多丸さん:西海岸特有の風通しの良さを感じる雰囲気で「こう言うスタンスもありなんだ!」と大いに影響を受けた。

 

ノマドランドについて

宇多丸さんが鑑賞したタイミングでは「パンフレット販売はない」とされていた。

しかしアカデミー賞に四部門もノミネートされている作品。

かなり珍しい制作体系かつ日本には馴染みのない題材を扱っているので観終わってからパンフレット読みたいタイプの作品。

サーチライトピクチャーズは各作品を通貫でナンバリングして毎回充実の内容のパンフレットを販売。

フォクスサーチライトがディズニーに買収されたことでパンフレット販売まで影響が?!と思っていた。

しかし、同じように感じた人が多かったのか急遽「金曜日にパンフ発売します」とアナウンスが。

映画評へのお布施の意味も込めて新宿のTOHOに行った宇多丸さん。しかし、なんと販売していない模様。「そんなはずないです、今日から発売のハズです」と言うと「当劇場では扱っていません。各劇場の判断となるので、他館のこどで販売しているのかは分かりません」という反応で、余りに不親切すぎるから何処で売っているかは教えて欲しいと宇多丸さん。

鑑賞後「渋谷と日比谷では打っているらしいです」とのこと。言葉を選ばず言えば「クソ過ぎる!」。

 

■18:30~18:50頃
「ムービーウォッチメン」→ 映画「ノマドランド」評

 

 

■19:00~19:25頃
「LIVE & DIRECT」→ 空気公団

 

 

■19:40~19:50頃
「新概念提唱型投稿コーナー」→ 抽象概念警察

 

 

■20:00~20:50頃
「ビヨンドザカルチャー」→ アトロク・フューチャー&パスト by 三宅隆太(脚本家)

 

 

■21:00配信
「Spotify限定・別冊アフター6ジャンクション」→宇内梨沙アナが語るFF10論!そしてドロッセルマイヤーズ渡辺が語る「ロボットアニメとしてのシン・エヴァ」論!