映文計

映画と文房具と時計、好きなものから1文字ずつもらって「映文計」。映画のことを中心に日々綴っていきます。

最近の読書事情

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自分自身の読書の絶対量が減っている。

 

通勤時間の電車内が格好の読書タイムだった社会人なりたての頃。

その後転勤して通勤時間が目減りしたことに連動するように、読書量が減っている。

 

とは言え、読書時間確保のために片道2時間近くかけて通っていたあの頃の生活に戻りたいかと問われれば、答えはNoだ。

片道30分程度の通勤に慣れてしまった今の僕にとって、その4倍ほどの時間を掛けて通勤していたかつての生活はとてもじゃないけど耐えられない。

 

今月初めに本を一冊読み終え、次の本を用意しないまま10日ほど経つ。

「今読んでいる本がない」という状態は何とも据わりの悪い思いをするものだ、などと書くと一端の本読みのように聞こえてくるから不思議だ。

実態は本読みを名乗ることすら烏滸がましいくらいの読書量なのに。

 

kindleunlimitedでマンガは毎晩読んでいるんだけどね。

なかなか漫画以外の読書に電子書籍を利用していない。
その辺は初めて電子書籍に触れた感触を記した旧ブログのエントリに書いた頃から印象は変わらない。

eibunkeicinemafreak.blog.fc2.com

 

とはいえ、このエントリを書いた一年後には友人に新幹線の中で勧められ、その場で電子書籍で『本日は、お日柄も良く』を購入して読破したり、

関連:

eibunkeicinemafreak.hateblo.jp

 

今後「20年代を代表するSF巨編」としての評価をほしいままにするであろう大作、『プロジェクト・ヘイル・メアリー』も電子書籍で読破したし

関連:

eibunkeicinemafreak.hateblo.jp

 

自分の中で「漫画以外の書籍は電子書籍では読みづらい」という認識も少しずつ改まってきてはいる。

 

とは言え、直近で読んだ2作品はどちらもフィジカルメディアで読んだ。

『殺りくに至る病』、"HEAT2"。

双方面白かった。


次に読もうと思っていた本をちゃん嫁に貸してしまったので、積ん読の中から別の本を読もうかと思っていたのだけど、電子書籍の積ん読の中から選んで読んでも良いな。

(果たして、購入した電子書籍を読まずにおいておくことを「積ん読」と呼称するのだろうか)

 

とか思ったけど、そう言えば隙間時間で1〜2ページ読む本としてkindleで月曜から読み始めた本があったわ。

 

kindleはこんな感じで連続読書日数を自動カウントしてくれるのね。

あんまり気にしていなかった機能だけど、これならゲーム感覚で読書習慣が無い人も習慣が身に付きそう。

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今週のお題「最近読んでるもの」

 

 

お題全文:

読んでますか!

今週のお題は「最近読んでるもの」です。

読書の秋です! 夜も長くなってきたので、ゆっくり本でも読んで過ごしたいものです。そこで今週は「最近読んでるもの」をテーマに、みなさんのエントリーを募集します。「このエッセイがおもしろい!」「一気読みしてしまったマンガ」「このブログのファンです」「スマホの電源を切ると読書に集中できる」など、あなたの「最近読んでるもの」にまつわることを、はてなブログに書いて投稿してください! ご応募をお待ちしております。

 

前回:

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久しぶりに結婚式に参列した話

先日、友人の結婚式に参列してきた。

幼稚園、小学校、中学校が同じ友人Aの結婚式だった。

 

その友人と仲は良かったが、結婚式に呼んでもらえるほどの関係性だったとは思っていなかったので、お呼びがかかったときは正直驚いた。

 

僕が普段付き合いのある友人とはちょっとグループが違うので、誰が参列客として呼ばれているか想像がつかなかった。

僕の幼馴染み(友人B)は新郎と仲が良く、彼は絶対に呼ばれると思っていたので、夏に帰省した際に話題に出してみた。

やはりBは参加するらしい。

 

僕の他に中学校からは彼一人が参加をするらしいという情報だけを胸に、他に誰が参加するかと探りを入れることをせずに当日会場へ向かった。

 

会場に着くと、僕と幼馴染み、そして同じ中学校の同窓生同士で結婚した僕の妻の他は、中学からの参列者は2人だけだった。

残る2人の内の1人は、中学卒業後の高校生時代に僕も仲良くしていた友人、そしてもう1人は新郎の部活の顧問の先生だった。

 

中学時代の友人として参列した人数が思った以上に少数だったので、そんな中で参列させてもらったというのが非常に嬉しかった。

 

11月初週だというのに当日はかなり気温が高く、スーツの上にコートは不要な気候だった。

とは言え最寄駅から式場までの道中、黄色く色づいた銀杏の葉を目にして季節の移ろいを感じたのだった。

 

幼馴染の友人Bとは家も近かったこともあり、お互いの家を行き来することも多かった。

秋には近くの公園で焼き芋をしたこともあった。

 

今、近所の公園で気軽に焼き芋なんてできるんだろうか。

 

 

今週のお題「芋」

 

 

お題全文:

食欲の秋! モリモリ食べよう

今週のお題は「」です。

秋になるとなぜか食欲が増すという方も多いのでは? 栗やサンマなど秋の味覚はたくさん思いつきますが、すごくお腹が空いたときには食べごたえのあるお芋がいいかも! 今週は「芋」をテーマに、皆さんからのエントリーを募集します。「子どもと一緒に芋掘りをしました」「夫が作る里芋の唐揚げがおいしい」「このファーストフード店のフライドポテトが一番好き!」など、「芋」にまつわることをブログに書いて投稿してください! ご応募をお待ちしております。

 

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一度溢れたミルクは もうコップにゃ帰らねぇ

 

ビーストウォーズの物語を覚えている者は幸せである。心豊かであろうから。
私達はその記憶を記されて、この地上に生まれてきたにも関わらず、思い出すことのできない性を持たされたから。

はい。

 

お題を見てすぐに記事のタイトルにしたセリフを思い出したんだけど、下書きに入れたままずっと投稿しないままでいたので供養。

 

お題を見てこのセリフを思い付いた人は何人いたことだろう。

 

このセリフはビーストウォーズメタルスでダイノボットが発するセリフ。

シリーズ中一番好きなキャラクターがダイノボットなんだよね。

 

今朝「いい加減記事をアップしよう」と思ってこのエントリを書いているけど、そう言えば昨日はこんなニュースが。

https://x.com/increws_kise/status/1721724156478414956?s=46&t=Qb60a_i7VT0-XMwgVey4nQ

そりゃすぐに購入したよね。

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オタク仲間に知らせたら速攻で購入していて笑った。

最高のスタンプですよ。

 

今週のお題「こぼしたもの」

 

 

 

お題全文:

悲劇が起きないように!

今週のお題は「こぼしたもの」です。

覆水盆に返らずといいますが、液体をこぼした瞬間は時間が止まったように感じるものです。止まった時間のことは、ブログに書いておきましょう。今週は「こぼしたもの」をテーマに、みなさんのエントリーを募集します。「パソコンにコーヒーをこぼしてしまった」「子どもが牛乳をこぼさず飲めるようになった!」「料理のゆでこぼすってなに?」など、あなたの「こぼしたもの」にまつわることを、はてなブログに書いて投稿してください! ご応募をお待ちしております。

 

朝ごはん


中学生・高校生・大学生の頃、朝ごはんは絶対にご飯だった。

パンだと昼食までお腹がもたなかったからだ。

 

社会人になった今は、手頃さから毎朝菓子パンを食べている。

 

しかし、最近はコロッケパンのようなボリューミーなものは徐々に受け付けなくなってきて、加齢を感じる今日この頃。

 

そんなわけで、最近再びご飯にしてみた。

朝に白いご飯といえば、僕にとっては納豆ご飯。

 

ちょっと用意に時間がかかるのが玉に瑕だけど、胃もたれはしないし、お腹の持ちは良いしで最高だなと改めて思ったのだった。

 

 

今週のお題「納豆」

 

 

お題全文:

納豆に何いれて食べてる?

今週のお題は「納豆」です。

納豆ってどのくらい混ぜたらいいのでしょうか? 他の人がどうやって納豆を食べているか意外と知らないものです。そこで、今週は「納豆」をテーマにみなさんからのエントリーを募集します。「食べるときには欠かさずネギを入れます!」「キムチやめかぶと混ぜてご飯にかけて食べるのが好き」「普段からひきわり納豆を買います!」など、納豆について、はてなブログに書いて投稿してください! ご応募をお待ちしております!

 

前回:

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「せっかち」の語源に気付いた日


購読しているメールマガジンで以下のような文章に触れた。

「速く進もうと気持ちが競(せ)っていた」

(※フリガナはブログ執筆時にnaw0t0により加筆)

 

この文章を読んで何かお気づきの点はあるだろうか。

 

まず、「せっていた」の字が違う。

「競っていた」ではなく「急っていた」が正当だろう。

 

そもそも、「何かを早く行いたいと気持ちが焦る様」を表す慣用句は「気が急く」なので、「気持ちが急っていた」という表現は慣用句に寄せて「気持ちが」を「気が」に改めた方が良いと考えられる。

そして、「急(せ)・く」は五段活用の動詞であり、連用形は「き/い」に活用する。

 

故に、「速く進もうと気持ちが競(せ)っていた」に赤入れをするなら「速く進もうと気が急(せ)いていた」になる。

 

そんなことを考えながらメルマガを読んでいたところ、上に挙げた文章の直下に「私のせっかちな性分が行動に現れていたようで」という意味合いの文章があった。

 

ここでタイトルに戻るわけだが、僕はこのメールマガジンの文を読んで初めて「せっかち」の語源に気が付いた。

「せっかち」とは、「急く」に傾向を表す「〜(し)がち」が組み合わさった「急きがち」が変化した言葉なのであろう、と。

 

知っている人からすれば「何を今更そんなこと」な話題かも知れないが、言葉の語源に自分で気付くことが出来た時の興奮を真空パックで残したくて、このエントリを書いてみた。

 

多くの人は、わざわざ語源を考えずに言葉を繰っている。

けれど、ひとたびその言葉の成り立ちに思いを馳せると、途端にその言葉が色づいて見えるのだから不思議だ。

 

日本語で別れの言葉を表す「さようなら/さよなら」は「左様ならば」、即ち「そのようであるならば」・「そうならねばならぬのなら」を意味する言葉である……とか、その「さようなら」という言葉を海外の視点から「美しい別れの言葉」と評した人がいるらしい……とか。

言葉一つを根っこにして、自分の思考がブワッと広がっていくこの感じが好きなのだ。

 

だから僕はこれからも何かの拍子にふと立ち止まり、言葉の背景に思いを馳せていくだろう。

 

www.city.shirakawa.fukushima.jp

 

seitar0.exblog.jp

 

seitar0.exblog.jp

 

「さようなら」を礼賛した人物を調べていて見つけた白河市のページと個人のブログ。

アン・モロウ・リンドバーグの本、読んでみようかな。

 

季節の変化を感じる

6月末から7月の頭に、アメリカから父の友人が遊びに来た。

 

アメリカ生まれの彼の父親と、僕の父の故郷が一緒だったこともあり、家族ぐるみで仲良くしている。

 

何度か家族でカリフォルニアの彼の家を訪ねたこともあるし、彼自身も彼の父親も日本に旅行へ来る度に僕の実家に顔を出してくれる。

 

今年は彼の10年振りの来日と言うことで、再開も10年振り。久しぶりに会えるとあって僕も実家に帰省して彼を最寄りの新幹線駅で出迎えた。

 

京都を観光してから神奈川県の僕の実家に遊びに来た彼。

6/30に我が家に来て、翌日は鎌倉に出掛けた。

 

しきりに「日本は暑すぎる」と言っていた。

 

カリフォルニアは気温が高くなることはあっても空気がカラッとしているので、汗をかいてもすぐに乾いてしまう。

真夏でも日陰に入って風を浴びていると涼しさを感じるくらいなので、熱が纏わり付いて離れない日本の夏とは暑さの種類が違う。

 

そりゃ、「日本は暑すぎる」と言うよなと思ったものである。

 

9月末までは暑い日も続いていたが、めっきり冷えてきた今日この頃。

 

かつてかなりお堅い感じだったウチの会社は、昨今服装のカジュアル化を進めている。

夏場はワイシャツにスラックスというのが今までのスタイルつったが、今年は暑すぎてポロシャツスタイルに変えて過ごしてみた。

 

これがワイシャツと比べると大分快適。

「半袖のワイシャツは格好悪い」という価値観で生きて来たので、夏場も長袖Yシャツしか着ないというのが僕の夏の過ごし方だったので、そんなこともポロシャツスタイルによって受ける恩恵の大きさに関係しているかも知れない。

 

冬場もその様な感じでカジュアルに過ごすことも考えたが、冬場はスーツスタイルの方が服装を考えなくてすむから楽なんだよな。

 

というわけで、今週からはスーツスタイルに。

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カジュアル化の関係で別にネクタイを着けていなくてもとやかく言われることは無いものの、スーツスタイルでネクタイが無いのはダサいと感じるのでネクタイも忘れずに。

月・火・水と、いずれも昨シーズンから今日までに新調したネクタイを卸してみた。

 

新しいアイテムを身に纏うのはやっぱり気持ちが良い。

 

もともとネクタイは防寒具だったらしいから、急に寒くなってきた最近の気候に対応するのに適したアイテムだと感じる。

首、手首、足首を冷やさないことが冬場の体調管理のコツ、等と言うことも聞く。

会社の規則がカジュアル化して、ネクタイ着用義務がなくなる会社も増えていると思うけど、防寒具としてのネクタイ、どうですか?

 

今週のお題「急に寒いやん」

今週のお題と言いつつ、数週間前のお題じゃないかというツッコミは甘んじて受け入れます。

夢のような夢の話

普段夢をあまり見ないタイプの人間である。

 

いや、「起床したときに何も記憶がなくても、人は毎晩夢を見ているのだ」という話は知っている。

 

しかし、朝目覚めたときに「あ。今夢を見ていたな」と思うこと自体が稀なんだから仕方がない。

 

ちゃん嫁から「あなた明け方に何か大きな声出してたよ?嫌な夢でも見たの?」等と言われることがある。

しかし、基本的に僕は何も覚えていない。

 

普段何も覚えていないから、今年の初めに「2023年は起床時に覚えていた夢の内容はiPhoneのメモに記録しておこう!」と思い立って記録を始めた。

 

結果、僕の夢の記録は正月休みに書き残した1つで止まっている。

三日坊主で終わってしまった、と捉えるのも正解。でも、「何か夢を見たから枕元のケータイに書き残そう」と思い至ることすら殆どなかったのだ。書き残すほどの記憶が定着した状態で起床することが、全然無いのだ。

「起床→夢を書き残す」という流れか習慣として身に付くことすらなく今日まで来てしまったというのが本当のところ。

 

僕にとって「今朝見た夢を書き残す」ということ自体が夢のようにあり得ない話だったのだ、と気付いた。

 

今週のお題「夢」

 

 

お題全文:

最近よく眠れてますか?

今週のお題は「夢」です。

夢ってどれだけおもしろくても、しばらくすると忘れてしまうもの。忘れないうちに、ブログに書いておきませんか? 今週は「夢」をテーマに、みなさんのエントリーを募集します。「最近みた夢」「よく見る夢」「こんな夢が見たい!」「夢のような日のこと」など、あなたの「夢」にまつわることを、はてなブログに書いて投稿してください! ご応募をお待ちしております。

 

前回:

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日本で“Twitter”が流行った遠因を考える

海外の映画やドラマを観ていて驚くのは、「誕生日に詩をプレゼントした」というようなシーンに多く出くわすこと。

 

日本では詩を送るという習慣はあまり馴染みがない。

それどころか、多少詩的な表現を用いようものなら「ポエマーかよwww」などと一笑に付されるのがオチである。

 

僕が今住んでいる富山県には高岡市という都市がある。

高岡市は万葉集の編纂者の一人として知られる大伴家持(やかもち)が、現在の県知事のような役職として中央から派遣されて来た土地。

「万葉のふるさと」などと称して万葉集ゆかりの地として売り出している。「万葉線」という鉄道も通っている。

 

ちなみに、今まで日本の元号は漢文に由来するのが常だったが、「令和」は過去の歴史で唯一日本由来の元号であり、出展が万葉集にあるというのは有名な話。

「令和」の元となった歌を詠んだのは大伴旅人(たびと)なる歌人であり、この人は大伴家持の父親である。

閑話休題。

 

万葉集を見ても古今和歌集を見ても、いにしえの時代を生きた日本人は、歌に思いを乗せて誰かに伝えるということを当たり前のようにしてきた。

 

万葉の世から千年以上の時を隔てた現代、日本国民が詩的な表現を冷笑交じりにあしらうような民族になろうとは、かつての歌人達には想像も及ぶまい。

 

TwitterことX。

イーロン・マスク氏も言及するほど、日本人のTwitter使用時間は他国のそれを大きく引き離しているらしい。

news.yahoo.co.jp

 

Twitterの何がそんなに日本人の心を掴んだのだろうか。

 

「“1ツイート140字”という投稿可能な文字数に制限のあるプラットフォームが、表意文字である漢字文化圏の日本にマッチしていたから」というのはよく指摘される点であり、僕もそのことに異論はない。

 

しかし、僕は先日、「あ、日本でTwitterが流行った理由ってこれかも」とふと思い浮かんだことがある。

それは“tweet”を「つぶやき」と訳したことが、日本でTwitterが市民権を得た遠因ではないかという仮説だ。

 

tweetの意味を調べてみると以下のような意味が並ぶ。

 

【自動】

  1. 〔鳥が〕さえずる、高い声で鳴く
  2. 〔甲高い声で〕ペチャクチャしゃべる
  3. 〔興奮して〕クスクス笑う
  4. 〔高い震え声で〕話す、歌う
  5. 〔興奮して〕小刻みに震える
  6. 《イ》ツイートする◆通例、Twitter◆【参考】Twitter

【他動】

  1. 〔高い震え声で〕~と言う、〔~を〕話す
  2. 《イ》〔アップデートなどを〕ツイートする◆通例、Twitter◆【参考】Twitter

eow.alc.co.jp

 

見てのとおり、どこにも「つぶやく」という訳はない。

「ツイート」は人間が投稿する短文なので、「小鳥」とセットになっている「さえずる」という訳を当てる選択肢は早期に排されたであろうことは想像に難くない。

 

ここで恐らく「つぶやく」と最後まで選択肢に残ったであろうことが予想される単語として「ささやく」を挙げたい。

 

「ささやく」は「囁く」というその字の作りからして「誰かの耳元に口を近付けて声を発する様」が想起される。

 

いわば「ささやく」が他者の存在を必要とする言葉である一方、「つぶやく」は他者の存在を必ずしも必要とするわけではない、単独で完結する言葉である。

誰かに見られることを必要としない、チラシの裏のラクガキのような下らないことをインターネットの海に放出することもできるし、誰かと議論を深めることも出来る。

ユーザー一人一人が好き勝手にひとりごち、その独り言に対して反応するも良ししないも良し、favするも良し(今やファボという言葉をTLで見掛けることもなくなったが)。

そんな自由さが「つぶやく」からは感じられて、僕はtweetにこの訳を当てた人を凄いなと思うわけである。

 

【参考】

ja.hinative.com

 

 

デパートの スーツ売り場の おじいちゃん

世の中には、買い物をしている際に店員から声をかけられる人とそうでない人がいる。

 

僕はどうか、というと、これが滅茶苦茶声をかけられるタイプの人間だ。

 

ちゃん嫁は付き合い始めの頃に僕と買い物をしていて、「あなたどれだけ買い物中に声をかけられるの?」と笑っていた。

彼女は全く声をかけられないタイプの人間だったので、ギャップの大きさに驚いたのだろう。

 

そんな僕だけど、実は買い物時に声をかけられるのは好きではない。

しかし、イヤフォンをしていようが帽子を目深に被っていようが兎にも角にも声をかけられるので、今では半ば諦めている。

 

ショップ店員は客に声をかけて一点でも多くアイテムを買わせるのが仕事だと言うのは分かっているんだけど、僕は買い物に行くときは「こう言うものが欲しい」とある程度決めてから行くので、助言も別に良いというか……

まぁ、最近はちゃん嫁に服選びの助言を請うようにしているし、ちゃん嫁のセンスを信頼しているので、店員から声をかけていただかなくても別に……と言う感じなのである。

(このエントリを店員さんが読んでいたらごめんなさいね)

 

社会人1年目は、夏のボーナスも冬のボーナスも気が付いたら消えていた。

社会人2年目のボーナスは何か形が残る物を、ということで夏のボーナスでセミオーダースーツを作った。

 

生地を選び、裏地を選び、ボタンを選び、シルエットを選ぶ。

オーダーから数か月後に自分の体型に合った冬用のスーツが出来上がったときの感動は格別で、職場の先輩からも「良いスーツじゃん」と褒められたりして、馬子にも衣装的なものを実感した。

 

以来、ボーナスが出たタイミングで定期的にパターンオーダーでスーツを誂えるようになった。

今年も、近くの百貨店でパターンオーダーのセールを行っていたので春先にスーツをオーダーした。

出来上がりの日を迎えたので、35度を超えるような酷暑の日にスーツを受け取ってきた。

 

9月も末になるというのに暑い日が続く今年。冬用スーツを着るのはまだまだ先の話になるけれど、着るのが楽しみだ。

 

このスーツをオーダーするときに対応してくれたおじいちゃん店員がまた良かった。

生地を選び、その生地に合った裏地やボタンを選んでいく段で、僕はちょっと奇を衒ったようなチョイスをしてみた。

今までの僕のオーダー履歴が所謂スタンダードを極めたようなチョイスだったので、ちょっとした変化が欲しかったのだ。

 

しかし、そのおじいちゃん店員が「こちらの方がお客様に似合うと思いますよ」と提案してくれる選択肢がどれも的確で、スタンダードな中にも遊び心を忘れない、何とも僕好みのチョイスなのだ。

 

配色や着こなしには「正解」とされる組合せがあるので、きっと店員のおじいちゃんは自分のその膨大な過去のアーカイブの中から僕好みの組み合わせを提示してくれたに過ぎないのだろう。

要は僕のような素人よりも「正解」のパターンを熟知しているということだ。

 

しかし、このおじいちゃんは引き出しの多さ云々よりも、顧客である僕が何を求めているかを的確に見抜く眼力こそ優れていたように思う。

 

この日も売り場に入るや否や声をかけられたので、正直「一人で回りたいから声掛けないでよ……」とか思っていたのだけど、あの店員さんがついてくれて良かったと今なら思える。

 

雪に縁のない地域で育った僕。富山の冬は嫌いだけど、涼しくなってくれないと冬用スーツが着られない。

少しは涼しくなってくれても良いんだよ、とお天道さんに向けて念を送るのだった。

 

お題:「あの店員さんがすごい

 

 

 

お題全文:

はてなブログでは、ビックカメラギフトカードを賞品とする特別お題 #あの店員さんがすごい を開催中! お店で買い物したときに出会った素敵な店員さんのエピソードを投稿してください。

お題 #あの店員さんがすごい に投稿
※ このお題に投稿いただいた方に、ビックカメラのアンケートをメールでお願いすることがあります。そのほか詳細をキャンペーンページの応募要項とヘルプの注意事項でご確認の上ご参加ください。
 

僕にとって、ブログってなんだろう

 

「動機の言語化か……あまり好きじゃないしな」

 

 

2020年代におけるブログの意味合いって何でしょうね。

 

ゼロ年代。

ブログ文化華やかなりし頃。

大学への長い長い通学時間をブログを読むことで飽きずに過ごしていた僕にとって、ブログとは暇な時間を「読む」という行為に向かわせる存在だった。

 

2010年代初頭に就活を迎えた僕は、大学主催の就活イベントでサイバーエージェント方と話す機会を得た。

そこで採用担当者が言っていた言葉で記憶に残っているのが、「ブログという文化も、いつまで流行が持続するか分からない」という言葉。

 

言うまでもなくサイバーエージェントといえばアメブロことアメーバブログの運営元。

僕自身はアメブロではなく別のブログサービスでブログを書いていたけど、アメブロといえばブログ文化のど真ん中にいた存在。

「サイバーエージェントの人がブログ文化の終焉を口にするなんて。ブログ文化が潰える訳ないじゃん」と思っていたが、同じくブログ文化の雄として君臨していたYahoo!ブログがサービスを終えて早3年8カ月。

support.yahoo-net.jp

 

ブログの存在意義はSNSに取って代わられた感が強い。

 

日本でSNS文化の黎明期に隆盛を極めたmixiが、メインコンテンツとして「日記」を有していたことも、ブロガーが緩やかにSNSに流れていったことと無関係ではないように思う。

 

そもそも、ブログとは“web+log”=“weblog”の略称が起源の言葉だ。

logを「日誌」と捉えると、文章を書き残すという要素が必要であるように思えるが、日本語化した「ログ(=記録)」と捉えれば、単に写真を撮って投稿するだけでも十分「ログを残す」という要件を満たしているように思える。

 

故にInstagramは広義のweblogだと言うことが出来ると思うし、いわんやTwitter(現“X”)をや、である。

 

……って面倒くせぇなイーロン。Twitterって言わせろイーロン。

このツイートには笑ったぞイーロン。

 

何の話だ。

 

冒頭に書いたとおり、僕にとってブログは電車の移動時間を楽しくしてくれる存在。

そんな訳で、僕自身このエントリを自宅への帰路で書いている。

 

読んで良し、書いて良し。移動という空虚な時間を一つのレジャーにしてくれるのがブログなのかな。

 

誰かの移動時間の暇つぶしにこのブログがなれていたら良いのだけど。

 

特別お題「わたしがブログを書く理由

はてなブログは、「文学フリマ東京37」に出店します! それに合わせ、イベント当日に配布する「はてなブログの文学フリマ」に掲載する記事を募集中です。
テーマは、「わたしがブログを書く理由

また、特別お題「わたしがブログを書く理由」も同時開催。ぜひお題に参加してみてください!

特別お題「わたしがブログを書く理由」に応募
文フリ、特別お題の詳細はこちらの記事をご覧ください。

記事を「はてなブログの文フリ本」に応募したい方は応募フォームの注意事項をお読みの上、ご応募ください。

 

 

前回:

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『イコライザー3』のマッコールさんの腕時計

うちのブログで安定して一番読まれている記事、マッコールさんと同じ時計を買ったという記事なんですよ。

 

eibunkeicinemafreak.hateblo.jp

 

やっぱりマッコールさんの時計って気になるもんね。

さて、来る10/6はイコライザー3作目の公開日。

 

www.youtube.com

www.youtube.com

 

トレイラーを見る限り、今作では過去2作でマッコールさん愛用の品だったSUUNTO CORE ALL BLACKとは別の時計を着用しているらしい。

https://youtu.be/GzIFPDi3XrM より


トレイラーだとベルト部分が不明瞭だけど、以下のモデルのように見える。

 

SUUNTO 9 PEAK PRO ALL BLACK(スント ナイン ピーク プロ オール ブラック)

https://www.suunto.com/ja-jp/Products/sports-watches/suunto-9-peak-pro/suunto-9-peak-pro-all-black/ より

www.suunto.com

 

上にリンクを貼った公式サイトによると、この商品のウリは以下の通りらしい。

 ・高性能プロセッサ

 ・21日間の耐久バッテリー

 ・軍用レベルの耐久性

 ・あらゆる機能が搭載されたスポーツウォッチ

 ・正確なGPS とナビゲーション

 ・フィンランド製(職人による手作り)

 

マッコールさんのハードな運用に耐えうるモデルともなれば軍用レベルの耐久性は納得。

また、「職人による手作り」という点も丁寧な暮らしを送るマッコールさん的には見逃せないポイントだろう。

 

SUUNTO CORE ALL BLACKと比べると多少値が張るけど、これも欲しいな。

 

苦手意識の先に、映画体験の豊かさを

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幼少期から洋画ばかり観る家庭で育った。

邦画は怪獣映画とアニメーション作品くらいしか観てこなかったように思う。

記憶に残っている限り、この二つのジャンル以外で映画館で観た最も古い邦画は何だっただろうかと思い返してみたけれど、14歳の頃に見た『クイール』(2004年)よりも前の記憶がない。

 

その次に観た記憶がある邦画は、友人に誘われて観に行った『陰日向に咲く』。2008年、当時18歳。

これがね……

どちらも全然僕の趣味に合わなくてね……

自分の中で「邦画って苦手だわ」という印象が強く根付いてしまった。

 

それ以前も邦画には全然慣れ親しんでなかったわけだけど、『陰日向に咲く』以来一層距離が開いて、邦画というものを全くと言って良いほど観ない生活が暫く続いた。

 

普段地上波ドラマを観ない当時実家暮らしの僕が、珍しく父親と観てハマっていた“SP”の劇場版は例外的に2010年・2011年と続けて観に行ったけど。

 

2010年くらいから行き始めた「午前十時の映画祭」でも、邦画は避けがちだった。

リアルタイムで触れた作品で僕の邦画への苦手意識を払拭してくれたのは『ちはやふる』(2016年)で間違いないんだけど、その前に午前十時の映画祭で観た黒沢作品に「邦画も面白いじゃん!」と思わせてもらえていたのも大きいと思う。

ベタ中のベタだけど、『七人の侍』の面白さには衝撃を受けた。

 

映画を観る本数もそれなりの数になり、自分に合う映画とそうで無い映画を見分ける術も多少は身に付いてきた。

 

「映画は出演者よりも監督や脚本家で選んだ方が良い」という当たり前のことを、映画にのめり込む前には知らなかった。

 

邦画だからと毛嫌いせずに映画を選んでみると良い出会いもある。

苦手意識の先に、新たな地平を見つけたのだった。

 

 

今週のお題「苦手だったもの」

 

お題全文:

あんなに苦手だったのに、気がつくと克服していた

今週のお題は「苦手だったもの」です。

昔は苦手だったのに、今では好きなものや克服したことってありませんか? 今週は「苦手だったもの」をテーマにみなさんからのエントリーを募集します。「子どもの頃は苦手だったナスをおいしく食べられるようになった」「人前で話すことが苦ではなくなった」「小学生のときは作文が好きではなかったけれど、今ではブログが続いてる!」など、あなたの苦手だったものやそれを克服したきっかけについて、はてなブログに書いて投稿してください! ご応募をお待ちしております!

 

 

追伸:このエントリを投稿した直後にtwitterをみてみたら「ムカついた邦画」というハッシュタグがバズっていた。

奇妙な偶然だ。

https://twitter.com/search?q=%23ムカついた邦画&src=trend_click&vertical=trends

 

関連お題:変わった

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前回:

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スタジオジブリ最新作『君たちはどう生きるか』インタビューを求めて彷徨った先に、文房具沼があった

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『君たちはどう生きるか』のインタビューが載っているという雑誌”SWITCH”を求めて書店に行った。


富山は他の都道府県よりも本の発売日が遅い。
SNSで話題になった本を求めて書店に行くと「明日/明後日の発売です」と言われることになるので、必ず店内の端末で本を検索してから買うようにしている。

 

昨日も端末で検索をかけてみたところ店内に在庫があるとのこと。
しかし、該当の売り場をどれだけ探しても見当たらない。

夫婦で探しても見つからなかったので、たまらず店員に尋ねてみた。


すると、「端末には発売中と情報が出てしまっているが、バーコードの不具合により現在販売ができていない」とのこと。

 

(帰宅後SWITCHのTwitterアカウントを調べてみたら、なるほど確かに)

 

取り置きは可能と店員に言われたので、名前と電話番号を書き残して、販売可能になったタイミングで連絡をもらうことにした。

 

その際、店員から手渡されたペンを見て僕は驚いた。そのペンがLAMY 2000の4色ボールペンだったからだ。

 

対応してくれたのは大学生くらいの青年。
そんな彼の私物なのかと思っていたが、研修中の身なのか取り置き対応を先輩店員にスイッチして、他の客の会計対応にいってしまった。僕の手にはボールペンが握られたままだ。


「こんな場所でこんな品に出会った」という驚きと、「こんな値の張るボールペンを放置していっちゃって大丈夫?」という驚きをダブルで食らった形。

 

以前もこの書店でペンを借りて予約や取り置きをお願いしたことはあるけれど、その際はJETSTREAMやブレンと言った一般的なペンだったはずなので、お店の支給品ではないと思うんだけどなぁ。
なかなか良い趣味を持った書店員がいるものだと思い、この書店をもっと好きになったのだった。

 

僕自身「いつか買おう」と思ったまま10年くらい購入できていないのがこのLAMY2000というペンなので、たまに行く書店にこのペンを持った店員がいるなんて驚きだ。

 

LAMY2000は1966年という半世紀以上前に生み出されたとは信じられないくらい美しいデザインをしたペンだ。

LAMY 2000 4色ボールペンlamy.jp


その上、4色ボールペンの他に、揃いのデザインで万年筆、ボールペン、ローラーボール(いわゆる水生ボールペン)、ペンシル(いわゆるシャーペン)が展開されているというのも所有する喜びを高めてくれる。

 

僕はこのペンをrethinkstoreのリムペンスリーブで持ち歩くのが最も格好いいと思っている。

リンク先のリムペンスリーブの商品ページを見て欲しい。

Lim Pen Sleeve Nebbiarethinkstore.jp

 

3つのクリップ部が顔を揃えてこちらを向いている美しい様は壮観だ。

LAMY2000はバウハウス思想が結実したようなプロダクトであるだけに、リムペンスリーブの「要求される機能が必然的にプロダクトの形を導き出した」という佇まいと堪らなくマッチするのだと思うし、rethinkstoreの側もそういったフィロソフィーの共通性を感じるからこそ商品紹介写真に他ならぬこのペンを選んだのだと思う。


このペンケースの存在を知った記事を見返してみたところ、当時のリムペンスリーブの価格は税込み9,975円らしい。

今は15,180円なので、1.5倍に値上がりしている。

うーん……世知辛い……

allabout.co.jp

 

LAMY2000も、僕が文房具に興味を持った頃は10,000円の税別だったはずなので、公式サイトを覗いてみて13,200円(税抜12,000円)という価格表示に慄いている。

こちらも1.2倍の値上げである。

 

 

スタジオジブリ最新作に関連したインタビューの載った雑誌を求めて書店に行ったら、大好きな文房具に脳をハックされた。

予期せぬ出会いと刺激があるから、リアル店舗は楽しい。

 

なお、今朝早速「注文の品が入荷されました」というショートメッセージが届いた。

対応が早くて助かる。

 

書店員の反応は「在庫はあるけどバーコードの不具合で売り場に出せない」というニュアンスだったが、ショートメッセージでの連絡は定型文なのだろう。

お題:「これって私の地元だけですか」

今週のお題「これって私の地元だけですか」

 

僕の地元は神奈川県は小田原市。

小田原の名物といえばかまぼこ。

地元の名店「鈴廣かまぼこ」が箱根駅伝第四区のランナーが山登りの第五区のランナーに襷リレーする際の場所になっていたので、「小田原といえばかまぼこ」というイメージを持っている人も多いのではないだろうか。

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で、何が「私の地元だけ?」かと言うと、小田原市民は各家庭に「推しのかまぼこ屋」があるんすよ。

 

中学・高校の同級生に聞いても、地元生活が長い家庭ほど「我が家のかまぼこといえばあのお店」と言うのが決まっている。

 

で、僕の家庭の「推し」だったかまぼこ屋がコロナ禍で倒産の憂き目にあったと知り、富山の地で悲嘆に暮れていた2020年。

まさか「丸う」かまぼこの名前を全国ニュースで見るなんて……

maonline.jp

 

で、このエントリを書くにあたって調べてみたら、1年後に復活している?

www.asahi.com

 

と思ったら、今年に入って今度は営業を休止しているっぽい。

www.atpress.ne.jp

 

ここの蒲鉾は歯応えがあって美味しいのよ。

母がスーパーで買ってきたかまぼこを食卓に出した際、当時小学生の僕は「母さん、今日のかまぼこ美味しくない」と言った記憶がある。

それくらい生活にかまぼこが密着している地域なんすよ、小田原。

 

他の小田原名物は梅干しと、最近は小田原〜鎌倉あたりまで「湘南ゴールド」を推しているみたい。

興味のある方、ご賞味あれ。

 

 

お題全文:

"北辰テスト"があるのは埼玉だけと知ったときの衝撃たるや

今週のお題は「これって私の地元だけですか」です。

お盆休みに帰省した人も多いのではないでしょうか。地元のことって、住んでいるときはわからないけれど、離れてから全国的ではなかったんだと気づくこともありますよね。ということで今週は「これって私の地元だけですか」をテーマに、皆さんからのエントリーを募集します。「これって方言だったの?」「よく行くスーパーが全国展開されていなかった」「冠婚葬祭で『うどん』を食べるのって私の地元だけ……?」など、あなたの「これって私の地元だけですか」に関することを、はてなブログに書いて投稿してください! ご応募をお待ちしております。

 

前回:

eibunkeicinemafreak.hateblo.jp

アニメーション美術監督・山本二三氏逝去

悲しい知らせが届いた。

 

現在公開中の『君たちはどう生きるか』にも関わっている美術監督、山本二三さんが逝去されたとのこと。

www.asahi.com

 

山本二三さんといえば、男鹿(おが)和夫さんと共にスタジオジブリの美しい背景美術を手掛けてきた方。『君たちはどう生きるか』のエンドロールでは背景美術担当の一番最初に名前が載っていた。

 

僕はスタジオジブリ作品の大ファン。

現在住んでいる富山県で昨年「山本二三展」が開催された際に足を運び、その素晴らしい背景美術の数々を浴びるように味わって来て日も浅いだけに、今回の訃報を聞いて悲しんだ。

 

調べてみたところ現在静岡県浜松市で「新・山本二三展」が9/10まで開催されているとのこと。

www.city.hamamatsu.shizuoka.jp

 

終了まであまり日がないものの、スタジオジブリの魂とも言える美しい自然描写の数々を描いてきたレジェンドの仕事を体感できるまたとないチャンスであるため、お時間のある方は足を運んでいただけると宜しいかと。

郷里の長崎県五島市には江戸時代の武家屋敷を改修して作られた「山本二三美術館」がある。

www.goto-yamamoto-nizo-museum.com

浜松市の「新・山本二三展」に間に合わない方は、こちらに行ってみるのも一つ。